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JP5706963B2 - トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

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JP5706963B2 JP2013517914A JP2013517914A JP5706963B2 JP 5706963 B2 JP5706963 B2 JP 5706963B2 JP 2013517914 A JP2013517914 A JP 2013517914A JP 2013517914 A JP2013517914 A JP 2013517914A JP 5706963 B2 JP5706963 B2 JP 5706963B2
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Description

本発明は、トレッド用ゴム組成物、及びそれを用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤに関する。
地球環境を保護するために、自動車の低燃費化が進められている。このため、自動車用タイヤについても、転がり抵抗の小さいタイヤが望まれている。
タイヤの転がり抵抗は、走行時の繰り返し変形に伴うエネルギー損失に大きく起因している。転がり抵抗を軽減する方法として、例えば、転がり抵抗における寄与率がタイヤ部材の中で最も高いトレッド部のゴムを2層とし、内側(ベーストレッド)にエネルギー損失の小さいゴム組成物を、外側(キャップトレッド)に耐摩耗性に優れるゴム組成物を夫々配した構造等が提案されている。
一般にキャップトレッドゴムのエネルギー損失を小さくすると、グリップ性能が低下したり、耐摩耗性やチップカット性も悪化するという問題が生じ、更にシリカ用変性ポリマーを使用してエネルギー損失を低下させた場合には、その配合量が多いときに加工性も悪化してしまう。また、補強剤を減量してエネルギー損失を低下させると、ゴム剛性が低くなり、操縦安定性(ハンドリング性能)が悪化する傾向がある。このように、キャップトレッドゴムにおいて、操縦安定性、耐摩耗性及び低燃費性をバランス良く改善することは困難であり、更にウェットグリップ性能や加工性もバランス良く得ることも難しい。
例えば、特許文献1には、低燃費性などの性能を改善した変性スチレンブタジエンゴム、シリカなどを含むゴム組成物が開示されているが、前述の性能をバランス良く改善するという点については、未だ改善の余地を残している。
特開2010−111753号公報
本発明は、前記課題を解決し、操縦安定性、耐摩耗性及び低燃費性をバランス良く改善でき、加えてウェットグリップ性能や加工性もバランスよく改善できるトレッド用ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、末端変性溶液重合スチレンブタジエンゴム、希土類元素系触媒を用いて合成されたブタジエンゴム及び補強剤を含有するトレッド用ゴム組成物に関する。
上記ゴム組成物は、ゴム成分100質量%中、上記末端変性溶液重合スチレンブタジエンゴムを10〜70質量%、上記希土類元素系触媒を用いて合成されたブタジエンゴムを5〜30質量%含むことが好ましい。また、上記補強剤は、上記ゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを3〜20質量部、シリカを30〜100質量部含むことが好ましい。
上記ゴム組成物は、上記ゴム成分100質量%中、スチレン含量20質量%以上、重量平均分子量(Mw)80万以上、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)0.9〜2.5のスチレンブタジエンゴムを10〜40質量%含むことが好ましい。
また、上記ゴム成分100質量部に対して、α−メチルスチレン及び/又はスチレンを重合して得られる芳香族ビニル重合体を1〜8質量部含むことが好ましい。
上記ゴム組成物は、上記補強剤の含有量及びアセトン抽出量が下記式を満たすことが好ましい。
3.0≦(補強剤の含有量/アセトン抽出量)≦10.0
本発明はまた、上記ゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、末端変性溶液重合スチレンブタジエンゴム、希土類元素系触媒を用いて合成されたブタジエンゴム及び補強剤を含有するトレッド用ゴム組成物であるので、操縦安定性、耐摩耗性及び低燃費性をバランス良く改善できる。また、高スチレン含量でかつ特定の重量平均分子量を持つスチレンブタジエンゴムを配合することでウェットグリップ性能もバランス良く改善でき、特定の芳香族ビニル重合体を更に配合することで加工性もバランス良く改善できる。従って、これらの性能バランスに優れた空気入りタイヤを提供できる。
本発明のトレッド用ゴム組成物は、末端変性溶液重合スチレンブタジエンゴム(以下、変性SBRともいう)、希土類元素系触媒を用いて合成されたブタジエンゴム(以下、希土類系BRともいう)及び補強剤を含有する。
変性SBRと希土類系BRに補強剤を併用することで、操縦安定性(ハンドリング性能)、耐摩耗性、低燃費性の性能バランスを改善でき、かつこれらの性能バランスは相乗的に改善される。また、高スチレン含量で特定のMwを持つSBRを更に配合することで、低燃費性を悪化させることなく、ウェットグリップ性能を向上でき、操縦安定性、耐摩耗性、低燃費性に加えてウェットグリップ性能もバランス良く改善できる。その一方、混練加工性の悪化という懸念があるが、特定の芳香族ビニル重合体を更に配合することで、良好な混練加工性が得られるとともに、ウェットグリップ性能を更に改善することも可能となる。よって、前述のすべての性能をバランス良く改善できる。
また、変性SBR、希土類系BR、補強剤、オイルなどを含む配合において、カーボンブラック、シリカなどの補強剤の含有量と、オイル分などのアセトン抽出量の比率を所定の範囲内に調整することで、前述の性能バランスを顕著に改善できる。
変性SBRは、溶液重合で得られたSBRの活性末端(重合末端)に変性剤を反応させて調製でき、該変性剤がシリカに対する相互作用を有している。変性SBRとしては、例えば、特開2010−111753号公報に記載されている下記式(1)で表される化合物で変性されたものを好適に使用できる。
Figure 0005706963
(式中、R、R及びRは、同一若しくは異なって、アルキル基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜8、より好ましくは炭素数1〜6、更に好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基)、シリルオキシ基、アセタール基、カルボキシル基(−COOH)、メルカプト基(−SH)又はこれらの誘導体を表す。R及びRは、同一若しくは異なって、水素原子又はアルキル基(好ましくは炭素数1〜4のアルキル基)を表す。nは整数(好ましくは1〜5、より好ましくは2〜4、更に好ましくは3)を表す。)
、R及びRとしては、アルコキシ基が望ましく、R及びRとしては、アルキル基が望ましい。これにより、操縦安定性(ハンドリング性能)、耐摩耗性、低燃費性、ウェットグリップ性能、加工性をバランスよく改善できる。
上記式(1)で表される化合物の具体例としては、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、2−ジメチルアミノエチルトリメトキシシラン、3−ジエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、3−ジメチルアミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記式(1)で表される化合物(変性剤)によるスチレンブタジエンゴムの変性方法としては、特公平6−53768号公報、特公平6−57767号公報、特表2003−514078号公報などに記載されている方法など、従来公知の手法を使用できる。例えば、スチレンブタジエンゴムと変性剤とを接触させることで変性でき、具体的には、アニオン重合によるスチレンブタジエンゴムの調製後、該ゴム溶液中に変性剤を所定量添加し、スチレンブタジエンゴムの重合末端(活性末端)と変性剤とを反応させる方法などが挙げられる。
変性SBRの結合スチレン量は、グリップ性能向上という点から、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上である。一方、耐摩耗性向上という点から、好ましくは45質量%以下、より好ましくは40質量%以下である。
なお、本発明において、SBRのスチレン量は、H−NMR測定により算出される。
ゴム成分100質量%中の変性SBRの含有量は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは40質量%以上である。10質量%未満であると、低燃費性を充分に向上できないおそれがある。該変性SBRの含有量は、好ましくは70質量%以下、より好ましくは65質量%以下である。70質量%を超えると、他のゴム成分の割合が少なくなり、前述の性能バランスを充分に改善できないおそれがある。
希土類系BRはタイヤ工業の汎用品を使用できる。希土類系BRの合成(重合)に使用する希土類元素系触媒は公知のものを使用でき、例えば、ランタン系列希土類元素化合物、有機アルミニウム化合物、アルミノキサン、ハロゲン含有化合物、必要に応じてルイス塩基を含む触媒が挙げられる。なかでも、高シス含量、低ビニル含量のBRが得られるという点から、ランタン系列希土類元素化合物としてネオジム(Nd)含有化合物を用いたNd系触媒が好ましい。
ランタン系列希土類元素化合物としては、原子番号57〜71の希土類金属のハロゲン化物、カルボン酸塩、アルコラート、チオアルコラート、アミド等が挙げられる。なかでも、前述のとおり、Nd系触媒の使用が高シス含量、低ビニル含量のBRが得られる点で好ましい。
有機アルミニウム化合物としては、AlR(式中、R、R、Rは、同一若しくは異なって、水素又は炭素数1〜8の炭化水素基を表す。)で表されるものを使用できる。アルミノキサンとしては、鎖状アルミノキサン、環状アルミノキサンが挙げられる。ハロゲン含有化合物としては、AlX 3−k(式中、Xはハロゲン、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリール基又はアラルキル基、kは1、1.5、2又は3を表す。)で表されるハロゲン化アルミニウム;MeSrCl、MeSrCl、MeSrHCl、MeSrClなどのストロンチウムハライド;四塩化ケイ素、四塩化錫、四塩化チタン等の金属ハロゲン化物が挙げられる。ルイス塩基は、ランタン系列希土類元素化合物を錯体化するのに用いられ、アセチルアセトン、ケトン、アルコール等が好適に用いられる。
希土類元素系触媒は、ブタジエンの重合の際に、有機溶媒(n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、トルエン、キシレン、ベンゼン等)に溶解した状態で用いても、シリカ、マグネシア、塩化マグネシウム等の適当な担体上に担持させて用いてもよい。重合条件としては、溶液重合又は塊状重合のいずれでもよく、好ましい重合温度は−30〜150℃であり、重合圧力は他の条件に依存して任意に選択してもよい。
希土類系BRのムーニー粘度ML1+4(100℃)は、好ましくは35以上、より好ましくは40以上である。35未満であると、未加硫ゴム組成物の粘度が低く、加硫後に適正な厚みを確保できないおそれがある。該ムーニー粘度は、好ましくは55以下、より好ましくは50以下である。55を超えると、未加硫ゴム組成物が硬くなりすぎて、スムーズなエッジで押し出すことが困難になるおそれがある。
なお、ムーニー粘度は、ISO289、JIS K6300に準じて測定される。
希土類系BRの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)は、好ましくは1.2以上、より好ましくは1.5以上である。1.2未満であると、加工性が悪化する傾向がある。該Mw/Mnは、好ましくは5以下、より好ましくは4以下である。5を超えると、低燃費性の改善効果が少なくなる傾向がある。
希土類系BRのMwは、好ましくは30万以上、より好ましくは48万以上であり、好ましくは100万以下、より好ましくは80万以下である。また、希土類系BRのMnは、好ましくは10万以上、より好ましくは15万以上であり、好ましくは60万以下、より好ましくは40万以下である。MwやMnが下限未満であると、低燃費性、耐摩耗性、操縦安定性、ウェットグリップ性能が悪化する傾向がある。上限を超えると、加工性が悪化する傾向がある。
なお、本明細書において、Mw、Mnは、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)(東ソー(株)製GPC−8000シリーズ、検出器:示差屈折計、カラム:東ソー(株)製のTSKGEL SUPERMALTPORE HZ−M)による測定値を基に標準ポリスチレン換算により求めたものである。
希土類系BRのシス含量は、好ましくは90質量%以上、より好ましくは93質量%以上、更に好ましくは95質量%以上である。90質量%未満であると、低燃費性を充分に改善できないおそれがある。
上記希土類系BRのビニル含量は、好ましくは0.9質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下である。0.9質量%を超えると、低燃費性、耐摩耗性、操縦安定性、ウェットグリップ性能が悪化する傾向がある。
なお、本発明において、ビニル含量(1,2−結合ブタジエン単位量)及びシス含量(シス−1,4−結合ブタジエン単位量)は、赤外吸収スペクトル分析法によって測定できる。
ゴム成分100質量%中の希土類系BRの含有量は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上である。5質量%未満であると、低燃費性を充分に向上できないおそれがある。該希土類系BRの含有量は、好ましくは30質量%以下、より好ましくは27質量%以下である。30質量%を超えると、他のゴム成分の割合が少なくなり、前述の性能バランスを充分に改善できないおそれがある。
本発明では、スチレン含量20質量%以上、重量平均分子量(Mw)80万以上、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)0.9〜2.5のスチレンブタジエンゴム(以下、ハイスチレンSBR(リニア高分子タイプ)ともいう)を更に含むことが好ましい。これにより、低燃費性を悪化させることなく、ウェットグリップ性能を高め、前述の性能バランスを大きく改善できる。
前述の性能バランスを効果的に改善できる点から、上記ハイスチレンSBRのスチレン含量の下限は、好ましくは25質量%以上、より好ましくは30質量%以上であり、上限は、好ましくは45質量%以下、より好ましくは40質量%以下である。
上記ハイスチレンSBRのMwは、好ましくは90万以上、より好ましくは100万以上である。80万未満であると、低燃費性、耐摩耗性、操縦安定性、ウェットグリップ性能が悪化する傾向がある。また、該Mwは、好ましくは250万以下、より好ましくは230万以下、更に好ましくは200万以下である。250万を超えると、加工性が悪化する傾向がある。
上記ハイスチレンSBRのMw/Mnは、好ましくは0.9〜2.0、より好ましくは1.0〜1.5である。これにより、良好な低燃費性、耐摩耗性、操縦安定性、ウェットグリップ性能が得られる。
上記ハイスチレンSBRのビニル含量は、好ましくは25質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは17質量%以下である。25質量%を超えると、低燃費性、耐摩耗性が悪化する傾向がある。該ビニル含量の下限は特に限定されないが、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上である。
本発明では、他のジエン系ゴムを配合してもよい。他のジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、エポキシ化天然ゴム(ENR)、イソプレンゴム(IR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリルニトリル(NBR)などが挙げられる。また、他のスチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴムも使用できる。
本発明のゴム組成物が含有する補強剤としては、タイヤ工業において汎用されている補強用充填剤を使用することができ、カーボンブラック及びシリカを併用することが好ましい。
カーボンブラック、シリカとしては特に限定されず、一般的なものを使用できる。また、シリカを使用する場合は、シリカの分散を促進するため、公知のシランカップリング剤と併用することが好ましい。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは70m/g以上、より好ましくは90m/g以上である。70m/g未満では、充分な補強性が得られないおそれがある。カーボンブラックの窒素吸着比表面積は、好ましくは140m/g以下、より好ましくは120m/g以下である。140m/gを超えると、低燃費性が悪化する傾向がある。
なお、カーボンブラックの窒素吸着比表面積は、JIS K 6217−2:2001に準拠して測定される値である。
カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは3質量部以上、より好ましくは4質量部以上である。3質量部未満であると、充分な補強性が得られないおそれがある。該含有量は、好ましくは20質量部以下、より好ましくは15質量部以下、更に好ましくは10質量部以下である。20質量部を超えると、低燃費性が悪化する傾向がある。
シリカの窒素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは100m/g以上、より好ましくは150m/g以上である。100m/g未満では、充分な補強性が得られないおそれがある。シリカの窒素吸着比表面積は、好ましくは220m/g以下、より好ましくは190m/g以下である。220m/gを超えると、低燃費性が悪化する傾向がある。
シリカの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは30質量部以上、より好ましくは50質量部以上である。30質量部未満であると、充分な補強性が得られないおそれがある。該含有量は、好ましくは100質量部以下、より好ましくは90質量部以下である。100質量部を超えると、低燃費性が悪化する傾向がある。
シリカ及びカーボンブラックを併用する場合、これらの合計100質量%中のシリカの含有率は、好ましくは60質量%以上、より好ましくは75質量%以上、更に好ましくは85質量%以上である。60質量%未満であると、前述の性能をバランス良く改善できないおそれがある。また、該シリカ含有率は、好ましくは98質量%以下である。
本発明では、α−メチルスチレン及び/又はスチレンを重合して得られる芳香族ビニル重合体を更に配合することが望ましい。ハイスチレンSBRに加えて該芳香族ビニル重合体を配合すると、ウェットグリップ性能を改善できるだけでなく、混練加工性も改善できる。
上記芳香族ビニル重合体では、芳香族ビニル単量体(単位)として、スチレン、α−メチルスチレンが使用され、それぞれの単量体の単独重合体、両単量体の共重合体のいずれでもよい。上記芳香族ビニル重合体としては、経済的で、加工しやすく、ウェットグリップ性能に優れていることから、α−メチルスチレンの単独重合体又はα−メチルスチレンとスチレンとの共重合体が好ましい。
上記芳香族ビニル重合体の軟化点(Softening Point)は、好ましくは100℃以下、より好ましくは92℃以下、更に好ましくは88℃以下である。100℃を超えると、耐摩耗性、低温時のグリップ性能、混練加工性が悪化する傾向がある。また、該軟化点は、好ましくは30℃以上、より好ましくは60℃以上、更に好ましくは70℃以上である。30℃未満であると、ウェットグリップ性能、混練加工性が悪化する傾向がある。
なお、本明細書において、軟化点とは、JIS K 6220に規定される軟化点を環球式軟化点測定装置で測定し、球が降下した温度である。
上記芳香族ビニル重合体の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは500以上、より好ましくは800以上である。500未満では、転がり抵抗特性、ウェットグリップ性能、混練加工性の充分な改善効果が得られにくい傾向がある。また、上記芳香族ビニル重合体の重量平均分子量は、好ましくは3000以下、より好ましくは2000以下である。3000を超えると、耐摩耗性が悪化し、また、混練加工性の充分な改善効果が得られない傾向がある。
上記芳香族ビニル重合体の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは2質量部以上である。1質量部未満であると、ウェットグリップ性能、混練加工性の充分な改善効果が得られにくい傾向がある。また、該芳香族ビニル重合体の含有量は、好ましくは8質量部以下、より好ましくは7質量部以下である。8質量部を超えると、転がり抵抗特性、操縦安定性及び耐摩耗性が悪化する傾向がある。
本発明のゴム組成物には、前記成分以外にも、ゴム組成物の製造に一般に使用される配合剤、例えば、酸化亜鉛、ステアリン酸、老化防止剤、オイルなどの軟化剤、ワックス、硫黄、加硫促進剤などを適宜配合することができる。
本発明のゴム組成物は、一般的な方法で製造される。すなわち、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどで前記各成分を混練りし、その後加硫する方法等により製造できる。
このようにして得られた本発明のゴム組成物は、アセトン抽出量が、好ましくは20質量%以下、より好ましくは17質量%以下である。20質量%を超えると、剛性が低下し、操縦安定性が悪化する傾向がある。アセトン抽出量は、好ましくは2質量%以上、より好ましくは4質量%以上である。2質量%未満であると、ゴムが硬くなり過ぎて、耐摩耗性などが悪化する傾向がある。
なお、アセトン抽出量は、後述する実施例に記載の方法で測定できる。
本発明のゴム組成物は、上記補強剤の含有量(質量%)及び上記アセトン抽出量(質量%)が「3.0≦(補強剤の含有量/アセトン抽出量)≦10.0」で表される式を満たすことが好ましい。これにより、前述の性能をバランス良く改善できる。上記式の下限は、好ましくは3.5以上、より好ましくは4.0以上であり、上限は、好ましくは9.0以下、より好ましくは8.5以下である。
本発明のゴム組成物はトレッドに使用され、例えば、キャップトレッド及びベーストレッドからなるキャップトレッドに好適に適用できる。キャップトレッド及びベーストレッドからなるトレッドは公知の方法で作製でき、例えば、シート状にしたゴム組成物を所定の形状に張り合わせる方法や、2本以上の押出し機にゴム組成物を装入して押出し機のヘッド出口で2層に形成する方法などが挙げられる。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわち、必要に応じて各種添加剤を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッドの形状に合わせて押し出し加工し、タイヤ成型機上にて通常の方法にて成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧して空気入りタイヤを製造できる。
本発明の空気入りタイヤは、乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤとして好適に用いられる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例で用いた各種薬品について説明する。
変性SBR1(HPR355):JSR(株)製のHPR355(変性S−SBR(アルコキシシランでカップリングし末端に導入、R、R及びR=−OCH、R及びR=H、n=3)、スチレン含量:28質量%、ビニル含量56質量%)
変性SBR2:住友化学(株)製の変性スチレンブタジエンゴム(ビニル含量57質量%、スチレン含量25質量%、R、R及びR=−OCH、R及びR=−CHCH、n=3)
変性SBR3:住友化学(株)製の変性スチレンブタジエンゴム(ビニル含量57質量%、スチレン含量25質量%、R、R及びR=−OC、R及びR=−CHCH、n=3)
非変性SBR(T3830):旭化成(株)製のT3830(スチレン含量:33質量%、ビニル含量:34質量%、Mw:95万、Mn37万、Mw/Mn:2.6)
非変性SBR(SLR6430):ダウ社製のSLR6430(リニア高分子タイプのハイスチレンSBR、スチレン含量:40質量%、ビニル含量:14質量%、Mw:200万、Mn:190万、Mw/Mn:1.05)
BR:宇部興産(株)製BR150B
Nd系BR1:ランクセス社製のBUNA−CB24(Nd系触媒を用いて合成したBR、シス含量:96質量%、ビニル含量:0.7質量%、ML1+4(100℃):45、Mw/Mn:2.69、Mw:50万、Mn:18.6万)
Nd系BR2:JSR(株)製のBR730(Nd系触媒を用いて合成したBR、シス含量:96.6質量%、ビニル含量:0.8質量%、ML1+4(100℃):51、Mw/Mn:1.9、Mw:57.7万、Mn:30.7万)
カーボンブラック:三菱化学(株)製のダイアブラックI(N220、NSA:114m/g)
シリカ:エボニックデグッサ社製のウルトラシルVN3(平均一次粒子径:15nm、NSA:175m/g)
シランカップリング剤:エボニックデグッサ社製のSi266
芳香族ビニル重合体:Arizona chemical社製のSYLVARES SA85(α−メチルスチレンとスチレンとの共重合体、軟化点:85℃、Mw:1000)
アロマオイル:JX日鉱日石エネルギー(株)のプロセスX−140
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックN
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸「椿」
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:軽井沢硫黄(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤NS:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
加硫促進剤M:大内新興化学工業(株)製のノクセラーM(2−メルカプトベンゾチアゾール)
加硫促進剤DPG:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(N,N’−ジフェニルグアニジン)
(実施例及び比較例)
表1〜5に示す配合処方にしたがい、(株)神戸製鋼製1.7Lバンバリーミキサーを用いて、硫黄及び加硫促進剤以外の薬品を混練りした。次に、オープンロールを用いて、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加して練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を150℃で30分間、2mm厚の金型でプレス加硫し、加硫ゴム組成物(加硫ゴムシート)を得た。
また、得られた未加硫ゴム組成物をタイヤ成型機上でキャップトレッド形状に成形し、他のタイヤ部材と貼り合わせ、150℃で30分間加硫することにより、試験用タイヤ(タイヤサイズ:195/65R15)を製造した。
得られた加硫ゴム組成物及び試験用タイヤを下記により評価した。結果を表1〜5に示す。
(アセトン抽出量)
JIS K 6229に準拠したアセトン抽出量の測定方法にしたがい、上記加硫ゴム組成物中に含まれるアセトンにより抽出される物質の量を測定し、質量%で表した。該アセトン抽出量は、上記加硫ゴム組成物に含有されるオイル、ワックスなどの有機低分子化合物の濃度の指標となるものである。なお、JIS K6229(1998年)には、A法とB法の2法が規定されているが、本願ではA法を採用する。
(Hs)
上記加硫ゴムシートの硬度(Hs)をJIS K6253に準拠した方法で測定した。測定温度は30℃とした。
(粘弾性試験)
(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータを用いて、周波数10Hz、初期歪み10%及び動歪2%の条件下で、70℃における上記加硫ゴムシートの損失正接tanδと複素粘弾性Eを測定し、比較例1のtanδ指数を100、E指数を100とし、下記計算式により、各配合のtanδ、Eを指数表示した。なお、tanδ指数が小さいほど発熱が小さく、低燃費性に優れることを示し、E指数が大きいほどEが高く、ゴムが硬いことを示す。
(tanδ指数)=(各配合のtanδ)/(比較例1のtanδ)×100
(E指数)=(各配合のE)/(比較例1のE)×100
(操縦安定性(ドライハンドリング性能))
上記試験用タイヤを装着した車両を走行させ、テストドライバーの官能評価によりハンドルを切った際の応答性を評価した。評価は以下の基準で行った。
◎:ハンドルを切った際の車の応答が非常に早い。
○:ハンドルを切った際の車の応答が早い。
△:ハンドルを切った際の車の応答がやや遅い。
×:ハンドルを切った際の車の応答が遅い。
(耐摩耗性)
試験用タイヤを車両に装着し、走行距離30000km前後のトレッドの溝探さの変化を測定した。溝深さが1mm減るときの走行距離を算出し、下記式により指数表示した。数値が大きいほど、耐摩耗性に優れることを示す。
(耐摩耗性指数)=(各配合の溝深さが1mm減るときの走行距離)/(比較例1の溝深さが1mm減るときの走行距離)×100
(転がり抵抗指数(低燃費性))
転がり抵抗試験機を用い、リム(15×6JJ)、内圧(230kPa)、荷重(3.43kN)、速度(80km/h)の条件で、試験用タイヤを走行させたときの転がり抵抗を測定した。結果は、比較例1の転がり抵抗指数を100とし、下記計算式により指数表示した。転がり抵抗指数が小さいほど転がり抵抗が低く、低燃費性に優れることを示す。
(転がり抵抗指数)=(各配合の転がり抵抗)/(比較例1の転がり抵抗)×100
(ウェットスキッド試験)
スタンレー社製のポータブルスキッドテスターを用いてASTM E303−83の方法に沿って測定し、比較例1の測定値を100として下記計算式により指数表示した。指数が大きいほどウェットグリップ性能が優れる。
(ウェットスキッド指数)=(各配合の測定値)/(比較例1の測定値)×100
(混練加工性)
バンバリーミキサーにて混練加工した練ゴム(未加硫ゴム組成物)について、オープンロールで加工性を評価した。評価は以下の基準で行った。
◎:ロール加工が容易に可能である。
○:ゴムの可塑性はやや劣るが、ロールにゴムが巻き付き、加工が可能である。
△:ゴムの可塑性が悪く、ロール加工でバギングが発生する。
×:ゴムの可塑性が悪く、生地がボロボロになり、ロール加工が困難である。
Figure 0005706963
Figure 0005706963
Figure 0005706963
Figure 0005706963
Figure 0005706963
表1から、変性SBR1と、Nd系BR1又はNd系BR2とを併用することで、ドライハンドリング性能、耐摩耗性、低燃費性をバランス良く改善できた。また表2から、リニア高分子タイプのハイスチレンSBRを配合することで、これらの性能を維持しつつ、ウェットグリップ性能を改善できることも明らかとなった。表3から、更に芳香族ビニル重合体を配合することで、混練加工性とウェットグリップ性能を顕著に改善できた。末端変性溶液重合SBRとして変性SBR2又は変性SBR3を用いた場合においても、表1〜3と同様の効果が発揮された(表4〜5)。

Claims (7)

  1. 下記式(1)で表される化合物で変性された末端変性溶液重合スチレンブタジエンゴム、ネオジム含有化合物触媒を用いて合成されたシス含量90質量%以上、ビニル含量0.9質量%以下のブタジエンゴム及び補強剤を含有するトレッド用ゴム組成物。
    Figure 0005706963
    (式中、R、R及びRは、同一若しくは異なって、アルコキシ基を表す。R及びRは、同一若しくは異なって、水素原子又はアルキル基を表す。nは整数を表す。)
  2. ゴム成分100質量%中、前記末端変性溶液重合スチレンブタジエンゴムを10〜70質量%、前記ネオジム含有化合物触媒を用いて合成されたブタジエンゴムを5〜30質量%含む請求項1記載のトレッド用ゴム組成物。
  3. 前記補強剤は、前記ゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを3〜20質量部、シリカを30〜100質量部含む請求項1又は2記載のトレッド用ゴム組成物。
  4. 前記ゴム成分100質量%中、スチレン含量20質量%以上、重量平均分子量(Mw)80万以上、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)0.9〜2.5のスチレンブタジエンゴムを10〜40質量%含む請求項1〜3のいずれかに記載のトレッド用ゴム組成物。
  5. 前記ゴム成分100質量部に対して、α−メチルスチレン及び/又はスチレンを重合して得られる芳香族ビニル重合体を1〜8質量部含む請求項1〜4のいずれかに記載のトレッド用ゴム組成物。
  6. 前記補強剤の含有量及びアセトン抽出量が下記式を満たす請求項1〜5のいずれかに記載のトレッド用ゴム組成物。
    3.0≦(補強剤の含有量/アセトン抽出量)≦10.0
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤ。
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