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JP5596370B2 - 時計ムーブメント用の特にデテント型の直接インパルス脱進機 - Google Patents

時計ムーブメント用の特にデテント型の直接インパルス脱進機 Download PDF

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Description

本発明は、時計ムーブメント用の特にデテント型の直接インパルス脱進機であって、インパルス要素に取り付けられたテン輪と、その歯がインパルス要素の経路と交差するガンギ車と、拘束要素およびクリアランス要素を有するデテントロッカと、ガンギ車の歯の経路内へ拘束要素を挿入する手段と、テン輪と一体的に回転するクリアランスピンと、拘束要素をガンギ車の歯から外すため、ロッカの1振動周期に1度、前記クリアランスピンをロッカのクリアランス要素と係合させる手段とを備え、ガンギ車の歯の経路内へ拘束要素を挿入する前記手段が、拘束要素がガンギ車から離れるときに、ガンギ車の歯の経路内へ移動するように配置された、デテントロッカと一体の滑り面を備え、この滑り面が、ガンギ車の歯によって滑り面に加えられる力によって、デテントロッカの拘束要素が、ガンギ車の歯の経路内へ再び移動するような形状を有する脱進機に関する。
その全般的な性能(効率および等時性)に関して特に高く評価されている1つの脱進機は、テン輪が一方の方向に回転するときに歯車列を解放するいわゆるデテント脱進機であり、この同じシステムは、テン輪の戻りの間に、弾性クリアランス要素の曲がり以外の他の作用なしでテン輪が通過することを可能にする。この有利な機能は、第2の可撓性要素の曲がりに続くガンギ車の解放を可能にするために一方の方向には動かない可撓性要素(一般にストリップ)を使用することによって得ることができる。テン輪が逆方向に回転しているとき、第1のストリップは、ガンギ車を解放することなく自由に曲がることができ、したがって不必要なエネルギー損失を回避する。
第2の可撓性要素は、ブロッキングレバーをその初期位置に戻すために必要である。しかしながら、ガンギ車の解放の瞬間に、このシステムは、ガンギ車および第2の可撓性要素のドロー(draw)を克服しなければならない。というのは、このドローは、第2の可撓性要素を変形させるために第2の可撓性要素に供給されるエネルギー(ガンギ車を解放するために供給しなければならない全エネルギー量の約50%)が失われるので相当なエネルギー損失につながるからである。
デテント(特に可撓性部分)のサイズ決定が、デテント脱進機を開発する際の重要ポイントの1つであることは明白である。ガンギ車をロックしたままに保つには十分な剛性が必要だが、同時に、テン輪に供給されるインパルスの間にガンギ車を解放するためにあまりに多くのエネルギーを要してはならない。その危険性は、テン輪/ヒゲゼンマイシステムの重大な摂動およびそれに関連した効率の大幅な低減である。第2の可撓性要素の剛性の下限を規定するガンギ車を解放するのに必要なアンロックトルクも、ノックに対する安全装置となる。
上で論じたタイプのデテント脱進機が特許文献1に記載されている。
この機構は、海洋時間測定において広く使用されたものであり、高価で、繊細であり、完全なる実行を要求し、容易には大量生産に転換されない。一方で、この機構は、非常に精密な調整が可能であり、その結果として最高の時間測定機能を提供する優れた脱進機である。
しかしながら、このような脱進機では、ガンギ車のドローが唯一の安全装置である。これは、その正確な動作をひどく妨げるノックを引き起こす可能性が高い腕時計の場合には不十分である。
米国特許第40508号
本発明の目的は、上記の欠点を少なくとも部分的に解決することにある。
この目的のため、本発明は、請求項1に記載の、時計ムーブメント用の特にデテント型の直接インパルス脱進機に関する。
このような脱進機の主な利点は、ノックに対する安全性が増大することである。さらに、ガンギ車の歯の経路内へ交互に移動する拘束要素と滑り面とを備えるデテントロッカが、追加の安全装置を構成する。
デテントロッカの拘束要素は、デテントロッカがアンロック位置にあるときに、ガンギ車の歯の経路外のこの経路に隣接した位置に位置する安全対策面を備える。有利には、拘束要素のガンギ車の歯の経路内への早すぎる戻りを防ぐため、この安全対策面の長さが、テン輪に運動インパルスを伝達するためにガンギ車が移動する角度に対応する。したがって、この安全対策面は第2の安全装置である。
添付図面は、本発明の主題を形成するデテント脱進機の一実施形態および一変形実施形態を、例として概略的に示す。
本発明が関係するデテント脱進機を、関連するテン輪/ヒゲゼンマイ振動器とともに示す平面図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 1振動サイクル中のさまざまな位置にある図1の脱進機を、テン輪を省き、より大きな尺度で示す図である。 上記図に示した実施形態の一変形実施形態の分解透視図である。
図1に示す脱進機は、ガンギ車1を備え、ガンギ車1の歯の円形経路は、ヒゲゼンマイ(図示せず)に接続されたテン輪3と一体のインパルスパレット2の経路と交差する。
デテントロッカ4は、2つのストップ5、6間を自由に移動することができる。デテントロッカ4は、一方で、ガンギ車1の歯を拘束するストップ面4aを含む拘束要素を備え、他方で、ガンギ車の歯が滑ることでロッカを逆時計回りにピボット回転させて、ストップ面を再びガンギ車1の歯の経路内に移動させることを可能にする滑り面4bを備える。このデテントロッカ4はさらに、ストップ4dに対して押し付けられ、その自由端が、テン輪3と一体のクリアランスピン7の経路内に移動する弾性クリアランス要素4cを有する。
デテントロッカ4の拘束要素はさらに、デテントロッカ4がストップ5を押しているときに(図3から6)、ガンギ車1の歯の経路外のこの経路に隣接した位置に位置する安全対策面4eを有する。この面は、ガンギ車の歯がテン輪3のインパルスパレット2にそのインパルスを伝達する間の角度に対応するガンギ車1の角度を占有する。
テン輪/ヒゲゼンマイ3の振動サイクルは、図1から11に示すさまざまな段階に分解することができる。
図1に示す段階では、テン輪3が逆時計回りに回転している。ロッカ4の拘束要素のストップ面4aはガンギ車1をロックし、ガンギ車1はロッカ4を、ストップ6に押し付けられた状態に保持する。
図2に示す段階は、テン輪3と一体のクリアランスピン7が、ストップ4dに押し付けられた弾性クリアランス要素4cと接触する瞬間に対応している。ストップ4dがあり、テン輪3が逆時計回りに回転しているため、弾性クリアランス要素4cは剛性要素のように振る舞う。
デテントロッカ4は次いで、クリアランスピン7の作用の下で、ストップ6を押している状態からストップ5を押す状態(図3)へと移動し、これにより、デテントロッカ4の拘束要素のストップ面4aによってその1つの歯が拘束されていたガンギ車1を解放する。
運動中の歯車列(図示せず)によって伝達された主ゼンマイ(図示せず)のトルクにさらされるため、ガンギ車1は時計回りに駆動される。次いで、ガンギ車1の歯の1つが、テン輪3のインパルスパレット2と接触する(図4)。これが、テン輪3を振動させ続けるために必要なエネルギーをテン輪3に与えるために主ゼンマイのエネルギーがテン輪3に伝達されるインパルス段階の始まりである。
このインパルス段階は、ガンギ車の歯がインパルスパレットから離れたときに、すなわち実質的に図5に示す位置で終わる。図から分かるとおり、このインパルス段階の全体を通じて、デテントロッカ4の拘束要素の安全対策面4eが、例えばノックの結果として拘束要素がガンギ車1の歯の経路内へ移動することを防ぐ。
インパルス段階の後、ガンギ車1は回転を続け、ガンギ車1の歯の1つが滑り面4bと接触する(図6)。このガンギ車の歯がこの面4bを押しながら滑ると、この歯はロッカ4を逆時計回りに回転させ、再びストップ6に当たるように移動させる(図7)。このピボット運動はさらに、ロッカ4の拘束要素をガンギ車1の歯の経路内へ再び移動させ、その結果、ガンギ車の1つの歯が拘束要素のストップ面4aに衝突し、ストップ6に押し付けられた状態にロッカ4を保持するトルクをロッカ4に加える(図8)。
一方、テン輪3は逆時計回りに回転し続け、その後、ヒゲゼンマイがテン輪3を停止させ、テン輪3を時計回りに回転させる。
クリアランスピン7がデテントロッカ4の弾性クリアランス要素4cと接触すると(図9)、クリアランスピン7は、デテントロッカ4を変位させることなく、弾性クリアランス要素4cをストップ4dから引き離す(図10)。テン輪3のインパルスパレット2は、ガンギ車1の隣接する2つの歯と歯の間をそれらの歯に触れることなく通過する。
テン輪3は回転し続け、その後、ヒゲゼンマイによってテン輪3が停止し、再び逆時計回りに回転し(図11)、これにより新たな振動サイクルが始まる。
図12は、インパルスパレットおよび前記実施形態のクリアランスピンの代わりにテン輪スタッフに接続されたインパルス/クリアランス装置の一変形実施形態を示す。この変形実施形態は、テン輪スタッフ上に打ち込まれるように設計された管状要素12aを備える円形ローラ12を有する。この管状要素12aは、2つの平行外平面12bと交差する部分的に円形の外セクションを有し、この上に、開口13aを含むインパルスリング13が係合し、開口13aの断面は管状要素12aの外断面とぴったりと合う。インパルスリング13は、打ち込まれた2つの保持リング8a、8b間に軸方向に保持される。インパルスリング13は、インパルスリング13の外側面から突き出たインパルスピンないしインパルス面13bを有する。このインパルスリングのピンは、パレットなどの取り付けられた構成部品とすることができる。
この例の半円形断面の2つのインパルスピン9および10はそれぞれ、ローラ12に形成された、対応する断面を有する、直径に沿って反対側の2つの開口12c、12cに打ち込まれる。
慣性部材11は、3つの開口11a、11b、11cを備え、そのうちの2つの開口11a、11bは中心から外れており、好ましくは対称であり、直径に沿って反対側に位置する。これらのうちの1つの開口11bは半円形であり、慣性部材11のピボットインパルスピン10を受け取り、慣性部材11に角運動する余地を与えるため、180°超の角度をなす2つの半径によって限定される。もう一方の開口11aは、インパルスピン9を収容するために細長い。第3の開口は、ローラ12の管状部分12aが緩く通過する中心開口11cであり、開口11aおよびインパルスピン9がない場合に、慣性部材11の角運動を制限するのに使用することができる。慣性部材11の外側面からクリアランスピン11dが突き出す。この例では、このクリアランスピン11dが三角形であり、慣性部材11の中心に関して半径方向を向いた駆動面と、傾斜したもう一方の面とを有する。クリアランスピン11dは、ルビーパレットなどのパレットを取り付けることによって形成することもできる。クリアランスピン11dの傾斜した面は、クリアランスピン11dが妨げにならないところになければならないときに、ノックがクリアランスピン11dを突き出た位置へ移動させた場合に、慣性要素11を押し戻す役目を果たす。
慣性部材11は、管状部分12aの基部に配置される。図12に示すように、開口11a、11b、11cの位置、サイズおよび形状は、慣性部材11が、テン輪スタッフ上に打ち込まれたローラ12の軸に平行な、慣性部材11のピボット部材を形成するインパルスピン10の軸を軸とした限定された角運動を実行することができるように決められる。細長い開口11aは、慣性部材11の2つの限界位置がそれぞれテン輪スタッフの両側に対称に位置するように、開口11b、11cのそれぞれの軸を通る慣性要素11の直径に関して対称に配置される。
慣性部材11の一方の角位置では、クリアランスピン11dが円形ローラ12の外縁から突き出す。円形ローラ12が時計回りに回転すると、この三角形のピンの半径方向面が、クリアランス要素4cと接触し、その結果、クリアランスピン11dがデテントロッカ4を持ち上げる。クリアランス要素4cはもはや弾性要素である必要はない。
慣性部材11は、テン輪の回転方向にそれぞれ依存する2つの安定位置を有する。試験によれば、慣性部材11は、テン輪の振動周期を構成する2つのそれぞれの交番回転をテン輪が完了する前に移動するが、インパルスピン10を軸とした慣性部材11の回転は、テン輪の死点(角度0の位置)の近くで始まる。
死点において、テン輪は最大速度で移動しており、したがって、正の加速から負の加速に変化する(テン輪が減速し始める)。慣性の効果が感じられ始めるのはこの瞬間である。
慣性部材11がインパルスピン10の軸を軸に時計回りに移動すると、クリアランスピン11dは、円形ローラ12の外縁の内側に引っ込む。
その結果、クリアランスピン11dがクリアランス要素4cの前を通過するとき、クリアランスピン11dはデテントロッカ4と係合しない。直接インパルス伝達を使用する知られている全ての脱進機とは異なり、ピンがローラ12の円形の縁の内側に引っ込むため、テン輪の振動運動を維持するのに資するインパルスをテン輪が受け取らないテン輪の交番回転中にクリアランスロッカ4の要素4cの障害を通過するためにクリアランスピン11dが克服すべきものは何もない。したがって、エネルギーの損失またはテン輪の振動周期の摂動は生じない。
テン輪3がその逆時計回りの終わりに到達すると(図7)、テン輪3の減速が慣性部材11を再び移動させ、慣性部材11は、クリアランスピン11dがローラ12の円形の縁から突き出た位置へ戻る。
その2つの限界位置間の慣性部材11の角運動はわずか数度、一般に約5°から10°であり、これらの2つの限界位置は、テン輪スタッフの両側に対称に位置する。この慣性部材11が機能するのに慣性の効果は常に十分であるため、慣性部材11を低密度材料から製作することができる。外部幾何形状に関するこの選択の自由は、慣性要素を対称にすることができることを意味し、このことは、追加されるアンバランスウエートが小さいことを保証する。実験によれば、ケイ素などの低密度材料を使用した場合、テン輪のバランスに対する影響は無視することができる。
1 ガンギ車
2 インパルスパレット
3 テン輪
4 デテントロッカ
4a ストップ面
4b 滑り面
4c 弾性クリアランス要素
4d ストップ
4e 安全対策面
5 ストップ
6 ストップ
7 クリアランスピン
8a 保持リング
8b 保持リング
9 インパルスピン
10 インパルスピン
11 慣性部材
11a 開口
11b 開口
11c 開口
11d クリアランスピン
12 円形ローラ
12a 管状要素
12b 平行外平面
12c 開口
12d 開口
13 インパルスリング
13a 開口
13b インパルスピン

Claims (5)

  1. 時計ムーブメント用の直接インパルス脱進機であって、インパルス要素(2)に取り付けられたテン輪(3)と、前記インパルス要素(2)の経路と交差する歯を有するガンギ車(1)と、拘束要素(4a)およびクリアランス要素(4c)を有するデテントロッカ(4)と、前記ガンギ車(1)の歯の経路内へ前記拘束要素を挿入する手段と、前記テン輪(3)と一体的に回転するクリアランスピン(7、11d)と、前記拘束要素(4a)を前記ガンギ車の歯から外すため、前記ロッカの1振動周期に1度、前記クリアランスピン(7、11d)を前記ロッカ(4)の前記クリアランス要素(4c)と係合させる手段とを備え、前記ガンギ車(1)の歯の経路内へ前記拘束要素(4a)を挿入する前記手段が、前記拘束要素(4a)が前記ガンギ車(1)から離れるときに、前記ガンギ車(1)の歯の経路内へ移動するように配置された、前記デテントロッカ(4)と一体の滑り面(4b)を備え、前記滑り面が、前記ガンギ車(1)の歯によって前記滑り面に加えられる力によって、前記デテントロッカ(4)の前記拘束要素(4a)が、前記ガンギ車(1)の歯の経路内へ再び移動するような形状を有する脱進機において、前記ガンギ車(1)が前記テン輪(3)に運動インパルスを伝達している間に、前記拘束要素(4a)が、前記ガンギ車(1)の歯の経路内へ移動することを防ぐため、前記デテントロッカ(4)がアンロック位置にあるときに、前記ガンギ車(1)の歯の経路外のこの経路に隣接した位置に位置する安全対策面(4e)を、前記デテントロッカの前記拘束要素(4a)が備えることを特徴とする脱進機。
  2. 前記拘束要素(4a)の前記ガンギ車(1)の歯の経路内への早すぎる戻りを防ぐため、前記安全対策面(4e)の長さが、前記テン輪(3)に運動インパルスを伝達するために前記ガンギ車(1)が移動する角度に対応する、請求項1に記載の脱進機。
  3. 前記クリアランスピン(7)が一方の方向に回転している間に前記クリアランスピン(7)がストップ(4d)と接触したときには、前記ストップ(4d)が剛性要素のように振る舞い、前記クリアランスピン(7)がもう一方の方向に回転している間に前記クリアランスピン(7)が前記ストップ(4d)と接触したときには、前記ストップ(4d)がその場から弾性的に移動するように、前記クリアランス要素(4c)が前記ストップ(4d)に対して弾性的に押し付けられる、請求項1または2に記載の脱進機。
  4. 前記クリアランスピン(11d)が、2つの端位置間を自由に移動できるように装着された慣性部材(11)と一体であり、一方の前記位置では、前記クリアランスピン(11d)の経路が、前記ロッカ(4)の前記クリアランス要素(4c)と交わり、もう一方の前記位置では、前記クリアランスピン(11d)の経路が前記クリアランス要素(4c)と交わらず、一方の位置からもう一方の位置への慣性部材(11)の前記移動が、前記テン輪の振動の各半サイクル中の前記テン輪の速度変化により前記慣性部材に作用する慣性力に起因する、請求項1または2に記載の脱進機。
  5. 脱進機がデテント型である、請求項1から4のいずれか一項に記載の脱進機
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