JP5525779B2 - 接着剤組成物、及び接着フィルム - Google Patents
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Description
本実施の形態に係る接着剤組成物は、2種類以上の単量体をリビングアニオン重合してなる共重合体を含む。
具体的には、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,4−ブチレングリコールジアクリレート、またはトリメチロールプロパントリメタクリレート等を例示することができる。ポリアクリレートの量は、単量体の全量に対して0.5モル%以上、10モル%以下が好ましく、1〜5モル%がさらに好ましい。上記範囲にすることにより、本願発明の効果に優れたものとなる。
熱重合禁止剤は、熱によるラジカル重合反応を防止するのに有効な物質である。熱重合禁止剤は、ラジカルに対して高い反応性を示し、モノマーよりも優先的に反応するため、重合が禁止される。そのため、熱重合禁止剤を含む接着剤組成物は、高温環境下(特に250℃〜350℃)における接着剤組成物の重合反応が抑制される。これにより、250℃で1時間加熱する高温プロセスを経ても、接着剤組成物を容易に溶解できる。従って、接着剤組成物により形成された接着剤層を、高温プロセス後においても容易に剥離することができ、また残渣の発生も抑えることができる。
以上述べてきた本実施の形態に係る接着剤組成物は、用途に応じて様々な利用方法を用いることができる。例えば、液状のまま、半導体ウェハー等の被加工体の上に塗布して接着剤層を形成する方法を用いてもよいし、本発明に係る接着フィルム、即ち、予め可撓性フィルム等のフィルム上に上記のいずれかの接着剤組成物を含む接着剤層を形成した後、乾燥させておき、このフィルム(接着フィルム)を、被加工体に貼り付けて使用する方法(接着フィルム法)を用いてもよい。
本発明に係る接着剤組成物を取り除くための剥離液としては、通常用いられる剥離液を用いることができるが、特に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、「PGMEA」と表記する)、酢酸エチル、メチルエチルケトンを主成分とする剥離液が環境負荷や剥離性の点で好ましい。
実施例1〜10及び後述する実施例11〜14における接着剤組成物を構成する樹脂1〜10を、以下に示す方法を用いて合成した。なお、質量平均分子量(Mw)、分散度(Mw/Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算基準で求めた。樹脂の組成比(モル比)は13C-NMRにより分析した。
窒素雰囲気下、フラスコにトルエン(480g)、THF(130g)およびスチレン(ST)(61.3g;589mmol)を加えて−40℃に冷却した。この溶液中にn−ブチルリチウム(n−BuLi)溶液(2.44g;6mmol)を加え、25分間攪拌した。その後、ジフェニルエチレン(1.2g;7mmol)を加え10分間攪拌した。次に、THF(30g)にメチルメタクリレート(MMA)(14.7g;147mmol)、ジエチル亜鉛ヘキサン溶液(5.12g;7mmol)、及び塩化リチウム(6.72g;6mmol)を加えた溶液を5分間かけて滴下した後、15分間攪拌した。続いて、THF(30g)にエチレングリコールジメタクリレート(EGMA)(3.46g;18mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(3.67g;5mmol)を加えた溶液を5分間かけて滴下した後30分間攪拌した。この反応溶液を室温まで昇温させながら140分間攪拌した後、メタノールを加えキリングした。反応溶液を大量のメタノールに添加し析出したポリマーを濾過・乾燥した。次に、このポリマーを15wt%THF溶液とし、メタノールにて3回洗浄することにより得られたタール状物を再度THFに溶解し、20wt%溶液とした。この溶液を大量のメタノールに添加し析出したポリマーを濾過・乾燥した。
窒素雰囲気下、トルエン(480g)、THF(180g)及びST(62.0g;595mmol)を加えて−40℃に冷却した。この溶液中にn−BuLi溶液(1.38g;3mmol)を加え、30分間攪拌した。その後、ジフェニルエチレン(0.66g;4mmol)を加え10分間攪拌した。次に、THF(30g)にMMA(15.1g;151mmol)、ジエチル亜鉛ヘキサン溶液(5.44g;7mmol)、及び塩化リチウム(3.55g;3mmol)を加えた溶液を5分間かけて滴下した後、75分間攪拌し、メタノールを添加して反応を停止させた。得られた反応溶液に酢酸エチルを添加し3回水洗した後、THFに溶媒置換し15wt%溶液とした。この溶液を大量のメタノールに添加し、析出したポリマーを濾過・乾燥した。
窒素雰囲気下、トルエン(480g)、THF(120g)及びST(60.3g;579mmol)を加えて−40℃に冷却した。この溶液中にn−BuLi溶液(2.20g;5mmol)を加え、30分間攪拌した。その後、ジフェニルエチレン(1.09g;6mmol)を加え10分間攪拌した。次に、THF(30g)にMMA(15.0g;150mmol)、ジエチル亜鉛ヘキサン溶液(5.06g;7mmol)、及び塩化リチウム(6.42g;6mmol)を加えた溶液を5分間かけて滴下した後、90分間攪拌し、メタノールを添加して反応を停止させた。得られた反応溶液に酢酸エチルを添加し3回水洗した後、THFに溶媒置換し15wt%溶液とした。この溶液を大量のメタノールに添加し、析出したポリマーを濾過・乾燥した。
窒素雰囲気下、室温でTHF(450g)、塩化リチウム(1.67g;2mmol)及びn−BuLi溶液(2.41g;6mmol)を加え、20分間攪拌した。−40℃に冷却し、n−BuLi溶液(1.61g;4mmol)を加え、次いでジエチル亜鉛ヘキサン溶液(2.17g;3mmol)を加え、最後にST(31.4g;302mmol)を加えた。この溶液中にn−BuLi溶液(0.22g;0.5mmol)を加え、10分間攪拌した。その後、ジフェニルエチレン(0.46g;3mmol)を加え10分間攪拌した。次に、THF(30g)にMMA(7.35g;73mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(1.00g;1mmol)を加えた溶液を5分間かけて滴下した後、60分間攪拌し、メタノールを添加して反応を停止させた。得られた反応溶液にトルエン及び酢酸エチルを添加し6回水洗した後、THFに溶媒置換し12wt%溶液とした。この溶液を大量のメタノールに添加し、析出したポリマーを濾過・乾燥した。
窒素雰囲気下、フラスコにTHF(500g)と2−メルカプトチアゾリン(0.12g:1mmol)とを入れ、スターラーで攪拌しながら、室温においてn−BuLi溶液(1.67g;4mmol)を加え、15分間攪拌した。続いて、−40℃に冷却し、n−BuLi溶液(0.68g;2mmol)を加え、THF(60g)にp−tertブトキシスチレン(PTBST)(31.03g;176mmol)、ST(18.73g;180mmol)及びジブチルマグネシウムヘキサン溶液(1.19g;2mmol)を加えた溶液を30分かけて滴下し、滴下終了後、ジブチルマグネシウムヘキサン溶液(0.85g;1mmol)を加え、15分間攪拌した。続いて、3.79%塩化リチウムTHF溶液(5.73g:5mmol)にジフェニルエチレン(0.37g;2mmol)及びジブチルマグネシウムヘキサン溶液(0.32g;0.5mmol)を加えた溶液を2分かけて滴下し、滴下終了後15分間攪拌した。その後、−50℃に冷却し、THF(10g)にMMA(8.99g;90mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(1.00g;1mmol)を加えた溶液を7分かけて滴下し、滴下終了後60分間攪拌し、メタノールを加えキリングした。得られたキリング液をガスクロマトグラフィーにより測定したが、PTBST、ST及びMMAは観測されなかった。
窒素雰囲気下、フラスコにTHF(1350g)と2−メルカプトチアゾリン(0.36g:3mmol)とを入れ、スターラーで攪拌しながら、室温においてn−BuLi溶液(4.28g;10mmol)を加え、15分間攪拌した。続いて、−40℃に冷却し、n−BuLi溶液(1.16g;3mmol)を加え、THF(60g)にPTBST(84.47g;479mmol)、ST(50.02g;480mmol)及びジブチルマグネシウムヘキサン溶液(2.13g;3mmol)を加えた溶液を25分かけて滴下し、滴下終了5分後、ジブチルマグネシウムヘキサン溶液(2.56g;4mmol)を加え、5分間攪拌した。続いて、3.71%塩化リチウムTHF溶液(8.54g:7mmol)にジフェニルエチレン(1.08g;6mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.20g;0.3mmol)を加えた溶液を2分かけて滴下し、滴下終了後10分間攪拌し、−50℃に冷却した。その後、THF(20g)にMMA(24.02g;240mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.46g;0.6mmol)を加えた溶液を13分かけて滴下し、滴下終了後60分間攪拌し、メタノールを加えキリングした。得られたキリング液をガスクロマトグラフィーにより測定したが、PTBST、ST及びMMAは観測されなかった。
窒素雰囲気下、フラスコにTHF(1340g)と2−メルカプトチアゾリン(0.36g:3mmol)とを入れ、スターラーで攪拌しながら、室温においてn−BuLi溶液(4.89g;12mmol)を加え、15分間攪拌した。続いて、−40℃に冷却し、n−BuLi溶液(0.94g;2mmol)を加え、THF(60g)にPTBST(84.48g;479mmol)、ST(49.94g;480mmol)及びジブチルマグネシウムヘキサン溶液(2.00g;3mmol)を加えた溶液を27分かけて滴下し、滴下終了5分後、ジブチルマグネシウムヘキサン溶液(1.91g;3mmol)を加え、5分間攪拌した。続いて、3.71%塩化リチウムTHF溶液(8.19g:7mmol)にジフェニルエチレン(1.09g;6mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.22g;0.3mmol)を加えた溶液を2分かけて滴下し、滴下終了後15分間攪拌し、−50℃に冷却した。その後、THF(20g)にMMA(24.01g;240mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.38g;0.5mmol)を加えた溶液を12分かけて滴下し、滴下終了後60分間攪拌し、メタノールを加えキリングした。得られたキリング液をガスクロマトグラフィーにより測定したが、PTBST、ST及びMMAは観測されなかった。
窒素雰囲気下、フラスコにTHF(500g)と2−メルカプトチアゾリン(0.12g:1mmol)とを入れ、スターラーで攪拌しながら室温においてn−BuLi溶液(1.57g;4mmol)を加え、15分間攪拌した。続いて、−40℃に冷却し、n−BuLi溶液(0.73g;2mmol)を加え、THF(60g)にp−(1−エトキシエトキシ)スチレン(PEES)(47.47g;242mmol)、ST(24.33g;234mmol)及びジブチルマグネシウムヘキサン溶液(1.71g;2mmol)を加えた溶液を23分かけて滴下し、滴下終了5分後、ジブチルマグネシウムヘキサン溶液(1.02g;1mmol)を加え、10分間攪拌した。続いて、ジフェニルエチレン(0.35g;2mmol)を加え、10分間攪拌した。その後、−50℃に冷却し、3.71%塩化リチウムTHF溶液(9.26g:8mmol)にジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.61g;1mmol)を加えた溶液を1分かけて滴下し、THF(10g)にMMA(12.36g;123mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.64g;1mmol)を加えた溶液を10分かけて滴下し、滴下終了後60分間攪拌し、メタノールを加えキリングした。得られたキリング液をガスクロマトグラフィーにより測定したが、PEES、ST及びMMAは観測されなかった。
窒素雰囲気下、フラスコにTHF(700g)と2−メルカプトチアゾリン(0.23g:2mmol)とを入れ、スターラーで攪拌しながら室温においてn−BuLi溶液(4.89g;12mmol)を加え、60分間攪拌した。続いて、−40℃に冷却し、n−BuLi溶液(2.03g;5mmol)を加え、PTBST(22.63g;128mmol)、ST(40.41g;388mmol)及びジブチルマグネシウムヘキサン溶液(0.88g;1mmol)の混合溶液を10分かけて滴下し、滴下終了5分後、ジブチルマグネシウムヘキサン溶液(0.81g;1mmol)を加え、5分攪拌した。続いて、3.79%塩化リチウムTHF溶液(3.78g:3mmol)にジフェニルエチレン(0.83g;5mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.33g;0.5mmol)を加えた溶液を1分かけて滴下し、滴下終了後15分間攪拌し、−50℃に冷却した。その後、MMA(13.09g;131mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.23g;0.3mmol)の混合溶液を3分かけて滴下し、滴下終了後60分間攪拌し、メタノールを加えキリングした。得られたキリング液をガスクロマトグラフィーにより測定したが、PTBST、ST及びMMAは観測されなかった。
窒素雰囲気下、フラスコにTHF(750g)と2−メルカプトチアゾリン(0.23g:2mmol)とを入れ、スターラーで攪拌しながら室温においてn−BuLi溶液(1.99g;5mmol)を加え、60分間攪拌した。続いて、−40℃に冷却し、n−BuLi溶液(0.47g;1mmol)を加え、PTBST(62.06g;352mmol)、ST(12.15g;117mmol)及びジブチルマグネシウムヘキサン溶液(0.89g;1mmol)の混合溶液を10分かけて滴下し、滴下終了5分後、ジブチルマグネシウムヘキサン溶液(0.82g;1mmol)を加え、5分間攪拌した。続いて、3.79%塩化リチウムTHF溶液(4.08g:3.6mmol)にジフェニルエチレン(0.95g;5.3mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.44g;0.6mmol)を加えた溶液を1分かけて滴下し、滴下終了後15分間攪拌し、−50℃に冷却した。その後、MMA(11.64g;116mmol)及びジエチル亜鉛ヘキサン溶液(0.27g;0.4mmol)の混合溶液を2分かけて滴下し、滴下終了後60分間攪拌し、メタノールを加えキリングした。得られたキリング液をガスクロマトグラフィーにより測定したが、PTBST、ST及びMMAは観測されなかった。
実施例1〜10に係る接着剤組成物として、下記表2に示す樹脂及び重合禁止剤をPGMEAに溶解し、固形分濃度が40質量%の接着剤組成物を得た。なお、下記表2における[]内の数値の単位は質量部である。
比較例1における接着剤組成物を構成する比較樹脂1を、以下の方法により合成した。
上記表1に示す組成のスチレン、メチルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート(IBXMA)、ジシクロペンタニルメタクリレート(DCPMA)、及びn−ブチルアクリレート(n−BA)を、公知のラジカル重合を用いて合成した。
比較例1における接着剤組成物として、上記表2に示す樹脂及び重合禁止剤をPGMEAに溶解し、固形分濃度が40質量%の接着剤組成物を得た。
実施例11〜14に係る接着剤組成物として、下記表3に示す樹脂をPGMEAに溶解して、固形分濃度が40質量%の接着剤組成物を得た。
実施例1〜14及び比較例1における各接着剤組成物において、クラック耐性、脱ガス量、接着性、溶解性及び耐熱溶解性について測定し、評価を行った結果を、上記表2及び表3に示した。
各項目についての測定及び評価は、各接着剤組成物を用いて以下の方法により形成させた塗膜を用いて行った。
クラック耐性については、実施例1〜14及び比較例1に係る各接着剤組成物について、乾燥膜厚が15μmまたは50μmとなるように形成させた塗膜を目視にて観察することにより測定した。なお、塗膜層にクラックが認められない場合を良好と判定して「○」で表し、塗膜層にクラックが認められる場合を不良と判定して「×」で表した。
実施例1〜14及び比較例1に係る各接着剤組成物について、乾燥膜厚が15μmとなるように形成させた塗膜を40℃から300℃まで昇温して、塗膜からの脱ガス量を測定した。
実施例1〜14及び比較例1に係る各接着剤組成物について、乾燥膜厚が15μmとなるように形成させた塗膜に、ガラス板を200℃において1kgの加重で接着させた後、各温度環境下において当該ガラス基板を引っ張り、シリコンウェハーから剥がれた時の接着強度を縦型電動計測スタンド「MX−500N」(株式会社イマダ社製)を用いて測定した。そして、接着強度が3kg/cm2を維持できる温度の上限値を測定した。
実施例1〜14及び比較例1に係る接着剤組成物について、乾燥膜厚が15μmとなるように形成させた塗膜を、室温条件下において溶剤2−ヘプタノンに溶解し、有機溶剤に対する溶解性を確認し、溶け残りがないものを良好であると判定して「○」で表した。
実施例1〜14及び比較例1に係る接着剤組成物について、乾燥膜厚が15μmとなるように形成させた塗膜をそれぞれ250℃で1時間過熱した後、2−ヘプタノンに浸漬し、層厚と溶解時間との関係から溶解速度(nm/sec)を算出した。そして、溶解速度が200nm/secより大きく300nm/sec以下であるときには、耐熱溶解性が非常に良好であると判定して「◎」で表し、溶解速度が50〜200nm/secであるときには、良好であると判定して「○」で表した。
Claims (4)
- スチレン及びその誘導体と(メタ)アクリル酸エステルとを含み、かつ、スチレンの誘導体としてp−ヒドロキシスチレンを5モル%以上、80モル%以下の範囲で含む単量体をリビングアニオン重合してなるブロックポリマーを含むことを特徴とする接着剤組成物。
- 上記ブロックポリマーにおける分子量分布(Mw/Mn)が、1.01以上、2.00以下であることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
- 上記単量体の総量における上記スチレンの割合が、10モル%以上、90モル%以下であることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
- フィルム上に、請求項1〜3のいずれか1項に記載の接着剤組成物を含有する接着剤層を備えることを特徴とする接着フィルム。
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