JP5446476B2 - 埋込磁石型同期電動機のロータ - Google Patents
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Description
まず、埋込磁石型同期電動機の概要を説明する。埋込磁石型同期電動機は、ロータコア内部に埋め込まれた永久磁石の位置に合わせてステータ(固定子)から発生する磁束に応じてロータ(回転子)が回転する構造の電動機であり、マグネットトルクのほかにリラクタンストルクも利用できるため、高効率の電動機として広く普及している。埋込磁石型同期電動機のステータは、電流を通電することによって磁束を発生させるステータコイルと、当該ステータコイルへの通電により発生した磁束を高密度・高効率で流すステータコアとを有する。ステータの構造としては、特にステータコアに対するステータコイルの巻き方から、全節・分布巻きの構造と、短節・集中巻きの構造が挙げられ、本発明は、ステータの構造が短節・集中巻きとされた埋込磁石型同期電動機を対象とする。
図1は、本発明を適用した強め界磁ロータの一例を模式的に示す図であり、ロータ周方向に隣り合って配置されたN極永久磁石1及びS極永久磁石2からなる1つの極対部分を拡大して示したロータ展開図である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本実施形態の強め界磁ロータを模式的に示す図であり、ロータ周方向に隣り合って配置されたN極永久磁石1及びS極永久磁石2からなる1つの極対部分を拡大して示したロータ展開図である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図10は、本実施形態の強め界磁ロータを模式的に示す図であり、ロータ周方向に隣り合って配置されたN極永久磁石1及びS極永久磁石2からなる1つの極対部分を拡大して示したロータ展開図である。また、図11は、本実施形態の強め界磁ロータにおける閉回路の構成を示す簡易回路図である。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図13は、本実施形態の強め界磁ロータを模式的に示す図であり、ロータ周方向に隣り合って配置されたN極永久磁石1及びS極永久磁石2からなる1つの極対部分を拡大して示したロータ展開図である。また、図14は、本実施形態の強め界磁ロータにおける閉回路の構成を示す簡易回路図である。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図16は、本実施形態の強め界磁ロータを模式的に示す図であり、ロータ周方向に隣り合って配置されたN極永久磁石1及びS極永久磁石2からなる1つの極対部分を拡大して示したロータ展開図である。また、図17は、本実施形態の強め界磁ロータにおける閉回路の構成を示す簡易回路図である。
1a,1b 磁石部
2 S極永久磁石
2a,2b 磁石部
3 コア材
4 ロータコア
5 空気層
10 ステータ
21(21a〜21d) ループコイル
22 ダイオード
23 スイッチ
MP 主磁路
SP 短絡磁路
Claims (9)
- ステータコアに対してステータコイルが集中巻きで巻回されて構成されるステータと、ロータコアの内部に磁極を形成する複数の永久磁石が埋め込まれ、各磁極の磁束方向軸であるd軸方向のインダクタンスが当該d軸と直交する軸であるq軸方向のインダクタンスよりも大きくされたロータとを備える埋込磁石型同期電動機のロータであって、
各磁極ごとに少なくとも1箇所以上、前記永久磁石を複数の磁石部に分割するようにコア材が配置されて、当該コア材により前記永久磁石の短絡磁束が流れる短絡磁路が構成されているとともに、
前記短絡磁路は、前記複数の磁石部からなる各磁極のd軸中央部に対してトルク発生方向にオフセットした位置に設けられ、
前記短絡磁路は、ロータが発生させる誘起電圧が最大となる位相から電気角45度トルク発生方向の後方側にずれた位置が磁路の平均的中心位置となるように設けられていることを特徴とする埋込磁石型同期電動機のロータ。 - 前記短絡磁路により分割された前記永久磁石の複数の磁石部のうち、トルク発生方向の前方側に位置する磁石部は、トルク発生方向の後方側に位置する磁石部と比較して、磁化方向の厚みが小さいことを特徴とする請求項1に記載の埋込磁石型同期電動機のロータ。
- 前記短絡磁路の各磁極ごとの総幅が、各磁極ごとの永久磁石のうちでd軸中央部よりもトルク発生方向の前方側に配置されている磁石部の総幅よりも小さくされていることを特徴とする請求項1または2に記載の埋込磁石型同期電動機のロータ。
- 前記短絡磁路は、前記複数の磁石部からなる各磁極のd軸中央部に対してトルク発生方向の前方側にオフセットした位置と、トルク発生方向の後方側にオフセットした位置とにそれぞれ設けられ、隣り合う異極の磁極間で前記短絡磁路が接続されているとともに、
各短絡磁路を構成するコア部材に閉回路を構成するループコイルがそれぞれ巻回され、前記短絡磁路に磁石磁束を弱める方向の磁束が流れたときのみ当該磁束をキャンセルする方向で前記ループコイルに電流が流れるようにダイオードが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の埋込磁石型同期電動機のロータ。 - 電動機の駆動状態に応じて前記ループコイルを開閉するスイッチが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の埋込磁石型同期電動機のロータ。
- 前記ステータコイルへの通電時には、1つの磁極内でトルク発生方向の後方側に位置する短絡磁路に対応するループコイルが閉回路を構成し、トルク発生方向の前方側に位置する短絡磁路に対応するループコイルは開放されることを特徴とする請求項5に記載の埋込磁石型同期電動機のロータ。
- 弱め界磁制御時には全てのループコイルが開放されることを特徴とする請求項5に記載の埋込磁石型同期電動機のロータ。
- ある磁極を第1極とし、当該第1極に対してトルク発生方向の前方側に隣接する異極の磁極を第2極としたときに、前記第1極においてトルク発生方向の前方側に位置する短絡磁路に対応するループコイルと、前記第2極においてトルク発生方向の後方側に位置する短絡磁路に対応するループコイルとが直列に接続されていることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項に記載の埋込磁石型同期電動機のロータ。
- 1つの磁極内でトルク発生方向の後方側に位置する短絡磁路に対応するループコイルと、トルク発生方向の前方側に位置する短絡磁路に対応するループコイルとが直列に接続されていることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項に記載の埋込磁石型同期電動機のロータ。
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