[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5188987B2 - チェーンテンショナ - Google Patents

チェーンテンショナ Download PDF

Info

Publication number
JP5188987B2
JP5188987B2 JP2008553934A JP2008553934A JP5188987B2 JP 5188987 B2 JP5188987 B2 JP 5188987B2 JP 2008553934 A JP2008553934 A JP 2008553934A JP 2008553934 A JP2008553934 A JP 2008553934A JP 5188987 B2 JP5188987 B2 JP 5188987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
chain tensioner
ratchet
locking clip
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008553934A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008087733A1 (ja
Inventor
年光 吉村
斎 濱野
良雄 黒川
秀明 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daido Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Kogyo Co Ltd filed Critical Daido Kogyo Co Ltd
Publication of JPWO2008087733A1 publication Critical patent/JPWO2008087733A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5188987B2 publication Critical patent/JP5188987B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0829Means for varying tension of belts, ropes, or chains with vibration damping means
    • F16H7/0836Means for varying tension of belts, ropes, or chains with vibration damping means of the fluid and restriction type, e.g. dashpot
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/0806Compression coil springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/0812Fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • F16H2007/0853Ratchets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • F16H2007/0859Check valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

本発明は、内燃機関等に使用される伝動用チェーンの弛みを防止するために用いるチェーンテンショナに関する。
内燃機関、例えば特に4サイクルエンジン等において、クランクシャフトの回転をカム軸に伝達する伝動機構においては、チェーンの弛み側にチェーンテンショナを設け、当該チェーンテンショナの調整力をチェーンに付与することでチェーンの張力を一定に保つようにしている。
一般的なチェーンテンショナは、ハウジングに形成されたシリンダ部に、スプリングとプランジャとが組み込まれて構成されている。チェーンが弛んだ場合には、スプリングによって付勢されたプランジャによりチェーンを押圧して適度な張力を保つように作用し、チェーンに張力が生じてプランジャに対する押し込み力が発生した場合には、プランジャの背部に充填された作動油の油圧により、プランジャの後退を緩衝するように作用する。
この種のチェーンテンショナにおいては、プランジャがスプリングによって付勢されているため、納入時等の未使用時にプランジャの突出を防止する機構が必要となる。従来、一般的に用いられているプランジャの抑え機構としては、プランジャ及びハウジングに係合穴を設け、それぞれの係合穴にピンを連通させてセットして、プランジャの突出を防止する機構や、プランジャに係止溝を設け、スプリングピンを介して取り付けられた突出防止板を係止溝に係止することで、プランジャの突出を防止する機構等がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−344872号公報
しかしながら、従来のプランジャの突出を防止する機構は、部品数が多く、また、プランジャに穴や溝等の加工を施すスペースが必要であり、チェーンテンショナのコンパクト化を阻害する問題があった。また、上記ピンを用いたものに関しては、例えばメンテナンス時に、エンジン内からチェーンテンショナを取り外す場合、プランジャの突出防止のために再びピンをセットする必要があり、取扱性に優れているとは言い難い。
本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、コンパクト且つ簡易な構造で取扱性等に優れたチェーンテンショナを提供することを目的とする。
本発明のチェーンテンショナは、ハウジング内に形成された有底シリンダ部に摺動自在に嵌合するプランジャを有し、このプランジャをスプリングによって前記シリンダ部から突出方向に弾性付勢するようにしたチェーンテンショナであって、前記シリンダ部の開口部に係止クリップを装着すると共に、前記プランジャの突出側端部に前記係止クリップと係合可能な係合部を設け、前記プランジャの回動位置に応じて前記係止クリップ及び前記係合部が相互に係脱するようにしたことを特徴とする。
また、本発明のチェーンテンショナにおいて、前記係合部は前記プランジャの外周面の一部を欠切成形してなり、その欠切面にて前記係止クリップと係合すると共に前記プランジャを回動操作可能にすることを特徴とする。
また、本発明のチェーンテンショナにおいて、前記シリンダ部の開口部に前記係止クリップの装着用溝を有し、この装着用溝内に前記係止クリップが拡縮可能に収容されることを特徴とする。
また、本発明のチェーンテンショナにおいて、前記プランジャの外周面に長手方向に沿ってラチェットが形成され、前記プランジャの回動によりその係合部から離脱した前記係止クリップが、前記ラチェットに係合するようにしたことを特徴とする。
また、本発明のチェーンテンショナにおいて、前記係合部は、前記プランジャの直径方向対向位置に一対の前記欠切面を有することを特徴とする。
また、本発明のチェーンテンショナにおいて、前記係止クリップ及び前記ラチェットの係合時、前記係止クリップが前記ラチェットのラチェット山により拡開して前記プランジャの突出動作が許容され、そのラチェット溝と係合して前記プランジャの後退動作が規制されることを特徴とする。
また、本発明のチェーンテンショナにおいて、前記ラチェットは前記プランジャの外周方向の一部に形成され、前記プランジャの前記係合部及び前記ラチェットが相互に、前記プランジャの外周方向で離間し、又は部分的に重なるように配置されることを特徴とする。
また、本発明のチェーンテンショナにおいて、前記プランジャの突出側端部付近にその回動動作を規制する規制手段を有し、前記規制手段を介して前記プランジャの回動を規制すると共に、前記ハウジングを回動可能にすることを特徴する。
以上のような本発明のチェーンテンショナによれば、プランジャの回動位置に応じて係止クリップ及び係合部が相互に係脱する。例えば納入時等においては係止クリップ及び係合部が係合し、このときプランジャはスプリングの弾力によって突出方向に付勢されているが、係止クリップとの係合により押込み状態にロックされ、不用意にシリンダ部から突出することはない。
また、チェーンテンショナを作動可能とするために、プランジャを回動させることで係止クリップによるプランジャの押込みロック状態が解除される。このようにプランジャの簡単な回動操作で適宜これをロックし、又はそのロック状態を解除することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナの適用例を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナの上面図及び正面図である。 図3Aは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナの断面図である。 図3Bは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナのプランジャの突出端部まわりの底面図である。 図3Cは、図3AのA−A線に沿う断面図である。 図4Aは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナにおけるプランジャのロックを解除する工程を示す図である。 図4Bは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナにおけるプランジャのロックを解除する工程を示す図である。 図4Cは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナにおけるプランジャのロックを解除する工程を示す図である。 図5Aは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナにおけるプランジャの押込みロック状態が解除された状態を示す図である。 図5Bは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナにおけるプランジャ突出量が最大となった状態を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナにおけるプランジャの突出動作工程を内部構造の動作状態I〜IVと共に順に示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナの実装例を示す斜視図である。 図8Aは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナを分解する工程を示す図である。 図8Bは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナを分解する工程を示す図である。 図8Cは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナを分解する工程を示す図である。 図8Dは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナを分解する工程を示す図である。 図9Aは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナを組み立てる工程を示す図である。 図9Bは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナを組み立てる工程を示す図である。 図9Cは、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナを組み立てる工程を示す図である。 図10Aは、本発明の第2の実施形態に係るチェーンテンショナを示す斜視図である。 図10Bは、本発明の第2の実施形態に係るチェーンテンショナを示す側面図である。 図11Aは、本発明の第2の実施形態に係るチェーンテンショナを示す斜視図である。 図11Bは、本発明の第2の実施形態に係るチェーンテンショナを示す側面図である。 図12Aは、本発明の第3の実施形態に係るチェーンテンショナを示す斜視図である。 図12Bは、本発明の第3の実施形態に係るチェーンテンショナを示す断面図である。 図13Aは、本発明の第4の実施形態に係るチェーンテンショナを取り付ける工程を示す図である。 図13Bは、本発明の第4の実施形態に係るチェーンテンショナを取り付ける工程を示す図である。 図13Cは、本発明の第4の実施形態に係るチェーンテンショナを取り付ける工程を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明によるチェーンテンショナの好適な実施形態を説明する。
ここで先ず、図1は、本発明の実施形態に係るチェーンテンショナ10の適用例を示している。その1例として、例えば4サイクルエンジン100におけるカム駆動システムでチェーンテンショナ10が使用される。図において、吸気側カムシャフト101のスプロケット102及び排気側カムシャフト103のスプロケット104とクランクシャフト105のスプロケット107との間にチェーン106が巻回装架される。チェーン106はチェーンガイド108によって走行ガイドされると共に、チェーンテンショナ10によってテンショナレバー109を介して張力が付与されるようになっている。
テンショナレバー109は基端側で枢軸110により回動可能に支持され、先端側でチェーンテンショナ10と結合する。チェーン106が弛んだ場合には、後述するようにリターンスプリングによって付勢されたプランジャによりチェーン106を押圧して、これに適度な張力を保つように作用する。
次に、図2及び図3A〜3Cは、本実施形態に係るチェーンテンショナ10の構成例を示している。ここで概略説明すると、ハウジング11のシリンダ部12にリターンスプリング13とプランジャ14とが組み込まれ、リターンスプリング13によってプランジャ14を突出方向に付勢することにより、前述のチェーン106に対して調整力を付与する。
図において、ハウジング11はアルミダイキャスト等で成形され、その内部に有底のシリンダ部12が穿設されている。このシリンダ部12にはリターンスプリング13とともに、プランジャ14が摺動可能に組み込まれる。また、ハウジング11内にはシリンダ部12に連通する油圧室15が形成されており(図3A参照)、この油圧室15に後述するチェックバルブ16から流入する作動油が保持される。
更に、この実施形態ではハウジング11の両側にブラケット17を突出させると共に、各ブラケット17に固定用ボルト(図示せず)の挿通孔18が形成される。チェーンテンショナ10を取り付ける際、エンジン100のシリンダブロック111の所定部位に該固定用ボルトによって締着固定される。
チェックバルブ16は、油圧室15から外部に連通した油口を有するバルブシート16aと、バルブシート16a上に配置されるボール16bと、ボール16bの突出を規制するストッパ16cとを含む。このチェックバルブ16は、油圧室15に流入する作動油を制御するものであり、チェーン106が伸びてプランジャ14が突出する場合には、ボール16bがチェックシート16aから離間して作動油が流れ込むようにする。そしてプランジャ14が押し込まれる方向に力を受けた場合、ボール16bがバルブシート16aの油口を閉じて油圧室15内の作動油の逆流を阻止して作動油を保持する。
さて、本発明においてシリンダ部12の開口部に係止クリップ19を装着すると共に、プランジャ14の突出側端部に係止クリップ19と係合可能な係合部を設ける。そして、プランジャ14の回動位置に応じて係止クリップ19及び該係合部が相互に係脱するようになっている。
上述の係合部としては例えばプランジャ14の外周面の一部を欠切成形してなり、その欠切面にて係止クリップ19と係合すると共にプランジャ14を回動操作可能にするように構成される。より具体的にはプランジャ14の直径方向対向位置に形成された一対の欠切面として所謂、二面幅(もしくは二面幅カット面)20を有する。
この二面幅20はプランジャ14の先端部を相互に平行に切除したもので、このように切除することによりその後端部には、図3Cに示されるようにプランジャ14の外周面に対して段部20aが形成される。段部20aの大きさ(高さもしくは深さ)は、二面幅20のカット面の大きさによって決まるが、少なくとも段部20aを設けることにより、後述するように係止クリップ19と係合し、両者の係合によりプランジャ14の突出動作が規制されるものとする。
また、シリンダ部12の開口部には係止クリップ19の装着用溝21を有し、この装着用溝21内に係止クリップ19が拡縮可能に収容される。装着用溝21内で係止クリップ19が拡縮変形し得るように、少なくともそのような変形代を確保すべく係止クリップ19との間に適度な間隙を持つ。装着用溝21は図3Bのようにハウジング11の下面にて開口し、チェーンテンショナ10をシリンダブロック111に取り付けた際には、エンジン100のシリンダブロック111の取付面によって密閉されるようになっている。
ここで、係止クリップ19は典型的には円形断面形状を持つ鋼製線材により例えば概略U字状に形成され、所定の剛性及び弾性を備えている。また、そのU字の直線状部位によりプランジャ14の二面幅20に弾接するように装着される。また、図示例ではU字の底部がシリンダブロック111の取付面側に位置するように装着される。
なお、係止クリップ19の形状につき、U字状の他に例えばコ字状あるいはV字状、更にはそれらの中間的な多角形状等であってもよい。U字状等とすることにより係止クリップ19の開放端部側が広狭変形可能とし、二面幅20に対応する内幅が、前述のように拡縮変形し得る構成となっている。
次に、プランジャ14の外周面の一部に長手方向に沿ってラチェット22が連設され、プランジャ14の回動位置に応じて係止クリップ19及びラチェット22が相互に係脱するようになっている。
この場合、プランジャ14の係合部(二面幅20)及びラチェット22は、該プランジャ14の外周方向で重ならない位置に配置される。本実施形態ではプランジャ14の二面幅20に対して、例えば円周方向90°程度ずれた部位に2条(もしくは2列)のラチェット22が設けられる。なお、このずれ量(角度)については、90°以下の適宜の角度であってよい。
ここで、図6を参照してラチェット22はシリンダ部12の内径と略同一の外径のラチェット山22aと、隣接するラチェット山22a間に形成されるラチェット溝22bとを有する。ラチェット溝22bは谷状あるいは変形V字状に成形されるが、そのV字の後側(図6において左方向)のテーパ面は、前側(図6において右方向、即ち突出方向側)の係合面よりも傾斜角度が緩く設定されている。一方、シリンダ部12の内周面において装着用溝21に連設するかたちでラチェット溝22bの係合面と向き合う角度のストッパ面23(図3C参照)が形成されている。
プランジャ14が突出方向への移動が許容された状態においては、後述するように係止クリップ19がラチェット22のラチェット山22aによって拡開しながらラチェット山22aを順次乗り越え、プランジャ14が段階的に移動する。一方、プランジャ14が後退する方向については、ストッパ面23とラチェット溝22bの前述した係合面とにより係止クリップ19が挟持され、プランジャ14の後退動作が規制される。即ち、係止クリップ19及びラチェット22の係合時、プランジャ14は突出方向には可動であり、後退方向には移動できない。
ラチェット22の最後部にはストッパ溝24が形成されている。このストッパ溝24の後側に形成された側面(もしくは端面)24aは、プランジャ14の軸方向に対して略垂直な壁となっている。このため係止クリップ19がこの側面24aに到達した場合(図6、状態IV)、この側面24aと装着用溝21とにより係止クリップ19を挟持し、これによりプランジャ14が抜け止めされるようにしている。
上記構成において、本発明によるチェーンテンショナ10の主要な作用を説明する。
先ず、納入時等においては図1〜図3A等に示されるようにプランジャ14がシリンダ部12内に押し込まれた状態に保持される。この場合、プランジャ14はその二面幅20が係止クリップ19の直線状部位に対応する回動位置にあり、図3Cのように係止クリップ19と二面幅20、特に段部20aとが係合する。このときプランジャ14はリターンスプリング13の弾力によって突出方向に付勢されているが、係止クリップ19との係合により押込み状態にロックされ、不用意にシリンダ部12から突出することはない。このように納入時等において、コンパクトな形態をとり、且つその状態に的確に保持される。
次に、チェーンテンショナ10を作動可能として、実際に使用可能とするために係止クリップ19によるプランジャ14の押込みロック状態が解除される。この作業は、チェーンテンショナ10をエンジン100のシリンダブロック111に取り付けた状態で行うことができるが、その際工具(スパナ等)を用いてプランジャ14の二面幅20を把持し、回動操作する。
図4A〜4Cは、プランジャ14のロックを解除する工程を順に示している。先ず、図4Aにおいて、上述のようにプランジャ14の二面幅20はシリンダ部12から突出している。この状態でプランジャ14を回動させると、係止クリップ19が二面幅20から次第に離脱し、二面幅20よりも大径のプランジャ14の外周面へ乗り上がる。これにより図4Bのように係止クリップ19が拡開する。
プランジャ14の回動に伴い、係止クリップ19は二面幅20から離脱すると共に、一方、ラチェット22が係止クリップ19の直線状部位に係合する。この例ではプランジャ14を略90°程度回動すると、図4Cのように係止クリップ19は二面幅20から完全に離脱し、同時にラチェット22のラチェット溝22bに係合する。これにより拡開していた係止クリップ19が再び元の幅状態に復帰し、プランジャ14に対するロック状態が完全に解除される。
更に、図5A,5B及び図6を参照してプランジャ14のロックが解除され、その後テンショナとして作動する動作について説明する。なお、ここでチェーンテンショナ10は、例えば図7のように実装される。テンショナレバー109のプランジャ14対応部位にはピン112を介して、パッド113が取り付けられ、プランジャ14がパッド113に弾接するようになっている。
図5Aはプランジャ14のロック解除時の状態を示し、図5Bはその後プランジャ14がシリンダ部12から突出して、その突出量が最大となった状態を示している。また、図6はその際の内部構造の動作状態I〜IVを示す。なお、図6における上段(円形領域に示したもの)は、図3AのA−A線断面に対応している。図6の状態Iでは前述したように、係止クリップ19が二面幅20から離脱し、ラチェット22のラチェット溝22bに係合する。プランジャ14はリターンスプリング13の弾力によって押し出され、シリンダ部12から突出する。
プランジャ14の突出動作に伴い、係止クリップ19とラチェット22とが相対的にスライドしながら、プランジャ14が押し出されていく。この間、係止クリップ19はラチェット山22a及びラチェット溝22bを順次乗り越えあるいは係合し、その際装着用溝21内で幅狭となり(状態II)、あるいは拡開する(状態III)。
次に、チェーンテンショナ10を分解し、あるいは組み立てる場合について説明する。
図8A〜8Dは、チェーンテンショナ10を分解する場合の例を示している。図8Aにおいて、プランジャ14のシリンダ部12からの突出量が最大となっている(図6状態IV参照)。このとき係止クリップ19はラチェット22最後部のストッパ溝24に係合し、前述のようにプランジャ14の抜けが規制されるため、このままではチェーンテンショナ10を分解することができない。
プランジャ14を回動させると、係止クリップ19がストッパ溝24から次第に離脱し、ストッパ溝24よりも大径のプランジャ14の外周面へ乗り上がる。これにより図8Bに示されるように係止クリップ19が拡開する。この例ではプランジャ14を略90°程度回動して、図8Cのようにプランジャ14をシリンダ部12から引き出し、更に図8Dのようにハウジング11から完全に引き抜き、分解することができる。
なお、プランジャ14を回動させるのではなく、係止クリップ19を装着用溝21から引き抜くことでも、プランジャ14をシリンダ部12から引き抜き、分解することができる。
図9A〜9Cは、チェーンテンショナ10を組み立てる場合の例を示している。図9Aにおいて、先ずリターンスプリング13の弾力に抗して、プランジャ14をシリンダ部12内に押し込んでおく。このとき二面幅20が装着用溝21の両側に位置するように、プランジャ14を回動させる。
この状態で係止クリップ19を装着用溝21に挿入し、図9Bのように係止クリップ19の直線状部位を二面幅20と係合させることで、組み立てることができる。この場合、組立て後は前述したように係止クリップ19と二面幅20(段部20a)とが係合し、これによりプランジャ14の突出動作が規制される。
次に、本発明のチェーンテンショナの第2の実施形態を説明する。図10A,10B及び図11A,11Bは、第2の実施形態に係るチェーンテンショナ10の例を示している。この実施形態において、前述した実施形態と同様にプランジャ14の先端部に直径方向対向位置に形成された一対の二面幅20を有する。また、プランジャ14の外周面の一部に長手方向に沿ってラチェット22が連設される。
この実施形態では特に、プランジャ14の二面幅20及びラチェット22は、該プランジャ14の円周方向で相互に部分的に重なる位置に配置される。即ち、図10A,10B等に示されるように二面幅20及びラチェット22のそれぞれ円周方向の端部同士が、その円周方向で見て適度にオーバラップするように配置される。なお、図10Bのようにそのオーバラップ量Sとする。
なお、シリンダ部12の開口部に係止クリップ19の装着用溝21を有し、この装着用溝21内に係止クリップ19が拡縮可能に収容される。係止クリップ19は前述した実施形態の場合と実質的に同様に、装着用溝21内で二面幅20あるいはラチェット22と係合する。その他の構成についても前述の実施形態と実質的に同様である。
本発明の第2の実施形態において、先ず、納入時等にはプランジャ14がシリンダ部12内に押し込まれた状態に保持される。前述のようにプランジャ14はその二面幅20が係止クリップ19の直線状部位に対応する回動位置にあり、段部20aと係合することで押込み状態にロックされる。
チェーンテンショナ10を作動可能とするためにプランジャ14の二面幅20にて回動操作する。プランジャ14を回動させると、係止クリップ19が二面幅20から次第に離脱し、二面幅20の円周方向の端部(縁部)にてプランジャ14の外周面へ乗り上がる。このときラチェット22の一部は円周方向で見て、既に係止クリップ19(の直線状部位)に対応する位置に到達しており、係止クリップ19は二面幅20から完全に離脱すると略同時に、ラチェット22のラチェット溝22bに係合する。
プランジャ14のロック解除後、ラチェット溝22bに係合し、前述の実施形態の場合と同様にその後プランジャ14がシリンダ部12から突出する。この実施形態ではプランジャ14の二面幅20とラチェット22とが、プランジャ14の円周方向で相互に部分的にオーバラップするように配置されることで、二面幅20からラチェット溝22bに円滑且つ適正に移行することができる。
次に、本発明のチェーンテンショナの第3の実施形態を説明する。図12A,12Bは、第3の実施形態に係るチェーンテンショナ10の例を示している。この実施形態において、前述した実施形態と同様にプランジャ14の先端部に直径方向対向位置に形成された一対の二面幅20を有する。
この実施形態では特に、プランジャ14の外周面全周域にラチェット22が形成される。ラチェット22の長手方向の長さについては、上述の実施形態の場合と同様な領域に設けられるが、各ラチェット溝22bは言わば円周溝として全周に形成される。
また、ラチェット22の最後部にはストッパ溝24が形成される。このストッパ溝24の後側に形成された側面24aは、プランジャ14の軸方向に対して略垂直な壁となっている。この実施形態では側面24aは、プランジャ14の全周のうち少なくとも一部には設けられていない。あるいはその一部において、プランジャ14の軸方向に対して略垂直な壁とせずに、緩やかに傾斜する傾斜面として形成される。なお、側面24aを設けない、あるいは傾斜面とする部位としては、例えばプランジャ14の円周方向において二面幅20に対応する部位に設定することができる。
なお、この第3の実施形態においても、シリンダ部12の開口部に係止クリップ19の装着用溝21を有し、この装着用溝21内に係止クリップ19が拡縮可能に収容される。係止クリップ19は前述した実施形態の場合と実質的に同様に、装着用溝21内で二面幅20あるいはラチェット22と係合する。その他の構成についても前述の実施形態と実質的に同様である。
本発明の第3の実施形態において、前述の実施形態の場合と同様に納入時等にはプランジャ14がシリンダ部12内に押し込まれた状態に保持される。プランジャ14はその二面幅20が係止クリップ19の直線状部位に対応する回動位置にあり、段部20aと係合することで押込み状態にロックされる。
また、チェーンテンショナ10を作動可能とするためにプランジャ14の二面幅20にて回動操作する。プランジャ14を回動させると、係止クリップ19が二面幅20から離脱し、これと同時にラチェット22のラチェット溝22bに係合する。この場合、ラチェット22がプランジャ14の外周面全周に形成されているため、二面幅20からラチェット溝22bに円滑且つ確実に移行することができる。
なお、チェーンテンショナ10を分解する場合、係止クリップ19が前述したストッパ溝24の側面24aが設けられていない部位に対応するように、プランジャ14を回動することでプランジャ14をシリンダ部12から引き抜き、分解することができる。
次に、本発明のチェーンテンショナの第4の実施形態を説明する。図13A〜13Cは、第4の実施形態に係るチェーンテンショナ10の例を示している。この実施形態において、チェーンテンショナ10の基本構成は前述した実施形態と略同様であり、即ちシリンダ部12の開口部に係止クリップ19を装着すると共に、プランジャ14の突出側端部に二面幅20を設ける。プランジャ14の回動位置に応じて係止クリップ19及び二面幅20が相互に係脱するようになっている。
第4の実施形態では図13Aに示すようにシリンダブロック111の所定部位にチェーンテンショナ10を搭載するための収容穴114が形成され、この収容穴114にシリンダブロック111の外側からチェーンテンショナ10を挿入・取付するようになっている。
この例では収容穴114は断面円形とし、ハウジング11を収容し得る深さ(長さ)を有する。なお、ハウジング11は断面円形とし、収容穴114内で回動可能である。収容穴114の底部114aから先(シリンダブロック111内側)には更に、プランジャ14と略同径で該プランジャ14を挿通可能な通孔115が形成され、シリンダブロック111内部で開口している。
また、ハウジング11の後端にはフランジ部25が付設され、このフランジ部25にてチェーンテンショナ10を取付・固定するようになっている。フランジ部25には固定用ボルト26の挿通孔27が形成され、一方、シリンダブロック111には固定用ボルト26が螺合する螺子穴116が形成されている。チェーンテンショナ10を取り付ける際、固定用ボルト26によってシリンダブロック111の所定部位に締着固定される。なお、挿通孔27は図13Aの点線で示すようにフランジ部25の円周方向に沿った長穴としてもよい。
この実施形態では更に、プランジャ14の先端部外周において小ピン28が植設されている。小ピン28はプランジャ14の略半径方向に突出し、一方、シリンダブロック111側には通孔115に連通するかたちで、小ピン28を通過可能にする溝117が形成される。この溝117はプランジャ14の長手方向に沿って、小ピン28の直径よりも適度に広い幅を有する。
第4の実施形態において、シリンダブロック111の所定部位にチェーンテンショナ10を搭載する際、プランジャ14がシリンダ部12内に押し込まれた状態に保持される。先ず、図13Aに示すようにシリンダブロック111の収容穴114にハウジング11が挿入される。同時にプランジャ14が通孔115に挿入される。
ハウジング11の挿入後、小ピン28が溝117の途中位置に停止される。フランジ部25を利用して、図13Bのようにハウジング11を矢印のように回動させる。このとき小ピン28は溝117内に配置されているため、溝117によって回転が規制されるのでプランジャ14自体の回動も規制される。ハウジング11内に装着されている係止クリップ19は、ハウジング11の回動に伴ないプランジャ14の二面幅20に対して相対的に回動する。これにより前述の実施形態の場合と同様に、係止クリップ19は二面幅20から離脱すると共にラチェット22に係合し、この結果プランジャ14に対するロック状態が解除される。
そして、図13Cのようにプランジャ14がハウジング11から突出し、チェーンテンショナ10が作動可能状態になる。なお、このとき小ピン28は溝117から離脱し、両者が干渉し合うことはない。最終的にフランジ部25の挿通孔27をシリンダブロック111の螺子穴116に位置合せし、チェーンテンショナ10を固定用ボルト26によって、シリンダブロック111の所定部位に締着固定される。
第4の実施形態によれば、シリンダブロック111等の外側からでもハウジング11を回動するだけの簡単な作業によりチェーンテンショナ10を作動可能状態にすることができる。チェーンテンショナ10の実装を容易化し、使用性及び取扱性等に優れた利点を有する。
ここで、例えばこの例のようにシリンダブロック111の外側からチェーンテンショナ10を挿入・取付する場合、図7に示したようにテンショナレバー109に取り付けられたパッド113を利用することができる。即ち、この場合パッド113は、プランジャ14の二面幅20よりも適度に広幅の一対のガイドプレート113aを有する。
シリンダブロック111の所定部位にチェーンテンショナ10を搭載する際、図7のようにガイドプレート113aによって二面幅20を両側から挟持することで、プランジャ14の回動を規制する。そして、ハウジング11側を前述の場合と実質的に同様に回動させることで、プランジャ14に対するロック状態を解除することができる。
以上、各実施形態と共に説明したように本発明のチェーンテンショナ10において、例えば納入時等にはプランジャ14を押し込んだ状態とし、プランジャ14又はハウジング11を回動操作するだけの簡易な操作で二面幅20及び係止クリップ19を相互に係脱可能にする。そして、プランジャ14をロック状態にして突出を防止し、又はその突出を許容することができ、取扱性に極めて優れている。
また、プランジャ14には簡単な加工を施すだけで済み、部品点数としても極めて少なくて済み、構成の簡素化を図ることができる。コンパクトな装置を実現することができる上、コスト的にも極めて有利である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば、プランジャ14において二面幅20を設ける例を説明したが、剛性等の条件を満足すれば、いずれか片側にのみカット面を形成したものであっても可能である。更に、第一の実施形態等において二面幅20とラチェット22が90°程度ずれた例を説明したが、これらの数値は変更可能である。
また、本発明は係止クリップ19をラチェット22に対してのみ組み合わせて使用する形態も可能である。即ち、ハウジング内に形成された有底シリンダ部に摺動自在に嵌合するプランジャを有し、このプランジャをスプリングによってシリンダ部から突出方向に弾性付勢する、かかる基本構成は上述の実施形態の場合と同様である。シリンダ部12の開口部に係止クリップ19を装着すると共に、プランジャ14の外周面に長手方向に沿ってラチェット22が形成される。そして、係止クリップ19が、ラチェット22に係合するようにする。
係止クリップ19はプランジャ14に対して側方から挿入することができるため、係合部(二面幅20)を持たないタイプのチェーンテンショナに対して、係合クリップ19及びラチェット22間の係合動作を適用することができる。
以上のように本発明によれば、プランジャの回動位置に応じて係止クリップ及び係合部が相互に係脱し、プランジャの簡単な回動操作で適宜プランジャをロックし、又はそのロック状態を解除することができる。取扱性に極めて優れていると共に、プランジャ等に簡単な加工を施すだけで済み、部品点数としても極めて少なくて済み、構成の簡素化を図ることができる。コンパクトでコスト的にも極めて有利なチェーンテンショナ装置を提供することができる。




Claims (8)

  1. ハウジング内に形成された有底シリンダ部に摺動自在に嵌合するプランジャを有し、このプランジャをスプリングによって前記シリンダ部から突出方向に弾性付勢するようにしたチェーンテンショナであって、
    前記シリンダ部の開口部に係止クリップを装着すると共に、前記プランジャの突出側端部に前記係止クリップと係合可能な係合部を設け、前記プランジャの回動位置に応じて前記係止クリップ及び前記係合部が相互に係脱するようにしたことを特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 前記係合部は前記プランジャの外周面の一部を欠切成形してなり、その欠切面にて前記係止クリップと係合すると共に前記プランジャを回動操作可能にすることを特徴とする請求項1に記載のチェーンテンショナ。
  3. 前記シリンダ部の開口部に前記係止クリップの装着用溝を有し、この装着用溝内に前記係止クリップが拡縮可能に収容されることを特徴とする請求項1又は2に記載のチェーンテンショナ。
  4. 前記プランジャの外周面に長手方向に沿ってラチェットが形成され、前記プランジャの回動によりその係合部から離脱した前記係止クリップが、前記ラチェットに係合するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のチェーンテンショナ。
  5. 前記係合部は、前記プランジャの直径方向対向位置に一対の前記欠切面を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のチェーンテンショナ。
  6. 前記係止クリップ及び前記ラチェットの係合時、前記係止クリップが前記ラチェットのラチェット山により拡開して前記プランジャの突出動作が許容され、そのラチェット溝と係合して前記プランジャの後退動作が規制されることを特徴とする請求項4又は5に記載のチェーンテンショナ。
  7. 前記ラチェットは前記プランジャの外周方向の一部に形成され、前記プランジャの前記係合部及び前記ラチェットが相互に、前記プランジャの外周方向で離間し、又は部分的に重なるように配置されることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のチェーンテンショナ。
  8. 前記プランジャの突出側端部付近にその回動動作を規制する規制手段を有し、前記規制手段を介して前記プランジャの回動を規制すると共に、前記ハウジングを回動可能にすることを特徴とする請求項1に記載のチェーンテンショナ。
JP2008553934A 2007-01-19 2007-01-19 チェーンテンショナ Active JP5188987B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/050754 WO2008087733A1 (ja) 2007-01-19 2007-01-19 チェーンテンショナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008087733A1 JPWO2008087733A1 (ja) 2010-05-06
JP5188987B2 true JP5188987B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=39635742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008553934A Active JP5188987B2 (ja) 2007-01-19 2007-01-19 チェーンテンショナ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8257212B2 (ja)
EP (1) EP2123938B1 (ja)
JP (1) JP5188987B2 (ja)
CN (1) CN101583811B (ja)
AT (1) ATE528541T1 (ja)
WO (1) WO2008087733A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2395259B1 (de) * 2010-06-11 2012-11-07 iwis motorsysteme GmbH & Co. KG Spannvorrichtung mit Rastspange
KR101209744B1 (ko) * 2010-11-16 2012-12-07 기아자동차주식회사 자동차 엔진의 체인 가이드
JP5705033B2 (ja) * 2011-06-02 2015-04-22 株式会社椿本チエイン リング式テンショナ
DE102012001074B4 (de) * 2012-01-20 2021-09-23 Iwis Motorsysteme Gmbh & Co. Kg Spannvorrichtung mit einem einen Rampenbereich aufweisenden Entriegelungselement
CN103373500A (zh) * 2012-04-24 2013-10-30 都江堰市春盛中药饮片有限公司 一种自动张紧的液体灌装机构
CN105465302A (zh) * 2014-07-29 2016-04-06 舍弗勒技术股份两合公司 液压张紧装置
WO2016037615A1 (de) * 2014-09-08 2016-03-17 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Spannvorrichtung mit einem transportsicherungskonzept
JP6263150B2 (ja) * 2015-05-29 2018-01-17 株式会社椿本チエイン テンショナ
DE102016207782A1 (de) * 2016-05-04 2017-11-09 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hydraulische Spannvorrichtung für einen Kettentrieb
DE102016207793A1 (de) * 2016-05-04 2017-11-09 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hydraulische Spannvorrichtung für einen Kettentrieb
JP6197090B1 (ja) * 2016-11-25 2017-09-13 大同工業株式会社 巻掛け伝動体張り装置
JP2020504271A (ja) * 2017-01-11 2020-02-06 ボーグワーナー インコーポレーテッド 油圧テンショナ用戻り防止システム
US10871207B2 (en) * 2018-08-02 2020-12-22 Borgwarner, Inc. Hydraulic tensioner expandable clip lock
JP2020148246A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 株式会社椿本チエイン テンショナユニット、揺動レバーおよびテンショナ
CN118596319A (zh) * 2024-08-09 2024-09-06 山东新风光新型建材有限公司 一种砌块的生产装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08145130A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 Toyota Motor Corp テンショナ
JPH08184353A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Borg Warner Automot Kk テンショナ
JP2001349397A (ja) * 2000-06-05 2001-12-21 Tsubakimoto Chain Co 張力付与装置
JP2002005250A (ja) * 2000-06-26 2002-01-09 Ntn Corp チェーンテンショナ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5601505A (en) * 1994-09-12 1997-02-11 Borg-Warner Automotive, K.K. Hydraulic tensioner
US5931754A (en) * 1995-06-10 1999-08-03 Ina Walzlager Schaeffler Ohg Tensioner for a power transmitting member of an internal combustion engine
JP3350037B1 (ja) * 2001-07-23 2002-11-25 株式会社椿本チエイン 突出防止フック付きテンショナ
JP2003202060A (ja) * 2001-11-02 2003-07-18 Ntn Corp チェーンテンショナ
JP3897334B2 (ja) * 2001-12-28 2007-03-22 株式会社椿本チエイン プランジャの突出防止機能を有するテンショナ
JP2003194165A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Borg Warner Morse Tec Japan Kk 液圧テンショナ
JP3462875B1 (ja) * 2002-12-27 2003-11-05 株式会社椿本チエイン チェーン張力付与装置
JP2005042860A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Ntn Corp チェーンテンショナ
JP4282424B2 (ja) * 2003-08-29 2009-06-24 Ntn株式会社 チェーンテンショナ
JP2005180537A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Ntn Corp チェーンテンショナ
JP2005344872A (ja) 2004-06-04 2005-12-15 Daido Kogyo Co Ltd インナーラチェット式テンショナ装置
JP2006017214A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Ntn Corp 2輪車エンジン用チェーンテンショナ
US20080280712A1 (en) * 2007-05-07 2008-11-13 Yoshiaki Ryouno Chain tensioner

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08145130A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 Toyota Motor Corp テンショナ
JPH08184353A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Borg Warner Automot Kk テンショナ
JP2001349397A (ja) * 2000-06-05 2001-12-21 Tsubakimoto Chain Co 張力付与装置
JP2002005250A (ja) * 2000-06-26 2002-01-09 Ntn Corp チェーンテンショナ

Also Published As

Publication number Publication date
CN101583811B (zh) 2012-05-23
US8257212B2 (en) 2012-09-04
US20100016105A1 (en) 2010-01-21
ATE528541T1 (de) 2011-10-15
WO2008087733A1 (ja) 2008-07-24
EP2123938A4 (en) 2010-03-03
EP2123938B1 (en) 2011-10-12
CN101583811A (zh) 2009-11-18
EP2123938A1 (en) 2009-11-25
JPWO2008087733A1 (ja) 2010-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5188987B2 (ja) チェーンテンショナ
US6454672B2 (en) Ratchet tensioner with mechanism for locking and releasing a plunger
JP4282424B2 (ja) チェーンテンショナ
US6612951B2 (en) Ratchet tensioner with mechanism for locking and releasing a plunger
US20130190116A1 (en) Modular hydraulic tensioner with ratchet
JP2004211752A (ja) チェーン張力付与装置
JP5145608B2 (ja) ラッチ装置
JP5393712B2 (ja) ラチェット式テンショナ
JP2005076850A (ja) 液圧テンショナ
US8821326B2 (en) Ratchet-type tensioner
JPH11344086A (ja) ラチェット式テンショナ
JP2003240071A (ja) 液圧テンショナ
JP3755133B2 (ja) 液圧テンショナ
JP3127374U (ja) チェーンテンショナ
JP2005127471A (ja) 油圧式テンショナ
JP2006090449A (ja) チェーンテンショナ
JP2005114002A (ja) 液圧テンショナ
JP6168667B2 (ja) チェーンテンショナ
CN109210159B (zh) 张紧装置
JP6355433B2 (ja) チェーンテンショナ
JP5041576B2 (ja) テンショナ用ロック装置
JP2006029377A (ja) チェーンテンショナのレジスタリング組込構造
JP2004353758A (ja) 液圧テンショナ
JP3750812B2 (ja) チェーン張力付与装置
JP2007218372A (ja) チェーンテンショナ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5188987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250