[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5282747B2 - インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物 - Google Patents

インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物 Download PDF

Info

Publication number
JP5282747B2
JP5282747B2 JP2010049226A JP2010049226A JP5282747B2 JP 5282747 B2 JP5282747 B2 JP 5282747B2 JP 2010049226 A JP2010049226 A JP 2010049226A JP 2010049226 A JP2010049226 A JP 2010049226A JP 5282747 B2 JP5282747 B2 JP 5282747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
water
jet recording
color
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010049226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011184518A (ja
Inventor
彰彦 松山
希世文 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010049226A priority Critical patent/JP5282747B2/ja
Priority to PCT/JP2011/054668 priority patent/WO2011108556A1/en
Priority to US13/582,870 priority patent/US9034091B2/en
Priority to EP11750666.7A priority patent/EP2542630B1/en
Priority to CN201180012543XA priority patent/CN102782061A/zh
Publication of JP2011184518A publication Critical patent/JP2011184518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5282747B2 publication Critical patent/JP5282747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物に関するものである。
インクジェットプリンターは、低騒音、低ランニングコストといった利点から目覚しく普及し、普通紙に印字可能なカラープリンタも市場に盛んに投入されるようになった。しかし、画像の色再現性、耐擦化性、耐久性、耐光性、画像の乾燥性、文字にじみ(フェザリング)、色境界にじみ(カラーブリード)、両面印刷性、吐出安定性など要求される全ての特性を満足することは非常に難しいため、用途に応じて、優先される特性により用いるインクを選択している。
インクジェット記録用インクは水を主成分とし、着色剤及びグリセリンなどの湿潤剤を含有させたものが一般的である。着色剤としては、染料及び顔料が主に用いられている。染料は、発色性や安定性に優れるが、画像の耐光性、耐ガス性、耐水性などが劣る。一方で顔料は、耐光性、耐ガス性、耐水性に優れるが、発色性が劣るという問題がある。
更に染料インクは普通紙などの紙上でにじみ易いという問題があり、特に黒インクとカラーインクとの境界におけるにじみ(カラーブリード)の解消が課題となっている。
カラーブリードの解決方法としては、カラーインクの紙への浸透性を黒インクよりも高くすることにより、画像上で黒インクがカラーインクの領域に浸透しないようにする方法があり、界面活性剤の添加とその量の調整により対応しようとしているが、顔料インクと同等レベルまでは到達できていない。また、インク粘度を高くすることにより浸透性を抑える方法もあるが、インクジェットでインクを安定に吐出するための粘度にも上限があるため、充分な効果が得られていないというのが現状である。
水溶性溶剤が水分よりも多いインクセットは特許文献1に記載されているが、黒インクもカラーインクも水溶性溶剤が水分よりも多い構成となっており、黒とカラー間のブリードが発生し易いという問題がある。
また、単色で水溶性溶剤が水分よりも多いインクは、特許文献1〜5などに記載されているが、カラーブリードについては考慮されていない。
本発明は、染料を着色剤として用いた水性インクにおける、黒インクとカラーインクの間のブリードを減少させ、吐出信頼性を向上させたインクジェット記録用インクセット、該インクセットを用いたインクジェット記録方法及び記録物の提供を目的とする。
上記課題は、次の1)〜5)の発明によって解決される。
1) 黒インクとカラーインクからなるインクジェット記録用インクセットにおいて、各インクが、少なくとも染料、水溶性溶剤及び水を含有し、25℃における粘度が5〜20mPa・sであり、各インク中の水溶性溶剤の含有量Sと水の含有量Wの比率(S/W)について、前記カラーインクが、S/W≧1を満たし、前記黒インクが、S/W<1を満たすことを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
2) 前記カラーインクが、1≦S/W≦1.6を満たし、前記黒インクが、0.7≦S/W<1を満たすことを特徴とする1)記載のインクジェット記録用インクセット。
3) 前記カラーインクが、シアン、マゼンタ、及びイエローインクであることを特徴とする1)又は2)記載インクジェット記録用インクセット。

4) インクに刺激を印加し飛翔させて画像を記録するインク飛翔手段を備えたインクジェット記録装置を用い、1)〜3)のいずれかに記載のインクジェット記録用インクセットの各インクを吐出することを特徴とするインクジェット記録方法。
5) 1)〜3)のいずれかに記載のインクジェット記録用インクセットを用いて記録された記録物。
本発明によれば、染料を着色剤として用いた水性インクにおける、黒インクとカラーインクの間のブリードを減少させ、吐出信頼性を向上させたインクジェット記録用インクセット、該インクセットを用いたインクジェット記録方法及び記録物を提供できる。
インクジェット記録装置のインクカートリッジ装填部のカバーを開いた状態の斜視説明図である。 インクジェット記録装置の全体構成を説明する概略構成図である
以下、上記本発明について詳しく説明する。
本発明のインクジェット記録用インクセット(以下、インクセットということもある。)は、黒インクとカラーインクからなり、各インクは、少なくとも染料、水溶性溶剤及び水を含有し、かつ、25℃における粘度が5〜20mPa・sである。
前記粘度が5mPa・sよりも小さい場合には、インクジェットノズルから吐出する際にミストやサテライトが発生して画像品位が低下する傾向があるし、インクの浸透性が高くなり過ぎるため、黒インクとカラーインク間のブリードが悪化する傾向が見られる。
また、前記粘度が20mPa・sよりも高い場合は、インクジェットノズルからの吐出が不安定になり吐出曲がりが発生するため、ベタ部の埋まりが悪くなったり、文字の輪郭がぼやけるなどの画質への悪影響が現れてくる。
また、本発明のインクセットでは、各インク中の水溶性溶剤の含有量Sと水の含有量Wの比率をS/Wとして、カラーインクではS/W≧1を満たす必要がある。しかし、S/Wが大きくなりすぎると(例えば3以上)、染料が溶解できなくなり析出して結晶化するため、吐出曲がりや不吐出などが発生することがあるので好ましくない。さらに、S/Wが1.6より大きい程度の場合でも、カラーインクの浸透性が強くなって黒インクとのバランスが崩れるため、ブリードが悪化する傾向が見られる。このようなことから、カラーインクについては、1≦S/W≦1.6であることが好ましい。
同様に黒インクではS/W<1満たす必要がある。しかし、S/Wが0.2よりも小さくなると、水溶性溶剤の持つ保湿性が低下するためインクジェットノズルから水分が蒸発し、粘度が20mPa・sを超えて吐出曲がりなどが発生してしまうことがあるので好ましくない。更に、S/Wが0.7より小さい程度の場合でも、黒インクの浸透性が弱くなりカラーインクとのバランスが崩れるため、ブリードが悪化する傾向が見られる。このようなことから、黒インクについては、0.7≦S/W<1であることが好ましい。
本発明のインクセットにおいてカラーインクの種類は特に限定されないが、最も一般的なカラーの組み合わせは、シアン、マゼンタ、イエローである。
更に、沸点が高く揮発性が低い水溶性溶剤を用いれば引火点を持たないインクとすることができる。このようなインクの場合、水溶性溶剤の蒸発によるインク物性の変化が少ないため、長期の放置保存においても安定した吐出が得られる。また、製品の安全性を確保するためにもインクが引火点を持たない方が好ましい。
−染料−
本発明で着色剤として用いる染料としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料のような水溶性染料が好ましい。具体的には以下のようなものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
(直接染料)
C.I.ダイレクトレッド2、4、9、23、26、31、39、62、63、72、75、76、79、80、81、83、84、89、92、95、111、173、184、207、211、212、214、218、221、223、224、225、226、227、232、233、240、241、242、243、247など;
C.I.ダイレクトバイオレット7、9、47、48、51、66、90、93、94、95、98、100、101など;
C.I.ダイレクトイエロー8、9、11、12、27、28、29、33、35、39、41、44、50、53、58、59、68、86、87、93、95、96、98、100、106、108、109、110、130、132、142、144、161、163など;
C.I.ダイレクトブルー1、10、15、22、25、55、67、68、71、76、77、78、80、84、86、87、90、98、106、108、109、151、156、158、159、160、168、189、192、193、194、199、200、201、202、203、207、211、213、214、218、225、229、236、237、244、248、249、251、252、264、270、280、288、289、291など;
C.I.ダイレクトブラック9、17、19、22、32、51、56、62、69、77、80、91、94、97、108、112、113、114、117、118、121、122、125、132、146、154、166、168、173、195、199など。
(酸性染料)
C.I.アシッドレッド35、42、52、57、62、80、82、111、114、118、119、127、128、131、143、151、154、158、249、254、257、261、263、266、289、299、301、305、336、337、361、396、397など;
C.I.アシッドバイオレット5、34、43、47、48、90、103、126など;
C.I.アシッドイエロー17、19、23、25、39、40、42、44、49、50、61、64、76、79、110、127、135、143、151、159、169、174、190、195、196、197、199、218、219、222、227など;
C.I.アシッドブルー9、25、40、41、62、72、76、78、80、82、92、106、112、113、120、127:1、129、138、143、175、181、205、207、220、221、230、232、247、258、260、264、271、277、278、279、280、288、290、326など;
C.I.アシッドブラック7、24、29、48、52:1、172など。
(塩基性染料)
C.I.ベーシックイエロー1、2、11、13、14、15、19、21、23、24、25、28、29、32、36、40、41、45、49、51、53、63、64、65、67、70、73、77、87、91など;
C.I.ベーシックレッド2、12、13、14、15、18、22、23、24、27、29、35、36、38、39、46、49、51、52、54、59、68、69、70、73、78、82、102、104、109、112など;
C.I.ベーシックバイオレット1、3、7、10、11、27など;
C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、21、22、26、35、41、45、47、54、62、65、66、67、69、75、77、78、89、92、93、105、117、120、122、124、129、137、141、147、155など;
C.I.ベーシックブラック2、8など。
(反応染料)
C.I.リアクティブイエロー1、2、3、5、11、13、14、15、17、18、20、21、22、23、24、25、26、27、29、35、37、40、41、42、47、51、55、65、67など;
C.I.リアクティブレッド1、3、13、14、17、19、21、22、23,24、25、26、29、31、32、35、37、40、41、43、44、45、46、49、55、60、66、74、79、96、97、180など;
C.I.リアクティブバイオレット1、3、4、5、6、7、8、9、16、17、22、23、24、26、27、33、34など;
C.I.リアクティブブルー1、2、3、5、7、8、10、13、14、15、17、18、19、21、23、25、26、27、28、29、32、35、38、41、63、80、95など;
C.I.リアクティブブラック3、4、5、7、8、11、12、14、17、21、23、26、31、32、34など。
−水溶性溶剤−
本発明に係るインクは水を液媒体として用いるものであるが、インクの乾燥を防止するための湿潤剤、及び浸透性を付与するための浸透剤などの種々の目的で水溶性溶剤が併用される。これらの水溶性溶剤は複数を混合して用いてもよく、具体例としては、以下のようなものが挙げられる。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,2,3−ブタントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペトリオールなどの多価アルコール類;
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどの多価アルコールアルキルエーテル類;
エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテルなどの多価アルコールアリールエーテル類;
2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトンなどの含窒素複素環化合物;
ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド類;
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアミン類;
ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノールなどの含硫黄化合物類;
プロピレンカーボネート、炭酸エチレン。
これら水溶性溶剤の中でも、特にグリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1、5−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、3−メチル−1,3−ブタンジオールが好ましい。これらは溶解性と水分蒸発による噴射特性不良の防止に対して優れた効果が得られる。
上記以外の水溶性溶剤で湿潤剤として使用できるものとしては、糖類とその誘導体が挙げられる。糖類には単糖類、二糖類、オリゴ糖類(三糖類及び四糖類を含む)及び多糖類があるが、好ましくはグルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラクトース、マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオースなどである。ここで、多糖類とは広義の糖を意味し、α−シクロデキストリン、セルロースなど自然界に広く存在する物質を含む意味に用いることとする。
また、糖類の誘導体としては、前記した糖類の還元糖〔例えば、糖アルコール(一般式HOCH(CHOH)nCHOH(ここでn=2〜5の整数を表す。)〕、酸化糖(例えば、アルドン酸、ウロン酸など)、アミノ酸、チオ酸などが挙げられる。特に糖アルコールが好ましく、具体例としてはマルチトール、ソルビットなどが挙げられる。
前述の水溶性溶剤の中で湿潤剤として特に好ましいのは、グリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1、5−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、3−メチル−1,3−ブタンジオールなどである。これらを用いることにより保存安定性及び吐出安定性に優れたインクを作成することができる。
湿潤剤のインク中における配合量は15〜75重量%が好ましく、より好ましくは35〜65重量%であり、この範囲では乾燥性、保存性、信頼性が非常に良好である。配合量が15重量%よりも少ないと、吐出ヘッドのノズル孔から水分が蒸発することにより粘度が上昇するため、正常にインクを吐出できなくなる。また、75重量%よりも多くなると染料が溶解できなくなるため、染料が結晶化して析出することによりノズル孔が詰まるなどの問題が発生する。
浸透剤としての水溶性溶剤をインクに添加すると、表面張力が低下し、紙などの記録媒体にインク滴が着弾した後の記録媒体中への浸透が速くなるため、フェザリングやカラーブリードを軽減できる。
本発明における適正な表面張力の範囲は25℃において25〜45mN/mである。
前述の水溶性溶剤の中で浸透剤として特に好ましいのは、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールなどの炭素数8〜11のポリオールである。
浸透剤のインク中における配合量は、0.1〜5重量%が好ましく、より好ましくは、0.5〜3重量%である。配合量が0.1重量%よりも少ないと浸透性が不足するため、画像ベタ部をインクで覆うことができなくなり、画像濃度の低下などの問題が発生する。一方で、浸透剤として用いられる水溶性溶剤は水への溶解性が低く、5重量%以上では溶解できなくなるため、インクの保存性が悪くなるなどの問題が発生する。
浸透剤としては水溶性溶剤以外に界面活性剤を用いてもよい。このような界面活性剤としては、親水基によりノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられ、疎水基によりシリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤などが挙げられる。界面活性剤は2種類以上を混合して用いることも可能である。
本発明に係るインクには、必要に応じて、防腐防黴剤、防錆剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、光安定化剤、pH調整剤、キレート試薬、コゲーション防止剤など従来公知の添加剤を適宜選択して加えることができる。
−防腐防黴剤−
防腐防黴剤としてはデヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウムなどが挙げられる。
−防錆剤−
防錆剤としては、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライトなどが挙げられる。
−酸化防止剤−
酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤(ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む)、アミン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、りん系酸化防止剤などが挙げられる。
−紫外線吸収剤−
前記紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリチレート系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、ニッケル錯塩系紫外線吸収剤、などが挙げられる。
−pH調整剤−
pH調整剤は、インクをアルカリ性に保つことにより分散状態を安定化し、吐出を安定化させるために添加する。しかし、pH11以上ではインクジェットヘッドやインク供給ユニットを溶かし出す量が大きくなり、インクの変質や、漏洩、吐出不良などの問題が発生してしまうので好ましくない。
pH調整剤としては、アルコールアミン類、アルカリ金属水酸化物、アンモニウム水酸化物、ホスホニウム水酸化物、アルカリ金属炭酸塩を一種類以上含むものが好ましく、アルコールアミン類としては、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオールなどが挙げられる。アルカリ金属元素の水酸化物としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。アンモニウムの水酸化物としては、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物が挙げられる。アルカリ金属の炭酸塩としては、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙げられる。
−キレート試薬−
キレート試薬としては、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウムなどが挙げられる。
−コゲーション防止剤−
本発明に係るインクにはコゲーション防止剤を添加することができる。
コゲーションとは、ヒーターに電流を流してインクを瞬間的に加熱し、インクが発泡する力を利用してインクを吐出するサーマル式ヘッドにおける不具合であり、インクが熱せられる際にインク成分に変質が起こり、ヒーターに変質物が付着する現象を言う。コゲーションが生じると、ヒーターによる加熱が正常に行われなくなり、吐出力が弱くなったり、最悪の場合、インクが吐出しなくなってしまう。
コゲーション防止剤としては、ポリリン酸、ポリアミノカルボン酸、アルドン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリオールリン酸エステル、及びこれらの塩、あるいは、アミノ基を有する酸及び/又はその塩、あるいは、メチル基又はメチレン基とカルボキシル基とを有する酸のアンモニウム塩、などが挙げられる。
−記録装置−
本発明のインクセットは、インクジェット記録方式による各種記録装置、例えば、インクジェット記録用プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などに好適に使用することができる。また、特にフッ素系シランカップリング剤を含む撥インク層、又はシリコーン樹脂を含む撥インク層を有するインクジェットヘッドを備えた記録装置に対してもヘッド固着を生じないという優れた特性を有する。
以下、実施例でも用いたインクジェット記録装置について概要を説明する。
図1に示すインクジェット記録装置は、装置本体(101)と、装置本体(101)に装着した用紙を装填するための給紙トレイ(102)と、装置本体(101)に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ(103)と、インクカートリッジ装填部(104)とを有する。インクカートリッジ装填部(104)の上面には、操作キーや表示器などの操作部(105)が配置されている。インクカートリッジ装填部(104)は、インクカートリッジ(200)の脱着を行うための開閉可能な前カバー(115)を有している。(111)は上カバー、(112)は前カバーの前面である。
装置本体(101)内には、図2に示すように、左右の側板(不図示)に横架したガイド部材であるガイドロッド(131)とステー(132)とが備えられており、キャリッジ(133)を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ(不図示)によって移動走査する。
キャリッジ(133)には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個のインクジェット記録用ヘッドからなる記録ヘッド(134)の複数のインク吐出口を、主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド(134)を構成するインクジェット記録用ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、インクを吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどが使用できる。
また、キャリッジ(133)には、記録ヘッド(134)に各色のインクを供給するための各色のサブタンク(135)を搭載している。サブタンク(135)には、インク供給チューブ(不図示)を介して、インクカートリッジ装填部(104)に装填されたインクカートリッジ(200)から、本発明のインクセットのインクが供給され補充される。
一方、給紙トレイ(103)の用紙積載部(圧板)(141)上に積載した用紙(142)を給紙するための給紙部として、用紙積載部(141)から用紙(142)を1枚づつ分離給送する半月コロ〔給紙コロ(143)〕、及び給紙コロ(143)に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド(144)を備え、この分離パッド(144)は給紙コロ(143)側に付勢されている。
この給紙部から給紙された用紙(142)を記録ヘッド(134)の下方側で搬送するための搬送部として、用紙(142)を静電吸着して搬送するための搬送ベルト(151)と、給紙部からガイド(145)を介して送られる用紙(142)を搬送ベルト(151)との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ(152)と、略鉛直上方に送られる用紙(142)を略90°方向転換させて搬送ベルト(151)上に倣わせるための搬送ガイド(153)と、押さえ部材(154)で搬送ベルト(151)側に付勢された先端加圧コロ(155)とが備えられ、また、搬送ベルト(151)表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ(156)が備えられている。
搬送ベルト(151)は無端状ベルトであり、搬送ローラ(157)とテンションローラ(158)との間に張架されて、ベルト搬送方向に周回可能である。この搬送ベルト(151)は、例えば、抵抗制御を行っていない厚さ40μm程度の樹脂材、例えば、テトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体(ETFE)で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。搬送ベルト(151)の裏側には、記録ヘッド(134)による印写領域に対応してガイド部材(161)が配置されている。なお、記録ヘッド(134)で記録された用紙(142)を排紙するための排紙部として、搬送ベルト(151)から用紙(142)を分離するための分離爪(171)と、排紙ローラ(172)及び排紙コロ(173)とが備えられており、排紙ローラ(172)の下方に排紙トレイ(103)が配されている。
装置本体(101)の背面部には、両面給紙ユニット(181)が着脱自在に装着されている。両面給紙ユニット(181)は、搬送ベルト(151)の逆方向回転で戻される用紙(142)を取り込んで反転させ、再度、カウンタローラ(152)と搬送ベルト(151)との間に給紙する。なお、両面給紙ユニット(181)の上面には手差し給紙部(182)が設けられている。
このインクジェット記録装置においては、給紙部から用紙(142)が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙(142)は、ガイド(145)で案内され、搬送ベルト(151)とカウンタローラ(152)との間に挟まれて搬送される。更に先端を搬送ガイド(153)で案内されて先端加圧コロ(155)で搬送ベルト(151)に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ(156)によって搬送ベルト(157)が帯電されており、用紙(142)は、搬送ベルト(151)に静電吸着されて搬送される。そこで、キャリッジ(133)を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド(134)を駆動することにより、停止している用紙(142)にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙(142)を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙(142)の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙(142)を排紙トレイ(103)に排紙する。
そして、サブタンク(135)内のインクの残量ニアーエンドが検知されると、インクカートリッジ(200)から所要量のインクがサブタンク(135)に補給される。
このインクジェット記録装置においては、インクカートリッジ(200)中のインクを使い切ったときには、インクカートリッジ(200)における筐体を分解して内部のインク袋だけを交換することができる。また、インクカートリッジ(200)は、縦置きで前面装填構成としても、安定したインクの供給を行うことができる。したがって、装置本体(101)の上方が塞がって設置されているような場合、例えばラック内に収納したり、あるいは装置本体(101)の上面に物が置かれているような場合でも、インクカートリッジ(200)の交換を容易に行うことができる。
なお、ここでは、キャリッジが走査するシリアル型(シャトル型)インクジェット記録装置の例について説明したが、ライン型ヘッドを備えたライン型インクジェット記録装置にも同様に適用することができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
<黒インク1−K>
・ダイレクトブラック195 6.0重量部
(PRO−JET Fast Black 2 Liquid、
富士フィルムイメージングカラーラント社製)
・ディスパノールTOC 0.5重量部
(ポリオキシエチレンアルキレン誘導体、固形分100%、日本油脂社製)
・水酸化リチウム 0.2重量部
・プロキセルLV(アベシア社製、防腐防黴剤) 0.1重量部
・グリセリン 14.0重量部
・3−メチル−3−ブタンジオール 14.0重量部
・1,3−ブタンジオール 14.0重量部
・2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 1.0重量部
・イオン交換水 50.2重量部

上記材料をイオン交換水に溶解し、0.2μmのフィルターでろ過して黒インクを得た。インク全体に対し、水溶性溶剤の占める割合は43.0重量%、水の占める割合は50.2重量%で、S(水溶性溶剤の量)<W(水の量)の関係にあり、S/W=0.86である。
<シアンインク1−C>
・ダイレクトブルー86(ダイワ化成社製) 3.0重量部
・ディスパノールTOC 0.5重量部
(ポリオキシエチレンアルキレン誘導体、固形分100%、日本油脂社製)
・水酸化リチウム 0.2重量部
・プロキセルLV(アベシア社製、防腐防黴剤) 0.1重量部
・グリセリン 16.0重量部
・3−メチル−1,3−ブタンジオール 16.0重量部
・1,3−ブタンジオール 16.0重量部
・2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 1.0重量部
・イオン交換水 47.2重量部

上記材料をイオン交換水に溶解し、0.2μmのフィルターでろ過してシアンインクを得た。インク全体に対し、水溶性溶剤の占める割合は49.0重量%、水の占める割合は47.2重量%で、S(水溶性溶剤の量)>W(水の量)の関係にあり、S/W=1.04である。
<マゼンタインク1−M>
・リアクティブレッド 2.5重量部
(PRO−JET Magenta 3B−OA Liquid、
富士フィルムイメージングカラーラント社製)
・ディスパノールTOC 0.5重量部
(ポリオキシエチレンアルキレン誘導体、固形分100%、日本油脂社製)
・水酸化リチウム 0.2重量部
・プロキセルLV(アベシア社製、防腐防黴剤) 0.1重量部
・グリセリン 16.0重量部
・3−メチル−1,3−ブタンジオール 16.0重量部
・1,3−ブタンジオール 16.0重量部
・2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 1.0重量部
・イオン交換水 47.7重量部

上記材料をイオン交換水に溶解し、0.2μmのフィルターでろ過してマゼンタインクを得た。インク全体に対し、水溶性溶剤の占める割合は49.0重量%、水の占める割合は47.7重量%で、S(水溶性溶剤の量)>W(水の量)の関係にあり、S/W=1.03である。
<イエローインク1−Y>
・アシッドイエロー(ダイワ化成社製) 2.5重量部
・ディスパノールTOC 0.5重量部
(ポリオキシエチレンアルキレン誘導体、固形分100%、日本油脂社製)
・水酸化リチウム 0.2重量部
・プロキセルLV(アベシア社製、防腐防黴剤) 0.1重量部
・グリセリン 16.0重量部
・3−メチル−1,3−ブタンジオール 16.0重量部
・1,3−ブタンジオール 16.0重量部
・2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 1.0重量部
・イオン交換水 47.7重量部

上記材料をイオン交換水に溶解し、0.2μmのフィルターでろ過してマゼンタインクを得た。インク全体に対し、水溶性溶剤の占める割合は49.0重量%、水の占める割合は47.7重量%で、S(水溶性溶剤の量)>W(水の量)の関係にあり、S/W=1.03である。
実施例1で作成した各インク(1−K、1−C、1−M、1−Y)について、以下のようにして種々の特性を測定した。
(1)引火点の測定
クリーブランド開放式引火点試験法を用い、JIS−K2265に従って引火点を測定した。結果を表2に示す。
(2)粘度の測定
東機産業社製RC−500を用いて、25℃における粘度を測定した。結果を表2に示す。
(3)吐出安定性の測定
前述した図1〜図2の構造のインクジェット記録装置(リコー社製、IPSiO G707)を用い、インクセット(1−K、1−C、1−M、1−Y)を充填し、以下の方法で評価を行った。
まず10分間連続印字を行ない、ヘッド面にインクが付着したまま保湿キャップをして50℃60%RH環境下で1ヶ月間放置した後、クリーニングを行って、放置前と同等に復帰させた。その後、以下の条件で間欠印写試験を行ない吐出安定性を測定した。
すなわち、下記の印刷パターンチャートを20枚連続で印字した後、20分間、印字を実施しない休止状態にし、これを50回繰り返し、累計で1000枚印写後、もう1枚同じチャートを印写した時の、5%チャートベタ部の筋,白抜け,噴射乱れの有無を目視により下記の基準で評価した。評価結果を表2に示すが、A、Bが許容範囲である。
〔印刷パターン〕
紙面全面積中、各色印字面積が5%であるチャートにおいて、各インクを100%dutyで印字した。印字条件は、記録密度は300dpi、ワンパス印字とした。
〔評価基準〕
A:ベタ部にスジ,白抜け,噴射乱れが無い。
B:ベタ部にスジ,白抜け,噴射乱れが若干認められる。
C:ベタ部にスジ,白抜け,噴射乱れが認められる。
D:ベタ部全域にわたってスジ,白抜け,噴射乱れが認められる。
(4)カラーブリード
前述した図1〜図2の構造のインクジェット記録装置(リコー社製、IPSiO G707)を用い、インクセット(1−K、1−C、1−M、1−Y)を充填して、以下の方法で評価を行った。
すなわち、マゼンタ、シアン、イエロー、及びマゼンタとイエローを記録媒体上で混色させて形成する赤、シアンとイエローを記録媒体上で混色させて形成する緑の各カラーインクからなるベタ画像部中に、黒インクの文字を印字する印刷パターンを用い、試験用紙としてマイペーパー(リコー社製)を用いて印字を行った。印字条件は100%duty、記録密度は300dpi、ワンパス印字とした。カラーインク及びカラーインクを記録媒体上で混色させて形成した赤、緑のベタ画像部と黒インクの文字間のカラーブリード(にじみ)を目視により下記の基準で評価した。結果を表3に示すが、A、Bが許容範囲である。
〔評価基準〕
A:カラーブリードの発生がなく、黒文字が鮮明に認識できる。
B:カラーブリードが若干発生し、黒文字が少しにじむ。
C:カラーブリードが発生し、黒文字がにじむが認識は可能である。
D:カラーブリードが発生し、黒文字の認識が困難である。
実施例2〜6、比較例1〜5
実施例1の材料と組成を、表1の実施例2〜6及び比較例1〜5の欄に示す材料と組成に変更した点以外は、実施例1と同様にして各インク(2−K〜11−K、2−C〜11−C、2−M〜11−M、2−Y〜11−Y)を作成し、それらの特性の測定及び評価を行った。その結果を、各インクの水溶性溶剤量S、イオン交換水量W、S/Wとともに、表2、表3に示す。
Figure 0005282747
上記表1に略号で示した材料は、以下の通りである。
GLY:グリセリン
MBD:3−メチル−1,3−ブタンジオール
13BD:1,3−ブタンジオール
2P:2−ピロリドン
224TM13PD:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール
2E13HD:2−エチル−1,3−ヘキサンジオール
TOC:ディスパノールTOC(ポリオキシエチレンアルキレン誘導体、
固形分100%、日本油脂社製)
LiOH:水酸化リチウム
TEA:トリエタノールアミン
AEPD:2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール
LV:プロキセルLV(アベシア社製、防腐防黴剤)
Figure 0005282747
Figure 0005282747
101 装置本体
102 給紙トレイ
103 排紙トレイ
104 インクカートリッジ装填部
105 操作部
111 上カバー
112 前カバーの前面
115 前カバー
131 ガイドロッド
132 ステー
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
135 サブタンク
141 用紙載置部
142 用紙
143 給紙コロ
144 分離パッド
145 ガイド
151 搬送ベルト
152 カウンタローラ
153 搬送ガイド
154 押さえ部材
155 加圧コロ
156 帯電ローラ
157 搬送ローラ
158 テンションローラ
161 ガイド部材
171 分離爪
172 排紙ローラ
173 排紙コロ
181 両面給紙ユニット
182 手差し給紙部
200 インクカートリッジ
特開2007−177007号公報 特許第3154333号公報 特開2003−261832号公報 特開2003−321633号公報 特開2008−502370号公報

Claims (5)

  1. 黒インクとカラーインクからなるインクジェット記録用インクセットにおいて、各インクが、少なくとも染料、水溶性溶剤及び水を含有し、25℃における粘度が5〜20mPa・sであり、各インク中の水溶性溶剤の含有量Sと水の含有量Wの比率(S/W)について、前記カラーインクが、S/W≧1を満たし、前記黒インクが、S/W<1を満たすことを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
  2. 前記カラーインクが、1≦S/W≦1.6を満たし、前記黒インクが、0.7≦S/W<1を満たすことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用インクセット。
  3. 前記カラーインクが、シアン、マゼンタ、及びイエローインクであることを特徴とする請求項1又は2記載インクジェット記録用インクセット。
  4. インクに刺激を印加し飛翔させて画像を記録するインク飛翔手段を備えたインクジェット記録装置を用い、請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インクセットの各インクを吐出することを特徴とするインクジェット記録方法。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インクセットを用いて記録された記録物。
JP2010049226A 2010-03-05 2010-03-05 インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物 Active JP5282747B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010049226A JP5282747B2 (ja) 2010-03-05 2010-03-05 インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物
PCT/JP2011/054668 WO2011108556A1 (en) 2010-03-05 2011-02-23 Inkjet recording ink set, inkjet recording method, and recorded matter
US13/582,870 US9034091B2 (en) 2010-03-05 2011-02-23 Inkjet recording ink set, inkjet recording method, and recorded matter
EP11750666.7A EP2542630B1 (en) 2010-03-05 2011-02-23 Inkjet recording ink set, inkjet recording method, and recorded matter
CN201180012543XA CN102782061A (zh) 2010-03-05 2011-02-23 喷墨记录墨组、喷墨记录方法和记录物质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010049226A JP5282747B2 (ja) 2010-03-05 2010-03-05 インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011184518A JP2011184518A (ja) 2011-09-22
JP5282747B2 true JP5282747B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=44542206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010049226A Active JP5282747B2 (ja) 2010-03-05 2010-03-05 インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9034091B2 (ja)
EP (1) EP2542630B1 (ja)
JP (1) JP5282747B2 (ja)
CN (1) CN102782061A (ja)
WO (1) WO2011108556A1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5768394B2 (ja) 2011-02-10 2015-08-26 株式会社リコー インクジェット記録用インクセット、該インクセットを用いたインクジェット記録方法及び記録物
JP2013166299A (ja) 2012-02-15 2013-08-29 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
US9056993B2 (en) 2012-07-10 2015-06-16 Ricoh Company, Ltd. Ink composition, inkjet recording method, and printed matter
JP2014065890A (ja) 2012-09-10 2014-04-17 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及び記録物
US9139749B2 (en) 2012-09-28 2015-09-22 Ricoh Company, Ltd. Ink composition, recording method, printed matter, ink cartridge, and inkjet recording device
JP6137734B2 (ja) 2013-02-27 2017-05-31 株式会社リコー インクジェットインク
JP5844305B2 (ja) * 2013-04-18 2016-01-13 キヤノンファインテック株式会社 インクジェットヘッドの物流用充填液、インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッドの物流方法
US9493011B2 (en) 2013-04-18 2016-11-15 Canon Finetech Inc. Filling liquid for distribution of ink jet head, ink jet head, and distribution method for ink jet head
US9217089B2 (en) 2013-08-26 2015-12-22 Ricoh Company, Ltd. Ink for inkjet recording
JP6287608B2 (ja) 2013-09-02 2018-03-07 株式会社リコー インクジェット記録用インク組成物、記録装置及び記録物
US9309427B2 (en) 2013-09-04 2016-04-12 Ricoh Company, Ltd. Ink composition, ink cartridge, inkjet recording device, and inkjet printed matter
JP2015108114A (ja) 2013-10-21 2015-06-11 株式会社リコー インクジェット記録用インク、インク収容容器、インクジェット記録装置、記録物
JP2015193781A (ja) 2014-03-06 2015-11-05 株式会社リコー インク組成物、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及び記録物
JP2015214674A (ja) 2014-04-15 2015-12-03 株式会社リコー インクジェット記録用インク、インク収容容器、インクジェット記録装置、記録物
JP2015214672A (ja) 2014-04-24 2015-12-03 株式会社リコー インクジェットインク及びその製造方法
US10280321B2 (en) 2015-01-29 2019-05-07 Ricoh Company, Ltd. Ink, ink container, inkjet recording device, and recorded matter
WO2016148069A1 (ja) 2015-03-19 2016-09-22 株式会社リコー 共重合体、並びにこれを含有するインク、及びインク収容容器
JP6596955B2 (ja) 2015-06-12 2019-10-30 株式会社リコー インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、及び記録物
JP6569411B2 (ja) 2015-09-11 2019-09-04 株式会社リコー インク、インク収容容器、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JP6693083B2 (ja) 2015-10-28 2020-05-13 株式会社リコー インク、インクの製造方法、インクカートリッジ、共重合体、共重合体の製造方法
JP2017088710A (ja) 2015-11-06 2017-05-25 株式会社リコー インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
JP6645148B2 (ja) 2015-12-02 2020-02-12 株式会社リコー 共重合体、色材分散体、インク、及びインク収容容器
US10000656B2 (en) 2015-12-16 2018-06-19 Ricoh Company, Ltd. Ink, recorded matter, ink container, recording device, and recording method
CA3012588C (en) * 2016-01-19 2020-04-28 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording device and inkjet recording method
JP6646869B2 (ja) 2016-01-29 2020-02-14 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録用インクセット
JP6642156B2 (ja) 2016-03-17 2020-02-05 株式会社リコー インク及びその製造方法、並びにインク収容容器、記録方法、及び記録装置
US11059983B2 (en) 2018-02-09 2021-07-13 Ricoh Company, Ltd. Ink, ink container, inkjet recording device, and recording method

Family Cites Families (75)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727880B2 (ja) 1989-11-10 1995-03-29 株式会社東芝 半導体装置の製造方法
US5462592A (en) 1992-06-09 1995-10-31 Ricoh Company, Ltd. Aqueous ink composition
DE69323372T2 (de) * 1992-09-17 1999-06-17 Canon K.K., Tokio/Tokyo Tinten-Set für Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren enthaltend Oberflächendurchdringungsmittel und Tintenstrahldrucker
JP3176444B2 (ja) 1992-10-01 2001-06-18 株式会社リコー 水性インク及びこれを用いた記録方法
JP3247784B2 (ja) 1993-12-22 2002-01-21 株式会社リコー 水性インク及びこれを用いた記録方法
JP3620097B2 (ja) 1995-04-28 2005-02-16 株式会社リコー 水性インク
JP3350839B2 (ja) 1995-05-30 2002-11-25 株式会社リコー インクジェット記録用イエローインク及び画像記録方法
DE69632027T2 (de) 1995-11-02 2004-08-12 Seiko Epson Corp. Set farbige tinte zur tintenstrahlaufzeichnung
US6080229A (en) * 1996-04-16 2000-06-27 Seiko Epson Corporation Reaction solution for ink jet recording method using two liquids
US5972082A (en) 1996-04-30 1999-10-26 Ricoh Company, Ltd. Aqueous ink composition and ink-jet printing method using the same
JP3475249B2 (ja) 1996-07-25 2003-12-08 株式会社リコー 記録液及びそれを用いた記録方法
US5879439A (en) 1996-08-01 1999-03-09 Ricoh Company, Ltd. Recording ink composition and recording method using the same
JP3583257B2 (ja) 1997-03-17 2004-11-04 株式会社リコー 画像記録法及び画像記録装置並びに画像記録促進液
JP3640369B2 (ja) 1997-09-04 2005-04-20 株式会社リコー 画像記録法及び画像記録装置並びに画像記録促進液
US6120589A (en) 1998-02-20 2000-09-19 Ricoh Company, Ltd. Set of color ink compositions for ink-jet printing and method of forming color images using the color ink set
US6214099B1 (en) * 1998-03-31 2001-04-10 Minolta Co., Ltd. Liquid composition and ink set, and an image forming method using said composition and set
JP2000239583A (ja) 1999-02-19 2000-09-05 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用カラーインクセット及び記録方法
US6613136B1 (en) 1999-09-17 2003-09-02 Ricoh Company, Ltd. Recording ink composition and ink-jet printing method using the same
US6460987B1 (en) * 1999-10-05 2002-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Ink set for ink-jet recording, ink-jet recording method, recording unit, ink-jet recording apparatus and bleeding reducing method
US6730155B2 (en) 2000-06-30 2004-05-04 Ricoh Company, Ltd. Aqueous ink composition
US6899751B2 (en) 2000-09-29 2005-05-31 Ricoh Company, Ltd. Ink for ink jet recording, ink jet recording method, ink cartridge and ink jet recording apparatus
JP3874336B2 (ja) 2000-12-05 2007-01-31 株式会社リコー 記録液、これを用いたインクジェット記録方法及び記録用機器
US6730149B2 (en) 2001-01-22 2004-05-04 Ricoh Company Limited Ink composition and inkjet recording method and apparatus using the ink composition
JP2002285047A (ja) 2001-03-23 2002-10-03 Ricoh Co Ltd 水性記録液、該液を用いた記録方法および機器
US6786588B2 (en) 2001-03-23 2004-09-07 Ricoh Company Limited Pretreatment liquid for recording material and image recording method using the pretreatment liquid
EP1262529A1 (en) 2001-05-29 2002-12-04 Ricoh Company, Ltd. Ink set for ink jet recording, method for ink jet recording
EP1405882B1 (en) * 2001-06-19 2007-11-21 Ricoh Company, Ltd. Ink jet recording ink set
EP1437227B1 (en) 2001-09-20 2008-01-02 Ricoh Company, Ltd. Ink jet recording method, recording device, ink, recording medium set, recording matter
US7370952B2 (en) 2001-09-21 2008-05-13 Ricoh Company, Ltd. Ink, and, inkjet recording process, ink cartridge, recording unit, and inkjet recording apparatus using the ink
CN100383202C (zh) 2002-02-05 2008-04-23 株式会社理光 喷墨记录用油墨、油墨组、油墨盒、记录装置、记录方法
JP2003231832A (ja) 2002-02-08 2003-08-19 Konica Corp インクジェット記録用インク、インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
JP2003321633A (ja) 2002-05-01 2003-11-14 Canon Inc インク、カラーフィルターとその製造方法、液晶パネル、コンピュータ及び画像表示デバイス
US20040194659A1 (en) * 2003-03-26 2004-10-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink and ink set
KR100685769B1 (ko) 2003-06-30 2007-02-26 가부시키가이샤 리코 잉크젯 기록용 잉크, 기록 방법 및 기록 장치
EP1664215B1 (en) 2003-09-19 2015-11-04 Ricoh Company, Ltd. Recording ink for ink-jet recording apparatus, and, ink cartridge, ink-jet recording apparatus, ink-jet recording process,and recorded matter
CN101328327B (zh) 2003-10-02 2011-03-30 富士胶片株式会社 喷墨用墨水,喷墨用墨水组和喷墨记录方法
JP2005298806A (ja) 2004-03-19 2005-10-27 Ricoh Co Ltd 記録用インク、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
KR20070011454A (ko) 2004-04-08 2007-01-24 가부시키가이샤 리코 기록용 잉크, 잉크 카트리지, 잉크 기록물, 잉크젯 기록장치 및 잉크젯 기록 방법
JP2008502370A (ja) 2004-06-10 2008-01-31 センシエント イメージング テクノロジーズ インコーポレイテッド 可食性基材への印刷に用いる食品用インクジェットインク液
JP2006077232A (ja) 2004-08-09 2006-03-23 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
CN101048469B (zh) 2004-09-13 2010-12-08 株式会社理光 记录油墨、墨盒、油墨记录物、油墨记录装置、和喷墨记录方法
EP1799778B1 (en) * 2004-09-16 2009-04-01 Ricoh Company, Ltd. Recording ink, ink cartridge, inkjet recording apparatus, inkjet recording method and ink record
DE602005018507D1 (de) 2004-09-17 2010-02-04 Ricoh Kk Aufzeichnungstinte, tintenpatrone, tintenaufzeichnung, tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung sowie tintenstrahlaufzeichnungsverfahren
US7977408B2 (en) 2005-02-04 2011-07-12 Ricoh Company, Ltd. Recording ink, ink set, ink cartridge, ink record, inkjet recording apparatus and inkjet recording method
JP2006298979A (ja) 2005-04-15 2006-11-02 Brother Ind Ltd インクジェット記録用水性インクセット及びインクジェット記録方法
CN101248146B (zh) 2005-08-23 2012-07-18 株式会社理光 记录用油墨以及使用其的墨盒、油墨记录物、喷墨记录装置和喷墨记录方法
US20090114121A1 (en) 2005-10-20 2009-05-07 Ricoh Company, Ltd. Recording ink, recording medium, ink media set, ink recorded matter, ink jet recording method, and ink jet recording apparatus
US8586647B2 (en) 2005-10-24 2013-11-19 Ricoh Company, Ltd. Recording ink, recording ink set, records, ink cartridge, recording method, and inkjet recording apparatus
JP2007144975A (ja) 2005-10-26 2007-06-14 Ricoh Co Ltd インクジェット記録メディア及び記録方法
JP2007136937A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録方法
KR101031794B1 (ko) 2005-12-22 2011-04-29 가부시키가이샤 리코 안료 분산체, 기록용 잉크, 잉크 카트리지, 잉크젯 기록 방법 및 잉크젯 기록 장치
JP2007177007A (ja) 2005-12-27 2007-07-12 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット用インクセット及びインクジェット記録方法
US20070197685A1 (en) 2006-01-18 2007-08-23 Tamotsu Aruga Recording ink as well as ink media set, ink cartridge, ink recorded matter, inkjet recording apparatus and inkjet recording method
WO2007105806A1 (en) 2006-03-10 2007-09-20 Ricoh Company, Ltd. Recording ink, ink cartridge, inkjet recording method, and inkjet recording apparatus
KR100754212B1 (ko) 2006-03-25 2007-09-03 삼성전자주식회사 잉크 세트, 이를 함유한 잉크 카트리지 및 잉크젯 기록장치
JP2008137369A (ja) 2006-04-18 2008-06-19 Ricoh Co Ltd インクジェット記録メディア、記録方法及び記録装置
CN101370883B (zh) 2006-09-15 2012-05-09 株式会社理光 记录油墨、喷墨记录方法和喷墨记录装置
KR101035935B1 (ko) 2006-09-15 2011-05-23 가부시키가이샤 리코 잉크젯 기록용 잉크, 잉크젯 기록용 잉크 세트, 잉크젯 기록용 잉크 매체 세트, 잉크 카트리지, 잉크젯 기록 방법 및 잉크젯 기록 장치
WO2008035797A1 (en) 2006-09-19 2008-03-27 Ricoh Company, Ltd. Ink, ink cartridge, ink jet recording apparatus, and ink jet recording method
EP2064296B1 (en) 2006-09-19 2012-11-21 Ricoh Company, Ltd. Recording ink, ink media set, ink cartridge, ink recorded matter, inkjet recording apparatus, and inkjet recording method
EP2097270B1 (en) 2006-12-27 2015-04-22 Ricoh Company, Ltd. Ink-media set, ink composition, ink cartridge, inkjet recording method, inkjet recording apparatus, and ink recorded matter
CN101573419A (zh) 2006-12-28 2009-11-04 株式会社理光 再充填用墨水和墨盒
JP5170508B2 (ja) 2007-03-16 2013-03-27 株式会社リコー インクメディアセット、及びインクジェット記録方法、記録物、記録装置
EP2136999B1 (en) 2007-03-19 2015-02-25 Ricoh Company, Ltd. Ink-jet recording method
JP5240501B2 (ja) 2007-03-19 2013-07-17 株式会社リコー インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
US8016932B2 (en) 2007-05-11 2011-09-13 Canon Kabushiki Kaisha Aqueous ink, ink set, image forming method and image forming apparatus
JP5932196B2 (ja) 2007-05-11 2016-06-08 キヤノン株式会社 画像形成方法、及び画像形成装置
JP5263584B2 (ja) 2007-06-12 2013-08-14 株式会社リコー インクジェット記録用インク、インクメディアセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP5101187B2 (ja) 2007-06-26 2012-12-19 株式会社リコー インクジェット記録方法、および記録装置、記録物
EP2028242B1 (en) 2007-08-14 2013-07-10 Ricoh Company, Ltd. Inkjet ink, and ink cartridge, inkjet recording method, inkjet recording apparatus and ink record using the same
JP2009056615A (ja) 2007-08-30 2009-03-19 Ricoh Co Ltd インクジェット記録方法
JP5360455B2 (ja) 2007-11-26 2013-12-04 株式会社リコー インクジェット記録用インク、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録用インク−メディアセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置
JP5258337B2 (ja) 2008-03-14 2013-08-07 富士フイルム株式会社 水性インク組成物
JP5299748B2 (ja) 2008-03-18 2013-09-25 株式会社リコー インクジェット記録方法、そのための記録メディア及び水系インク
JP5768394B2 (ja) 2011-02-10 2015-08-26 株式会社リコー インクジェット記録用インクセット、該インクセットを用いたインクジェット記録方法及び記録物

Also Published As

Publication number Publication date
EP2542630A4 (en) 2016-02-10
JP2011184518A (ja) 2011-09-22
US9034091B2 (en) 2015-05-19
US20120328854A1 (en) 2012-12-27
WO2011108556A1 (en) 2011-09-09
EP2542630A1 (en) 2013-01-09
CN102782061A (zh) 2012-11-14
EP2542630B1 (en) 2016-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5282747B2 (ja) インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物
JP5768394B2 (ja) インクジェット記録用インクセット、該インクセットを用いたインクジェット記録方法及び記録物
JP6137734B2 (ja) インクジェットインク
JP6098184B2 (ja) インクジェット記録用後処理液及び画像形成方法
JP5900750B2 (ja) インク組成物、インクジェット記録方法、記録物、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置
JP5594089B2 (ja) インクジェット用前処理液、並びに、インクジェット記録方法及びインクジェット記録物
JP6229341B2 (ja) イエローインク組成物、インクジェット記録方法及び記録物の製造方法
JP2003213179A5 (ja)
JP6056520B2 (ja) インクジェット用インク、画像形成方法、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成物
JP5703602B2 (ja) インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法、記録物
JP6015913B2 (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法、画像形成物
JP6051840B2 (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置およびインク記録物
JP2013185109A (ja) インクジェット用インク、インクカートリッジ及び記録物
JP6020177B2 (ja) インクジェットインク
JP6035159B2 (ja) インクジェット用インク、画像形成方法、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成物
JP6044217B2 (ja) インクジェット記録用インク、並びに該インクを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法およびインク記録物
JP6237010B2 (ja) インクジェット記録用インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及びインク記録物
JP4521857B2 (ja) インクジェット記録用インク、記録方法および記録装置
JP4854204B2 (ja) 両面記録システム
JP6018000B2 (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、インク記録物
JP6289088B2 (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、インク記録物
JP5846545B2 (ja) インクジェット記録用インク
JP2014172963A (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、記録装置、及びインク記録物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130513

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5282747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151