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JP5238624B2 - 表示器 - Google Patents

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JP5238624B2 JP2009147895A JP2009147895A JP5238624B2 JP 5238624 B2 JP5238624 B2 JP 5238624B2 JP 2009147895 A JP2009147895 A JP 2009147895A JP 2009147895 A JP2009147895 A JP 2009147895A JP 5238624 B2 JP5238624 B2 JP 5238624B2
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Description

この発明は、表示器及び商品販売データ処理装置に係り、例えば商品の販売における電子マネー決済などに使用されるものに関する。
表示器を有する商品販売データ処理装置として、例えば店舗におけるチェックアウトの業務を支援するPOS(Point Of Sales)システムのPOS端末が知られている。POSシステムでは、商品に固有の商品コードが割り当てられ、その商品コードに対応するバーコードが商品に付される。POS端末に設けられたスキャナで、買物客によって持ち込まれる商品のバーコードを読取る。この読取処理により、商品名や販売価格などの商品販売データが判別される。操作者は表示器の表示画面を確認しながら、商品をスキャンする操作や表示画面のタッチパネルへの入力操作などの各種操作を行う。
このような商品販売データ処理装置において、情報を記憶する無線通信媒体に関して読取/書込などの処理することが行われており、例えば無線通信媒体として金銭情報を記憶する非接触ICカードを用いた電子マネー決済が行われている(例えば、特許文献1参照)。無線通信媒体の伝送用のアンテナは、通常、表示画面とは別に設置されている。例えばPOSシステムにおける電子マネー決済のアンテナは、POS端末とは別に設置された電子マネー決済用の端末に設けられ、あるいはPOS端末の装置本体に組み込むことが行われている。
上記のように、無線通信媒体の伝送用のアンテナを表示画面と別に設置する場合には、操作者は表示画面から視線を離して別途設けられたアンテナに対する操作を行う必要があるため、操作性が悪い。また、アンテナを配置するためのスペースが必要であり設計上の制約が生じる。
この発明は、上記の事情を考慮したもので、その目的は、操作性を向上するとともに省スペース化を可能とする表示器及び商品販売データ処理装置を提供することにある。
この発明の一形態に係る表示器は、無線通信媒体との伝送用のアンテナを表示画面に有し、前記アンテナは、前記表示画面の表示を透過可能に構成され、前記表示画面は液晶画面及びその液晶画面上に設けられたタッチパネルを備え、前記アンテナは前記タッチパネルの表面または裏面に貼り付けられ、前記表示画面の前記アンテナが配置された位置より上方に、商品販売に関する情報が表示され、前記表示画面の前記商品販売に関する情報より下方に前記タッチパネルによる精算操作の方法を知らせる内容であるガイダンス情報が表示されている場合、前記アンテナは非動作状態とされていることを特徴とする
この発明の他の形態に係る表示器は、前記商品販売に関する情報は、商品名、単価、個数、合計金額、預り金額、釣り銭金額のいずれかであることを特徴とする。
この発明の他の形態に係る表示器は、前記商品販売に関する情報を前記表示画面の上方に表示し、下方にガイダンス情報を表示することを特徴とする。
この発明の他の形態に係る表示器は、載置台に立設されて構成されることを特徴とする。
この発明の他の形態に係る表示器は、前記表示画面、スキャナ、及びレシート口の順番に配されたことを特徴とする。
この発明の表示器及び商品販売データ処理装置によれば、操作性を向上でき、省スペース化が可能となる。
この発明の第1実施形態のPOS端末の外観構成を示す斜視図。 同実施形態の表示画面の構成を概略的に示す説明図。 同実施形態のPOS端末の構成を示すブロック図。 同実施形態のPOS端末の動作の流れを示すフローチャート。 同実施形態の初期モードの表示画面を示す説明図。 同実施形態のスキャンモードの表示画面を示す説明図。 同実施形態のカード決済モードの表示画面を示す説明図。 同実施形態の終了モードの表示画面を示す説明図。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、商品販売データ処理装置の一例としてのPOS(Point Of Sales)端末10の外観を示している。
POS端末10は、買物客が自ら操作して自身のチェックアウト業務を完了させるセルフチェックアウト式のもので、装置本体11、装置本体11の上部に設けられた表示器12、装置本体11の前面に設けられたスキャナ13(商品情報入力手段)、及び装置本体11の前面に設けられたレシート発行口14を備えている。図1中の装置本体11の左側にまだ精算していない商品を置くための商品載置台15が設けられ、図1中の装置本体11の右側に精算済みの商品を置くための商品載置台16が設けられている。販売対象としての商品26には固有の商品コードが割り当てられ、その商品コードに対応するバーコード26bを有するタグ26aが商品に付されている。
表示器12は、買物客のタッチ操作による情報入力機能を有するタッチパネル式の液晶表示器であり、表示画面20を備えている。図2に示すように、表示画面20は、液晶ディスプレイパネル(液晶画面)21と、液晶ディスプレイパネル21の表側に設けられた入力指示手段としてのタッチパネル22とを備え、表示画面20に各種情報を表示する機能と、買物客(操作者)の表示画面20上のタッチパネル22への入力操作を検出する機能を有している。
表示器12の表示画面20には、商品販売に関する情報として、メッセージ情報、操作案内情報、商品販売情報(商品名、単価、個数、合計金額,預かり金額、釣り銭額)、タッチパネル22の入力キー表示等の複数の情報が、処理段階に応じて切り替えて表示される。
図1及び図2に示すように、表示画面20の例えば右下の一画にカード翳し部23が設けられている。カード翳し部23は、カード決済(電子マネー決済)を行う場合に顧客が所有する無線通信媒体としての非接触式のICカード24を位置させる(翳す、タッチする、近づけるなど)ところであり、情報伝送用のアンテナ25を備えて構成されている。
ICカード24は精算用のICカードであり、金銭情報を記憶する不揮発性メモリおよび無線通信チップを有している。
アンテナ25は、液晶ディスプレイパネル21よりも表側の、タッチパネル22の表側または裏側に、貼り付けられている。なお、図2においては、タッチパネル22裏面に貼り付けた場合を図示するが、タッチパネル22の表面に貼り付けてもよい。
アンテナ25は、例えば透明ガラスや透明プラスチックなどの透明な基板25a上に透明の電極25bが構成されてなる透明アンテナであり、表示画面の表示を透過可能としている。この透明なアンテナ25を透過して買物客が表示器12の表側から表示画面20の表示内容を確認できるようになっている。
アンテナ25は、例えば装置本体11に内蔵されているマザーボード(不図示)上に回路として設けられた後述するカードリーダライタ34に接続されている。アンテナ25にICカード24を翳すと、カードリーダライタ34において、ICカード24に対する読取・書込処理が行われる。
図1に示すスキャナ13は、買物客が手持ちで翳す商品26のバーコード26bを光学的に読取る機能を有している。
レシート発行口14は、チェックアウト業務の完了時にプリントされるレシート27の発行口である。
このような構成のPOS端末の制御回路を図3に示す。制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)30に、上記表示器12、上記スキャナ13、商品登録処理に必要なオペレーティングシステム(OS)およびアプリケーションプログラムが格納されたハードディスクドライブ(HDD)31、データ記憶用のRAM32、レシート発行用のプリンタ33、上記カード翳し部23に翳されるICカード24に対するデータの読取処理及び書込処理を行う媒体処理手段としてのカードリーダライタ34、などが接続されている。
カードリーダライタ34は、カード翳し部23のアンテナ25に翳されるICカード24との無線通信により、ICカード24からのデータの読取り、ICカード24に対するデータの書込みなどのカード決済処理を行う。
CPU30は、本発明に関わる機能として、買物客の操作段階に応じて複数の情報を切り替えて表示器12の表示画面20に表示する機能を有している。例えばカード決済処理を行う旨の入力指示として買物客が清算キーを押すと、表示画面20にカード決済モード表示としてカード操作案内情報を表示する。
また、CPU30は、カード決済モードの際にアンテナ25を動作状態とし、カード決済モード以外のモードにおいてアンテナ25を非動作状態とするように、アンテナの動作状態を制御する機能を備えている。例えばカード決済処理を行う旨の入力指示として買物客が清算キーを押したことを検出するとアンテナ25を動作状態に切り替え、カード決済処理が終了すると非動作状態に切り替える。
さらに、CPU30は、アンテナ25とカードリーダライタ34とを介して入力された金銭情報と、スキャナ13により入力された商品の合計金額との精算処理を行う精算手段として機能する。
以下、本実施形態に係るPOS端末10の動作を図4のフローチャートを参照しながら説明する。
STEP1において初期モード表示を表示画面20に表示する。初期モードの表示としては、例えば図5に示すように、買物客に対するメッセージ41とともに、買物客にバーコード読取りの操作方法を知らせるための読取操作案内情報42、タッチパネル22の入力キー22a、22b等を表示する。
この初期モードでは、アンテナ25は非動作状態に設定され、カード翳し部23にはアンテナ25を透過して案内等の情報が表示されている。買物客は、表示された案内に従って、商品26のタグ26aに表示されたバーコード26bをスキャナ13に翳して商品登録を行う。
CPU30は、商品登録処理が開始されたか否かを判定する(STEP2)。商品登録処理が開始されていないと判定したなら(STEP2のNo)されるまで待機する。商品登録処理が開始されたと判定したなら(STEP2のYes)、表示画面20をスキャンモード表示に切り替える(STEP3)とともに、買物客が翳す商品26のバーコード26bを光学的に読み取るバーコード読取処理(商品情報入力処理)を行う(STEP4)。このバーコード読取処理により、商品名や販売価格などの商品販売データが判別される。
スキャンモードの表示としては、例えば図6に示すように、読み取った商品の金額、名称等の商品情報及び合計購入金額などの取引情報43、買物客に清算操作の方法を知らせるための操作案内情報44、タッチパネル22の入力キー22a,22b,22c等を表示する。買物客は、表示された案内に従って、全ての商品について商品登録処理が終了したら清算キー22cを押す操作を行う。このスキャンモードでは、アンテナ25は非動作状態に設定され、カード翳し部23にはアンテナ25を透過して案内等の情報が表示されている。
CPU30は清算キー22cの入力がされたか否かを判定する(STEP5)。清算キー22cの入力がされていないと判定したなら(STEP5のNo)入力されるまで待機する。清算キー22cの入力がされたと判定したなら(STEP5のYes)、表示画面20をカード決済モード表示に切り替える(STEP6)とともに、アンテナ25を動作可能な状態に切り替える(STEP7)。
カード決済モードの表示として、例えば図7に示すように、カード決済の操作方法としてカードを翳し部23にICカード24を翳す操作を行うことを買物客に知らせるためのカード操作案内情報45(媒体操作案内情報)、タッチパネル22の入力キー22a,22b等を表示する。このとき、カード操作案内情報45の1つとして、アンテナ25とICカード24とが通信可能な位置を表示する。例えば、表示画面20の右下の一画のカード翳し部23の位置に、例えばカードの画像など、アンテナ25あるいはカード翳し部23が存在すること表示するカード位置情報46を表示することで、買物客にカード翳し部23の位置を示す。なお、ここではカード位置情報46の一例として実際には透明で見えないアンテナ25の領域を示す枠とこの領域内にメッセージを記載した例を示すが、これらに限られるものではない。買物客は表示された案内に従って、カード翳し部23のアンテナ25にICカード24を翳し、あるいはタッチする操作を行う。このとき、カード翳し部23は表示画面20上に存在するため、買物客は操作案内の確認中にカード翳し部23を容易に確認でき、ICカード24を翳す操作を迅速に行うことができる。
CPU30はアンテナ25に接続されたカードリーダライタ34とICカード24とが通信したかを判定する(STEP8)。通信されないと判定したなら(STEP8のNo)通信されるまで待機する。通信したと判定したなら(STEP8のYes)アンテナ25に接続されたカードリーダライタ34及びCPU30において決済処理をする(STEP9)。決済処理として、ICカード24の不揮発性メモリに記憶されているデータを読取る読取処理、アンテナ25及びカードリーダライタ34とを介して入力された金銭情報と商品の合計金額との精算処理、及びICカード24のデータを更新する書込処理、を行う。
決済処理が終了すると、表示画面20を終了モードの表示に切り替える(STEP10)とともに、アンテナ25を非動作状態に戻し(STEP11)、レシートの印刷処理及び発行処理を行う(STEP12)。
終了モードの表示としては、例えば図8に示すように、支払い処理の終了を知らせる案内情報47やレシート取得を促すメッセージ48等を表示する。以上により、購入記録等を記録した状態のレシート27がレシート発行口14から発行され、商品販売処理が終了する。
本実施形態に係る表示器12及びPOS端末10によれば、以下の効果が得られる。すなわち、アンテナ25を表示画面20に配置したことにより、買物客は表示画面20から視線を外すことなく、案内の確認動作中にカード翳し部23を容易に発見できる。また、カードを翳す操作も表示画面20上で行うこととなるため、操作箇所が統一され、操作性が良い。カード翳し部23を表示画面20上に配置したことによりスペースを省略することが出来る。アンテナ25を透明として表示情報を透過させて視認可能に構成したことにより表示画面20を有効利用することが出来る。また、カード決済モードの際にカード翳し部23を示すカード位置情報46を含むカード操作案内情報45を表示画面20に表示することで、迅速な操作を促すことが可能となる。
なお、上記実施形態では、商品販売データ処理装置としてセルフチェックアウト式のPOS端末について例示したがこれに限られるものではない。例えばセルフチャックアウト式に代えてキャッシャと称される店員が操作してチェックアウト業務を行う有人チェックアウト式のPOS端末に適用しても良い。例えばこの場合の有人チェックアウト式のPOS端末は、オペレータ側に、キーボード、オペレータ表示器、スキャナ、およびプリンタなどを備え、顧客側に客面表示器を備える。この客面表示器の表示画面にアンテナ25を備えることで、上記実施形態と同様の効果が得られる。なおこの場合には、例えばオペレータがキーボード上の小計キーを押すことをカード決済モードの入力指示とし、以後上記STEP6以降と同様の処理を行うこととすればよい。
商品情報入力手段はバーコードを読み取るスキャナに限られるものではない。例えば表示画面に表示された商品名を操作者がタッチすることにより商品情報を入力するタッチパネル式の商品情報入力手段等も適用可能である。
上記実施形態では、表示を透過可能とする構成として、アンテナ25の基板25a及び電極25bを透明とした場合を例示したが、これに限られるものではなく、表示光を透過して操作者が表示内容を把握できる程度の透光性を有するものでもよい。
上記実施形態では、金銭情報を記憶するICカード24を用いた電子マネー決済システムに適用した場合を例示したが、これに限られるものではない。例えば、商品の累計購入金額に応じた様々なサービスやプロモーションを顧客に提供するポイントシステムなどにも本発明を適用することが可能である。
その他、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
(1)
無線通信媒体との伝送用のアンテナを表示画面に有することを特徴とする表示器。
(2)
前記アンテナは、前記表示画面の表示を透過可能に構成されたことを特徴とする(1)記載の表示器。
(3)
前記表示画面は液晶画面及びその液晶画面上に設けられたタッチパネルを備え、前記アンテナは前記タッチパネルの表面または裏面に貼り付けられていることを特徴とする(1)記載の表示器。
(4)
金銭情報を記憶する無線通信媒体との伝送用のアンテナを表示画面に有する表示器と、
前記アンテナに配置される前記無線通信媒体の処理を行う媒体処理手段と、
を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。
(5)
商品情報を入力する商品情報入力手段と、
前記無線通信媒体を用いる精算処理を行う旨の入力指示を行う入力指示手段と、
前記入力指示手段により精算処理がされる旨の指示がされると、前記アンテナと前記無線通信媒体とが通信可能な位置を前記表示器に表示する表示手段と、
前記表示手段により通信可能な位置が表示された後に前記アンテナと前記媒体処理手段とを介して入力された金銭情報と、前記商品情報入力手段により入力された商品の合計金額との精算処理を行う精算手段と
を備えたことを特徴とする(4)記載の商品販売データ処理装置。
(6)
前記入力指示手段の入力指示に応じて前記アンテナの動作状態を制御する制御手段を備えたことを特徴とする(5)記載の商品販売データ処理装置。
10…POS端末(商品販売データ処理装置)、11…装置本体、12…表示器、
13…スキャナ(商品情報入力手段)、20…表示画面、
21…液晶ディスプレイパネル(液晶表示画面)、
22…タッチパネル(入力指示手段)、22a,22a.22b…入力キー、
24…ICカード(無線通信媒体)、25…アンテナ、25a…基板、25b…電極、
26…商品、26a…タグ、26b…バーコード、30…CPU(制御手段)、
34…カードリーダライタ(媒体処理手段)、45…カード操作案内情報(操作案内情報)、46…カード位置情報。
特開2006−59301号公報

Claims (4)

  1. 無線通信媒体との伝送用のアンテナを表示画面に有し、
    前記アンテナは、前記表示画面の表示を透過可能に構成され、
    前記表示画面は液晶画面及びその液晶画面上に設けられたタッチパネルを備え、
    前記アンテナは前記タッチパネルの表面または裏面に貼り付けられ、
    前記表示画面の前記アンテナが配置された位置より上方に、商品販売に関する情報が表示され、前記表示画面の前記商品販売に関する情報より下方に前記タッチパネルによる精算操作の方法を知らせる内容であるガイダンス情報が表示されている場合、前記アンテナは非動作状態とされていることを特徴とする表示器。
  2. 前記商品販売に関する情報は、商品名、単価、個数、合計金額、預り金額、釣り銭金額のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の表示器。
  3. 前記表示画面は、商品の載置台の上方に設置されることを特徴とする請求項1または2記載の表示器。
  4. 前記表示画面と、商品情報を読み取るスキャナと、レシートを発行するレシート発行口と、を上から順に備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか記載の表示器。
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