JP5348199B2 - 回転電機の製造方法及び回転電機の結線基板の製造方法 - Google Patents
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Description
まず、図1を用いて本実施形態の回転電機1の全体構成について説明する。図1に示すように、回転電機1は固定子2と回転子3を備えている。固定子2は、回転子3と径方向に対向するようにフレーム4の内周面に設けられており、積層鉄心体5と、積層鉄心体5が挿通されたボビン6と、ボビン6に巻き回された巻線7とを有している。ボビン6は、積層鉄心体5と巻線7とを電気的に絶縁するために、樹脂等の絶縁性材料で構成されている。ボビン6の反負荷側(図1中左側)には、巻線7の端部7aを所定の結線パターンで結線処理する円環状の結線基板100が設けられている。巻線端部7aは、半田Hにより結線基板100に固定されている。結線基板100は、樹脂15によって覆われている。
次に、図2乃至図4を用いて結線基板100の構成について説明する。図2に示すように、結線基板100は、固定子2の巻線端部7aと接続される同心円状に配置された複数の円弧状の導電部材110と、これら導電部材110を被覆する円環状の絶縁部材120とを有している。詳細は後述するが、複数の導電部材110は、単一の線材である被覆平角線101(図7参照)を渦巻状に成型し、所定の箇所で分断する(欠損させる)ことで形成されている。すなわち、導電部材110は、欠損部により分断された導電性の線材を半径方向に多重に配置した構成とも言うことができる。なお、実際には被覆平角線101の分断時に絶縁部材120についても欠損部が生じているが、図2では煩雑防止のため図示を省略している。
次に、図5及び図6を用いて結線基板100による結線パターンについて説明する。なお、図5及び図6に図示する各巻線の符号はそれぞれ対応関係にあり、ここでの説明では例えばU1に対応する巻線7については巻線U1と呼称する。
次に、図7乃至図14を用いて結線基板100及び回転電機1の製造方法について説明する。まず、図7に示すように、単一の被覆平角線101を渦巻状に成型する。この際、曲率半径が連続して変化する単純な渦巻形状でもよいが、内周側の同心円Rに沿った円弧部分の接線方向に直線状に延びる直線部101a〜101cを有する渦巻形状とすると望ましい。後者のような形状とすることで、被覆平角線101の直線部101a〜101c以外の部分を同心円R1〜R4上に配置することができ、この後の貫通孔113の穿孔作業や巻線端部7aとの結線作業を容易にすることができる。なお、前述したように被覆平角線101は導電材111と被覆材112とを有し、断面形状が略四角形となっている。また、図7に示す直線部101b,101cが図2に示す直線部110vc,110ucにそれぞれ対応している。なお、本工程が、特許請求の範囲に記載の第1工程に相当する。
以上説明した実施形態によれば、次のような効果を奏する。すなわち、本実施形態のように、渦巻状にした単一の導電性の線材である被覆平角線101を所定の円周方向位置で分断することで結線基板100を製造することにより、分断により形成された複数の導電部材110を、回転軸方向に略垂直である同一平面上となるように配置することができる。これにより、結線基板100の軸方向寸法を極力小さくすることができる。その結果、回転電機1を小型化することができる。また、このように単一の線材を用いて導電部材110を形成できる結果、金属部材からの打ち抜き等によって導電部材110を形成する場合に比べ、材料の無駄を大幅に抑制でき、コストを低下することができる。
なお、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
2 固定子
3 回転子
7 巻線
7a 端部
100 結線基板
101 被覆平角線(導電性の線材、平角線)
110 導電部材
110uc 直線部
110vc 直線部
113 貫通孔
114 凹状曲面
120 絶縁部材
121 テーパ孔
S 欠損部
Claims (7)
- 回転子及び固定子と、前記固定子の巻線の端部を所定の結線パターンで結線処理する結線基板と、を有する回転電機の製造方法であって、
前記結線基板は、
導電性の線材を渦巻状に成型する第1工程と、
前記渦巻状に成型した線材の表面の少なくとも一部を絶縁材で被覆する第2工程と、
前記絶縁材で被覆した線材を所定の円周方向位置で分断する第3工程と、を有する製造工程により製造される
ことを特徴とする回転電機の製造方法。 - 前記結線基板の製造工程は、
前記線材に貫通孔を設け、当該貫通孔に前記巻線の端部を回転軸方向に貫通させる第4工程をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の製造方法。 - 前記第1工程では、
前記線材を、円弧の接線方向に直線状に延びる直線部を有する渦巻状となるように成型する
ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機の製造方法。 - 前記第4工程では、
前記絶縁材で形成された絶縁部材の前記貫通孔に対応する位置にテーパ孔を設け、当該テーパ孔を介して前記線材の貫通孔に前記巻線の端部を貫通させる
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の回転電機の製造方法。 - 前記第3工程では、
ドリル又はパンチプレスを用いて前記線材を所定の円周方向位置で分断する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の回転電機の製造方法。 - 前記第1工程では、
平角線を渦巻状に成型する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の回転電機の製造方法。 - 回転子及び固定子を有する回転電機に設けられ、前記固定子の巻線の端部を所定の結線パターンで結線処理する結線基板の製造方法であって、
導電性の線材を渦巻状に成型する第1工程と、
前記渦巻状に成型した線材の表面の少なくとも一部を絶縁材で被覆する第2工程と、
前記絶縁材で被覆した線材を所定の円周方向位置で分断する第3工程と、を有する
ことを特徴とする回転電機の結線基板の製造方法。
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