JP5262333B2 - 渦巻きばねの取付構造 - Google Patents
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Description
この開示される渦巻きばねの取付構造では、内端側フック状部を係止するにあたり、そのフック形状に合わせた係止部材が用いられており、この係止部材は、シートバックのフレームに固定設置されるブラケットに固定設置されている。
すなわち、本発明の第1の発明に係る渦巻きばねの取付構造は、車両に設置される車両用シートに取り付けられ、シートクッションに対してシートバックを前倒しあるいは後倒しするように付勢する渦巻きばねの取付構造であって、前記渦巻きばねの内端は、前記シートクッションあるいは前記シートバックの何れか側と係止する内端側フック状部を有し、前記シートクッションあるいは前記シートバックの何れか側に、ブラケット状部材が固定設置され、前記渦巻きばねの前記内端側フック状部は、前記ブラケット状部材に設けられた溝状部にて収容保持されることによって、前記シートクッションあるいは前記シートバックの何れか側と係止するものとなっていることを特徴とする。
これによって、部品点数を削減できて製造コストを安価なものとし、渦巻きばね内端側の嵩張りを小さくすることができて渦巻きばねの巻き数を多く確保しつつコンパクトなものとすることができる。
なお、この「前記回転ロック機構の近接位置に設けられている」状態としては、たとえば、「前記回転ロック機構の回転軸線上で該回転ロック機構と並列状態で配設されている」状態である。
この渦巻きばねの取付構造によれば、ブラケット状部材は、1本の剛性ワイヤを折り曲げ加工することにより溝状部を形成し構成されているので、溝状部が設けられたブラケット状部材を形成するにあたって、簡単に形成することができながら、なるべく小さい構成とすることができる。
第2の発明に係る渦巻きばねの取付構造によれば、シートバックを前倒しあるいは後倒しして所望位置に固定させることができながら、この回転ロック機構の機能を妨げることなく渦巻きばねを設置することができる。
第3の発明に係る渦巻きばねの取付構造によれば、内端側フック状部を両面から挟み込んで固定保持する溝状部を備えたブラケット状部材を形成するにあたって、簡単に形成することができながら、なるべく小さい構成とすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、渦巻きばねの取付構造を有した連結機構20を備える車両用シート10を、模式的に示す側面図である。
車両用シート10は、図1に示すように、着座者が着座するシートクッション11と、着座者の背もたれとなるシートバック15とを備え、シートバック15をシートクッション11に対して前倒しあるいは後倒しして、シートバック15を所望位置に固定するリクライニング機能を有するものである。
これらシートクッションフレーム12およびシートバックフレーム16は、次に説明する実施形態に係る渦巻きばねの取付構造を有した連結機構20にて連結され、相対的に回転するようになっている。
すなわち、連結機構20は、図2〜図4に示すように、大略、シートクッション側ブラケット21と、シートバック側ブラケット25と、これらブラケット21,25間に挟み込まれるように設けられるリクライニング機構30と、リクライニング機構30の近接位置に設けられる付勢機構40とを備えて構成される。この付勢機構40は、実施の形態となる渦巻きばねの取付構造を用いて取り付けられるものである。
シートバック側ブラケット25は、溶接にてシートバックフレーム16に固定設置されるものであり、後に説明するリクライニング機構30を溶接にて取り付けるためのダボ嵌込孔26が設けられている。
すなわち、図2〜図4に示すように、付勢機構40は、リクライニング機構30の回転軸線上でリクライニング機構30と並列状態で配設されているものであって、大略、渦巻きばね41と、この渦巻きばね41の両端を係止させる2つのブラケット状部材51,61とを備えて構成される。
具体的には、外端側フック状部42は、上記したシートクッション11側となる外端側ブラケット状部材51に係止される個所であって、渦状方向に反して外側に折り曲げるようにして形成されている。また、内端側フック状部43は、上記したシートバック15側となる内端側ブラケット状部材61に係止される個所であって、渦状方向からより内側に折り曲げるようにして形成されている。
すなわち、外端側フック状部42が係止する外端側ブラケット状部材51は、図2〜図4に示すように、側面視L字状に形成されるものであって、溶接固定するための固定板部52と、外端側フック状部42を係止させるための係止用突板部53とを備える。
固定板部52は、シートクッション側ブラケット21に溶接され固定される。また、係止用突板部53には、渦巻きばね41の外端側フック状部42が係止される。
なお、この剛性ワイヤの剛性の強度としては、溝状部62にて内端側フック状部43を収容保持することによって内端側フック状部43を係止させた場合に、この溝状部62が弾性変形してしまわない程度以上の強度である。
すなわち、内端側ブラケット状部材61は、図4および図5に示すように、1本の剛性ワイヤを略スパイラル状に巻いて折り曲げ加工することにより溝状部62を形成して構成される。具体的には、内端側ブラケット状部材61の溝状部62は、U字状に折り曲げられた2つの壁状部621,622と、これら壁状部621,622のU字開口側対角位置同士を連結した連結部623とを備えて形成される。
なお、内端側ブラケット状部材61は、溶接固定部63,64がシートバック側ブラケット25に溶接され固定されることにより、溶接固定部63,64から固定支持力を受けることができて、溝状部62を形成するスパイラル形状を安定的に維持することができるものとなっている。
すなわち、この連結機構20によれば、渦巻きばね41の内端には内端側フック状部43が形成され、シートバックフレーム16に固定設置されたシートバック側ブラケット25に、内端側ブラケット状部材61が固定設置され、渦巻きばね41の内端側フック状部43は、内端側ブラケット状部材61に設けられた溝状部62にて収容保持される。これによって、シートバック15側と係止するものとなっているので、シートバック15を前倒しするように付勢する渦巻きばね41を取り付けるにあたって、その内端となる内端側フック状部43の係止を、内端側ブラケット状部材61の1部材による係止とすることができる。
したがって、部品点数を削減できて製造コストを安価なものとし、渦巻きばね41内端側の嵩張りを小さくすることができて渦巻きばねの巻き数を多く確保しつつコンパクトなものとすることができる。
このようにして、内端側ブラケット状部材61は、内端側フック状部43の収容保持力を向上させたものとなり、内端側フック状部43を安定的に係止させることができる。
次に、図6に基づいて、上記した連結機構20とは異なる構成を有した第2の実施の形態について説明する。すなわち、第2の実施の形態となる渦巻きばねの取付構造を有した連結機構20Aは、上記した連結機構20の内端側ブラケット状部材61の構成を変更したものであって、その他の構成に関しては、同一に構成されたものとなっている。したがって、以下においては、この変更された内端側ブラケット状部材61Aに関して説明するとし、その他の同一に構成された個所については、同一の符号を付して説明を省略するものとする。
すなわち、連結機構20Aは、図6(A)および図6(B)に示すように、付勢機構40Aを備えて構成されるものである。付勢機構40Aは、上記したシートバック側ブラケット25に内端側ブラケット状部材61Aが固定設置され、渦巻きばね41の内端側フック状部43が内端側ブラケット状部材61Aに設けられた溝状部62Aにて収容保持されることによって、シートバック15側と係止するものとなっている。
これによって、部品点数を削減できて製造コストを安価なものとし、渦巻きばね41内端側の嵩張りを小さくすることができて渦巻きばねの巻き数を多く確保しつつコンパクトなものとすることができる。
これによって、渦巻きばね41の内端となる内端側フック状部43を係止させるにあたって、その係止をより安定的なものとすることができる。
次に、図7に基づいて、上記第2の実施の形態の変形例となる第3の実施の形態について説明する。すなわち、第3の実施の形態となる渦巻きばねの取付構造を有した連結機構20Bは、上記した連結機構20Aの内端側ブラケット状部材61Aの構成を変更したものであって、その他の構成に関しては、同一に構成されたものとなっている。したがって、以下においては、この変更された内端側ブラケット状部材61Bに関して説明するとし、その他の同一に構成された個所については、同一の符号を付して説明を省略するものとする。
すなわち、連結機構20Bは、図7(A)および図7(B)に示すように、付勢機構40Bを備えて構成されるものである。付勢機構40Bは、上記したシートバック側ブラケット25に内端側ブラケット状部材61Bが固定設置され、渦巻きばね41の内端側フック状部43が内端側ブラケット状部材61Bに設けられた溝状部62Bにて収容保持されることによって、シートバック15側と係止するものとなっている。
これによって、部品点数を削減できて製造コストを安価なものとし、渦巻きばね41内端側の嵩張りを小さくすることができて渦巻きばねの巻き数を多く確保しつつコンパクトなものとすることができる。
これによって、渦巻きばね41の内端となる内端側フック状部43を係止させるにあたって、その係止をより安定的なものとすることができる。
すなわち、上記実施の形態の渦巻きばねの取付構造を用いて取り付けられた付勢機構40は、シートクッション11に対してシートバック15を前倒しするように付勢するものであった。しかしながら、本発明に係る渦巻きばねの取付構造は、これに限定されるものではなく、シートクッション11に対してシートバック15を後倒しするように付勢するように構成されるものであってもよい。その場合には、渦巻きばね41の外端側フック状部42が、外端側ブラケット状部材51に対して、上記実施の形態とは反対側から係止されることとなる。
また、本発明に係る、1本の剛性ワイヤを折り曲げ加工することにより構成されるブラケット状部材は、上記したスパイラル状に巻いて折り曲げ加工したものに限定されるものではなく、溝状部を形成するように折り曲げ加工するものであれば何ら問題なく、ブラケット状部材自体の形状は、適宜の形状を選択することができる。
11 シートクッション
12 シートクッションフレーム
15 シートバック
16 シートバックフレーム
20 連結機構
21 シートクッション側ブラケット
25 シートバック側ブラケット
30 リクライニング機構
31 ガイド
32 ラチェット
33 リング部材
34 操作用カム
35 操作用シャフト
36 操作連結部材
37 付勢渦巻きばね
40 付勢機構
41 渦巻きばね
42 外端側フック状部
43 内端側フック状部
51 外端側ブラケット状部材
52 固定板部
53 係止用突板部
61 内端側ブラケット状部材
62 溝状部
621,622 壁状部
623 連結部
63,64 溶接固定部
Claims (2)
- 車両に設置される車両用シートに取り付けられ、シートクッションに対してシートバックを前倒しあるいは後倒しするように付勢する渦巻きばねの取付構造であって、
前記渦巻きばねの内端は、前記シートクッションあるいは前記シートバックの何れか側と係止する内端側フック状部を有し、
前記シートクッションあるいは前記シートバックの何れか側に、ブラケット状部材が固定設置され、
前記渦巻きばねの前記内端側フック状部は、前記ブラケット状部材に設けられた溝状部にて収容保持されることによって、前記シートクッションあるいは前記シートバックの何れか側と係止するものとなっており、
前記ブラケット状部材は、1本の剛性ワイヤを折り曲げ加工することにより前記溝状部を形成し構成されていることを特徴とする渦巻きばねの取付構造。 - 請求項1に記載の渦巻きばねの取付構造において、
前記シートバックを前記シートクッションに対して前倒しあるいは後倒しして、該シートバックを所望位置に固定させる回転ロック機構が設けられ、
前記ブラケット状部材は、前記回転ロック機構の近接位置に設けられていることを特徴とする渦巻きばねの取付構造。
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