JP5790370B2 - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Description
−0.39x+11.9≦y≦−1.4x+47・・・(1)
(式中、xは結着樹脂の酸価を示し、yは当量%を示す。)
結着樹脂として、炭素数が2以上4以下の2価のアルコール由来の繰り返し単位と、2価のカルボン酸由来の繰り返し単位と、下記構造式A1で示される化合物及び下記構造式A2で示される化合物の少なくとも一方由来の繰り返し単位と、を含むポリエステル樹脂を含有する静電荷像現像用トナーである。
前記2価のアルコールが、プロピレングリコールである請求項1に記載の静電荷像現像用トナーである。
結着樹脂として、結晶性樹脂をさらに含有する請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーである。
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤である。
トナーが少なくとも収容され、前記トナーが請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーであるトナーカートリッジである。
現像剤保持体を少なくとも備え、請求項4に記載の静電荷像現像用現像剤を収容するプロセスカートリッジである。
感光体と、
前記感光体を帯電する帯電手段と、
帯電した前記感光体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
前記感光体の表面に形成された前記静電荷像を請求項4に記載の静電荷像現像用現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、
前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、
前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、
を有する画像形成装置である。
本実施形態のトナーは、結着樹脂として、炭素数が2以上4以下の2価のアルコール由来の繰り返し単位と、2価のカルボン酸由来の繰り返し単位と、下記構造式A1で示される化合物及び下記構造式A2で示される化合物の少なくとも一方由来の繰り返し単位と、を含むポリエステル樹脂(以下、特定のポリエステル樹脂と称することがある)を含有する。
つまり、炭素数が2以上4以下程度の炭素鎖の短いアルコールモノマーを原料として用いたポリエステル樹脂を結着樹脂として用いた場合に、トナーの帯電性能及び定着性の問題が生じやすい。そのため、炭素数が2以上4以下程度の炭素鎖の短いアルコールモノマーは、結着樹脂の原料として選択されにくい状況であった。
この状況を解消するために、炭素数が多く嵩高いモノマーや縮合多環モノマーを炭素数の少ないアルコールと併用することにより、トナー全体でのガラス転移温度を低下し難くする手法がある。しかし、嵩高いモノマーや縮合多環モノマーは、非常にガラス転移温度が高いため、樹脂合成の際に僅かな量しか使用出来ず、結着樹脂やトナーのガラス転移温度の調整がかなり困難である。
本発明者等は、例えば縮合多環モノマーであり、かつ単結合で環同士が接合されていれば、高すぎるガラス転移温度にならないまま、トナーのガラス転移温度調整が容易になり易くなることを見出した。
本実施形態のトナーは、結着樹脂として特定のポリエステル樹脂を含有する。特定のポリエステル樹脂は、結晶性樹脂であってもよいし、非晶性樹脂であってもよいが、非晶性樹脂であると、使用量が多くなるため、環境保全の観点から望ましい。
ポリエステル樹脂は、カルボン酸(ジカルボン酸)成分とアルコール(ジオール)成分との重縮合により合成されるものであり、ジオール成分の一種として、炭素数が2以上4以下の2価のアルコールが用いられる。
炭素数が2以上4以下の2価のアルコール由来の繰り返し単位の元となる2価のアルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,3-プロパンジオール等が挙げられるが、これらの中でも、トナーの帯電性能及び定着性の点でプロピレングリコールが好ましい。プロピレングリコールは、入手性及びコストの点でも有利である。
また、より良好なる定着性を確保することを目的として、架橋構造あるいは分岐構造をとるためにジオールとともに3価以上の多価アルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等)を併用してもよい。
これら多価カルボン酸の中でも、芳香族カルボン酸を用いることが好ましい。また、良好なる定着性を確保することを目的として、架橋構造あるいは分岐構造をとるためにジカルボン酸とともに3価以上のカルボン酸(トリメリット酸やその酸無水物等)を併用してもよい。
ポリエステル樹脂の合成の際に用いられる構造式A1で示される化合物及び構造式A2で示される化合物の合計量は、ジカルボン酸の合計モル量に対して5モル%以上40モル%以下が望ましく、10モル%以上30モル%以下がさらに望ましく、15モル%以上20モル%以下が特に望ましい。ジカルボン酸の合計モル量に対して構造式A1で示される化合物及び構造式A2で示される化合物の合計量が40モル%以下であれば、ポリエステル樹脂のガラス転移温度が高すぎることがなく、トナーの低温定着性の悪化が防止される。5モル%以上であれば、樹脂全体に占める炭素の割合が低下することがなく、帯電性の悪化が防止される。
結晶性樹脂としては、結晶性を持つ樹脂であれば特に制限はなく、具体的には、結晶性ポリエステル樹脂、結晶性ビニル系樹脂が挙げられるが、定着の際の紙への接着性や帯電性、および好ましい範囲での溶融温度調整の観点から結晶性ポリエステル樹脂が好ましい。また適度な溶融温度をもつ脂肪族系の結晶性ポリエステル樹脂がより好ましい。
カルボン酸成分は、脂肪族ジカルボン酸が好ましく、特に直鎖型のカルボン酸が好ましい。例えば、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼリン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,11−ウンデカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,13−トリデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸など、あるいはその低級アルキルエステルや、酸無水物が挙げられるが、これらに限定されない。脂肪族ジカルボン酸の中では、入手容易性を考慮すると、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸が好ましい。
アルコール構成成分としては脂肪族ジオールが好ましく、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,20−エイコサンジオール等が挙げられるが、この限りではない。
例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシアンブルー、マラカイトグリーンオキサート、ランプブラック、ローズベンガル、キナクリドン、ベンジシンイエロー、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド185、C.I.ピグメント・レッド238、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・イエロー180、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー74、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等の公知の顔料が使用される。
必要に応じて表面処理された着色剤を使用したり、顔料分散剤を使用することも有効である。前記着色剤の種類を選択することにより、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナー等が得られる。
本実施形態のトナーの製造方法は、懸濁重合法や乳化凝集法等のヘテロ凝集法または混練粉砕法のいずれでも良いが、形状制御のし易さやトナーの小径化を考慮すると、ヘテロ凝集法が望ましい。
本実施形態のトナーを乳化凝集法により作製する場合に用いられる樹脂粒子分散液の調製方法について説明する。
また、乳化工程に使用される分散剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オクタデシル硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム等のアニオン性界面活性剤、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等のカチオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキサイド等の両性イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のノニオン性界面活性剤等の界面活性剤;リン酸三カルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等の無機塩;等が挙げられる。
体積平均粒子径が100nm未満では、使用される結着樹脂の特性にも影響されるが、一般的に離型剤成分がトナー中に取り込まれにくくなる。また、500nmを超える場合には、トナー中の離型剤の分散状態が不充分となる場合がある。
凝集工程においては、結着樹脂を分散させた樹脂粒子分散液と、必要に応じて、着色剤を分散させた着色剤分散液と離型剤を分散させた離型剤分散液とを混合した原料分散液中にて、凝集粒子を形成する。
凝集工程を経た後には、必要であれば付着工程を実施してもよい。付着工程では、上記した凝集工程を経て形成された凝集粒子の表面に、樹脂粒子を付着させることによりシェル層(被覆層)を形成することができる。これにより、いわゆるコア粒子とこのコア粒子を被覆するシェル層とを含むコア/シェル構造を有するトナーを得ることができる。
凝集工程、あるいは、凝集工程および付着工程を経た後に実施される融合工程は、これらの工程を経て形成された凝集粒子を含む懸濁液のpHを6.5以上8.5以下の範囲にすることにより、凝集の進行を止めた後、加熱を行うことにより凝集粒子を融合させる。
凝集粒子の融合工程を終了した後、任意の洗浄工程、固液分離工程、乾燥工程等を経て所望のトナー粒子が得られるが、洗浄工程は帯電性を考慮すると、イオン交換水で置換洗浄することが望ましい。また、固液分離工程には特に制限はないが、生産性の点から吸引濾過、加圧濾過等が好適である。さらに、乾燥工程も特に制限はないが、生産性の点から凍結乾燥、フラッシュジェット乾燥、流動乾燥、振動型流動乾燥等が好ましく用いられる。また、乾燥後のトナー粒子には、種々の外添剤を必要に応じて添加することができる。
トナーの体積平均粒径D50vは、3μm以上6μm以下の範囲であることが好ましく、3.5μm以上5μm以下の範囲であることがより好ましい。トナーの体積平均粒径D50vが3μm未満であると、微粉が多くなるためトナーかぶりやクリーニング不良を起こしやすくなる。
(上記式において、MLはトナーの最大長(μm)を表し、Aはトナーの投影面積(μm2)を表す。)
本実施形態の現像剤は、本実施形態のトナーを含む一成分現像剤、あるいは、キャリアと本実施形態のトナーを含む二成分現像剤のいずれであってもよい。二成分現像剤として用いる場合にはキャリアと混合して使用される。以下、二成分現像剤である場合について説明する。
次に、本実施形態のトナーを用いた本実施形態の画像形成装置について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、感光体と、前記感光体を帯電する帯電手段と、帯電した前記感光体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、前記感光体の表面に形成された前記静電荷像を本実施形態の現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有するものである。
以下、本実施形態の画像形成装置の一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給される。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
このようにして感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによって可視像(現像像)化される。
現像効率、画像粒状性、階調再現性等の観点から、直流成分に交流成分を重畳させたバイアス電位(現像バイアス)を現像剤保持体に付与してもよい。具体的には、現像剤保持体直流印加電圧Vdcを−300乃至−700Vとしたとき、現像剤保持体交流電圧ピーク幅Vp−pを0.5乃至2.0kVの範囲としてもよい。
イエローのトナー像が形成された感光体1Yは、引続き予め定められた速度で走行され、感光体1Y上に現像されたトナー像が予め定められた1次転写位置へ搬送される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
図2は、本実施形態の現像剤を収容するプロセスカートリッジの好適な一例の実施形態を示す概略構成図である。プロセスカートリッジ200は、現像装置111とともに、感光体107、帯電ローラ108、感光体クリーニング装置113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117を取り付けレール116を用いて組み合わせ、そして一体化したものである。なお、図2において符号300は被転写体を示す。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置112と、定着装置115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。
<粒度及び粒度分布測定方法>
粒径(「粒径」、「粒子直径」、「粒度」ともいう。)及び粒径分布測定(「粒度分布測定」ともいう。)について述べる。
トナーの形状係数SF1は、トナー粒子表面の凹凸の度合いを示す。形状係数SF1の測定は、まずスライドグラス上に散布したトナーの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じて画像解析装置に取り込み、50個のトナーについてSF1を計算し、平均値を求めた。
分子量分布は、以下の条件で行ったものである。GPCは「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製、6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6mL/min、サンプル注入量10μL、測定温度40℃、RI検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
溶融温度及びガラス転移温度は、DSC(示差走査型熱量計)測定法により決定し、ASTMD3418−8に準拠して測定された主体極大ピークより求めた。
加熱乾燥した3つ口フラスコに、コンデンサー、温度計及び窒素導入管を装着し、アビエチン酸10モル部と、フェノール9.5モル部とを入れた後、窒素を導入しながら130℃まで昇温した。その後、96%硫酸をアビエチン酸3020部に対して10部添加した後、4時間反応させた。GPCでフェノールが消失したことを確認し、構造式A1で示される化合物を得た。
反応温度を130℃から250℃へ変更した以外は、構造式A1で示される化合物の合成と同様に合成を行い、フェノールが消失したことを確認し、2量体(構造式A2で示される化合物)を得た。
<結晶性ポリエステル樹脂1及び結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の調製>
加熱乾燥した3つ口フラスコに、1,10−デカンジオール(和光純薬社製)100モル部と、ドデカンジカルボン酸(和光純薬社製)100モル部と、触媒としてジブチル錫オキサイドを1,10−デカンジオール及びドデカンジカルボン酸の合計量40458部に対して0.3部とを入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械撹拌にて180℃にて2時間撹拌を行った。その後、減圧下にて200℃まで徐々に昇温を行い2時間撹拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、結晶性ポリエステル樹脂1を合成した。
加熱乾燥した3つ口フラスコに、バイオマスアルコールであるエチレングリコール100モル部と、テレフタル酸70モル部、構造式A1で示される化合物20モル部、トリメリット酸10モル部と、これらの酸成分(テレフタル酸、構造式A1で示される化合物、トリメリット酸の合計モル数)に対して0.05モル部のジブチル錫オキサイドと、を入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、150℃以上230℃以下で12時間共縮重合反応させ、その後、210℃以上250℃以下にて、徐々に減圧して、非晶性ポリエステル樹脂を合成し、重量平均分子量(Mw)20000、数平均分子量(Mn)7000の樹脂を得た。
エチレングリコールの代わりに、バイオマスアルコールであるプロピレングリコールを使用した以外は、非晶性ポリエステル樹脂1と同様に作製し、重量平均分子量(Mw)25000、数平均分子量(Mn)7500の樹脂を得た。
エチレングリコールの代わりに、バイオマスアルコールである1,4−ブタンジオールを使用した以外は、非晶性ポリエステル樹脂1と同様に作製し、重量平均分子量(Mw)27000、数平均分子量(Mn)8000の樹脂を得た。
エチレングリコールの代わりに、バイオマスアルコールであるプロピレングリコール90モル部及びグリセリン10モル部を使用した以外は、非晶性ポリエステル樹脂1と同様に作製し、重量平均分子量(Mw)38000、数平均分子量(Mn)9000の樹脂を得た。
構造式A1で示される化合物の代わりに、テレフタル酸を使用した以外は、非晶性ポリエステル樹脂2と同様に作製し、重量平均分子量(Mw)25000、数平均分子量(Mn)6800の樹脂を得た。
構造式A1で示される化合物の代わりに、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸無水物を使用した以外は、非晶性ポリエステル樹脂2と同様に作製し、重量平均分子量(Mw)39000、数平均分子量(Mn)9900の樹脂を得た。
構造式A1で示される化合物の代わりに、ウンデカンジカルボン酸を使用した以外は、非晶性ポリエステル樹脂2と同様に作製し、重量平均分子量(Mw)24000、数平均分子量(Mn)5300の樹脂を得た。
構造式A1で示される化合物の代わりに、構造式A2で示される化合物を使用した以外は、非晶性ポリエステル樹脂2と同様に作製し、重量平均分子量(Mw)29000、数平均分子量(Mn)8000の樹脂を得た。
パラフィンワックス(日本精蝋社製、HNPO190、溶融温度85℃)46部、アニオン性界面活性剤(ダウケミカル社製、ダウファクス)4部、イオン交換水200部を96℃に加熱して、ホモジナイザ(IKA社製、ウルトラタラックスT50)で3000rpm、1時間分散した後、圧力吐出型ホモジナイザ(ゴーリンホモジナイザ、ゴーリン社製)で分散処理し、体積平均粒径150nm、固形分量20.0%の離型剤分散液を得た。
カーボンブラック(R330;キャボット社製)46部、アニオン性界面活性剤(ダウケミカル社製、ダウファクス)4部、イオン交換水200部を96℃に加熱して、ホモジナイザ(IKA社製、ウルトラタラックスT50)で3000rpm、1時間分散した後、圧力吐出型ホモジナイザ(ゴーリンホモジナイザ、ゴーリン社製)で分散処理し、体積平均粒径160nm、固形分量20.0%の離型剤分散液を得た。
<トナーの作製>
結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1 40部
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1 100部
着色剤粒子分散液 7部
離型剤粒子分散液 30部
硫酸アルミニウム(和光純薬社製) 0.5部
イオン交換水 300部
上記成分を丸型ステンレス製フラスコ中に収容してpH3に調整し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで撹拌しながら加熱した。この時、光学顕微鏡にて観察すると、平均粒径が4.8μmである凝集粒子が形成されていることが確認された。更に45℃で30分間保持した後、光学顕微鏡にて観察すると、平均粒径が5.2μmである凝集粒子が形成されていることが確認された。その後、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の60部を添加し、30分間保持し、光学顕微鏡にて観察すると、平均粒径が5.8μmである凝集粒子が形成されていることが確認された。続いて、1Nの水酸化ナトリウム水溶液を穏やかに添加してpHを8.5に調整した後、撹拌を継続しながら80℃まで加熱し、3時間保持した。
上記のトナー粒子1の50部に対し、疎水性シリカ(キャボット社製、TS720)1.2部を添加し、サンプルミルで混合して外添トナー1を得た。そして、ポリメチルメタアクリレート(綜研化学社製)を1%(フェライトに対しての質量%)被覆した体積平均粒径50μmのフェライトキャリアを用い、トナー濃度が5%(現像剤に対しての質量%)になるように外添トナー1を秤量し、両者をボールミルで5分間撹拌、混合して現像剤1を調製した。
画像形成テストには、画像形成装置として富士ゼロックス社製のDocuColorCentre500CP改造機を用いた。また、画像形成テストに用いた記録媒体としては、A4サイズ白色紙(富士ゼロックス製、J−A4紙、幅:210mm、長さ:297mm)を使用し、10cm×10cmのベタ画像を110℃以上200℃以下の範囲において5℃きざみで定着温度を変化させながら画出し画像を作成した。
最低定着温度における定着ベタ画像を、X−Riteにより画像濃度を測定した。5回測定し、最も大きい値及び小さい値を除いた3回平均を画像濃度(D)とした。得られた結果を表1に示す。
◎:D>1.5
○:1.5≧D>1.4
△:1.4≧D>1.3
×:1.3≧D
110℃から170℃までの5℃きざみで定着温度を変化させ、コールドオフセットが発生しなくなった温度(T)を定着可能とした。下記評価基準に基づいて評価した。得られた結果を表1に示す。
◎:T≦140℃
○:140℃<T≦150℃
△:150℃<T≦160℃
×:160℃<T
160℃から200℃までの5℃きざみで定着温度を変化させ、ホットオフセットが発生しなくなった温度(T)を定着可能とした。下記評価基準に基づいて評価した。得られた結果を表1に示す。
◎:T≧200℃
○:200℃>T≧180℃
△:180℃>T≧160℃
×:T>160℃
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液2を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子2、外添トナー2及び現像剤2を得た。また、実施例1と同様に評価試験を行った。結果を表1に示す。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液3を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子3、外添トナー3及び現像剤3を得た。また、実施例1と同様に評価試験を行った。結果を表1に示す。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液4を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子4、外添トナー4及び現像剤4を得た。また、実施例1と同様に評価試験を行った。結果を表1に示す。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液8を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子5、外添トナー5及び現像剤5を得た。また、実施例1と同様に評価試験を行った。結果を表1に示す。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液5を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子6、外添トナー6及び現像剤6を得た。また、実施例1と同様に評価試験を行った。結果を表1に示す。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液6を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子7、外添トナー7及び現像剤7を得た。また、実施例1と同様に評価試験を行った。結果を表1に示す。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液7を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子8、外添トナー8及び現像剤8を得た。また、実施例1と同様に評価試験を行った。結果を表1に示す。
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3、110 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体クリーニング装置
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ、
P、300 記録紙(被転写体)
Claims (7)
- 結着樹脂として、炭素数が2以上4以下の2価のアルコール由来の繰り返し単位と、2価のカルボン酸由来の繰り返し単位と、下記構造式A1で示される化合物及び下記構造式A2で示される化合物の少なくとも一方由来の繰り返し単位と、を含むポリエステル樹脂を含有する静電荷像現像用トナー。
- 前記2価のアルコールが、プロピレングリコールである請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 結着樹脂として、結晶性樹脂をさらに含有する請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤。
- トナーが少なくとも収容され、前記トナーが請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーであるトナーカートリッジ。
- 現像剤保持体を少なくとも備え、請求項4に記載の静電荷像現像用現像剤を収容するプロセスカートリッジ。
- 感光体と、
前記感光体を帯電する帯電手段と、
帯電した前記感光体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
前記感光体の表面に形成された前記静電荷像を請求項4に記載の静電荷像現像用現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、
前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、
前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、
を有する画像形成装置。
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