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JP5175572B2 - 車両用シートのテーブル - Google Patents

車両用シートのテーブル Download PDF

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Description

本発明は、車両用シートのテーブルに関する。
この種の車両用シートのテーブルとして、特許文献1に開示のテーブルが公知である。
このテーブルは、図6を参照して、シートバック裏面に配設したブラケット280を備える。そしてテーブル本体120が、ブラケット280に対してヒンジピン350を介して回動自在に取付けられている。またブラケット280下部表面(略半円状の突設部)には、略U字状のシャフト160が回動自在に取付けられている。
そしてテーブル本体裏面360には、シャフト160先端を摺動可能に保持する保持部320と、2つのロック部材(第一ロック部材220及び第二ロック部材240)が設けてある。この保持部320に、シャフト160先端を摺動可能に挿設してテーブル本体30を支持させる構成とする。
そしてテーブル本体120が、シャフト160の回動動作により、シートバック裏面に対面状となる収納位置と、略水平状態となる使用位置との間で変位する。
そして同図に示すテーブル使用位置では、シャフト160先端が保持部320の一端側(同図の向かって左端側)に配置する。この保持部320一端に第一ロック部材220が設けてあり、シャフト160先端が相対移動不能にロックされる。またテーブル収納位置では、シャフト160先端が保持部320の他端側(同図の向かって右端側)に移動する。この保持部320他端に第二ロック部材240が設けてあり、シャフト160先端が相対移動不能にロックされる。
このように公知技術によれば、保持部320内に設けた2つのロック部材(220,240)によって、テーブル本体120を各位置で安定的に保持することができる。
独国特許出願公開第10342409号明細書
しかしながら上記公知技術では、複数のロック部材が必須構成となり、テーブルの部品点数が増加する。また2つのロック部材を保持部内に設けたことから、思いのほかテーブル構成が複雑化するものであった。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、部品点数を極力低減して、シンプルなテーブル構成とすることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートのテーブルは、車両用シート一面に対して回動自在にテーブル本体を取付ける第一ヒンジ構造と、車両用シート一面に対してシャフト部材を回動自在に取付ける第二ヒンジ構造とを備える。そしてテーブル本体に、シャフト部材の先端部を摺動可能に保持する保持部が設けてある。
そしてテーブル本体が、シャフト部材の回動動作により、車両用シート一面に対面状となる収納位置と、略水平状態となる使用位置との間で変位するのであるが、このテーブル構成は、その部品点数が極力少なく且つシンプルであることが望ましい。
そこで本発明では、テーブル本体に、シャフト部材に係合可能なロック部材を、保持部とは異なる位置に設けた。そしてこのロック部材(単数のロック部材)を、テーブル本体の使用位置で、先端部とは異なるシャフト部材一部に係合する一方、テーブル本体の収納位置で、先端部及び一部とは異なるシャフト部材他部に係合する構成とした。
こうすることで、単数のロック部材(部品点数を極力削減した構成)によって、テーブル本体を各位置で安定的に保持することが可能となる。
第2発明の車両用シートのテーブルは、第1発明の車両用シートのテーブルであって、第一ヒンジ構造が、車両用シート一面の取付け孔に対して、テーブル本体に設けたフック部を係合して取付ける構成(ヒンジピンなどの軸部材を介することなく取付ける構成)とされている。さらに第一ヒンジ構造を、テーブル本体がその一面側から衝撃を受けると、取付け孔からフック部が係脱する構成として、同衝撃によるテーブル構成の破損を防止又は低減することとした。
第3発明に係る車両用シートのテーブルは、第1発明又は第2発明の車両用シートのテーブルであって、車両用シート一面に対面配置された平板状ブラケット(シンプルな構成のブラケット)を有する。そして第二ヒンジ構造を、ブラケット裏面に突設されたヒンジ孔部に、先端側とは異なるシャフト部材の他端側を挿入して取付ける構成(取付け容易な構成)とした。
本発明の第1発明によれば、部品点数を極力低減して、シンプルなテーブル構成とすることができる。また第2発明によれば、部品点数をより低減するとともに、テーブル構成の破損を防止又は低減することができる。そして第3発明のテーブルは、よりシンプルで且つ取付け容易な構成とされている。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図5を参照して説明する。各図には、車両用シート前側に符号F、車両用シート後側に符号Bを適宜付す。そして使用位置におけるテーブル本体を基準として、車両用シート前後方向に合わせて各部材の前後方向を定めるものとする。
そして本実施例の車両用シート2は、図1を参照して、シートクッション4とシートバック6とシートヘッドレスト8を備えており、その後方に、図示しない他のシートが配設される場合がある。そして本実施例では、車両用シート2のシートバック6裏面(6B)に配設されたテーブル10構成を一例として説明する。
[テーブルの基本構成]
本実施例のテーブル10は、図1及び図2を参照して、シートバック6裏面に配設されたブラケット20と、略矩形状のテーブル本体30と、テーブル本体30を支持するU字状のシャフト部材50を備える(いずれの部材も詳細構成は後述する)。
そしてテーブル本体30は、後述する第一ヒンジ構造12によってブラケット20に対して回動自在に取付けられる。またシャフト部材50は、後述する第二ヒンジ構造14によってブラケット20に対して回動自在に取付けられる。
そしてテーブル本体30裏面には、シャフト部材50の先端部52を摺動可能に保持する保持部34と、後述するロック部材40が設けてある。この保持部34は、テーブル本体30の後縁側から中央に延びる長尺な板部材であり、シャフト部材50の先端部52(連結端)を摺動可能に保持するガイド孔36が設けてある。
この保持部34に、シャフト部材50の先端部52を摺動可能に挿設してテーブル本体30を支持させる構成とする。
そしてテーブル本体30が、シャフト部材50の回動動作により、シートバック6裏面に対面状となる収納位置(図1の破線状態)と、略水平状態の使用位置(図1の実線状態)との間を変位する。そしてこのテーブル構成は、その部品点数が極力少なく且つシンプルであることが望ましい。
そこで本実施例では、上述したブラケット20、テーブル本体30(ロック部材40)、第一ヒンジ構造12及び第二ヒンジ構造14について、それらの部品点数を極力削減してシンプル化することとしたものである。
以下、テーブル10の各構成要素について詳しく説明する。
(ブラケット)
本実施例のブラケット20は、図2及び図3を参照して、正面視略H字形状の平板部材(シンプルな構成)であり、その縁部が、ブラケット20裏面に対して屈曲状とされてフランジ部21を形成する。そしてこのブラケット20を、フランジ部21がシートバック6裏面を臨む配置として、ブラケット20の正面四方に設けた締結箇所(締結孔20a)でシートバック6裏面に対面状に固定する。
このブラケット20上部には、テーブル本体30を回動自在に取付けるための取付け孔22(第一ヒンジ構造12の構成要素)が設けてある。そして取付け孔22(正面視略長方形状)は、ブラケット20上部縁に左右一対で形成されている。これら一対の取付け孔22,22の上部枠(ヒンジ軸部23)は、図3を参照して、縦断面略円状とされて構成されている。
そしてブラケット20の下部は、図2及び図4を参照して、正面視でシート上方に向かって凹状とされている(凹状部24が形成されている)。このブラケット20の凹状部24の内側左右には、それらの縁部(フランジ部21)を半円状に切欠いて構成の軸受け部26が一対設けてある。
そして両軸受け部26の内側に、各々、平板状のヒンジ孔部28(第二ヒンジ構造14の構成要素)が配設されている。これら一対のヒンジ孔部28,28は、互いに対面状に配置してブラケット20裏面より突設されており、各々、軸受け部26を臨む位置にヒンジ孔28aが設けてある。
(テーブル本体)
そしてテーブル本体30には、図2及び図3を参照して、上述したブラケット20の取付け孔22と係合可能なフック部32(第一ヒンジ構造12の構成要素)が設けてある。
このフック部32は、上述のフランジ取付け孔22と対応して、テーブル本体30前縁に左右一対で形成されている。これら一対のフック部32,32(縦断面略J字状)は、テーブル本体30前縁からその裏面側に曲折状に突出しており、その先端側には、テーブル本体30裏面との間に若干の隙間が設けてある(開口部31が形成されている)。
(ロック部材)
そしてテーブル本体30裏面には、図2及び図3を参照して、その保持部34の前側隣接位置にロック部材40が設けてある(保持部34とは異なる位置に設けてある)。このロック部材40(典型的には、可撓性を備える樹脂製又はエラストマ製)は、平板状の基部42(正面視略長方形状)と、この基部42両側に突出形成された一対の係合部44,44(詳細構成は後述)を備える。
そして図3を参照して、基部42底面の被係止片43(屈曲状の略L字状部材)を、保持部34前端の係止片33(下方傾斜状の略L字状部材)に係止めることで、テーブル本体30裏面に対して下方傾斜状にロック部材40を取付ける。
そして本実施例の係合部44は、図5を参照して側面視略J字状をなしており、基部42両端に立設する主壁46(比較的肉厚)と、主壁46の内側に立設する副壁48(比較的肉薄)と、これら主壁46及び副壁48に支持された係止爪45を備える。この係止爪45は、基部42内側に上方傾斜状に配設されている。また副壁48は、係止爪45内側から主壁46側に略平行に延びたのち基部42に垂下する屈曲状とされている。
そして後述するように、ロック部材40に係合したシャフト部材50は、上方傾斜状の係止爪45で係止された状態とされる。
(シャフト部材)
そしてシャフト部材50(略U字状の線材)は、図3を参照して、その途中で屈曲して構成(屈曲部R)されており、後述の取付け状態時においては、この屈曲部Rから先端部側が、テーブル本体30裏面に近づく向きで配設されることとなる。
そしてシャフト部材50は、その一対の自由端側(先端部52とは異なる他端側)が互いに離間する向きに屈曲して各々挿入部54(第二ヒンジ構造14の構成要素)を形成する。
またシャフト部材50の幅寸法W1は、図4を参照して、自由状態時において凹状部24の幅寸法よりも若干狭く設定されており、後述する通り凹状部24間に配設されて回動自在となる。そしてシャフト部材50は略U字状をなすことから、その先端部52側は撓みにくいが、その挿入部54側は比較的撓みやすい構成である。
(第一ヒンジ構造)
第一ヒンジ構造12は、図2を参照して、ブラケット20の取付け孔22と、テーブル本体30のフック部32で構成されている。
そして図3を参照して、シートバック6裏面側より、ブラケット20の一対の取付け孔22,22に各々フック部32を係り合わせて第一ヒンジ構造12を形成する。こうすることでテーブル本体30のフック部32が、取付け孔22の上部枠(ヒンジ軸部23)周りに回転可能となる。よってヒンジピンなどの軸部材(別部材)を介することなく、テーブル本体30をブラケット20に回動自在に取付けることができる。
ところで本実施例の車両用シート2後方には、図示しない他のシートが配設されることがある。このときテーブル本体30を使用位置としたまま、シートバック6をシート後側に傾倒すると、この使用位置のテーブル10が、他のシートのシートクッション4等に当たって破損することが懸念される。
そこで本実施例では、この第一ヒンジ構造12が、テーブル本体30がその裏面側から衝撃を受けると、取付け孔22からフック部32が抜け外れる(係脱する)構成とされている。
具体的には、テーブル本体30がその裏面側から衝撃を受けて、テーブル本体30自体がシート上方に持ち上がるときに(いわゆる過開きするときに)、フック部32が取付け孔22のヒンジ軸部23に引っ掛かる。そうするとフック部32(可撓性を備えるフック部32)がシート下方に撓み開口部31が拡開して、フック部32が取付け孔22より抜け外れる(係脱する)。このためテーブル本体30がその裏面側から衝撃(想定外の衝撃)を受けた場合には、取付け孔22からフック部32が係脱することにより、同衝撃によるテーブル10構成の破損を防止又は低減することができる。
(第二ヒンジ構造)
そして第二ヒンジ構造14は、図2を参照して、上述したブラケット20のヒンジ孔部28と、シャフト部材50の挿入部54で構成されている。
まずシャフト部材50の屈曲部Rがテーブル本体30裏面を臨む配置として、シャフト部材50の先端部52をテーブル本体30の保持部34に挿設しておく(図3を参照)。そして図2を参照して、シャフト部材50の挿入部54,54を、各々、ブラケット20の軸受け部26を通してヒンジ孔部28(ヒンジ孔28a)に挿入して第二ヒンジ構造14を形成する。このようにシャフト部材50の挿入部54を、平板状ブラケット20裏面のヒンジ孔部28に挿入することで、シンプルな構成となるとともに、両部材を比較的簡単に取付けることができる。
(テーブルの使用位置)
そしてテーブル10の使用位置(図3の実線状態)では、シャフト部材50の先端部52が保持部34の一端30fに配置する。このときシャフト部材50は、その先端部側がロック部材40に近接配置して、先端部52寄りのシャフト部材一部53(先端部とは異なるシャフト部材一部)でロック部材40と係合する。
そしてロック部材40が、シャフト部材一部53と係合してその相対移動を規制することにより、使用位置のテーブル本体30が安定化する。
そして、シャフト部材50をシート下方に回動して、シャフト部材50をテーブル裏面から離間させつつ、ロック部材40からシャフト部材一部53を係脱させる(図3における符号なしの二点線状態を参照)。
ところでシャフト部材50は、その先端部側が比較的撓みにくい構成である。このため図5(a)を参照して、先端部側のシャフト部材一部53は自由状態時の幅寸法W1でもってロック部材40から係脱する。そしてシャフト部材一部53(幅寸法W1)が係脱する際には、係合部44の主壁46と副壁48を共に撓ませながら係脱するので、比較的係脱しにくい。
換言するとテーブル使用位置では、これら主壁46と副壁48によって、シャフト部材一部53とロック部材40が強めに係合するので(ロック部材40の係合力が比較的強いので)、安定的にテーブル本体30がシャフト部材50にて支持される。
(テーブルの収納位置)
またテーブル10の使用位置(図3の二点破線状態)では、シャフト部材50の先端部52が保持部34の他端30bに配置する。そしてシャフト部材50は、その挿入部側がロック部材40に近接配置して、挿入部54寄りのシャフト部材他部55(先端部及び一部とは異なるシャフト部材他部)でロック部材40と係合する。
そしてロック部材40が、シャフト部材他部55と係合してその相対移動を規制することにより、収納位置のテーブル本体30が安定化する。
そしてシャフト部材50の挿入部側は、先端部側とは異なり比較的撓みやすい構成である。このため挿入部側のシャフト部材他部55がロック部材40に係合する際には、図4を参照して、シャフト部材50が係止爪45によって内向きに撓んだ状態(幅寸法W2)とされて係合する。
すなわち図5(b)を参照して、シャフト部材他部55,55が内向きに撓んで(幅寸法W1よりも狭い幅寸法W2となり)、専ら副壁48だけを撓ませて(主壁46をほとんど撓ませることなく)係止爪45と係合する。換言するとテーブル収納位置では、シャフト部材他部55とロック部材40が緩めに係合するので(ロック部材40の係合力が比較的弱いので)、容易に係脱して使用位置に変位させることができる。
このように本実施例によれば、テーブル本体30のロック部材40が、テーブル本体30の使用位置で、シャフト部材一部53に係合する一方、テーブル本体30の収納位置で、シャフト部材他部55に係合する。このため本実施例によれば、部品点数を極力低減したシンプルなテーブル構成によって、テーブル本体30を各位置で安定的に保持できる。
またテーブル10は、その各構成要素(ブラケット20、第一ヒンジ構造12及び第二ヒンジ構造14)の部品点数をより低減して、極力シンプルな構成とされている。
本実施形態の車両用シートのテーブルは、上述した実施例に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施例では、専らシートバック6裏面に配設したテーブル10を例に説明した。本実施例のテーブル10は、各種の車両用シート2一面(例えばシートバック6に設けた肘掛側面やコンソールボックス側面等)にも適用可能な技術である。
また本実施例では、平板状のテーブル本体30(よりシンプルな構成)を一例に説明した。テーブル本体には、例えばカップホルダ等の部材を設けておいてもよい(使い勝手のよい構成としてもよい)。またテーブル本体裏面又はブラケット裏面に、リブなどの補強構造を適宜形成してもよい。
(2)また本実施例では、テーブル本体30裏面をシャフト部材50で支持する構成(使い勝手のよい構成)を説明した。これとは異なり、テーブル本体30表面をシャフト部材50で支持する構成としてもよい。
(3)また本実施例では、車両用シート2裏面に配設したブラケット20に第一ヒンジ構造12と第二ヒンジ構造14を設ける例を説明した。これとは異なり、車両用シート2一面に直接的に、またはブラケット20とは異なる部材を用いて第一ヒンジ構造12と第二ヒンジ構造14を設けてもよい。
またこのブラケット20は、シートバック6裏面に図示しない取付けブラケットを介して取付けられてもよく、シートバック6裏面に直接的に取付けられてもよい。
(4)また本実施例では、テーブル本体30のフック部32と、ブラケット20の取付け孔22で構成した第一ヒンジ構造12(よりシンプルな構成)を説明した。これとは異なり、第一ヒンジ構造12を、ブラケット20に対してヒンジピンを介してテーブル本体30を回動自在に取付ける構成としてもよい。
またフック部32と取付け孔22の形成数は単数であってもよく複数であってもよい。取付け孔の形状も、円形、半円形、多角形状など適宜変更可能であり、フック部の形状も取付け孔の形状に対応して各種の形状を取り得る。
(5)また本実施例では、第二ヒンジ構造14を、平板状のブラケット20(よりシンプルな構成)を用いて構成した。これとは異なり、例えば従来例のようにブラケット20下部(略半円状の突設部)に、シャフト部材50の挿入部54を回動自在に取付ける第二ヒンジ構造14としてもよい。
(6)また本実施例では、ロック部材40の配設位置を保持部34の隣接位置としたが、シャフト部材の一部及び他部と係止可能であれば、保持部と若干離間して(保持部とは異なる位置に)配設されていてもよい。
また本実施例では、シャフト部材50の両自由端に係合するロック部材40の例(より確実にシャフト部材を係止する例)を説明した。これとは異なり、シャフト部材の一方の自由端にのみ係合するロック部材であってもよい。
また、一対の係合部44(主壁と副壁と係止爪)を備えるロック部材40の例(各テーブル位置においてその係合力を変更可能な例)を説明した。これとは異なり、単に係止爪と主壁を備えるシンプルな係合部としてもよい。
(7)また本実施例では、基部42の被係止片43を、保持部34前端の係止片33(下方傾斜状の略L字状部材)に係止めることで、テーブル本体30裏面に対して下方傾斜状にロック部材40を取付ける例を説明した。これとは異なり、基部42の形状を下方傾斜状(略台形状)として、テーブル本体30裏面に対してロック部材40を直接取付けてもよい(また一体的に形成してもよい)。
車両用シート後側の斜視図である。 テーブル構造の分解斜視図である。 テーブルの縦断面図である。 収納位置のテーブル裏面の正面図である。 (a)は、使用位置のクリップの横断面図であり、(b)は、収納位置のクリップの横断面図である。 従来の車両用シートのテーブルの斜視図である。
符号の説明
2 車両用シート
6 シートバック
10 テーブル
12 第一ヒンジ構造
14 第二ヒンジ構造
20 ブラケット
21 フランジ部
22 取付け孔
23 ヒンジ軸部
24 凹状部
26 軸受け部
28 ヒンジ孔部
30 テーブル本体
31 開口部
32 フック部
34 保持部
36 ガイド孔
40 ロック部材
42 基部
44 係合部
45 係止爪
46 主壁
48 副壁
50 シャフト部材
52 先端部
53 シャフト部材一部
54 挿入部
55 シャフト部材他部

Claims (3)

  1. 車両用シート一面に対して回動自在にテーブル本体を取付ける第一ヒンジ構造と、車両用シート一面に対してシャフト部材を回動自在に取付ける第二ヒンジ構造を備え、
    前記テーブル本体に、前記シャフト部材の先端部を摺動可能に保持する保持部を設けて、前記テーブル本体が、前記シャフト部材の回動動作により、前記車両用シート一面に対面状となる収納位置と、略水平状態となる使用位置との間を変位する車両用シートのテーブルにおいて、
    前記テーブル本体に、前記シャフト部材に係合可能なロック部材を、前記保持部とは異なる位置に設けて、
    前記ロック部材が、前記テーブル本体の使用位置で、前記先端部とは異なる前記シャフト部材一部に係合する一方、前記テーブル本体の収納位置で、前記先端部及び前記一部とは異なる前記シャフト部材他部に係合する構成とした車両用シートのテーブル。
  2. 前記第一ヒンジ構造が、前記車両用シート一面の取付け孔に対して、前記テーブル本体に設けたフック部を係合して取付ける構成であるとともに、前記テーブル本体がその一面側から衝撃を受けると、前記取付け孔から前記フック部が係脱する構成である請求項1に記載の車両用シートのテーブル。
  3. 前記車両用シート一面に対面配置された平板状ブラケットを有し、
    前記第二ヒンジ構造が、前記ブラケット裏面に突設するヒンジ孔部に対して、前記先端側とは異なる前記シャフト部材の他端側を挿入して取付ける構成である請求項1又は請求項2に記載の車両用シートのテーブル。
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