JP5439046B2 - 椅子型マッサージ機 - Google Patents
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Description
ところで、マッサージする部位が例えば臀部や大腿部のように互いに離れた部分である場合は、空気袋もそれぞれのマッサージ部分に対応して複数設けなければならない。例えば、特許文献1や特許文献2には使用者が着座する座部の前側に大腿部をマッサージするための空気袋を備えると共に座部の後側に臀部をマッサージするための空気袋を互いに間隔をあけて備える椅子型マッサージ機が開示されている。
つまり、上述のような空気袋に空気を供給して膨張させると、座部の隆起状態に関し部分毎の差が生じることになる。このような座部に使用者が座って体重を加えると、空気袋における隆起が小さい部分では座面が沈み込んだような感覚を使用者に与え、空気袋における隆起が大きい部分では座面が盛り上がったような感覚を与えることになる。その結果、座部における複数の空気袋の配置によっては、使用者に凹凸を意識させることになって違和感を生じさせる可能性がある。
本発明は上述の問題に鑑みて為されたものあり、その目的は座部に設けられた複数の空気袋を膨張させた際に座面の隆起量を均等にすることにより、使用者に凹凸を意識させることなく快適なマッサージを与えることができ、また複数の空気袋を用いて臀部に対する平面的な押圧を使用者に付与することによりマッサージ効果にムラが生じにくい椅子型マッサージ機を提供することにある。
即ち、本発明の椅子型マッサージ機は、上面にマッサージ用の空気袋が備えられた座部と、この座部の両側に設けられた肘掛部と、前記座部の後側に設けられた背もたれ部とを備えている椅子型マッサージ機であって、前記空気袋は、前記座部上面の後側の左右に配置される一対の第1空気袋と、前記座部上面の前側の中央であって前記第1空気袋より前方に配置される第2空気袋と、を有しており、前記一対の第1空気袋と第2空気袋とは互いの一部が上下に重なり合うように配備されていることを特徴とするものである。
また、前記第2空気袋は前記第1空気袋の上側に重なり合うように配備されているのが好ましく、前記第2空気袋の前側の端部は前記座部の上面に固定されているのが好ましい。
前後方向に広い範囲をカバーする第2空気袋は第1空気袋より大きいものになりやすく、膨張や収縮を繰り返すと座部の上面における位置が第1空気袋に比べてずれやすい。そこで、このように第2空気袋の下側に一対の第1空気袋を配置して第2空気袋で一対の第1空気袋を押さえ込むように固定したり、第2空気袋の前端部を座部の上面に固定したりすれば、第2空気袋の位置をずれ難くすることができ、第2空気袋を座部上で常に安定した位置に保持することができる。
なお、本発明に係る椅子型マッサージ機の最も好ましい形態は、上面にマッサージ用の空気袋が備えられた座部と、この座部の両側に設けられた肘掛部と、前記座部の後側に設けられた背もたれ部とを備えている椅子型マッサージ機であって、前記空気袋は、前記座部上面の後側の左右に配置される一対の第1空気袋と、前記座部上面の前側の中央であって前記第1空気袋より前方に配置される第2空気袋と、を有しており、前記一対の第1空気袋と第2空気袋とは互いの一部が上下に重なり合うように配備されていて、前記第2空気袋の後端左側は左側の第1空気袋の前端の上に重ね合わされており、第2空気袋の後端右側は右側の第1空気袋の前端の上に重ね合わされていて、第1空気袋の中心からコーナを通って第2空気袋側に向かう線上に第2空気袋のコーナが位置するように、第2空気袋と一対の第1空気袋とが重ね合わせられていることを特徴とする。
図1に示されるように、本発明の椅子型マッサージ機1は、使用者の首部、肩部、背部、腰部、大腿部、ふくらはぎなどをマッサージするものである。椅子型マッサージ機1は、使用者が着座する座部2と、この座部2の両側に設けられた肘掛部3と、座部2の後側に設けられた背もたれ部4とを備えている。また、座部2の前側にはふくらはぎをマッサージするフットレスト部5が備えられている。
以下、椅子型マッサージ機1に座った使用者から見た方向を基準として、椅子型マッサージ機1を説明する。すなわち、図2においては、紙面に記載される方向が椅子型マッサージ機1を説明する際の前後左右となる。
肘掛部3は、底辺を床面に着けて起立するように設けられた略三角形状の部材である。肘掛部3の上側は丸く湾曲した形状となっており、使用者が肘を載せやすいようになっている。肘掛部3の側面には、座部2側に面する側に第3及び第4空気袋(サイドエアーバッグ)が前後に1つずつ配備されている。
フットレスト部5は、座部2の下側に収納可能とされた筺体であり、座部2の下側の収納位置から座部2の前方に引き出すことで使用者のふくらはぎ(脚部)をマッサージ可能となっている。
図3に示すように、第1空気袋11L、11Rは、正方形に裁断された非通気性のシートを上下に2枚重ね、その縁を互いに気密状に貼り合わせたものである。第1空気袋11L、11Rの中央下側には空気配管13が連結されており、この空気配管13から第1空気袋11L、11Rの内部に図示しないエアポンプや弁を通じて空気を供給できるようになっている。
本実施形態の第1空気袋11L、11Rは、いずれも一辺が100〜200mmの正方形のシートを貼り合わしたものである。
第2空気袋12は、第1空気袋11L、11Rより面積が大きな長方形に裁断された非通気性のシートを、前後方向の長さが左右方向の長さよりも長くなるように配置して上下に2枚重ね、その縁を互いに気密状に貼り合わせたものである。第2空気袋12の中央下側には、第1空気袋11L、11Rと同様に空気配管14が連結されており、この空気配管14から第2空気袋12の内部に図示しないエアポンプや弁を通じて空気を供給できるようになっている。
第2空気袋12の後端左側は左第1空気袋11Lの前端の上に重ね合わされており、後端右側は右第1空気袋11Rの前端の上に重ね合わされている。第2空気袋12と第1空気袋11L、11Rとをどのような配置で重なり合わせるかは、マッサージすべき対象や空気袋の大きさに合わせてさまざまであり一概に定めることはできない。しかしながら、第2空気袋12と第1空気袋11L、11Rとは、重なり合う部分が最も大きい場合でも第2空気袋12のコーナが第1空気袋の中心の上に位置するように重ね合わされるのが良い。また、第1空気袋の中心からコーナを通って第2空気袋12側に向かう線上に第2空気袋12のコーナが位置するように、第2空気袋12と第1空気袋11L、11Rと重ね合わせることもできる。このようにすれば、空気を供給した際に、第2空気袋12と第1空気袋11L、11Rとが重なり合った部分と重なり合っていない部分とで座部の隆起量を均等にすることができる。
上述のように配置された一対の第1空気袋11L、11R及び第2空気袋12に空気を供給すると、上端が図3のAで示される線に揃うように第1空気袋11L、11R及び第2空気袋12が膨張する。その結果、第1空気袋11L、11Rから第2空気袋12かけての全ての位置で座部2の膨張量が均等になり、使用者に対して第1空気袋11L、11R及び第2空気袋12が均等な押圧力で接触するため、使用者が凹凸を意識することが無くなり、快適なマッサージが可能となる。また、第1空気袋11L、11Rから第2空気袋12にかけての部分では全面に亘って均等な押圧力(平面的な押圧力)が発揮できるので、ムラのないマッサージ効果を得ることができる。
しかし、上述のマッサージ機では使用者の腰部や大腿部は座部2に固定されていないため比較的自由に動くことができる。それゆえ、第3及び第4空気袋(サイドエアーバッグ)を用いて腰部や大腿部を押圧しようとしても、腰部や大腿部が逃げてしまう可能性があり、これらの部分に対する十分なマッサージ効果が期待できないという問題があった。
そこで、本発明の椅子型マッサージ機1では、上述した第1空気袋11L、11Rと第2空気袋12とを膨張させて臀部を持ち上げ、臀部の持ち上げによりテコの原理で大腿部や腰部をサイドエアーバッグ8、9に強く押し付けながらマッサージを行うようにエアポンプや弁を作動させる制御部を設けることで、大腿部や腰部に対する良好なマッサージを可能としている。
なお、本発明のマッサージ態様の実施形態を説明する前に図4の説明を行う。
図4は座部2を上方から見た場合の左右第1空気袋11L、11R、第2空気袋12、第3空気袋8、第4空気袋9の配置を示している。図中で実線で示される空気袋はエアポンプや弁を介して空気が供給されて膨張や収縮を行っているもの、言い換えればマッサージに寄与しているものを示している。また、図中で点線で示される空気袋は、エアポンプを止めたり弁を閉じたりして空気が供給されていないもの、言い換えればマッサージに寄与していないものを示している。
このように大腿部が押圧された状態で、左右第1空気袋11L、11R及び第2空気袋12にエアポンプや弁を介して空気を供給すると、膝上から太腿までの脚部にテコの原理でこじるような力が働き、大腿部が第4空気袋9に強く押し付けられる。その結果、第4空気袋9を膨張させても大腿部が逃げることが無くなり、使用者の大腿部に対して強いマッサージを施すことが可能となる。
なお、使用者の大腿部を強くマッサージする場合には、第1実施形態のマッサージ態様に代えて第2実施形態のようなマッサージ態様を採用することもできる。
このようにしても、膝上から太腿までの脚部にテコの原理でこじるような力が働き、大腿部が第4空気袋9に強く押し付けて、使用者の大腿部に対して強いマッサージを施すことが可能となる。
また、使用者の腰部を強くマッサージする場合には、第1実施形態や第2実施形態のマッサージ方法に代えて第3実施形態のようなマッサージ態様を採用することもできる。
図4(c)に示すように、マッサージ態様の第3実施形態は、まず第3空気袋8にエアポンプや弁を介して空気を供給して、使用者の腰部を外方から締め付けるように押圧する。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の本質を変更しない範囲で各部材の形状、構造、材質、組み合わせなどを適宜変更可能である。
上記実施形態では、空気袋6として配備される3つの部材のうち、左右第1空気袋11L、11Rがそれぞれ第2空気袋12の左後端または右後端に重なり合ったものを例示した。しかし、空気袋6の数は3つに限定されるものではない。例えば、左右第1空気袋11L、11Rの間にもう一つ空気袋を配置して空気袋6の数を増やすこともできる。
2 座部
3 肘掛部
4 背もたれ部
5 フットレスト部
6 空気袋
8 第3空気袋
9 第4空気袋
11L 左第1空気袋
11R 右第1空気袋
12 第2空気袋
13 第1空気袋の空気配管
14 第2空気袋の空気配管
Claims (3)
- 上面にマッサージ用の空気袋が備えられた座部と、この座部の両側に設けられた肘掛部と、前記座部の後側に設けられた背もたれ部とを備えている椅子型マッサージ機であって、
前記空気袋は、前記座部上面の後側の左右に配置される一対の第1空気袋と、前記座部上面の前側の中央であって前記第1空気袋より前方に配置される第2空気袋と、を有しており、前記一対の第1空気袋と第2空気袋とは互いの一部が上下に重なり合うように配備されていて、
前記第2空気袋の後端左側は左側の第1空気袋の前端の上に重ね合わされており、第2空気袋の後端右側は右側の第1空気袋の前端の上に重ね合わされていて、第1空気袋の中心からコーナを通って第2空気袋側に向かう線上に第2空気袋のコーナが位置するように、第2空気袋と一対の第1空気袋とが重ね合わせられている
ことを特徴とする椅子型マッサージ機。 - 前記第2空気袋は、前後方向の長さが左右方向の長さよりも長くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
- 前記第2空気袋の前端部が前記座部の上面に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の椅子型マッサージ機。
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