JP5024057B2 - 電力増幅器 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態1に係る電力増幅器を示す回路図である。この電力増幅器は、GaAs−HBTプロセスにより形成されている。
図2は、実施の形態2に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態1とは、整合減衰回路MAの構成が異なる。以下、実施の形態2に係る整合減衰回路の回路構成について説明する。ただし、整合減衰回路MAが、BCダイオードDa1のアノードに接続された端子Va1と、BCダイオードDa2のカソードに接続された端子Va2とを有するものとする。
図6は、実施の形態3に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態2との違いは、第1及び第2のダイオードがそれぞれ直列に接続された複数のダイオードを有する点である。即ち、BCダイオードDa1の代わりに第1のダイオードとして複数のBCダイオードDa11〜Da1nが直列に接続され、BCダイオードDa2の代わりに第2のダイオードとして複数のBCダイオードDa21〜Da2nが直列に接続されている。これにより、増幅モードにおけるパス2のアイソレーション不足を改善することができる。その他、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
図7は、実施の形態4に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態2との違いは、第1及び第2のダイオード、整合減衰回路及びカレントミラー回路を1つのバイパス回路として、2つのバイパス回路が並列に設けられている点である。
図8は、実施の形態5に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態2との違いは、ダイオードDa1のカソードが、入力整合回路M1(入力端子IN)と容量C1の接続点に接続されている点である。即ち、実施の形態2よりも高いインピーダンス点で、増幅用トランジスタTr側とバイパス回路側に分離されている。これにより、実施の形態2に比べて、バイパス回路内に設ける整合回路の素子定数を小さく設定でき、本回路のレイアウト面積を小さくできる。その他、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
図9は、実施の形態6に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態5との違いは、インダクタLa2とカレントミラー回路CMの接続点と接地点との間に容量Ca3(第4の容量)を設けている点である。
図10は、実施の形態7に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態2との違いは、第1及び第2のダイオードをAC結合スタック型BCダイオードスイッチに変更した点である。即ち、BCダイオードDa3(第3のダイオード)のアノードがBCダイオードDa1のカソードに接続され、カソードがBCダイオードDa1のアノードに接続されている。容量Ca4(第5の容量)がBCダイオードDa1に並列に接続され、BCダイオードDa3に直列に接続されている。BCダイオードDa4(第4のダイオード)のアノードがBCダイオードDa2のカソードに接続され、カソードがBCダイオードDa2のアノードに接続されている。容量Ca5(第6の容量)がBCダイオードDa2に並列に接続され、BCダイオードDa4に直列に接続されている。
図11は、実施の形態8に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態7との違いは、容量Ca8(第7の容量)と容量Ca9(第8の容量)を設けた点である。容量Ca8は、BCダイオードDa3に並列に接続され、BCダイオードDa1に直列に接続されている。容量Ca9は、BCダイオードDa4に並列に接続され、BCダイオードDa2に直列に接続されている。
図12は、実施の形態9に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態2との違いは、制御端子/VcntとトランジスタTra3を追加し、インダクタLa1をコレクタ電源端子Vccから分離して制御端子Vcntに接続している点である。
図13は、実施の形態10に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態9との違いは、トランジスタTra3をBCダイオードDa5(第5のダイオード)に変更している点である。BCダイオードDa5のアノードは制御端子/Vcntに接続され、カソードがダイオードDa1のカソードに接続されている。BCダイオードDa5はトランジスタTra3よりもレイアウト面積が小さいという利点がある。その他、実施の形態9と同様の効果を得ることができる。
図14は、実施の形態11に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態9との違いは、増幅用トランジスタTrに入力されるRF信号の電力の増加に応じてカレントミラー回路CMの参照電流Icntを増加させる入力電力検波回路を設けている点である。
図15は、実施の形態12に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態11との違いは、入力電力検波回路がトランジスタTrd2と容量Cd2を更に有する点である。トランジスタTrd2のベース及びコレクタは、抵抗Rd2を介して制御端子Vcntに接続され、容量Cd2を介して接地されている。これにより、減衰モードにおける入力電力の増加に対して、バイアス電流Ia2をより多く増加することができ、減衰モードにおける許容入力電力を更に改善することができる。その他、実施の形態11と同様の効果を得ることができる。
図16は、実施の形態13に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態11とは入力電力検波回路の構成が異なる。入力電力検波回路は、検波部を抵抗Rd1,Rd2,Rd3、容量Cd1、トランジスタTrd1,Trd2を有するカレントミラーベースの検波回路である。
図17は、実施の形態14に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態13との違いは、トランジスタTrd1のベースとトランジスタTrd2のベースの間に抵抗Rd4を挿入している点である。これにより、検波電圧の周波数依存性を低減することができる。その他、実施の形態13と同様の効果を得ることができる。
実施の形態15は、実施の形態2において、カレントミラー回路CMの参照電流Icntを生成する抵抗Ra1(第1の抵抗)を温度上昇と共に抵抗値が増加する抵抗で形成したものである。具体的には、抵抗Ra1を比較的高い正温度係数を持つベース層抵抗で形成する。ここで、温度の上昇と共にHBTの障壁電圧が低下するため、参照電流Icntが増加し、BCダイオードDa1,Da2の電流Ia2も増加する。これに対し、抵抗Ra1の抵抗値が温度上昇と共に増加することで、この変動を抑制することができる。その他、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
図18は、実施の形態16に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態2との違いは、容量Ca3、抵抗Ra2、インダクタLa3,La4、トランジスタTra3,Tra4を有する短絡回路を設けた点である。
実施の形態17は、実施の形態16において、短絡回路が減衰モードにおいてBCダイオードVa1のカソードを短絡するように変更したものである。これにより、増幅モードにおける増幅用トランジスタTrの入出力の逆方向アイソレーション(コレクタの出力信号がベース側にどれだけ戻ってくるか)を改善することができる。ここで、増幅用トランジスタTrの総エミッタ面積が大きく、動作周波数が高い場合、バイパス回路の付加により増幅用トランジスタTrの逆方向アイソレーションが劣化すると、増幅用トランジスタTrの利得低下や発振を招く。本実施の形態は、この問題を抑制することができる。その他、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
図19は、実施の形態18に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態2との違いは、容量C1(第1の容量)を可変容量化した点である。即ち、容量C1の代わりに、容量C11,C12、ダイオードDa3、インダクタLa31,La32及び制御端子Vcnt2を設けている。
実施の形態19は、実施の形態2の量Ca1(第2の容量)を可変容量化したものである。可変容量の構成は実施の形態18と同様である。そして、第2の容量の容量値が減衰モードよりも増幅モードの方が大きくなるようにする。例えば、増幅モードにおいて制御端子Vcnt2に0Vの電圧を印加して、ダイオードDa3の接合容量を零バイアスにする。これにより、増幅モードにおけるバイパス回路側への信号漏洩を抑制することができる。即ち、増幅モードにおける増幅用トランジスタTrの入出力の逆方向アイソレーションを改善することができる。ここで、増幅用トランジスタTrの総エミッタ面積が大きく、動作周波数が高い場合、バイパス回路の付加により増幅用トランジスタTrの逆方向アイソレーションが劣化すると、増幅用トランジスタTrの利得低下や発振を招く。本実施の形態は、この問題を抑制することができる。その他、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
Claims (14)
- GaAs−HBTプロセスによりGaAsチップ上に形成された電力増幅器であって、
ベースが第1の容量を介して入力端子に接続され、コレクタが出力端子に接続され、RF信号を増幅する増幅用トランジスタと、
前記増幅用トランジスタのベースにバイアス電流を供給するバイアス回路と、
カソードが第2の容量を介して前記入力端子に接続された第1のダイオードと、
アノードが第3の容量を介して前記出力端子に接続された第2のダイオードと、
前記第1のダイオードのアノードと前記第2のダイオードのカソードとの間に接続され、前記入力端子側と前記出力端子側のインピーダンス不整合を低減し、前記RF信号を減衰する整合減衰回路と、
前記第2のダイオードのアノードと電源端子との間に接続された第1のインダクタと、
第2のインダクタを介して前記第1のダイオードのカソードに接続され、前記第1及び第2のダイオードを駆動するカレントミラー回路とを備え、
前記第1のダイオードのカソードは、前記入力端子と前記第1の容量の接続点に接続され、
増幅モードにおいて、前記バイアス回路は前記増幅用トランジスタにバイアス電流を供給し、前記カレントミラー回路は前記第1及び第2のダイオードをOFFにし、
減衰モードにおいて、前記バイアス回路は前記増幅用トランジスタにバイアス電流を供給せず、前記カレントミラー回路は前記第1及び第2のダイオードをONにすることを特徴とする電力増幅器。 - 前記整合減衰回路は、前記第1のダイオードのアノードと前記第2のダイオードのカソードとの間に接続された抵抗を有することを特徴とする請求項1に記載の電力増幅器。
- 前記整合減衰回路は、前記第1のダイオードのアノードと前記第2のダイオードのカソードとの間に接続されたインダクタと、前記インダクタの一端と接地点との間に直列に接続された抵抗及び容量とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力増幅器。
- 前記第1及び第2のダイオードは、それぞれ直列に接続された複数のダイオードを有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電力増幅器。
- 前記第1及び第2のダイオード、前記整合減衰回路及び前記カレントミラー回路を1つのバイパス回路として、2つ以上のバイパス回路が並列に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電力増幅器。
- 前記第2のインダクタと前記カレントミラー回路の接続点と接地点との間に設けられた第4の容量を更に備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電力増幅器。
- アノードが前記第1のダイオードのカソードに接続され、カソードが前記第1のダイオードのアノードに接続された第3のダイオードと、
前記第1のダイオードに並列に接続され、前記第3のダイオードに直列に接続された第5の容量と、
アノードが前記第2のダイオードのカソードに接続され、カソードが前記第2のダイオードのアノードに接続された第4のダイオードと、
前記第2のダイオードに並列に接続され、前記第4のダイオードに直列に接続された第6の容量とを更に備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の電力増幅器。 - 前記第3のダイオードに並列に接続され、前記第1のダイオードに直列に接続された第7の容量と、
前記第4のダイオードに並列に接続され、前記第2のダイオードに直列に接続された第8の容量とを更に備えることを特徴とする請求項7に記載の電力増幅器。 - 前記増幅モードにおいて前記第1及び第2のダイオードに逆バイアスを印加し、前記減衰モードにおいて前記第1及び第2のダイオードに逆バイアスを印加しない回路を更に備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の電力増幅器。
- 前記増幅用トランジスタに入力される前記RF信号の電力の増加に応じて前記カレントミラー回路の参照電流を増加させる入力電力検波回路を更に備えることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の電力増幅器。
- 前記カレントミラー回路の参照電流を生成し、温度上昇と共に抵抗値が増加する第1の抵抗を更に備えることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の電力増幅器。
- 前記減衰モードにおいて前記増幅用トランジスタのベースを短絡する短絡回路を更に備えることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の電力増幅器。
- 前記第1の容量は可変容量であり、前記第1の容量の容量値は前記増幅モードよりも前記減衰モードの方が大きくなることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の電力増幅器。
- 前記第2の容量は可変容量であり、前記第2の容量の容量値は前記減衰モードよりも前記増幅モードの方が大きくなることを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の電力増幅器。
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