JP5263704B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
この特許文献1の便器では、先ず、ボウル部の洗浄開始時に、ボウル部用流量調節弁を制御してリム通水路に小流量の洗浄水を供給してリム通水路内の空気を排除し、次に、大流量の洗浄水をリム通水路に供給して、ボウル部を洗浄するようにしている。
このように構成された本発明においては、給水路切替弁を徐々に切り替えて、洗浄水の流量の100%がリム吐水口に供給されるようにしたので、リム吐出口に大量の洗浄水が一気に供給されることなく、リム吐水口に徐々に洗浄水が供給されるので、給水路切替弁の下流側に残留する空気をリム吐水口からスムーズに排出することができ、それにより、残留空気が一気に排出されるときに生じる異音の発生や水はね等も防止することができる。
このように構成された本発明によれば、より効果的に、圧縮空気による異音の発生やリム吐水口からの水はね等を防止することができる。
このように構成された本発明によれば、より効果的に、圧縮空気による異音の発生やリム吐水口からの水はね等を防止することができる。
このように構成された本発明においては、給水路切替弁の上流にある開閉弁が故障した場合でも、洗浄水のほとんどはリム吐水口からボウル部に排出されるので、貯水タンクのオーバーフローを防止することができる。
このように構成された本発明においては、給水路切替弁の上流にある開閉弁が故障した場合でも、洗浄水の全てがリム吐水口からボウル部に排出されるので、貯水タンクのオーバーフローを防止することができる。
先ず、図1乃至図3により、本発明の実施形態による水洗大便器の構造を説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態による水洗大便器の側面図であり、図2は図1に示す水洗大便器の平面図であり、図3は本発明の実施形態による水洗大便器を示す全体構成図である。
ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐出するようになっている。
リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
ここで、排水トラップ管路14のトラップ下降管14cの下端には、排水管15が接続されている。
図3に示すように、機能部10には、水道から洗浄水が供給される給水路24が設けられ、この給水路24には、上流側から、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30、定流量弁32、ダイヤフラム式の電磁開閉弁34、給水路切替弁36がそれぞれ設けられている。
また、給水路切替弁36の下流側には、リム吐水口18に洗浄水を供給するためのリム側給水路38、及び、貯水タンク20に洗浄水を供給するためのタンク側給水路40が接続されている。
タンク側給水路40にも、逆止弁であるバキュームブレーカ42が設けられており、洗浄水の貯水タンク20からの逆流を防止している。
上端フロートスイッチ64aは、貯水タンク20内の水位が通常使用時の最高水位L1より少しだけ低い所定位置L2に達するとオンに切り替わり、コントローラ62はこれを検知して、電磁開閉弁34を閉鎖させる。
下端フロートスイッチ64bは、貯水タンク20内の水位が通常使用時の最低水位L3より少しだけ高い所定の水位L4まで低下するとオンに切り替わり、コントローラ62はこれを検知して、加圧ポンプ22を停止させる。
このオーバーフロー流路70には逆止弁であるフラッパー弁72が取り付けられている。このオーバーフロー流路70及びフラッパー弁72により、洗浄水のジェット吐水口16からの逆流を防止すると共に、これらの間の縁切りを行うことができるようになっている。
また、給水路切替弁36は、上流の定流量弁32側に開口する第1ポート36a、タンク側給水路40に開口する第2ポート36b、リム側給水路38に開口する第3ポート36cを備えている。給水切替弁36は、これらの各ポートを切り替えるための、ロータ(弁体)36dを備え、このロータ36dが、駆動モータであるステッピングモータ(図示せず)により所望位置に駆動されるようになっている。
さらに、図5に示すように、給水路切替弁36において、ロータ36dにより、第2ポート36bと第3ポート36cのそれぞれの一部を閉鎖することにより、給水路24をリム側給水路38とタンク側給水路40の両方に連通させることもできるようになっている。
このように、待機状態において、給水切替弁36を設定することにより、給水路切替弁36の上流にある電磁開閉弁34が故障した場合でも、洗浄水のほとんどはリム吐水口18からボウル部12に排出されるので、貯水タンク20のオーバーフローを防止することができる。特に、リム側100%の位置に設定した場合には、洗浄水の全てがリム吐水口18からボウル部12に排出されるので、貯水タンク20のオーバーフローを確実に防止することができる。
この場合、貯水タンクに供給する洗浄水量が多いほど、リム吐水口18からの空気の異音(排出音)の発生や水はね等を効果的に防止することができる。
先ず、加圧ポンプ22は、時刻t6〜t7において、比較的低速(例えば、1000rpm)に保持され、これにより、ジェット側給水路46の頂部46aの近傍(即ち、ボウル部12の溜水面より上方に位置する部分)に在留する空気をゆっくりとジェット吐水口16から排出する。この結果、加圧ポンプ22をいきなり本来の高速回転で始動した場合に生じるジェット吐水口16からの空気の排出音の発生を防止することができる。
この後、時刻t13〜t14において、給水路切替弁36をリム側全開からタンク側全開に切り替える。これにより、貯水タンク20内に洗浄水が貯水される。
次に、時刻t15において、貯水タンク20内の水位が上昇することにより、上端フロートスイッチ64aがONとなり、これにより、電磁開閉弁34がOFF(閉操作)となり、洗浄水の貯水タンク20内への流入が停止される。
2 便器本体
10 機能部
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
20,80 貯水タンク
22 加圧ポンプ
24 給水路
32 定流量弁
34 電磁開閉弁
36 給水路切替弁
38 リム側給水路
40 タンク側給水路
43,44 ボール式逆止弁
45 ポンプ側給水路
46 ジェット側給水路
62 コントローラ
64a 上端フロートスイッチ
64b 下端フロートスイッチ
70 オーバーフロー流路
Claims (6)
- 洗浄水によって洗浄される水洗大便器であって、
ボウル部と、洗浄水を吐出するリム吐水口及びジェット吐水口と、排水トラップ管路とを備えた便器本体と、
洗浄水を貯水する貯水タンクと、
洗浄水を上記リム吐水口及び上記貯水タンクに供給する洗浄水供給手段と、
この洗浄水供給手段による上記リム吐水口及び貯水タンクへの洗浄水の流量を制御する制御手段と、
上記貯水タンクに貯水された洗浄水を加圧してジェット側給水路を経て上記ジェット吐水口に供給するポンプと、を有し、
上記洗浄水供給手段は、洗浄水を所定の流量に調整する定流量弁と、この定流量弁の下流側に設けられた開閉弁と、この開閉弁の下流に設けられ、上記リム吐水口へ給水される洗浄水の流量と上記貯水タンクへの供給される洗浄水の流量を切り替えて調整する給水路切替弁を備え、
上記制御手段は、上記便器本体の洗浄開始時に、上記リム吐水口及び貯水タンクに供給される洗浄水の総流量を100%としたとき、先ず、上記便器本体にリム吐水口及びジェット吐水口から洗浄水の吐水を開始する前に、上記給水路切替弁を切り替えて、貯水タンクへ供給される洗浄水の流量が少なくとも50%〜100%となるようにし、次に、上記開閉弁を開操作することにより上記給水路切替弁の上流側に存在する圧縮空気を予め上記貯水タンクへ排出し、その後、上記給水路切替弁を切り替えて、洗浄水の流量の100%がリム吐水口に供給されるようにして上記便器本体のリム吐水口からの洗浄水の吐水を開始し、上記ポンプを作動して上記便器本体のジェット吐水口からの洗浄水の吐水を開始することにより上記便器本体を洗浄することを特徴とする水洗大便器。 - 上記制御手段は、上記給水路切替弁を徐々に切り替えて、洗浄水の流量の100%がリム吐水口に供給されるようにした請求項1記載の水洗大便器。
- 上記制御手段は、上記給水路切替弁を切り替えて、貯水タンクへ供給される洗浄水の流量が少なくとも75%〜100%となるようにする請求項1又は請求項2記載の水洗大便器。
- 上記制御手段は、上記給水路切替弁を切り替えて、貯水タンクへ供給される洗浄水の流量が100%となるようにする請求項1又は請求項2記載の水洗大便器。
- 上記制御手段は、洗浄開始前の待機状態において、上記給水路切替弁を、リム吐水口へ供給される洗浄水の流量が少なくとも50%〜100%となるように設定する請求項1乃至4の何れか1項記載の水洗大便器。
- 上記制御手段は、洗浄開始前の待機状態において、上記給水路切替弁を、リム吐水口へ供給される洗浄水の流量が100%となるように設定する請求項1乃至4の何れか1項記載の水洗大便器。
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