JP2008265373A - Prime mover structure of working machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、空冷式のエンジンを搭載した作業機の原動部構造に関する。 The present invention relates to a prime mover structure of a working machine equipped with an air-cooled engine.
空冷式のエンジンを搭載した作業機の一例である乗用型田植機の原動部構造としては、例えば、特許文献1に示されているように、エンジンにおけるシリンダ部の排気側に、シリンダ部の外周に供給された冷却風を排気管の周囲に案内する導風カバーを設けたものが知られている。
上記構造によると、排気管からの輻射熱がエンジンルーム内に伝播されるのを導風カバーで抑制するとともに、導風カバー内に導入した冷却風で排気管を冷却して排気温度を低減することで消音効果を高めることができるのであるが、エンジンの排気側のメンテナンスを行う際に導風カバーが邪魔になり、その脱着に手数を要するものであった。 According to the above structure, the radiant heat from the exhaust pipe is prevented from being propagated into the engine room by the wind guide cover, and the exhaust pipe is cooled by the cooling air introduced into the wind guide cover to reduce the exhaust temperature. Although the noise reduction effect can be enhanced, the wind guide cover becomes an obstacle when performing maintenance on the exhaust side of the engine, and it takes time to remove and install it.
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、導風カバーによる冷却風案内を好適に行わせることでき、必要に応じて導風カバーに邪魔されることなくシリンダ部周辺のメンテナンスを容易に行えるようにすることを目的としている。 The present invention has been made paying attention to such points, and is capable of suitably performing cooling air guidance by the air guide cover, and if necessary, around the cylinder portion without being obstructed by the air guide cover. The purpose is to make it easy to maintain.
第1の発明は、空冷式のエンジンにおけるシリンダ部の近傍に、シリンダ部に供給された冷却風を案内する導風カバーを設けるとともに、この導風カバーを、冷却風案内作用位置と、シリンダ部を露出させるメンテナンス位置とに位置変更可能に構成してあることを特徴とする。 According to a first aspect of the present invention, an air guide cover that guides the cooling air supplied to the cylinder portion is provided in the vicinity of the cylinder portion in the air-cooled engine. It is possible to change the position to a maintenance position that exposes.
上記構成によると、通常時は導風カバーを冷却風案内作用位置に設置して、好適な冷却風案内を行わせることができる。風カバーをメンテナンス位置に移動させることで、シリンダ部を露出させて広い空間からシリンダ周辺のメンテナンスを容易に行うことができる。
従って、第1の発明によると、通常は導風カバーによる冷却風案内を好適に行わせることができ、導風カバーの煩わしい取り外し操作を要することなく、導風カバーに邪魔されることなくシリンダ部周辺のメンテナンスを容易に行うことができるようになって、メンテナンスの作業性を向上させることができる。
According to the above configuration, the air guide cover can be installed at the cooling air guide operation position at normal times to provide suitable cooling air guidance. By moving the wind cover to the maintenance position, the cylinder portion can be exposed and maintenance around the cylinder can be easily performed from a wide space.
Therefore, according to the first aspect of the invention, normally, the cooling air guide by the air guide cover can be suitably performed, and the cylinder portion is not obstructed by the air guide cover without requiring troublesome removal operation of the air guide cover. Maintenance of the periphery can be easily performed, and workability of maintenance can be improved.
第2の発明は、上記第1の発明において、
シリンダ部の上方箇所に配備した燃料タンクを正規設置位置とメンテナンス用の開放位置とに位置変更可能に構成し、燃料タンクを正規設置位置から開放位置へ移動させるのに連動して前記導風カバーを前記冷却風案内作用位置からメンテナンス位置へ移動させるよう構成してあるものである。
According to a second invention, in the first invention,
The fuel tank arranged in the upper part of the cylinder part is configured to be repositionable between a regular installation position and a maintenance open position, and the wind guide cover is interlocked with moving the fuel tank from the regular installation position to the open position. Is moved from the cooling air guide action position to the maintenance position.
上記構成によると、燃料タンクをシリンダ部上方の正規設置位置から開放位置へ移動させることで、点火プラグの清掃や交換などの作業をシリンダ部上方の広い空間から行うことができる。燃料タンクの開放位置への移動に伴って導風カバーも冷却風案内作用位置からメンテナンス位置に移動され、シリンダ部周辺を開放した状態がもたらされることになり、シリンダ部周辺のメンテナンス作業を一層容易に行うことができる。 According to the above configuration, by moving the fuel tank from the normal installation position above the cylinder part to the open position, operations such as cleaning and replacement of the spark plug can be performed from a wide space above the cylinder part. With the movement of the fuel tank to the open position, the air guide cover is also moved from the cooling air guide operation position to the maintenance position, resulting in a state in which the periphery of the cylinder portion is opened, making maintenance work around the cylinder portion easier. Can be done.
第3の発明は、上記第2の発明において、
前記燃料タンクを前記正規設置位置と前記開放位置との間で移動可能に支持するとともに、この燃料タンクに前記導風カバーを一体移動可能に連結してあるものである。
According to a third invention, in the second invention,
The fuel tank is movably supported between the regular installation position and the open position, and the air guide cover is connected to the fuel tank so as to be integrally movable.
上記構成によると、燃料タンクと導風カバーとの連動移動を簡単に実施することができる。 According to the said structure, the interlocking movement of a fuel tank and a wind guide cover can be implemented easily.
図1に、本発明に係る作業機の一例である乗用型田植機の全体側面が示されている。この乗用型田植機は、操向自在な前輪1と操向不能な後輪2を備えた四輪駆動型の走行機体3の後部に、油圧シリンダ4で駆動される平行四連リンク構造の昇降リンク機構5を介して苗植付け装置6が連結され、走行機体3の後部に設けた運転座席7の後方箇所に施肥装置8が配備されるとともに、走行機体3の前部にボンネット9で覆われた原動部10、ステアリングハンドル11、等が備えられ、原動部10の左右横外方に3段積みの予備苗のせ台12がそれぞれ装備された構造となっている。
The whole side surface of the riding type rice transplanter which is an example of the working machine based on this invention is shown by FIG. This riding type rice transplanter has a parallel quadruple link structure driven by a hydraulic cylinder 4 at the rear of a four-wheel drive type
前記苗植付け装置6は6条植え仕様に構成されており、苗を載置して一定ストロークで往復横移動する苗のせ台15、この苗のせ台15の下端から1株分づつ苗を切り出して田面に植付けてゆく6組の回転式の植付け機構16、田面の植付け箇所を均平整地する3個の整地フロート17、等を備えて構成されている。
The seedling planting device 6 is configured to have a six-row planting specification. A
前記施肥装置8には、顆粒状の肥料を貯留する肥料ホッパ18、貯留した肥料をホッパ下端から2条単位で設定量づつ肥料を繰り出す3つの繰出し機構19、各繰出し機構19に搬送風を供給する電動ブロワ20と給風ダクト21、繰出し機構19から搬送風に乗っって送り出される肥料を整地フロート17に取り付けた6個の作溝器22に送り込む供給ホース23、等が備えられており、作溝器22によって植付け苗の横側近傍の田面に形成した施肥溝に、風力搬送されてきた肥料を送込んで埋設するように構成されている。
The fertilizer application device 8 includes a
図7〜図9に示すように、各繰出し機構19には肥料ホッパ18に残った肥料を排出する横長の排出ダクト24が連通接続されるとともに、この排出ダクト24の機体右側端部(図8,9では左端部)が前記給風ダクト21の周端部に連通接続されるとともに、排出ダクト24の機体左側端部(図8,9では右端部)に排出ホース25が接続されている。排出ダクト24は透明樹脂材で形成されており、排出状況を外部から監視できるよう構成されている。排出ホース25は、伸縮自在な蛇腹状に構成されるとともに、排出ダクト24の外端部には、排出ホース25を内側から支持して垂れ下がるのを阻止する支持パイプ26が連設されていおり、短縮された排出ホース25を支持パイプ26で振れ動くことなく受け止めて格納保持するとともに、供給ホース25が伸長される肥料排出作業時には、運転座席7の横外側に配備された苗補給用の補助ステップ14に、伸長された供給ホース25が接触しないようになっている。
As shown in FIGS. 7 to 9, each
図2に示すように、原動部10におけるボンネット9の内部にはエンジン30、燃料タンク31、および、エンジン付属機器、等が収容配備されている。エンジン30は、出力軸30cを左横向きに突設した横軸型の空冷ガソリンエンジンが利用されており、ミッションケース32から前方に延出された前フレーム33に防振支持されている。
As shown in FIG. 2, an
前記出力軸30aから取り出されたエンジン動力は、ミッションケース32の左側面に連結された静油圧式無段変速装置(HST)からなる主変速装置34にベルト伝達され、この主変速装置34から出力された正転あるいは逆転の無段変速動力がミッションケース32で更に複数段にギヤ変速されて前輪1および後輪2に伝達される。ミッションケース32に入力された無段変速動力のうちの正転動力のみがPTO系動力として分岐され、このPTO系動力がミッションケース32で複数段に変速(株間変速)され、走行機体3の後から取り出されて苗植付け装置6に軸伝達される。
The engine power extracted from the
ミッションケース32の上部には、油圧式のパワーステアリングユニット35および前記ステアリングハンドル11を軸支したハンドルポスト36が設置され、図示されていないが、パワーステアリングユニット35に連動連結されたピットマンアームの揺動作動によって前輪1が駆動操向されるようになっている。
A hydraulic
エンジン30は、クランクケース部30aの上部に連設したシリンダ部30bが後方に傾斜された嵩低いものに構成され、クランクケース部30aの下部が防振ゴム37を介して前フレーム33に搭載連結されるとともに、後傾斜されたシリンダ部30bも防振ゴム38を介して前フレーム33の基端上部に防振支持されている。
The
図3に示すように、エンジン30の機体右側には、エンジン動力で駆動される吸引ファン39を内装した送風ケース40が備えられ、送風ケース40に吸引された冷外気が冷却風としてシリンダ部30bの外周に供給される。シリンダ部30bの機体左側面から排気管41が導出されて、運転ステップ13の前部下方に配備されたマフラー42に連通接続されている。
As shown in FIG. 3, a
図3に示すように、前記主変速装置34の入力軸34aには冷却ファン43が備えられて、主変速装置34の周辺に機体外向きの気流を発生させて主変速装置34を冷却するよう構成されるとともに、マフラー42の周辺と主変速装置34の周辺に発生する暖気の一部が、冷却ファン43の送風力によって機体下部に配備された導風ダクト44の前端に送り込まて機体後方に導かれるようになっている。前記施肥装置8における電動ブロワ20の吸気部から吸気ダクト45が機体下方に延出され、この吸気ダク45の前入口が前記導風ダクト44の後端出口に対向配備されている。マフラー42の周辺と主変速装置34の周辺に発生する暖気の一部が、導風ダクト44および吸気ダクト45を介して取り込まれて肥料搬送風として利用されることで、繰出し機構19や供給ホース23の内部を乾燥させて、肥料粉の付着堆積を抑制するよう構成されている。
As shown in FIG. 3, the
図2に示すように、排気管41の上部は機体内向き開放された導風カバー50で覆われ、シリンダ部30bの右側から供給されて左側に流出してきた冷却風の一部が導風カバー50内に導入され、導入された冷却風によって排気管41を冷却して消音効果を高めるとともに、排気管41からの輻射熱がエンジンルーム内に伝播することが導風カバー50で抑制されている。
As shown in FIG. 2, the upper part of the
図5に示すように、前記ハンドルポスト36の下部には、左右一対の支持パイプ51が前後向きに固設され、各支持パイプ51に前後スライド可能に挿通された左右の支持アーム52に、燃料タンク31の底部が連結支持されている。支持アーム52を後方にスライドさせて、その後方突出端に手動で脱着可能な止めピン(ベータピン)53を装着することで燃料タンク31を正規設置位置(a)に固定することができ、この正規設置位置(a)では、燃料タンク31の補給口31aがボンネット9の上方に露出し、ボンネット9を開けることなく燃料補給を行うことができる。ボンネット9を開放して止めピン53を抜き取ると、燃料タンク31を前方にスライド移動させることが可能となり、図4に示すように、燃料タンク31を前方の開放位置(b)にまで大きく移動してシリンダ部30bの上方を開放することで、点火プラグ(図示せず)の掃除や交換を広い空間から容易に行うことができる。
As shown in FIG. 5, a pair of left and
正規設置位置(a)における燃料タンク31はシリンダ部30bの上方に重複しており、燃料タンク31の底面がシリンダ部30bに近接して、シリンダ部30bの傾斜と略平行に前下がり傾斜しており、燃料タンク31の底面がエンジン右側から供給される冷却風を効率よくシリンダ部30bの外周に導く案内面として機能するよう構成されている。
The
排気管41は前記導風カバー50によって横外側方、上方、および、前方から覆われるとともに、シリンダ部30bのヘッドに連結固定された後部カバー50aによって後方から覆われるようになっている。導風カバー50は、前後移動可能な上記燃料タンク31に連結支持されており、燃料タンク31が正規設置位置(a)にあると、導風カバー50は排気管41を覆う冷却風案内作用位置にあり、燃料タンク31が開放位置(b)に移動されると導風カバー50が排気管41から前方に外れたメンテナンス位置に移動されるようになっている。
The
〔他の実施例〕
(1)導風カバー50を縦向き支点周りに揺動開閉可能に支持し、燃料タンク31の正規設置位置(a)への移動によって導風カバー50が冷却風案内作用位置に閉じられ、燃料タンク31を開放位置(b)に移動させると導風カバー50が横外方のメンテナンス位置に揺動開放されるように、燃料タンク31と導風カバー50とをリンク機構などを用いて連動することも可能である
[Other Examples]
(1) The
(2)燃料タンク31とは無関係に導風カバー50を独立して冷却風案内作用位置とメンテナンス位置に移動可能に構成して実施することもできる。
(2) The
30 エンジン
31 燃料タンク
30b シリンダ部
50 導風カバー
30
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007107188A JP2008265373A (en) | 2007-04-16 | 2007-04-16 | Prime mover structure of working machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007107188A JP2008265373A (en) | 2007-04-16 | 2007-04-16 | Prime mover structure of working machine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008265373A true JP2008265373A (en) | 2008-11-06 |
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ID=40045522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007107188A Pending JP2008265373A (en) | 2007-04-16 | 2007-04-16 | Prime mover structure of working machine |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2008265373A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011205905A (en) * | 2010-03-26 | 2011-10-20 | Kubota Corp | Riding type working machine |
-
2007
- 2007-04-16 JP JP2007107188A patent/JP2008265373A/en active Pending
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JP2011205905A (en) * | 2010-03-26 | 2011-10-20 | Kubota Corp | Riding type working machine |
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