JP5764510B2 - ズームレンズ - Google Patents
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Description
物体側から像側へ向けて順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、
負のパワーを有する第2レンズ群と、
負のパワーを有する第3レンズ群と、
正のパワーを有する第4レンズ群とからなり、
ズーミングに際して、少なくとも前記第1レンズ群が広角端から望遠端にかけて移動し、
前記第4レンズ群は、正のパワーを有する第1サブレンズ群と、前記第1サブレンズ群よりも像側に配置され、負のパワーを有する第2サブレンズ群とを含み、
ズームレンズ系の振動に起因する像ぶれ補正に際して、前記第1サブレンズ群または前記第2サブレンズ群が光軸に直交する方向に移動する、ズームレンズ系が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献2に開示されたズームレンズにおいては、負の第2レンズ群G2及び前記第2レンズ群より像側に位置する少なくとも1つのレンズ群G3が選択的に移動させて合焦を行うため、鏡筒の構成が複雑になる問題がある。また、合焦レンズの移動レンズの構成枚数が多く、オートフォーカス機構の作動負荷が大きくなるという問題もある。
本発明は、従来のズームレンズの上述した問題点に鑑みてなされたものであって、インナーフォーカス方式による小型軽量で結像性能の良好な高倍率ズームレンズを提供することを目的とする。
特に、開口絞りより結像側に隣接する第3レンズ群をフォーカスレンズとすることによって、フォーカスレンズの重量を小さくして、オートフォーカス機構に大きな負担がかからないズームレンズを提供することを目的とする。
さらに、合焦のためのレンズ群の枚数を少なくしかつ合焦のためのレンズ移動を単純化して軽量でオートフォーカス機構に大きな負担がかからないズームレンズを提供することを目的とする。
さらに、開口絞り位置をより被写体側に配置することによって、絞り位置より被写体側のレンズ群の直径を小さくして、コンパクト化、軽量化、低コスト化を実現したズームレンズを提供することを目的とする。
ズームレンズ系を構成するレンズ群中、防振時にMレンズ群の一部を光軸に垂直な方向に移動させることが可能なズームレンズにおいて、
前記Mレンズ群より物体側にあり、変倍時に前記Mレンズ群より物体側にあるレンズ群との空気間隔が広角端に対して望遠端で広くなるように光軸上を移動する第1レンズ群と、
前記第1レンズ群と前記Mレンズ群との間に配置され、変倍時に光軸上を前後に移動する正の屈折力をもつFレンズ群と、
前記Fレンズ群よりも物体側に開口絞りSを設け、
物体距離無限遠から近距離への合焦の際、前記Fレンズ群が光軸上を前後に移動することを特徴とするズームレンズである。
本発明のズームレンズによればまた、第3レンズ群をフォーカスレンズとすることによって、フォーカスレンズの重量を小さくして、オートフォーカス機構に大きな負担がかからないズームレンズを構成できる。
さらに、合焦のためのレンズ群の枚数を少なくしかつ合焦のためのレンズ移動を単純化して軽量でオートフォーカス機構に大きな負担がかからないズームレンズを構成できる。
さらに、絞り位置を被写体側に配置することによって、絞り位置より被写体側のレンズ群の直径を小さくして、コンパクト化、軽量化、低コスト化を実現したズームレンズを構成できる。
本発明のズームレンズにおいては、望遠端での口径が広角端よりも広くなるようにすることも可能である。
(1)第1実施態様は、本発明において、前記Fレンズ群が、単体のレンズ要素からなることを特徴とする。前記Fレンズ群は、他のレンズ群に比べてレンズ枚数を少なく構成し、かつ収差補正を適切に行うために、少なくとも1面以上の非球面を設け、球面収差、軸外コマ収差の補正を適切に行うことができる。前記Fレンズ群を簡素な構成としたことにより、前記Fレンズ群の軽量化が図れ、オートフォーカスの高速動作を可能にする。
前記Fレンズ群を球面レンズとしても構成することもできるが、高い結像性能を求められる場合、少なくとも1面以上の非球面を設けることが好ましい。
0.03<FF/FT<0.50 (1)
FF :Fレンズ群の焦点距離
FT :望遠端の焦点距離
上限を超えて前記Fレンズ群の焦点距離が長くなると、物体距離無限遠から近距離への合焦に必要な移動量が増え、光学系の全長増大を招き望ましくない。
逆に下限を超えて前記Fレンズ群の焦点距離が短くなると、物体距離無限遠から近距離への合焦に必要な移動量が少なくなり、全長の短縮化が図れる。しかし、負の屈折力が強くなり過ぎ、像面湾曲のアンダー化を招き、特に近接状態での像面湾曲が大きくなり、許容できなくなる。
条件式(1)をさらに、0.05<FF/FT<0.45に限定すると、光学全長、近接時の像面湾曲がより適切に補正できる。
条件式(1)をさらに、0.06<FF/FT<0.40 とすると、光学全長、近接時の像面湾曲をより一層適切に補正できる。
−1.0<FVC/FM<−0.1 (2)
FVC:Mレンズ群中に含まれる防振レンズ群MVCの焦点距離
FM :Mレンズ群の焦点距離
ぶれ補正係数:(1-β1)×β2
に比例する。
近軸横倍率β1は、負の屈折力を持つレンズ群では負の値となる。そのため、正の場合に比べて、ぶれ補正係数はその絶対値を大きくしやすく、小さい移動量で必要な防振を行うことができる。
本実施形態において、防振群は、防振時の軸上色収差の劣化を防ぐため、少なくとも正・負2枚のレンズで構成し、防振群の硝材は正レンズと負レンズとのアッベ数差を約7程度広げることが好ましい。
防振時、光軸に垂直な方向に前記防振レンズ群VCを移動させる場合、条件式の上限を超えると、防振補正量が増大して、防振機構の大型化に繋がるので望ましくない。また、条件式の下限を下回ると、前記防振レンズ群VCの防振敏感度が高くなり、ぶれ補正を行う上で必要な位置制御の精度確保が困難となる。
条件式(2)を、-0.54<FVC/FM<-0.12 に限定とすると、防振群の機構のコンパクト化、防振時の結像性能がより向上させることができる。
条件式(2)をさらに、-0.33<FVC/FM<-0.21 に限定すると、防振群の機構のコンパクト化、防振時の結像性能がより一層向上させることができる。
0.18<|F1/FT|<2.10 (3)
F1 :第1レンズ群の焦点距離
FT :望遠端の焦点距離
条件(3)をさらに、0.20<|F1/FT|<2.05 とすると、鏡筒サイズを適切に抑え、軸上色収差をより適切にバランスよく補正できる。
条件(3)をさらに、0.21<|F1/FT|<2.00 とすると、鏡筒サイズをより適切に抑え、軸上色収差をより一層適切にバランスよく補正できる。
前記第2レンズ群は変倍時、撮像面に対して固定しても、移動してもよい。
0.70<|ΔT1/F1|<1.10 (4)
ΔT1:広角端から望遠端にかけての広角端の位置を基準とした前記第1 レンズ群の移動量(物体側への繰り出しを正の値とする)
F1 :前記第1レンズ群の焦点距離
条件式(4)の上限を超えると、第1レンズ群の移動機構をカムで構成した場合、カム溝のカム曲線を滑らかに構成することが困難となり、コンパクトな鏡筒構成とすることができない。
条件式(4)の下限を超えると、望遠端での全長が短くなることによって前記第1レンズ群の偏芯敏感度が高くなり、製造上問題がある。さらに、広角端での全長が長くなり、前玉径が大きくなるという問題が発生する。
条件式(4)をさらに、0.74<ΔT/f1<0.97 とすると、鏡筒サイズと偏芯敏感度のバランスを適切にできる。
条件式(4)をさらに、0.78<ΔT/f1<0.84 とすると、鏡筒サイズと偏芯敏感度のバランスをより一層適切にできる。
0.025<ΔT3/F3<0.160 (5)
ΔT3:広角端から望遠端にかけての広角端の位置を基準としたF群の移動 量(物体側への繰り出しを正の値とする)
F3 :第3レンズ群の焦点距離
条件式(5)の上限を超えると、第3レンズ群の移動量が大きくなり、フォーカシングを行うアクチュエータを大型化しなければならないという問題が発生する。
条件式(5)の下限を超えると、前記F群の屈折力が増大し、偏心による敏感度が高くなるという問題が発生する。
条件式(5)をさらに、0.030<ΔT3/F3<0.140とすると、鏡筒サイズと偏芯敏感度をより適切にバランスをとることができる。
条件式(5)をさらに、0.037<ΔT3/F3<0.120とすると、鏡筒サイズと偏芯敏感度をより一層適切にバランスをとることができる。
z = ch2/[1+{1-(1+k)c2h2}1/2]+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10・・・
c :曲率(1/r)
h :光軸からの高さ
k :円錐係数
A4、A6、A8、A10・・・:各次数の非球面係数
各横収差図の上段は、最大像高の70%の像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。
各横収差図の横軸は、瞳面上での主光線からの距離を表し、実線はd線、破線はg線の特性である。
本発明の第1実施形態のズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、開口絞りS、正の屈折力を有する合焦レンズであるFレンズ群F、正の屈折力からなるMレンズ群Mとからなる。
Mレンズ群Mは、物体側から順に正の屈折力を持つMAレンズ群MAと、防振時光軸に対し垂直方向に移動するMVCレンズ群MVCと、MCレンズ群MCとからなる。
このように構成することにより、広角端から望遠端にかけての軸上色収差を効果的に補正することができる。
Fレンズ群と防振レンズ群となるMVCレンズ群との間にMAレンズ群を介在させることによって、鏡筒内にアクチュエータを収納し易くするためのスペースを確保した。
このように構成することにより、鏡筒の小型化を図り、また、パワーを各レンズ群に適度に分散させ、手振れ補正に伴う収差変動を良好に補正することができた。
なお、MCレンズ群より撮像面側に、弱い屈折力の正レンズ、あるいは負レンズを固定群として配置しても、あるいは、MVCレンズ群とMC群との間隔を変倍時に変化させるように構成としても、本発明を好適に実施して本発明の効果を得ることができる。
面番号 R D Nd Vd
1 ∞ 可変
2 132.680 1.500 1.90366 31.3
3 58.992 7.413 1.43500 95.0
4 -463.265 0.200
5 58.944 5.895 1.72916 54.7
6 459.705 可変
7 ASP 52.006 0.200 1.51460 50.0
8 38.999 1.200 1.88300 40.8
9 12.134 6.494
10 -24.705 0.800 1.80420 46.5
11 798.423 0.200
12 38.348 3.000 1.92286 20.9
13 -39.115 1.264
14 -17.349 1.000 1.80139 45.4
15 ASP -56.221 可変
16 絞り ∞ 可変
17 ASP 38.831 2.600 1.69350 53.2
18 ASP -61.605 可変
19 19.089 5.206 1.49700 81.6
20 -20.334 1.656 1.80610 33.3
21 -41.800 1.237
22 22.199 1.221 1.90366 31.3
23 10.389 3.774 1.49700 81.6
24 129.045 1.100
25 ASP 244.003 3.500 1.68893 31.1
26 -11.815 0.800 1.83481 42.7
27 22.012 1.905
28 36.993 7.000 1.54072 47.2
29 -22.175 2.991
30 -13.027 1.000 1.88300 40.8
31 -38.763 0.200
32 98.457 3.051 1.67270 32.2
33 -46.273 可変
34 ∞ 2.000 1.51680 64.2
35 ∞
第 7面 K= 0.00000E+00 A4= 2.11773E-05 A6=-7.42565E-08 A8= 2.76094E-10
A10= 4.23754E-13
第15面 K= 0.00000E+00 A4=-2.56488E-06 A6=-1.77205E-08 A8=-1.29711E-09
A10= 1.69949E-11
第17面 K= 2.50125E+00 A4=-9.11521E-06 A6=-7.20102E-07 A8= 1.32972E-08
A10=-1.24641E-10
第18面 K= 0.00000E+00 A4= 1.01753E-05 A6=-8.28466E-07 A8= 1.46868E-08
A10=-1.30385E-10
第25面 K= 0.00000E+00 A4= 4.27471E-05 A6=-5.26048E-07 A8= 1.52615E-08
A10=-1.07325E-10
焦点距離 18.50 60.00 194.00 102.82 194.02
Fナンバー 3.56 5.50 6.47 6.35 6.43
画角 39.18 13.03 4.09 5.26 4.62
D1 ∞ ∞ ∞ 310.769 ∞
D6 0.800 25.131 55.897 55.897 55.897
D15 18.053 4.815 1.050 1.050 1.050
D16 4.056 5.655 1.898 8.486 1.898
D18 5.652 4.054 7.810 1.223 7.811
D33 12.500 39.912 49.348 49.348 49.348
レンズ全長 114.296 152.841 189.246 189.412 189.250
第2実施形態のズームレンズの光学データは以下の通りである。
面番号 R D Nd Vd
1 ∞ 可変
2 163.063 1.500 1.90366 31.3
3 63.626 7.400 1.49700 81.6
4 -264.648 0.200
5 57.094 5.500 1.69680 55.5
6 279.674 可変
7 ASP 36.588 0.200 1.51460 50.0
8 31.367 1.200 1.88300 40.8
9 11.621 6.414
10 -22.843 0.800 1.83481 42.7
11 68.433 0.200
12 34.655 3.000 1.92286 20.9
13 -34.655 1.179
14 -15.982 1.000 1.77377 47.2
15 ASP -38.141 可変
16 絞り ∞ 可変
17 ASP 37.949 2.600 1.60970 57.7
18 -60.068 可変
19 20.450 5.400 1.49700 81.6
20 -20.450 1.000 1.80610 33.3
21 -39.478 0.200
22 26.672 4.200 1.90366 31.3
23 10.500 4.100 1.49700 81.6
24 705.144 1.300
25 ASP 92.659 3.600 1.68893 31.1
26 -12.120 0.800 1.83481 42.7
27 21.100 1.926
28 36.164 4.796 1.54072 47.2
29 -17.400 2.905
30 -12.120 1.000 1.88300 40.8
31 -91.500 0.200
32 63.150 4.200 1.62004 36.3
33 -27.795 可変
34 ∞ 2.000 1.51680 64.2
35 ∞
第 7面 K= 0.00000E+00 A4= 1.60231E-05 A6=-4.45788E-08 A8=-7.17694E-12
A10= 2.31982E-12
第15面 K= 0.00000E+00 A4=-9.11159E-07 A6=-5.54231E-08 A8=-7.90988E-10
A10= 1.72250E-11
第17面 K= 5.74528E+00 A4=-3.06096E-05 A6= 9.15398E-08 A8=-2.19747E-09
A10= 1.35180E-11
第25面 K= 0.00000E+00 A4= 4.21760E-05 A6=-6.58715E-07 A8= 2.26551E-08
A10=-1.98372E-10
焦点距離 18.50 60.00 194.00 104.13 194.01
Fナンバー 3.56 5.50 6.47 6.40 6.47
画角 39.18 13.01 4.10 5.17 4.64
D1 ∞ ∞ ∞ 310.600 ∞
D6 0.800 25.146 55.026 55.026 55.026
D15 18.113 5.350 1.050 1.050 1.050
D16 3.659 5.104 1.898 8.472 1.898
D18 6.034 4.590 7.796 1.223 7.796
D34 12.621 40.004 49.989 49.990 49.989
レンズ全長 114.877 153.882 189.414 189.580 189.417
第3実施形態のズームレンズの光学データは以下の通りである。
面番号 R D Nd Vd
1 ∞ 可変
2 285.090 1.500 1.90366 31.3
3 66.154 8.034 1.49700 81.6
4 -183.176 0.200
5 60.361 5.920 1.74330 49.2
6 440.538 可変
7 ASP 74.180 0.200 1.51460 50.0
8 56.220 1.200 1.83400 37.3
9 12.048 5.000
10 -26.173 0.800 1.80420 46.5
11 127.032 0.200
12 44.979 3.052 1.92286 20.9
13 -30.686 2.718
14 -13.717 1.000 1.80420 46.5
15 ASP -28.043 可変
16 絞り ∞ 可変
17 ASP 26.634 2.600 1.69680 55.5
18 ASP -122.026 可変
19 18.765 7.339 1.49700 81.6
20 -19.240 1.745 1.80610 33.3
21 -33.337 0.386
22 20.040 0.919 1.90366 31.3
23 8.830 3.301 1.48749 70.4
24 ASP 30.146 1.200
25 34.101 2.960 1.68893 31.1
26 -34.567 0.800 1.83481 42.7
27 21.724 1.904
28 286.649 1.000 1.91082 35.2
29 31.767 3.511 1.60342 38.0
30 -18.872 0.668
31 -13.465 1.000 1.88300 40.8
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33 42.628 6.700 1.63980 34.6
34 -32.581 可変
35 ∞ 2.000 1.51680 64.2
36 ∞
第 7面 K= 0.00000E+00 A4= 1.98641E-05 A6= 6.25788E-08 A8=-6.82167E-10
A10= 3.69951E-12
第15面 K= 0.00000E+00 A4=-1.67728E-05 A6= 6.22706E-08 A8=-1.81664E-09
A10= 1.20763E-11
第17面 K=-1.44338E+01 A4= 7.98067E-05 A6=-3.00674E-07 A8=-1.29058E-09
A10= 3.18668E-11
第18面 K= 0.00000E+00 A4= 4.18026E-06 A6= 3.72388E-07 A8=-5.81276E-09
A10= 4.80012E-11
第24面 K= 0.00000E+00 A4= 2.57469E-05 A6= 4.41971E-07 A8=-5.70126E-09
A10= 1.09667E-10
焦点距離 18.00 60.00 200.00 103.64 200.00
Fナンバー 3.50 5.80 6.30 6.30 6.30
画角 39.86 13.08 3.92 5.19 5.00
D1 ∞ ∞ ∞ 308.213 ∞
D6 0.800 21.031 58.450 58.450 58.450
D15 18.096 3.522 1.300 1.300 1.300
D16 4.613 6.746 1.900 8.733 1.900
D18 5.220 3.087 7.933 1.100 7.933
D34 12.500 46.905 49.579 49.579 49.579
レンズ全長 114.105 154.166 192.035 192.037 192.035
第1実施形態 第2実施形態 第3実施形態
条件式(1) FF/FT 0.179 0.199 0.158
条件式(2) FVC/FM -0.240 -0.355 -0.349
条件式(3) |F1/FT| 0.482 0.474 0.470
条件式(4) |ΔT1/F1| 0.802 0.810 0.828
条件式(5) ΔT3/F3 0.062 0.046 0.086
G2 第2レンズ群
S 開口絞り
F Fレンズ群
M Mレンズ群
MA MAレンズ群
MVC MVCレンズ群
MC MCレンズ群
Claims (5)
- 物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、開口絞りS、要素からなり正の屈折力を有する合焦レンズであるFレンズ群、及び、正の屈折力を有するMレンズ群からなるズームレンズであって、
前記Mレンズ群は、物体側から順に正の屈折力を有するMAレンズ群、防振時に光軸に垂直な方向に移動するMVCレンズ群、及びMCレンズ群からなり、
前記各レンズ群は、変倍時に、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との空気間隔が広角端に対して望遠端で広くなるように移動し、前記第2レンズ群と前記Fレンズ群との空気間隔が可変であり、前記Fレンズ群と前記Mレンズ群との空気間隔が可変であり、
前記各レンズ群が広角端から望遠端にかけて物体側へ移動し、さらに
開口絞りS及び前記Mレンズ群が一体的に移動する
ことを特徴とするズームレンズ。 - 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
0.03<FF/FT<0.50 (1)
0.18<F1/FT<2.10 (3)
FF :Fレンズ群の焦点距離
FT :望遠端の焦点距離
F1 :第1レンズ群の焦点距離 - 防振時に光軸に垂直な方向に移動する前記防振レンズ群MVCは、全体として負の屈折力を有し、少なくとも正レンズ及び負レンズを包含し、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
−1.0<FVC/FM<−0.1 (2)
FVC:Mレンズ群中に含まれる防振レンズ群MVCの焦点距離
FM :Mレンズ群の焦点距離 - 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
0.70<|ΔT1/F1|<1.10 (4)
ΔT1:広角端から望遠端にかけての広角端の位置を基準とした前記第1
レンズ群の移動量(物体側への繰り出しを正の値とする)
F1 :前記第1レンズ群の焦点距離 - 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
0.025<ΔT3/F3<0.160 (5)
ΔT3:広角端から望遠端にかけての広角端の位置を基準とした前記Fレン
ズ群の移動量(物体側への繰り出しを正の値とする)
F3 :前記Fレンズ群の焦点距離
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