JP5644458B2 - キャップ装置及び液体噴射装置 - Google Patents
キャップ装置及び液体噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5644458B2 JP5644458B2 JP2010277763A JP2010277763A JP5644458B2 JP 5644458 B2 JP5644458 B2 JP 5644458B2 JP 2010277763 A JP2010277763 A JP 2010277763A JP 2010277763 A JP2010277763 A JP 2010277763A JP 5644458 B2 JP5644458 B2 JP 5644458B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- shaft member
- liquid
- hole
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
この発明によれば、連通路を容易に形成することが可能となる。
本発明のキャップ装置において、前記連通路は、前記軸部材を貫通している。
本発明のキャップ装置において、前記軸部材は、前記ノズルから前記キャップ部材内に前記液体が滴下した場合に該液体が前記連通路に浸入することを抑制する液体浸入抑制部を備えている。
この発明によれば、連通路の距離を効果的に稼ぐことが可能となる。
この発明によれば、キャップ部材内に液体が滴下した場合に、凸部によって該液体がキャップ部材の内底面上を流れて貫通孔に達することを抑制することが可能となる。
図2〜図4に示すように、放置キャップ装置25は、上端が開口した有底矩形箱状をなすキャップ部材26と、該キャップ部材26に装着される軸部材27と、該キャップ部材26を昇降可能な図示しない昇降装置とを備えている。そして、記録ヘッド19がキャップ部材26の真上に位置するようにキャリッジ16をホームポジション領域に移動させた状態で、キャップ部材26を昇降装置によって上昇させることで、該キャップ部材26が記録ヘッド19に対して各ノズル20を囲うように当接(キャッピング)するようになっている。
さて、軸部材27をキャップ部材26に装着するには、まず、軸部材27の挿嵌部33を貫通孔32に挿嵌する。すると、キャップ部材26の凸部31aの各切欠部31bに軸部材27の各凸条40が挿入される。このとき、各凸条40は、笠部34の下面からの突出長さが各切欠部31bの深さよりも若干長くなるように設定されているため、各切欠部31bの底面に当接しても該各切欠部31bから少しはみ出した状態になる。
さて、インクジェット式プリンター11の印刷休止時や不使用時には、記録ヘッド19の各ノズル20内のインクの水分(溶媒成分)の蒸発を抑制するため、キャリッジ16をホームポジション領域に移動させた後、記録ヘッド19に対して各ノズル20を囲うように放置キャップ装置25を当接させた状態(キャッピング状態)に維持される。
(1)放置キャップ装置25において、キャップ部材26の内外を連通する連通路は、貫通部31の内周面31cと第1溝37とで囲まれた空間、貫通部31の内周面31cと第2溝39とで囲まれた空間、及び貫通路36によって構成されている。このため、キャップ部材26の範囲内で連通路の距離を十分に確保することができる。したがって、放置キャップ装置25を大型化することなく、キャップ部材26内を保湿しつつ大気開放することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・軸部材27は必ずしもエラストマーで構成する必要はなく、例えば硬質の合成樹脂や金属で構成してもよい。
・軸部材27において、貫通路36を省略してもよい。この場合、第1溝37の下端側の開口部が大気開放されるとともに、第2溝39が省略される。
・上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
Claims (7)
- ノズルから液体を噴射可能な液体噴射ヘッドに対して前記ノズルを囲うように当接可能に構成されるとともに貫通孔を有する有底箱状のキャップ部材と、
前記貫通孔に挿嵌可能な軸部材と、
前記貫通孔の内周面及び前記軸部材の外周面のうち少なくとも一方に形成され、前記キャップ部材の内外を連通する連通路を構成する溝と
を備え、
前記軸部材は多角柱状をなすとともに、前記貫通孔は前記軸部材と対応する多角形状をなしていることを特徴とするキャップ装置。 - 前記溝は、前記軸部材の外周面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ装置。
- 前記連通路は、前記軸部材を貫通していることを特徴とする請求項2に記載のキャップ装置。
- 前記軸部材は、前記ノズルから前記キャップ部材内に前記液体が滴下した場合に該液体が前記連通路に浸入することを抑制する液体浸入抑制部を備えていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のキャップ装置。
- 前記軸部材の複数の側面のうち少なくとも2つに前記溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ装置。
- 前記貫通孔は前記キャップ部材の底壁に設けられ、前記キャップ部材の内底面上には凸部が前記貫通孔を囲むように設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のキャップ装置。
- ノズルからターゲットに液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、
前記ノズルを囲うように前記液体噴射ヘッドのキャッピングを行うキャッピング手段と
を備え、
前記キャッピング手段を請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のキャップ装置によって構成したことを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010277763A JP5644458B2 (ja) | 2010-12-14 | 2010-12-14 | キャップ装置及び液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010277763A JP5644458B2 (ja) | 2010-12-14 | 2010-12-14 | キャップ装置及び液体噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012125962A JP2012125962A (ja) | 2012-07-05 |
JP5644458B2 true JP5644458B2 (ja) | 2014-12-24 |
Family
ID=46643577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010277763A Active JP5644458B2 (ja) | 2010-12-14 | 2010-12-14 | キャップ装置及び液体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5644458B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6848248B2 (ja) * | 2016-07-29 | 2021-03-24 | セイコーエプソン株式会社 | キャップ装置及び液体噴射装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472462B1 (ko) * | 2002-07-12 | 2005-03-08 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 카트리지의 프린트헤드용 캐핑 장치 |
-
2010
- 2010-12-14 JP JP2010277763A patent/JP5644458B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012125962A (ja) | 2012-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6155948B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5998595B2 (ja) | 液体除去装置及び液体噴射装置 | |
US8967767B2 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
US20120120150A1 (en) | Liquid ejection device | |
JP5966541B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
US20110080445A1 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
JP2010058392A (ja) | 流体噴射装置 | |
JP2010120294A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5644458B2 (ja) | キャップ装置及び液体噴射装置 | |
JP2012061785A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2011183764A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2014076595A (ja) | 予備吐出受容装置及び液体噴射装置 | |
JP6064333B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5482270B2 (ja) | メンテナンス装置、液体噴射装置、及びメンテナンス方法 | |
US8708454B2 (en) | Fluid ejecting apparatus | |
JP5651997B2 (ja) | メンテナンス装置及び流体噴射装置 | |
JP2012011747A (ja) | キャップ、メンテナンス装置及び流体噴射装置 | |
JP5573437B2 (ja) | 液体回収装置、液体噴射装置 | |
JP2012116033A (ja) | メンテナンス装置及び液体噴射装置 | |
JP2010167606A (ja) | 流体噴射装置 | |
JP2013193340A (ja) | キャップ装置及び液体噴射装置 | |
JP2012192567A (ja) | メンテナンス装置、メンテナンス方法、及び液体噴射装置 | |
JP5768325B2 (ja) | 液体収容容器及び液体噴射装置 | |
JP5982859B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2010208199A (ja) | 流体噴射装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140729 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141007 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141020 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5644458 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |