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JP5516520B2 - 通信ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、通常動作モードと低消費電力モードとに移行可能に構成される複数のノードを通信線により接続してなる通信ネットワークシステムに関する。
例えば車載ネットワークに接続されているECU(Electronic Control Unit)などの各通信ノードは、消費電力を低減するため、所定の条件が成立するとシステムクロックの供給を停止させるなどしてスタンバイモードに移行するように構成されている。そして、何れかの通信ノードが通信を開始した際には、スタンバイモードにある通信ノードを通常動作モードに移行させる(ウェイクアップ)。しかし、通信は必ずしも全てのノードを対象として行われることはないため、データの送信先となる通信ノードだけをウェイクアップさせるのが好ましい。そこで、特許文献1では、通信線にウェイクアップ信号を個別に送信するための信号線を追加することで、一部の通信ノードだけをウェイクアップさせるネットワークを実現している。
特開2010−280314号公報(図2参照)
しかしながら、特許文献1の方式では、当然ながら信号線の数が通信ノードの数に応じて増加するので、通信ネットワークに要求される信号線数の削減については逆行することになる。また、何れの通信ノードをウェイクアップさせるかを管理するためのノードは1つに設定されるため、制御を柔軟に行うことができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、信号線数を増加させることなく、低消費電力モードにある通信ノードを、通信対象となるものだけ通常動作モードに移行可能な通信ネットワークシステムを提供することにある。
請求項1記載の通信ネットワークシステムによれば、通信を開始するノードが、低消費電力モードに移行中であるノードを通常動作モードに移行させる際には、通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における通信速度を維持したまま、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させる。一方、低消費電力モードに移行中であるノードは、変化状態検出手段により検出される通信線上における信号の変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると、起動信号出力手段が起動信号を出力して制御部を通常動作モードに移行させる。
すなわち、通信線上における信号の変化状態がどれくらいの期間に亘り継続するかは、制御部が低消費電力モードに移行中であっても、周辺回路として構成される変化状態検出手段により検出できる。また、その変化状態の継続が、通常の通信における1フレームよりも長い期間に亘ることになれば、信号がイレギュラーな出力状態にあることも容易に判別できる。そこで、上記のように変化状態が継続したことを低消費電力モードの解除要求を意味するコマンドとして、各ノードに設定されるそれぞれ異なる閾値と比較した結果に応じて制御部に起動信号を出力すれば、専用の信号線を追加することなく、通信対象となる一部のノードだけを起動して通信を行うことができ、消費電力の増加を抑制できる。
加えて、信号の変化状態を、通常の通信における通信速度を維持したまま、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させることは、何れのノードにおいても行うことが可能であるから、特定のノードに機能を限定することなく通信対象とするノードを起動することが可能になる。
また、請求項1,4記載の通信ネットワークシステムによれば、変化状態検出手段を、信号レベルが反転する変化が継続する長さに応じて、検出電圧レベルが上昇するように構成する。例えば、信号がハイ,ローの二値レベルに変化する仕様においては、その二値レベル間の変化によるエッジの検出回数をカウントすることで、低消費電力モードに移行中のノードは、自身に対する解除要求が出力されたか否かを判別できる。
請求項記載の通信ネットワークシステムによれば、変化状態検出手段を、信号レベルが一方向に反転する毎にパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、そのパルス信号によって充電されるコンデンサとで構成し、起動信号出力手段を、前記コンデンサの充電電圧を所定の閾値レベルと比較するコンパレータで構成する。このように構成すれば、信号レベルが、例えばローからハイに変化する際の立ち上がりエッジが検出される毎にパルス信号が出力されてコンデンサが充電される。上記立ち上がりエッジが所定の間隔で検出されてパルス信号が連続的に出力されるとコンデンサの充電電圧が上昇する。そして、充電電圧が閾値レベルを超えると、コンパレータが起動信号を制御部に出力するようになる。
請求項9,12,14記載の通信ネットワークシステムによれば、変化状態検出手段を、信号がドライブレベルに変化している状態が継続する長さに応じて、検出電圧レベルが上昇するように構成する。したがって、低消費電力モードに移行中のノードは、信号のドライブレベルが維持されている長さに応じて上昇する検出電圧レベルに基づいて、自身に対する解除要求が出力されたか否かを判別できる。
そして、変化状態検出手段を、信号レベルがドライブレベルに変化している間に充電されるコンデンサで構成し、起動信号出力手段を、前記コンデンサの充電電圧を所定の閾値レベルと比較するコンパレータで構成する。このように構成すれば、信号レベルがドライブレベルに変化している間にコンデンサが充電され続け、その充電電圧が閾値レベルを超えるとコンパレータが起動信号を制御部に出力するようになる。
また、請求項記載の通信ネットワークシステムによれば、起動信号出力手段を、複数の判定閾値を有し、検出電圧レベルが、最も低い閾値を最初に超えた以降に複数の判定閾値の間を交差するパターンが、予め割り当てられている所定のパターンに一致すると起動信号を出力するように構成する。このように構成すれば、ネットワークに接続されるノードの数が多い場合でも、ノード数よりも少ない段階の閾値を設定して、各ノードに低消費電力モードの解除要求を判定させることができる。
請求項10記載の通信ネットワークシステムによれば、起動信号出力手段を、各閾値との比較結果を順次格納する複数のシフトレジスタと、それら複数のシフトレジスタより出力されるデータパターンを、予め設定されている所定のデータパターンと比較するパターン比較手段とで構成する。このように構成すれば、検出電圧が最も低い閾値を最初に超えた以降に、各レベルの閾値を交差して変化した結果が複数のシフトレジスタに順次格納されるので、パターン比較手段がそれらのシフトレジスタに格納されたデータ値を比較することで、各ノードに低消費電力モードの解除要求を判定させることができる。
請求項11記載の通信ネットワークシステムによれば、複数の判定閾値を、各ノード毎に異なる値に設定するので、各ノードにおいて、より多様な形態で解除要求の判定を行うことができる。
請求項7,12記載の通信ネットワークシステムによれば、変化状態検出手段を、検出電圧レベルが上昇する速度が各ノード毎に異なるように構成するので、例えば設定する閾値の種類が少ない場合でも、検出電圧レベルの上昇速度の相違に応じて各ノードにおける解除要求の判定状態を変化させることができる。
請求項1記載の通信ネットワークシステムによれば、変化状態検出手段が、変化状態が継続することにより充電電圧レベルが上昇するコンデンサを備える構成において、前記コンデンサの容量を異なる値に設定するので、当該容量の多寡に応じて検出電圧レベルが上昇する速度が異なるように設定できる。
請求項2,14記載の通信ネットワークシステムによれば、起動信号出力手段には、各ノードで同じ閾値を設定し、通信を開始するノードは、通信線上における信号の変化状態を通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させて、自身以外の全てのノードを一旦起動させる。それから、通信対象とするノード以外には低消費電力モードへ移行させるコマンドを送信する。このように構成した場合も、結果として通信対象となるノードだけを通常動作モードに移行させることができる。
請求項3,15記載の通信ネットワークシステムによれば、変化状態検出手段を、閾値を変更可能に構成する。例えば、請求項1のように、信号の変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると起動信号を出力する構成においては、その継続時間が長くなると複数のノードに設定されている閾値を超える可能性がある。勿論、通信対象とするノードが複数であれば何の問題もないが、例えば閾値L,閾値H(>閾値L)の2つのノードがあるとして、閾値Hのノードを通信対象とする場合は、必然的に閾値Lのノードの低消費電力モードも解除されることになる。このようなケースにおいて、上記の閾値L,閾値Hの設定を変更して入れ替えれば、元の閾値Hのノードだけを起動させることが可能となる。
請求項1記載の通信ネットワークシステムによれば、変化状態検出手段を、変化状態が継続する長さに応じて出力電圧レベルを上昇させるように構成し、起動信号出力手段に、出力電圧レベルを閾値と比較するコンパレータを備え、そのコンパレータに設定される閾値を変更可能に構成する。したがって、コンパレータの閾値を変更することにより、解除要求判定の閾値を変更できる。
請求項1記載の通信ネットワークシステムによれば、閾値の変更を、送信側のノードが変更コマンドを送信して行うようにするので、送信側のノードの判断に応じて閾値を変更できる。
請求項1,1記載の通信ネットワークシステムによれば、受信側のノードは、低消費電力モードへ移行する直前に(請求項1)、又は通常動作モードに移行した直後に(請求項1)閾値を変更するので、受信側がそれぞれ適切と判断したタイミングで閾値を変更できる。
第1実施例であり、各部の信号波形を示すタイミングチャート スケルチ回路の具体構成例を示す図 スケルチ回路の各部における信号波形を示す図 各ノードにおける受信側の構成部分を示す機能ブロック図 各ノードにおける送信側の構成部分を示す機能ブロック図 通信ネットワークシステムの構成を示す図 第2実施例を示す図4相当図 受信側の処理内容を示すフローチャート 図1相当図(その1) 図1相当図(その2) 第3実施例を示す図1相当図 第4実施例を示す図4相当図 Wake up判定回路の構成を示す図 図1相当図 第5実施例を示す図1相当図 第6実施例を示す図1相当図 第7実施例を示す図1相当図 図2相当図 第8実施例を示す図1相当図
(第1実施例)
以下、第1実施例について図1ないし図6を参照して説明する。図6は、通信ネットワークシステムの構成を示すものであり、通信バス1(通信線)には、ノード2A〜2Cが接続されている。尚、実際には4つ以上のノードが接続されていても良い。各ノード2A〜2Cは、通常動作モード(Active)と低消費電力モード(sleep)とに移行可能に構成されている。通常動作モードとは、各ノード2を統括的に制御し、CPU或いはマイクロコンピュータにより構成される制御回路(詳細は後述する)にクロック信号が供給されて動作しているモードである。一方、低消費電力モードとは、制御回路に対するクロック信号の供給が停止されることで制御回路の動作が停止し、電力消費を抑制しているモードである(スタンバイモードとも称する)。
そして、本実施例では、例えばノード2CがActive(RUN)であり、ノード2A,2Bがsleepにある状態から、ノード2Cがノード2Aについてのみsleep状態を解除することで(Wake up)、ノード2C,2A間で通信を行うパーシャルネットワークを実現することを目的とする。
図4は、各ノード2における受信側の構成部分;受信部2Rを示す機能ブロック図である。通信バス1上に出力される信号は、レシーバ3により受信され、受信信号はスケルチ回路4(変化状態検出手段,起動信号出力手段)及びフレーム受信回路5に入力される。スケルチ回路4は、受信信号の出力状態に応じてWake up信号をWake up制御回路6に出力する。閾値設定レジスタ8には、各ノード2についてそれぞれ異なるレジスタ値が固定設定され、上記レジスタ値により、スケルチ回路4がWake up信号を出力するための閾値が決定される。Wake up制御回路6は、上記Wake up信号をラッチして制御回路7(制御部)に起動信号を出力する。フレーム受信回路5は、受信信号を復調したデータを制御回路7に出力する。そして、制御回路7は、自身がActiveとなっている場合に受信データを受け付けて処理する。
図5は、各ノード2における送信側の構成部分;送信部2Tを示す機能ブロック図である。制御回路7(受信部2Rと共通)が送信するデータは、フレーム送信回路9を介して変調されると、トランスミッタ10を介して通信バス1上に送信される。尚、通信バス1は、例えば一対の信号線R+,R−により差動信号を送信するものであり、非ドライブ状態では各信号線R+,R−が中間電位を示す。ドライブ状態になると、信号線R+側の電位が上昇すると共に信号線R−側の電位が低下して差動信号が送出される。或いは、ドライブ状態において、信号線R+の電位が高電位である状態をハイレベルとし、その状態からレベルが反転して信号線R+の電位が低電位である状態をローレベルとする形態でも良い。受信部2Rにおけるレシーバ3は、信号線R+,R−の差電圧であるパルス信号を、スケルチ回路4に出力する。
図2は、スケルチ回路4の具体構成例を示す。スケルチ回路4は、ヒステリシスコンパレータ11と、NOTゲート12及びANDゲート13で構成される立上りエッジ検出回路14と、ダイオード15,抵抗16,コンデンサ17からなる積分回路18と、シュミットトリガ回路19とで構成されている。図3は、スケルチ回路4の各部における信号波形を示す。
ヒステリシスコンパレータ11は、レシーバ3より入力されるパルス信号を自身に設定されている閾値と比較してハイレベルのパルス信号V1を出力する。したがって、通信バス1が送信側のノード2によりドライブされてデータが送信され、ヒステリシスコンパレータ11の閾値を超えるパルスが入力されると、パルス信号V1が出力される。立上りエッジ検出回路14は、信号V1の立ち上がりエッジを検出すると、NOTゲート12の遅延時間に相当するパルス幅の信号V2を出力する。出力信号V2は、ダイオード15を介すことで信号V3としてシュミットトリガ回路19に入力され、シュミットトリガ回路19からはWake up信号(起動信号)が出力される。
すなわち、立上りエッジ検出回路14より信号V2のパルスが出力される毎に、ダイオード15を介してコンデンサ17が充電され、信号V3の電位はその都度上昇する。一方、信号V2の出力が停止するとコンデンサ17に蓄積された電荷は抵抗16を介して放電されるので、信号V3の電位は徐々に低下する。
したがって、通信バス1上の差動信号の電位振幅がヒステリシスコンパレータ11の閾値を交差するように連続して変化すると信号V3の電位が徐々に上昇する。そして、シュミットトリガ回路19の閾値電圧Vr1を超えるとWake up信号はローレベルからハイレベル(アクティブ)に変化する。一方、差動信号の電位振幅がほとんど変化せず閾値を下回る状態が継続すると信号V3の電位が徐々に低下し、シュミットトリガ回路19の閾値電圧Vr2を下回るとWake up信号はローレベルに変化する。
また、閾値設定レジスタ8に設定されるレジスタ値により、シュミットトリガ回路19におけるヒステリシス付き閾値が変更可能に構成されている。例えば、前記レジスタ値に応じて、閾値を設定する抵抗回路の抵抗値が変更される。
次に、本実施例の作用について図1を参照して説明する。初期状態として、ノード2CがActiveであり、ノード2A,2Bがsleepであるとする。この状態から、ノード2Cは、ノード2Aを対象;送信先として通信を行うため、ノード2Aのsleep状態を解除する。そのため、ノード2Cはトランスミッタ10を介して通信バス1を連続的にドライブする。つまり、通信バス1において、データ値「0」,「1」が交互に出力されるように差動信号レベルを連続的に変化させる。すると、ノード2A,2Bそれぞれのスケルチ回路4A,4Bにおいて、信号V3のレベル(検出電圧レベル)が上昇し続ける((a),(2)参照)。
このときノード2Cは、ノード2AをWake upさせるために、上記の連続的な変化を、通常の通信を行う場合のフレーム長として規定されている長さを超えるように継続する((a)参照)。すると、信号V3のレベルが上昇し続けるので、ノード2Aにおけるスケルチ回路4Aの閾値を超えると((b)参照)、スケルチ回路4AがWake up信号を出力し、Wake up制御回路6より起動信号が出力されて制御回路7Aがsleep状態からActive状態に移行する((c)参照)。すなわち、信号の連続的な変化を通常の通信フレーム長を超えて継続することが、ノード2Aに対してWake upコマンドを送信することになる。
尚、図4(b)には「エッジ計測量」と記載しているが、信号V3のレベルは、差動信号の立ち上りエッジが連続的に検出されている期間の長さを示すので、信号V3のレベルが上昇するということは、エッジの検出回数(計測量)が多いことを意味する。
ノード2AがActiveになると、ノード2Cはノード2Aにデータを送信して通信を行う。通常の通信フレーム長は、Wake upコマンド送信期間よりも短いため、通信期間内にスケルチ回路4AがWake up信号を出力することはない((a),(3)参照)。
次に、ノード2Cはノード2Bも通信対象とするため、再び差動信号を連続的に変化させる。ノード2Bにおけるスケルチ回路4Bの閾値は、スケルチ回路4Aよりも高い値に設定されているため、ノード2Cは上記の連続的な変化を期間(2)よりも長く継続させる。そして、信号V3のレベルが上昇し続けてスケルチ回路4Bの閾値を超えると((b),(4)参照)、スケルチ回路4BがWake up信号を出力し、制御回路7Bがsleep状態からActive状態に移行する((d)参照)。すると、ノード2Cはノード2A,2Bを通信対象とし、双方にデータを送信して通信を行う((5)参照)。
以上のように本実施例によれば、通信を開始するノード2Cが、低消費電力モード;sleepに移行中であるノード2Aを通常動作モード;Activeに移行させる際には、通信バス1上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させる。すると、sleepに移行中であるノード2Aは、スケルチ回路4Aにより検出される通信線上における信号の変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると、Wake up制御回路6がWake up信号を出力して制御回路7AをActiveに移行させるようにした。
すなわち、通信バス1上における信号の変化状態がどれくらいの期間に亘り継続するかは、制御回路7がsleepに移行中でもスケルチ回路4により検出できる。また、その変化状態の継続が、通常の通信における1フレームよりも長い期間に亘ることになれば、信号がイレギュラーな出力状態にあることも容易に判別できる。
そこで、上記のように変化状態が継続したことをsleepの解除要求を意味するWake upコマンドとして、各ノード2に設定されるそれぞれ異なる閾値と比較した結果に応じて制御回路7にWake up信号を出力すれば、専用の信号線を追加することなく、通信対象となる一部のノード2だけを起動して通信を行うパーシャルネットワークを実現し、消費電力の増加を抑制できる。また、信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させることは、何れのノード2においても行うことが可能であるから、特定のノード2に機能を限定することなく通信対象とするノード2を起動することが可能になる。
そして、スケルチ回路4を、信号レベルが反転する変化が継続する長さに応じて、検出電圧レベルが上昇するように構成する。具体的には、信号レベルの立ち上がりエッジが検出されるごとにパルス信号を出力する立上りエッジ検出回路14と、そのパルス信号により充電されるコンデンサ17とで構成し、コンデンサ17の充電電圧を、シュミットトリガ回路19により所定の閾値レベルと比較してWake up信号を出力する。したがって、差動信号の立ち上がりエッジが検出される毎にパルス信号が出力されてコンデンサ17が充電され、その充電電圧が閾値レベルを超えるとシュミットトリガ回路19が起動信号を制御回路7に出力するようになる。
(第2実施例)
図7ないし図10は第2実施例であり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。図7は図4相当図であり、第2実施例の受信部2R’では、制御回路7’が書き込みを行うことで、閾値設定レジスタ8’のレジスタ値が設定変更可能となっている。制御回路7’は、送信側のノード2より送信される閾値変更コマンドを受信すると、そのコマンドに付随する設定データを閾値設定レジスタ8’に書き込み、スケルチ回路4におけるシュミットトリガ回路19の閾値を変更する。その他の構成は第1実施例と同様である。
次に、第2実施例の作用について図8ないし図10を参照して説明する。図9は図1相当図であり、第1実施例と同様に、ノード2Cが最初はノード2Aと通信を行い、続いてノード2A,2Bと通信を行う。その後、ノード2Bは、ノード2Cによってsleepコマンドが送信されるとsleepモードに移行するが、sleepモードに移行する直前に制御回路7’が閾値設定レジスタ8’のレジスタ値を変更する。図9に示す例では、ノード2Aと同等の閾値となるように変更する。
図8は、制御回路7’による処理を中心に示すフローチャートである。スケルチ回路4がWake up信号を出力することで制御回路7’が起動して処理を開始すると、先ず他のノード2に対する送信要因があるか否かを判断する(ステップS1)。送信要因がある場合は(YES)、通信対象となるノードに対するWake upコマンドを送信してから(ステップS2)送信処理を行う(ステップS3)。
また、他のノード2から送信されたコマンド又はデータを受信すると(ステップS4:YES)、受信処理を行う(ステップS5)。それから、sleepコマンドを受信したか否かを判断し(ステップS6)、受信しなければ(NO)ステップS1に戻り、受信した場合は(YES)閾値を変更するか否かを判断する(ステップS7)。
尚、ここでの判断は、制御回路7’の制御プログラムに応じたものとなり、アプリケーションの動作条件などに従い変更の必要が生じた場合に変更することになる。閾値を変更する場合は(YES)閾値設定レジスタ8’のレジスタ値を書き換えてから(ステップS8)sleepモードに移行する(ステップS9,図9,(5)(6)参照)。すなわち、制御回路7’に供給されるクロック信号の出力を停止させる。したがって、図9(7),(8)に示すように、次回にノード2Cがノード2Aを起動するためのWake upコマンドを送信すると、ノード2A,2Bが同時に起動するようになる。
また、図10は、ノード2Cがノード2BをWake upコマンドにより起動させた直後に、制御回路7’が閾値設定レジスタ8’のレジスタ値を変更する場合のタイミングを示す((4),(5)参照)。この場合、図8に示すフローチャートでは、ステップS7,S8をステップS1で「YES」と判断した後に移動させる。
以上のように第2実施例によれば、受信側のノード2Bは、sleepモードへ移行する直前に、又はWake upコマンドを受信して通常動作モードに移行した直後にスケルチ回路4の閾値を変更するので、受信側がそれぞれ適切と判断したタイミングで閾値を変更できる。
(第3実施例)
図11は第3実施例であり、第2実施例と異なる部分のみ説明する。第3実施例は、受信側のノード2Bにおけるスケルチ回路4の閾値変更を、ノード2Cによって送信される閾値変更コマンドに基づいて行う場合を示す。ノード2Cは、ノード2A及び2Bを起動させてこれらと通信を行い、ノード2Bに閾値変更コマンドを送信してから、sleepコマンドを送信する((5),(6)参照)。ノード2Bは、閾値変更コマンドを受信すると、そのコマンドにより指定された値に応じて制御回路7’が閾値設定レジスタ8’のレジスタ値を書き換える。続いてsleepコマンドを受信すると、第2実施例と同様にsleepモードに移行する。
以上のように第3実施例によれば、閾値の変更を、送信側のノード2Cが変更コマンドを送信して行うので、ノード2Cの判断に応じて閾値を変更できる。
(第4実施例)
図12ないし図14は第4実施例である。図12に示す受信部21Rは、2つのスケルチ回路22(1),22(2)を備えているが、その最終段はシュミットトリガ回路19ではなく、通常のコンパレータに置き換えられている(図示せず)。そして、各最終段のコンパレータに対しては、閾値設定レジスタ23(1),23(2)によって異なるレベルの閾値(例えば、閾値(1)>閾値(2))が設定される。2つのスケルチ回路22(1),22(2)が出力する信号はWake up判定回路24に入力され、Wake up判定回路24において、上記2つの信号の出力パターンが予め設定されているパターンに一致するか否かが判定され、パターンに一致するとWake up信号が出力される。
図13は、Wake up判定回路24の内部構成を示すブロック図である。スケルチ回路22(1),22(2)からの出力信号は、それぞれシフトレジスタ25(1),25(2)に入力される。シフトレジスタ25(1),25(2)は、リセットされた状態から、スケルチ回路22(1),22(2)からの出力信号の立ち上りエッジ及び立下りエッジが入力される毎にデータ値「1」を順次シフトして格納する。そして、パターン判定部26(パターン判定手段)は、シフトレジスタ25(1),25(2)にそれぞれ格納されたデータ値が、予め設定されているパターンに一致するとWake up信号を出力する。
次に、第4実施例の作用について図14を参照して説明する。第1実施例のように、ノード2Cがノード2A,2BへのWake upコマンドを送信する。この時、ノード2Cは、当初は差動信号のレベルを連続的に反転させ続けるが、信号V3のレベルが上昇して閾値(2)を超え、更に閾値(1)を超えると想定される時間が経過すると、一旦通信バス1のドライブを停止させる。通信バス1がドライブされなくなると、信号V3のレベルが下降する。
そして、閾値(1)を下回り、更に閾値(2)を下回ると想定される時間が経過すると、ノード2Cは、再び差動信号のレベルを連続的に反転させる。そして、信号V3のレベルが再び閾値(2)を超え、更に閾値(1)を超えると想定される時間が経過すると、ノード2Cは、再度通信バス1のドライブを停止させる。更に同様のドライブパターンをもう1度繰り返す。
ノード2Cが以上のように通信バス1をドライブさせることで、Wake upコマンドは、途中から断続的な出力パターンとなる。図14(a)に示す前半2つのパルス群がWake up_Aコマンドに相当し、最後も含めた3つのパルス群がWake up_Bコマンドに相当する。
スケルチ回路22(1),22(2)からは、信号V3のレベルが閾値(2),閾値(1)を交差するタイミングに応じて、それぞれがパルス状の信号を出力するが、スケルチ回路22(2)の出力パルス幅は広く,スケルチ回路22(1)の出力パルス幅は狭くなる。そして、それぞれのパルスの立ち上りエッジ及び立下りエッジにより、Wake up判定回路24のシフトレジスタ25(1),25(2)がトリガされ、それぞれにデータ値「1」が順次格納される。
説明を容易にするため、シフトレジスタ25(2)側に格納されるデータ値を「2」と見る。すると、Wake up_Aコマンドの出力に応じて、シフトレジスタ25(1)に格納されたデータは「1111」となり、シフトレジスタ25(2)に格納されたデータは「2222」となる。そして、ノード2Aのパターン判定部26は、これらの格納データを予め内部に設定されているパターンと比較し、双方のパターンが一致するとWake up信号を出力する。また、Wake up_Bコマンドの出力に応じて、シフトレジスタ25(1)に格納されたデータは「111111」となり、シフトレジスタ25(2)に格納されたデータは「222222」となる。そして、ノード2Bのパターン判定部26は、これらの格納データを予め内部に設定されているデータパターンと比較し、一致するとWake up信号を出力する。尚、シフトレジスタ25は、sleepモードに移行する前にクリアされる。
以上のように第4実施例によれば、スケルチ回路22(1),22(2)を備え、それぞれに異なる閾値を設定し、Wake up判定回路24を、検出電圧V3のレベルが最低の閾値(2)を最初に超えた以降に閾値(1),(2)の間を交差するパターンが、予め割り当てられている所定のパターンに一致するとWake up信号を出力するように構成した。したがって、通信バス1に接続されるノード2の数が多い場合でも、ノード数よりも少ない段階の閾値を設定して、各ノード2にsleepモードの解除要求を判定させることができる。また、第1実施例等とは異なり、各ノード2A,2Bを個別に起動させることができる。
そして、Wake up判定回路24を、各閾値(1),(2)との比較結果を順次格納するシフトレジスタ25(1),25(2)と、それらのシフトレジスタ25より出力されるデータパターンを、予め設定されている所定のデータパターンと比較するパターン判定部26とで構成した。したがって、パターン判定部26が各シフトレジスタ25(1),25(2)に格納されたデータ値を比較することで、各ノード2に低消費電力モードの解除要求を判定させることができる。また、2つのスケルチ回路22(1),22(2)に設定される閾値を、各ノード2について同じ値にした場合でも、パターン判定部26に設定するデータパターンに応じて、Wake upコマンドの受付判定が異なるように設定することができる。
(第5実施例)
図15は第5実施例であり、第4実施例と異なる部分のみ説明する。第5実施例は、第4実施例と同様の構成において、例えばノード2A,2Bに対してそれぞれ異なる閾値を設定した場合であり、(a)はノード2A側,(b)はノード2B側を示す。閾値(2)についてはノード2A,2B共に同じ値であるが、閾値(1)についてはノード2Aよりもノード2Bの方が高い値に設定されている。尚、閾値を可変設定する構成については、第2実施例と同様である。
したがって、ノード2Cが送信するWake upコマンドは、A側のパターン(パルス群の発生間隔等)とB側のパターンとが相違することになる。ノード2A側については、Wake up_Aコマンドの出力に応じて、シフトレジスタ25(1)に格納されたデータが「111111」、シフトレジスタ25(2)に格納されたデータが「222222」になるとパターン判定部26がWake up信号を出力する。また、ノード2B側については、Wake up_Bコマンドの出力に応じて、シフトレジスタ25(1)に格納されたデータが「11」、シフトレジスタ25(2)に格納されたデータが「2222」になるとパターン判定部26がWake up信号を出力する。
以上のように第5実施例によれば、複数の判定閾値を、各ノード2毎に異なる値に設定するので、各ノード2において、より多様な形態で解除要求の判定を行うことができる。尚、閾値(2)をそれぞれ異なる値に設定しても良い。
(第6実施例)
図16は第6実施例であり、スケルチ回路4において、信号V2のパルス出力頻度に応じて、信号V3のレベルが上昇する速度(傾き)が各ノード2において異なるように設定した場合を示す。例えばノード2A,2Bにおいて、スケルチ回路4を構成するコンデンサ17の容量をA側は小さく、B側は大きく設定することで、同じパルス出力頻度に対して信号V3のレベルが上昇する速度は実線で示すA側が速くなり、破線で示すB側が遅くなる。
したがって、スケルチ回路4における閾値をノード2A,2Bで同じレベルに設定した場合でも、図16(a)に示すように、Wake up_Aコマンドについては出力期間を短く設定し、Wake up_Bコマンドについては出力期間をより長く設定することで出力し分けることができる。図16に示す例では、最初にWake up_Aコマンドによりノード2Aだけを起動させて通信を行い、その後Wake up_Bコマンドによりノード2Bも起動させて双方と同時に通信を行っている。
以上のように第6実施例によれば、スケルチ回路4において、検出電圧レベルV3が上昇する速度が各ノード2毎に異なるようにしたので、例えば設定する閾値の種類が少ない場合でも、検出電圧レベルの上昇速度が異なれば各ノード2における解除要求の判定状態を変化させることができる。尚、第6実施例についても、各ノード2における検出電圧レベルの上昇速度を可変設定することは容易である。コンデンサ17の容量を可変設定すれば良いので、例えばスイッチとコンデンサとの直列回路を複数並列に接続し、レジスタ値に応じて各スイッチのオンオフを切り替えるようにすれば容量を変更でき、検出電圧レベルの上昇速度を変更できる。
(第7実施例)
図17及び図18は第7実施例である。図17(a)に示すように、第7実施例は、上記各実施例とは異なり、Wake upコマンドを送信する際には通信バス1をドライブ状態にし続ける。この送信形態に対応するスケルチ回路31を図18に示す。このスケルチ回路31は、スケルチ回路4より立上りエッジ検出回路14を削除したもので、通信バス1がドライブ状態にある間はコンデンサ17を充電し続けるようになっている。
以上のように構成される第7実施例によれば、スケルチ回路31を、通信バス1上の信号がドライブレベルに変化している状態が継続する長さに応じて、検出電圧レベルが上昇するように構成した。具体的には、信号レベルがドライブレベルに変化している間に充電されるコンデンサ17を備え、コンデンサ17の充電電圧を所定の閾値レベルと比較するシュミットトリガ回路19で構成する。したがって、sleepモードに移行中のノード2は、信号のドライブレベルが維持されている長さに応じて上昇する検出電圧レベルに基づいて、自身に対する解除要求が出力されたか否かを判別でき、第1実施例と同様の作用効果が得られる。
(第8実施例)
図19は第8実施例を示す。第8実施例では、例えば第1実施例の構成において、各ノード2におけるスケルチ回路4に設定される閾値を全て同じ値に設定する。これにより、何れかのノード2が出力するWake upコマンドは、sleepに移行している全てのノード2を一括して起動させるコマンドとなる。そして、例えばノード2CがWake up_ALLコマンドを送信してノード2A,2Bを起動させると(2)、次にノード2Bだけをsleepさせるコマンドを送信し(3)、ノード2Aだけと通信を行う(4)。続いて、Wake up_ALLコマンドを送信した後に(5)、ノード2A,2Bの何れもsleepさせなければ、ノード2Cはノード2A,2Bの双方と通信を行うことになる(6)。
以上のように第8実施例によれば、ノード2Cは、Wake up_ALLコマンドを送信してノード2A,2Bを起動させると、ノード2Bだけをsleepさせるコマンドを送信してsleepモードに移行させ、ノード2Aだけと通信を行うようにした。このように構成した場合も、結果として通信対象となるノード2だけを通常動作モードに移行させることができる。
尚、第8実施例においても、各ノード2に対して一律に設定される閾値を、例えば第2実施例のように変更設定可能としても良い。閾値レベルの高低は、Wake up判定を行うまでの時間の長さと、ノイズに対するマージン確保とのトレードオフとなるため、実際の通信環境において、ノイズの影響が強い場合は閾値を高めに設定し、ノイズの影響が弱い場合は閾値を低めに設定するなどの調整を行うことに意義がある。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例のみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
変化状態検出手段を、例えば送信データのエッジ出力回数をカウントするカウンタで構成しても良い。
差動信号により通信を行う伝送線路に限らず、シングルエンド型の伝送線路に適用しても良い。
ノードが4つ以上ある通信ネットワークに適用しても良い
図面中、1は通信バス(通信線)、2はノード、4はスケルチ回路(変化状態検出手段,起動信号出力手段)、7は制御回路(制御部)、17はコンデンサ、19はシュミットトリガ回路(コンパレータ)、22はスケルチ回路(変化状態検出手段,起動信号出力手段)、25はシフトレジスタ、26はパターン判定部(パターン判定手段)、31はスケルチ回路(変化状態検出手段,起動信号出力手段)を示す。

Claims (19)

  1. 通常動作モードと低消費電力モードとに移行可能に構成される複数のノードを通信線により接続してなる通信ネットワークシステムにおいて、
    前記各ノードは、通信制御を行う制御部と、記通信線上における信号の変化状態を検出する変化状態検出手段と、前記変化状態の継続時間に応じて前記制御部に起動信号を出力する起動信号出力手段とを備え、
    通信を開始するノードが、低消費電力モードに移行中であるノードを通常動作モードに移行させる際には、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における通信速度を維持したまま、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させ、
    低消費電力モードに移行中であるノードは、前記変化状態検出手段により検出される変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると、前記起動信号出力手段が起動信号を出力して前記制御部を通常動作モードに移行させ
    前記変化状態検出手段は、信号レベルが反転する変化が継続する長さに応じて、検出電圧レベルが上昇するように構成されていることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  2. 通常動作モードと低消費電力モードとに移行可能に構成される複数のノードを通信線により接続してなる通信ネットワークシステムにおいて、
    前記各ノードは、通信制御を行う制御部と、前記通信線上における信号の変化状態を検出する変化状態検出手段と、前記変化状態の継続時間に応じて前記制御部に起動信号を出力する起動信号出力手段とを備え、
    通信を開始するノードが、低消費電力モードに移行中であるノードを通常動作モードに移行させる際には、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させ、
    低消費電力モードに移行中であるノードは、前記変化状態検出手段により検出される変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると、前記起動信号出力手段が起動信号を出力して前記制御部を通常動作モードに移行させ、
    前記起動信号出力手段は、各ノードで同じ閾値が設定されており、
    通信を開始するノードが、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させて自身以外の全てのノードを起動させると、通信対象とするノード以外には低消費電力モードへ移行させるコマンドを送信することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  3. 通常動作モードと低消費電力モードとに移行可能に構成される複数のノードを通信線により接続してなる通信ネットワークシステムにおいて、
    前記各ノードは、通信制御を行う制御部と、前記通信線上における信号の変化状態を検出する変化状態検出手段と、前記変化状態の継続時間に応じて前記制御部に起動信号を出力する起動信号出力手段とを備え、
    通信を開始するノードが、低消費電力モードに移行中であるノードを通常動作モードに移行させる際には、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させ、
    低消費電力モードに移行中であるノードは、前記変化状態検出手段により検出される変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると、前記起動信号出力手段が起動信号を出力して前記制御部を通常動作モードに移行させ、
    前記変化状態検出手段は、前記閾値が変更可能に構成されていることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  4. 前記変化状態検出手段は、信号レベルが反転する変化が継続する長さに応じて、検出電圧レベルが上昇するように構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の通信ネットワークシステム。
  5. 前記変化状態検出手段は、前記信号レベルが一方向に反転するごとにパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、前記パルス信号によって充電されるコンデンサとで構成され、
    前記起動信号出力手段は、前記コンデンサの充電電圧を所定の閾値レベルと比較するコンパレータで構成されることを特徴とする請求項1又は4記載の通信ネットワークシステム。
  6. 前記起動信号出力手段は、複数の判定閾値を有し、前記検出電圧レベルが、最も低い閾値を最初に超えた以降に前記複数の判定閾値の間を交差するパターンが、予め割り当てられている所定のパターンに一致すると前記起動信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項3を引用する請求項4記載の通信ネットワークシステム。
  7. 前記変化状態検出手段は、前記検出電圧レベルが上昇する速度が、各ノード毎に異なるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項3を引用する請求項4記載の通信ネットワークシステム。
  8. 前記起動信号出力手段は、各ノードで同じ閾値が設定されており、
    通信を開始するノードが、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させて自身以外の全てのノードを起動させると、通信対象とするノード以外には低消費電力モードへ移行させるコマンドを送信することを特徴とする請求項1又は請求項3を引用する請求項4若しくは請求項1を引用する請求項5の何れかに一項に記載の通信ネットワークシステム。
  9. 通常動作モードと低消費電力モードとに移行可能に構成される複数のノードを通信線により接続してなる通信ネットワークシステムにおいて、
    前記各ノードは、通信制御を行う制御部と、前記通信線上における信号の変化状態を検出する変化状態検出手段と、前記変化状態の継続時間に応じて前記制御部に起動信号を出力する起動信号出力手段とを備え、
    通信を開始するノードが、低消費電力モードに移行中であるノードを通常動作モードに移行させる際には、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させ、
    低消費電力モードに移行中であるノードは、前記変化状態検出手段により検出される変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると、前記起動信号出力手段が起動信号を出力して前記制御部を通常動作モードに移行させ、
    前記変化状態検出手段は、信号がドライブレベルに変化している状態が継続する長さに応じて充電され、検出電圧レベルが上昇するコンデンサで構成され、
    前記起動信号出力手段は、前記コンデンサの充電電圧を所定の閾値レベルと比較するコンパレータで構成され、複数の判定閾値を有し、前記検出電圧レベルが、最も低い閾値を最初に超えた以降に前記複数の判定閾値の間を交差するパターンが、予め割り当てられている所定のパターンに一致すると前記起動信号を出力することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  10. 前記起動信号出力手段は、各閾値との比較結果を順次格納する複数のシフトレジスタと、
    それら複数のシフトレジスタより出力されるデータパターンを、予め設定されている所定のデータパターンと比較するパターン比較手段とを備えて構成されることを特徴とする請求項6又は9記載の通信ネットワークシステム。
  11. 前記複数の判定閾値は、各ノード毎に異なる値に設定されていることを特徴とする請求項9又は10記載の通信ネットワークシステム。
  12. 通常動作モードと低消費電力モードとに移行可能に構成される複数のノードを通信線により接続してなる通信ネットワークシステムにおいて、
    前記各ノードは、通信制御を行う制御部と、前記通信線上における信号の変化状態を検出する変化状態検出手段と、前記変化状態の継続時間に応じて前記制御部に起動信号を出力する起動信号出力手段とを備え、
    通信を開始するノードが、低消費電力モードに移行中であるノードを通常動作モードに移行させる際には、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させ、
    低消費電力モードに移行中であるノードは、前記変化状態検出手段により検出される変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると、前記起動信号出力手段が起動信号を出力して前記制御部を通常動作モードに移行させ、
    前記変化状態検出手段は、信号がドライブレベルに変化している状態が継続する長さに応じて充電され、検出電圧レベルが上昇するコンデンサを用いて、前記検出電圧レベルが上昇する速度が、各ノード毎に異なるように構成され、
    前記起動信号出力手段は、前記コンデンサの充電電圧を所定の閾値レベルと比較するコンパレータで構成されていることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  13. 前記変化状態検出手段は、前記変化状態が継続することにより充電電圧レベルが上昇するコンデンサを備え、前記コンデンサの容量を異なる値に設定することを特徴とする請求項7又は12記載の通信ネットワークシステム。
  14. 通常動作モードと低消費電力モードとに移行可能に構成される複数のノードを通信線により接続してなる通信ネットワークシステムにおいて、
    前記各ノードは、通信制御を行う制御部と、前記通信線上における信号の変化状態を検出する変化状態検出手段と、前記変化状態の継続時間に応じて前記制御部に起動信号を出力する起動信号出力手段とを備え、
    通信を開始するノードが、低消費電力モードに移行中であるノードを通常動作モードに移行させる際には、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させ、
    低消費電力モードに移行中であるノードは、前記変化状態検出手段により検出される変化状態が自身に割り当てられている閾値を超えて継続すると、前記起動信号出力手段が起動信号を出力して前記制御部を通常動作モードに移行させ、
    前記変化状態検出手段は、信号がドライブレベルに変化している状態が継続する長さに応じて充電され、検出電圧レベルが上昇するコンデンサで構成され、
    前記起動信号出力手段は、前記コンデンサの充電電圧を所定の閾値レベルと比較するコンパレータで構成され、各ノードで同じ閾値が設定されており、
    通信を開始するノードが、前記通信線上における信号の変化状態を、通常の通信における1フレームよりも長い期間継続させて自身以外の全てのノードを起動させると、通信対象とするノード以外には低消費電力モードへ移行させるコマンドを送信することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  15. 前記変化状態検出手段は、前記閾値が変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の通信ネットワークシステム。
  16. 前記変化状態検出手段は、前記変化状態が継続する長さに応じて出力電圧レベルを上昇させるように構成され、
    前記起動信号出力手段は、前記出力電圧レベルを閾値と比較するコンパレータを備え、
    前記コンパレータに設定される閾値が変更可能に構成されていることを特徴とする請求項3,15又は請求項3を引用する請求項4若しくは請求項4を引用する請求項6から8の何れか一項に記載の通信ネットワークシステム。
  17. 前記閾値の変更を、送信側のノードが変更コマンドを送信して行うことを特徴とする請求項15又は16記載の通信ネットワークシステム。
  18. 受信側のノードは、低消費電力モードに移行する直前に前記閾値を変更することを特徴とする請求項15又は16記載の通信ネットワークシステム。
  19. 受信側のノードは、通常動作モードに移行した直後に前記閾値を変更することを特徴とする請求項15又は16記載の通信ネットワークシステム。
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