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JP5014003B2 - 検査装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象の表面検査のための処理を行う検査装置および方法に関する。
従来の検査装置として被検査対象物体の表面に照明光を照射し、照明光の反射光を検出し、被検査対象物体の表面形状を検出する装置が知られている。
一般的に、生産プロセスに起因し、被検査対象物体の表面形状は異なってくる。複数種類の表面形状を検出するためには、それぞれの表面形状に応じた複数種類の検査装置が必要になる。もしくは、複数種類の検出手段を、一つの検査装置に搭載させる必要がある。
特許文献1には、三種類の照明手段と二種類の撮像手段を備えた検査装置が開示されている。特許文献1の検査装置では、三種類の照明手段と二種類の撮像手段との動作を切り替えることにより、被検査対象物体の表面に現れるキズ、シミ、隆起の三種類の表面形状を検出する。
特開平6−222013
特許文献1に開示された検査装置は、複数種類の表面形状を検出するために、撮像条件を変化させ、複数の撮像画像を取得し、表面検査を行っている。従来技術では、複数の撮像条件による複数の撮像画像を取得する必要があるため、表面検査の処理が煩雑化していた。
本発明は、上記課題を鑑み、単一の撮像画像で複数種類の表面検査を可能にすることを目的とする。
本発明は、検査対象を撮像することにより取得された撮像画像を取得する撮像画像取得手段と、前記検査対象の表面に対して鉛直方向に照明光を照射したときに、前記検査対象の第一の表面形状に起因する反射光の輝度と、前記検査対象の第二の表面形状に起因する反射光の輝度との割合の大小が変化する角度に応じた閾値を取得する閾値取得手段と、前記閾値に基づき、前記検査対象への照明光の入射角に対する反射光の強度分布が異なる第一の画像領域と第二の画像領域とを、前記撮像画像から取得する取得手段と、前記第一の画像領域と第二の画像領域とに対して、それぞれ異なる表面検査のための画像処理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、単一の撮像画像で複数種類の表面検査を可能にすることが出来る。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態における外観検査装置の構成を示す図である。図1の(a)は、外観検査装置の正面図を示したものであり、図1(b)は、外観検査装置の側面図を示したものである。
検査対象101は、外観検査される対象となる検査対象物体である。図1(a)と図1(b)との対応から分かるように、本実施形態における検査対象101は、円筒部分を有する。
図1では、検査対象101の円筒部分の中心軸をx軸、中心軸に対する水平半径方向をy軸、中心軸に対する鉛直半径方向をz軸に設定している。
円筒形の検査対象の具体例として、例えば、帯電ローラーがある。帯電ローラーは、複写機などに搭載され、コピー用紙にトナーを転写する際に用いられる。帯電ローラーの表面にキズなどがあると、コピー用紙に形成される画像に悪影響が出ることがある。画質の確保のために、帯電ローラーの表面検査には、複数種類の検査が必要になることがある。
検査対象面102は、検査対象101上の検査対象となる面である。
照明手段103は、検査対象101に対して照明光を照射する照明手段である。検査対象101に照明光を照射することにより、検査対象面102の状態を鮮明に把握することが可能になる。
点光源装置104は、照明手段103に搭載され、照明光を発する装置である。点光源装置104には、電球、ハロゲンランプ、球状ストロボXe管などを使用できるが、球状ストロボXe管が表面検査には適している。
レンズ105は、照明手段103に搭載され、点光源装置104から発せられた照明光を集光させ、平行光に変換するレンズである。
撮像手段106は、照明手段103に照射された検査対象面102を撮像し、撮像画像を取得する。撮像手段106は、CCD、または、CMOSセンサのような光電変換エリアセンサ部と被検査部材表面を光電変換エリアセンサ部の面上に結像するレンズなどから構成される。また、照明手段103を撮像手段106に組み込んでも良い。本実施例では、検査対称面102に対する撮像手段106の撮影角を0°、即ち、撮像手段106の撮像面の光軸を検査対象面102に対して垂直に配置する。垂直に配置する理由は、斜めから撮影したときの画像歪みと合焦範囲を減少させるためである。このように配置することにより、照明手段103から照射された照明光の正反射は、撮像手段106の撮像面の垂直方向になる。ただし、本実施形態は垂直方向からの撮影に限られるものではない。
また、本実施形態の場合、検査対象101は曲率がある円筒部分を有するため、被写界深度の深い撮像手段106を用いることが望ましい。円筒の周辺部までボケることなく撮影するには、円筒の半径をrとすると、被写界深度はr/2だけ必要である。
制御手段107は、撮像手段106の撮像動作の制御、照明手段103の照明動作の制御、撮像手段で取得された撮像画像に対する画像処理などを行う。制御手段107は、CPU、RAM、各処理を行うためのプログラムが格納されたROMなどから構成され、撮像手段106および照明手段103と電気的に接続されている。
制御手段107のROMに格納されているプログラムは、撮像手段106の撮像動作の制御プログラム、照明手段103の照明動作の制御プログラム、撮像手段で取得された撮像画像に対する画像処理プログラムなどである。以上、本実施形態における外観装置の構成を示したが、これらの一部は、一般的なパーソナルコンピュータなどに代替可能である。
図2は、照明手段103からの照射光の角度と、検査対象面102からの反射光の角度との対応を示した図である。図1の座標系と同様に、検査対象101の中心軸をx軸、中心軸に対する水平半径方向をy軸、中心軸に対する鉛直半径方向をz軸に設定している。
照射光201は、照明手段103からの照射光を示している。
反射光202は、検査対称面102から反射した照射光201の反射光を示している。
ψxzは、xz平面上の照射光201の角度を示している。
ψyzは、yz平面上の照射光201の角度を示している。
θは、xz平面上の反射光202の角度を示している。
φは、xy平面上の反射光202の角度を示している。
上記のように、三次元空間上で考えた場合、照明光201の入射角と反射光202の反射角は、それぞれ二つの角度で表すことが出来る。しかし、以下では、説明の簡略化のためにxz平面以外の傾きはゼロであると仮定して、xz平面以外の平面を考慮せずに処理を行う。xz平面以外の平面を考慮した場合の処理については、後述する。
図3は、本実施形態における処理の流れを示す図である。図3を用いて、本実施形態の処理の流れを説明する。
(ステップ301)ステップ301では、撮像手段106が、検査対称面102を撮像し、制御手段107が撮像画像取得手段として機能し、撮像画像を取得する。撮像枚数、撮像タイミングは、あらかじめ設定された撮像パラメータに従い、制御手段107により制御される。ただし、以下では、単一の撮像画像を取得し、表面検査を行う方法について説明する。
(ステップ302)ステップ302では、制御手段107が画像取得手段として機能し、ステップ301で取得された撮像画像から検査領域の取得処理を行う。本実施形態における取得処理は、複数種類の検査の内、それぞれの検査に適した領域を撮像画像から取得する処理である。本実施形態では、検査対象面102上の微小な凹凸(第一の表面検査のための第一の表面形状)を検出するための粗密ムラ検査と、検査対象面102上のキズやゴミの付着(第二の表面検査のための第二の表面形状)などの比較的大きな表面形状の欠陥を検出するための欠陥部位検査との二種類の検査を行う。ただし、本実施形態は、二種類の検査に限定されるものではなく、三種類以上の検査にも適用可能である。
図4は、本実施形態における抽出処理の概念を示す図である。前述したように、本実施形態では、円筒部分を有する検査対象101に対する検査を行う。撮像手段106の撮像により取得される撮像画像は、撮像画像401のような矩形領域になる。
撮像画像401の領域の内、y軸上の原点付近の領域は、撮像手段106の撮像面に対してほぼ垂直の領域である。y軸上の原点付近の領域では、照明手段103からの照明に対して微小な凹凸に起因する拡散反射光が支配的になる。これは、微小な凹凸に起因する拡散反射光の輝度分布は、正反射光以外の反射光が少なく、正反射光に近いため、y軸上の原点付近の領域に反映されやすいからである。よって、y軸上の原点付近の領域は、粗密ムラ検査用の領域402(第一の画像領域)として取得される。拡散反射光とは、被照明対象の表面形状に応じた反射光である。一般的に、表面形状が複雑な形状であるほど、正反射方向以外に拡散する光が多くなる。
撮像画像401領域の内、y軸上の原点から離れた領域は、検査対象面102に曲率があるため、正反射光に近い微小な凹凸に起因する拡散反射光は反映されづらくなる。一方、キズやゴミの付着などに起因する拡散反射光には、正反射方向以外に反射する光成分が多い。よって、y軸上の原点から離れた領域は、キズやゴミの付着などに起因する拡散反射光の割合が多くなる。
従って、y軸の原点から離れた領域は、キズやゴミの付着などに起因する欠陥部位を抽出しやすい領域になる。よって、y軸の原点から離れた領域は、欠陥部位検査用の領域403(第二の画像領域)として取得される。
つまり、第一の画像領域と第二の画像領域とでは、照明光の入射角に対する反射光の強度分布が異なるため、それぞれ異なる表面検査のための処理を行うことが出来る。
以上、説明したように、撮像手段106の位置、検査対象面102の傾きなどの相対位置関係を利用することによって、単一の撮像画像から粗密ムラ検査用の領域402と欠陥部位領域403とを取得することが出来る。
実際に、粗密ムラ検査用の領域402と欠陥部位検査用の領域403とを取得するため
には、領域を分割する閾値が必要になる。本実施形態では、検査対象101の円筒の半径
rと、閾値φthを用いて、領域の範囲を算出する。ここで、閾値φthは、検査対象面
102に対して直角に照明光を照射したときに、微小な凹凸に起因する拡散反射光とキズ
やゴミなどに起因する拡散反射光との輝度の割合の大小が切り替わる角度である。本実施形態では、制御手段107が、閾値取得手段として機能し、閾値φthを取得する。
本実施形態では、粗密ムラ検査用の領域402は、経験則から、y軸を基準として、−r・sinφth/2からr・sinφth/2までの領域とする。そして、欠陥部位検査用の領域403は、粗密ムラ検査用の領域以外の領域とする。ただし、撮像手段106の位置、照明手段の照明光の入射角、検査対象101の形状など、それぞれの相対位置関係に応じて、取得する領域の範囲を適宜変更しても良い。制御手段107は、必要に応じて、検査対象面102の情報を取得する情報取得手段、照明手段103の位置を取得する位置取得手段として機能する。また、閾値に用いられるφthの求め方については、後述する。
(ステップ303)ステップ303では、制御手段107が、撮像画像中の対象領域が粗密ムラ検査用の領域402であるか否かを判断し、処理を分ける。対象領域は、ユーザー指示もしくはあらかじめ設定されたパラメータに基づき決定される。対象領域が、撮像画像すべてである場合は、粗密ムラ検査用の処理と欠陥部位検査用の処理との平行処理を行う。ステップ302で、撮像画像は、粗密ムラ検査用の領域402と欠陥部位検査用の領域403に分割されているので、対象領域が粗密ムラ検査用の領域402であるか否かは容易に判断することが出来る。対象領域が粗密ムラ検査用の領域である場合は、ステップ304に処理を進める。対象領域が粗密ムラ検査用の領域402でないと判断した場合には、ステップ310に処理を進める。
(ステップ304)ステップ304では、制御手段107が、ステップ303で設定された対象領域の画像に対して、シェーディング補正を行う。シェーディング補正とは、撮像手段106の特性による輝度のムラを補正する処理である。撮像手段106には、画像を取得するための多くの撮像素子が配置されている。それぞれの撮像素子の特性は同じであることが望ましいが、実際には製造工程の処理などに起因し、異なる特性になってしまう。シェーディング補正は、あらかじめ撮像素子の特性の違いを取得しておき、画像処理によって撮像素子の特性の違いを補正する処理である。本ステップで対象領域に対してシェーディング補正をした後は、ステップ306に処理を進める。
(ステップ305)ステップ305では、制御手段107が、対象領域における輝度の変化量の積算値を算出する。対象領域に微小な凹凸が多くある場合、微小な凹凸に起因する。
輝度ムラが撮像画像中に多く現れる。本実施形態では、輝度ムラの多さを検出するために、輝度値の差分を算出する。まず、対象領域中の各々の画素に対して微小領域を設定し、微小領域中の輝度の最低値と最高値との差分を算出する。そして、対象領域中のすべての画素に対して、微小領域中の輝度の差分値を算出し、差分値を積算する。算出された積算値が所定値よりも大きい値であれば、対象領域には輝度ムラが多く現れているとみなすことが出来る。輝度の変化量の積算値を算出した後は、ステップ306に処理を進める。
(ステップ306)ステップ306では、制御手段107が、表面検査処理手段として機能し、ステップ305で算出した輝度の変化量が所定値Lth1より大きいか否かを判定する。所定値Lth1は、対象領域に微小な凹凸があるか否かを判定するための閾値である。輝度の変化量がLth1より大きい場合、ステップ308に処理を進める。輝度の変化量がLth1より大きくない場合は、ステップ307に処理を進める。所定値Lth1は、微小な凹凸が多くあるサンプルの輝度値の変化量の積算値と、微小な凹凸がないサンプルの輝度値の変化量の積算値とを比較することにより、適切に求めることが出来る。
(ステップ307)ステップ307では、制御手段107が、異状なしの判定を行い、ステップ309に処理を進める。
(ステップ308)ステップ308では、制御手段107が、異状ありの判定を行い、ステップ309に処理を進める。
(ステップ309)ステップ309では、制御手段307が、ステップ307もしくはステップ308の判定結果に基づき、判定結果の出力を行う。判定結果の出力では、モニタなどの画像表示手段に、異状ありの旨もしくは異状なしの旨の表示をさせる。
(ステップ310)ステップ310では、制御手段107が平滑化手段として機能し、撮像画像の対象領域に対して、平滑化処理を行う。平滑化処理とは、各画素に対して、周囲の画素値の平均値を算出し、各画素の画素値を平均値に変換する処理である。平滑化処理を行うことによって、微細な輝度ムラが減少し、欠陥部位検査用の領域403におけるキズやゴミの付着などの比較的大きな欠陥を検出しやすくなる。平滑化処理を行った後は、ステップ311に処理を進める。
(ステップ311)ステップ311では、制御手段107が、撮像画像の対象領域に対してシェーディング補正を行う。本ステップで行うシェーディング補正の処理は、前述したステップ304における処理と同様であるため、説明を省略する。
(ステップ312)ステップ312では、制御手段107が、表面検査処理手段として機能し、キズやゴミの付着がある領域の輝度値と、キズやゴミの付着がない領域の輝度値との比が所定値Lth2以上であるか否かを判定する。キズやゴミの付着がある領域と、キズやゴミの付着がない領域とを分離する方法については、様々な画像処理方法が提案されているため、ここでは説明を省略する。本ステップで用いられる所定値Lth2は、キズやゴミの付着があるサンプルの輝度値と、キズやゴミの付着があるサンプルの輝度値を比較することにより、適切に求めることが出来る。本ステップでは、輝度の比が所定値Lth2より大きい場合、ステップ308に処理を進める。輝度の比が所定値Lth2より大きくない場合は、ステップ307に処理を進める。
複数種類の表面検査を同時に行う場合、従来技術では、照明角の異なる複数の照明光もしくは観察角の異なる複数の撮像手段を用いる必要があった。本実施形態によれば、上記処理を行うことにより、単一の撮像手段と単一の照明手段から得られた撮像画像で、複数種類の表面検査を行うことが出来る。単一の撮像手段と単一の照明手段しか必要としないので、外観検査装置の構成を簡略化し、外観検査装置の製造コストを下げることが出来る。
尚、本実施形態では、単一の撮像画像を用いた表面検査を行った。しかし、例えば、不図示の駆動手段を用いて、円筒部分の中心軸を中心に検査対象101を回転させ、所定角度ごとに複数の撮像画像を取得して、表面検査を行っても良い。所定角度ごとに取得した複数の撮像画像を用いて表面検査を行うことにより、検査対象面102上の全面に対して、粗密ムラ検査用と欠陥部位検査を行うことが出来る。なお、1回の撮影で検出可能な範囲は閾値φthに制限されるため、撮影回転角度ピッチはφthよりも小さくする必要がある。
複数の撮像画像を取得する場合でも、外観検査装置には単一の撮像手段と単一の照明手段しか必要ないので、外観検査装置の製造コストを下げることが出来る。
また、本実施形態では、表面検査の対象として、検査対象面上の微小な凹凸とキズやゴミの付着などの表面形状の欠陥を扱った。しかし、検査対象面を組成する部材、検査対象面に対する照射光の透過率に応じて正反射光の割合は変化するため、本実施形態の方法は、様々な表面検査に適用することが可能である。
また、本実施形態では、粗密ムラ検査用の領域と欠陥部位検査用の領域とを分割するために、閾値φthや撮像手段と検査対象との相対位置関係を用いた。しかし、相対位置関係などがあらかじめ分かっている場合は、撮像画像中の輝度値が大きい領域を粗密ムラ検査用の領域とし、輝度値が小さい領域を欠陥部位検査用の領域として画像の分割を行っても良い。
(閾値φthの求め方)
次に、ステップ302で用いた閾値φthの求め方を説明する。
図5は、本実施形態における閾値φthを求めるための変角光度計の構成を示す図である。図5(a)は、xz平面上における変角光度計を示した図であり、図5(b)は、xy平面上における変角光度計を示した図である。
点光源装置501は、変角光度計に配設され、照明光を発する装置である。
集光レンズ502は、点光源装置501から発せられた照明光を集光する凸レンズである。
コリメータ503は、集光レンズ502で集光された照明光を平行光に変換する機器である。
コリメータレンズ504は、コリメータ503に配設された凸レンズである。
スリット505は、コリメータレンズ504の焦点位置に形成された溝である。点光源装置501からの照明光は、スリット505を介してコリメータ503の内部に取り込まれる。取り込まれた照明光はコリメータレンズ504を介して外部に照射することにより、照明光はほぼ平行光に変換される。コリメータ503から照射された照明光は、検査対象面102に照射され、反射される。
受光手段506は、検査対象面102から反射光を受光する装置である。
受光レンズ507は、受光手段506に配設され、反射光を集光する凸レンズである。
スリット508は、受光レンズ507の焦点位置に形成され、反射光に対して、スリット505と逆の機能を持つ。
光電変換素子509は、受光手段506に配設され、スリット508を介して受光した反射光の強度に応じて、電流を発生させる。光電変換素子に発生する電流を計測することにより、反射光の強度を測定することが出来る。
コリメータ503と受光手段506とは不図示の駆動手段により駆動され、相対角度ψxz、θ、φを様々に変化させることが可能である。尚、図5(a)、(b)では、コリメータの相対角度としてψxzを用いているが、更にψyzを用いても良い。
駆動手段によって相対角度ψxz、θ、φを変化させ、反射光の強度分布を測定することにより、微小な凹凸に起因する拡散反射光と、キズやゴミの付着などに起因する拡散反射光との割合の大小が切り替わる角度φthを推定することが出来る。推定方法としては、例えば、まずキズやゴミの付着のみがあると分かっているサンプル材に対して、変角光度計を用いて、様々な角度からの拡散反射光の輝度を取得する。そして、次に、微小な凹凸のみがあると分かっているサンプル材に対して、変角光度計を用いて、様々な角度からの拡散反射光の輝度を取得する。以上の処理により、キズやゴミの付着のみに起因する拡散反射光の分布と、微小な凹凸のみに起因する拡散反射光の分布とを取得することが出来る。取得された拡散反射光の分布を重ね合わせることにより、割合の大小が変化する点を求め、角度φthを推定することが出来る。
図6は、微小な凹凸に起因する拡散反射光と、キズやゴミの付着などに起因する拡散反射光との割合を示した概念図である。図6は、略平行光を所定の入射角ψxzで入射させφを変化させた測定結果を示している。カメラレンズの光軸を被検査面に対して垂直としたため、θ=0°になっている。したがって、ここで測定した拡散反射曲線は側方散乱光の角度特性を表す。ただし、入射角ψxzで入射させ、θを変化させた測定結果も、同様に測定可能である。
拡散反射光曲線601は、検査対象面102に対して鉛直方向に照明光を照射した際の微小な凹凸に起因する拡散反射光を示す曲線である。拡散反射曲線とは所定の方向から光を入射したときの、放射角に応じた拡散反射光の輝度の強度変化を示す曲線のことである。一般に、検査対象面102の表面形状、表面を構成する部材などに応じて、反射光の拡散反射曲線は異なる。
拡散反射光曲線602は、検査対象面102に対して鉛直方向に照明光を照射した際のキズやゴミの付着などに起因する拡散反射光を示す曲線である。
図6の拡散反射光曲線601が示すように、微小な凹凸に起因する拡散反射光は、鉛直方向に対して最も強い輝度で反射する正反射光に近い反射光である。しかし、鉛直方向の周辺部での反射光の輝度は小さくなる。拡散反射光曲線601は、正反射光の割合が大きい反射光ともみなすことが出来る。一方、図6の拡散反射光曲線602が示すように、キズやゴミの付着などに起因する拡散反射光は、検査対象面102からほぼ全方位に拡散している。拡散反射光曲線602は、正反射光の割合が小さい反射光ともみなすことが出来る。図6に示すように、検査対象面102に対する鉛直方向からの傾きがφthを境に、拡散反射光曲線601よりも拡散反射光曲線602の割合が大きくなっている。つまり、図6におけるAの方向から検査対象面102を観察した場合、微小な凹凸は観察しやすいが、キズやゴミの付着は観察しづらくなる。逆に、図6のBもしくはB’方向から検査対象面102を観察した場合、キズやゴミの付着は観察しやすいが、微小な凹凸は観察しづらくなる。
図7は、検査対象102上のそれぞれの位置における拡散反射光曲線を示した図である。図7に示すように、鉛直方向に対する検査対象面102の傾き角がφthの位置を境に、拡散反射光曲線601と拡散反射光曲線602との割合が変化している。従って、検査対象面102の傾きがφthの位置を境に、粗密ムラ検査用の領域402と欠陥部位検査用の領域403を分ければ、適切な表面検査を行うことが出来る。前述したように、本実施形態では、y軸の原点から、−r・sinφth/2からr・sinφth/2までの領域を粗密ムラ検査用の領域402とした。しかし、検査対象面102の曲率に応じて、撮像手段106と検査対象面102からの反射光との傾きがφthになる位置を境に、粗密ムラ検査用の領域402を設定しても良い。
(xz平面以外の平面を考慮した場合の処理)
次に、xz平面以外の平面を考慮した場合の処理について説明する。
図8は、検査対象101に対して、照明光がxz平面上でψxz、yz平面上でψyzだけ、鉛直方向に対して傾いている状態を示している。ψyzは、yの関数で表すことが出来る。
図9は、yとψyzとの関係を示す図である。例えば、y=0のとき、ψyz=0°であるが、y=r/3のとき、ψyz=19.5°、y=2r/3のとき、ψyz=41.8°となる。
yとψyzの関係は以下の式(1)で記述される。
ψyz=sin−1(y/r)・・・式(1)
図10は、式(1)に基づき、yz平面内での入射角ψyzが等しい位置を示したグラフである。尚、y方向入射位置は半径rで正規化し、x方向入射位置は円筒形状検査部材の長さLで正規化している。
検査対象101に対する入射角ψを図8を用いて記述する。xy平面内での光線の入射角をψxz、yz平面内での入射角をψyzとする。また、入射光線の入射方向ベクトルをt、入射光線の入射面に立てた法線ベクトルをnとする。
このとき入射方向ベクトルtは以下の式(2)で記述される。
t=(sinψxz,0,cosψxz)・・・式(2)
一方、法線ベクトルnは以下の式(3)で記述される。
n=(0,sinψyz,cosψyz)・・・式(3)
入射角ψは入射方向ベクトルtと法線ベクトルnのなす角であるため、その内積で与えられる。したがって、ψは以下の計算式(4)から式(5)で表される。
cosψ=t・n/(|t|・|n|)=cosψxz・cosψyz・・・式(4)
ψ=cos−1(cosψxz・cosψyz)・・・式(5)
図11は、縦軸にψを、横軸にψyzをとり、ψxzを0°〜90°まで15°おきにプロットしたグラフである。
ψxz=0°のとき、ψとψyzの誤差は0で、ψxzが大きくなる程誤差は増大し、ψxz=90°のとき誤差が最大となることがわかる。図11を用いることによって、簡単に、ψを取得出来るので、xz平面以外を考慮した場合の処理を行うことが出来る。
(第二の実施形態)
次に、第一の実施形態の変形例である第二の実施形態について説明する。
図12は、本実施形態における外観検査装置の構成を示す図である。装置の構成は、第一の実施形態における装置と同じである。本実施形態と第二の実施形態とでは、検査対象が異なる。
検査対象1201は、球面部分を有する検査対象である。球面形状の具体例としては、例えば、凸レンズなどがある。
検査対象面1202は、凸レンズ形状の検査対象1201の表面である。
中心線1203は、検査対象1201の中心を通る線である。
球面部分を有する検査対象1201に略平行光を照射した場合、x方向の入射位置とy方向の入射位置とに応じて、入射角ψyzは変化する。
図13は、ψxz=60°の入射角で斜入射させたときのψyzの等入射角曲線を示したグラフである。図13のグラフを用いることによって、第一の実施形態の場合と同様に、xz平面以外の平面を考慮した場合の処理を行うことが出来る。
撮像画像の領域を、粗密ムラ検査用の領域402と欠陥部位検査用の領域403とに分ける処理は、第一の実施形態における図3の処理と同じなので、ここでは説明を省略する。
第一の実施形態では、検査対象面102の全面に対して検査を行うために、検査対象101を駆動手段により回転させた。本実施形態でも、検査対象面1202の全面に対して検査を行うために、検査対象1201を移動させる。
図14は、本実施形態における粗密ムラ検査用の領域402と欠陥部位検査用の領域403とを示した図である。前述したように、撮像手段106の位置、検査対象面1202の傾き、照明光の入射角などに応じて、撮像画像中の分割領域は異なる。本実施形態では、検査対象面1202が凸形状になっており、図14に示すように、領域は粗密ムラ検査用の領域402の面積は、第一の実施形態の場合よりも小さくなる。よって、検査対象面1202の全面に対して検査を行うためには、第一の実施形態よりも検査対象1201の移動量を多くしなくはならない。
本実施形態では、不図示の駆動手段により、撮像手段106に対して検査対象1201を傾けるなどの処理が必要になる。
図15は、検査対象1201を撮像手段106に対して傾けた状態を示す図である。傾き角度ηに応じて、撮像画像401中の粗密ムラ検査用の領域402は異なる位置になる。
図16は、検査対象1201を撮像手段106に対して傾けた場合の粗密ムラ検査用の領域402と欠陥部位検査用の領域403とを示した図である。図16に示されているように、検査対象1201を傾けることによって、粗密ムラ検査用の領域402は、図14の場合の位置と異なる位置になる。ただし、検査対象1201を傾けるだけでは、粗密ムラ検査用の領域402は、図16の縦方向のみに移動する。
従って、不図示の駆動手段により、傾きに加え、検査対象1201を図15のc軸を中心に回転させ、所定角度ごとに取得した撮像画像を用いることにより、検査対象面1202の全面に対して表面検査を行うことが出来る。
(第三の実施形態)
第一の実施形態および第二の実施形態では、撮像画像401を粗密ムラ検査用の領域401と欠陥部位検査用の領域402との二種類の領域に分割した。本実施形態では、撮像401を三種類以上の領域に分割する場合について説明する。
図17は、図5の変角光度計を用いて得た三種類の拡散反射光曲線を示す図である。
拡散反射光曲線1701、拡散反射光曲線1702、拡散反射光曲線1703は、それぞれ検査対象面102の異なる構造に起因する拡散反射光曲線である。拡散反射光曲線1701、拡散反射光曲線1702、拡散反射光曲線1703との交点から、撮像画像401を検査に適した領域に分割するための閾値φth1、φth2を得ることが出来る。
図18は、閾値φth1、φth2に基づく撮像画像の分割を示した図である。第一の実施形態と同様に、経験則より、閾値φth1、φth2に基づく領域を設定する。
第一の検査用の領域1801は、y軸を基準として,−r・sinφth1/2からr・sinφth1/2までの領域とする。
第二の検査用の領域1802は、y軸を基準として,−r・sinφth1/2から−r・sinφth2/2までの領域と、r・sinφth1/2からr・sinφth2/2までの領域とする。
第三の検査用の領域1803は、第一の検査用の領域1801と第二の検査用の領域1802以外の領域とする。
ただし、第一の検査用の領域1801、第二の検査用の領域1802、第三の検査用の領域1803の範囲は、撮像手段106の位置、照明光の入射角、検査対象面102の傾きなどに応じて変更しても良い。
上記基準に基づき、第一の実施形態における図3のステップ302と、ステップ303の処理を変更すれば、三種類以上の表面検査を行うことも可能である。
第一の実施形態における外観検査装置の構成を示す図 照明手段からの照明光の角度と検査対象面からの反射光の角度との対応を示す図 第一の実施形態における処理の流れを示す図 第一の実施形態における抽出処理の概念を示す図 変角光度計の構成を示す図 微小な凹凸に起因する拡散反射光とキズやゴミの付着に起因する拡散反射光との割合を示す図 検査対象上の拡散反射光曲線を示す図 検査対象に対して照明光が傾いている状態を示す図 座標位置yとyz平面上における照明光の傾きψyzとの関係を示す図 yz平面内での入射角ψyzが等しい位置を示すグラフを示す図 縦軸にψを、横軸にψyzをとり、ψxzを0°〜90°まで15°おきにプロットしたグラフを示す図 第二の実施形態における外観検査装置の構成を示す図 ψxz=60°の入射角で斜入射させたときのψyzの等入射角曲線を示したグラフを示す図 第二の実施形態における粗密ムラ検査用の領域と欠陥部位検査用の領域とを示す図 第二の実施形態において、検査対象を撮像手段に対して傾けた状態を示す図 第二の実施形態において、検査対象を撮像手段に対して傾けた場合の粗密ムラ検査用の領域と欠陥部位検査用の領域とを示す図 三種類の拡散反射光曲線を示す図 第三の実施形態における閾値φth1、φth2に基づく撮像画像の分割を示した図
符号の説明
101 検査対象
102 検査対象面
103 照明手段
104 点光源装置
105 レンズ
106 撮像手段
107 制御装置

Claims (9)

  1. 検査対象を撮像することにより取得された撮像画像を取得する撮像画像取得手段と、
    前記検査対象の表面に対して鉛直方向に照明光を照射したときに、前記検査対象の第一の表面形状に起因する反射光の輝度と、前記検査対象の第二の表面形状に起因する反射光の輝度との割合の大小が変化する角度に応じた閾値を取得する閾値取得手段と、
    前記閾値に基づき、前記検査対象への照明光の入射角に対する反射光の強度分布が異なる第一の画像領域と第二の画像領域とを、前記撮像画像から取得する取得手段と、
    前記第一の画像領域と第二の画像領域とに対して、それぞれ異なる表面検査のための画
    像処理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする検査装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記第一の画像領域に対して第一の表面検査のための画像処理を行い、前記第二の画像領域に対して第二の表面検査のための画像処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記検査対象を撮像するためのセンサ部と、前記検査対象を照明する照明手段とを備え、
    前記取得手段は、前記照明手段の位置と、前記センサ部の位置と、前記検査対象との相対位置関係に基づき、前記第一の画像領域と前記第二の画像領域とを、前記撮像画像から取得することを特徴とする請求項1もしくは2のいずれかに記載の検査装置。
  4. 前記第一の画像領域は前記第一の表面形状に起因する反射光が多く含まれる領域であり、前記第二の画像領域は前記第二の表面形状に起因する反射光が多く含まれる領域であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の検査装置。
  5. 前記検査対象は、円筒部分を有し、
    前記円筒部分の中心軸を中心として、前記検査対象を回転させる駆動手段を有し、
    前記撮像画像取得手段は、前記駆動手段によって前記検査対象が所定角度だけ回転するごとに、前記撮像画像を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の検査装置。
  6. 前記検査対象は、球面部分を有し、
    前記検査対象を傾かせる駆動手段を有し、
    前記撮像画像取得手段は、前記駆動手段によって前記検査対象が所定角度だけ傾くごとに、前記撮像画像を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の検査装置。
  7. 検査対象を撮像することにより取得された撮像画像を取得する撮像画像取得手段と、
    前記検査対象の表面に対して鉛直方向に照明光を照射したときに、前記検査対象の第一の表面形状に起因する反射光の輝度と、前記検査対象の第二の表面形状に起因する反射光
    の輝度との割合の大小が変化する角度に応じた閾値を取得する閾値取得手段と、
    前記閾値と前記撮像画像の輝度分布に基づき、前記検査対象への照明光の入射角に対する反射光の強度分布が異なる第一の画像領域と第二の画像領域とを、前記撮像画像から取得する取得手段と、
    前記第一の画像領域と第二の画像領域とに対して、それぞれ異なる表面検査のための画
    像処理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする検査装置。
  8. 撮像画像取得手段が、検査対象を撮像することにより取得された撮像画像を取得する撮
    像画像取得工程と、
    閾値取得手段が、前記検査対象の表面に対して鉛直方向に照明光を照射したときに、前記検査対象の第一の表面形状に起因する反射光の輝度と、前記検査対象の第二の表面形状に起因する反射光の輝度との割合の大小が変化する角度に基づく閾値を取得する閾値取得工程と、
    取得手段が、前記閾値に基づき、前記検査対象への照明光の入射角に対する反射光の強度分布が異なる第一の画像領域と第二の画像領域とを、前記撮像画像から取得する取得工程と、
    画像処理手段が、前記第一の画像領域と第二の画像領域とに対して、それぞれ異なる表
    面検査のための画像処理を行う画像処理工程とを備えることを特徴とする検査方法。
  9. コンピュータを、
    検査対象を撮像することにより取得された撮像画像を取得する撮像画像取得手段と、
    前記検査対象の表面に対して鉛直方向に照明光を照射したときに、前記検査対象の第一の表面形状に起因する反射光の輝度と、前記検査対象の第二の表面形状に起因する反射光
    の輝度との割合の大小が変化する角度に応じた閾値を取得する閾値取得手段と、
    前記閾値に基づき、前記検査対象への照明光の入射角に対する反射光の強度分布が異なる第一の画像領域と第二の画像領域とを、前記撮像画像から取得する取得手段と、
    前記第一の画像領域と第二の画像領域とに対して、それぞれ異なる表面検査のための画
    像処理を行う画像処理手段として機能させるためのプログラム。
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