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JP5012342B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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JP5012342B2 JP2007232883A JP2007232883A JP5012342B2 JP 5012342 B2 JP5012342 B2 JP 5012342B2 JP 2007232883 A JP2007232883 A JP 2007232883A JP 2007232883 A JP2007232883 A JP 2007232883A JP 5012342 B2 JP5012342 B2 JP 5012342B2
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Description

本発明は、断面略円形又は断面略楕円形の筒状をなすフード部を備えた防水コネクタに関する。
この種の防水コネクタとしては、例えば下記特許文献1に記載の防水コネクタが知られている。この防水コネクタは互いに嵌合可能な雌雄両コネクタを備え、雄コネクタには、特許文献1の図1に示すように、断面略楕円形の筒状をなすフード部が設けられている。フード部には、雌コネクタに設けられた雌コネクタハウジングが嵌合可能とされており、嵌合状態となったフード部と雌コネクタハウジングとの間には防水用のゴムリングが挟まれている。また、雌コネクタハウジングの周面にリブを突出して設けておき、このリブをフード部の周面に当接させることで嵌合状態となった雌雄両コネクタ間のがたつきを規制する構成が一般に知られている。
特開2003−151682公報(図1)
例えば、上記した防水コネクタでは雌コネクタハウジングとフード部との間にゴムリングを挟む隙間があるため、雌コネクタハウジングとフード部とが正規の嵌合方向に対して傾いた状態で嵌合される、いわゆるこじり嵌合がなされる場合があり得る。このようなこじり嵌合や車体からの振動等によってリブがフード部に対して位置ずれしてしまうと、リブがフード部の周面から離れてしまい、がたつきを規制することができなくなる。要するに、フード部が断面略円形や断面略楕円形の筒状に形成されている場合には、フード部の周面においてリブと当接可能な部分が一点しか存在しないため、こじり嵌合等によってリブが位置ずれしてしまうと、もはやリブをフード部の周面に当接させることができなくなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防水コネクタにおいてリブがフード部に対して位置ずれしても雌雄両コネクタ間のがたつきを規制可能にすることを目的とする。
本発明は、雄コネクタと、前記雄コネクタに突出して設けられ、断面略円形又は断面略楕円形の筒状をなすフード部と、前記雄コネクタと嵌合可能な雌コネクタと、前記雌コネクタに設けられ、前記雌雄両コネクタが嵌合状態となるに伴って前記フード部と嵌合する雌コネクタハウジングと、前記嵌合状態となった前記フード部と前記雌コネクタハウジングとの間に挟まれるゴムリングとを備えた防水コネクタであって、前記雌コネクタハウジングの周面に設けられ、第1の方向に突出する第1リブと、前記雌コネクタハウジングの周面に設けられ、前記第1の方向とは反対方向となる第2の方向に突出する第2リブと、前記フード部の周面を平面状に肉盛りして設けられ、前記第1リブの突出端を受ける平面と前記第2リブの突出端を受ける平面とが平行に配置されることで嵌合状態となった前記雌雄両コネクタ間のがたつきを規制する受け部とを備えており、前記雌コネクタハウジングは、前記フード部の内部に嵌合可能な本体部を備え、前記第1及び第2リブは、前記本体部の外周面にそれぞれ配置され、前記受け部は、前記フード部の内周面に配置されているとともに、前記雌コネクタハウジングは、前記フード部を内部に受け入れて嵌合可能な嵌合筒部を備え、かつ前記フード部は、その外周面に設けられ前記雌雄両コネクタの嵌合方向に延びるガイド片を備え、前記嵌合筒部は、その内周面に設けられ前記ガイド片を受け入れて前記雌雄両コネクタの嵌合を案内するガイド凹部を備え、前記第1及び第2リブは、前記ガイド凹部の内壁にそれぞれ配置され、前記受け部は、前記ガイド片の外面に配置されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、雌雄両コネクタの嵌合に伴ってフード部と雌コネクタハウジングとが嵌合する。雌雄両コネクタが嵌合状態に至ると、第1の方向に突出する第1リブの突出端が受け部の平面に接触すると共に、第1の方向とは反対方向となる第2の方向に突出する第2リブの突出端が受け部の平面に接触することで、雌雄両コネクタが第1の方向及び第2の方向にがたつくことが規制される。さらに、第1リブの突出端を受ける平面と第2リブの突出端を受ける平面とが平行となるように配置したから、例えば雌雄両コネクタがこじられる等して第1及び第2リブがこれらを受ける平面の面方向に位置ずれしても、第1及び第2リブが平面に接触した状態に保たれ、雌雄両コネクタ間のがたつきが規制される。
また雌コネクタハウジングは、フード部の内部に嵌合可能な本体部を備え、第1及び第2リブは、本体部の外周面にそれぞれ配置され、受け部は、フード部の内周面に配置されている構成であるから、フード部と本体部との間におけるがたつきを規制することができる。
さらに雌コネクタハウジングは、フード部を内部に受け入れて嵌合可能な嵌合筒部を備え、フード部は、その外周面に設けられ雌雄両コネクタの嵌合方向に延びるガイド片を備え、嵌合筒部は、その内周面に設けられガイド片を受け入れて雌雄両コネクタの嵌合を案内するガイド凹部を備え、第1及び第2リブは、ガイド凹部の内壁にそれぞれ配置され、受け部は、ガイド片の外面に配置されている構成となっている。そのため、ガイド凹部がガイド片を受け入れることで雌雄両コネクタの嵌合を案内することができる。特にこのガイド片及びガイド凹部を利用して各リブ及び受け部を設けたから、ガイド機能部(ガイド凹部及びガイド片)とがたつき規制部(各リブ及び受け部)とを別々に設ける場合よりも全体の構成を簡素化することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
本体部は、フード部との嵌合面側に冠着されその冠着状態でフード部の内部に嵌合可能な有底筒状のキャップを備え、第1及び第2リブは、キャップの外周面に設けられている構成としてもよい。このような構成によると、フード部との嵌合面側にキャップが冠着された状態で本体部をフード部の内部に嵌合したときにおいても、フード部と本体部との間におけるがたつきを規制することができる。
受け部は、フード部の内部における奥方に配置され、雌雄両コネクタの嵌合完了時に第1及び第2リブの突出端を受けることで雌雄両コネクタ間のがたつきを規制する構成としてもよい。雌雄両コネクタ間のがたつき規制が行われると、第1及び第2リブが受け部に接触して摩擦抵抗が大きくなることで、雌雄両コネクタの嵌合操作力が大きくなる。その点、上記構成によると、雌雄両コネクタの嵌合完了時に、がたつき規制が行われる。すなわち、雌雄両コネクタの嵌合途上においてはがたつき規制が行われないため、嵌合操作力が小さくて済む。
受け部は、フード部の周面のうち嵌合状態において第1及び第2リブと対応する位置にのみ設けられている構成としてもよい。このような構成によると、第1及び第2リブと対応する位置にのみ受け部を設けたから、フード部全体が厚肉になることがない。
本発明によれば、防水コネクタにおいてリブがフード部に対して位置ずれしても雌雄両コネクタ間のがたつきを規制することができる。
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図8の図面を参照しながら説明する。
本実施形態の防水コネクタは、互いに嵌合可能な雄コネクタ10と雌コネクタ30とを備え、雌コネクタ30に装着された操作レバー50を回動操作することで雌雄両コネクタ10,30を嵌合可能である。尚、以下の説明において前後方向とは雌雄両コネクタ10,30の嵌合方向を基準として嵌合面側を前方とする。
雄コネクタ10は、図1に示すように、合成樹脂製の雄コネクタハウジング11を有し、この雄コネクタハウジング11には、前方に開口するフード部12が設けられている。フード部12は断面略楕円形の筒状に形成されている。本発明において「楕円」とは、フード部12の内周面及び外周面が共に曲面で構成された閉じた形状をいう。したがって、本実施形態のように横長の略方形であってもフード部12の内周面及び外周面が曲面で構成されている場合には「楕円」に含まれるものとする。尚、フード部12の詳細な構成については、後述する。
フード部12の内部には、タブ状をなす雄端子金具20が前方に突出して形成されている。雄端子金具20は、上下2段に分かれて幅方向に等間隔で配置されている。また、上下に対応する各雄端子金具20は、互いに幅方向にずれて配置され、全体として千鳥状となっている。雄端子金具20は、フード部12の奥壁に圧入もしくはインサート成形によって固定されている。また、フード部12の幅方向両側には、幅方向に突出する一対のカムピン13が形成されている。カムピン13は円柱状をなし、後述するカム溝53の側壁と係止してカム作用を発揮する。
雄コネクタハウジング11には、後述する3つのガイド凹部37,42,43に受け入れられることで雌コネクタ30との嵌合動作を案内する3つのガイド片14,15,16がそれぞれ前後方向に延びる形態で設けられている。第1ガイド片14は、フード部12の下部における両端部に一対配されている。両第1ガイド片14は断面略方形をなし、それぞれ幅方向外側に張り出し形成されている。第2ガイド片15は、フード部12の上部において幅方向に所定の間隔を空けて一対配されている。両第2ガイド片15は断面略方形をなし、それぞれ上方に突出して形成されている。第3ガイド片16は断面略横長形状をなし、上段の雄端子金具群20と下段の雄端子金具群20との間に配されて、フード部12の奥壁から前方に張り出し形成されている。
雌コネクタ30は、図2に示すように、合成樹脂製の雌コネクタハウジング31を有している。この雌コネクタハウジング31には、横長略方形のブロック状をなす本体部32と、本体部32の外周を覆うようにして配された嵌合筒部33とが設けられている。嵌合筒部33は、図5に示すように、本体部32の後端部から径方向外側に立ち上がり、そこから前方に延びる形態をなしている。また、嵌合筒部33の内周面と本体部32の外周面との間には、フード部12が嵌合可能である。さらに、嵌合筒部33の内周面には、図2に示すように、第1ガイド片14を受け入れ可能な第1ガイド凹部42と、第2ガイド片15を受け入れ可能な第2ガイド凹部43とがそれぞれ前後方向に沿って凹設されている。
本体部32のうち前面から外周面にかけての範囲は、前方から着脱可能なキャップ34によって構成されている。すなわち、キャップ34は有底筒状をなし、本体部32の前面を構成する前壁34Aと、その前壁34Aの周縁から後方に延びる周壁34Bとから構成され、本体部32に冠着された状態でフード部12の内部に嵌合可能である。また、本体部32の外周面における後端には、防水用のゴムリング80が嵌着されている。ゴムリング80は、本体部32の外周面とフード部12の内周面との間に圧縮状態で挟まれており、キャップ34の周壁34Bの後端によって抜止されている。
本体部32の内部には、前後方向に貫通するキャビティ35が形成されている。キャビティ35の内部には、後方から挿入された雌端子金具40を収容可能である。キャビティ35は、雄端子金具20の配置に対応して上下2段に形成されており、上下のキャビティ35間には、第3ガイド片16を収容可能な第3ガイド凹部37が前方に開口して形成されている。
キャビティ35内部に挿入された雌端子金具40の前止まりを行う前止まり壁は、キャップ34の前壁34Aによって構成されている。この前止まり壁には、雄端子金具20をキャビティ35内部に進入させる端子挿通孔36が上下2段に形成されている。キャップ34の前壁34Aにおいて上下の端子挿通孔36間には、第3ガイド片16を第3ガイド凹部37内部に進入させるガイド挿通孔38が形成されている。
キャビティ35の内壁には、雌端子金具40をキャビティ35内部に抜止状態に保持するランス39が撓み可能に形成されている。また、本体部32の内部には、キャビティ35内部と連通するリテーナ収容部41が下方に開口して形成されている。リテーナ収容部41にはリテーナ60が収容可能とされており、キャビティ35内部に収容された雌端子金具40に係止してランス39と共に二重で抜止状態に保持可能である。
雌端子金具40は、雄端子金具20と接続される端子接続部と、この端子接続部から後方に延びて電線Wと接続される電線接続部とから構成されている。端子接続部は前後方向に貫通する角筒状をなし、内部に挿入された雄端子金具20に対して弾性的に接触する弾性接触片を備えている。尚、前記したリテーナ60は、端子接続部の後端に係止する。
一方、電線接続部は、電線Wをかしめ付けるワイヤバレル部と、電線Wと共にゴム栓70をかしめ付けるインシュレーションバレル部とから構成されている。ゴム栓70は、キャビティ35の後半部を構成するゴム栓収容部に収容されている。ゴム栓70には、図示2個のリップ部が周設されている。このリップ部は、ゴム栓収容部の内周面と電線Wの外周面とに密着してキャビティ35内部に水が浸入することを規制している。
雌コネクタハウジング11には、待機位置と嵌合位置との間で回動可能な操作レバー50が装着されている。操作レバー50は、図2に示すように、略門形をなし、操作部51と、操作部51の両側に対向状態で配された一対のアーム部52とから構成されている。アーム部52には回動孔57が設けられ、この回動孔57に対して雌コネクタハウジング11の両側面から突出する回動軸49が嵌り込んだ状態となることで、操作レバー50が回動可能に支持される。
アーム部52の内面には、カム溝53が凹設されている。また、嵌合筒部33の幅方向両側には、嵌合筒部33の内部と外部を連通する切り欠き44が設けられている。この切り欠き44は、待機位置にある操作レバー50のカム溝53の入口と整合する位置に配されている。また、切り欠き44は、嵌合筒部33の前縁から後方に向けて切り欠かれており、フード部12が本体部32と嵌合筒部33との間に進入するに伴ってカムピン13を後方へ移動可能としてある。また、アーム部52の内面においてカム溝53の入口付近には、操作レバー50を待機位置にて保持するための回り止め突部54が設けられている。回り止め突部54は、操作レバー50が待機位置にあるときに切り欠き44内部に入り込み、切り欠き44の内壁における上面に係止する。
一方、フード部12の外周面においてカムピン13の上方には、解除突部17が設けられている。解除突部17は、フード部12を本体部32と嵌合筒部33との間に嵌合させることによりカムピン13と共に切り欠き44の内部に進入し、回り止め突部54の内側に入り込んで回り止め突部54を切り欠き44の外部に押し出すように構成されている。回り止め突部54が切り欠き44の外部に押し出されると、アーム部52が幅方向両側に開き変形し、回り止め突部54と切り欠き44の内壁上面との係止状態が解除されることにより、操作レバー50の回動操作が許容される。
カムピン13は、カム溝53の入口における内壁下面に設けられた抜止突起58によってカム溝53の入口から外れてしまうことが規制されている。カムピン13をカム溝53の入口に進入させた後、待機位置にある操作レバー50を嵌合位置に向けて回動させると、カムピン13とカム溝53の側壁とが係止し、カム作用によってカムピン13がカム溝53に沿って奥方へと移動する。これにより、雌雄両コネクタ10,30が嵌合し、正規嵌合に至るとフード部12が本体部32と嵌合筒部33との間に嵌合する。これと並行して、雄端子金具20は、キャップ34の端子挿通孔36を通じてキャビティ35内部及び雌端子金具40の端子接続部の内部に進入し、弾性接触片と弾性的に接触する。
雌コネクタハウジング31の上部後端には、嵌合位置にある操作レバー50を保持するための保持部45が後方に張り出し形成されている。保持部45の後端には、操作部51に撓み可能に設けられた撓み係止片55と係止する保持突部46が設けられている。撓み係止片55が保持突部46と係止した状態では、嵌合位置にある操作レバー50が待機位置へ回動することが規制される。撓み係止片55の突出端には解除操作部56が設けられている。この解除操作部56を指で摘んで撓み係止片55と保持突部46との係止状態を解除することで、嵌合位置にある操作レバー50を待機位置へ回動することが許容される。
さて、前述したようにフード部12の詳細な構造について説明する。フード部12の外周面は、図5に示すように、前後方向に形成されている。一方、フード部12の内周面は奥壁側から開口縁側に向けて開いた形状をなしている。つまり、フード部12は、奥壁側に位置して小さい内径を有する小径部12Aと、開口縁側に位置して大きい内径を有する大径部12Cと、小径部12Aと大径部12Cとの間に位置するつなぎ部12Bとを備え、各部12A,12B,12Cが同軸で一体に構成されている。
フード部12の大径部12Cの内周面は、図6に示すように、雌雄両コネクタ10,30の嵌合状態においてゴムリング80の外周面と密着し、これに伴ってゴムリング80の内周面が本体部32の外周面に密着する。一方、フード部12の小径部12Aの内周面は、図7に示すように、キャップ34の外周面とほぼ適合するように形成されている。キャップ34の周壁34Bには、図2に示すように、図示8個の内側リブ47が前後方向に延びて設けられており、これらの内側リブ47がフード部12の小径部12Aの内周面に接触することで、雌雄両コネクタ10,30の嵌合完了時に、フード部12と本体部32との間のがたつきが規制されるようにしてある。
キャップ34の周壁34Bは断面略方形をなしており、8個の内側リブ47は周壁34Bにおける上下左右の4辺にそれぞれ2つずつ配置され、一対の上リブ(本発明の「第1リブ」の一例)47Aと一対の下リブ(本発明の「第2リブ」の一例)47Bと一対の左リブ(本発明の「第1リブ」の一例)47Cと一対の右リブ(本発明の「第2リブ」の一例)47Dとから構成されている。両上リブ47Aは、周壁34Bの上辺における両端側において上方に突出して設けられている。両下リブ47Bは、周壁34Bの下辺における両端側において下方に突出して設けられている。両上リブ47Aと両下リブ47Bとはそれぞれ上下に対応する位置に設けられている。尚、上方は本発明の「第1の方向」の一例であり、下方は本発明の「第2の方向」の一例である。
両左リブ47Cは、周壁34Bの左辺において上下方向に所定の間隔を空けて配置され、それぞれ左方に突出して設けられている。両右リブ47Dは、周壁34Bの右辺において上下方向に所定の間隔を空けて配置され、それぞれ右方に突出して設けられている。両左リブ47Cと両右リブ47Dとはそれぞれ左右に対応する位置に設けられている。
一方、フード部12の小径部12Aにおける内周面には、リブ47の突出端を受ける受け部18が設けられている。受け部18は、小径部12Aにおける上下左右の4辺に配置され、小径部12Aの内周面を肉盛りすることにより平面状に形成されたストレート面(本発明の「第1及び第2リブの突出端を受ける平面」の一例)18Aを備えている。小径部12Aの内周面には、図示6個の受け部18が形成されている。上リブ47Aの突出端と接触するストレート面18Aは、下リブ47Bの突出端と接触するストレート面18Aに対して平行に設定されている。また、左リブ47Cの突出端と接触するストレート面18Aは、右リブ47Dの突出端と接触するストレート面18Aに対して平行に設定されている。
両上リブ47Aと両下リブ47Bに対しては、それぞれ個別に受け部18が設けられているものの、両左リブ47Cと両右リブ47Dに対しては、それぞれ共通の受け部18が設けられている。この理由は、両左リブ47Cと両右リブ47Dは、周壁34Bの短辺側において比較的近い位置に設けられており、共通の受け部18を設けてもフード部12がさほど厚肉にならないからである。ところが、両上リブ47Aと両下リブ47Bは、周壁34Bの長辺側における両端付近に設けられており、周壁34Bの長辺側に共通の受け部18を設け、左右に長いストレート面18Aを形成してしまうと、その分だけフード部12が厚肉になってしまうからである。尚、受け部18が設けられている位置を明確にするため、図1においては、2本の破線で挟まれた領域として表示してある。
両第1ガイド凹部42の内壁下面及び両第2ガイド凹部43の内壁上面には、それぞれ外側リブ48が前後方向に延びて設けられており、図示4個の外側リブ48がフード部12の大径部12Cの外周面に接触することで、嵌合状態におけるフード部12と嵌合筒部33間のがたつきが規制される。外側リブ48は、図2に示すように、第2ガイド凹部43に配置された図示2個の上リブ(本発明の「第1リブ」の一例)48Aと、第1ガイド凹部42に配置された図示2個の下リブ(本発明の「第2リブ」の一例)48Bとから構成されている。また、外側リブ48は、図5に示すように、リテーナ収容部41よりも奥方に設けられているため、雌雄両コネクタ10,30の嵌合完了時にがたつきを規制可能である。
外側リブ48の上リブ48Aに対しては、第2ガイド片15の上面が受け部18のストレート面18Aとして機能する。また、外側リブ48の下リブ48Bに対しては、第1ガイド片14の下面が受け部18のストレート面18Aとして機能する。第2ガイド片15の上面は平面状をなし、同じく平面状に形成された第1ガイド片14の下面に対して平行となるように設定されている。このように、既存構造である各ガイド片14,15及び各ガイド凹部42,43を利用して上下リブ48A,48B及び受け部18を設けたから、大きな設計変更を伴うことなく嵌合状態にあるフード部12と嵌合筒部33間のがたつきを規制することができる。
本実施形態は以上の構成であって、続いてその作用を説明する。
まず、操作レバー50を図3に示す待機位置にセットしておき、雌雄両コネクタ10,30を嵌合させる。すると、フード部12は本体部32と嵌合筒部33との間に進入し、カムピン13は切り欠き44を通じてカム溝53の入口に進入する。このとき、解除突部17が回り止め突部54の内側に入り込み、回り止め突部54を切り欠き44の外部に押し出すことにより、回り止め突部54と切り欠き44の内壁上面との係止状態が解除される。
次に、操作レバー50を待機位置から嵌合位置へと回動させる。カムピン13はカム作用によってカム溝53の奥方へ移動し、カムピン13が切り欠き44の後方へ相対的に移動すると、雌雄両コネクタ10,30の嵌合が進行する。このとき、各ガイド片14,15,16が各ガイド凹部37,42,43に受け入れられることで雌雄両コネクタ10,30の嵌合動作が案内される。これと共に、フード部12は本体部32と嵌合筒部33との間に進入し、ゴムリング80がフード部12の内周面と本体部32の外周面との間で圧縮状態で挟まれる。
こうして、操作レバー50が図4に示す嵌合位置に回動されると、雌雄両コネクタ10,30が嵌合状態に至り、図8に示すように、内側リブ47と外側リブ48がそれぞれ受け部18のストレート面18Aに接触した状態に保持される。この状態では、フード部12とキャップ34(本体部32)との間で上下左右にがたつくことが規制されると共に、フード部12と嵌合筒部33との間で上下にがたつくことが規制され、雌雄両コネクタ10,30間のがたつきが規制される。尚、操作レバー50が嵌合位置に至ると、操作部51の撓み係止片55が保持部45の保持突部46に係止することで、操作レバー50が嵌合位置に保持される。さらに、雄端子金具20は雌端子金具40の弾性接触片と弾性的に接触し、雌雄両端子金具20,40に連なる電線W同士が導通可能に接続される。
この後、雌雄両コネクタ10,30がこじられたり、あるいは車両に搭載された状態で車体から伝わる振動等によって各リブ47,48がストレート面18Aの面方向に沿って上下方向や左右方向に位置ずれすることがあり得る。しかしながら、上下リブ47A,47Bの突出端にそれぞれ接触するストレート面18Aは平行であり、左右リブ47C,47Dの突出端にそれぞれ接触するストレート面18Aも平行であり、上下リブ48A,48Bの突出端にそれぞれ接触するストレート面18Aも平行であるから、各リブ47,48の突出端とストレート面18Aとは接触した状態に保持される。したがって、引き続きフード部12とキャップ34(本体部32)との間及びフード部12と嵌合筒部33との間でがたつくことが規制され、雌雄両コネクタ10,30間のがたつきが規制される。
尚、雌雄両コネクタ10,30を離脱させる際は、解除操作部56を指で摘んで撓み係止片55と保持突部46との係止状態を解除して、操作レバー50を嵌合位置から待機位置へと回動させることで、カムピン13とカム溝53のカム作用によってカムピン13がカム溝53の入口へ進み、雌雄両コネクタ10,30が互いに離間する方向に移動する。
以上のように本実施形態では、各リブ47,48の突出端と接触するストレート面18Aが互いに平行となるようにしたから、雌雄両コネクタ10,30間のがたつきを規制しつつも、各リブ47,48がこれと接触するストレート面18Aの面方向に沿って位置ずれすることが許容される。また、受け部18をフード部12の奥壁側に設けて、雌雄両コネクタ10,30の嵌合完了時にがたつきが規制されるようにしたから、嵌合途上における操作力が小さくて済む。さらに、フード部12の長辺側における両端付近に受け部18を設けたから、フード部12の長辺側が厚肉に形成されることを回避することができる。これらに加えて、既存構造である各ガイド片14,15,16及び各ガイド凹部37,42,43を利用して外側リブ48及び受け部18を設けたから、大きな設計変更を伴うことなく、かつ、全体構成を複雑にすることなく、雌雄両コネクタ10,30間のがたつきを規制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では上下方向及び左右方向に突出するリブ47,48を設けているものの、本発明によると、斜め方向の突出するリブを設けてもよい。
(2)本実施形態では断面略楕円形の筒状をなすフード部12を設けているものの、本発明によると、断面略円形の筒状をなすフード部を設けてもよい。
(3)本実施形態ではキャップ34の周壁34Bに内側リブ47を設けているものの、本発明によると、キャップ34がない構成の場合には、本体部32の外周面に内側リブ47を設けてもよい。
(4)本実施形態では受け部18をフード部12の奥壁側に設けているものの、本発明によると、受け部18をフード部12の開口縁側に設けてもよい。
雄コネクタの正面図 雌コネクタの正面図 雌雄両コネクタの嵌合前におけるカムピンとカム溝の状態を示した図 雌雄両コネクタの嵌合後におけるカムピンとカム溝の状態を示した図 雌雄両コネクタの嵌合前の状態における断面を側方から見た図 雌雄両コネクタの嵌合後の状態における断面を側方から見た図 雌雄両コネクタハウジングの嵌合後の状態における断面を正面から見た図 図7の一部を拡大して各リブとストレート面が接触している状態を示した図
符号の説明
10…雄コネクタ
12…フード部
14…第1ガイド片
15…第2ガイド片
16…第3ガイド片
18…受け部
18A…ストレート面(第1及び第2リブの突出端を受ける平面)
30…雄端子金具
31…雌コネクタハウジング
32…本体部
33…嵌合筒部
34…キャップ
34B…キャップの内壁(キャップの外周面)
37…第3ガイド凹部
42…第1ガイド凹部
43…第2ガイド凹部
47…内側リブ(第1リブ及び第2リブ)
48…外側リブ(第1リブ及び第2リブ)
80…ゴムリング

Claims (4)

  1. 雄コネクタと、
    前記雄コネクタに突出して設けられ、断面略円形又は断面略楕円形の筒状をなすフード部と、
    前記雄コネクタと嵌合可能な雌コネクタと、
    前記雌コネクタに設けられ、前記雌雄両コネクタが嵌合状態となるに伴って前記フード部と嵌合する雌コネクタハウジングと、
    前記嵌合状態となった前記フード部と前記雌コネクタハウジングとの間に挟まれるゴムリングとを備えた防水コネクタであって、
    前記雌コネクタハウジングの周面に設けられ、第1の方向に突出する第1リブと、
    前記雌コネクタハウジングの周面に設けられ、前記第1の方向とは反対方向となる第2の方向に突出する第2リブと、
    前記フード部の周面を平面状に肉盛りして設けられ、前記第1リブの突出端を受ける平面と前記第2リブの突出端を受ける平面とが平行に配置されることで嵌合状態となった前記雌雄両コネクタ間のがたつきを規制する受け部とを備えており、
    前記雌コネクタハウジングは、前記フード部の内部に嵌合可能な本体部を備え、前記第1及び第2リブは、前記本体部の外周面にそれぞれ配置され、前記受け部は、前記フード部の内周面に配置されているとともに、
    前記雌コネクタハウジングは、前記フード部を内部に受け入れて嵌合可能な嵌合筒部を備え、かつ前記フード部は、その外周面に設けられ前記雌雄両コネクタの嵌合方向に延びるガイド片を備え、前記嵌合筒部は、その内周面に設けられ前記ガイド片を受け入れて前記雌雄両コネクタの嵌合を案内するガイド凹部を備え、前記第1及び第2リブは、前記ガイド凹部の内壁にそれぞれ配置され、前記受け部は、前記ガイド片の外面に配置されている防水コネクタ。
  2. 前記本体部は、前記フード部との嵌合面側に冠着されその冠着状態で前記フード部の内部に嵌合可能な有底筒状のキャップを備え、前記第1及び第2リブは、前記キャップの外周面に設けられている請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記受け部は、前記フード部の内部における奥方に配置され、前記雌雄両コネクタの嵌合完了時に前記第1及び第2リブの突出端を受けることで前記雌雄両コネクタ間のがたつきを規制する請求項1又は請求項2に記載の防水コネクタ。
  4. 前記受け部は、前記フード部の周面のうち前記嵌合状態において前記第1及び第2リブと対応する位置にのみ設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
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