JP5007943B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、貯水タンクに貯水された洗浄水を加圧ポンプにより加圧してジェット吐水口から吐水するとき、先ず、第1の流量(大流量)の洗浄水を吐水してサイホン作用を発生させ、このサイホン作用により、汚物(主に沈殿系汚物)を短時間で排出し、サイホン作用終了後に、第1の流量より多い第2の流量の洗浄水を吐水して、強いブロー流を形成し、これにより、サイホン作用終了後に生じる排水トラップ管路からの戻り水を押し返すことができ、且つ、短時間でボウル部内に浮遊する汚物(浮遊系汚物)を残さず排出することができるので、節水の要請を満たすことができる。
このように構成された本発明においては、第1の流量により発生したサイホン作用終了後に、第1の流量より少ない第3の流量を吐水して、節水を行いながら浮遊系汚物を溜水内に沈め、さらに、その後に第1の流量よりも多い第2の流量の洗浄水の吐水して強いブロー流を形成し、これにより、短時間でこの浮遊系汚物を短時間で排出することができる。
このように構成された本発明においては、第1の流量により発生したサイホン作用終了後に、第1の流量より多い第4の流量を吐水して、浮遊系汚物を溜水内に沈めて排水トラップ管路へ素早く導くと共に排水トラップ管路における通気面積を減らして臭気の便器側への逆流を抑え、さらに、その後に第4の流量よりも多い第2の流量の洗浄水の吐水して強いブロー流を形成し、これにより、短時間でこの浮遊系汚物を短時間で排出することができる。
先ず、図1乃至図3により、本発明の第1実施形態による水洗大便器の構造を説明する。ここで、図1は、本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す側面図であり、図2は図1に示す水洗大便器の平面図であり、図3は本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す全体構成図である。
ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐出するようになっている。
リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
ここで、排水トラップ管路14のトラップ下降管14cの下端には、排水管15が接続されている。
図3に示すように、機能部10には、水道から洗浄水が供給される給水路24が設けられ、この給水路24には、上流側から、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30、定流量弁32、ダイヤフラム式の電磁開閉弁34、給水路切替弁36がそれぞれ設けられている。
また、給水路切替弁36の下流側には、リム吐水口18に洗浄水を供給するためのリム側給水路38、及び、貯水タンク20に洗浄水を供給するためのタンク側給水路40が接続されている。
上端フロートスイッチ64aは、貯水タンク20内の水位が通常使用時の最高水位L1より少しだけ低い所定位置L2に達するとオンに切り替わり、コントローラ62はこれを検知して、電磁開閉弁34を閉鎖させる。
先ず、加圧ポンプ22は、時刻t6〜t7において、比較的低速(例えば、1000rpm)に保持され、これにより、ジェット側給水路46の頂部46aの近傍(即ち、ボウル部12の溜水面より上方に位置する部分)に在留する空気をゆっくりとジェット吐水口16から排出する。この結果、加圧ポンプ22をいきなり本来の高速回転で始動した場合に生じるジェット吐水口16からの空気の排出音の発生を防止することができる。
なお、リム吐水口からの吐水を行わない状態で、ジェット吐水口16から第1の流量を吐水することも可能であり、この場合には、ジェット吐水による第1の流量は75リットル/分〜120リットル/分となる。
この後、時刻t13〜t14において、給水路切替弁36をリム側全開からタンク側全開に切り替える。これにより、貯水タンク20内に洗浄水が貯水される。
図5(a)は待機状態を示し(図4の時刻t0〜t1)、ボウル部に水が貯留された状態となっている。次に、リム吐水が開始され、このリム吐水継続中に、図5(b)に示すように、ジェット吐水が開始される(図4の時刻t8)とポンプが高速回転(3000rpm)し、リム吐水及び大流量(第1の流量)のジェット吐水により排水トラップ管路内が満水となる。次に、図5(c)に示すように、排水トラップ管路の入口部から空気が吸入され、サイホン作用が終了する(図4の時刻t8〜t9)。
次に、図5(g)に示すように、継続して行われているリム吐水(後リム洗浄)により、ボウル部への洗浄水のリフィールが行われ(図4の時刻t11〜t14)、次に、図5(h)に示すように、元の待機状態となる(図4の時刻t16以降)。
第2実施形態による水洗大便器の基本構成は、上述した第1実施形態と同様であるため、以下第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
先ず、加圧ポンプ22は、時刻t6〜t7において、比較的低速(例えば、1000rpm)に保持され、これにより、ジェット側給水路46の頂部46aの近傍(即ち、ボウル部12の溜水面より上方に位置する部分)に在留する空気をゆっくりとジェット吐水口16から排出する。
なお、リム吐水口からの吐水を行わない状態で、ジェット吐水口16から第1の流量を吐水することも可能であり、この場合には、ジェット吐水による第1の流量は75リットル/分〜120リットル/分となる。
図7(a)は待機状態を示し(図4の時刻t0〜t1)、ボウル部に水が貯留された状態となっている。次に、リム吐水が開始され、このリム吐水継続中に、図7(b)に示すように、ジェット吐水が開始される(図6の時刻t8)とポンプが高速回転(3000rpm)し、リム吐水及び大流量(第1の流量)のジェット吐水により排水トラップ管路内が満水となる。次に、図7(c)に示すように、排水トラップ管路の入口部から空気が吸入され、サイホン作用が終了する(図6の時刻t9の直前)。
第3実施形態による水洗大便器の基本構成は、上述した第1実施形態と同様であるため、以下第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
先ず、加圧ポンプ22は、時刻t6〜t7において、比較的低速(例えば、1000rpm)に保持され、これにより、ジェット側給水路46の頂部46aの近傍(即ち、ボウル部12の溜水面より上方に位置する部分)に在留する空気をゆっくりとジェット吐水口16から排出する。
なお、リム吐水口からの吐水を行わない状態で、ジェット吐水口16から第1の流量を吐水することも可能であり、この場合には、ジェット吐水による第1の流量は75リットル/分〜120リットル/分となる。
2 便器本体
10 機能部
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
20 貯水タンク
22 加圧ポンプ
24 給水路
32 定流量弁
34 電磁開閉弁
36 給水路切替弁
38 リム側給水路
40 タンク側給水路
45 ポンプ側給水路
46 ジェット側給水路
62 コントローラ
64a 上端フロートスイッチ
64b 下端フロートスイッチ
70 オーバーフロー流路
Claims (6)
- 加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器であって、
ボウル部と、洗浄水を吐出するリム吐水口及びジェット吐水口と、排水トラップ管路とを備えた便器本体と、
洗浄水を貯水する貯水タンクと、
洗浄水を上記リム吐水口に所定のタイミングで供給するリム吐水供給手段と、
洗浄水を上記貯水タンクに所定のタイミングで補給する貯水供給手段と、
この貯水タンクに貯水された洗浄水を加圧して上記ジェット吐水口に供給する加圧ポンプと、
この加圧ポンプの作動を制御すると共に回転数を制御して上記ジェット吐水口から吐水される洗浄水の流速及び流量を制御する加圧ポンプ制御手段と、を有し、
上記加圧ポンプ制御手段は、先ず、上記ジェット吐水口から、サイホン作用を発生させるための第1の流量を吐水し、この第1の流量により発生したサイホン作用終了後に、この第1の流量よりも多い第2の流量を吐水するように、上記加圧ポンプの回転数を制御することを特徴とする水洗大便器。 - 上記加圧ポンプ制御手段は、第1の流量により発生したサイホン作用終了後に、第1の流量より少ない第3の流量を吐水し、その後、第1の流量より多い第2の流量を吐水して、ジェット吐水を終了するように、上記加圧ポンプの回転数を制御する請求項1記載の水洗大便器。
- 上記加圧ポンプ制御手段は、第1の流量により発生したサイホン作用終了後に、第1の流量より多い第4の流量を吐水し、その後、第4の流量より多い第2の流量を吐水して、ジェット吐水を終了するように、上記加圧ポンプの回転数を制御する請求項1記載の水洗大便器。
- 上記加圧ポンプ制御手段は、上記リム吐水口から吐水される流量と上記ジェット吐水口から吐水される第1の流量の合計が75〜120リットル/分となるように、上記加圧ポンプの回転数を制御する請求項1乃至3の何れか1項記載の水洗大便器。
- 上記加圧ポンプ制御手段は、上記リム吐水口から吐水せず上記ジェット吐水口から第1の流量を吐水して、75〜120リットル/分の洗浄水を上記排水トラップ管路に流入させるように、上記加圧ポンプの回転数を制御する請求項1乃至3の何れか1項記載の水洗大便器。
- 上記加圧ポンプ制御手段により制御される加圧ポンプにより上記ジェット吐水口から吐水される洗浄水の流速は、3.0〜6.2メートル/秒である請求項1乃至5の何れか1項記載の水洗大便器。
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