JP4872264B2 - 半導体集積回路、電源スイッチセル、および、電源スイッチ付き回路セル - Google Patents
半導体集積回路、電源スイッチセル、および、電源スイッチ付き回路セル Download PDFInfo
- Publication number
- JP4872264B2 JP4872264B2 JP2005226549A JP2005226549A JP4872264B2 JP 4872264 B2 JP4872264 B2 JP 4872264B2 JP 2005226549 A JP2005226549 A JP 2005226549A JP 2005226549 A JP2005226549 A JP 2005226549A JP 4872264 B2 JP4872264 B2 JP 4872264B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- switch
- wiring
- circuit
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
Description
電源電圧の低電圧化は、微細化に伴う信頼性の確保と低消費電力低減の双方の観点から必要であるが、電源電圧が低くなると、CMOSトランジスタの動作速度が低下することから動作速度の向上や回路動作マージン確保の観点からCMOSトランジスタのしきい値電圧を下げる必要がある。たとえば、近年のように最小寸法が100nm以下のLSIでは電源電圧Vddを1.0V程度まで下げる必要があり、その場合にトランジスタのしきい値電圧は0.3V程度まで低くする必要がある。
この電源供給制御のための構成は、電源電圧供給線と基準電圧供給線との一方に設けられる場合と、双方に設けられる場合がある。
回路セルは、電源電圧供給線または基準電圧供給線のサブ配線と、当該サブ配線に接続されている論理回路領域とを有する。
電源スイッチセルは、電源電圧供給線または基準電圧供給線のメイン配線と、メイン配線と上記回路セルのサブ配線との間に接続され、回路セルの動作時にオンし非動作時にオフするスイッチトランジスタとを有する。スイッチトランジスタは、論理回路セル内のトランジスタよりしきい値電圧が高く、一般にいうパワートランジスタの一種である。
この電源スイッチ付き回路セルを回路ブロック内に適宜配置することにより、リーク電流を大幅に減らすことができる。
したがって、スイッチトランジスタの電流駆動能力をある程度高くしなければならない。スイッチトランジスタは、そのゲート幅(実効ゲート電極部の長辺のサイズ)が小さいとオン抵抗が大きくなるため、高い電流駆動能力を持たせるには、ある程度大きなゲート幅が必要となる。
本発明では、前記スイッチトランジスタを回路セル内に設けることもできる。
本発明に係る他の電源スイッチセルは、互いに並行な2本のゲートフィンガー部を有するゲート電極、当該2本のゲートフィンガー部間の半導体領域に形成された第1のソース・ドレイン領域、および、前記2本のゲートフィンガー部のそれぞれの側に分離された2つの第2のソース・ドレイン領域を有する単一のスイッチトランジスタと、前記単一のスイッチトランジスタの前記第1のソース・ドレイン領域に接続され、一方向に配置されている電源電圧供給線または基準電圧供給線のメイン配線と、を備え、前記単一のスイッチトランジスタは、隣接する回路セルへの電源供給を制御するものであり、前記スイッチトランジスタの前記2本のゲートフィンガー部の配線方向と、前記メイン配線の配線方向とが並行に設定されている。
本発明に係る他の電源スイッチ付き回路セルは、論理回路領域と、互いに並行な2本のゲートフィンガー部を有するゲート電極、当該2本のゲートフィンガー部間の半導体領域に形成された第1のソース・ドレイン領域、および、前記2本のゲートフィンガー部のそれぞれの側に分離された2つの第2のソース・ドレイン領域を有する単一のスイッチトランジスタと、前記単一のスイッチトランジスタの前記第1のソース・ドレイン領域に接続され、一方向に配置されている電源電圧供給線または基準電圧供給線のメイン配線と、を備え、前記単一のスイッチトランジスタは、一方の前記第2のソース・ドレイン領域が前記論理回路領域に接続されて当該論理回路領域への電源供給を制御するとともに、他方の前記第2のソース・ドレイン領域に隣接する回路セルの論理回路領域への電源供給を制御可能であり、前記スイッチトランジスタの前記2本のゲートフィンガー部の配線方向と、前記メイン配線の配線方向とが並行に設定されている。
本発明では好適に、互いに並行な2本のゲート電極を有する2つのスイッチトランジスタを備え、前記2本のゲート電極間の半導体領域が、前記2つのスイッチトランジスタで共有され、前記メイン配線に接続されている。
あるいは好適に、互いに並行な2本のゲートフィンガー部を有する単一のスイッチトランジスタを備え、前記2本のゲートフィンガー部間の半導体領域が、前記メイン配線に接続されている。
以下、電源供給線のメイン配線を行(ロウ)方向に配置することを前提(一例)として説明する。
電源スイッチセルの、ロウ方向と直交する列(カラム)方向のサイズは、周囲に配置されている回路セルのサイズの影響を受けない。なぜなら、電源スイッチセルの配置方向はロウ方向であり、したがって、電源スイッチセルのカラム方向サイズ縮小は、ロウ方向サイズ縮小に比べて自由度が高い。
したがって、スイッチトランジスタのゲート電極もロウ方向に(長く)配置されている。ロウ方向のサイズはゲート電極の長さ方向のサイズとしては十分で、その配置スペースに余裕がある。
一方、ゲート電極の幅(ゲート長)方向サイズは、ゲート電極の長さ(ゲート幅)方向サイズに比べて極端に小さい。このため、スイッチトランジスタは、そのカラム方向のサイズは、ゲート電極の幅にソース領域やドレイン領域の幅を加えても、ゲート電極の長さ方向サイズより小さくできる余裕がある。
つまり、この構成では、スイッチトランジスタ領域のゲート電極の幅方向に対向する2辺の側に位置する2つの半導体領域が共にドレイン領域となる。このため、この対向する2辺の側にそれぞれ隣接した2つの回路セルで、当該スイッチトランジスタを共有したときに、その接続配線は交差せず、かつ、最短になる。
図1は、本発明の実施形態に係るMTCMOSを用いた半導体集積回路のレイアウト図である。また、図2にMTCMOSを適用した回路ブロックの基本回路を示す。
一方、図1に示すレイアウト例では、半導体集積回路1の周縁部に位置するパッド2の配置領域よりチップ内側に位置する回路領域3において、機能回路ブロック4A〜4Eのうち特定の機能回路ブロック、本例では機能回路ブロック4Aと4EのみにMTCMOS構成を適用し、残りの機能回路ブロック4B,4Cおよび4Dに対してはMTCMOS構成が非適用となっている。
なお、これらの機能回路ブロック4A〜4Eを除く残りの回路領域3に、とくに図示していないが電源回路、入出力回路およびタイミング制御回路などの全体の機能回路ブロックに共通の回路が配置されている。
図2において、電源電圧Vddを供給する第1メイン配線VDDと第1サブ配線V−VDDとの間に、PMOSトランジスタからなる第1スイッチトランジスタSWPが接続されている。また、基準電圧Vssを供給する第2メイン配線VSSと第2サブ配線V−VSSとの間に、NMOSトランジスタからなる第2スイッチトランジスタSWNが接続されている。
第1スイッチトランジスタSWPのゲートに、不図示の制御線により第1制御電圧Vcpが印加され、第2スイッチトランジスタSWNのゲートに、不図示の他の制御線により第2制御電圧Vcnが印加される。
より詳細には、スライスセル10は、他のスライスセル10uと共有するPMOSスイッチ領域11と、別の他のスライスセル10dと共有するNMOSスイッチ領域12と、論理ゲート領域13とから構成される。
同様に、PMOSスイッチ領域11は、そのカラム方向の幅中心を、行(ロウ)方向に長い第2メイン配線VDDが配置されおり、第2メイン配線VDDの中心線を軸にカラム方向で線対称となるレイアウトパターンを有する。
これら各メイン配線の中心軸がカラム方向のセル境界となっている。
図3に示す回路ブロック4は、ロウ方向のセルサイズが、最小の基本サイズW、あるいは、基本サイズWの任意の倍数となっている。図4に示すNAND回路などのように比較的小規模な論理ゲート回路は、ロウ方向のセルサイズが基本サイズWで済むが、他の大規模な論理ゲート回路では、その規模に応じて、ロウ方向のセルサイズを2W,3W,…と任意に選ぶことができる。
なお、ロウ方向のセルサイズは、この図示例に限らず、すなわち基本サイズWの倍数となる必要は必ずしもない。
このため、これら種類の異なるスライスセルを多数配置した図3の例では、2セル共有のPMOSスイッチ領域11がロウ方向につながり、1本のライン状になる。同様に、2セル共有のNMOSスイッチ領域12がロウ方向につながり、1本のライン状になる。図3全体で見ると、このライン状のPMOSスイッチ領域11とNMOSスイッチ領域12が、カラム方向に交互に所定間隔をおいて配置されている。
このようなセル配置方式を、セルスライス方式という。
なお、図4では見易さ向上のため、配線およびコンタクトを回路結線と同じように細い線、黒丸あるいは白丸で示し、実際の配線やコンタクトのパターンとは異なる。
図4において、符号「GM」は、たとえばポリシリコン単層、ポリシリコンと高融点金属の多層などの構造を備えるゲートメタルを表す。また、符号「1M」は1st配線層、符号「2M」は2nd配線層、符号「1C」はゲートメタルまたはウェルと1st配線層をつなぐ1stコンタクト、そして、符号「2C」は1st配線層と2nd配線層をつなぐ2ndコンタクトを表す。図4では、1stコンタクトが黒丸表記、2ndコンタクトが白丸表記となっている。
また、同ウェハに低しきい値(L−Vth)化のための不純物濃度プロファイルを有する2つのウェル、すなわち、論理ゲート領域13内のPMOSトランジスタ用のNウェル16、および、NMOSトランジスタ用のPウェル17が形成されている。
Nウェル14上に、素子分離絶縁層の開口部が大小2つ形成されている。
このうち大きい方の開口部に、図2の第1スイッチトランジスタSWPのゲート電極20が重ねられている。ゲート電極20は、ロウ方向に長い2つのゲートフィンガー部20A,20Bを有し、その一端同士が接続されている。ゲートフィンガー部20A,20Bのそれぞれは、同じ幅を有し、大きい開口部に対して同じように交差している。
第1メイン配線VDDは、2stコンタクト(2C)23、1st配線層(1M)からなる接続パッド層24、および、1stコンタクト(1C)25を介して、ソース領域21sと接続されている。
また、第1メイン配線VDDは、2stコンタクト(2C)26、1st配線層(1M)からなる接続層27、および、1stコンタクト(1C)28,28を介して、N型コンタクト領域22と接続されている。これにより、Nウェル14が電源電圧Vddで固定される。
NMOSスイッチ領域12では、PMOSスイッチ領域11の上記ソース領域21sに代えて、N型不純物領域(NDIFF)であるソース領域31sが形成されている。PMOSスイッチ領域11の上記ドレイン領域21d1,21d2に代えて、N型不純物領域であるドレイン領域31d1,31d2が形成されている。また、N型コンタクト領域22に代えて、P型コンタクト領域32が形成されている。さらに、第1メイン配線VDDに代えて、第2メイン配線VSSがロウ方向に配置されている。
ゲート電極20を含む他の構成は、PMOSスイッチ領域11と同じであるため、ここでの説明を省略する。
NANDゲートは、ゲートが共通なトランジスタ対を2対、すなわち、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1、および、PMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN2とを有する。これら合計4つのトランジスタは、いずれも低しきい値(L−Vth)のトランジスタである。
出力信号Soutの出力ノードと第2サブ配線V−VSSとの間に、NMOSトランジスタN2とN1が縦続接続されている。
図4に示すように、Nウェル16上に、素子分離絶縁層の開口部が大小2つ形成されている。同様に、Pウェル17上に、素子分離絶縁層の開口部が大小2つ形成されている。
このうち2つの大きい方の開口部をカラム方向に横切る第1共通ゲート電極41と第2共通ゲート電極42が、互いに並行に配置されている。第1および第2共通ゲート電極41,42は、図5の第1および第2の入力信号Sin1,Sin2の入力ノードを構成する。なお、図4において、これらの信号の入出力線は図示を省略している。
同様に、Pウェル17に対し、第1および第2共通ゲート電極41,42、ならびに、素子分離絶縁層を自己整合マスクとして、N型の不純物を導入することにより、大きい開口部における第1および第2共通ゲート電極41,42との交差領域以外の部分に、N型不純物領域(NDIFF)が形成されている。このN型不純物領域は、第1および第2共通ゲート電極41,42間のフローティング領域44fと、ドレイン領域44dと、ソース領域44sとからなる。
同様に、Pウェル17上に形成されている小さい方の開口部に、P型不純物が導入されることによって、P型コンタクト領域49が形成されている。P型コンタクト領域49は、1stコンタクト(1C)50、1st配線層(1M)からなる配線層51および2stコンタクト(2C)52を介して、NMOSスイッチ領域12に設けられている第2メイン配線VSSに接続されている。
同様に、PMOSトランジスタP2のソース領域43s2は、1stコンタクト(1C)56、1st配線層(1M)からなる配線層57および2stコンタクト(2C)58を介して、第2サブ配線V−VDDに接続されている。配線層57はPMOSスイッチ領域11内に延在し、1stコンタクト(1C)65を介して、スイッチトランジスタのドレイン領域21d1に接続されている。この接続関係は、他のスライスセル10uに対しても同様である。
図6では全てのスライスセル10に第1および第2スイッチトランジスタSWP,SWNが設けられている。
この配置は、ゲートアレイなど、セルの1st配線層(1M)形成前のパターンまでがセル配置され、セル配置後に1st配線層(1M)、2stコンタクト(2C)および2nd配線層(2M)を自動配置配線することにより設計する場合に、とくに有効である。
ただし、スタンダードセル方式では、スライスセル10のロウ方向幅の単位サイズWが決められているため、図示のようにスライスセル10ごとに第1および第2スイッチトランジスタSWP,SWNを設けると、個々のスライスセル10に対する電流駆動能力が高いレベルで均一化でき、また無駄な領域が発生しないことから、好ましい。
図7は、比較例のスライスセルのセル・レイアウト図を示す。
この比較例が図4のレイアウトと異なる点は、図7のPMOSスイッチ領域110とNMOSスイッチ領域120との構成である。
ゲート電極101の周囲の開口部にP型不純物領域として、ドレイン領域102dとソース領域102sが形成されている。ドレイン領域102dは、1stコンタクト(1C)103、1st配線層(1M)からなる配線層104および2stコンタクト(2C)105を介して、第1メイン配線VDDに接続されている。ソース領域102sは、1stコンタクト(1C)を介して配線層57に接続され、それによって第1サブ配線V−VDDに接続されている。
しかも、第1メイン配線VDDの中心線のカラム方向両側のパターンが非対称であり、共有化のためには配線長が長くなる不利益がある。
第1に、前述したようにスイッチトランジスタのレイアウトが、セル境界を中心軸にカラム方向で線対称となっていることから、1つのスイッチトランジスタでありながら、カラム方向の2つのスライスセルで共有しやすいものとなっている。
より詳細には、図4に示すスイッチトランジスタは、2本のゲート配線(ゲートフィンガー部20A,20B)間の半導体領域がソース領域、2本のゲート配線間領域の幅方向外側に位置する2つの他の半導体領域が、共にドレイン領域となる。
このため、スイッチ領域の、2つのドレイン領域が近接して形成され互いに対向する2辺の側にそれぞれ隣接した2つの回路セルで、当該スイッチトランジスタを共有したときに、その接続配線は交差せず、かつ、最短になるという利点がある。
本例では、スライスセル10内の論理ゲートトランジスタ、すなわちPMOSトランジスタP1,P2およびNMOSトランジスタN1,N2の第1および第2共通ゲート電極41,42の配置方向はカラム方向である。したがって、ゲートフィンガー部20A,20Bの配置方向は、論理ゲートトランジスタのゲート電極の配置方向と略直交する。
図4および図7に示す第1および第2共通ゲート電極41,42がカラム方向に配置されていると、ロウ方向に配置されている第1サブ配線V−VDDや第2サブ配線V−VSSから見ると、論理ゲートトランジスタのソース領域43s1,43s2および44s、ならびに、論理ゲートトランジスタのドレイン領域43d,44d等の全ての端部が、何れかのサブ配線側に揃う。しかも、図4の配線層54,57および63のように、ゲート電極をまたぐことなくストレートに最短距離の配線層での接続が可能である。
しかも、PMOSスイッチ領域11およびNMOSスイッチ領域12では、ゲートフィンガー部20A,20Bがロウ方向に配置されていることから、そのカラム方向のサイズH(図6参照)が、図7の比較例と比べると小さくできる。
よって、本実施形態によれば、配線が容易で配線引き回しのための無駄な領域が生じず、しかも、電源スイッチ領域の占有面積が小さい半導体集積回路が実現できる。
図4に示す第1実施形態のスライスセル10では、PMOSスイッチ領域11、NMOSスイッチ領域12がそれぞれ1つのスイッチトランジスタを備えている。このため、カラム方向で隣接しスイッチトランジスタを共有する2つのスライスセル10で電源供給の制御を別々に行うことができない。
図8が図4と異なる点は、PMOSスイッチ領域11のスイッチトランジスタのゲート電極が、符号70と71により示すように2本設けられ、それが接続されていない点である。ゲート電極70は1stコンタクト(1C)72を介して、不図示の制御線に接続されている。また、ゲート電極71は1stコンタクト(1C)73を介して、不図示の別の制御線に接続されている。これら2本の制御線は独立に駆動可能である。
この図8のスライスセルと、図4のスライスセルとを適宜配置することによって、同じ回路ブロック内で一部のセル群への電源供給を停止することが可能となり、より効率的な電源制御を行うことができるようになる。
本実施形態は、スライスセル方式ではなく、スイッチトランジスタを有する領域を、論理ゲートセルとは独立した電源スイッチセルとして設ける場合である。
本実施形態では、PMOSスイッチセル領域とNMOSスイッチセル領域がロウ方向の並行ストライプ状に形成されている。PMOSスイッチセル領域には、PMOS電源スイッチセル90が配置され、NMOSスイッチセル領域にはNMOS電源スイッチセル91が配置されている。
これらの電源スイッチセル90,91は、それぞれの領域で、ロウ方向に所定間隔をおいて配置することも可能であるが、電流駆動能力を高めるためには出来る限り多く配置した方が好ましいため、図9では無駄なスペースを空けずに配置されている。
論理ゲートセル92A,92B,92Cは、NANDゲートの場合、図4および図7の論理ゲート領域13とほぼ同様なレイアウトパターンを有する。
なお、第1サブ配線V−VDDと第2サブ配線V−VSSのそれぞれは、論理ゲートセル92A,92B,92Cと、PMOS電源スイッチセル90またはNMOS電源スイッチセル91とで共有されている。
とくに、互いに隣接している論理ゲートセルと、電源スイッチセル90,91とのサイズは、ロウ方向とカラム方向で共に一致していないが、電源スイッチセル90,91は中心線を軸にカラム方向で線対称であることから、電源スイッチセルの配置領域について、カラム方向の位置を固定することにより、電源スイッチセルについて、面積の点で効率的なレイアウトを行なうことができる。
たとえば、図4,図6,図8および図9では、スイッチトランジスタを構成するMOSトランジスタのゲート電極またはフィンガー部の数は2であるが、スイッチトランジスタサイズを大きくしたい場合は、この数を2より大きくすることもできる。
とくにスイッチトランジスタを回路セル間で共有する場合は、この数は偶数にする必要がある。
これにより、各スイッチトランジスタの電流駆動能力を高めることができる。
Claims (9)
- 電源電圧供給線と基準電圧供給線との間に接続されている回路セルを基本単位として形成されている回路ブロックを有し、
前記電源電圧供給線、前記基準電圧供給線の少なくとも一方が、前記回路セル内のサブ配線と、一方向に配置されているメイン配線とからなり、
前記サブ配線とメイン配線との接続と非接続を制御するスイッチトランジスタが前記回路ブロック内に配置され、
前記スイッチトランジスタのゲート電極が、同一のメイン配線から電源供給を受ける回路セル群のセル配置方向と並行に配置され、
前記スイッチトランジスタを有する電源スイッチセルが、当該電源スイッチセルに電源供給を行う前記メイン配線の配置方向と直交する2つの回路セルで共有されている
半導体集積回路。 - 前記2つの回路セルで共有されている電源スイッチセルは、互いに並行な2本のゲート電極を有する2つのスイッチトランジスタを備え、
前記2本のゲート電極間の半導体領域が、前記2つのスイッチトランジスタで共有され、前記メイン配線に接続されている
請求項1に記載の半導体集積回路。 - 前記メイン配線が、前記半導体領域の上方を通り、かつ、前記2本のゲート電極と並行に配置されている
請求項2に記載の半導体集積回路。 - 前記2つの回路セルで共有されている電源スイッチセルは、互いに並行な2本のゲートフィンガー部を有する単一のスイッチトランジスタを備え、
前記2本のゲートフィンガー部間の半導体領域が、前記メイン配線に接続されている
請求項1に記載の半導体集積回路。 - 前記メイン配線が、前記半導体領域の上方を通り、かつ、前記2つのゲートフィンガー部と並行に配置されている
請求項4に記載の半導体集積回路。 - 互いに並行な2本のゲート電極、当該2本のゲート電極間の半導体領域に形成された共通の第1のソース・ドレイン領域、および、前記2本のゲート電極のそれぞれの側に分離された2つの第2のソース・ドレイン領域を有する2つのスイッチトランジスタと、
前記2つのスイッチトランジスタで共通な前記第1のソース・ドレイン領域に接続され、一方向に配置されている電源電圧供給線または基準電圧供給線のメイン配線と、
を備え、
前記2つのスイッチトランジスタは、それぞれが隣接する回路セルへの電源供給を制御するものであり、
前記2つのスイッチトランジスタの前記2本のゲート電極の配線方向と、前記メイン配線の配線方向とが並行に設定されている
電源スイッチセル。 - 互いに並行な2本のゲートフィンガー部を有するゲート電極、当該2本のゲートフィンガー部間の半導体領域に形成された第1のソース・ドレイン領域、および、前記2本のゲートフィンガー部のそれぞれの側に分離された2つの第2のソース・ドレイン領域を有する単一のスイッチトランジスタと、
前記単一のスイッチトランジスタの前記第1のソース・ドレイン領域に接続され、一方向に配置されている電源電圧供給線または基準電圧供給線のメイン配線と、
を備え、
前記単一のスイッチトランジスタは、隣接する回路セルへの電源供給を制御するものであり、
前記スイッチトランジスタの前記2本のゲートフィンガー部の配線方向と、前記メイン配線の配線方向とが並行に設定されている
電源スイッチセル。 - 論理回路領域と、
互いに並行な2本のゲート電極、当該2本のゲート電極間の半導体領域に形成された共通の第1のソース・ドレイン領域、および、前記2本のゲート電極のそれぞれの側に分離された2つの第2のソース・ドレイン領域を有する2つのスイッチトランジスタと、
前記2つのスイッチトランジスタで共通な前記第1のソース・ドレイン領域に接続され、一方向に配置されている電源電圧供給線または基準電圧供給線のメイン配線と、
を備え、
前記2つのスイッチトランジスタは、一方の前記第2のソース・ドレイン領域に前記論理回路領域が接続されて当該論理回路領域への電源供給を制御し、当該制御とは独立に、他方の前記第2のソース・ドレイン領域に隣接する他の回路セルへの電源供給を制御可能であり、
前記2つのスイッチトランジスタの前記2本のゲート電極の配線方向と、前記メイン配線の配線方向とが並行に設定されている
電源スイッチ付き回路セル。 - 論理回路領域と、
互いに並行な2本のゲートフィンガー部を有するゲート電極、当該2本のゲートフィンガー部間の半導体領域に形成された第1のソース・ドレイン領域、および、前記2本のゲートフィンガー部のそれぞれの側に分離された2つの第2のソース・ドレイン領域を有する単一のスイッチトランジスタと、
前記単一のスイッチトランジスタの前記第1のソース・ドレイン領域に接続され、一方向に配置されている電源電圧供給線または基準電圧供給線のメイン配線と、
を備え、
前記単一のスイッチトランジスタは、一方の前記第2のソース・ドレイン領域が前記論理回路領域に接続されて当該論理回路領域への電源供給を制御するとともに、他方の前記第2のソース・ドレイン領域に隣接する回路セルの論理回路領域への電源供給を制御可能であり、
前記スイッチトランジスタの前記2本のゲートフィンガー部の配線方向と、前記メイン配線の配線方向とが並行に設定されている
電源スイッチ付き回路セル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005226549A JP4872264B2 (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 半導体集積回路、電源スイッチセル、および、電源スイッチ付き回路セル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005226549A JP4872264B2 (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 半導体集積回路、電源スイッチセル、および、電源スイッチ付き回路セル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007042925A JP2007042925A (ja) | 2007-02-15 |
JP4872264B2 true JP4872264B2 (ja) | 2012-02-08 |
Family
ID=37800620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005226549A Expired - Fee Related JP4872264B2 (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 半導体集積回路、電源スイッチセル、および、電源スイッチ付き回路セル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4872264B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4535136B2 (ja) * | 2008-01-17 | 2010-09-01 | ソニー株式会社 | 半導体集積回路、および、スイッチの配置配線方法 |
US9786685B2 (en) | 2015-08-26 | 2017-10-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Power gate switching system |
CN112398467A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-02-23 | 维沃移动通信有限公司 | 缓冲器电路、集成电路及电子设备 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997038444A1 (en) * | 1996-04-08 | 1997-10-16 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor integrated circuit device |
JP3863267B2 (ja) * | 1997-10-30 | 2006-12-27 | 株式会社ルネサステクノロジ | 半導体集積回路、マクロセル、基本セルおよびトランジスタアレイ |
JP3847147B2 (ja) * | 2001-11-22 | 2006-11-15 | 富士通株式会社 | マルチスレショールド電圧mis集積回路装置及びその回路設計方法 |
JP2005183681A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Sony Corp | 半導体集積回路 |
-
2005
- 2005-08-04 JP JP2005226549A patent/JP4872264B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007042925A (ja) | 2007-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5322441B2 (ja) | 半導体装置のレイアウト構造 | |
US6635935B2 (en) | Semiconductor device cell having regularly sized and arranged features | |
US5493135A (en) | Symmetrical multi-layer metal logic array with continuous substrate taps and extension portions for increased gate density | |
KR101611888B1 (ko) | 반도체 집적회로 | |
JPH077143A (ja) | 二重バッファベースゲートアレイセル | |
KR19990066747A (ko) | 반도체 장치 | |
US8803202B2 (en) | Layout methods of integrated circuits having unit MOS devices | |
US10153264B2 (en) | Static random access memory (SRAM) cell including fin-type transistor | |
JP2007043004A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
CN109962072B (zh) | 半导体装置 | |
TW201830638A (zh) | 半導體裝置 | |
US6847120B2 (en) | Flip chip semiconductor device having signal pads arranged outside of power supply pads | |
JP4492736B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JP5519120B2 (ja) | 半導体装置 | |
US10777579B2 (en) | Semiconductor integrated circuit device | |
JP4872264B2 (ja) | 半導体集積回路、電源スイッチセル、および、電源スイッチ付き回路セル | |
EP1139427A2 (en) | Semiconductor integrated circuit making use of standard cells | |
KR100269494B1 (ko) | Soi·cmos 기술을 이용한 소형 반도체 장치 | |
JP2010283269A (ja) | 半導体装置 | |
JPH0558582B2 (ja) | ||
CN109148450B (zh) | 半导体器件和制造该半导体器件的方法 | |
JPH07273209A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP2014049579A (ja) | マルチしきい値型半導体回路のレイアウト構造およびレイアウト方法 | |
US20080067551A1 (en) | Semiconductor device having pseudo power supply wiring and method of designing the same | |
EP0495990A1 (en) | Semiconductor device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080602 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110719 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111025 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111107 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |