JP5776936B2 - 物品保管設備及び物品保管設備における物品積付け方法 - Google Patents
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Description
前記搬送手段が、前記収納部の外方に引退する引退状態と前記収納部内に突出する突出状態とに出退駆動自在で且つ昇降駆動自在な物品載置体にて、前記パレットを前記収納部に収納する降ろし処理及び前記収納部に収納した前記パレットを取り出す掬い処理を行うように構成され、
前記収納部が、前記突出状態の前記物品載置体が上下に通過する間隔を隔てる状態で並置された左右一対の支持体にて、前記パレットの両端部を載置支持するように構成され、
前記制御手段が、前記降ろし処理を行うときには、前記左右一対の支持体よりも高い降ろし用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記左右一対の支持体よりも低い降ろし用目標高さに前記物品載置体を下降させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御し、かつ、前記掬い処理を行うときには、前記降ろし用目標高さに相当する掬い用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記降ろし用基準高さに相当する掬い用目標高さに前記物品載置体を上昇させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御するように構成されている物品保管設備、及び、その物品保管設備における物品積付け方法に関する。
ちなみに、特許文献1においては、物品としてのコンテナをパレットに積み付けることが例示されている。
つまり、保管棚の耐荷重やパレットの耐荷重等に基づいて、パレットに物品を積み付ける際の設定上限重量が定められることになる。
また、降ろし処理や掬い処理を行う際に、降ろし用目標高さ及び掬い用基準高さの物品載置体が、下方の収納部に収納されている物品の上面から設定融通距離(例えば、15mm)以上離れる状態となるように、パレットに物品を積み付ける際の設定上限高さが定められることになる。
そして、降ろし用目標高さ及び掬い用基準高さの物品載置体と支持体に載置したパレットの下面との間には、20mm程度の余裕間隔を隔てる必要があるため、降ろし用目標高さ及び掬い用基準高さが、パレットの下方側の撓み量を考慮して定められることになり、結果的に、上下方向に並ぶ支持体の隣接するもの同士の間隔は、パレットの下方側の撓み量をも考慮して定められることになる。
このような場合には、降ろし処理における降ろし用目標高さ、及び、掬い処理における掬い用基準高さを、易撓みパレットの下方側への撓み量の最大値に基づいて定めて、それに合わせて、上下方向に並ぶ支持体の隣接するもの同士の間隔を定めた形態で保管棚を構成することが考えられる。
前記搬送手段が、前記収納部の外方に引退する引退状態と前記収納部内に突出する突出状態とに出退駆動自在で且つ昇降駆動自在な物品載置体にて、前記パレットを前記収納部に収納する降ろし処理及び前記収納部に収納した前記パレットを取り出す掬い処理を行うように構成され、
前記収納部が、前記突出状態の前記物品載置体が上下に通過する間隔を隔てる状態で並置された左右一対の支持体にて、前記パレットの両端部を載置支持するように構成され、
前記制御手段が、前記降ろし処理を行うときには、前記左右一対の支持体よりも高い降ろし用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記左右一対の支持体よりも低い降ろし用目標高さに前記物品載置体を下降させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御し、かつ、前記掬い処理を行うときには、前記降ろし用目標高さに相当する掬い用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記降ろし用基準高さに相当する掬い用目標高さに前記物品載置体を上昇させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御するように構成されているものであって、その第1特徴構成は、
前記パレットとして、前記収納部に収納したときの下方側への撓み量が、前記設定上限重量で物品を積付けると、許容限度内となる難撓みパレットと、前記設定上限重量で物品を積付けると、前記許容限度を超える易撓みパレットとがあり、
前記積付け部が、前記難撓みパレットに物品を積み付けるときには、前記設定許容条件にて物品を積付け、かつ、前記易撓みパレットに物品を積み付けるときには、前記設定上限高さ以下でかつ前記設定上限重量よりも低くなるように定めた易撓みパレット用上限重量以下となる易撓みパレット用設定許容条件にて、物品を積み付けるように構成され、
前記易撓みパレット用上限重量が、当該易撓みパレット用上限重量で物品を積付けた前記易撓みパレットを前記収納部に収納したときの下方側への撓み量が、前記許容限度内となる重量に設定されている点を特徴とする。
前記保管棚が、棚前後方向に並ぶ一対の柱からなる柱組を、前記保管棚の棚横幅方向に並べて床面部に立設し、且つ、前記柱組の夫々に、前記支持体を前記棚横幅方向に向けて片持ち状に突出する状態で上下方向に並べて設けて、前記収納部を棚横幅方向に隣接して並ぶ前記柱組の間に上下方向に並ぶ状態に形成する状態に構成され、
前記上下方向に並ぶ前記収納部における上下に隣接する前記収納部の夫々が装備する前記支持体の上下方向の間隔が、収納対象の収納部の下方の収納部に前記設定上限高さの物品を積んだ前記パレットが撓みのない状態で収納されていると仮定した場合において、収納対象の収納部に対して前記降ろし処理を行うために、前記物品載置体を前記下方側への撓み量が前記許容限度内となる前記パレットについての前記降ろし用目標高さに位置させたときには、前記物品載置体が下方の収納部に収納されている物品の上面から設定融通距離を離れる間隔に定められている点を特徴とする。
そして、上下方向に並ぶ収納部における上下に隣接する収納部の夫々が装備する支持体の上下方向の間隔が、収納対象の収納部の下方の収納部に設定上限高さの物品を積んだパレットが収納された状態において、収納対象の収納部に対して降ろし処理を行うために、物品載置体を下方側への撓み量が許容限度内となるパレットについての降ろし用目標高さに位置させたときには、物品載置体が下方の収納部に収納されている物品の上面から設定融通距離を離れる間隔に定められている。
前記搬送手段が、前記収納部の外方に引退する引退状態と前記収納部内に突出する突出状態とに出退駆動自在で且つ昇降駆動自在な物品載置体にて、前記パレットを前記収納部に収納する降ろし処理及び前記収納部に収納した前記パレットを取り出す掬い処理を行う
ように構成され、
前記収納部が、前記突出状態の前記物品載置体が上下に通過する間隔を隔てる状態で並置された左右一対の支持体にて、前記パレットの両端部を載置支持するように構成され、
前記制御手段が、前記降ろし処理を行うときには、前記左右一対の支持体よりも高い降ろし用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記左右一対の支持体よりも低い降ろし用目標高さに前記物品載置体を下降させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御し、かつ、前記掬い処理を行うときには、前記降ろし用目標高さに相当する掬い用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記降ろし用基準高さに相当する掬い用目標高さに前記物品載置体を上昇させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御するように構成されている物品保管設備における物品積付け方法であって、
前記パレットとして、前記収納部に収納したときの下方側への撓み量が、前記設定上限重量で物品を積付けると、許容限度内となる難撓みパレットと、前記設定上限重量で物品を積付けると、前記許容限度を超える易撓みパレットとがあり、
前記積付け部において、前記難撓みパレットに物品を積み付けるときには、前記設定許容条件にて物品を積付け、かつ、前記易撓みパレットに物品を積み付けるときには、前記設定上限高さ以下でかつ前記設定上限重量よりも低くなるように定めた易撓みパレット用上限重量以下となる易撓みパレット用設定許容条件にて、物品をパレットに段積み状態に積み付けるようにし、
前記易撓みパレット用上限重量が、当該易撓みパレット用上限重量で物品を積付けた前記易撓みパレットを前記収納部に収納したときの下方側への撓み量が前記許容限度内となる重量に設定されている点を特徴とする。
図1に示すように、外部から搬入される物品BをパレットPに段積み状態に積み付ける積付け部D、物品Bが積み付けられたパレットPを載置支持する複数の収納部Sが並設された保管棚1、パレットPから物品Bを取り出して外部に搬出する物品搬出部E、積付け部Dにて物品Bが積み付けられたパレットPを収納部Sに収納しかつ収納部Sに収納したパレットPを物品搬出部Eに搬出すべくパレットPを搬送する搬送手段F、及び、空のパレットPの段積み処理及び段ばらし処理を行うパレット処理部Gが装備されて、搬入された物品BをパレットPに段積みした状態で収納部Sに収納し、パレットPに段積みされた物品BをパレットPから取り出して外部に搬出する物品保管設備が構成されている。
左右一対の保管棚1の間の床面に設置された走行レール3にて案内されて、保管棚1の横幅方向に沿って移動自在なスタッカークレーンKが設けられ、また、積付け部D、入出庫コンベヤ2、物品搬出部E及びパレット処理部Gを経由する走行ライン4に沿って走行自在な搬送台車Jが設けられている。
ちなみに、本実施形態においては、積付け部Dにて物品Bが積み付けられたパレットPを収納部Sに収納しかつ収納部Sに収納したパレットPを物品搬出部Eに搬出すべくパレットPを搬送する搬送手段Fが、スタッカークレーンKと搬送台車Jとを主要部として構成されることになる。
尚、スタッカークレーンKは、入庫作業において入出庫コンベヤ2からパレットPを取出すときにも、上記掬い処理と同様にフォーク8を作動させ、出庫作業において入出庫コンベヤ2にパレットPを降ろすときにも、上記降ろし処理と同様にフォーク8を作動させることになる。
つまり、左右一対の保管棚1の夫々は、棚前後方向に間隔を隔てる前後一対の柱9、9からなる柱組を、棚横幅方向に沿って並設し、柱組の夫々に、腕木状の支持体10を棚横幅方向に向けて片持ち状に突出する状態で上下方向に並べて設けて、棚横幅方向に隣接して並ぶ柱の組の間に、収納部Sを上下方向に並ぶ状態で形成するように構成されている。
そして、積付け部Dには、物品情報記憶部13に記憶されている物品情報を読取るための可搬式の物品情報読取部14が装備されており、積付け部Dに位置する作業者が、物品情報読取部14を用いて、物品情報記憶部13に記憶された物品情報を読取ることにより、積付け管理用コントローラHD(図5参照)が、設定上限高さ以下でかつ設定上限重量以下となる設定許容条件にて、物品BをパレットPに段積み状態に積み付けるようにすべく、パレタイズロボットMを作動させるように構成されている。
尚、パレタイズロボットMを作動させるには、搬送用パレットQに載置されている物品Bの位置を検出するセンサ等の種々のセンサ類の情報も利用されるが、それらの具体構成は周知であるため、本書においてはその説明を省略する。
また、物品Bが、箱状であり、上述の如く、各段において水平方向に沿って設定個数の物品Bを縦横に並べる状態で、物品BがパレットPに段積み状態に積み付けられる。
ちなみに、パレットPの段積み数が設定数段積み数になった状態において、段積みされたパレットPの高さは、設定許容条件における設定上限高さとパレットPの厚みとを加えた高さよりも小さな高さとなることはもちろんである。
そして、搬送台車Jを、保管棚1における入出庫コンベヤ2に対するパレット搬送位置、積付け部Dにおける積付け作業用コンベヤ12に対するパレット搬送位置、物品搬出部Eにおける搬出作業用コンベヤ19に対するパレット搬送位置、並びに、パレット処理部Gにおける段積み処理部Gdに対するパレット搬送位置および段積ばらし処理部Gbに対するパレット搬送位置に走行させながら、パレットPの搬送を行うべく、台車管理用コントローラHJが、搬送台車Jに搭載した台車制御部JCに作業指令を指令し、台車制御部JCが、指令された作業指令に基づいて搬送台車Jの作動を制御するように構成されている(図6参照)。
本実施形態においては、パレットPとして、保管棚1の収納部Sに収納したときの下方側の撓み量が、設定許容条件における設定上限重量(例えば、500Kg)で物品Bを積付けると、許容限度(例えば、10mm)内となる難撓みパレットPnと、設定上限重量で物品Bを積みけると、許容限度(例えば、10mm)超える易撓みパレットPyとがある。
パレット情報記憶部21は、ICタグ等を用いて構成され、パレット情報読取部22が、タグリーダ等を用いて構成されている。
したがって、積付け部Dにて物品Bが積み付けられたパレットPを収納部Sに収納したときの下方側への撓み量は、難撓みパレットPn及び易撓みパレットPyのいずれにおいても、許容限度(例えば、10mm)内となる。
尚、離間距離L2は、パレットPの下方側への撓み量と、掬い用基準高さのフォーク8と支持体10に載置したパレットPの下面との間の余裕間隔を加えた値である。
また、図4において、L7は、フォーク8が降ろし用基準高さや掬い用目標高さに位置する状態におけるパレットPの下面と支持体10の上面との間の離間距離を示すものであって、フォーク8の降ろし用基準高さや掬い用目標高さに相当することになり、例えば、60mmに設定されることになる。
先ず、物品情報読取部14の読み取り情報に基づいて、次に積み付け作業を行う物品Bの情報(物品Bの種類、数量等)を設定する(#1)。
尚、物品情報読取部14による物品情報記憶部13に対する読み取り操作は、作業者によって行われるため、物品情報読取部14による物品情報記憶部13に対する読み取り操作が、予め行われた場合には、その内容を記憶しておいて、その記憶しておいた内容を読み出して、次に積み付け作業を行う物品Bの情報(物品Bの種類、数量等)を設定することになる。
そして、難撓みパレットPnである場合には、物品Bの積付け条件として、設定許容条件を設定し(#3)、また、難撓みパレットPnでない場合、つまり、易撓みパレットPyである場合には、物品Bの積付け条件として、易撓みパレット用設定許容条件を設定する(#4)。
つまり、積付け管理用コントローラHDは、搬入される複数種の物品Bの夫々について、物品Bを設定許容条件や易撓みパレット用設定許容条件にて積み付ける積付けパターンを予め記憶しており、物品情報読取部14にて読取られた物品情報に基づいて、積付け対象となる物品Bの積付けパターンを選択して、積付けパターンを設定することになる。
ちなみに、物品Bの積み付手順を示す情報とは、積付け対象のパレットPに物品Bを載置する位置とその順位を示す情報である。
本フローチャートにおいては、このロボット作動処理は、一つの物品Bを積付けパターンに沿って積み付ける処理である。
#7にて、全ての物品Bの積付けが終了していないと判別した場合には、現在積付け対象としてパレットPが満杯であるか、つまり、一つのパレットPに対する積付けパターンが終了しているか否かを判別し(#8)、パレットPが満杯でないと判別した場合には、#6のロボット作動処理を実行することになる。
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、積付け部が、パレタイズロボットを用いて、物品を積み付けるように構成される場合を例示したが、積付け部において、作業者が物品を積み付ける形態で実施してもよい。
この場合、作業者に対して、積付けパターンを示す情報を表示する表示手段を、積付け部に装備するとよい。
この場合、積付け部にて物品が積み付けられたパレットを収納部に収納しかつ収納部に収納したパレットを物品搬出部Eに搬出すべくパレットを搬送する搬送手段が、スタッカークレーンにて構成されることになる。
8 物品載置体
9 柱
10 支持体
B 物品
D 積付け部
F 搬送手段
H 制御手段
L1 間隔
L3 設定融通距離
P パレット
S 収納部
Claims (3)
- 設定上限高さ以下でかつ設定上限重量以下となる設定許容条件にて、物品をパレットに段積み状態に積み付ける積付け部と、前記パレットを載置支持する複数の収納部が並設された保管棚と、前記積付け部にて物品が積み付けられた前記パレットを前記収納部に収納し、かつ、前記収納部に収納した前記パレットを搬出すべく前記パレットを搬送する搬送手段と、前記搬送手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、
前記搬送手段が、前記収納部の外方に引退する引退状態と前記収納部内に突出する突出状態とに出退駆動自在で且つ昇降駆動自在な物品載置体にて、前記パレットを前記収納部に収納する降ろし処理及び前記収納部に収納した前記パレットを取り出す掬い処理を行うように構成され、
前記収納部が、前記突出状態の前記物品載置体が上下に通過する間隔を隔てる状態で並置された左右一対の支持体にて、前記パレットの両端部を載置支持するように構成され、
前記制御手段が、前記降ろし処理を行うときには、前記左右一対の支持体よりも高い降ろし用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記左右一対の支持体よりも低い降ろし用目標高さに前記物品載置体を下降させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御し、かつ、前記掬い処理を行うときには、前記降ろし用目標高さに相当する掬い用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記降ろし用基準高さに相当する掬い用目標高さに前記物品載置体を上昇させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御するように構成されている物品保管設備であって、
前記パレットとして、前記収納部に収納したときの下方側への撓み量が、前記設定上限重量で物品を積付けると、許容限度内となる難撓みパレットと、前記設定上限重量で物品を積付けると、前記許容限度を超える易撓みパレットとがあり、
前記積付け部が、前記難撓みパレットに物品を積み付けるときには、前記設定許容条件にて物品を積付け、かつ、前記易撓みパレットに物品を積み付けるときには、前記設定上限高さ以下でかつ前記設定上限重量よりも低くなるように定めた易撓みパレット用上限重量以下となる易撓みパレット用設定許容条件にて、物品を積み付けるように構成され、
前記易撓みパレット用上限重量が、当該易撓みパレット用上限重量で物品を積付けた前記易撓みパレットを前記収納部に収納したときの下方側への撓み量が、前記許容限度内となる重量に設定されている物品保管設備。 - 前記保管棚が、棚前後方向に並ぶ一対の柱からなる柱組を、前記保管棚の棚横幅方向に並べて床面部に立設し、且つ、前記柱組の夫々に、前記支持体を前記棚横幅方向に向けて片持ち状に突出する状態で上下方向に並べて設けて、前記収納部を棚横幅方向に隣接して並ぶ前記柱組の間に上下方向に並ぶ状態に形成する状態に構成され、
前記上下方向に並ぶ前記収納部における上下に隣接する前記収納部の夫々が装備する前記支持体の上下方向の間隔が、収納対象の収納部の下方の収納部に前記設定上限高さの物品を積んだ前記パレットが撓みのない状態で収納されていると仮定した場合において、収納対象の収納部に対して前記降ろし処理を行うために、前記物品載置体を前記下方側への撓み量が前記許容限度内となる前記パレットについての前記降ろし用目標高さに位置させたときには、前記物品載置体が下方の収納部に収納されている物品の上面から設定融通距離を離れる間隔に定められている請求項1記載の物品保管設備。 - 設定上限高さ以下でかつ設定上限重量以下となる設定許容条件にて、物品をパレットに段積み状態に積み付ける積付け部と、前記パレットを載置支持する複数の収納部が並設された保管棚と、前記積付け部にて物品が積み付けられた前記パレットを前記収納部に収納し、かつ、前記収納部に収納した前記パレットを搬出すべく前記パレットを搬送する搬送手段と、前記搬送手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、
前記搬送手段が、前記収納部の外方に引退する引退状態と前記収納部内に突出する突出状態とに出退駆動自在で且つ昇降駆動自在な物品載置体にて、前記パレットを前記収納部に収納する降ろし処理及び前記収納部に収納した前記パレットを取り出す掬い処理を行う
ように構成され、
前記収納部が、前記突出状態の前記物品載置体が上下に通過する間隔を隔てる状態で並置された左右一対の支持体にて、前記パレットの両端部を載置支持するように構成され、
前記制御手段が、前記降ろし処理を行うときには、前記左右一対の支持体よりも高い降ろし用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記左右一対の支持体よりも低い降ろし用目標高さに前記物品載置体を下降させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御し、かつ、前記掬い処理を行うときには、前記降ろし用目標高さに相当する掬い用基準高さにて前記物品載置体を前記突出状態に突出させ、次に、前記降ろし用基準高さに相当する掬い用目標高さに前記物品載置体を上昇させ、その後、前記物品載置体を前記引退状態に引退させるべく、前記搬送手段の作動を制御するように構成されている物品保管設備における物品積付け方法であって、
前記パレットとして、前記収納部に収納したときの下方側への撓み量が、前記設定上限重量で物品を積付けると、許容限度内となる難撓みパレットと、前記設定上限重量で物品を積付けると、前記許容限度を超える易撓みパレットとがあり、
前記積付け部において、前記難撓みパレットに物品を積み付けるときには、前記設定許容条件にて物品を積付け、かつ、前記易撓みパレットに物品を積み付けるときには、前記設定上限高さ以下でかつ前記設定上限重量よりも低くなるように定めた易撓みパレット用上限重量以下となる易撓みパレット用設定許容条件にて、物品をパレットに段積み状態に積み付けるようにし、
前記易撓みパレット用上限重量が、当該易撓みパレット用上限重量で物品を積付けた前記易撓みパレットを前記収納部に収納したときの下方側への撓み量が前記許容限度内となる重量に設定されている物品保管設備における物品積付け方法。
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