JP5794941B2 - コンクリート床版の撤去方法 - Google Patents
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Description
一般的な床版撤去方法は、橋桁上に設置されたコンクリート床版をコンクリートカッターで適当な間隔で切断してブロックに分割し、ブロック化されたコンクリート床版をジャッキで持ち上げて橋桁に連結固定されている床版をジャッキ等で持ち上げて剥離し、分割切断したブロックをクレーンで撤去している。また、ジャッキ等を使用することなく床版ブロックを撤去した場合は、橋桁上に残コンクリートが残っており、この残コンクリートをブレーカー等で粉砕して撤去し、コンクリート床版を橋桁に定着していたジベルやアンカー筋をガス切断器等で切断して橋桁上面を平面としていた。
本発明は、ワイヤソー駆動装置をコンクリート床版の下側に設置せずにコンクリート床版と橋桁の結合を解除できるようにして施工期間の短縮、作業効率の向上、及び工費を節減できるようにするものである。
コンクリート床版の下側から上側にワイヤソーの走行方向を変換するには、軸の両端に旋回可能に取り付けられているプーリを使用する。
また、全ての切断作業を冷却水を使用しない乾式切断方法によって実施することが可能であり、泥水が発生しないので環境汚染がないので、周辺住民が工事現場に近接している都市高速道路の高架橋のコンクリート床版撤去に好ましい工法である。
橋桁とコンクリート床版の接合境界面を水平切断して橋桁とコンクリート床版の結合が解除されるのでコンクリート床版を橋桁に残置させた状態で適宜の大きさのブロックに切断することができ、コンクリート床版の切断撤去作業を短時間で終了させることができると共に、コストを低減することができる。
図1〜図3は、ワイヤソーによるコンクリート床版1と橋桁2の接合境界面を水平切断する方法を示す概略説明図である。
コンクリート床版1は、橋桁2に固定されているジベルやアンカー筋等の定着具3によって橋桁2と一体化されている。
一体化されているコンクリート床版1と橋桁2の結合を分離解放するために、水平切断の始点Sに、橋軸と直角方向にフランジ21の幅より大きな始点溝42をコンクリート床版1の表面から橋桁上面に達する幅10〜15mmの溝を形成する。この始点溝42はワイヤソー5を落とし込み、コンクリート床版1の下側に導くためのものであり、ワイヤソー5を収容することができる幅が必要である。
終点Eの貫通穴40、40の間には溝43を形成する。この溝43は、コンクリート床版1と橋桁2の接合境界面を水平切断した後、コンクリート床版1を隣接する床版部分から切り離すための溝であるので、溝幅は特に限定されないものであり、ワイヤソー5による水平切断終了後に形成してもよい。
始点溝42の切削形成は、コンクリートカッターを使用し、水を使用することなく橋桁2の上面までドライ切削し、カッターブレードの冷却には水を使用しないのが好ましい。
また、ワイヤソー5を設置するために形成する始点溝42の溝幅は10〜15mmと広いため、それに合った幅のダイヤモンド砥粒層を備えたブレードを使用しなければならないが、市販のコンクリートカッター用の円形ブレードの切削溝幅は、4mm程度であるので、ブレードを複数枚を重ねて必要な切削幅を得るなどする。
また、単独の円形ブレードを駆動軸に対して傾斜させて取り付けることによって切削溝幅を円形ブレードの刃の幅より広い溝幅で切削することが可能である。
ワイヤソー5をコンクリート床版1の下から上側に導くには、貫通穴40に方向変換プーリ51を設置しておこなう。
図示の例は、方向変換プーリ51をワイヤソー駆動装置6から下側に延びるアームの先端に取り付けたものであるが、図8に示すアーム52の両端にプーリ53を旋回可能に取り付けたものを適宜の固定治具によって貫通穴40に固定すれば、ワイヤソー駆動装置6を貫通穴40から離れた位置に設置することができる。
アーム52に対してプーリ53を着脱自在とすれば、貫通穴40の直径を変換プーリ53の直径より小さく、かつ、アーム52の通過を許容する大きさとすることができ、貫通穴40を形成するためのコアドリルの穿孔径を小さくすることができるので経済的であり、また、作業効率も向上する。
ワイヤソーによる橋桁2とコンクリート床版1の境界面の切削も、ドライ切断とするのが好ましい。
コンクリート床版1と橋桁2の結合状態を解除されてもコンクリート床版は橋桁で支持されている。次に、コンクリート床版1を適宜の間隔で幅員方向の切断をおこなってコンクリートブロックとしてクレーン等によって撤去する。
図5及び図6に示すように、隣接する二つの橋桁2a、2bを1つの橋桁と考え、貫通穴40を橋桁2aと橋桁2bの側方に形成し、変換プーリ51を適宜の位置に設置しワイヤソー5が橋桁2a、2bを囲むように配設し、一度に隣接する橋桁2a、2bのコンクリート床版1との接合境界面を水平切断することも可能である。
コンクリート床版1との結合を解除する橋桁2が端部に位置するものであるので、橋桁2より外側に張り出すコンクリート床版を図7に示すように予め切断撤去するので、橋桁2の片側面にコンクリート床版が存在しなくなる。
従って、コンクリート床版1の水平切断の終点Eに形成する貫通穴40が、橋桁2の片側ですみ、コンクリート床版1の下側に通すことなくコンクリート床版1の側面を始点Sから終点Eまで配設することができるので、施工が容易となる。
2 橋桁
21 フランジ
3 床版定着具(ジベル、アンカー筋)
40 貫通穴
42 始点溝
5 ワイヤソー
51 方向転換プーリ
6 ワイヤソー駆動装置
61 駆動プーリ
Claims (2)
- 橋桁とコンクリート床版の接合境界面をワイヤソーによって水平切断して両者の結合を解除するにあたり、水平切断の始点にコンクリート床版表面から橋桁上面に達するワイヤソーを落とし込む始点溝を幅員方向に形成し、水平切断の終点には、橋桁の両側にコンクリート床版を貫通する貫通穴を形成し、この貫通孔に、アームの両端に着脱可能なプーリを有する方向変換プーリのアームをプーリを外して挿入して固定し、アームにプーリを取付け、始点溝にワイヤソーを落とし込み、コンクリート床版の下面を通して方向変換プーリを介して終点の貫通穴に導いてワイヤソーをコンクリート床版上に設置したワイヤソー駆動装置によって走行駆動して橋桁とコンクリート床版の接合境界面を水平切断し、コンクリート床版を適宜のブロックに切断して撤去するコンクリート床版撤去方法。
- 請求項1において、橋桁が幅員方向端部であり、コンクリート床版の張出部を先行撤去し、ワイヤソーを落とし込む始点溝を張出部を撤去したコンクリート床版の端部までとし、水平切断の終点の貫通穴を片側のみとし、終点の橋桁側面に方向変換プーリを固定してワイヤソーをコンクリート床版上のワイヤソー駆動装置に導いて橋桁とコンクリート床版の接合境界面を水平切断し、コンクリート床版を適宜のブロックに切断して撤去するコンクリート床版撤去方法。
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