JP5601902B2 - ジャーナル軸受 - Google Patents
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Description
即ち、本発明に係るジャーナル軸受は内周側に回転軸を支持する軸受面を有する軸受本体と、該軸受本体の外周側に設けられた軸受台とを備え、これら軸受本体と軸受台との間の接触支持面が前記回転軸の軸線を含む断面において円弧状をなすジャーナル軸受において、前記接触支持面に潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、前記軸受本体と前記軸受台との片当たりを検出する片当たり検出手段とを備え、前記潤滑油供給手段は、前記片当たり検出手段による片当たりの検出値が予め設定した閾値を越えた場合に、前記潤滑油の供給動作を行い、該供給動作の開始時から一定時間経過後における前記片当たりの検出値が、依然として前記閾値を超えている場合には、さらに高い圧力での前記潤滑油の供給動作を行うことにより、供給する前記潤滑油の圧力を段階的に大きくすることを特徴とする。
これに対して本願発明においては、潤滑油の圧力を段階的に大きくする構成のため、過剰な圧力の潤滑油が接触支持面に作用することを回避して、潤滑油による油膜分離を防止することができる。
図1は、実施形態のジャーナル軸受10(10A,10B)を備えた回転機械1の概略構成図である。回転機械1は、上記タービンやコンプレッサ等の大型の装置であって、ケーシング4内部に、動翼等の回転部2を支持する回転軸3を備えており、該回転軸3の軸線O方向一方側及び他方側に、該回転軸3を軸線O回りに回転可能に支持する一対のジャーナル軸受10A,10Bが設けられている。
一方、上記差分ΔTが閾値ΔTa以上となったと判断した場合、(ステップS1:Yes)、制御部46は、ポンプ装置43に対して所定の圧力で潤滑油の供給を開始させる処理を行う(ステップS2)。
一定時間taが未経過と判断した場合(ステップS3:No)、制御部46は一定時間taが経過するまで待機する。
一方、一定時間taが経過したと判断した場合(ステップS3:Yes)、制御部46はポンプ装置43に対して潤滑油の供給を停止させる処理を行う(ステップS4)。具体的には、制御部46が、ポンプ装置43における駆動源45に対してその駆動を停止させる指令を送出する。
一方、供給間隔時間tbが経過したと判断した場合(ステップS5:Yes)、制御部46は、制御部46に入力される一対の温度センサ51,51の出力の差分、即ち、温度の差分ΔTが、予め定めた閾値ΔTa以上となっているか否かを判断する(ステップS6)。
一方、温度の差分ΔTが、依然として閾値ΔTa以上となっていると判断した場合(ステップS6:Yes)、潤滑油供給停止前よりも一段高い圧力で潤滑油供給した場合に、予め定めた潤滑油の最大圧力Pmaxを超えてしまうか否かを判断する(ステップS7)。ここで、潤滑油の最大圧力Pmaxとは、軸受本体20と軸受台30とが供給される潤滑油によって油膜分離されてしまう程度の該潤滑油の圧力を意味している。
一方、潤滑油の最大圧力Pmaxを下回ると判断した場合(ステップS7;Yes)、制御部46は、ポンプ装置43に対して、潤滑油供給停止前よりも一段階高い圧力、即ち、最後に潤滑油を供給した際よりも一段階高い圧力で潤滑油の供給を開始させる処理を行う(ステップS8)。
回転機械1の運転が開始された後、回転軸3が通常に回転している場合、軸受本体20と軸受台30とはその間の接触支持面11において軸線O方向全域において略均等に接触しているため、一対の温度センサ51,51が検出する温度には差が生じることはなく、差が生じた場合であっても閾値ΔTa未満となる。
ここで、潤滑油を供給後に接触支持面11における自動調心作用が発現して片当たりが解消され始めてたとしても、これにより変化した温度を片当たり検出手段50が検出するまでにはある程度の時間を要する。したがって、上記のように潤滑油の供給動作を一旦行った後、しばらく経過してからより大きな圧力の潤滑油の供給動作を行うこととすることで、自動調心作用を有効に活かすことができる。これにより、油膜分離を発生させることなく、潤滑油の供給量の節約も図りながら円滑に片当たりを抑制することができる。
例えば、本実施形態においては、片当たり検出手段50として一対の温度センサ51,51を用いたが、これに代えて、一対の歪みゲージ等の応力検出センサを用いてもよい。即ち、片当たりが発生した際には、接触支持面11における両側において軸受台30に生じる応力に差分が生じることになる。この差分を片当たりの度合いとして取得することで、該片当たりを適切に把握することができる。
また、本発明は例えばティルティングパッドを有するジャーナル軸受等にも適用することができ、即ち、軸受の種類を選ばずに適用することが可能である。これにより、種々のジャーナル軸受における片当たりを解消することができる。
2 回転部
3 回転軸
4 ケーシング
10 ジャーナル軸受
10A ジャーナル軸受
10B ジャーナル軸受
11 接触支持面
20 軸受本体
20a 軸受面
20b 外周面
21 軸受メタル
22 軸受ハウジング
30 軸受台
30a 孔部
30b 球面座
31 油溝
40 潤滑油供給手段
41 潤滑油供給路
42 潤滑油貯蔵部
43 ポンプ装置
44 ポンプ本体
45 駆動源
46 制御部
50 片当たり検出手段
51 温度センサ
Claims (4)
- 内周側に回転軸を支持する軸受面を有する軸受本体と、該軸受本体を支持する軸受台とを備え、これら軸受本体と軸受台との間の接触支持面が前記回転軸の軸線を含む断面において円弧状をなすジャーナル軸受において、
前記接触支持面に潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、
前記軸受本体と前記軸受台との片当たりを検出する片当たり検出手段とを備え、
前記潤滑油供給手段は、
前記片当たり検出手段による片当たりの検出値が予め設定した閾値を越えた場合に、前記潤滑油の供給動作を行い、
該供給動作の開始時から一定時間経過後における前記片当たりの検出値が、依然として前記閾値を超えている場合には、さらに高い圧力での前記潤滑油の供給動作を行うことにより、供給する前記潤滑油の圧力を段階的に大きくすることを特徴とするジャーナル軸受。 - 前記潤滑油供給手段は、
前記潤滑油の供給動作を、前記一定時間よりも短く定められた所定時間にわたってのみ行うことを特徴とする請求項1に記載のジャーナル軸受。 - 前記片当たり検出手段は、
軸線方向に離間して配されて前記接触支持面付近の物理量を測定する一対のセンサを備え、
これらセンサによって検出される物理量の差分が、片当たりの検出値とされることを特徴とする請求項1又は2に記載のジャーナル軸受。 - 前記物理量は、温度、応力、変位のいずれかであることを特徴とする請求項3に記載のジャーナル軸受。
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