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JP5322441B2 - 半導体装置のレイアウト構造 - Google Patents

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JP5322441B2
JP5322441B2 JP2008005526A JP2008005526A JP5322441B2 JP 5322441 B2 JP5322441 B2 JP 5322441B2 JP 2008005526 A JP2008005526 A JP 2008005526A JP 2008005526 A JP2008005526 A JP 2008005526A JP 5322441 B2 JP5322441 B2 JP 5322441B2
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Description

本発明は、半導体装置のレイアウト構造に関するものであり、特に、基板またはウェル電位を電源電位と独立に給電可能なレイアウト構造に関する。
近年、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを用いたLSIにおいて、スタンバイ電流を低減させることが重要になっている。しかしながら、プロセスの微細化やLSIの低電圧化に伴う閾値電圧の低下によって、トランジスタのオフ状態におけるリーク電流は、無視できない程度にまで増大している。
このような問題に対し、基板またはウェル電位をソース電位と異なる値に設定し、閾値電圧を見かけ上高く設定することによって、トランジスタのリーク電流を低減させる方法が知られている。この方法では、N型トランジスタについては基板電位をソース電位よりも低く設定し、P型トランジスタについては基板電位をソース電位よりも高く設定する。また、この方法を用いるためには、自動配置配線を用いたLSI設計において、スタンダードセルライブラリに含まれるセルデータについて、基板またはウェル電位をソース電位と異なる値に設定可能にする必要がある。
図12は従来のセルレイアウト構造の一例を示す図であり、基板またはウェル電位を電源電位と独立に給電可能に構成された構造を示す図である。同図中、(a)は平面図、(b)〜(e)は(a)における断面を示す図である。
図12において、VDD配線150及びVSS配線151は、セル内配線のための第1の配線層、および第1の配線層の上層に形成された第2の配線層に設けられている。PMOS TP15の基板またはウェル電位は、PMOS基板またはNウェル上の高濃度N型不純物拡散領域152から給電され、VDD配線150からは給電されない。また、NMOS TN15の基板またはウェル電位は、NMOS基板またはPウェル上の高濃度P型不純物拡散領域153から給電され、VSS配線151からは給電されない。図12のレイアウト構造では、基板またはウェル電位の給電が不純物拡散領域のみによって行われている。不純物拡散領域は配線層に比べて1桁以上シート抵抗が高いため、電位降下が生じやすい。このため、基板またはウェル電位が安定せず、トランジスタの閾値変動等が生じ、LSI動作の信頼性が低下したり、スタンバイリーク電流が十分抑制できない、といった問題が生じる。
これを回避するため、図13に示すような補強給電用セルを用いる手法が提案されている(特許文献1および2に開示)。同図中、(a)は平面図、(b)〜(e)は(a)における断面を示す図である。この提案では、図13に示す補強給電用セルと図12に示すレイアウト構造を持つセルとを組み合わせて、例えば図14のように配置する。これにより、図13において第1の配線層および第2の配線層に設けられている配線160および161を通じて、基板またはウェル電位の補強給電を行うことができる。このため、電源電位と独立で安定した電位を基板またはウェル電位として供給することができる。
特許第3672788号公報 特開2003−309178号公報 特開2001−148464号公報
しかしながら、従来のレイアウト構造には、以下のような問題がある。
図12〜図14のレイアウト構造では、補強給電用セルを通じて、高電位(NWVDD)側の基板またはウェル、及び、低電位(PWVSS)側の基板またはウェルの両方に同時に給電を行う構成となっている。しかしながら、プロセスの微細化につれて、基板またはウェル電位の制御によるリーク電流の削減効果は、必ずしもNWVDD側とPWVSS側の両方を同時に行った場合に最大になるとは限らず、NWVDD側のみ、あるいは、PWVSS側のみ制御した方が効果の大きい場合があることが明らかになってきた。
もう少し詳しく説明する。図15のNMOSの模式図に示すように、リーク電流は、(1)トランジスタが非導通状態においてドレインからソースに流れるサブスレッショルドリーク電流、(2)トランジスタが非導通状態においてバンド間トンネルによりドレインから基板に流れる接合リーク電流、(3)トランジスタが導通状態においてゲート電極からゲート絶縁膜をトンネリングし、反転層を経由してソースとドレインに流れるゲートリーク電流に大別され、LSIのリーク電流はこれら3つの電流の総和となる。このうちサブスレッショルドリーク電流を制御する方法として導入されたのが、いわゆる基板制御技術である。基板制御技術とは、トランジスタの基板端子に対してバイアス電圧を印加することによってしきい値電圧を制御する技術のことである。特に、キャリアが流れにくい方向にバイアス電圧を印加することをReverse Body Bias(RBB)と呼ぶ。サブスレッショルドリーク電流を減らすためには、RBBによるバイアスの印加が有効である。なお、そのバイアス量が大きいほどサブスレッショルドリーク電流の削減効果は大きいとされている。
一方、接合リーク電流の一種として、ドレイン近傍のゲートに近い領域に高い電界が加わった場合に流れるGIDL(gate induced drainleakage)と呼ばれる電流がある。このGIDL電流は、RBBによるバイアス印加を増やすことによって増加する性質を有する。なお、近年のプロセスの微細化により、ドレイン近傍のゲートに近い領域の電界の制御が難しくなってきているため、リーク電流に占めるGIDL電流の割合が無視できなくなりつつある。
このように、RBBによるバイアス印加を増やすことによって、サブスレッショルドリーク電流は減少するものの、GIDL電流(接合リーク電流)は増えるという関係にある。このため、リーク電流を最小化するためには、単にRBBを大きく設定するという従来の方法は不適切であり、最適値を見極めた上で設定する必要がある。例えば、トランジスタの特性によっては、基板制御を行うことによって削減可能なサブスレッショルドリーク電流よりも、増えてしまうGIDL電流(接合リーク電流)の方が大きくなる場合があり、この場合、リーク電流を削減できない。以上のような理由から、NWVDD側あるいはPWVSS側のみを制御した方が、リーク電流の削減効果が大きい場合があることが分かる。
このような場合、本来、基板またはウェル電位に電源電位と異なる電位を給電することを目的として配置した補強給電セルを流用して、基板またはウェル電位にあえて電源電位と同じ電位を与え、所望のリーク電流削減効果を得ることも可能である。例えば、図13において、VDD配線162とNWVDD側の基板またはウェル電位の補強給電用配線(以下、「NWVDD配線」と記す)160とを第2の配線層において接続する。これにより、正の電源電位とNWVDD側の基板またはウェル電位とを同一電位にすることができる。しかしながら、この方法では、補強給電用セル内の第2の配線層の配線領域を無駄に使用していることになり、チップ面積の増大につながる。
また、半導体装置のレイアウト面積をさらに削減するためには、図13の補強給電用セルと同様の効果が得られ、かつ、さらに配線効率の高いレイアウト構造を有する補強給電用セルを考える必要がある。
また、半導体装置のレイアウト面積をさらに削減するためには、電源電位と独立で安定した電位を基板またはウェル電位として給電するという目的を果たしつつ、補強給電用セルを配置する個数をなるべく少なくすることが好ましい。
前記の問題に鑑み、本発明は、基板またはウェル電位を電源電位と独立に給電可能なレイアウト構造において、レイアウト面積をより削減可能にすることを課題とする。
第1の発明は、半導体装置のレイアウト構造として、複数のセルが直列に配置されたセル行と、前記セル行において、前記セル同士の間のいずれかに配置された補強給電用セルとを備え、前記各セルは、P型トランジスタ配置領域に対し、正の電源電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための第1の不純物拡散領域と、N型トランジスタ配置領域に対し、接地電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための第2の不純物拡散領域とを備え、前記第1および第2の不純物拡散領域は、それぞれ、隣接するセル同士で電気的に接続されるものであり、前記補強給電用セルは、隣接するセルが有する前記第1および第2の不純物拡散領域を、それぞれ、電気的に接続する第1および第2の給電用不純物拡散領域と、前記第1および第2の給電用不純物拡散領域の上層に形成された第1の配線層に設けられ、前記第1および第2の給電用不純物拡散領域とそれぞれ、電気的に接続された第1および第2の給電用配線と、前記第1および第2の給電用配線の上層に形成された第2の配線層に設けられ、前記第1および第2の給電用配線とそれぞれ、電気的に接続された第1および第2のピンとを備え、前記第1および第2のピンは、セルの並び方向と平行な、同一直線上に配置されているものである。
第1の発明によると、補強給電用セルにおいて、NWVDD側の補強給電用の第1のピンと、PWVSS側の補強給電用の第2のピンとが、セルの並び方向と平行な、同一直線上に配置されているので、補強給電用セル内で使用する第2の配線層の使用領域を削減することができる。このため、例えば削減された領域を別のセルのピンの接続に活用したりできるので、結果的にレイアウト面積を削減することができる。
第2の発明は、半導体装置のレイアウト構造として、複数のセルが直列に配置されたセル行と、前記セル行において、前記セル同士の間のいずれかに配置された補強給電用セルとを備え、前記各セルは、P型トランジスタ配置領域に対し、正の電源電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための第1の不純物拡散領域と、N型トランジスタ配置領域に対し、接地電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための第2の不純物拡散領域とを備え、前記第1および第2の不純物拡散領域は、それぞれ、隣接するセル同士で電気的に接続されるものであり、前記補強給電用セルは、隣接するセルが有する前記第1および第2の不純物拡散領域を、それぞれ、電気的に接続する第1および第2の給電用不純物拡散領域と、前記第1および第2の給電用不純物拡散領域の上層に形成された第1の配線層に設けられ、前記第1および第2の給電用不純物拡散領域とそれぞれ、電気的に接続された第1および第2の給電用配線と、前記第1および第2の給電用配線の上層に形成された第2の配線層に設けられ、前記第1および第2の給電用配線とそれぞれ、電気的に接続された第1および第2のピンとを備え、前記第1および第2のピンは、セルの並び方向と直交する、同一直線上に配置されているものである。
第2の発明によると、補強給電用セルにおいて、NWVDD側の補強給電用の第1のピンと、PWVSS側の補強給電用の第2のピンとが、セルの並び方向と直交する、同一直線上に配置されているので、補強給電用セル内で使用する第2の配線層の使用領域を削減することができる。このため、例えば削減された領域を別のセルのピンの接続に活用したりできるので、結果的にレイアウト面積を削減することができる
以上のように本発明によると、基板またはウェル電位を電源電位とは分離した独立の電位として給電できる構造において、レイアウト面積の増大を招くことなく、基板またはウェル電位の安定化、または電源電位の安定化を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
第1の参考例
図1は本参考例に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す図である。同図中、(a)は平面図、(b)は図1(a)のA−A’断面図、(c)は図1(a)のB−B’断面図、(d)は図1(a)のC−C’断面図である。
図2は本参考例に係る半導体装置を構成するセルのレイアウト構造を示す図である。同図中、(a)は平面図、(b)は図2(a)のD−D’断面図、(c)は図2(a)のE−E’断面図、(d)は図2(a)のF−F’断面図、(e)は図2(a)のG−G’断面図である。
図2に示すセルは、Nウェル側すなわちP型トランジスタ配置領域において、正の電源電位VDDと基板またはウェル電位NWVDDとを分離して給電可能に構成されている。一方、Pウェル側すなわちN型トランジスタ配置領域では、基板またはウェル電位は接地電位VSSと同一の電位になっている。そして、図1に示す補強給電用セルは、図2のレイアウト構造を有するセルに対応したものである。
図2(a)において、TP2はNウェル上の高濃度P型不純物拡散領域201によって形成されたソースおよびドレインとゲート電極とから成るPMOSであり、TN2はPウェル上の高濃度N型不純物拡散領域202によって形成されたソースおよびドレインとゲート電極とから成るNMOSである。
203はNウェル上に高濃度P型不純物拡散領域201と分離して形成され、PMOS TP2の基板またはウェル電位を給電するための高濃度N型不純物拡散領域であり、204はPウェル上に高濃度N型不純物拡散領域202と分離して形成され、NMOS TN2の基板またはウェル電位を給電するための高濃度P型不純物拡散領域である。
また、基板上層には第1および第2の配線層が形成されている。第2の配線層において、高濃度N型不純物拡散領域203の上方にはVDD配線207が設けられ、高濃度P型不純物拡散領域204の上方にはVSS配線208が設けられている。また、第1の配線層において、VDD配線207とコンタクトホールによって電気的に接続された配線205、およびVSS配線208と高濃度P型不純物拡散領域204とにコンタクトホールによって電気的に接続された配線206が設けられている。なお、図示の都合上、図2(a)において、高濃度N型不純物拡散領域203および配線205をVDD配線207よりも優先して示し、高濃度P型不純物拡散領域204および配線206をVSS配線208よりも優先して示している(他の図面についても同様)。各層の接続については、図2(b)〜(e)の断面図を適宜参照されたい。
PMOS TP2には基板またはウェル電位として、N型不純物拡散領域203から電位NWVDDが給電される。また、VDD配線207とP型不純物拡散領域201とはコンタクトホールおよび第1の配線層に設けられた配線205を介して接続されており、これにより、PMOS TP2のソース電位として正の電源電位VDDが給電される。
一方、VSS配線208とN型不純物拡散領域202およびP型不純物拡散領域204とは、コンタクトホールおよび第1の配線層に設けられた配線206を介して接続されているため、NMOS TN2には基板またはウェル電位として、P型不純物拡散領域204から接地電位VSSと等しい電位が給電され、ソース電位としても接地電位VSSが給電される。
一方、補強給電用セルに関しては、図1(a)において、Nウェル上に給電用不純物拡散領域としての高濃度N型不純物拡散領域101が設けられている。この給電用不純物拡散領域101は、図2に示すセルがこの補強給電用セルに隣接したとき、隣接したセルが有する、基板またはウェル電位が給電される不純物拡散領域203と電気的に接続されるように構成されている。また、給電用不純物拡散領域101の上方の第2の配線層にはVDD配線103が設けられており、このVDD配線103は、図2に示すセルがこの補強給電用セルに隣接したとき、隣接したセルが有するVDD配線207と電気的に接続されるように構成されている。さらに、給電用不純物拡散領域101はVDD配線103と重ならない領域まで引き出されており、給電用配線105,106と接続されている。
またPウェル上に高濃度P型不純物拡散領域102が設けられている。この給電用不純物拡散領域102は、図2に示すセルがこの補強給電用セルに隣接したとき、隣接したセルが有する、基板またはウェル電位が給電される不純物拡散領域204と電気的に接続されるように構成されている。また、給電用不純物拡散領域102の上方の第2の配線層にはVSS配線104が設けられており、このVSS配線104は、図2に示すセルがこの補強給電用セルに隣接したとき、隣接したセルが有するVSS配線208と電気的に接続されるように構成されている。
図1(b)において、給電用不純物拡散領域101は第1の配線層に設けられた配線105および第2の配線層に設けられた給電用配線106とコンタクトホールを介して接続されている。また給電用不純物拡散層101のVDD配線103の下方から引き出された部分は、STI等の素子分離領域107によって隣接セルから離されており、これに接続された配線105,106もセル境界から離されている。
また図1(c)から分かるように、VDD配線103と給電用配線106とは電気的に絶縁されている。従って、給電用配線106には正の電源電位VDDと異なる電位NWVDDを給電することができる。
図1に示すような補強給電用セルを、図2に示すレイアウト構造のセルから成るセル行に適宜配置し、給電用配線106に電位を給電することによって、基板またはウェル電位の電位降下を回避することができる。
図3は図2に示すセルを直列に配置したセル行に図1に示す補強給電用セルを挿入したレイアウト構造を示す平面図である。図3ではインバータ(セル301)が直列に3段接続されており、第2段と第3段のインバータの間に補強給電用セル302が配置されている。図2に示すレイアウト構造では、基板またはウェル電位を給電するための不純物拡散領域203,204はセルの両端まで延びている。このため、図2のセルを直列に配置した場合には、図3に示すように、不純物拡散領域203,204はそれぞれ連続して接続される。また同様に、VDD配線207およびVSS配線208並びにこれらに接続された第1の配線層の配線205,206もセルの両端まで延びているので、セルを並べて配置した場合には、VDD配線207およびVSS配線208並びに配線205、206がそれぞれ連続して接続される。
ここで、図1に示す補強給電用セルをセル間に配置することによって、給電用配線106から電位NWVDDを基板またはウェル電位に給電することができる。また、図1に示す補強給電用セルをセル間に配置しても、セル行における、不純物拡散領域203,204、配線205,206、VDD配線207およびVSS配線208の連続性は損なわれない。
第2の参考例
図4は本参考例に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す図である。同図中、(a)は平面図、(b)は図4(a)のH−H’断面図、(c)は図4(a)のI−I’断面図、(d)は図4(a)のJ−J’断面図である。
第1の参考例で説明したように、図1に示す補強給電用セルと図2に示すセルとを図3のように組み合わせることによって、P型トランジスタ配置領域においてのみ、基板またはウェル電位NWVDDを正の電源電位VDDと独立に給電でき、かつ、基板またはウェル電位NWVDDを補強可能な半導体装置を実現することができた。
これに対して、図4に示す補強給電用セルを用いることによって、N型トランジスタ配置領域においてのみ、基板またはウェル電位PWVSSを接地電位VSSと独立に給電でき、かつ、基板またはウェル電位PWVSSを補強可能な半導体装置を実現することができる。401は基板またはウェル電位PWVSSを給電するための給電用不純物拡散領域であり、402,403は給電用不純物拡散領域401の上層に形成された配線層に設けられ、給電用不純物拡散領域401と電気的に接続された給電用配線である。
なお、図4の補強給電用セルと組み合わせることによって効果が得られるセルのレイアウト構造は、図2とは異なる。具体的には、図2において、配線206と高濃度P型不純物拡散領域204とは接続されておらず、一方、配線205と高濃度N型不純物拡散領域203とは接続された構造である必要がある。すなわち、P型トランジスタ配置領域において、正の電源電位VDDと同一の基板またはウェル電位が給電され、かつ、N型トランジスタ配置領域において、接地電位VSSと異なる基板またはウェル電位PWVSSが給電可能に構成されている。このようなセルのレイアウト構造を図16に示す。また図17は、図16に示すセルを直列に配置したセル行に図4に示す補強給電用セルを挿入したレイアウト構造を示す平面図である。図17ではセル303が直列に3段接続されており、第2段と第3段のセル303の間に補強給電用セル304が配置されている。この場合、高濃度P型不純物拡散領域204が、図4の補強給電用セルの給電用不純物拡散領域401と電気的に接続される。
また、第1および第2の参考例を組み合わせて実現してもよい。例えば、あるセル行では、図1に示すような補強給電用セルが挿入されており、P型トランジスタ配置領域においてのみ、基板またはウェル電位NWVDDを正の電源電位VDDと独立に補強給電可能にし、他のセル行では、図4に示すような補強給電用セルが挿入されており、N型トランジスタ配置領域においてのみ、基板またはウェル電位PWVSSを接地電位VSSと独立に補強給電可能にするようにしてもよい。図18にレイアウト構造の一例を示す。上側のセル行は図3に示したものと同様であり、下側のセル行は図17に示したものと同様であり、第2のセル行に対応している。下側のセル行において、セル303が第2のセルに、補強給電用セル304が第2の補強給電用セルに、高濃度P型不純物拡散領域204が第2の不純物拡散領域に、給電用不純物領域401が第2の給電用不純物拡散領域に、そして給電用配線403が第2の給電用配線に、それぞれ対応している。
例えば複数のブロックから成るチップ設計を行う場合、あるブロックにはNWVDD側用の補強給電用セルを用い、他のブロックにはPWVSS側用の補強給電用セルを用いる、といった自由度の高い設計が可能となり、結果的にレイアウト面積が縮小されるという効果が得られる。また、特許文献1に開示された、P型トランジスタ配置領域およびN型トランジスタ配置領域の両方の補強給電を行う補強給電用セルを混載して用いてもかまわない。これにより、より自由度の高い設計が可能となる。
第1の実施形態
図5は本実施形態に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す図である。同図中、(a)は平面図、(b)は図5(a)のK−K’断面図、(c)は図5(a)のL−L’断面図、(d)は図5(a)のM−M’断面図である。また、(e)は変形例に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す平面図である。
図5(a)〜(d)に示す補強給電用セルは、図12のレイアウト構造を有するセルに対応したものであり、図1に示す補強給電用セルと図4に示す補強給電用セルを1つのセルにまとめたような構造になっている。
すなわち、第1の給電用不純物拡散領域505は、図12のセルが隣接したとき、第1の不純物拡散領域としての高濃度N型不純物拡散領域152と電気的に接続される。また、第2の給電用不純物拡散領域506は、図12のセルが隣接したとき、第2の不純物拡散領域としての高濃度P型不純物拡散領域153と電気的に接続される。そして、第1および第2の給電用不純物拡散領域505,506の上層に形成された第1の配線層には、第1の給電用不純物拡散領域505とコンタクトホールによって電気的に接続された第1の給電用配線507と、第2の給電用不純物拡散領域506とコンタクトホールによって電気的に接続された第2の給電用配線508とが設けられている。さらに、第1および第2の給電用配線507,508の上層に形成された第2の配線層には、第1の給電用配線507とコンタクトホール509a,509bによって電気的に接続された第1のピン501と、第2の給電用配線508とコンタクトホール510a,510bによって電気的に接続された第2のピン502とが設けられている。第1のピン501には電位NWVDDが給電され、第2のピン502には電位PWVSSが給電される。
そして、VDD配線503およびVSS配線504の長辺と直交する方向にY軸をとった場合、第2の配線層に形成された第1および第2のピン501,502を同一Y座標に配置する。言い換えると、図5(a)〜(d)に示す補給給電用セルをセル行に挿入した場合に、セルの並び方向と平行な同一直線上に、第1および第2のピン501,502は配置されている。図19にこの場合のレイアウト構造を示す。図19では、図12に示したセル521が直列に3段接続されており、第2段と第3段のセル521の間に図5(a)〜(d)に示した補強給電用セル522が配置されている。これにより、第2の配線層において、VDD配線503と第1のピン501との間、および、VSS配線504と第2のピン502との間等に空き領域が生じる。したがって、この空き領域を、隣接して配置するセル間の接続などに有効活用することによって、チップ面積を削減することができる。
また、第1および第2のピン501,502は、セルの並び方向に垂直な方向における幅が、プロセスルールで許容される最小線幅に設定されているのが好ましい。これにより、補強給電用セルの第2の配線層における配線領域をより削減できるので、チップ面積を削減することができる。
あるいは、第1の給電用配線507と第1のピン501との電気的接続、および、第2の給電用配線508と第2のピン502との電気的接続は、それぞれ、2個以上のコンタクトホールを用いて行われているのが好ましい。これにより、接続の冗長性が増し、LSI動作の信頼性が高まる。
また、図5(e)に示すように、本実施形態の変形例に係る補強給電用セルでは、第1および第2のピン501,502は、セルの並び方向と直交する同一直線上に、配置されている。図20にこの場合のレイアウト構造を示す。図20では、図12に示したセル523が直列に3段接続されており、第2段と第3段のセル523の間に図5(e)に示した補強給電用セル524が配置されている。またこの場合、第1および第2のピン501,502は、セルの並び方向に平行な方向における幅が、プロセスルールで許容される最小線幅に設定されているのが好ましい。これにより、補強給電用セルの第2の配線層における配線領域をより削減できるので、チップ面積を削減することができる。
あるいは、第1の給電用配線507と第1のピン501との電気的接続、および、第2の給電用配線508と第2のピン502との電気的接続は、それぞれ、2個以上のコンタクトホールを用いて行われているのが好ましい。これにより、接続の冗長性が増し、LSI動作の信頼性が高まる。
第3の参考例
図6は本参考例に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す図である。同図中、(a)は平面図、(b)は図6(a)のN−N’断面図、(c)は図6(a)のO−O’断面図、(d)は図6(a)のP−P’断面図、(e)は図6(a)のQ−Q’断面図、(f)は図6(a)のR−R’断面図、(g)は図6(a)のS−S’断面図である。
図6に示す補強給電用セルは、図12のレイアウト構造を有するセルに対応したものである。すなわち、図12に示すセルが直列に配置されたセル行に挿入され、給電用不純物拡散領域603が、隣接するセルが有する高濃度N型不純物拡散領域152と電気的に接続されるとともに、給電用不純物拡散領域604が、隣接するセルが有する高濃度P型不純物拡散領域153と電気的に接続される。
そして、給電用不純物拡散領域603,604の上層に形成された第1の配線層に、給電用不純物拡散領域603,604とそれぞれ電気的に接続された第1の給電用配線605,606が設けられている。さらに、第1の給電用配線605,606の上層に形成された第2の配線層に、第1の給電用配線605,606とそれぞれ電気的に接続された第2の給電用配線601,602が設けられている。
そして、第2の給電用配線601,602はそれぞれ、当該補強給電用セルの、セルの並び方向に垂直な方向における一端まで延びている。すなわち、電位NWVDDを給電するための第2の給電用配線601は、給電用不純物拡散領域604を超えて、当該補強給電用セルの下端まで延びている。一方、電位PWVSSを給電するための第2の給電用配線602は、給電用不純物拡散領域603を超えて、当該補強給電用セルの上端まで延びている。
また、第1の配線層には、配線607,608が設けられている。配線607は給電用不純物拡散領域603と重なりを有しており、配線608は給電用不純物拡散領域604と重なりを有している。そして、第2の給電用配線601は、給電用不純物拡散領域604および配線608と重なりを有するように設けられており、第2の給電用配線602は、給電用不純物拡散領域603および配線607と重なりを有するように設けられている。
図6に示した補強給電用セルと図13に示した従来の補強給電用セルとの大きな違いは2点ある。1点目は、図7に示すように、図6の補強給電用セル621を上下に連続して配置した場合に、電位NWVDDの給電用配線および電位PWVSSの給電用配線が、上下に隣接する補強給電用セル621同士で容易に接続できる点である。従来の補強給電用セルの場合、複数の補強給電用セルのNWVDD配線とPWVSS配線を互いに接続するためには、例えば第2の配線層に新たに配線を設けなければならなかった。これに対して、本参考例における補強給電用セルの場合、複数の補強給電用セルを上下に隣接して配置するだけで、それぞれのNWVDD配線とPWVSS配線の接続は完了する。したがって、新たに配線する必要がないため面積効率が高い。
2点目は、図12のレイアウト構造を有するセルに隣接して配置した場合、VDD配線150の第2の配線層部およびVSS配線151の第2の配線層部が、補強給電用セルにおいて分断される点である。このため、分断されたVDD配線とVSS配線を、より上層の電源幹線にそれぞれ接続する必要がある。ただし、補強給電用セルの配置間隔に対して電源幹線の配置間隔の方が狭い場合は、特にデメリットは生じない。
図8は本参考例に係る補強給電用セルの他のレイアウト構造を示す図である。同図中、(a)は平面図、(b)は図8(a)のT−T’断面図、(c)は図8(a)のU−U’断面図、(d)は図8(a)のV−V’断面図、(e)は図8(a)のW−W’断面図、(f)は図8(a)のX−X’断面図、(g)は図8(a)のY−Y’断面図である。なお、図6と共通の構成要素には図6と同一の符号を付している。
図8のレイアウト構造では、図6のレイアウト構造に対して、第2の配線層に設けられた第3の給電用配線801,802がさらに追加されている。電位NWVDDを給電するための第3の給電用配線801は、給電用不純物拡散領域603を超えて、当該補強給電用セルの上端まで延びている。一方、電位PWVSSを給電するための第3の給電用配線802は、給電用不純物拡散領域604を超えて、当該補強給電用セルの下端まで延びている。すなわち、第3の給電用配線801,802はそれぞれ、第2の給電用配線601,602が延びている当該補強給電用セルの一端と反対側の、セルの並び方向に垂直な方向における他端まで延びている。
図9に示すように、図8の補強給電用セル622を上下に連続して配置した場合、電位NWVDDの給電用配線および電位PWVSSの給電用配線が、隣接する補強給電用セル622同士で接続可能となる。これにより、給電用配線の抵抗を下げることができるため、より安定した電位を基板またはウェル電位として給電することができる。
第4の参考例
図10は本参考例に係る補強給電用セルを用いた半導体装置のレイアウト構造を示す図である。図10では、図12のセルを配置したセル行に図13の従来の補強給電用セルを挿入した構成を示している。図10に示すように、複数のセル行から成るセル領域の各行において、補強給電用セルを等間隔(間隔d)に配置する。これにより、補強給電用セル間に挟まれた、基板またはウェル電位が不純物拡散領域によってのみ給電されるセル領域の区間の長さを、限定することができる。このため、その区間で発生する電位降下を抑制することができるので、電源電位と独立で安定した電位を基板またはウェル電位として給電可能になる。したがって、トランジスタの閾値変動等が生じず、LSI動作の信頼性が高まり、スタンバイリーク電流を効果的に抑制することができる。
また、自動配置配線ツールを使用した設計フローにおいて、まず補強給電用セルを等間隔に配置した上で、その他のセルを空き領域に配置するようにすれば、レイアウト設計上の工数を大幅に増やすことなく所望のレイアウト構造を実現できる。その上、補強給電用セルと電源幹線との接続に必要な配線領域を最小限に抑えることができるため、チップ面積を削減することができる。なお、ここでいう電源幹線とは、一般に、多層配線において上層に格子状に形成される電源電位の供給を目的とした配線を指し、電位降下を防ぐため、その幅は太く設定することが多い。
なお、図10では、図12のセルを配置したセル行に図13の従来の補強給電用セルを挿入した構成を示したが、上述した各参考例および実施形態における補強給電用セルを挿入した構成としてもかまわない。
第5の参考例
図11は本参考例に係る補強給電用セルを用いた半導体装置のレイアウト構造を示す図である。図11では、図12のセルを配置したセル行に図13の従来の補強給電用セルを挿入した構成を示している。また、複数のセル行115a,115b,115cは、1行おきに、P型トランジスタ配置領域とN型トランジスタ配置領域の位置が入れ換えられており、隣接するセル行同士で、電源配線および基板またはウェル電位配線が共有されている。同図中、(a)は従来例、(b)は本参考例の一例である。
一般に、複数のセル行から成るレイアウトでは、図11(a)に示すように、面積削減を図るために、電源配線や基板またはウェル電位配線を上下に隣接するセル同士で共有するように配置する。そして図11(a)では、全てのセル行において補強給電用セルを配置している。これによって、電源電位と独立で安定した電位を基板またはウェル電位として給電することが可能である。ただし、補強給電用セルを全てのセル行に配置した場合、他のセルを配置する領域が減り、また第2の配線層を補強給電用セル内で使用するため第2の配線層で使用できる配線リソースも減るので、チップ面積の増大につながる。
これに対して、図11(b)では、図11(a)からセル行115bの補強給電用セル112を取り除き、複数のセル行からなるセル領域において、補強給電用セルを1行おきに配置している。この場合でも、Pウェル110には補強給電用セル113により電位PWVSSが給電され、Nウェル111には補強給電用セル114により電位NWVDDが給電される。
参考例によると、電源電位と独立で安定した電位を基板またはウェル電位として給電するという補強給電用セルの当初の目的を果たしつつ、補強給電用セルを配置する個数を減らすことができる。このため、その他のセルを配置する領域が増え、また、主に第2の配線層における配線領域が増加することにより、チップ面積を削減することができる。
なお、図11では、図12のセルを配置したセル行に図13の従来の補強給電用セルを挿入した構成を示したが、上述した各参考例および実施形態における補強給電用セルを挿入した構成としてもかまわない。
本発明に係る半導体装置のレイアウト構造は、各種電子機器に搭載される半導体集積回路等に利用することができる。
本発明の第1の参考例に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d)は断面図である。 本発明の第1の参考例に係る半導体装置を構成するセルのレイアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d),(e)は断面図である。 本発明の第1の参考例に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図であり、図1の補強給電用セルと図2のセルとを組み合わせた構成を示す図である。 本発明の第2の参考例に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d)は断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d)は断面図、(e)は変形例に係る補強給電用セルの平面図である。 本発明の第3の参考例に係る補強給電用セルのレイアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d),(e),(f),(g)は断面図である。 本発明の第3の参考例に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図であり、図6の補強給電用セルと図12のセルとを組み合わせた構成を示す図である。 本発明の第3の参考例に係る補強給電用セルの他のレイアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d),(e),(f),(g)は断面図である。 本発明の第3の参考例に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図であり、図8の補強給電用セルと図12のセルとを組み合わせた構成を示す図である。 本発明の第4の参考例に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図である。 (a)は従来の半導体装置のレイアウト構造を示す図、(b)は本発明の第5の参考例に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図である。 従来のセルレイアウト構造の一例を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d),(e)は断面図である。 従来の補強給電用セルのレイアウト構造の一例を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d),(e)は断面図である。 図13の補強給電用セルと図12のセルとを組み合わせた従来のレイアウト構造の一例を示す図である。 リーク電流を構成する3つの成分を表すための、NMOSトランジスタの模式図である。 本発明の第2の参考例に係る半導体装置を構成するセルのレイアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面図、(b),(c),(d),(e)は断面図である。 本発明の第2の参考例に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図であり、図4の補強給電用セルと図16のセルとを組み合わせた構成を示す図である。 本発明の第1および第2の参考例を組み合わせて実現した場合の、半導体装置のレイアウト構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図であり、図5(a)〜(d)の補強給電用セルと図12のセルとを組み合わせた構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図であり、図5(e)の補強給電用セルと図12のセルとを組み合わせた構成を示す図である。
VDD:正の電源電位
VSS:接地電位
NWVDD:高電位側の基板またはウェル電位
NWVSS:低電位側の基板またはウェル電位
101 給電用不純物拡散領域
105,106 給電用配線
112,113,114 補強給電用セル
115a,115b,115c セル行
203,204 不純物拡散領域
301 セル
302 補強給電用セル
401 給電用不純物拡散領域
402,403 給電用配線
501 第1のピン
502 第2のピン
505 第1の給電用不純物拡散領域
506 第2の給電用不純物拡散領域
507 第1の給電用配線
508 第2の給電用配線
509a,509b,510a,510b コンタクトホール
601,602 第2の給電用配線
603,604 給電用不純物拡散領域
605,606 第1の給電用配線
607,608 配線
801,802 第3の給電用配線

Claims (5)

  1. 複数のセルが直列に配置されたセル行と、
    前記セル行において、前記セル同士の間のいずれかに配置された補強給電用セルとを備え、
    前記各セルは、
    P型トランジスタ配置領域に対し、正の電源電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための第1の不純物拡散領域と、
    N型トランジスタ配置領域に対し、接地電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための第2の不純物拡散領域とを備え、
    前記第1および第2の不純物拡散領域は、それぞれ、隣接するセル同士で電気的に接続されるものであり、
    前記補強給電用セルは、
    隣接するセルが有する前記第1および第2の不純物拡散領域を、それぞれ、電気的に接続する第1および第2の給電用不純物拡散領域と、
    前記第1および第2の給電用不純物拡散領域の上層に形成された第1の配線層に設けられ、前記第1および第2の給電用不純物拡散領域とそれぞれ、電気的に接続された第1および第2の給電用配線と、
    前記第1および第2の給電用配線の上層に形成された第2の配線層に設けられ、前記第1および第2の給電用配線とそれぞれ、電気的に接続された第1および第2のピンとを備え、
    前記第1および第2のピンは、セルの並び方向と平行な、同一直線上に配置されている
    ことを特徴とする半導体装置のレイアウト構造。
  2. 請求項1記載の半導体装置のレイアウト構造において、
    前記第1および第2のピンは、セルの並び方向と垂直方向における幅が、プロセスルールで許容される最小線幅に設定されている
    ことを特徴とする半導体装置のレイアウト構造。
  3. 複数のセルが直列に配置されたセル行と、
    前記セル行において、前記セル同士の間のいずれかに配置された補強給電用セルとを備え、
    前記各セルは、
    P型トランジスタ配置領域に対し、正の電源電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための第1の不純物拡散領域と、
    N型トランジスタ配置領域に対し、接地電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための第2の不純物拡散領域とを備え、
    前記第1および第2の不純物拡散領域は、それぞれ、隣接するセル同士で電気的に接続されるものであり、
    前記補強給電用セルは、
    隣接するセルが有する前記第1および第2の不純物拡散領域を、それぞれ、電気的に接続する第1および第2の給電用不純物拡散領域と、
    前記第1および第2の給電用不純物拡散領域の上層に形成された第1の配線層に設けられ、前記第1および第2の給電用不純物拡散領域とそれぞれ、電気的に接続された第1および第2の給電用配線と、
    前記第1および第2の給電用配線の上層に形成された第2の配線層に設けられ、前記第1および第2の給電用配線とそれぞれ、電気的に接続された第1および第2のピンとを備え、
    前記第1および第2のピンは、セルの並び方向と直交する、同一直線上に配置されている
    ことを特徴とする半導体装置のレイアウト構造。
  4. 請求項3記載の半導体装置のレイアウト構造において、
    前記第1および第2のピンは、セルの並び方向と平行方向における幅が、プロセスルールで許容される最小線幅に設定されている
    ことを特徴とする半導体装置のレイアウト構造。
  5. 請求項1または3記載の半導体装置のレイアウト構造において、
    前記第1の給電用配線と前記第1のピンとの電気的接続、および、前記第2の給電用配線と前記第2のピンとの電気的接続は、それぞれ、2個以上のコンタクトホールを用いて行われている
    ことを特徴とする半導体装置のレイアウト構造。
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