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JP5654168B1 - アームレスト - Google Patents

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JP5654168B1
JP5654168B1 JP2014153204A JP2014153204A JP5654168B1 JP 5654168 B1 JP5654168 B1 JP 5654168B1 JP 2014153204 A JP2014153204 A JP 2014153204A JP 2014153204 A JP2014153204 A JP 2014153204A JP 5654168 B1 JP5654168 B1 JP 5654168B1
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Abstract

【課題】横方向からの力に対する強度が増強されると共に、軽量化及びダウンサイジングされたアームレストを提供する。【解決手段】アームレスト1は、貫通孔43が形成されたアームボディ4と、アームボディ4に結合されたアーム7と、貫通孔43に挿入される円筒部32と、底部33と、円筒部32の端の一部からその外側へ延在する平面壁部31と、を有し、アームボディ4の後方に配置され、円筒部32を中心にしてアームボディ4及びアーム7を回動させるドラム3と、底部33に係止してドラム3と一体的に結合し、シートフレームに取り付け可能な取付金具8と、を備える。アームレスト1は、収納状態と使用状態とにアーム7の位置を調節することが可能である。平面壁部31は、使用状態におけるアームボディ4の前後方向に位置するように設けられ、円筒部32の軸方向において取付金具8との間にアームボディ4を挟み込む。【選択図】図1

Description

本発明は、アームレストに関する。
アームレストは、自動車等の車両のシートフレームに装着されて用いられている。アームレストは、不使用時にはアームが上方へ向けられてシートの背もたれに収納され、使用時にはアームがシートの前方へほぼ水平に倒される。
特許文献1には、シートフレームに取り付けられるドラムと、ドラムが挿入される貫通孔が形成されたアームと、を備えるアームレストが開示されており、実施品のアームは、板厚1.6mmの金属板で形成され、貫通孔の開口に金属板が折り曲げられて形成された円環状のリングを有している。ドラムは、リングの外径とほぼ同じ外径に形成された本体部と、リングの内径とほぼ同じ外径に形成された先端部と、で構成されている。このアームレストは、ドラムの先端部がリングに挿入され、アームはドラムを中心に回動する。
特開2007−185223号公報
アームレストは、アームがほぼ水平に倒された使用状態で、着座者の腕が載せられ、アームが身体の左右の動きを規制する。このため、アームレストには、縦方向(上下方向)及び横方向(左右方向)へ負荷がかかる。横方向への負荷がアームに加わると、ドラムの本体部と先端部との接続部分がリングの端面に当たり、リングに負荷がかかる。リングはドラムと同じ直径で、且つ金属板端面のみの限られた面積でドラムと当接するため、アームレストの横方向への強度は十分でない。
そこで、アームレストの横方向の強度を向上させるため、金属板の厚みを大きくしてリングの厚みを大きくすると、アームレストの重量が増加する。また、ドラムの直径を大きくしてリングの端面の面積を拡大することにより、アームレストの横方向の強度を向上させることができるが、この場合、アームレストが大型化する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、横方向からの力に対する強度が増強されると共に、軽量化及びダウンサイジングされたアームレストを提供することを目的とする。
本発明に係るアームレストは、
締結ボルトでシートフレームに締結して使用するアームレストであって、
第1の貫通孔が形成されたアームボディと、
該アームボディに結合されたアームと、
前記第1の貫通孔に挿入される円筒部と、底部と、該円筒部の端の一部から外側へ延在する円弧状の平面壁部と、を有し、前記アームボディの後方に配置され、前記円筒部を中心にして前記アームボディを回動させるドラムと、
前記底部に係止して前記ドラムと一体的に結合し、前記シートフレームに取り付け可能な取付金具と、
を備え、
前記アームの前方を上方へ回動した収納状態と、前記アームの前方が下方へ回動した使用状態とに前記アームの位置を調節する調節機構を有するアームレストであって、
前記平面壁部は、外径寸法が前記アームの長さの10%以上、且つ、前記ドラムの板厚の3倍以上で、前記使用状態における前記アームボディの前後方向に位置するように設けられ、前記円筒部の軸方向において前記取付金具との間に前記アームボディを挟み込む、
ことを特徴とする。
前記底部には、前記シートフレームと締結する前記締結ボルトが挿入可能な第2の貫通孔と、前記取付金具に向かって起立する起立リングと、該起立リングを取り囲む係合部と、が形成され、
前記取付金具には、前記起立リングが挿入される起立リング挿入孔が形成されると共に、一方の面に、前記係合部と嵌合する被係合部が形成され、他方の面に、先端が屈曲した曲げ爪が形成され、
前記ドラムは、前記係合部と前記被係合部とが係合し、且つ前記起立リングが前記起立リング挿入孔に挿入された状態で、前記起立リングの先端が前記起立リング挿入孔の外側へ屈曲すると共に該先端の外径が前記起立リング挿入孔よりも広がることにより、前記取付金具と一体的に結合し、
前記取付金具は、前記シートフレームに設けられる挿入孔に前記曲げ爪が係止し、且つ前記第2の貫通孔に挿入された前記締結ボルトが締結されることにより前記シートフレームに取り付け可能であってもよい。
前記調節機構は、
コイルバネの巻き戻しカムと復帰カムとを有し、前記取付金具を介して前記シートフレームに取り付けられる前記ドラムと、
前記アームボディを一体結合し、前記コイルバネを固定して前記ドラムを中心に一体で回動する前記アームと、
外側に曲げられた固定端と内側に曲げられた自由端を有し、該固定端が前記アームに固定され、前記ドラムに巻き回された自由状態において前記ドラムの直径より小さい内径のコイルバネと、
該コイルバネの係止壁と係止補助カムを有し、該コイルバネが挿入され、前記アームに一体結合された前記アームボディと、
で構成した、前記アームの下方回動を規制し、上方回動が自在なバネロック機構であり、
前記アームを前記使用状態から調節範囲の上限位置まで上方回動した場合に、前記コイルバネの前記自由端が前記ドラムの前記巻き戻しカムに当接して前記コイルバネの締め付けを緩め、次いで前記アームボディの前記係止補助カムに当接して、前記係止壁へ移動し係止され、前記アームの上下回動が自在なロック解除状態にし、
前記ロック解除状態から前記アームが下方回動して調節範囲の最下限位置へ回動した場合に、前記コイルバネの前記自由端が前記ドラムの前記復帰カムに当接して前記係止壁から外れ、前記アームの上下回動を規制するロック状態に復帰する高さ調節機構、
であってもよい。
前記円筒部は、その円筒断面に欠け部が形成されてもよい。
前記アームボディと、前記アームの本体部と、前記取付金具と、を覆うカバーをさらに備え、
前記取付金具は、前記ドラムの前記底部に係止するプレート部と、該プレート部の外縁に形成された円弧状の立壁と、該立壁の外壁面に形成された突起と、を有し、
前記カバーは、前記平面壁部を覆う部分から起立し、前記取付金具の前記立壁の外壁側まで伸びて前記突起と接触する円弧状の起立壁を有し、
前記突起及び前記起立壁は、前記アームボディが前記円筒部を中心にして回動する場合に、その回動にブレーキをかけて前記アームボディの振れ、ガタツキ、及び下方への落下を防止してもよい。
前記取付金具は、前記ドラムの前記底部に係止するプレート部と、該プレート部の外縁に形成された円弧状の立壁と、該プレート部と連なった平面形状のストッパー当て部を有し、
前記アームボディと前記アームが一体であってもよい。
本発明によれば、横方向からの力に対する強度が増強されると共に、軽量化及びダウンサイジングされたアームレストを提供することができる。
本発明の実施形態に係るアームレストの分解斜視図である。 (a)がアームレストの断面図、(b)が(a)に示す点線Aで囲まれる範囲の拡大図である。 (a)がドラムの斜視図、(b)がアームボディの側面図、(c)がドラムを装着したアームボディの上面図である。 (a)が取付金具の斜視図、(b)が取付金具を装着したアームの側面図、(c)が平面形状のストッパー当て部を持つ取付金具の斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係るアームレストについて図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。図1において、アーム7の左右方向が本明細書で称する横方向、上下方向が縦方向、アーム7の奥側が前方向、に相当する。
本実施形態では、図1〜図4に示す無段階高さ(角度)調節式アームレストを例にアームレストの構成を説明する。この無段階高さ調節アームレスト1(以下、単にアームレスト1と称する)は、アーム7の回動軸に相当するドラム3にコイルバネ5が巻き付けられ、コイルバネ5の締め付け力によりドラム3の滑りをロックするバネロック機構を備えるアームレスト1である。アームレスト1は、アーム7を起立させた状態が収納状態であり、アーム7を倒した状態が使用状態である。アーム7が回動する範囲(通常100°〜120°程度に設定される。以下、アーム7の操作範囲という)には、高さ調節可能なアーム調節範囲(アーム7の最下限位置から約40°上方の高さ調節上限位置までの範囲)が含まれている。なお、本実施形態に係るアームレスト1は右手用のアームレストであり、アームレスト1全体の長さ(回動の中心から端部まで)は200〜300mmである。
アームレスト1は、図1に示すように、樹脂カバー2と、ドラム3と、アームボディ4と、取付金具8と、アーム7と、コイルバネ5と、で構成されている。コイルバネ5にはアーム7に固定するためのホルダプレート6が付属している。以下、これらの部材を順次説明する。
樹脂カバー2は、アームレスト1の回動機構に着座者の指が挟まれたり、クッション材の発泡液の注入時に発泡液が回動機構に漏れたりすることを防止するために設けられるものである。樹脂カバー2は、アーム7の後述する本体部77と、アームボディ4と、取付金具8とを覆っている。樹脂カバー2は、アームボディ4の後述する基部45とドラム3の後述する平面壁部31とを覆うフランジカバー部25と、フランジカバー部25から起立して取付金具8の側面まで伸びる起立壁23とで構成されている。フランジカバー部25には、アームレスト1をシートフレームに固定する取付ボルト(締結ボルト)を挿入するための貫通孔21が形成されている。また、起立壁23には、円弧状の壁面が形成され、この壁面は、図2(a)に示すように、取付金具8の、後述する立壁81の壁面を覆うように伸びている。
ドラム3は、アームボディ4を回動自在に支持する部材である。本実施形態では、ドラム3は鋼板をプレス成形することにより形成されている。ドラム3は、底付き円筒であり、図1に示すように、平面壁部31と、円筒部32と、底部33と、で構成されている。
平面壁部31(フランジ)は、円筒部32の端の一部から外方向へ延び、ドラム3の円筒軸に対して略垂直な円弧状の平面を有する。平面壁部31の円弧の外寸法(直径)は円筒部32の外寸法(直径)よりも大きい寸法にされている。本実施形態では、平面壁部31の半径方向の長さ約25mmは、アームの長さ約200mmの12.5%である。平面壁部31の負荷を受ける位置は、アームレスト1を固定する取付ボルトより離れるほど、てこの理(テコの原理)から有利であり、アームレスト1の長さの10%以上が好ましい。また、平面壁部31(円弧方向の幅)は、板厚(2mm)の3倍の広幅に形成され、従来のアームレストに比べて面積の大幅な増大化をも図っている。平面壁部31は、図2(a)に示すように、アームボディ4の後述する貫通孔43に円筒部32が挿入された状態で、貫通孔43の周縁部44に、より離れた位置、且つ、より広い面積で当接する。
例えば、特許文献1のアームレストにおいて、仮に直径45mmのリングの中心から長手方向へ200mm離れた位置に980Nの負荷が加わると、リングの半円周部分には、てこの理で、980N×200÷(45÷2)=8711Nの負荷が掛かることになる。これに対して、本実施形態のアームレスト1では、仮に平面壁部31の外形寸法が60mm、円筒部が40mm(直径50mm)で形成され、アーム7に980Nの負荷が加わった場合では、平面壁部31の先端が980N×200÷(50÷2)=7840Nの力となる。これは前述の特許文献1のアームレストが受ける力よりも10%減である。
加えて、前述したように、本実施形態では、平面壁部31は板厚の3倍の広幅に形成されている。前述の平面壁部31に掛かる7840Nの負荷を、平方mm当たりの圧縮強度が60Nである樹脂で作製されたアームボディ4で受けるとすると、安全率が1.2である場合の必要な受面積は、7840÷60×1.2=157平方mmとなる。平面壁部31が直径50mmで、円周の60°の範囲で前述の負荷を受ける場合、平面壁部31の、弧の長さは(50×π)×(60÷360)=26mmであり、157平方mmの受面積を確保する為の幅は、157÷26=6.0mmである。仮にドラムの板厚が2mmであるとすれば、板厚の3倍分の幅を必要とする(なお、言うまでも無く、平面壁部31に掛かる負荷はその直径に逆比例し、必要な平面壁部31の幅は受ける範囲(例えば60度)に逆比例して増減する)。アームレストではドラムの板厚が2mmより大きいものが一般的である。例えば、ドラムを2mmに薄型化するには、平面壁部31は板厚の3倍以上の広幅が必要になる。本実施形態の平面壁部31は、この条件を満たし、負荷を支えるのに十分な受面積を有している。なお、平面壁部31の負荷を受ける位置(箇所)は、上記のアームレスト1を固定する取付ボルトから離れる程、てこの理から有利であり、好ましくは、取付ボルトの軸部に対して前方約60°及び後方約60°の範囲に設けられる。また、ドラム3の円筒部32の外径を小さくしても平面壁部31の面積を増大させることが可能である。
平面壁部31は、図1に示すように、アーム7が前方へ向いた状態で、その長手方向の前後位置に相当する、円筒部32の外側の前後2箇所に形成されている。この場合、平面壁部31を設けることに伴う重量の増加が最低限に抑えられる。なお、平面壁部31は、前後2箇所別々に形成される形態に限定されるものではない。例えば、平面壁部31が1箇所に形成され、アーム7が前方へ向いた状態で、その平面壁部31が長手方向の前後方向の位置を含んだ、ドラム3の円筒部32の略全周に形成されてもよい。但し、平面壁部31の配置の範囲を必要以上に広げるとドラム3の重量が増加するので、平面壁部31は、強度との兼ね合いで最適な大きさに設計する。
円筒部32は、コイルバネ5が巻き付けられた状態で、アームボディ4の後述する貫通孔43に挿入され(図2(a)、(b)参照)、また、円筒部32には断面真円の一部が窪んだ欠け部39が形成されている。尚、円筒部32の直径は、設定するアームレストのロック力(バネブレーキ力)に対応して設定され、30mmから50mm程度が一般的である。
欠け部39は、コイルバネ5の取付けを可能にするためのものである。コイルバネ5の取付けは、アームレスト1の組立において、円筒部32をコイルバネ5に挿入することにより行われる。欠け部39は、コイルバネ5の挿入に際して、コイルバネ5の後述する自由端52の先端が、干渉しないだけの充分な幅と深さ(前述の断面真円の円周から欠け部39の底までの距離)に形成される。欠け部39は、図3(a)に示すように、後述する切り欠き部38に設けられる巻き戻しカム37A及び復帰カム37Bの位置を外すように配置される。なお、本実施形態では、欠け部39が1つ形成されているが、複数形成されてもよく、その場合、少なくとも1つがコイルバネ5の取付けを可能にするものであればよい。
また、欠け部39は、アームレスト1が組み立てられた状態で、コイルバネ5の内周との間に非接触部を形成し、円筒部32の真円部との間に境界を形成する。この境界はコイルバネ5との間に摩擦抵抗の増加をもたらす。よって、欠け部39が複数箇所に設けられたり、境界が角張った形状にされたりすると、上記の摩擦抵抗の更なる増大が期待できる。なお、ドラム3の強度を維持する等の関係から、欠け部39は、好ましくは円筒部32の円周の約30%以下である。図3(c)に示す欠け部39は、円筒部32の軸に対して約60°の幅を有し、円筒部32に1箇所のみ形成された形態である。
円筒部32には、図3(a)に示すように、その端部(側壁)の円周の一部を、アーム7が回動する領域(前述の100°〜120°程度の回動角度)に対応して切り欠いた切り欠き部38が形成されている。また、切り欠き部38は、前述の如く欠け部39に配置されている。切り欠き部38には、アーム7の高さ調節上限位置に対応する位置に巻き戻しカム37Aが配設され、高さ調節下限位置に対応する位置に復帰カム37Bが配設されている。復帰カム37Bと巻き戻しカム37Aとは、アームボディ4の係止補助カム47Aと係止壁47Bと共にバネロック機構のON-OFFの切替えを担う。
底部33には、図1に示す、アームレスト1をシートフレームに固定する取付ボルト(例えば、ネジの直径が10mm)を挿入する貫通孔34と、取付金具8の後述する凸部85と係合し、回転止めキーとして機能する数箇の凹部35と、図2(b)に示す底部33の外面から起立し貫通孔34の外周を取り囲む起立リング36と、が形成されている。凹部35は取付金具8の凸部85と係合して、底部33の取付金具8に対する回動を防止する。起立リング36は、取付金具8の後述する貫通孔86に挿通され、その先端が押し広げられることにより、取付金具8の貫通孔86の段差部88に引っかけられて固定される。起立リング36は、ドラム3と取付金具8とを一体的に結合させる。アームボディ4は取付金具8と平面壁部31とに挟み込まれ保持される。
アームボディ4は、図1に示すように、基部45と、長手方向へ伸びる土手部49A、49Bと、基部45と土手部49A、49Bとの間にそれぞれ形成された2つの内部ストッパー41と、を有し、アーム7に嵌め込まれ本体部77の端部74でかしめられる(折り返される)ことにより(図示せず)、アーム7と一体的に結合されている。図2(a)、(b)に示すように、基部45は、周縁部44を有する貫通孔43を有し、貫通孔43にはコイルバネ5が巻回されたドラム3の円筒部32が挿入され、円筒部32を回動可能に保持する。周縁部44の表面は、平らであり、ドラム3の平面壁部31が面接触して横方向の位置を規制し負荷を受け止める。
アームボディ4には、略円筒状の壁部46と、その先端から飛び出す(突出する)ような形状を有する飛び出し部42と、が形成されている。飛び出し部42は、2つ設けられ、図2(b)に示すように、アーム7の後述するアームボディ挿入孔76に挿入され、その先端はアーム7から取付金具8側へ突出して取付金具8との間にスペースを形成し、取付金具8に接触している。この構造により、金属製のアーム7が存在したとして取付金具8との直接接触はなく、グリスの塗布が不要となる。
内部ストッパー41は、アームボディ4の外側にアーム7が嵌められたときに、外部ストッパー75A、75Bをアーム7の内側から広い平面で支持する。また、土手部49A、49Bは、略直方体状に2つ形成され、それぞれアーム7の短手方向の端部(後述する壁面状の端部74)に接するように配置され、アーム7の長手方向の曲げ強度を向上させる。
図1に戻って、コイルバネ5は、コイルの内径が自然状態においてドラム3の円筒部32の外径よりもやや小さいもので、ドラム3の円筒部32に巻回されて、ドラム3と共にバネロック機構を構成する。この場合、コイルバネ5には、ドラム3の半径、例えば25mmでアーム7の負荷が掛かる位置と取付ボルト中心までの距離、例えば200mmのアーム7の先端に、仮に980Nの負荷が掛かったとすれば、固定端51は8倍(P=980×200÷25=7840N)(モーメント計算)に拡大された力で引っ張られる。このような力で引っ張られることから、特許文献1に見る従来の固定手段は、L字状固定端を持つコイルバネを一旦アームの起立リングに巻き付けて引張力の一部を相殺させ、その後にアームにコイルバネを固定している。また、コイルバネ5には、シートバックの左側及び右側の何れに配置されるアームレスト1であるかによって、下方への回動でロック力を発する右巻又は左巻のものが選定される。
コイルバネ5は、円筒部32を中心にしてアーム7を上方へ回動させる場合に円筒部32の締め付けを緩め、且つアーム7を下方へ回動させる場合に巻き増すような巻き方向(右巻又は左巻)のコイルバネが選択される。コイルバネ5は、図1に示すホルダプレート6を介してアーム7に固定される固定端51と、自由端52とで構成されている。
固定端51は、Z字形に折り曲げられている。これに対して、自由端52は、一旦コイルの外方向へ折り曲げられ、その後コイルの中心側へ折り返されたU字形であり、その先端は、コイルの内側に位置するドラム3の巻き戻しカム37Aと復帰カム37Bとの間に配置され、円筒部32の内壁を通り越した内側まで延びている。また、U字の折り返し部は、アームボディ4の係止補助カム47Aと、係止壁47Bとの間に配置される。
ホルダプレート6は鋼板で構成され、T字状溝61と、端部に配設される補強端62と、を備え、アーム7の本体部77に嵌め込むことにより固定されている。T字状溝61は、部品の共用化の目的から、左巻と右巻コイルバネ5の何れもが嵌め込み可能なT字状に形成され、溝幅はコイルバネ5の線径とほぼ同じである。T字状溝61にはコイルバネ5のZ字形の固定端51が嵌め込まれ強固に固定される。なお、T字状溝61はZ字形の固定端51と同じ形状の溝(例えば、L字状の溝等)でもよい。補強端62はアーム7の後述する外部ストッパー75Aを補強する。
アーム7は、断面凹状(断面U字状)にプレス形成され、前述したように、端部74の折り返しによってアームボディ4に一体的に結合され、アーム7の断面係数、強度、及び安全性が高められている(図4参照)。アーム7は、図1に示すように、本体部77と、外部ストッパー75A、75Bと、アーム部78とを有している(図1のアーム7は端部74の折り返し前の状態である)。
本体部77には、円筒状の凸部79が形成されている。凸部79は端部74と反対側へ出っ張っている。凸部79の先端(取付金具8と対向する面)にはアームボディ4の飛び出し部42が挿入されるアームボディ挿入孔76が形成されている。凸部79の側壁は、凹みを有し、その凹みの壁が外部ストッパー75A、75Bを構成している。外部ストッパー75A、75Bは、アーム7が操作範囲の上限位置又は下限位置まで回動した場合に、後述する取付金具8のストッパー当て部82A、82Bと当接して回動を規制する。
アーム部78には、本体部77から長手方向に向かって順に、丸孔73と、注入孔72と、長孔71とが形成されている。これらの孔は、アーム7の左右方向へアーム7を貫通している。注入孔72はアームレスト1の製造時にクッション材の発泡樹脂9の原液が注入される孔であり、丸孔73はドラム3の円筒部32が挿入される孔である。長孔71はアーム7を軽量化する孔である。また、長孔71により発泡樹脂9が繋がりアーム7からの剥離を防止する。発泡樹脂9はクッション材として機能し表面は表皮によって覆われる。
取付金具8は、図4(a)、(b)に示すように、円弧部を有するプレート部84と、プレート部84の円弧部に沿って配設された立壁81と、円弧部の一部と立壁81の両端部で構成されるストッパー当て部82A、82Bとで構成されている。なお、図4(c)は後述する平面形状のストッパー当て部82C、82Dを持つ取付金具8の形態である。
プレート部84の中央には、貫通孔86が形成され、貫通孔86を囲むように凸部85が数個形成され、さらにその外側に曲げ爪87が形成されている。貫通孔86には、段差部88が形成され、挿入されたドラム3の起立リング36の先端が広げられて段差部88に引っかかることにより、起立リング36の先端の抜止めとして機能する。貫通孔86には取付ボルトが挿入され、アームレスト1がシートフレームに固定される。また、凸部85は、ドラム3と接する側に数個(図示は5個)設けられ、ドラム3の底部33の凹部35と係合してドラム3と取付金具8とを強固に一体化させる。両者の薄板化に寄与する。
また、曲げ爪87は、2段であり、略垂直方向に折り曲げられた後、プレート部84に対して略平行に折り曲げられ、さらにその後、略垂直方向に折り曲げられている。曲げ爪87は、3つ形成され、それぞれがシートフレームの取付ブラケット(図示せず)に形成された孔に挿入され、アームレスト1がシートフレームに取り付けられる。2段に形成された曲げ爪87は、プレート部84から略垂直に折り曲げられた1段の爪と比べて、取付ブラケットへの接触面積を増加させ、シートフレーム側部材と取付金具8双方の薄板化を可能にする。
立壁81の外壁には突起83が形成されている。立壁81の突起83は、樹脂カバー2の起立壁23の内壁面に接触する位置まで突出し、アーム7が回動する場合に起立壁23内壁面との間の摩擦で回動動作にブレーキをかける。これにより、バネロック機構がロック解除状態のときのアーム7の振れやガタツキ、落下を防止する。
立壁81の両端であるストッパー当て部82A、82Bには、アーム7が所定の位置(収納位置又は操作下限位置)まで回動した場合に、アーム7の外部ストッパー75A、75Bとの充分な面積で当接してアーム7の回動を阻止する。尚、取付金具8に立壁81を設ける理由は強度の補強に加えてアーム7との当接面積を増やす事である。前述の図4(c)に示す立壁81は当接部を鋼板の平面にする事で面積を更に増やしたもので、この場合設定面積によっては鋼板製のアーム7を省くことも可能である。
次に、アームレスト1の動作を説明する。アームレスト1は、シートフレームに固定されて使用される。アームレスト1は、不使用の場合、収納位置に収納可能に設定されている。この収納位置では、内部ストッパー41、外部ストッパー75Aと取付金具8のストッパー当て部82Aとが当接することでアーム7の後方への回動が制限される。このとき、コイルバネ5の自由端52は係止壁47Bで係止され、コイルバネ5が巻き戻された状態である(ロック解除状態という)。
アームレスト1を使用する場合、着座者はアーム7を収納位置から最下限位置の直近まで回動させる。コイルバネ5の自由端52は、復帰カム37Bの傾斜面によって移動し、係止壁47Bから外れる。コイルバネ5はドラム3の円筒部32を締め付け、アームレスト1はアーム7の下方回動を停止させる状態(ロック状態という)となる。この状態では、上方回動する際コイルバネ5がドラム3の円筒部32を緩める方向であるため、アーム7の上方回動が可能である。アームレスト1は着座者が希望する位置までアーム7を上方に回動させて使用される。なお、ロック状態に復帰させたアームレスト1をさらに僅かに下方へ回動すると、外部ストッパー75Bがストッパー当て部82Bに当接して下方への回動が完全に規制される。この位置がアーム7の最下限位置である。
車両が曲がりくねった道を走行する場合など、着座者の身体の傾きに伴いアームレスト1に横方向の大きな負荷がかかる。この場合、その負荷は、取付ボルト近傍の基にアーム7の先端を横斜め方向へ傾ける力として働く。本実施形態では、アームレスト1はドラム3の平面壁部31と取付金具8のプレート部84がアームボディ4を挟み込む形態で、シートフレームに直径10mm程度の締結ボルトで固定される。挟み込むドラム3の平面壁部31は、円弧の半径方向の長さがアーム7の長さの10%以上で、且つ円弧方向の幅が板厚の3倍以上の広幅である。これにより、アーム7は横方向へ傾くことが無く、一定の向きを強力に維持する。
着座者がアーム7を上方へ調節範囲の上限位置まで回動させると、コイルバネ5の自由端52が巻き戻しカム37Aに当接してコイルバネ5が巻き戻され、自由端52が係止補助カム47Aの傾斜面によって移動し係止壁47Bに係止する。これにより、アームレスト1は上下何れにも回動が可能なロック解除の状態となり、アーム7を上方の収納位置へ回動させて収納することができる。また、解除状態であるためアーム7を最下限へ回動することもできる。
なお、立壁81の外壁面に形成された突起83と樹脂カバー2の起立壁23内壁面とは常時、押し付けられた状態で、両者の間に接触摩擦力が生じる。これにより、着座者がアーム7の操作範囲における何れかの位置でアーム7から手を離しても、アーム7は落下しない。またアーム7は横方向へ振れたり、ガタついたりすることがない。
以上で説明したように、本実施形態に係るアームレスト1は、アーム7と、貫通孔43が形成された基部45を有するアームボディ4と、貫通孔43に挿入され、アーム7の長手方向前後に相当する位置に平面壁部31を有するドラム3と、を備えている。アームレスト1は、アームボディ4の貫通孔43にドラム3の円筒部32が挿入され、貫通孔43の周縁部44にドラム3の平面壁部31が当接している。また、ドラム3の円筒部32は、取付金具8に係止し、平面壁部31とでアームボディ4を挟み込んでいる。これによりアームレスト1の軽量化を可能にすると共に、アーム7に対して横方向へ力が加わったとしても、平面壁部31がアームボディ4の周縁部44を強力に保持し、アーム7が横方向へ傾くことがない。
従来、バネロック機構のアームレストでは、前述したように、コイルバネのアームへの固定手段として、アームにリングが設けられ、コイルの固定端側を該リングに数回(例えば2〜3回)巻回することで、コイルバネにかかる引張力の一部を相殺させ、巻回後の先端をアームに固定していた。この固定手段としての数巻きは所要のロック力を確保するための巻数(例えば4巻)に単純にプラスされるもので、アームレストのダウンサイジングと軽量化の障害の1つであった。これに対して、本実施形態は、コイルバネ5の固定端をZ字形に曲げて、ホルダプレート6のT字状溝61に挿入固定しているため、アーム7に巻回し用のリングは存在せず、固定のためにコイルバネ5が巻回されていない。よって、その分、アームレスト1を薄くし軽くすることが可能である。
また、アームレスト1をシートフレームに取り付けるための取付金具8の曲げ爪87の位置は、取付ボルト(締結具)が挿入される貫通孔86の中心から充分離れており、アーム7に加わる負荷(トルク)を合理的に受けている。また、取付金具8のストッパー当て部82A、82B及びアームボディ4の内部ストッパー41も同様に取付ボルトから充分離れて配置されている。ゆえに、取付ボルトの緩みが生じにくい。このため、ワッシャー等の取付ボルトの緩みを防止する部材が不要である。また、アームボディ4には、土手部49A、49Bと内部ストッパー41が設けられ、アーム7が嵌め込まれている。これによる断面係数の増大化により、アームレスト1の断面方向(横方向)と長手方向の強度を増強することができ、その分、アームレスト1の軽量化ができる。また、ドラム3の広幅の平面壁部31は、アーム7の長手方向の前後に対応した前後2箇所設けられ、ドラム3の重量の増加を最低限に抑えた上で、アームボディ4と共にアームの本体部77を保持し横方向強度を向上させている。これらの構造により、アームレスト1は安全性の観点から要求される横方向の強度基準(例えば、980N)を満たすことができる。また、アームレスト1の小型化及び軽量化することができる(例えばアーム7は従来品の1.6mmに比べて極めて薄い0.6〜0.8mmの厚さの鋼板で形成することもできる)。
アーム7はアームボディ4と取付金具8との間に配置されている。アーム7が金属製であったとしても、アームボディ4が金属以外の材料(例えば、樹脂)で形成されている場合、アームボディ挿入孔76からアームボディ4の飛び出し部42が飛び出す事により金属同士が直接接触しない。このため、グリス塗布が不要となり、金属が焼き付いたり、異音を発生したりすることがない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等によって限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、ドラム3とコイルバネ5とで構成されるバネロック機構を備える形態を説明したが、これは一形態にすぎない。例えば、本発明は、アームボディ4と、ドラム3と、取付金具8とで構成されるアームレスト(すなわち、コイルバネ5を備えないアームレスト)にも適用可能である。この場合、コイルバネ5とホルダプレート6以外の部材を共用化したアームレストが成り立つなど両者の部品の共用化を図ることが可能である。
上記の実施形態では、アームレスト1がコイルバネ5の固定端51の固定とアーム7の外部ストッパー75A、75Bの補強の機能を持つホルダプレート6を備えていたが、本発明では、アーム7の外部ストッパー75A、75Bの補強の機能が必要でない場合、ホルダプレート6の代わりに、アーム7それ自体にコイルバネ5の固定端51が固定されてもよい。
上記の実施形態では、ストッパー当て部82A、82Bは、取付金具8における円弧状の立壁81の両端によって構成され、この両端の端面が内部ストッパー41、外部ストッパー75A、75Bに当接する構成であったが本発明はこれに限定されない。例えば、図4(c)に示すように、立壁81の両端が内壁側へ略垂直に折り曲げられ、平面状のストッパー当て部82C、82Dが形成されるとよい。これにより、相手部材である外部ストッパー75A、75Bとの接触面積が増加し、外部ストッパー75A、75Bの単位面積当たりの強度を大幅に下げることができる。よって、外部ストッパー75A、75Bの内側の補強は、ホルダプレート6を省きアームボディ4のみで可能となり、アームレスト1の薄型化も可能である。
また、各部材の名称も発明の構成を理解しやすくするための便宜的なものにすぎない。例えば、樹脂カバー2は、一般的には単にカバーと呼ばれ、取付金具8は、単に取付具と呼ばれてもよい。また、起立リング36は、係止部と呼ばれてもよい。このような部材も本発明の権利範囲に含まれるのは明らかである。
1 アームレスト
2 樹脂カバー(カバー)
3 ドラム
4 アームボディ
5 コイルバネ
6 ホルダプレート
7 アーム
8 取付金具
9 発泡樹脂
21 貫通孔
23 起立壁
25 フランジカバー部
31 平面壁部(フランジ)
32 円筒部
33 底部
34 貫通孔(第2の貫通孔)
35 凹部(係合部)
36 起立リング
37A 巻き戻しカム
37B 復帰カム
38 切り欠き部
39 欠け部
41 内部ストッパー
42 飛び出し部
43 貫通孔(第1の貫通孔)
44 周縁部
45 基部
46 略円筒状の壁部
47A 係止補助カム
47B 係止壁
49A、49B 土手部
51 固定端
52 自由端
61 T字状溝
62 補強端
71 長孔
72 注入孔
73 丸孔
74 端部
75A、75B 外部ストッパー
76 アームボディ挿入孔
77 本体部
78 アーム部
79 凸部
81 立壁
82A、82B、82C、82D ストッパー当て部
83 突起
84 プレート部
85 凸部(被係合部)
86 貫通孔(起立リング挿入孔)
87 曲げ爪
88 段差部
A 点線

Claims (6)

  1. 締結ボルトでシートフレームに締結して使用するアームレストであって、
    第1の貫通孔が形成されたアームボディと、
    該アームボディに結合されたアームと、
    前記第1の貫通孔に挿入される円筒部と、底部と、該円筒部の端の一部から外側へ延在する円弧状の平面壁部と、を有し、前記アームボディの後方に配置され、前記円筒部を中心にして前記アームボディを回動させるドラムと、
    前記底部に係止して前記ドラムと一体的に結合し、前記シートフレームに取り付け可能な取付金具と、
    を備え、
    前記アームの前方を上方へ回動した収納状態と、前記アームの前方が下方へ回動した使用状態とに前記アームの位置を調節する調節機構を有するアームレストであって、
    前記平面壁部は、外径寸法が前記アームの長さの10%以上、且つ、前記ドラムの板厚の3倍以上で、前記使用状態における前記アームボディの前後方向に位置するように設けられ、前記円筒部の軸方向において前記取付金具との間に前記アームボディを挟み込む、
    ことを特徴とするアームレスト。
  2. 前記底部には、前記シートフレームと締結する前記締結ボルトが挿入可能な第2の貫通孔と、前記取付金具に向かって起立する起立リングと、該起立リングを取り囲む係合部と、が形成され、
    前記取付金具には、前記起立リングが挿入される起立リング挿入孔が形成されると共に、一方の面に、前記係合部と嵌合する被係合部が形成され、他方の面に、先端が屈曲した曲げ爪が形成され、
    前記ドラムは、前記係合部と前記被係合部とが係合し、且つ前記起立リングが前記起立リング挿入孔に挿入された状態で、前記起立リングの先端が前記起立リング挿入孔の外側へ屈曲すると共に該先端の外径が前記起立リング挿入孔よりも広がることにより、前記取付金具と一体的に結合し、
    前記取付金具は、前記シートフレームに設けられる挿入孔に前記曲げ爪が係止し、且つ前記第2の貫通孔に挿入された前記締結ボルトが締結されることにより前記シートフレームに取り付け可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアームレスト。
  3. 前記調節機構は、
    コイルバネの巻き戻しカムと復帰カムとを有し、前記取付金具を介して前記シートフレームに取り付けられる前記ドラムと、
    前記アームボディを一体結合し、前記コイルバネを固定して前記ドラムを中心に一体で回動する前記アームと、
    外側に曲げられた固定端と内側に曲げられた自由端を有し、該固定端が前記アームに固定され、前記ドラムに巻き回された自由状態において前記ドラムの直径より小さい内径のコイルバネと、
    該コイルバネの係止壁と係止補助カムを有し、該コイルバネが挿入され、前記アームに一体結合された前記アームボディと、
    で構成した、前記アームの下方回動を規制し、上方回動が自在なバネロック機構であり、
    前記アームを前記使用状態から調節範囲の上限位置まで上方回動した場合に、前記コイルバネの前記自由端が前記ドラムの前記巻き戻しカムに当接して前記コイルバネの締め付けを緩め、次いで前記アームボディの前記係止補助カムに当接して、前記係止壁へ移動し係止され、前記アームの上下回動が自在なロック解除状態にし、
    前記ロック解除状態から前記アームが下方回動して調節範囲の最下限位置へ回動した場合に、前記コイルバネの前記自由端が前記ドラムの前記復帰カムに当接して前記係止壁から外れ、前記アームの上下回動を規制するロック状態に復帰する高さ調節機構、
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のアームレスト。
  4. 前記円筒部は、その円筒断面に欠け部が形成された、
    ことを特徴とする請求項3に記載のアームレスト。
  5. 前記アームボディと、前記アームの本体部と、前記取付金具と、を覆うカバーをさらに備え、
    前記取付金具は、前記ドラムの前記底部に係止するプレート部と、該プレート部の外縁に形成された円弧状の立壁と、該立壁の外壁面に形成された突起と、を有し、
    前記カバーは、前記平面壁部を覆う部分から起立し、前記取付金具の前記立壁の外壁側まで伸びて前記突起と接触する円弧状の起立壁を有し、
    前記突起及び前記起立壁は、前記アームボディが前記円筒部を中心にして回動する場合に、その回動にブレーキをかけて前記アームボディの振れ、ガタツキ、及び下方への落下を防止する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のアームレスト。
  6. 前記取付金具は、前記ドラムの前記底部に係止するプレート部と、該プレート部の外縁に形成された円弧状の立壁と、該プレート部と連なった平面形状のストッパー当て部を有し、
    前記アームボディと前記アームが一体であることを特徴とする請求項1又は2に記載のアームレスト。
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