JP5570890B2 - タイヤの外観検査方法および外観検査装置 - Google Patents
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Description
図4に示すように、タイヤTの表面に、照射手段11から角度を変えて面平行光を照射し、これをタイヤTの表面に対し垂直な方向からラインカメラ12で撮影する場合を考える。図中、xはタイヤ円周方向の座標軸を示し、zはタイヤ表面に垂直な方向の座標軸を示す。ここで、面平行光を凹部3の右側から照射した場合において、凹部3からラインカメラ12に入射する反射光の強度は、凹面3aのようにその法線ベクトルの方向が面平行光の照射方向α1と近い場合(x=x1)には大きく、凹面3bのようにその法線ベクトルの方向が面平行光の照射方向α1から離れている場合(x=x2)には小さくなる。
前記二対の撮像領域における前記光の照射方向を、それぞれタイヤ円周方向に平行な方向およびタイヤ径方向に平行な方向とするとともに、タイヤ円周方向から見て互いに対となる撮像領域間で平行であって、かつ各撮像領域を横断し該撮像領域に垂直な任意の面を、該互いに対となる撮像領域ごとに設定し、該互いに対となる撮像領域のそれぞれにおける前記光の照射方向を、該任意の面に対し、タイヤ円周方向から見て互いに逆方向とすることを特徴とするものである。
前記二対の撮像領域における前記二対の照射手段が、該二対の照射手段からの光の照射方向がそれぞれ、タイヤ円周方向に平行な方向およびタイヤ径方向に平行な方向となるよう配置されるとともに、タイヤ円周方向から見て互いに対となる撮像領域間で平行であって、かつ各撮像領域を横断し該撮像領域に垂直な任意の面を、該互いに対となる撮像領域ごとに設定したとき、該互いに対となる撮像領域における互いに対となる照射手段が、各照射手段からの光の照射方向が該任意の面に対し、タイヤ円周方向から見て互いに逆方向となるよう配置されていることを特徴とするものである。
図1に、本発明のタイヤの外観検査装置の一構成例を示す概略説明図を示す。図示するように、本発明の外観検査装置は、タイヤTの表面に対し、タイヤ円周方向に間隔を空けて設定された少なくとも一対、図示例では二対の撮像領域A,BおよびC,Dを有している。ここで、本発明における撮像領域とは、装置上に固定された撮像部位を意味するので、タイヤTが装置上で回転すれば、回転に伴い、実質的にタイヤTの円周方向に沿って移動するものである。以下の説明においては、簡略のために、一対の撮像領域A,Bを設けた場合について説明する。
まず、検査対象となるタイヤTを回転台30上に載置するとともに、タイヤTのサイドウォール部21の表面に対し、タイヤ円周方向に間隔を空けて少なくとも一対、例えば一対の撮像領域A,Bを設定する。これら撮像領域は、例えば、タイヤ円周方向に等間隔に、かつ、タイヤ円周方向から見た際に、互いに対となる撮像領域がタイヤ径方向において少なくとも一部分で重なるように、設定することができる。そして、これら各撮像領域A,Bのそれぞれの直上に、照射手段1A,1Bおよび測定手段2A,2Bをそれぞれ設置する(ステップS11)。この際、各照射手段1A,1Bは、例えば図示するように、面平行光の照射方向が、タイヤ径方向に沿う面に対し、タイヤ円周方向から見て互いに逆方向となるよう配置する。次に、モータ31を駆動・制御して回転台30を回転駆動することにより、タイヤTを所定の回転速度で回転させる(ステップS12)。
図3(a)に示すように、検査対象面Sの点P(x,y,z)におけるタイヤ円周方向の傾斜をp、タイヤ径方向の傾斜をqとすると、これらp,qは以下の式で表すことができる。
また、検査対象面Sの法線ベクトルnは、上記p、qを用いると以下の式で表すことができる。
一方、照射手段1Aが照射する光の入射光ベクトルSAと照射手段1Bが照射する光の入射光ベクトルSBは、各照射光の強度をIA,IBとしたとき、以下の式で表すことができる。
また、以下の式に示すように、測定手段2Aに入力される光の強度EAは、上記入射光ベクトルSAの法線ベクトルnへの正射影にタイヤTの反射率をρ乗算したものであり、測定手段2Bに入力される光の強度EBは、上記入射光ベクトルSBの法線ベクトルnへの正射影にタイヤTの反射率をρ乗算したものである。
検査対象面Sのタイヤ円周方向の傾斜pは、上記強度EAの式と上記強度EBの式とから、タイヤ径方向の傾斜qを消去することにより求められる。なお、上記pは、図3(b)に示すように、サイドウォール部21のx−z断面における凹凸24の内壁の傾斜の度合い、すなわち、表面傾斜角θと、p=tanθの関係にある。したがって、表面傾斜角θは以下の式で表すことができる。
以上の計算は、表面傾斜角算出部にて行う。
2A〜2D 測定手段
3 凹部
3a,3b 凹面
12 ラインカメラ
A〜D 撮像領域
T タイヤ
21 サイドウォール部
24 凹凸
30 回転台
31 モータ
60 タイヤ
60K サイド部
71 回転装置
72 投光装置
73 エリアカメラ
Claims (5)
- タイヤの表面に対し、タイヤ円周方向に間隔を空けて二対の撮像領域を、タイヤ円周方向から見た際に、互いに対となる撮像領域がタイヤ径方向において少なくとも一部分で重なるように設定し、各撮像領域に対しそれぞれ光を照射して、各撮像領域からの反射光をそれぞれ測定するにあたり、
前記二対の撮像領域における前記光の照射方向を、それぞれタイヤ円周方向に平行な方向およびタイヤ径方向に平行な方向とするとともに、タイヤ円周方向から見て互いに対となる撮像領域間で平行であって、かつ各撮像領域を横断し該撮像領域に垂直な任意の面を、該互いに対となる撮像領域ごとに設定し、該互いに対となる撮像領域のそれぞれにおける前記光の照射方向を、該任意の面に対し、タイヤ円周方向から見て互いに逆方向とすることを特徴とするタイヤの外観検査方法。 - 前記二対の撮像領域を、タイヤ円周方向から見た際に、互いに対となる撮像領域がタイヤ径方向において全体で重なるように設定する請求項1記載のタイヤの外観検査方法。
- 前記タイヤをタイヤ円周方向に回転させながら連続的に検査を行う請求項1または2記載のタイヤの外観検査方法。
- タイヤの表面に対し、タイヤ円周方向に間隔を空けて、タイヤ円周方向から見た際に、互いに対となる撮像領域がタイヤ径方向において少なくとも一部分で重なるように設定された二対の撮像領域を有し、各撮像領域に対しそれぞれ光を照射する二対の照射手段と、各撮像領域からの反射光をそれぞれ測定する二対の測定手段と、を備え、
前記二対の撮像領域における前記二対の照射手段が、該二対の照射手段からの光の照射方向がそれぞれ、タイヤ円周方向に平行な方向およびタイヤ径方向に平行な方向となるよう配置されるとともに、タイヤ円周方向から見て互いに対となる撮像領域間で平行であって、かつ各撮像領域を横断し該撮像領域に垂直な任意の面を、該互いに対となる撮像領域ごとに設定したとき、該互いに対となる撮像領域における互いに対となる照射手段が、各照射手段からの光の照射方向が該任意の面に対し、タイヤ円周方向から見て互いに逆方向となるよう配置されていることを特徴とするタイヤの外観検査装置。 - 前記タイヤをタイヤ円周方向に回転させることが可能な回転手段を備える請求項4記載のタイヤの外観検査装置。
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