JP5793933B2 - 穀粒乾燥機 - Google Patents
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Description
循環式穀粒乾燥機において、乾燥室の穀粒流下通路の乾燥網部分のすべてに穀粒が充填されていない少量張込状態で穀粒乾燥をする場合に、バーナを少量燃焼状態とし、バーナを燃焼した熱風乾燥とバーナの燃焼を停止した通風乾燥とを交互に実行するものは、公知である(特許文献2)。
穀粒を張り込む貯溜室(2)を備え、
燃焼空気調節用のバーナファン(38)を備えるバーナ(5)により生成した熱風と外気風とを混合した乾燥熱風を排気ファン(7)により乾燥室(3)へ送って穀粒を乾燥し、排風室(8)を経て機外へ排出する穀粒乾燥機において、
前記排気ファン(7)により排風室(8)から排出された排風を前記乾燥室(3)へ戻す排風循環量を調節する排風戻し量調節手段(22、23)を設け、前記貯溜室(2)、乾燥室(3)への穀粒張込量を設定する張込量設定手段(SW8、SE6)を設け、
張込量設定手段(SW8、SE6)で設定する穀粒張込量が乾燥室(3)の穀粒流下通路(9)の全てに充填されていない少量張込量である場合には、乾燥運転開始から仕上水分値まで、設定時間毎に燃焼と燃焼停止を交互に行うと共に、
乾燥運転開始から設定水分値までの燃焼時には、バーナ(5)の燃焼量を設定以下の少量燃焼で、かつ、バーナファン(38)の回転数を標準回転数よりも所定回転数下げて回転する状態で、排風戻し量調節手段(22、23)により排風戻し量を制御する乾燥運転をし、
乾燥運転開始から設定水分値までの燃焼停止時には、排風戻し量調節手段(22、23)による排風の機外排出側への調節を規制し、
設定水分値から仕上げ水分値までの燃焼時には、排風戻し量調節手段(22、23)が排風を熱風室に戻さない位置で、かつ、排風戻し制御を規制して乾燥運転することを特徴とする。
バーナ(5)の燃焼と、バーナ(5)の燃焼を停止を乾燥開始から仕上水分値まで設定時間毎に交互に実行し、バーナ(5)の燃焼を停止した時には、排風戻し量調節手段(2
2、23)による排風の機外排出側への調節を規制するので、バーナ(5)の燃焼を停止した時にも、穀粒の胴割れを防止することができる。
初期水分値から設定水分値、すなわち仕上げ水分値近くの仕上げ近傍水分値までは排風戻し量調節手段(22、23)により排風戻り量を調節しながら穀粒を乾燥することで、円滑な乾燥運転ができる。また、設定水分値、すなわち仕上げ近傍水分値から仕上げ水分値までは排風戻し量調節手段(22、23)を排風戻し量がほとんどない状態として穀粒を乾燥するので、穀粒による排風中の水分吸収を少なくし能率的に乾燥することができる。
まず、図1及び図2に基づきこの発明を具備する循環式穀粒乾燥機の全体構成について説明する。
機11を立設している。この昇降機11内には図示は省略したが上下の駆動プーリ及び従動プーリにバケットベルトを巻き掛け、集穀室4の底部に設ける下部搬送装置14により乾燥穀粒を前後一側に移送し、昇降機11により揚穀するように構成している。この昇降機11で揚穀された穀粒を昇降機11から上部搬送装置16の始端側に供給し、更に上部搬送装置16により横送して貯溜室2の上部中央部に配設する回転拡散板(図示省略)に送り、貯溜室2内に拡散落下させ均等に張り込むようにしている。
排気ファン7の排風下手側の排風ダクト20から排風供給ダクト21を分岐し、排風ダクト20には循環風量調節用の第1循環調節弁22を設け、第1循環調節モータM6で調節可能に構成している。排風供給ダクト21には第2循環調節モータM7で調節可能な第2循環調節弁23を設けている。そして、これら第1循環調節弁22及び第2循環調節弁23を関連的に開閉調節して排風ダクト20から排風供給ダクト21へ流れる循環風量を調節可能に構成している。この実施例では第1循環調節弁22と第2循環調節弁22の総称を排風量調節体と呼ぶ。
張込ホッパ(図示省略)から昇降機11を利用して貯溜室2に所定量の穀粒を張り込む。次いで、穀粒種類、乾燥仕上げ水分値、乾燥速度、自動検出あるいは手動設定した穀粒張込量に応じた燃焼量にて燃焼制御して乾燥作業を開始する。貯溜室2内の穀粒は乾燥室3の左右穀粒流下通路9,9を流下中に熱風を浴びながら乾燥され集穀室4に流下する。また、排気ファン7の排風下手側の排風ダクト20から排風の一部あるいはほとんど全量が排風供給ダクト21へ戻された場合には、戻された排風は排風分散ケース26から左右戻しダクト27,27に流れ、排風の水分及び熱量が熱風と混合され左右穀粒流下通路9,9を流下する穀粒を乾燥する。
値に到達すると、乾燥作業は終了する。
操作盤31の盤面下側部には、穀粒の張り込みを開始する張込スイッチSW1、通風乾燥スイッチSW2、バーナ5の燃焼を開始し繰出バルブ10を駆動し乾燥作業を開始する乾燥スイッチSW3、貯溜室2内の穀粒を機外に排出する排出スイッチSW4、機体の各種駆動を停止する停止スイッチSW5、乾燥機の駆動を緊急停止する緊急停止スイッチSW6を設けている。
貯溜室2への穀粒張込作業が終了し、張込量設定スイッチSW8により張込穀粒量が手動設定(あるいは張込量検出センサSE6により穀粒張込量が自動検出され自動設定)され(ステップS1)、乾燥スイッチSW3がONされると乾燥作業が開始される(ステップS2)。乾燥作業が開始されると、昇降機11、上部移送装置16及び拡散装置及び繰出バルブ10の駆動が開始され、設定乾減率や張込量に基づいてバーナ5の燃焼量が制御される。穀粒流下通路9,9を流下する穀粒は熱風を浴びながら集穀室4に繰り出され下部移送装置14に供給される。乾燥穀粒は下部移送装置14、昇降機11及び上部搬送装置16を経由して貯溜室2及び乾燥室3に循環供給され、循環中に昇降機11で揚穀中の穀粒から所定時間毎に所定粒数のサンプル粒が水分計24に取り込まれ水分値が測定される(ステップS2)。
乾燥室3の左右穀粒流下通路9,9の乾燥網部分のすべてに穀粒が充填されていない少量張込乾燥を行なう場合において、乾燥作業の初期から仕上げ水分値より所定水分値高い仕上げ近傍水分値(例えば18%)までの間では、排風を循環し排風と熱風とを混合した排風循環乾燥を実行し、仕上げ近傍水分値(18%)から仕上げ水分値(例えば15%)までの間は排風循環乾燥を中止し熱風乾燥による仕上げ乾燥をする。
乾燥室3の左右穀粒流下通路9,9の乾燥網部分のすべてに穀粒が充填されていない少量張込乾燥を行なう場合には、バーナ5を燃焼した燃焼乾燥運転とバーナ5の燃焼を停止した通風乾燥を設定時間毎に交互に実行する。そして、乾燥作業の終了時において、バーナ5の燃焼を停止し所定時間のバーナの冷却工程を実行するにあたり、乾燥作用時の第1循環調節弁22及び第2循環調節弁23の調節状態をそのまま保持し排風循環状態を維持し、第1循環調節弁22及び第2循環調節弁23の開調節、すなわち、排風の機外排出側への調節を停止し、排風の循環状態を停止しないようにする。
乾燥室3の左右穀粒流下通路9.9の下方にある穀粒は乾燥しにくくなり、ある時点で穀粒温度が貯溜室2内の穀粒温度よりも下がり、吸湿し結露を起こす可能性がある。しかし、前記構成によると、このような不具合を回避し省エネ運転をしながら乾燥能率を高めることができる。
2 貯溜室
3 乾燥室
4 集穀室
5 バーナ
6 熱風室
7 排気ファン
8 排風室
9 穀粒流下通路
22 排風戻し量調節手段
23 排風戻し量調節手段
38 バーナファン
38m バーナファンモータ
41 コントローラ
SW8 張込量設定手段(張込量設定スイッチ)
SE6 張込量設定手段(張込量検出装置)
Claims (1)
- 穀粒を張り込む貯溜室(2)を備え、
燃焼空気調節用のバーナファン(38)を備えるバーナ(5)により生成した熱風と外気風とを混合した乾燥熱風を排気ファン(7)により乾燥室(3)へ送って穀粒を乾燥し、排風室(8)を経て機外へ排出する穀粒乾燥機において、
前記排気ファン(7)により排風室(8)から排出された排風を前記乾燥室(3)へ戻す排風循環量を調節する排風戻し量調節手段(22、23)を設け、前記貯溜室(2)、乾燥室(3)への穀粒張込量を設定する張込量設定手段(SW8、SE6)を設け、
張込量設定手段(SW8、SE6)で設定する穀粒張込量が乾燥室(3)の穀粒流下通路(9)の全てに充填されていない少量張込量である場合には、乾燥運転開始から仕上水分値まで、設定時間毎に燃焼と燃焼停止を交互に行うと共に、
乾燥運転開始から設定水分値までの燃焼時には、バーナ(5)の燃焼量を設定以下の少量燃焼で、かつ、バーナファン(38)の回転数を標準回転数よりも所定回転数下げて回転する状態で、排風戻し量調節手段(22、23)により排風戻し量を制御する乾燥運転をし、
乾燥運転開始から設定水分値までの燃焼停止時には、排風戻し量調節手段(22、23)による排風の機外排出側への調節を規制し、
設定水分値から仕上げ水分値までの燃焼時には、排風戻し量調節手段(22、23)が排風を熱風室に戻さない位置で、かつ、排風戻し制御を規制して乾燥運転することを特徴とする穀粒乾燥機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011096243A JP5793933B2 (ja) | 2011-04-22 | 2011-04-22 | 穀粒乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011096243A JP5793933B2 (ja) | 2011-04-22 | 2011-04-22 | 穀粒乾燥機 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2011096243A Active JP5793933B2 (ja) | 2011-04-22 | 2011-04-22 | 穀粒乾燥機 |
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