JP5408867B2 - Auxiliary jib for mobile crane - Google Patents
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Description
本発明は、移動式クレーン等において軽い吊荷を高速での巻上げ巻下げをする作業時に用いられる補助ジブに関するものである。 The present invention relates to an auxiliary jib used during a work of lifting and lowering a light suspended load at a high speed in a mobile crane or the like.
従来の移動式クレーンの補助ジブは、使用時にはトップブームの先端から前方に張出した張出し位置と、トップブーム一側に折畳んだ格納位置との間で回動可能にトップブームに取付けられていた。補助ジブを使用時は前記のように前方に張出し、ウインチから繰出されたワイヤーロープを掛け、ワイヤーロープ先端にフックブロックを固定し、クレーン作業を行う。 The auxiliary jib of a conventional mobile crane was attached to the top boom so that it can be rotated between an extended position protruding forward from the tip of the top boom and a retracted position folded to one side of the top boom when used. . When the auxiliary jib is used, as described above, it is extended forward, the wire rope fed from the winch is hung, the hook block is fixed to the tip of the wire rope, and the crane work is performed.
補助ジブの不使用時や走行時にはフックブロックをワイヤーロープから取外し、ワイヤーロープをウインチに巻込むことでワイヤーロープを格納し、補助ジブをトップブーム一側に折り畳んだ格納位置に回動させ格納する。 When the auxiliary jib is not used or running, remove the hook block from the wire rope, store the wire rope by winding the wire rope around the winch, and rotate and store the auxiliary jib in the storage position folded to one side of the top boom .
このように、補助ジブの使用時は張出し位置、補助ジブ不使用時や走行時には格納位置に格納するよう回動可能にブームヘッドへの取付け方法があった(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記特許文献1のものにおいては補助ジブがトップブームの張出し位置と格納位置間を回動し、走行時を含め補助ジブの不使用時には格納位置に取付けられており、走行時の車輌総重量が大きく、不利なものであった。近年移動式クレーンが大型化し、それに伴い補助ジブも大型化し、重量が増加すればより顕著に不利になるものである。
However, in
また、重量物吊上げ時にトップブーム側面に着脱させるアタッチメントシーブを付ける時に、トップブーム一側に溶接固着されたブーム側サポートはアタッチメントシーブを備えたブラケットを取付けるフートピンを長くする必要があり、重量が大きくなるものであった。 Also, when attaching an attachment sheave that is attached to and detached from the side of the top boom when lifting heavy objects, the boom side support that is welded and fixed to one side of the top boom requires a longer foot pin to attach the bracket with the attachment sheave. It was.
そこで本発明は、補助ジブ不使用時や走行時には補助ジブまたはブーム側サポートを含めて補助ジブを取外すことで走行時の車輌総重量を軽減する補助ジブを提供しようとするものである。また重量物吊上げ時に、トップブームとフックブロック間のワイヤーロープの掛け数を増すためにトップブーム側面にアタッチメントシーブを備えたブラケットを取付ける。当該アタッチメントシーブを備えたブラケットを取付けるためにトップブーム側面にフートピンを取付けている(図8参照)。この左右のフートピンはトップブーム側面からの突出長さを等しくして左右対称位置にアタッチメントシーブを備えたブラケットを囲繞し取付けられるようになっている。したがってブーム側サポートの板厚の寸法、そして干渉を防止する寸法分だけフートピンを側方に突出させる必要がある。そこでブーム側サポートを取外すことで重量物吊上げ時にトップブーム側面にアタッチメントシーブを備えたブラケットを取付けるフートピンを短くすることを可能とし、車輌総重量を軽減する補助ジブを提供しようとするものである。 Therefore, the present invention is intended to provide an auxiliary jib that reduces the total vehicle weight during traveling by removing the auxiliary jib including the auxiliary jib or the boom side support when the auxiliary jib is not used or when traveling. When lifting heavy objects, a bracket with an attachment sheave is attached to the side of the top boom to increase the number of wire ropes between the top boom and the hook block. A foot pin is attached to the side of the top boom in order to attach a bracket provided with the attachment sheave (see FIG. 8). The left and right foot pins have the same protruding length from the side surface of the top boom, and can be mounted so as to surround a bracket having an attachment sheave at a symmetrical position. Accordingly, it is necessary to project the foot pin to the side by the dimension of the thickness of the boom side support and the dimension to prevent interference. Therefore, it is intended to provide an auxiliary jib that reduces the total weight of the vehicle by removing the boom side support, enabling the foot pin for attaching the bracket having the attachment sheave to the side surface of the top boom when lifting heavy objects.
上記目的を達成するため請求項1の移動式クレーンの補助ジブは、車体と、当該車体上に旋回自在に取付けられた旋回台と、当該旋回台に起伏シリンダによって起伏自在に枢支されると共に伸縮自在に嵌挿させた複数のブーム段からなる伸縮ブームと、当該伸縮ブームの最先端段のトップブーム先端側面に取付けたブーム側サポートと、当該ブーム側サポートに取付けられる補助ジブとを備え、ブーム側サポートと補助ジブとを回動可能に連結ピンで連結し、前記補助ジブの使用時にはトップブームの前面側に張出され、格納時には連結ピンを中心に回動させてトップブーム側面側に格納し、不使用時には前記連結ピンの連結を解除して補助ジブをブーム側サポートから取外せるようにすると共に、前記ブーム側サポートをトップブーム先端側面に着脱手段で着脱可能に取付け、補助ジブの不使用時にはブーム側サポートをトップブーム先端側面から取外すように構成したことを特徴とする。
In order to achieve the above object, an auxiliary jib for a mobile crane according to
請求項2の移動式クレーンの補助ジブは、請求項1において、アタッチメントシーブを備えたブラケットの着脱用にトップブーム側面から側方に突出したフートピンを設け、前記ブーム側サポートは前記フートピンを回避して着脱できるようになっていることを特徴とする。
Auxiliary jib mobile crane according to
請求項1の移動式クレーンの補助ジブは、車体と、当該車体上に旋回自在に取付けられた旋回台と、当該旋回台に起伏シリンダによって起伏自在に枢支されると共に伸縮自在に嵌挿させた複数のブーム段からなる伸縮ブームと、当該伸縮ブームの最先端段のトップブーム先端側面に取付けたブーム側サポートと、当該ブーム側サポートに取付けられる補助ジブとを備え、ブーム側サポートと補助ジブとを回動可能に連結ピンで連結し、前記補助ジブの使用時にはトップブームの前面側に張出され、格納時には連結ピンを中心に回動させてトップブーム側面側に格納し、不使用時には前記連結ピンを解除して補助ジブをブーム側サポートから取外せるようにすると共に、前記ブーム側サポートをトップブーム先端側面に着脱手段で着脱可能に取付け、補助ジブの不使用時にはブーム側サポートをトップブーム先端側面から取外すように構成したので、補助ジブの使用時はトップブームの前面側に張出してクレーン作業が行え、補助ジブの不使用時は回動させてトップブーム一側に格納させ簡単に格納が可能で、走行時には補助ジブを取外して車輌総重量を軽減できる効果がある。
The auxiliary jib of the mobile crane according to
さらに、補助ジブの不使用時にはブーム側サポートをトップブーム先端側面から取外すように構成したので、走行時には更に車輌総重量を軽減できる効果がある。 Further, since the boom side support is configured to be removed from the side surface of the top boom tip when the auxiliary jib is not used, there is an effect that the total vehicle weight can be further reduced during traveling.
請求項2の移動式クレーンの補助ジブは、請求項1において、トップブーム側面にアタッチメントシーブを備えたブラケットの着脱用のフートピンを設け、前記ブーム側サポートは前記フートピンを回避して着脱できるようになっているので、ブーム側サポートの板厚の寸法、そして干渉を防止する寸法を加えた長いフートピンを設置する必要が無く、フートピンを短くすることが可能で、車輌総重量を軽減できる効果がある。
Auxiliary jib mobile crane according to
以下本願発明の第1実施例について図1、図2,図3および図4に基づき説明する。車体1には左右に張出し設置させるアウトリガ2が前後に備えられている。また車体1上に旋回自在に旋回台3が取付けられており、旋回台3には起伏シリンダ4によって起伏自在に枢支されると共に、伸縮自在に嵌挿させた複数のブーム段からなる伸縮ブーム5と当該伸縮ブーム5の最先端段のトップブーム5a先端側面に溶着固定(図3の溶着固定部9参照)して取付けたブーム側サポート6と当該ブーム側サポート6に取付けられる補助ジブ7とを備え、ブーム側サポート6と補助ジブ7とを回動可能に連結ピン8で連結している。この連結ピン8を回動軸として、補助ジブ7使用時には張出し位置に、不使用時には格納位置に固定する。
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1, 2, 3, and 4. FIG. The
本願発明の第1実施例の作用について説明する。移動式クレーンを作業現場に搬送し車体1を設置場所に停止しアウトリガ2を張出す。その後、伸縮ブーム5を起仰させ伸縮ブーム5を伸長し旋回してクレーン作業を行う。クレーン作業時、軽い負荷を高速で巻上げ巻下げをする作業時には図4−(a)のようにブーム側サポート6に補助ジブ7を連結ピン8で固定し、張出し位置に張出す。そして、ウインチから繰出したワイヤーロープをトップブーム5aのシーブを介して補助ジブ7に掛け、ワイヤーロープ先端をフックブロックに固定し、クレーン作業を行う。また一時的に補助ジブ7を不使用とするときには図4−(b)のように連結ピン8を軸としてブーム側面の格納位置に格納する。再度補助ジブ7を使用するときはこの格納位置から張出し位置へ張出す。そして走行時には図4−(c)のように連結ピン8による連結を解除させ補助ジブ7をブーム側サポート6から取外して車輌総重量の軽減を図ることができる。
The operation of the first embodiment of the present invention will be described. The mobile crane is transported to the work site, the
次に、本願発明の第2実施例について説明する。第2実施例では上記第1実施例とブーム側サポート6をトップブーム5aの先端側面に着脱手段10で着脱可能に取付けるようにした点で相違し、他は同じである。図5、図6−(a)のようにトップブーム5a先端側面に前記ブーム側サポート6をボルトなどの着脱手段10で取付けている。このようにした第2実施例では次のように作用する。補助ジブ7使用時は図6−(a)のように補助ジブ7を張出し位置に張出し、ウインチから繰出したワイヤーロープをトップブーム5aのシーブを介して補助ジブ7に掛け、ワイヤーロープ先端をフックブロックに固定し、クレーン作業を行う。また一時的に補助ジブ7を不使用とするときには図6−(b)のように連結ピンを軸としてブーム側面の格納位置に格納する。再度補助ジブを使用するときはこの格納位置から張出し位置へ張出す。そして走行時には図6−(c)のようにボルトなどの着脱手段10によりブーム側サポート6を取外せるようにしてあるものだから、第1実施例より更に車輌総重量の軽減を図ることができる。
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The second embodiment is different from the first embodiment in that the boom-
本願発明の第3実施例について説明する。図7のように第3実施例では上記第2実施例にアタッチメントシーブ12用のフートピン11をトップブーム5aの側面に取付けるようにした点で相違し、他は同じである。トップブーム5a先端側面には、重量物を吊上時にワイヤーロープを多数掛け用のアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13を取付けるためのフートピン11がトップブーム5aの左右側面に取付けられている。この左右のフートピン11は長さを等しくして左右対称位置にアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13を取付けられるようになっている。着脱手段10で取付けられるブーム側サポート6はトップブーム側面に取り付けられているアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13用のフートピン11を回避して取り付けられており、ブーム側サポート6をトップブーム5a先端側面に溶着固定ではなくボルト等の着脱手段10で取外すことができるようになっている。したがってブーム側サポート6の厚さ分フートピン11を短くすることができ、車輌総重量の軽減を図ることができる。
A third embodiment of the present invention will be described. As shown in FIG. 7, the third embodiment is different from the second embodiment in that the
図7、図8に基づき本願発明の第3実施例の作用を詳細説明する。図8−(a)は従来のフートピン11を取付けたトップブーム5aの前面図であり、図8−(b)はフートピン11にアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13を取付けた図であり、図8−(c)は図8−(b)のフートピン11にアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13を囲繞するようにして取付けた状態を示す断面拡大図である。このフートピン11はトップブームの下側シーブ14の軸と一体としトップブーム側面から延長して突き出している。また、トップブームの下側シーブ14の軸と独立したフートピンであってもよい。図7−(a)は本願発明のフートピン11を取付けたトップブーム5aの前面図であり、図7−(b)はフートピン11にブーム側サポート6を着脱手段10により取外してアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13を取付けた図であり、図7−(c)は図7−(b)のフートピン11にアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13を囲繞するようにして取付けた状態を示す断面拡大図である。図7−(a)、図8−(a)、図8−(b)、図8−(c)において、いずれも補助ジブ7と連結ピン8は省略し図示している。また、図8−(c)は図8−(b)の断面拡大図である。重量物吊上時には、図7−(b)のようにブーム側サポート6を着脱手段10で取外し、図7−(c)のようにアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13を取付ける。フートピンにはブーム側サポート6を取り外すことによりブーム側サポートの厚さ分だけフートピン11が短くてもアタッチメントシーブを取付けることができる。すなわち、フートピン11を囲繞するブラケット13の部分は、ブーム側サポート6を取外すことで、フートピン11が短くても従来と同じ量だけフートピン11を囲繞することができるのである。図8−(b)のように従来は溶接固着しブーム側サポート6を取外すことのできない場合と比し、図7−(b)は着脱手段10によりブーム側サポート6を取外してアタッチメントシーブ12を備えたブラケット13を取付けることが可能であるため、ブーム側面からのフートピン11長さが図8−(b)のZよりも本願発明の図7−(b)のYの方が短くすることが可能となった。そして車輌総重量の軽減を図ることができる。
The operation of the third embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. 8A is a front view of the
補助ジブ7の格納位置はトップブーム5aの左右どちらの側面に位置してもよい。
The storage position of the
1:車体
2:アウトリガ
3:旋回台
4:起伏シリンダ
5:伸縮ブーム
5a:トップブーム
6:ブーム側サポート
7:補助ジブ
8:連結ピン
9:溶着固定部
10:着脱手段
11:フートピン
12:アタッチメントシーブ
13:ブラケット
14:トップブームの下側シーブ
1: Car body 2: Outrigger 3: Turntable 4: Lifting cylinder 5:
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