JP5765817B2 - Rice transplanter - Google Patents
Rice transplanter Download PDFInfo
- Publication number
- JP5765817B2 JP5765817B2 JP2012056089A JP2012056089A JP5765817B2 JP 5765817 B2 JP5765817 B2 JP 5765817B2 JP 2012056089 A JP2012056089 A JP 2012056089A JP 2012056089 A JP2012056089 A JP 2012056089A JP 5765817 B2 JP5765817 B2 JP 5765817B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- air
- cover
- bonnet
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
本発明は例えば苗載台及び苗植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機に関する。 The present invention relates to, for example, a rice transplanter that includes a seedling stage and a seedling planting claw and performs seedling planting work continuously.
従来、圃場で農作業をするトラクタ等の作業車において、走行車にエンジンを搭載し、ボンネットによってエンジンを覆うように構成されている。詳しくは、ボンネットの内部にエンジン及び冷却ファン等を配置し、ボンネットにインナーカバーを内装して、インナーカバーによってエンジン及びマフラーを覆い、インナーカバーの内部に冷却ファンの冷却風用の通路を形成するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。また、田植機において、ボンネットの内部にエンジン及びエアクリーナ等を配置し、車体カバーのステップの上方からボンネットの内部に外気を取り入れ、ステップの下方に向けてボンネットの内部の暖気を排出する技術も公知である(例えば、特許文献2参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, in a work vehicle such as a tractor that performs farm work on a farm field, an engine is mounted on a traveling vehicle and the engine is covered with a bonnet. Specifically, an engine and a cooling fan are arranged inside the bonnet, an inner cover is installed in the bonnet, the engine and the muffler are covered with the inner cover, and a passage for cooling air of the cooling fan is formed inside the inner cover. (For example, refer patent document 1). Also, in the rice transplanter, a technology is also known in which an engine, an air cleaner, etc. are arranged inside the bonnet, outside air is taken into the bonnet from the upper part of the body cover step, and warm air inside the bonnet is discharged toward the lower part of the step. (For example, see Patent Document 2).
前記従来技術は、特許文献1に示されるように、エンジンの後方から前方に向けて冷却風を移動していたから、ボンネットの後方の運転席から離れた位置にエンジンの暖気を排出できたが、特許文献2に示されるように、エンジンの近傍にエアクリーナを配置した場合、インナーカバーによって覆われたエンジン及びマフラーの暖気によってエアクリーナが加温されることになるから、エアクリーナからキャブレータに冷たい空気を送込んでエンジンの出力効率の上昇や燃料消費量の低減等を図ることができない等の問題がある。また、従来の田植機では、特許文献2に示されるように、ボンネットの左右方向にエンジンの冷却風を通過させていたから、ボンネットの左右側方に予備苗載台を配置した場合、ボンネットの左右いずれかの側面に開口された排風口から暖気が排出されたときに、その暖気によって、予備苗載台に搭載された苗(マット)が乾燥する等の問題もある。
As shown in
本発明の目的は、エンジンに付設したエアクリーナの雰囲気温度の上昇を簡単に防止でき、エアクリーナからキャブレータに、エンジンの暖気等に比べて比較的冷たい空気を供給できるようにした田植機を提供するものである。 An object of the present invention is to provide a rice transplanter that can easily prevent an increase in the ambient temperature of an air cleaner attached to an engine and supply relatively cool air from the air cleaner to a carburetor compared to warm air of the engine. It is.
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、エンジン(2)を搭載した走行車(1)と、前記走行車(1)に設けた植付部(15)と、前記エンジン(2)に付設するエンジン冷却ファン(67)及びエアクリーナ(75)とを備えた田植機において、前記エンジン冷却ファン(67)を配置するファンケース(66)と、前記エアクリーナ(75)を配置するエンジン用カバー(74)とを、前記エンジン(2)を覆うボンネット(9)の内部で、前記エンジン(2)の外側に設置させ、前記ファンケース(66)を前記エンジン(2)の側方側に位置させ、前記エンジン用カバー(74)を前記エンジン(2)の上方側に位置させ、前記エンジン(2)の冷却風吸い込み入口側にオイルクーラ(70)を設ける一方、前記ボンネット(9)と前記エンジン用カバー(74)との間に電装部品(84)を配置させ、前記ファンケース(66)の内部に前記エンジン用カバー(74)の内部を連通させ、前記エンジン冷却ファン(67)の冷却風を、前記エンジン用カバー(74)の内部に供給して、前記エンジンの側面のうち前記エンジン冷却ファンの設置側とは異なる側面から排出するように構成し、前記エンジン(2)の左右両側から前方向に流通排出される冷却風を合流させ下方に案内する単一の導風板(81)を前記エンジン(2)の前側に設け、前記エンジン(2)流通後の熱風を前記導風板で合流させて前記エンジンの下方に排出するように構成し、前記導風板(81)は、左右からの風を合流させる合流部(81a)と、合流した風を集めて下方に排出案内する下方排出部(81b)とで正面視L形状に形成する一方、出力軸(51)及び伝達ベルト(52)系を前記エンジン(2)の前面に配置し、前記合流部(81a)と前記下方排出部(81b)とによって形成される空間部(83)に前記出力軸(51)及び前記伝達ベルト(52)系を位置させたものである。
In order to achieve the object, the invention of
請求項1の発明によれば、エンジン(2)を搭載した走行車(1)と、前記走行車(1)に設けた植付部(15)と、前記エンジン(2)に付設するエンジン冷却ファン(67)及びエアクリーナ(75)とを備えた田植機において、前記エンジン冷却ファン(67)を配置するファンケース(66)と、前記エアクリーナ(75)を配置するエンジン用カバー(74)とを、前記エンジン(2)を覆うボンネット(9)の内部で、前記エンジン(2)の外側に設置させ、前記ファンケース(66)を前記エンジン(2)の側方側に位置させ、前記エンジン用カバー(74)を前記エンジン(2)の上方側に位置させ、前記エンジン(2)の冷却風吸い込み入口側にオイルクーラ(70)を設ける一方、前記ボンネット(9)と前記エンジン用カバー(74)との間に電装部品(84)を配置させ、前記ファンケース(66)の内部に前記エンジン用カバー(74)の内部を連通させ、前記エンジン冷却ファン(67)の冷却風を、前記エンジン用カバー(74)の内部に供給して、前記エンジンの側面のうち前記エンジン冷却ファンの設置側とは異なる側面から排出するように構成し、前記エンジン(2)の左右両側から前方向に流通排出される冷却風を合流させ下方に案内する単一の導風板(81)を前記エンジン(2)の前側に設け、前記エンジン(2)流通後の熱風を前記導風板で合流させて前記エンジンの下方に排出するように構成し、前記導風板(81)は、左右からの風を合流させる合流部(81a)と、合流した風を集めて下方に排出案内する下方排出部(81b)とで正面視L形状に形成する一方、出力軸(51)及び伝達ベルト(52)系を前記エンジン(2)の前面に配置し、前記合流部(81a)と前記下方排出部(81b)とによって形成される空間部(83)に前記出力軸(51)及び前記伝達ベルト(52)系を位置させたものであるから、前記エアクリーナの雰囲気温度の上昇等を簡単に防止できるものでありながら、前記エアクリーナからキャブレータに冷気を供給でき、前記エンジン効率を向上できる。
According to invention of
その上、前記エンジンの冷却風吸い込み入口側にオイルクーラを設ける一方、前記ボンネットとエンジンカバーの間に電装部品を配置させれば、前記オイルクーラの専用の冷却ファンが不要になり、前記エンジンに吸入される外気によって前記オイルクーラが最初に冷やされることによって、前記オイルクーラを小型化できる。さらに、前記ボンネット内のエンジンルームを高温部と低温部とに分割できるから、簡単な構造で前記エンジンの吸気温度を低下でき、前記エンジン性能を改善できる。また、電子機器などを低温部に配置できるから、前記電装部品を簡単に保護でき、前記電装部品の耐久性を向上できる。電子機器の耐久性が向上する。前記ボンネット内を区切ることによって、前記電装部品をエンジンルーム内に配置する際に設計上の自由度が上がる。前記エンジンの熱が直接的に前記電装部品に伝わるなどの悪影響を低減させると共に、前記電装部品で発生する熱が前記エアクリーナに伝わる不都合も低減でき、前記電装部品と前記エアクリーナの両方の性能(品質)を保持できる。 In addition, if an oil cooler is provided on the cooling air suction inlet side of the engine, and an electrical component is disposed between the bonnet and the engine cover, a dedicated cooling fan for the oil cooler becomes unnecessary, and the engine The oil cooler can be downsized by first cooling the oil cooler by the outside air that is sucked. Furthermore, since the engine room in the bonnet can be divided into a high temperature part and a low temperature part, the intake air temperature of the engine can be lowered with a simple structure, and the engine performance can be improved. Moreover, since an electronic device etc. can be arrange | positioned in a low-temperature part, the said electrical component can be protected easily and durability of the said electrical component can be improved. The durability of electronic equipment is improved. By dividing the inside of the bonnet, the degree of freedom in design increases when the electrical components are arranged in the engine room. In addition to reducing adverse effects such as direct transmission of heat from the engine to the electrical components, it is also possible to reduce inconvenience that the heat generated by the electrical components is transmitted to the air cleaner, and the performance (quality of both the electrical components and the air cleaner) ) Can be held.
また、出力軸や伝達ベルト系が前記エンジンの側面に配置された構造であって、前記エンジンの冷却風を合流させる合流部と、下方に案内する下方排出部とを有する導風板を備え、前記合流部と前記排出部とによって形成される空間部に前記出力軸や伝達ベルト系を配設させるように構成しているから、前記エンジンの伝達構造をコンパクトに配設でき、機体を小型化できる。伝達ベルト系等の耐久性を向上できる。 Further, the output shaft and the transmission belt system are arranged on the side surface of the engine, and include a wind guide plate having a merging portion for merging the cooling air of the engine and a lower discharge portion that guides downward. because are configured to disposed the output shaft and a transmission belt system in a space portion formed by the said discharge part and the merging part, it can arranged a transfer structure of the engine in a compact, miniaturized body it can. The durability of the transmission belt system can be improved.
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図、図3は同正面図、図4は車体の側面図、図5は同平面図を示し、図中1は作業者が搭乗する走行車であり、空冷式エンジン2を車体フレーム3に搭載させ、ミッションケース4側方にフロントアクスルケース5を介して水田走行用前輪6を支持させると共に、前記ミッションケース4後方のリヤアクスルケース7に水田走行用後輪8を支持させる。そして前記エンジン2等を覆うボンネット9両側に予備苗載台10を取付けると共に、作業者が搭乗する車体カバー11によって前記ミッションケース4等を覆い、前記車体カバー11後側上方にシートフレーム12を介して運転席13を取付け、その運転席13の前方で前記ボンネット9後部に操向ハンドル14を設ける。
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. 1 is a side view of the whole, FIG. 2 is a plan view of the same, FIG. 3 is a front view of the same, FIG. 4 is a side view of the vehicle body, FIG. 5 is a plan view of the vehicle. The air-cooled
また、図中15は8条植え用の苗載台16並びに複数の苗植付爪17などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レール18及び上部レール19を介して植付ケース20に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース21を前記植付ケース20に支持させ、該ケース21の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース22・22を配設し、その爪ケース22・22先端に苗植付爪17・17を取付ける。
In the figure,
また、前記植付ケース20前側のヒッチブラケット23をトップリンク24及びロワーリンク25を含む昇降リンク機構26を介し走行車1後側に連結させ、前記リンク機構26を介して植付部15を昇降させる油圧昇降シリンダ27をロワーリンク25に連結させ、前記前後輪6・8を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付爪17によって取出し、連続的に苗を植える田植作業を行うように構成する。
Further, the
また、図中28は主変速レバー、29は植付部15の昇降・植付クラッチの入切・マーカ操作を行う植付操作レバー、30は変速ペダル、31はアクセルレバー、32はユニットクラッチレバーである。
In the figure, 28 is a main transmission lever, 29 is a planting operation lever for raising and lowering the
さらに、図中33は中央2条均平用センタフロート、34は左右2条均平用サイドフロート、35は左右最外側1条均平用補助フロート、36は肥料ホッパ37内の肥料を送風機38の送風力で各フロート33・34・35の側条作溝器(図示せず)に排出させる8条用側条施肥機である。
Further, in the figure, 33 is a center two leveling center float, 34 is a left and right two leveling side float, 35 is a left and right outermost one leveling auxiliary float, and 36 is a fertilizer in a
図4乃至図5に示す如く、前記車体フレーム3は前部フレーム39と中間フレーム40と後部フレーム41とに3分割させ、左右一対の前部フレーム39にエンジン2を、左右一対の中間フレーム40にフロントアクスルケース5を、左右一対の後部フレーム41にリヤアクスルケース7及びエンジン2に燃料を供給する燃料タンク42などを設けるもので、前部フレーム39の前側と中間に前フレーム43とベースフレーム44を連結させて平面視4角枠状に形成し、前部フレーム39の固定ブラケット45とベースフレーム44に防振ゴム46を介しエンジン2を上載させる。
4 to 5, the
また、前記ミッションケース4の前面左側にパワーステアリングケース47を設け、かつケース4の右側に無段油圧変速機(HST)48を設け、油圧変速機48の変速入力用ポンプ軸49を車体前方向に突出させ、エンジン2の右下側で前後方向の伝達軸50にポンプ軸49を連結させると共に、エンジン2の出力軸51に伝達ベルト52を介して前記伝達軸50を連結させ、エンジン2出力を油圧変速機48に伝達する。
Further, a
さらに、前記ミッションケース4とリヤアクスルケース7を車体の前後方向の中心ライン上でパイプ状の連結フレーム53によって一体連結させ、ミッションケース4後方に走行出力軸54及びPTO出力軸55を突出させ、リヤアクスルケース7前方に突出させるリヤ入力軸56にリヤ伝達軸57を介し前記走行出力軸54を連結させ、走行出力軸54から左右の後輪8に動力を伝える。またリヤアクスルケース7上部の軸受58に設ける仲介軸59に自在継手軸60を介して前記PTO出力軸55を連結させ、前記植付ケース20の入力軸に自在継手軸を介して中介軸59を連結させ、PTO出力軸55から植付部15に動力を伝える。
Further, the transmission case 4 and the
図6乃至図14に示す如く、前部フレーム39左外側のステップ台61下側にエンジン2のマフラー62を取付けると共に、前部フレーム39右外側のステップ台63にエンジン2を始動させるバッテリ64のバッテリ台65を取付けている。
6 to 14, a
また、前記エンジン2後側のファンケース66内にエンジン冷却ファン67を配設させ、ファンケース66後面略中央に冷却風取入口68を開成させて該取入口68に防塵網69を張設させ、取入口68の後方位置にエンジンオイル・ミッションオイル・変速機(HST)オイルなどのオイルクーラ70を縦型で横長手状に配設させ、オイルクーラ70を取付台71及び取付板72を介し操向ハンドル14のハンドルコラム73に連結支持させて、別途にオイルクーラ70専用の冷却用ファンを設けることなくエンジン冷却ファン67を利用してオイルクーラ70を強制冷却させ、オイルクーラ70の冷却効果の向上と、オイルクーラ70の小型コンパクトな組込みを可能とさせるように構成している。
In addition, an
さらに、前記エンジン2の後側上方を4角箱形状のカバー74で覆って、エンジン2のエアクリーナ75をエアクリーナ用カバー74内に配設させ、前記ファンケース66内のファン室76にエアクリーナ用カバー74内のクリーナ室77を連通させると共に、エンジン2の前側上方を正面視門形の排風カバー78で覆って、クリーナ室77に連通する冷却排風路79を排風カバー78の内側に形成して、図15にも示す如く、クリーナ室77流通後の冷却風を、排風路79を介して、ボンネット9の前面に開口する排風口80から外側方に排出させ、クリーナ室77の温度上昇を抑え、キャブレータに冷たい空気を送り込むことによってエンジン2の出力上昇や燃料消費量の向上を図るように構成している。なお、前記排風口80は車体カバー11のステップ11aより上方に配設されて、排風口80からの排風は畦の苗にも当たることなく苗の損傷も防止できる。
Further, the rear upper side of the
また図10にも示す如く、前記エンジン2の左右両側から前方向に流通排出される熱風(エンジン冷却風)を合流させ下方に案内する単一の導風板81をエンジン2前側に配設させるもので、左右からの風を合流させる合流部81aと、合流した風を左側に集めて下方に排出案内する下方排出部81bとを正面視L形状に導風板81は有し、合流部81aの上側コーナ部3(上・左右・前方向)の形状をそれぞれ鈍角からなる案内面81cで形成して、エンジン2流通後の熱風を合流部81aでスムーズに合流させると共に、排出部81b下側の排出口82より良好に下方に排出させて、熱風の排出効率を向上させるように構成している。また、合流部81aと排出部81bとの内側に形成される空間部83に前記出力軸51や伝達ベルト52系をコンパクトに配設させて、機体の小型化を容易に可能とさせている。
Further, as shown in FIG. 10, a single
さらに、前記カバー74・78上方にエンジン2関係のリレーなど電装部品84を配設させるもので、前フレーム43とハンドルコラム73などと連結するフレーム85に電装台86を介し取外し自在に電装部品84を取付けて、エンジン2の上方近接位置に電装部品84を配設した構造においても、エンジン2の熱が直接的に電装部品84に伝わるなどの悪影響を低減させると共に、電装部品84で発生する熱のエアクリーナ75に伝わる不都合も低減させて電装部品84とエアクリーナ75両方の性能(品質)の安定保持を図るように構成している。
Further, an
図16乃至図18に示す如く、前記排風カバー78下側位置にエンジン2のスロットルレバー87を配設させ、操向ハンドル14右側に配設するアクセルレバー31とアクセルレバー31の下方位置に配設する変速ペダル30とに二股状のアクセルワイヤ88を介しスロットルレバー87を連動連結させるもので、アクセルワイヤ88の二股ワイヤ部88a・88b先端を変速ペダル30とアクセルレバー31に連結させると共に、単一ワイヤ部88c先端をスロットルレバー87に連結させて変速ペダル30及びアクセルレバー31の何れの操作でもエンジン回転数を変更するように構成している。
As shown in FIGS. 16 to 18, the
また、前記変速ペダル30はペダル軸89にペダルアーム90を介し揺動自在に連結させ、ペダル軸89に変速操作カム91を固設させ、前記油圧変速機48(油圧ポンプ)の斜板の角度を調節する制御軸92に変速ロッド93を介して操作カム91を連結させ、操作カム91のノッチ94にノッチ爪95を係合させる速度保持用カム96を有して、変速ペダル30の足踏み操作時には制御軸92を回動して車速を変速するように構成している。
The
さらに、前記ペダルアーム90にはアウタ受け97を介してワイヤ部88aのアウタチューブ98を連結させると共に、ワイヤ部88a先端に弾性体であるバネ99の一端側を連結させ、変速ペダル30の基端回動軸100を取付ける固定フレーム101にバネ99の他端側を連結させて、変速ペダル30の足踏み操作時にはワイヤ部88a(インナワイヤ)に対しアウタチューブ98を移動させてスロットルレバー87を操作して、車速の変速とエンジン回転数の変更を行うように構成している。
Further, an
また図19に示す如く、アクセルレバー31に連結させるワイヤ部88bはレバー31と一体のアーム102に係止部材103を連結させ、変速ペダル30とアクセルレバー31の2本のワイヤ部88a・88bの他端側を単一の連結体104に連結させ、各ワイヤ部88a・88bのアウタチューブ98・105に連結させるジョイント106に前記連結体104を摺動自在に内挿させ、前記変速ペダル30とアクセルレバー31の非操作時(0位置)に各ワイヤ部88a・88bを弛めて図19仮想線位置に連結体104を保つと共に、変速ペダル30或いはアクセルレバー31の操作で何れか一方のワイヤ部88a或いは88bを引張り状態とさせるとき同図実線状態に示す如く、一定ストロークLだけジョイント105内で連結体104を移動させて単一ワイヤ部88cを引張りスロットルレバー87を高速H側に操作するように構成している。
Further, as shown in FIG. 19, the
このように、スロットルレバー87を操作するエンジン回転変速操作部材であるアクセルレバー31の0或いは低速操作時にはワイヤ部88bを弛め変速ペダル30を優先操作させると共に、アクセルレバー31の高速H操作時には連結体104をストロークL分高速側に移動させて変速ペダル30より優先させるもので、低速高トルクを必要とする湿田脱出時など各種作業状況に応じて最適の作業速(走行)モードに正確に変更させて作業性を向上させることができる。
In this way, the
図20、図21に示す如く、前記固定フレーム101は前部フレーム39後端の固定ブラケット107と後部フレーム41前端の取付部材108間に前後端を固定させ、固定フレーム101の上面に固設するペダル台109に回動軸100を介し変速ペダル30の基端を揺動自在に支持させている。
As shown in FIGS. 20 and 21, the fixed
また図22に示す如く、前記操作カム91やペダルアーム90にバネ99を介してワイヤ88aを直接的に連結させる構成でも良い。
Further, as shown in FIG. 22, the
上記からも明らかなように、エンジン2出力で駆動して車速など作業速度を変速させる油圧変速機(HST)48を備え、変速機48を変速操作する作業変速操作部材である変速ペダル30と、エンジン回転数を変更するエンジン回転変更部材であるスロットルレバー87とを連結部材であるアクセルワイヤ88を介して連動連結させたことによって、例えば走行の低速或いは停止時には必ずエンジン回転数も低速状態とさせて、エンジンを静かに且つ効果的に駆動して良好に作業を行うことができるもので、苗継ぎ作業時などには自動的に静かな作業が行え、また変速機48が高速Hでエンジン回転が低速のときエンジン2が出力不足状態となる不都合も防止でき、さらに発進時や停止時には走行とともにエンジン回転数も低速状態とさせたスムーズな発進や停止が行える。
As is clear from the above, a
また、スロットルレバー87にアクセルレバー31と変速ペダル30とを二股ワイヤ88を介し連結させると共に、変速ペダル30とワイヤ88間に弾性体であるばらつき防止バネ99を介設したことによって、ワイヤ88及びバネ99を用いた簡単な手段で変速ペダル30側の操作ストロークをアクセルレバー31側の操作ストロークより大とさせて操作のばらつきを防止して、常に安定したエンジン回転数で作業速度の変速を可能とさせて作業の信頼性を向上させるもので、完全に変速ペダル30もアクセルレバー31も高速位置とさせた良好な高速作業を可能とさせることができる。
In addition, the
上記の記載及び図1、図13、図14から明らかなように、エンジン2を搭載した走行車1と、走行車1に設けた植付部15と、エンジン2に付設するエンジン冷却ファン67及びエアクリーナ75とを備えた田植機において、エンジン2の外側方にファン室76を形成するファンケース66を備え、ファン室76内にエンジン冷却ファン67を配置し、エンジン2の上方を覆う上面側カバーとしてのエアクリーナ75用のカバー74を備え、ファン室76にエアクリーナ75用のカバー74の内部を連通させて、エンジン冷却ファン67の排風を、エアクリーナ75用のカバー74の内部に供給するように構成したものであるから、エンジン2に付設したエアクリーナ75等をエアクリーナ75用のカバー74の内部に配置することによって、そのエアクリーナ75の雰囲気温度の上昇等を簡単に防止できる。
As is clear from the above description and FIGS. 1, 13, and 14, the traveling
上記の記載及び図1、図13、図14から明らかなように、エンジン2を搭載した走行車1と、走行車1に設けた植付部15と、エンジン2に付設するエンジン冷却ファン67及びエアクリーナ75とを備えた田植機において、エンジン2の外側方にファン室76を形成するファンケース66を備え、ファン室76内にエンジン冷却ファン67を配置し、エンジン2の外側方にクリーナ室77を形成するエアクリーナ75用のカバー74を備え、クリーナ室77内にエアクリーナ75を配置し、ファン室76にクリーナ室77を連通させて、エンジン冷却ファン67の排風を、クリーナ室77を介して外部に排出するように構成したものであるから、エンジン2に付設したエアクリーナ75の雰囲気温度の上昇を簡単に防止でき、エアクリーナ75からキャブレータに、エンジン2の暖気等に比べて比較的冷たい空気を供給でき、エンジン2の出力効率を上昇できたりその燃料消費量を低減できる。
As is clear from the above description and FIGS. 1, 13, and 14, the traveling
上記の記載及び図1、図14から明らかなように、走行車1に運転席13を設け、ボンネット9によってエンジン2を覆う構造であって、クリーナ室77に連通させる排風路79を形成する排風カバー78を備え、ボンネット9の側面のうち運転席13から離れた前側面に排風口80を形成し、排風口80に排風路79を介してクリーナ室77を連通させるように構成したものであるから、例えばボンネット9の左右側方に予備苗載台10を配置しても、ボンネット9の前側面に開口された排風口80から排出される暖気によって、ボンネット9の左右側方の予備苗載台10に搭載された苗(マット)が乾燥するのを防止できる。したがって、ボンネット9の左右側方に予備苗載台10を簡単に配置できる。
As is clear from the above description and FIGS. 1 and 14, the driver's
上記の記載及び図1、図14、図15から明らかなように、走行車1に設けた車体カバー11にステップ11aを形成し、ボンネット9によってエンジン2を覆う構造であって、エアクリーナ用のカバー74によってエンジン2の上面側にクリーナ室77を形成し、ボンネット9の側面のうちステップ11aよりも上方の高位置に排風口80を配置し、クリーナ室77の排気が排風口80からボンネット9の外側方に向けて排出されるように構成したものであるから、走行車1の前部を畦に対向させて、畦に置いている苗を走行車1の予備苗載台10に補給するときに、排風口80から排出される排風が、畦に置いている苗に当ることがない。したがって、苗を補給するときに、畦に置いている苗が損傷するのを防止できるものである。
As apparent from the above description and FIGS. 1, 14, and 15, a
1 走行車
2 エンジン
9 ボンネット
11 車体カバー
11a ステップ
13 運転席
15 植付部
66 ファンケース
67 エンジン冷却ファン
74 エンジン用カバー(上面側カバー,エアクリーナ用カバー)
75 エアクリーナ
76 ファン室
77 クリーナ室
78 排風カバー
79 排風路
80 排風口
DESCRIPTION OF
75 Air cleaner 76
Claims (1)
前記エンジン冷却ファン(67)を配置するファンケース(66)と、前記エアクリーナ(75)を配置するエンジン用カバー(74)とを、前記エンジン(2)を覆うボンネット(9)の内部で、前記エンジン(2)の外側に設置させ、前記ファンケース(66)を前記エンジン(2)の後方側に位置させ、前記エンジン用カバー(74)を前記エンジン(2)の上方側に位置させ、
前記エンジン(2)の冷却風吸い込み入口側にオイルクーラ(70)を設ける一方、前記ボンネット(9)と前記エンジン用カバー(74)との間に電装部品(84)を配置させ、
前記ファンケース(66)の内部に前記エンジン用カバー(74)の内部を連通させ、前記エンジン冷却ファン(67)の冷却風を、前記エンジン用カバー(74)の内部に供給して、前記エンジン(2)の側面のうち前記エンジン冷却ファン(67)の設置側とは異なる側面から排出するように構成し、
前記エンジン(2)の左右両側から前方向に流通排出される冷却風を合流させ下方に案内する単一の導風板(81)を前記エンジン(2)の前側に設け、前記エンジン(2)流通後の熱風を前記導風板で合流させて前記エンジンの下方に排出するように構成し、前記導風板(81)は、左右からの風を合流させる合流部(81a)と、合流した風を集めて下方に排出案内する下方排出部(81b)とで正面視L形状に形成する一方、出力軸(51)及び伝達ベルト(52)系を前記エンジン(2)の前面に配置し、前記合流部(81a)と前記下方排出部(81b)とによって形成される空間部(83)に前記出力軸(51)及び前記伝達ベルト(52)系を位置させたことを特徴とする田植機。 A traveling vehicle (1) equipped with an engine (2), a planting part (15) provided in the traveling vehicle (1), an engine cooling fan (67) and an air cleaner (75) attached to the engine (2) In rice transplanter equipped with
A fan case (66) for disposing the engine cooling fan (67) and an engine cover (74) for disposing the air cleaner (75) are arranged inside the bonnet (9) covering the engine (2). It is installed outside the engine (2), wherein the fan case (66) is positioned after the way side of the engine (2), said engine cover (74) is positioned on the upper side of the engine (2),
An oil cooler (70) is provided on the cooling air suction inlet side of the engine (2), while an electrical component (84) is disposed between the bonnet (9) and the engine cover (74),
The inside of the engine cover (74) is communicated with the inside of the fan case (66), and the cooling air of the engine cooling fan (67) is supplied to the inside of the engine cover (74). The side of (2) is configured to discharge from a side different from the installation side of the engine cooling fan (67) ,
A single air guide plate (81) is provided on the front side of the engine (2) for merging and guiding the cooling air circulated and discharged forward from both the left and right sides of the engine (2). The hot air after distribution is combined with the air guide plate and discharged to the lower side of the engine, and the air guide plate (81) is joined with a confluence portion (81a) for combining the winds from the left and right. The lower discharge part (81b) that collects and guides the wind downward is formed into an L shape in front view, while the output shaft (51) and the transmission belt (52) system are arranged on the front of the engine (2), Rice transplanter characterized in that the output shaft (51) and the transmission belt (52) system are positioned in a space (83) formed by the merging portion (81a) and the lower discharge portion (81b). .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012056089A JP5765817B2 (en) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | Rice transplanter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012056089A JP5765817B2 (en) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | Rice transplanter |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010048803A Division JP4988888B2 (en) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | Rice transplanter |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012143240A JP2012143240A (en) | 2012-08-02 |
JP5765817B2 true JP5765817B2 (en) | 2015-08-19 |
Family
ID=46787497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012056089A Expired - Lifetime JP5765817B2 (en) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | Rice transplanter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5765817B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220096371A (en) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 국제종합기계 주식회사 | A cooling device for engine of transplanting machine |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115013140B (en) * | 2022-05-19 | 2023-06-02 | 江苏徐工工程机械研究院有限公司 | Convenient cooling liquid filling mechanism and operation method thereof |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0523383Y2 (en) * | 1986-09-11 | 1993-06-15 | ||
JPH0281717A (en) * | 1988-09-16 | 1990-03-22 | Yamaha Motor Co Ltd | Cooling device for engine |
JPH02144822U (en) * | 1989-05-09 | 1990-12-07 | ||
JPH0542830A (en) * | 1991-08-14 | 1993-02-23 | Kubota Corp | Prime mover portion of working vehicle |
JPH08260963A (en) * | 1995-03-29 | 1996-10-08 | Kubota Corp | Cooling air feeding structure of working vehicle |
JPH09193672A (en) * | 1996-01-17 | 1997-07-29 | Kubota Corp | Rice-planting machine |
JP2001199251A (en) * | 2000-01-19 | 2001-07-24 | Kubota Corp | Motor unit cooling structure for working vehicle |
JP3861175B2 (en) * | 2000-05-01 | 2006-12-20 | ヤンマー建機株式会社 | Upper body structure of turning work vehicle |
-
2012
- 2012-03-13 JP JP2012056089A patent/JP5765817B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220096371A (en) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 국제종합기계 주식회사 | A cooling device for engine of transplanting machine |
KR102449590B1 (en) | 2020-12-31 | 2022-09-30 | 주식회사 티와이엠 | A cooling device for engine of transplanting machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012143240A (en) | 2012-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4088920B2 (en) | Rice transplanter | |
JP4988888B2 (en) | Rice transplanter | |
JP3862674B2 (en) | Ride type transplanter | |
JP2015223870A (en) | Work machine | |
JP2001199251A (en) | Motor unit cooling structure for working vehicle | |
JP5765817B2 (en) | Rice transplanter | |
KR0177896B1 (en) | Transplanter for riding | |
WO2013146476A1 (en) | Rice planting machine | |
JP2008068866A (en) | Rice transplanter | |
WO2013146475A1 (en) | Rice planting machine | |
WO2013146473A1 (en) | Rice planting machine | |
JP3599479B2 (en) | Riding transplanter | |
JP5829963B2 (en) | Rice transplanter | |
JP5889147B2 (en) | Working machine | |
JPH09300985A (en) | Riding type transplanter | |
JP4119653B2 (en) | Mobile farm machine | |
JP5964100B2 (en) | Rice transplanter | |
JP5844191B2 (en) | Rice transplanter | |
JP7243667B2 (en) | work vehicle | |
JP2014128207A (en) | Combine | |
JP5844190B2 (en) | Rice transplanter | |
JP5844192B2 (en) | Rice transplanter | |
JPH114608A (en) | Rice transplanter | |
JP5174075B2 (en) | Riding type work machine | |
JP2008265373A (en) | Prime mover structure of working machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131023 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140730 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140929 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150610 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5765817 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |