JP5208294B2 - 半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents
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Description
処理室内に収容された基板上に薄膜を形成する基板処理方法であって、
Cl元素を含有する第1の処理ガスを前記処理室内に供給する第1の工程と、
不活性ガスを前記処理室内に供給して前記処理室内から第1の処理ガスを排出させる第2の工程と、
第2の処理ガスを前記処理室内に供給して前記基板上に薄膜を生成する第3の工程と、
不活性ガスを前記処理室内に供給して前記処理室内から第2の処理ガスを排出させる第4の工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返し、
前記第2の工程では、前記処理室内から第1の処理ガスを排出させた後も不活性ガスを前記処理室内に引き続き供給する基板処理方法が提供される。
までもがエッチングされてしまい、下地のゲート電極が露出してしまっていることが分かる。
まず、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置101の構成例について、図1を用いて説明する。
方に向けて縦方向に90°回転させ、カセット110内のウエハ200を水平姿勢とさせ、カセット110のウエハ出し入れ口を筐体111内の後方を向かせることが可能なように構成されている。
次に、本実施形態にかかる基板処理装置101の動作について説明する。
続いて、本発明の一実施形態にかかる処理炉202の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置が備える処理炉202の概略構成図であり、(a)は処理炉の縦断面概略図を、(b)は図2(a)に示す処理炉202の横断面概略図をそれぞれ示している。
本発明の一実施形態にかかる処理炉202は、反応管203とマニホールド209とを有している。反応管203は、例えば石英(SiO2)や炭化珪素(SiC)等の耐熱性を有する非金属材料から構成され、上端部が閉塞され、下端部が開放された円筒形状となっている。マニホールド209は、例えばSUS等の金属材料から構成され、上端部及び下端部が開放された円筒形状となっている。反応管203は、マニホールド209により下端部側から縦向きに支持されている。反応管203とマニホールド209とは、同心円
状に配置されている。マニホールド209の下端部は、上述したボートエレベータ115が上昇した際に、シールキャップ219により気密に封止されるように構成されている。マニホールド209の下端部とシールキャップ219との間には、処理室201内を気密に封止するOリングなどの封止部材220が設けられている。
マニホールド209の側面には、第2の処理ガスを供給する第1ガス供給ライン232aが接続されている。第1ガス供給ライン232aには、上流側から順に、図示しない第1の処理ガス供給源、マスフローコントローラ241a、開閉バルブ243a、バッファタンクとして構成されたガス溜め247a、及び開閉バルブ243aが設けられている。
マニホールド209の側面には、第2の処理ガスを供給する第2ガス供給ライン232bが接続されている。第2ガス供給ライン232bには、上流側から順に、図示しない第2の処理ガス供給源、マスフローコントローラ241b、及び開閉バルブ243bが設け
られている。第2ガス供給ライン232bの下流側端部は、ガス供給ノズル233bに接続されている。ガス供給ノズル233bは、マニホールド209の側面の側面を貫通するとともに、処理室201内にて直角に屈曲して、マニホールド209及び反応管203の内壁に沿うように垂直方向に配設されている。
第1ガス供給ライン232aの開閉バルブ244aの下流側、及び第2ガス供給ライン232bの開閉バルブ243bの下流側には、処理室201内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給ライン232c,232dがそれぞれ接続されている。不活性ガス供給ライン232cには、上流側から順に、図示しない不活性ガス供給源、マスフローコントローラ241c、開閉バルブ243cが設けられている。また、不活性ガス供給ライン232dには、上流側から順に、図示しない不活性ガス供給源、マスフローコントローラ241d、開閉バルブ243dが設けられている。
マニホールド209の側壁には、処理室201内の雰囲気を排気する排気ライン231が接続されている。排気ライン231の下流側端部には、真空ポンプ246が設けられている。排気ライン231には、圧力調整器としてのAPC(Auto Pressure
Controller)バルブ243dが設けられている。真空ポンプ246を作動させつつAPCバルブ243eの弁の開度を調整することにより、処理室201内の圧力を調整することが可能なように構成されている。
反応管203の外周を囲うように、加熱手段としての抵抗加熱ヒータ207が設けられている。抵抗加熱ヒータ207への通電が行われることにより、反応管203の外部から処理室201内が加熱されるように構成されている。このように、抵抗加熱ヒータ207がホットウォール型構造として構成されていることにより、処理室201内の全体にわたって温度を均一に維持することが可能となる。
処理炉202には、コントローラ280が設けられている。コントローラ280は、開閉バルブ243a,244a,243b、マスフローコントローラ241a,241b、回転軸267を回転させる回転手段、インピーダンス整合器272b、外部電源273b、真空ポンプ246、APCバルブ243e、及び抵抗加熱ヒータ207にそれぞれ接続されており、これらの動作をそれぞれ制御するように構成されている。
続いて、本発明の一実施形態としての基板処理工程について、図2を参照しながら説明する。なお、本実施形態は、CVD(Chemical Vapor Deposition)法の中の1つであるALD法を用いてウエハ200の表面にSiNやSi3N4からなるシリコン窒化膜を成膜する方法であり、半導体装置の製造工程の一工程として実施される。なお、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ280により制御される。
上述した手順により、処理対象のウエハ200をボート217内へと装填する。続いて、ボートエレベータ115を上昇させて、ウエハ200を装填したボート217を処理室201内へと搬入すると共に、処理室201内をシールキャップ219により気密に封止する。このとき、開閉バルブ243a,243b,244a、APCバルブ243eは閉じておく。ウエハ200の搬入後は、回転機構によりウエハ200を回転させる。なお、処理室201内は例えば300℃に予め昇温しておくことが好ましい。
開閉バルブ243c,243dを閉じ、APCバルブ243eを開くことにより処理室201内を排気する。なお、減圧中は、開閉バルブ244aを開くことにより、ガス溜め247a内も併せて排気する。そして、APCバルブ243eの開度を調整することにより、処理室201内の圧力が所定の圧力になるよう制御する。また、抵抗加熱ヒータ207に電力を供給することにより、処理室201内の温度を所定の温度まで昇温する。このとき、ウエハ200の表面温度が例えば525℃になるように、抵抗加熱ヒータ207への通電量1を制御する。
することができる。
続いて、Cl元素を含有する第1の処理ガスとしてのジクロロシラン(SiH2Cl2、略称DCS)ガスを処理室201内に供給する。
続いて、不活性ガスとしての窒素(N2)ガスを処理室201内に供給して処理室201内からDCSガスを排気させる。具体的には、APCバルブ243e及び開閉バルブ243c,243dを開くことにより窒素ガスを処理室201内に供給しつつ、処理室201内に残留しているDCSガスや反応生成物等を排気ライン231から排気する。窒素ガスを処理室201内に供給することにより、処理室201内からのDCSガスや反応生成物の排気効率を高めることができる。
続いて、第2の処理ガスとしてのアンモニア(NH3)ガスを処理室201内に供給してウエハ200上に薄膜を生成する。なお、本実施形態においては、成膜温度を低下させるため、アンモニアガスをプラズマにより活性化させてから供給することとしている。
内にアンモニアガスを供給して、ガス分子の速度差を緩和させる。バッファ空間250b内の圧力が所定の着火圧力に到達したら、一対の電極269b,270bに対して、インピーダンス整合器272bを介して外部電源273bから高周波電力を供給し、バッファ空間250b内にプラズマを生成(着火)させる。そして、生成させたプラズマにより、バッファ空間250b内に供給されているアンモニアガスを励起(活性化)させ、開口部248bを介して処理室201内に活性粒子(ラジカル)を供給する。活性粒子がウエハ200上に化学吸着しているDCSガスのガス分子と反応することにより、ウエハ200の表面上に1原子層から数原子層のSiNやSi3N4からなるシリコン窒化膜が生成される。
続いて、不活性ガスとしての窒素ガスを処理室201内に供給して、処理室201内からアンモニアガスを排気させる。具体的には、APCバルブ243eを開いたまま、開閉バルブ243c,243dを開くことにより、窒素ガスを処理室201内に供給しつつ、処理室201内に残留しているアンモニアガスや反応生成物等を排気ライン231から排気する。窒素ガスを処理室201内に供給することにより、処理室201内からのDCSガスや反応生成物の排気効率を高めることができる。
第1の工程〜第4の工程を1サイクルとしてこのサイクルを複数回繰り返す。これにより、ウエハ200上に所望膜厚のシリコン窒化膜を形成することができる。例えば、1サイクル毎に生成されるシリコン窒化膜の厚さが1Åであるとき、このサイクルを20回繰り返すことにより、20Åの厚さのシリコン窒化膜が形成される。
各ウエハ200上に所望膜厚の薄膜を形成した後、回転機構によるウエハ200の回転を停止させる。そして、上述した基板搬入工程及び減圧及び昇温工程とは逆の手順により処理室201内を例えば300℃に降温させるとともに大気圧まで復帰させ、所望膜厚の薄膜が形成されたウエハ200を処理室201内から搬出する。以上により、本実施形態にかかる基板処理工程が完了する。
本実施形態によれば、以下に示す(a)〜(e)のうち1つ又は複数の効果を奏する。
以下に、上述の効果を裏付ける評価結果について、図面を参照しながら説明する。
まず、評価条件について図7を参照しながら説明する。図7は、ALD法を用いた成膜評価における各工程の実施時間を示す模式図であり、(a)は従来の基板処理工程の場合を、(b)は第1の処理ガスの供給時間を延長させた基板処理工程の場合を、(c)は第2の処理ガスの供給時間を延長させた基板処理工程の場合を、(d)は不活性ガスの供給時間を延長させた基板処理工程の場合を、それぞれ示している。
図7(a)〜図7(d)にて示す条件にて形成した各シリコン窒化膜に関する評価結果を、図8、図11〜13を用いて説明する。
long(図7(b))及びNH3 long(図7(c))にて形成したシリコン窒化膜のエッチングレート比はいずれも0.3未満であり、N2 long(図7(d))程ではないが、従来レシピ(図7(a))にて形成したシリコン窒化膜のエッチングレート比と比較して改善されていることが分かる。
化膜表面からの深さ(nm)を示し、図12の縦軸はH元素濃度(atoms/cm3)を示している。図12によれば、従来レシピ(図7(a))にて形成したシリコン窒化膜中のH元素濃度(曲線(a))と比較して、N2 long(図7(d))にて形成したシリコン窒化膜中のH元素濃度(曲線(d))の方が若干ではあるが低下していることが分かる。なお、図12によれば、DCS long(図7(b))及びNH3 long(図7(c))にて形成したシリコン窒化膜中におけるH元素濃度(曲線(b)及び曲線(c))については、従来レシピ(図7(a))にて形成したシリコン窒化膜中のH元素濃度(曲線(a))と比較してほとんど差がないことが分かる。
続いて、発明者等は、図7(a)〜図7(d)に示す各基板処理工程におけるガスコスト(成膜に必要なガスのコスト)について比較検証を行った。図9は、図7(a)〜(d)に示す各基板処理工程におけるガスコストをそれぞれ示す表図である。図9に示す各コストは、300Åのシリコン窒化膜を形成する場合において、従来レシピ(図7(a))におけるDCSガスのコストに対する比率を用いて表している。
続いて発明者等は、第2工程にて供給する窒素ガスの供給時間とエッチングレート比との関係について評価を行った。図10に評価結果を示す。図10によれば、窒素ガスの供
給時間を延ばすにつれてシリコン窒化膜のエッチングレートが低下することが分かる。また、窒素ガスの供給時間が65秒を超えると、シリコン窒化膜のエッチングレートはほとんど低下しないことが分かる。すなわち、窒素ガスの供給開始から所定時間が経過すると、シリコン窒化膜中からのCl元素の脱離量(シリコン窒化膜のエッチングレートの低下量)が所定値以下に低減して収束することが分かる。従って、Cl元素の脱離量(シリコン窒化膜のエッチングレートの低下量)が所定値以下に低減したら、第2工程における窒素ガスの供給を停止して第3工程を開始してよい(あるいは、第4工程における窒素ガスの供給を停止して第1工程を開始してよい)ことが分かる。
続いて発明者等は、第2工程のみにて窒素ガスの供給時間を延長させた場合と、第4工程のみにて窒素ガスの供給時間を延長させた場合と、第2工程と第4の工程との両工程にて窒素ガスの供給時間を延長させた場合と、におけるシリコン窒化膜のエッチングレート比をそれぞれ測定した。図15に測定結果を示す。なお、図14(a)は、第2の工程における不活性ガスの供給時間を長くした基板処理工程を示す概略図であり、(b)は第4の工程における不活性ガスの供給時間を長くした基板処理工程を示す概略図である。成膜温度は525℃であり同一とした。
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
処理室内に収容された基板上に薄膜を形成する基板処理方法であって、
Cl元素を含有する第1の処理ガスを前記処理室内に供給する第1の工程と、
不活性ガスを前記処理室内に供給して前記処理室内から第1の処理ガスを排出させる第2の工程と、
第2の処理ガスを前記処理室内に供給して前記基板上に薄膜を生成する第3の工程と、
不活性ガスを前記処理室内に供給して前記処理室内から第2の処理ガスを排出させる第4の工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返し、
前記第2の工程では、前記処理室内から第1の処理ガスを排出させた後も不活性ガスを前記処理室内に引き続き供給する基板処理方法が提供される。
処理室内に収容された基板上に薄膜を形成する基板処理方法であって、
Cl元素を含有する第1の処理ガスを前記処理室内に供給する第1の工程と、
不活性ガスを前記処理室内に供給して前記処理室内から第1の処理ガスを排出させる第2の工程と、
第2の処理ガスを前記処理室内に供給して前記基板上に薄膜を生成する第3の工程と、
不活性ガスを前記処理室内に供給して前記処理室内から第2の処理ガスを排出させる第4の工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返し、
前記第2の工程における不活性ガスの供給量あるいは供給時間を調整することにより、前記薄膜中におけるCl元素濃度を制御する基板処理方法が提供される。
処理室内に収容された基板上に薄膜を形成する基板処理方法であって、
Cl元素を含有する第1の処理ガスを前記処理室内に供給する第1の工程と、
不活性ガスを前記処理室内に供給して前記処理室内から第1の処理ガスを排出させる第2の工程と、
第2の処理ガスを前記処理室内に供給して前記基板上に薄膜を生成する第3の工程と、
不活性ガスを前記処理室内に供給して前記処理室内から第2の処理ガスを排出させる第4の工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返し、
前記第4の工程における不活性ガスの供給量あるいは供給時間を調整することにより、前記薄膜中におけるCl元素濃度を制御する基板処理方法が提供される。
前記第1の処理ガスはジクロロシランガスであり、
前記第2の処理ガスはプラズマにより活性化させたアンモニアガスであり、
前記不活性ガスは窒素ガスである。
200 ウエハ(基板)
201 処理室
202 処理炉
231 排気ライン
232a 第1ガス供給ライン
232b 第2ガス供給ライン
232c 不活性ガス供給ライン
232d 不活性ガス供給ライン
280 コントローラ
Claims (7)
- 基板上にシリコン窒化膜を形成する工程を有し、
前記シリコン窒化膜を形成する工程では、
Cl元素を含有する第1の処理ガスを前記基板を収容した処理室内に供給する第1の工程と、
不活性ガスを単体で前記処理室内に供給して前記処理室内から第1の処理ガスを排出させる第2の工程と、
第2の処理ガスを前記処理室内に供給して前記基板上に薄膜を生成する第3の工程と、
不活性ガスを単体で前記処理室内に供給して前記処理室内から第2の処理ガスを排出させる第4の工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返し、
前記第2の工程では、
前記処理室内から第1の処理ガスを排出させた後、不活性ガスを単体で前記処理室内に引き続き供給し、前記基板を不活性ガス単体の雰囲気に晒すことで前記薄膜中からCl元素を脱離させ、前記薄膜中からのCl元素の脱離量が所定値以下に低減したら、前記処理室内への不活性ガスの供給を停止する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第4の工程では、
前記処理室内から第2の処理ガスを排出させた後、不活性ガスを単体で前記処理室内に引き続き供給し、前記基板を不活性ガス単体の雰囲気に晒すことで前記薄膜中からCl元素を脱離させ、前記薄膜中からのCl元素の脱離量が所定値以下に低減したら、前記処理室内への不活性ガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2の工程における不活性ガスの供給時間が、前記第4の工程における不活性ガスの供給時間よりも長い
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 基板上にシリコン窒化膜を形成する工程を有し、
前記シリコン窒化膜を形成する工程では、
Cl元素を含有する第1の処理ガスを前記基板を収容した処理室内に供給する第1の工程と、
不活性ガスを単体で前記処理室内に供給して前記処理室内から第1の処理ガスを排出させる第2の工程と、
第2の処理ガスを前記処理室内に供給して前記基板上に薄膜を生成する第3の工程と、
不活性ガスを単体で前記処理室内に供給して前記処理室内から第2の処理ガスを排出させる第4の工程と、を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返し、
前記第2の工程では、
前記処理室内から第1の処理ガスを排出させた後、不活性ガスを単体で前記処理室内に引き続き供給し、前記基板を不活性ガス単体の雰囲気に晒すことで前記薄膜中からCl元素を脱離させ、前記薄膜中からのCl元素の脱離量が所定値以下に低減したら、前記処理室内への不活性ガスの供給を停止する
ことを特徴とする基板処理方法。 - 前記第4の工程では、
前記処理室内から第2の処理ガスを排出させた後、不活性ガスを単体で前記処理室内に引き続き供給し、前記基板を不活性ガス単体の雰囲気に晒すことで前記薄膜中からCl元素を脱離させ、前記薄膜中からのCl元素の脱離量が所定値以下に低減したら、前記処理室内への不活性ガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項4に記載の基板処理方法。 - 前記第2の工程における不活性ガスの供給時間が、前記第4の工程における不活性ガスの供給時間よりも長い
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の基板処理方法。 - 基板を収容する処理室と、
前記処理室内に第1の処理ガスを供給する第1処理ガス供給ラインと、
前記処理室内に第2の処理ガスを供給する第2処理ガス供給ラインと、
前記処理室内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給ラインと、
前記処理室内を排気する排気ラインと、
少なくとも前記第1処理ガス供給ライン、前記第2処理ガス供給ライン、前記不活性ガス供給ライン及び前記排気ラインを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
第1の処理ガスを前記処理室内に供給させる第1の処理と、不活性ガスを単体で前記処理室内に供給させて前記処理室内から第1の処理ガスを排出させる第2の処理と、第2の処理ガスを前記処理室内に供給させて前記基板上に薄膜を生成させる第3の処理と、不活性ガスを単体で前記処理室内に供給させて前記処理室内から第2の処理ガスを排出させる第4の処理と、を1サイクルとしてこのサイクルを所定回数繰り返すことで基板上にシリコン窒化膜を形成する際、前記第2の処理では、前記処理室内から第1の処理ガスを排出させた後、不活性ガスを単体で前記処理室内に引き続き供給させ、前記基板を不活性ガス単体の雰囲気に晒すことで前記薄膜中からCl元素を脱離させ、前記薄膜中からのCl元素の脱離量が所定値以下に低減したら、前記処理室内への不活性ガスの供給を停止させる
ことを特徴とする基板処理装置。
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