JP5120455B2 - ガーベジコレクションプログラム、及びガーベジコレクション方法、ならびにガーベジコレクションシステム - Google Patents
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Description
本発明は、ブロック単位でデータを消去する補助記憶媒体を備える組み込みシステムにおいて、補助記憶媒体内のデータを消去する際にガーベジコレクション処理を行うガーベジコレクションプログラム、及びガーベジコレクション方法、ならびにガーベジコレクションシステムに関するものである。
近年の携帯電話機やカーナビケーションシステムに代表されるように、電子機器の小型化、多機能化、高性能化を可能にしているのは、これら装置内に搭載された組み込みシステムの技術の発達によるところが大きい。
組み込みシステムでは、コストやサイズを抑えるために、安価なCPUや最小限のデータ容量のメインメモリでハードウェアを構成することが重要である。また、組み込みシステムに採用される補助記憶装置として、磁気ディスク装置より小型かつ高速アクセスが可能であり、ある程度の記憶容量のあるNAND型フラッシュメモリ(以下フラッシュメモリと略す)を採用することが多い。
図13は、従来技術における、フラッシュメモリを用いた組み込みシステムを備える装置の構成の一例を示すブロック図である。組み込みシステムを備えた装置の例として、例えば上述の携帯電話機やカーナビゲーションシステムなどがあげられる。図13に示す通り、装置100は、組み込みシステム101として、装置内全てのデバイスの動作を制御するCPU102(Central Processing Unit)、CPU102が直接データをやり取りする主記憶媒体であるメインメモリ103、データの記憶を行う補助記憶媒体であるフラッシュメモリ104を備える。
フラッシュメモリ104は、一度データを書き込むと、その書き込まれた領域の部分的な消去が行えず、その領域を含むブロック単位での消去のみが可能である。また消去回数も10万回に制限されており、頻繁な書き換えを行えない。このような特性を考慮し、フラッシュメモリへの書き込み回数を低減することを目的とした追記型のファイルシステムがある。以下、追記型のファイルシステムを「ファイルシステム」と略す。なお、ファイルシステムにて記憶されるファイルの内容は、フラッシュメモリ上に存在し、メインメモリ上にはファイルを構成するデータのフラッシュメモリ上の位置といった管理情報のみを置いている。これにより、メインメモリの使用量を節約している。以下に、ファイルシステムの概念と、ファイルの読み出し、書き換え動作を説明する。
図14は、追記型のファイルシステムにおける、データ読み出し処理の概念図である。なお、以下の各図において、同一符号は同一物又は相当物を示しており重複説明は省略する。図14に示す通り、ファイルシステム105のアクセス対象は、メインメモリ103、フラッシュメモリ104とする。また、メインメモリ103には、データへのアクセスの排他制御を行うプログラムである排他機構107がロードされている。また、メインメモリ103には構成データ(後述にて詳細を説明する)が格納されているファイル108、ファイル108を構成するデータがフラッシュメモリ104のどこに格納されているかの位置情報が格納されているアドレステーブル109が保持されている。また、アドレステーブル109は、ファイル108を構成するデータの一つであるdata#aが保持されているアドレスを指し示すaアドレスデータ113が保持されている。以下、アドレスを指し示すデータをアドレスデータと称す。また、アドレステーブル109は、data#bのアドレスデータであるbアドレスデータ114と、data#cのアドレスデータであるcアドレスデータ115とを保持しているものとする。
また、ファイル108は、アドレステーブル109への参照経路であるアクセス経路110から112を構成データとして保持している。なお、図14において、アクセス経路110はdata#aのアドレスデータ113までの参照経路であり、アクセス経路111はdata#bのアドレスデータ114までの参照経路であり、アクセス経路112はdata#cのアドレスデータ115までの参照経路である。
また、フラッシュメモリ104は、消去単位であるブロック116A、B、・・・、Nにて構成される。以下、ブロックを総称するときはブロック116と称す。ブロック116は、フラッシュメモリ104の記憶容量によりA,B,C・・・Nと数が異なるものである。なお、図14においては、ブロック116Aにはdata#a117、ブロック116Bにはdata#b118、ブロック116Cにはdata#c119が格納されているものとする。また、プログラム106は、ファイルに対する読み書きのアクセスを要求するものであり、ここではファイル108を読み出すアクセスを行うものとする。また、ファイル108は、ここでは、data#a117、data#b118、data#c119とで構成されているものとする。
次に従来のフラッシュメモリを使用したファイルシステムのファイルのデータ読み出し動作について説明する。なお、以下に記載する全てのプログラムの動作はCPU102により実行される。
まず、プログラム106によるファイル108に対する読み出し指示を受けたファイルシステム105は、排他機構107に排他制御指示を行うことでファイル108を排他し、ファイル108に対する他のプロセスが干渉不可能な状態とする(排他処理)。次に、ファイルシステム105は、ファイル108に格納されている構成データより必要なデータを特定する。なお、ここでの必要データはdata#a117とする。次に、ファイルシステム105は、アクセス経路110を経てアドレステーブル109よりdata#a117のアドレスデータ113を取得し、フラッシュメモリ104からdata#a117をプログラム106に出力する。
ファイルシステム105は、プログラム106から要求されたファイル108のデータを出力後、排他機構107に排他制御の解除指示を行うことでファイル108の排他を解除し、データの読み出しは完了となる。
上述した動作により、フラッシュメモリを使用したファイルシステムによるファイルのデータ読み出しが行われる。
次に、ファイルシステム105におけるファイルのデータ内容変更処理について説明する。
図15は、追記型ファイルシステムにおける、データ書き換え処理の概念図である。なお、データ内容を変更するデータはdata#a117であり、このdata#a117を変更したものがdata#i121である。また、プログラム120は、data#a117をdata#i121へ変更をするプログラムである。
まず、プログラム120によるファイル108に対する書き換え指示を受けたファイルシステム105は、排他機構107によりファイル108を排他し、排他処理を行う。次に、ファイルシステム105は、プログラム120の指示に基づきdata#a117の内容を変更し、変更後の内容data#i121をフラッシュメモリ103の空き領域に書き込む。data#i121の書き込み後、ファイルシステム105は、data#i121の位置情報であるiアドレスデータ122をアドレステーブル109へ追加する。位置情報追加後、ファイルシステム105は、ファイル108からiアドレスデータ122へのアクセス経路123を追加し、古い内容のdata#a117は不要な為、ファイル108からのアクセス経路110を削除する。ここで、ファイルシステム105は、data#a117が不要であることを示すために、aアドレスデータ113に状態フラグをマークする。この状態フラグがマークされると、data#a117へのアクセスが出来なくなり、読み書き不可となり、無効データとなる。状態フラグのマーク後、ファイルシステム105は、排他機構107によりファイル108の排他を解除し、データ内容変更は完了となる。
上述した動作により、フラッシュメモリを使用したファイルシステムのファイルのデータ内容変更が行われる。
しかしながら、上述したファイルのデータ内容変更を繰り返すと、フラッシュメモリ上に不要なデータ(無効なデータ。以下同様)が貯まり、フラッシュメモリの容量を浪費してしまう。その為、フラッシュメモリ上の不要なデータを集めて削除するガーベジコレクション(Garbage Collection、以下GCと略す)プログラムが必要となる。フラッシュメモリはブロック単位でのみ消去が可能であり、消去を行うにはブロック全体を不要なデータで埋める必要がある。上述したGCプログラムは、対象のブロック内に点在する有効なデータを他のブロックに移動(コピー)を行うことにより、対象のブロックの消去を可能にするものである。なお、GCは、一般的にはROMに格納されているものであり、装置起動後にメインメモリに展開されるものである。以下に、GCプロセスのファイルシステムに対する処理を説明する。
図16から図19は、GCプログラムの動作の概念を示す図である。なお、図16から図19において、GCプログラムの対象ブロックをブロック116Aとし、ブロック116Aは、必要データとしてdata#a117、data#b118、data#c119と、不要データ124にて構成されているものとする。また、ブロック116Bは必要データであるdata#x125で構成され、空き領域126が存在するものとする。
まず、GCプログラムは、図16に示されている初期状態から、図17に示す通り、必要データであるdata#a117、data#b118、data#c119の複製データ(data#a'127、data#b'128、data#c'129)を、空き領域のある別ブロックであるブロック116Bに作成する。複製データを作成することにより、GCプログラムは、図18に示す通り、ブロック116Aを不要データ124のみと判断する。次にGCプログラムは、不要データ124のみとなったブロック116A内の不要データ124を消去することにより、図19に示す通り、ブロック116Aの全てが空き領域として使用可能状態とする。
以上の処理を経て、GCプログラムはフラッシュメモリのデータ整理を行う。次に、上述したGCプログラムによるデータ整理処理におけるファイルシステムの概念を説明する。なお、ここでのデータ整理処理とは、ブロック116A上のdata#a117を他のブロックへ移動する処理を表す。
図20は、追記型ファイルシステムにおける、GCプログラムの動作の概念図である。なお、data#a'131はdata#a117のコピーである。また、GCプログラムはファイルシステム105に含まれ、GCプログラムがファイルシステム105の機能の一部を担うものとして説明する。
まず、GCプログラム130は、ファイルシステム105内の排他機構107に対しファイル108の排他を指示し、排他処理を行う。次にGCプログラム130は、data#a117の内容を読み出し、フラッシュメモリ104の空き領域にdata#a'131としてコピーし、アドレステーブル109にdata#a'131の位置情報であるa'アドレスデータ132を追加する。位置情報追加後、GCプログラム130は、ファイル108からa'アドレスデータ132へのアクセス経路133を追加し、古い内容のdata#a117は不要な為、ファイル108からのアクセス経路110を削除する。アクセス経路110削除後、GCプログラム130は、data#a117が不要であることを示すために、aアドレスデータ113に状態フラグをマークし、排他機構107に対しファイル108への排他解除を指示し、データ整理は完了となる。
なお、本発明の関連ある従来技術として、不揮発性固体メモリ(フラッシュメモリ)を使用する上で避けることのできないガーベジコレクションを、所定のモードにおいて、他の不揮発性固体メモリ又は記録媒体にデータの書き込みを中断することなく並行して実行し、さらにホスト装置へのデータ転送に影響を及ぼすことなく並行して実行する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−193883号公報
しかしながら、上述したGCプログラムは、フラッシュメモリ上のデータを移動するだけなので、他のプロセスへ影響を与えないように行いたいが、GCプログラムによってファイルが排他されている最中に、他のプログラムによるそのファイルへのアクセスが発生すると、他のプロセスは待機を余儀なくされ、処理が遅延されてしまう。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、データを移動する際の排他時間を低減するガーベジコレクションプログラム、及びガーベジコレクション方法、ならびにガーベジコレクションシステムを提供することを目的とする。
また、上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、ブロック単位でのみデータ消去が可能な第1記憶装置のうちの、有効なデータと無効なデータとが混在する第1ブロックから、有効なデータを前記第1記憶装置とは別の記憶装置である第2記憶装置へコピーする第1複写ステップと、前記第1複写ステップでコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第1排他指示ステップと、前記第1排他指示ステップに基づく排他制御が行われた後、前記第1複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第1複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第1切替ステップと、前記第1切替ステップによるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第1排他解除指示ステップと、前記第1複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータを、前記第2記憶装置から前記第1記憶装置のブロックであって前記第1ブロックとは別のブロックである第2ブロックに有効なデータをまとめるようコピーする第2複写ステップと、前記第2複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第2排他指示ステップと、前記第2排他指示ステップに基づく排他が行われた後、前記第2複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第2複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第2切替ステップと、前記第2切替ステップによるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第2排他解除指示ステップとをコンピュータに実行させる。
また、上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、ブロック単位でのみデータ消去が可能な第1記憶装置のうちの、有効なデータと無効なデータとが混在する第1ブロックから、有効なデータを前記第1記憶装置とは別の記憶装置である第2記憶装置へコピーする第1複写ステップと、前記第1複写ステップでコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第1排他指示ステップと、前記第1排他指示ステップに基づく排他が行われた後、前記第1複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第1複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第1切替ステップと、前記第1切替ステップによるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第1排他解除指示ステップと、前記第1複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータを、前記第2記憶装置から前記第1記憶装置のブロックであって前記第1ブロックとは別のブロックである第2ブロックに有効なデータをまとめるようコピーする第2複写ステップと、前記第2複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第2排他指示ステップと、前記第2排他指示ステップに基づく排他が行われた後、前記第2複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第2複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第2切替ステップと、前記第2切替ステップによるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第2排他解除指示ステップとを行う。
また、上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、ブロック単位でのみデータ消去が可能な第1記憶装置のうちの、有効なデータと無効なデータとが混在する第1ブロックから、有効なデータを前記第1記憶装置とは別の記憶装置である第2記憶装置へコピーする第1複写部と、前記第1複写部でコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第1排他指示部と、前記第1排他指示部に基づく排他が行われた後、前記第1複写部にてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第1複写部にてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第1切替部と、前記第1切替部によるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第1排他解除指示部と、前記第1複写部にてコピーされたコピー先の有効なデータを、前記第2記憶装置から前記第1記憶装置のブロックであって前記第1ブロックとは別のブロックである第2ブロックに有効なデータをまとめるようコピーする第2複写部と、前記第2複写部にてコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第2排他指示部と、前記第2排他指示部に基づく排他が行われた後、前記第2複写部にてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第2複写部にてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第2切替部と、前記第2切替部によるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第2排他解除指示部とを備える。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。尚、GCプログラムは上述同様、ファイルシステムに含まれ、GCプログラムがファイルシステムの機能の一部を担うものとして説明する。
まず、本実施の形態に係るGCプログラムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る、GCプログラムを備えた装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す通り、装置1は、組み込みシステム2として、装置1の動作を制御するCPU3、CPU3がデータをやり取りする主記憶媒体であるメインメモリ4(第2記憶装置)、データの記憶を行う補助記憶媒体であるフラッシュメモリ5(第1記憶装置)、組み込みシステム2を制御するプログラムを格納している起動ROM80を備える。なお、本実施形態では、装置1は例として、携帯電話機やカーナビケーションシステム等の組み込み機器やパーソナルコンピュータ等、フラッシュメモリを搭載した、または搭載可能である装置であるものとする。
また、本実施の形態において、GCプログラム6は、組み込みシステム2を制御する他のプログラムと一緒に起動ROM80に格納されているものとし、装置1起動後にメインメモリ4へ読み込まれるものである。また、GCプログラム6は、コピー管理プログラム7と、排他指示プログラム8と、アクセス管理プログラム9と、判断プログラム10とを備えるものである。
なお、コピー管理プログラム7は、フラッシュメモリ5に格納されているデータのコピー及びデータのアドレスデータをメインメモリ4上に作成するプログラムである。排他指示プログラム8は、メインメモリ4にロードされる排他機構にファイルの排他及び排他解除を指示し、GCプログラム以外のフラッシュメモリ5へのアクセスを禁止及び許可するプログラムである。アクセス管理プログラム9は、メインメモリ4に展開されるファイルとアドレステーブル間のアクセス経路を作成及び削除を行い、アクセス経路を切り替えるプログラムである。判断プログラム10は、メインメモリ4及びフラッシュメモリ5内のデータがGCの対象となるデータであるか、対象でないデータであるかの判断を行うプログラムである。なお、上述した排他機構、ファイル、アドレステーブルについては、後述にて詳細を説明する。
図2は、本実施の形態に係る、追記型ファイルシステムの概念図である。図2に示す通り、ファイルシステム11は、メインメモリ4、フラッシュメモリ5に保持されているデータのアクセスを制御、管理を行う。また、メインメモリ4には、構成データが格納されているファイル12、ファイルの構成データがフラッシュメモリ5のどこに格納されているかのアドレスデータが格納されているアドレステーブル14が保持されている。なお、アドレステーブル14は、有効なデータあるいは対象データであるdata#a17のアドレスデータであるaアドレスデータ15を保持しているものとする。
また、ファイル12は、構成データとしてアドレステーブル14への参照経路であるアクセス経路13が保持される。なお、アクセス経路13は、data#a17に対応するアクセス経路である。また、フラッシュメモリ5は、消去単位であるブロック16A(第1ブロック)、16B(第2ブロック)、・・・、にて構成される。以降、ブロックを総称するときばブロック16と称す。このブロック16の数は、フラッシュメモリ5の記憶容量によってA,B,C・・・Nと数が異なるものである。なお、図2においては、ブロック16Aにはdata#a17が格納されているものとする。また、ファイル12は、ここでは、data#a17にて構成されているものとする。
次に、本実施の形態に係るGCプログラムのデータ整理処理の動作の概要について説明する。なお、本実施の形態において、データ整理処理は、フラッシュメモリ5内に格納されている有効なデータを別ブロックへ移動し、有効なデータと無効なデータを整理する処理を表す。なお、ブロック16A上のdata#a17をデータ整理処理の対象とする。図3は、本実施の形態に係る、GCプログラムの動作の一例を示すフローチャートである。また、図4から図8は、本実施の形態に係る、追記型ファイルシステムにおけるGCプログラムの動作の概念図である。
まず、GCプログラム6は、判断プログラム10により、移動の対象となるdata#a17のデータが必要なデータ、つまりガーベジコレクション対象でない有効なデータか否かの判断を行う(S101,第1判断ステップ)。以下、ガーベジコレクション対象でない有効なデータを「必要データ」と称する。尚、判断プログラム10は、アドレステーブル14に保持されているaアドレスデータ15の状態フラグがマークされているか否かで、対象データが必要データであるか否かを判断する。data#a17に関する状態フラグがマークされていない場合、対象データが必要データであると判断され(S101、YES)、GCプログラム6は、図4に示す通り、コピー管理プログラム7により、data#a17をフラッシュメモリ5から読み出し、メインメモリ4上にdata#a’’18としてコピーを作成し、メインメモリ4の所定の領域にa’’アドレスデータ19を書き込む(S102,第1複写ステップ)。a’’アドレスデータ19の書き込み後、判断プログラム10は、data#a17を参照しているファイルがファイルシステム11内にあるか判断を行う(S103,第2判断ステップ)。なお、図4に示されている排他機構20に関しては後述にて説明する。
data#a17を参照しているファイルがファイルシステム11内にある場合(S103、YES)、図5に示す通り、排他指示プログラム8は、排他機構20に対しファイル12を排他するよう指示をする(S104,第1排他指示ステップ)。なお、排他機構20は、上述した排他機構107の機能を有するプログラムである。ファイル12の排他後、GCプログラム6は、アクセス管理プログラム9により、data#a17へのアクセス経路13を解除し、メインメモリ4上に作成したa’’アドレスデータ19へのアクセス経路21を作成する(S105,第1切替ステップ)。この時点でフラッシュメモリ5上のdata#a17は不要なデータとなるので、GCプログラム6はaアドレスデータ15に状態フラグをマークし、排他指示プログラム8の排他機構20への排他解除指示により、ファイル12への排他を解除する(S106,第1排他解除指示ステップ,第1フラグ設置ステップ)。なお、aアドレスデータ15への状態フラグのマークは、排他解除後に行ってもよい。
ファイル12への排他の解除後、GCプログラム6は、図6に示す通り、コピー管理プログラム7により、data#a’’18をフラッシュメモリ5上の新しいブロック16Bへdata#a’22としてコピーを行い、data#a’22の位置情報であるa’アドレスデータ23をアドレステーブル14へ書き込む(S107,第2複写ステップ)。なお、ここではブロック16Bへコピーを行ったが、空きの領域のあるブロックであれば何処へコピーしてもよい。書き込み後、判断プログラム10は、data#a’’18が必要であるか判断を行う(S108,第3判断ステップ)。すなわち、状態フラグのマークがなされているかの判断を行う。
data#a’’18が必要データと判断した場合、GCプログラム6は、図7に示す通り、排他指示プログラム8による排他機構19への指示により、再びファイル12をロックし(S109,第2排他指示ステップ)、アクセス管理プログラム9により、a’’アドレスデータ19へのアクセス経路21を解除し、a’アドレスデータ23へのアクセス経路24を作成する(S110,第2切替ステップ)。アクセス経路24作成後、GCプログラム6は、図8に示す通り、排他指示プログラム8による排他機構20への指示により、ファイル12の排他を解除し(S111,第2排他解除ステップ)、data#a’’18及びa’’アドレスデータ19は不要なので、これらを削除する(S112,第1削除ステップ)。なお、この削除は、data#a’’18及びa’’アドレスデータ19が、フラッシュメモリ5上でなく、メインメモリ4上に存在する為、ブロック単位を意識することなく実行することができる。また、data#a’’18及びa’’アドレスデータ19の削除は、ファイル12の排他の解除(S111)以前、すなわち、アクセス経路24作成後に行ってもよい。以上で必要データの移動は完了する。
また、図3におけるステップS101において、data#a17のデータが不要データであった場合(S101、NO)、すなわち、aアドレスデータ15に状態フラグのマークなされていた場合、data#a17はガーベジコレクションでの消去対象のデータであるため、移動させる必要がない。よって、移動の対象とならない為、GCプログラム6は処理を終了する。
図3のフローでは、アドレスを切り替えるときのみにファイルに対する排他を行っている。よってデータのブロック間の移動処理が実行されている全期間中に排他がなされている従来のものよりも、排他を行う期間を短縮できる。
なお、本実施の形態においては、データ整理処理について詳細を説明したが、GCプログラム6は、上述したデータ整理を繰り返すことで、フラッシュメモリ5上の必要データを整理し、不要データのみとなったブロック16内のデータを消去できる。
また、排他を必要時にのみ行っているため、GCプログラム6の処理中に、他プログラムがファイル12のデータ内容、つまりフラッシュメモリ5上のデータを書き換える可能性がある。データ内容が書き換えられたまま、GCプログラム6が処理を続けると、書き換えられる前の不要なデータをフラッシュメモリ5内に増加させることに繋がってしまう。かかる書き換えが行われるタイミングは、排他制御がされていない図3におけるステップS102〜S103の間とステップS107〜S108の間である。下記に、ステップS102〜S103の間とステップS107〜S108の間において、必要データが書き換えられた場合におけるGCプログラム6の処理を説明する。
まず、図3におけるステップS103において、data#a17のデータを参照しているファイルが無かった場合、つまりaアドレスデータ15に状態フラグがマークされていた場合は、GCプログラム6がdata#a17を読み出している最中に、他プログラムにより、ファイル12が変更され、data#a17が不要とされた状態である。
図9は、本実施の形態に係る、追記型ファイルシステムにおける他プログラムにより、ファイルが書き換えられ、必要データが不要データとなった場合(S103、NO)のGCプログラムの動作後の概念図である。図9に示される他プログラム25は、data#a17をdata#i27へ変更するものであり、iアドレスデータ26は、data#i27のフラッシュメモリ5における位置情報である。図9に示すように、GCプログラム6が、data#a’’18のコピー中に、他プログラム25の指示により、ファイルシステム11は、data#a17をdata#i27へ書き換え、aアドレスデータ15に状態フラグをマークし、iアドレスデータ26へアクセス経路を書き換える。その後、GCプログラム6が、data#a’’18のコピーを終え、判断プログラム10により、メインメモリ4上のaアドレスデータ15の状態フラグを確認する。ここでaアドレスデータ15に状態フラグがマークされているため(S103、NO)、GCプログラム6は、data#a’’18及びa’’アドレスデータ19を削除し(S112,第2削除ステップ)、処理を終了する。
また、図3におけるステップS108において、data#a’’17のデータが不要データであった場合、つまりa’’アドレスデータ19に状態フラグがマークされていた場合は、GCプログラム6がdata#a’22の書き込みをしている最中に、他プログラムにより、ファイル11が変更され、data#a’’17が不要とされた状態である。
図10は、本実施の形態に係る、追記型ファイルシステムにおける他プログラムにより、ファイルが書き換えられ、必要データが不要データとなった場合(S108、NO)のGCプログラムの動作後の概念図である。図10に示すように、GCプログラム6が、data#a’22のコピー中に、他プログラム25の指示により、ファイルシステム11は、data#a’’18をdata#i27へ書き換え、a’’アドレスデータ19に状態フラグをマークし、iアドレスデータ26へアクセス経路を書き換える。その後、GCプログラム6が、data#a’22のコピーを終え、判断プログラム10は、メインメモリ4上のa’’アドレスデータ19の状態フラグを確認する。ここでa’’アドレスデータ19に状態フラグがマークされているため(S108、NO)、GCプログラム6は、a’アドレスデータ23に状態フラグをマークし(S113,第2フラグ設置ステップ)、data#a’’18及びa’’アドレスデータ19を削除し(S112,第3削除ステップ)、処理を終了する。
上述した本実施の形態に係るGCプログラム動作の一例において、従来技術との動作の比較を下記に説明する。
図11は、本実施の形態に係るGCプログラム処理と、従来技術のGCプログラム処理の比較図である。なお、図に向かって左が従来のGCプログラム処理を表し、右側が本実施の形態に係るGCプログラム処理を表す。図11に示される28は、ファイル12の排他処理、29は、data#a17の読み出し処理、30は、data#a17のコピーであるdata#a’22の作成処理、31は、data#a’22のアクセス経路作成処理、32は、排他解除処理を表す。また、33は、data#a17のコピーであるdata#a’’18の作成処理(S102)、34は、data#a’’18のアクセス経路作成処理(S105)、35は、data#a’’18のコピーであるdata#a’22の作成処理(S107)を表す。また、図11におけるハッチング部は、フラッシュメモリ5へのGCプログラム6のアクセスを表し、矢印部はファイル12の排他区間を表す。
図11に示すように、従来技術では、排他する区間に処理時間のかかるフラッシュメモリ5からのデータの読み出し、および書込みといったアクセス動作が含まれているが、本実施の形態では、排他区間にフラッシュメモリへのアクセスが含まれておらず、GCプログラム6による排他時間が低減することができる。
また、本実施の形態における、GCシステムの構成について詳細を下記に説明する。
図12は、本実施の形態に係る、GCシステムの構成の一例を示すブロック図である。図12に示される通り、GCシステム36は、起動ROM80内に、GCプログラム6を排除し、GC処理部37(第1フラグ設定部,第2フラグ設定部,削除部)を新たに備えるものである。GC処理部37は、コピー管理部38(第1複写部,第2複写部)と、排他指示部39(第1排他指示部,第1排他解除指示部,第2排他指示部,第2排他解除指示部)と、アドレス管理部40(第1切替部,第2切替部)と、判断部41(第1判断部,第2判断部)とを備える。なお、GCプログラム6と、CPU3、メインメモリ4、フラッシュメモリ5、起動ROM80等のハードウェア資源とが協働することで図12に示されているGC処理部37が実現される。また、コピー管理プログラム7と上述のハードウェア資源とが協働することで、コピー管理部38が実現され、排他指示プログラム8と上述のハードウェア資源とが協働することで、排他指示部39が実現される。また、アドレス管理プログラムと上述のハードウェア資源とが協働することで、図12に示されているアドレス管理部40が実現され、判断プログラム10と上述のハードウェア資源とが協働することで、判断部41が実現される。
このような構成によれば、上述したGCプログラム6のデータ整理処理の一連の作業を行うシステムを提供することができる。
本実施の形態によれば、コピー管理プログラム7とアクセス管理プログラム9により、メインメモリ4上へ必要データであるdata#a17のバックアップを作成することでGCプログラム6の実行中でも、他プログラムのファイル12へのアクセスが可能となる。また、排他指示プログラム8がアクセス経路の切替え時のみ排他を行うことにより、ファイル12が排他される区間の外側へ、処理時間のかかるフラッシュメモリ5へのアクセスを出すことができ、ファイル12の排他時間を最小限に抑えることができる。また、対象データのバックアップ単位は、1データ分である為、メインメモリ4の容量が小さいシステムでも実行が可能である。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
更に、上述したプログラムは、コンピュータにより読取り可能な記録媒体に記憶させることによって、GCシステムを構成するコンピュータに実行させることが可能となる。ここで、上記コンピュータにより読取り可能な記録媒体としては、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体をも含むものである。
本発明によれば、データを移動する際の排他時間を低減するガーベジコレクション装置、ガーベジコレクションプログラム、及びガーベジコレクション方法、ならびにガーベジコレクションシステムを提供することができる。
Claims (10)
- ブロック単位でのみデータ消去が可能な第1記憶装置のうちの、有効なデータと無効なデータとが混在する第1ブロックから、有効なデータを前記第1記憶装置とは別の記憶装置である第2記憶装置へコピーする第1複写ステップと、
前記第1複写ステップでコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第1排他指示ステップと、
前記第1排他指示ステップに基づく排他制御が行われた後、前記第1複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第1複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第1切替ステップと、
前記第1切替ステップによるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第1排他解除指示ステップと、
前記第1複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータを、前記第2記憶装置から前記第1記憶装置のブロックであって前記第1ブロックとは別のブロックである第2ブロックに有効なデータをまとめるようコピーする第2複写ステップと、
前記第2複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第2排他指示ステップと、
前記第2排他指示ステップに基づく排他が行われた後、前記第2複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第2複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第2切替ステップと、
前記第2切替ステップによるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第2排他解除指示ステップと、
をコンピュータに実行させるガーベジコレクションプログラム。 - 請求項1に記載のガーベジコレクションプログラムにおいて、
前記第1切替えステップにより、コピー元の有効なデータから、コピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替えた後、コピー元の有効なデータを無効なデータとなるよう所定のフラグを設置する第1フラグ設置ステップを更にコンピュータに実行させるガーベジコレクションプログラム。 - 請求項1に記載のガーベジコレクションプログラムにおいて、
前記第2排他解除指示ステップにより前記排他機構が排他制御の解除を行った後、前記第1複写ステップによりコピーされたコピー先の有効なデータを削除する第1削除ステップを更にコンピュータに実行させるガーベジコレクションプログラム。 - 請求項1に記載のガーベジコレクションプログラムにおいて、
前記第1複写ステップにより、前記第1ブロックから前記有効なデータを前記第2記憶装置へコピーする前に、対象データが有効なデータであるか、無効なデータであるか判断を行う第1判断ステップを更にコンピュータに実行させるガーベジコレクションプログラム。 - 請求項1に記載のガーベジコレクションプログラムにおいて、
前記第1複写ステップにより、前記第1ブロックから前記有効なデータを前記第2記憶装置へコピーした後、前記第1ブロックのコピー元である有効なデータが有効なデータのままであるか、無効なデータとなったかを判断する第2判断ステップを更にコンピュータに実行させるガーベジコレクションプログラム。 - 請求項5に記載のガーベジコレクションプログラムにおいて、
前記第2判断ステップにより、前記有効なデータが有効なデータのままであると判断された場合、前記第1排他指示ステップをコンピュータに実行させるガーベジコレクションプログラム。 - 請求項1に記載のガーベジコレクションプログラムにおいて、
前記第2複写ステップにより、前記第2記憶装置の有効なデータを、前記第2ブロックにコピーした後、前記第2記憶装置のコピー元の有効なデータが有効なデータのままであるか、無効なデータとなったかを判断する第3判断ステップを更にコンピュータに実行させるガーベジコレクションプログラム。 - 請求項7に記載のガーベジコレクションプログラムにおいて、
前記第3判断ステップにより、前記第2記憶装置のコピー元の有効なデータが有効なデータのままであると判断された場合、前記第2排他指示ステップをコンピュータに実行させるガーベジコレクションプログラム。 - ブロック単位でのみデータ消去が可能な第1記憶装置のうちの、有効なデータと無効なデータとが混在する第1ブロックから、有効なデータを前記第1記憶装置とは別の記憶装置である第2記憶装置へコピーする第1複写ステップと、
前記第1複写ステップでコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第1排他指示ステップと、
前記第1排他指示ステップに基づく排他が行われた後、前記第1複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第1複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第1切替ステップと、
前記第1切替ステップによるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第1排他解除指示ステップと、
前記第1複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータを、前記第2記憶装置から前記第1記憶装置のブロックであって前記第1ブロックとは別のブロックである第2ブロックに有効なデータをまとめるようコピーする第2複写ステップと、
前記第2複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータへのアクセスを排他制御するよう排他機構へ指示する第2排他指示ステップと、
前記第2排他指示ステップに基づく排他が行われた後、前記第2複写ステップにてコピーされるコピー元の有効なデータから、前記第2複写ステップにてコピーされたコピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替える第2切替ステップと、
前記第2切替ステップによるアクセス経路の切替後、前記排他機構へ排他制御を解除するよう指示する第2排他解除指示ステップと、
を備えるガーベジコレクション方法。 - 請求項9に記載のガーベジコレクション方法において、
前記第1切替えステップにより、コピー元の有効なデータから、コピー先の有効なデータへアクセス経路を切り替えた後、コピー元の有効なデータを無効なデータとなるよう所定のフラグを設置する第1フラグ設置ステップを更に備えるガーベジコレクション方法。
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