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JP5098115B2 - ドアのロック装置 - Google Patents

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JP5098115B2 JP2008198705A JP2008198705A JP5098115B2 JP 5098115 B2 JP5098115 B2 JP 5098115B2 JP 2008198705 A JP2008198705 A JP 2008198705A JP 2008198705 A JP2008198705 A JP 2008198705A JP 5098115 B2 JP5098115 B2 JP 5098115B2
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Description

本発明は、車両の側壁に設けられる乗降口をドアにより開閉するドアのロック装置に関する。
車両のドア開口を開閉するドアの開閉方式の一つに、スライドドアをその上下での中央部に設けたスライド機構のみで車両前後方向にスライド自在に支持し、サイドルーフレールやサイドシル内からスライド機構をなくしたスイングスライドドアを備えた車両が知られており、その一例が特許文献1に記載されている。
ところで、車両のドア開口がスイングスライドドアにより閉鎖状態に保持される場合、例えば、図18に示すように、スイングスライドドア200は平行リンク201等により、揺動変位して閉鎖位置D1に達する。その際、前側の上下2箇所のロック部J1、J2(図18には上箇所のみ示した)と、後方の後側ロック部J3における各ラッチ202が各ストライカ203に噛合うことで、スイングスライドドアをドア開口にロックしている。
ここで電動式のパワーラッチが用いられている場合、図19に示すように、各ロック部J1、J2、J3のラッチ202内のフォーク204がストライカ203に噛合うにあたり、まず、ラッチ202内のフォーク204がストライカ203に対向するハーフラッチ状態をハーフラッチスイッチSWAにより検出しており、ハーフラッチ状態が確認された上で、駆動ギヤ206と連動する揺動操作部材である切換えレバー207を不図示のモータが駆動し、切換えレバー207の操作力でフォーク204をストライカ203に噛合わせている。更に、フルラッチ状態がフルラッチスイッチSWBで検出された上で、フォークの戻り規制用ポール208の動きを検出するポールスイッチSWPの切換えがあった時点でモータを停止し、フォーク204のストライカ203への更なる噛合いを停止させている。なお、この後で、モータが反転し、切換えレバー207は揺動開始位置である原点位置に戻り、これによりフォークのアンラッチ作動時の変位を許容するようにしている。
ところで、従来のパワーラッチはライン組付け後や、車両のバッテリー交換後などの電源投入時において、任意の位置に停止しているモータ及びモータに連動する駆動ギヤや揺動操作部材等を原点位置に戻し停止させる初期原点出し制御が行なわれている。
この際、制御手段であるコントローラは次のような制御を行っている。なお、図20には従来のパワーラッチの作動チャートを従来例として示した。ここで、パワーラッチの不図示のラッチ本体内のフォークの回りにはフルラッチを検出するとオンするフルラッチスイッチ(SWB)と、ハーフラッチを検出するとオンするハーフラッチスイッチ(SWA)と、不図示のフォークの戻りを規制するポールの揺動時に切換え信号を発するポールスイッチ(SWP)と、原点位置を検出すると切換え信号を発する原点位置スイッチ(SWN)と、が配設されている。
通常引き込み作動時は、ドアを手動で閉鎖方向に作動させ、ハーフラッチスイッチSWAがオンし、ポールスイッチSWPが切換るハーフラッチ位置に達すると、モータを駆動してラッチをフルラッチ側に変位させ、そのフルラッチ状態に達したことをフルラッチスイッチSWBの切換えと共にポールスイッチSWPが切換る時点で検出する。なお、通常引き込み作動時においては、このフルラッチ位置をモータ反転位置とし、モータを反転させて、モータ及びモータに連動する駆動ギヤや揺動操作部材等を原点位置に戻している。
一方、初期原点出し制御ではポールスイッチSWPが切換った後もモータをドア締め切り方向(閉鎖位置方向)に連続して正転させる。これによりオーバーラン拘束位置(図20参照)でフォークがストライカに過度に噛合う機械的な拘束状態に達して、強制停止となる。
そして、過重負荷のかかるこの位置をモータ反転位置とし、モータを反転させ拘束状態より脱した上で回転(逆転)を継続し、その上で原点位置スイッチ(SWN)の切換えに応じてモータを原点位置に停止させて、原点位置の検出完了指令を発する。
このように、通常時におけるドアの閉鎖位置へのパワーラッチによる引き込み作動では、フォークがフルラッチ位置に達したことを確認して、モータを停止後原点位置に向け反転する構造となっており、パワーラッチがオーバーラン拘束位置まで作動することは無く、上述の拘束状態は発生しない構造と成っている。
特公平7−84137号公報
上述のように、パワーラッチによる通常の引き込み作動では、フルラッチスイッチSWBがオンし、ポールスイッチSWPが切換ることを確認してフルラッチ位置でモータを停止し、反転作動に向かう(図20参照)のでラッチが拘束状態に陥るという問題はない。
しかし、モータに新規組み付け後や、車両のバッテリー交換後などの電源投入時に初期原点出し制御を行うにあたり、フォークがハーフラッチ位置になく、フルラッチ位置まで進んで停止しているような場合がある。このような場合、フルラッチ位置からパワーラッチのモータが動き始めると、フルラッチスイッチSWBやポールスイッチSWPの切り換えを確認する事ができずモータを停止させる事が出来ない状況にある。このため、モータは必ずオーバーラン拘束位置まで作動を続け、ラッチのフォークが機械的な拘束状態に達することでモータに過度な負荷をかけてしまう。その上で、モータが反転(逆転)駆動されて継続回転し、所定の原点位置Pbで原点検出スイッチSWNが切り換わりモータ及びそれに連動する駆動ギヤや揺動操作部材等を原点位置で停止させるようにしている。
なお、パワーラッチはライン組み付け後やバッテリー交換後などの電源投入時に、安全性及びラッチの破損を防止する理由から、モータ及びその連動部材を原点位置に戻し停止させるという修正、即ち、初期原点出し制御が必ず必要となる。
前述のように従来の初期原点出しでは、モータが必ずオーバーラン拘束位置まで作動を続け、ラッチが機械的な拘束状態に達することでモータが一旦停止する状態が発生する。この際、ラッチ機構部の変形、破損及びモータの固着不具合等が発生し易いという問題がある。
本発明は以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、モータを所定の原点位置に停止する原点出しを行う際に、ラッチが機械的な拘束状態に達することを排除し、ラッチ機構部の変形、破損及びモータの固着不具合等を確実に防止できるドアのロック装置を提供することにある。
この発明の請求項1は、車体のドア開口を開閉するドアと、前記ドアまたは前記ドア開口の縁部のいずれか一方に支持されたラッチをいずれか他方に固定されたストライカに噛合わせることで前記ドアを閉鎖位置に保持するドアのロック部と、モータを一方向に回転駆動させて前記ラッチを対向する前記ストライカに噛合わせてハーフラッチ位置よりフルラッチ位置に切換えるラッチ駆動手段と、前記ラッチ駆動手段を駆動制御する制御手段と、を具備するドアのロック装置において、前記ラッチが前記ハーフラッチ位置より前記フルラッチ位置を経て所定のオーバーラン位置に達したことを検出するオーバーラン検出手段を更に備え、前記制御手段は電源投入時に前記モータを所定の原点位置に停止させる初期原点出しを行う際に、前記モータを一方向に回転させて前記ラッチを前記オーバーラン位置に向けて変位させた上で、オーバーラン検出手段により前記ラッチが前記オーバーラン位置に達したことを検出されると前記モータを反転させる、ことを特徴とする。
この発明の請求項2は、請求項1に記載のドアのロック装置において、前記オーバーラン位置は、前記フルラッチ位置と、前記ラッチの引き込み機能が機械的に拘束状態となるオーバーラン拘束位置との間になるよう設定されることを特徴とする。
この発明の請求項3は、請求項1又は2記載のドアのロック装置において、前記ラッチがハーフラッチ位置に達するとハーフラッチ信号を出力すると共に前記オーバーラン位置に達すると前記ハーフラッチ信号を切換えるハーフラッチセンサを備え、前記オーバーラン検出手段は、前記ハーフラッチ信号の切換を検出することで前記ラッチが前記オーバーラン位置に達したことを検出することを特徴とする。
この発明の請求項4は、請求項1乃至3のいずれか一つに記載のドアのロック装置において、前記モータが前記原点に達したことを検出する原点検出手段を備え、前記制御手段は前記ラッチがフルラッチ状態であると共に前記原点検出手段により前記モータが前記原点に達したことを検出されると前記モータを停止することを特徴とする。
この発明の請求項5は、請求項1乃至4のいずれか一つに記載のドアのロック装置において、前記ラッチ駆動手段は前記モータに揺動される揺動操作部材に連動する揺動量分岐伝達部材からの各切換え操作力により連動する前記ラッチを前記ストライカに対してハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に切換えることを特徴とする。
この発明の請求項6は、請求項1乃至5のいずれか一つに記載のドアのロック装置において、前記ドアのロック部は前記ドア開口部の前側と後側にそれぞれ設けられ、前記制御手段は前記モータの初期原点出しを行う際に、前記モータを一方向に回転駆動させて前記前側ロック部のラッチを前側オーバーラン位置に向けて変位させ、次いで、前記前側ロック部のラッチが前記オーバーラン位置に達したことを検出されると前記モータを反転駆動し、前記後側ロック部のラッチを後側オーバーラン位置に向けて変位させ、前記後側ロック部のラッチが前記オーバーラン位置に達したことを検出されると前記モータを再度反転駆動し、その上で、前記モータを原点位置で停止させることを特徴とする。
請求項1の発明は、電源投入時にモータを所定の原点位置に停止する初期原点出しを行う際に、モータを一方向に回転させてラッチをオーバーラン位置に向けて変位させた上で、ラッチがオーバーラン位置に達したことが検出されるとモータを反転させ、その上でモータを所定の原点位置に戻して停止させるので、ラッチが機械的な拘束状態に陥ることを未然に防止可能であり、ラッチ機構部の変形、破損、モータの固着等の不具合が発生しなくなる。
請求項2の発明は、オーバーラン位置がフルラッチ位置とオーバーラン拘束位置との間になるよう設定されるので、オーバーラン拘束位置の手前でモータを反転させることができ、ラッチの機械的な拘束状態の発生を確実に防止して、ラッチ機構部の変形、破損、モータの固着等の不具合が発生しなくなる。
請求項3の発明は、ハーフラッチ信号を出力するハーフラッチセンサがオーバーラン位置に達するとハーフラッチ信号を切換えるので、新たにオーバーラン位置検出センサを設けることなく、既存のハーフラッチ信号の切換を検出することでラッチがオーバーラン位置に達したことを検出することができる。
請求項4の発明は、原点検出手段によりモータが原点に達したことを検出するので、原点位置検出時点で的確にモータを停止させることができる。
請求項5の発明は、揺動操作部材に連動する揺動量分岐伝達部材からの各切換え操作力により連動するラッチをストライカに対してハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に切換えるので、揺動量分岐伝達部材がレイアウトの自由度を拡大させることができ、例えば、揺動操作部材の揺動を2つ以上の揺動変位量伝達部材に分散して伝達することで、複数のラッチをハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に容易に切換えることができる。
請求項6の発明は、電源投入時において、前側のラッチを前側オーバーラン位置に向けて変位させた上で、前側のハーフラッチ信号の切換えが検出されると前側オーバーラン位置に達したとしてモータを反転駆動し、次いで、後側のロック部のラッチを後側オーバーラン位置に向けて変位させた上で、後側のハーフラッチ信号の切換えが検出されると後側オーバーラン位置に達したとしてモータを再度反転駆動し、その上で、モータを原点位置で停止させる。このため、前後の各ラッチが機械的な拘束状態に陥ることを未然に防止できると共に、後側のオーバーラン位置より所定量離れた原点位置にモータ側が達するとモータを原点位置に停止させ、容易に戻し修正できる。しかも、前後ロック部が互いに連動するので、モータの増設は必要なく、コストダウンを図れ、装置の重量低減を図れ、ドア内のレイアウトの自由度が向上する。
図1にはこの発明の一実施形態としてのドアのロック装置が適用された車両Bを示す。 この車両Bはセンターピラ5のある自動車であり、前乗降口1を開閉するフロントドア2と、後乗降口3を開閉するスイングスライドドア(以後単にリアドアと記す)4とを備える。
フロントドア2は前端上下2箇所h1、h2がヒンジ結合され、回動端がセンターピラ5の上下中ほどの後ロック部Jfに不図示のラッチとストライカを用いて離脱可能にロックされる。
ここで、ドアのロック装置の説明に先駆け、リアドア4の開閉装置を先に説明する。
図5に示すように、リアドア4はスイングスライドユニットUに支持され、図1、3に示すように、後乗降口3を閉鎖する閉鎖位置D1と、閉鎖位置D1より車外に突出た突出し位置D2と、突出し位置D2より後方にスライドした全開位置D3とにスライド可能に支持され、その開閉を制御する制御手段であるコントローラ30をリアドア4内に装備する(図1、図4参照)。
図1に示すように、リアドア4のドア開閉装置の要部を成すスイングスライドユニットUは車体の後乗降口3に沿って配備されたリアピラ60における上下方向での中間部近傍に取付けられる。
図3、図5に示すように、スイングスライドユニットUの基部であるベース部材15は車体側壁の固定部材を成しており、平行リンク16の基端部と、ドア荷重支持アーム18の基端部と、開閉駆動機構19のケーブルエンドpoe、pceと、ワイヤーハーネス49、51等が取付けられる。
リアドア4内の空間にはドアガラスの他に、ドア支持レール22や、ドア支持レール22に嵌着されるスライダー24や、開閉駆動機構19のドア側部材や、リアドア4内に設けた電装機器である制御手段としてのコントローラ30が配備される(図1参照)。
平行リンク16はリアドア4の移動軌跡や各位置を位置決めする機能を備える。平行リンク16の前アーム31及び後アーム32の前、後連結ピン246、245はスライダー24の前後端近傍とそれぞれピン結合される。
図1、3に示すように、リアドア4には開閉駆動機構19の駆動源を成すモータM及び巻き取りドラム46と複数の中間ローラPo2、Pc2が配備される。図3、図5に示すように、平行リンク16の上方に取付けられるドア荷重支持アーム18は、車体側のベース部材15側に形成された基端ボス部41にピン結合される第1支持アーム44と、その枢支端(基端)にピン結合された第2支持アーム61と、第2支持アーム61の揺動端がピン結合されるドア側枢支部37とで構成されている。このようなドア荷重支持アーム18によって、リアドア4の重心部の荷重を常にベース部材15に伝達し、支持している。
図3、5に示すように、リアドア4のドア支持レール22はその内部に主、従レール溝を前後方向Xに長く形成され、このドア支持レール22の内部に複数のローラr1、r2を介してスライダー24が摺動自在に嵌着される。これによって、スライダー24が並行リンク16により揺動すると共にスライダー24の複数のローラr1、r2に対してドア支持レール22が前後方向Xに摺動できる。
次に、リアドア4内に配備される開閉駆動機構19は、リアドア4内部に配設されたモータMと、モータMに巻取り、巻戻し可能に駆動される巻き取りドラム46と、巻き取りドラム46に引き出し自在に巻き取られる開ケーブル49及び閉ケーブル51(図3(c)参照)と、開ケーブル49を巻きがけるドア支持レール22前端の端部プーリpo1と、閉ケーブル51を巻きがけるドア支持レール22後端の端部プーリpc1と、スライダー24の前側の第1プーリ23fと、前アーム31上の第2プーリpo2(前中間プーリ)と、ベース部材15に支持され開ケーブル49のアンカー部を連結したケーブルエンドpoeと、スライダー24の後側の第1プーリ23rと、後アーム32上の第2プーリpc2(後中間プーリ)と、ベース部材15に支持され閉ケーブル51のアンカー部を連結したケーブルエンドpceとを備える。
図2、3に示すように、コントローラ30は、スイングスライドユニットUや開閉駆動機構19を用いてリアドア4を、後乗降口3を閉鎖する閉鎖位置D1と、閉鎖位置D1より車外に突出た突出し位置D2と、突出し位置D2より後方にスライドした全開位置D3とに開閉制御し、同時にドアロック制御を行なう。ここでは、コントローラ30のドアロック制御を主に説明する。
図1、2に示すように、コントローラ30には車体側のメインコントローラ70が接続され、相互に信号の授受が成され、更に、コントローラ30には電源回路71がワイヤーハーネスk1を介して接続される。ここで、コントローラ30はメンテナンス時にワイヤーハーネスk1側が電源側と断接された場合、その断接状態を判断する断接検出機能部301を備える。
コントローラ30の不図示の入力ポートには、エンジンキースイッチ900と入力パネルスイッチ901と、前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ポールスイッチswaと、ハーフラッチ位置センサswbと、フルラッチ位置センサswcとより各入力信号が入力され、しかも、予め設定される原点位置を検出すると原点位置スイッチswdより切換え信号が入力されている。なお、ポールスイッチswaはフォークq0の戻りを規制するポール880に対設され、その揺動時に切換え信号を発する。
一方、コントローラ30の不図示の出力ポートには、前後の各ラッチ駆動手段81内の揺動操作部材であるラッチ切換えレバー82r(図6参照)を駆動するモータM1f、M1rと、ラッチ解除駆動手段80(図4参照)の解除アーム801を駆動する、不図示のソレノイドとに接続される。
これにより、コントローラ30は後述のドア開閉制御を行うと共に、ドアの閉鎖位置D1への移動時に、連動する前上、前下ロック部J1、J2や後ロック部J3の各ラッチq0を対向する各ストライカ66sに対して、それぞれハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に切換えるようラッチ駆動手段81及びラッチ解除駆動手段80を駆動制御する。
特に、制御手段であるコントローラ30は、オーバーラン検出手段302(図2参照)としての機能と、電源投入時にモータM1f、M1rを所定の原点位置Pbに停止する初期原点出し制御機能部303とを備える。なお、ここでの初期原点出し制御は、例えば、前上、前下ロック部J1、J2や後ロック部J3のライン組付け後や、車両のバッテリー交換後などの電源投入時において、任意の位置(例えば、図7中の符合Ph位置)に停止しているモータ及びモータに連動する駆動ギヤや揺動操作部材等を原点位置Pbに戻し停止する機能を示す。
ここで、オーバーラン検出手段302は、各ラッチq、q0がハーフラッチ位置(図7参照)に達した状態より、フルラッチ位置Ppを経て所定のオーバーラン位置Pp1に達した場合に、これを検出するとオーバーラン検出信号を出力するよう機能する。このオーバーラン位置Pp1はフルラッチ位置Ppと、ラッチq、q0の引き込み機能が機械的に拘束状態となるオーバーラン拘束位置Pr(図7参照)との間となるよう予め設定される。
初期原点出し制御機能部303は、モータを所定の原点位置Pbに停止する初期原点出しを行う際に、図7に示すように、原点出し開始前の位置Phに停止していたモータを一方向に回転(モータ正転開始)させてラッチq、q0をオーバーラン位置Pp1に向けて変位させ、その上で、オーバーラン検出手段302によりラッチq、q0がオーバーラン位置Pp1に達したことを検出されるとモータを反転させるよう制御する。
なお、ここでのオーバーラン検出手段302は制御手段であるコントローラ30が備える一制御機能部を成すが、これに代えて、コントローラ30と区分されるオーバーラン検出手段を別途設け、そこでラッチq、q0がオーバーラン位置Pp1に達したことを検出した際に、その検出信号をコントローラ30側に出力する構成としても良い。
次に、開閉操作されるリアドア4を閉鎖位置D1に保持するドアのロック装置を図3(a)〜図6(c)等を用いて説明する。
リアドア4は閉鎖位置D1において、その前側ロック部を成す前上下ロック部J1、J2がセンターピラ5(図3(a)参照)にラッチ661とストライカ662を用いて離脱可能にロックされ、後端上下中ほどの他方側ロック部を成す後端ロック部J3がラッチ66rとストライカ66sを用いてリアピラ60に離脱可能にロックされる。
リアドア4内には、前側ロック部でケーブル800(図4(a)、(b)参照)を介して連動する前上下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ラッチ66r(図6(a)〜(c)参照)を、対向するストライカ66sに対してハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に切換えるラッチ駆動手段81及びラッチ解除駆動手段80が配備される。これら両駆動手段81、80はコントローラ30(制御手段)により駆動制御される。
図1に示すように、前上下ロック部J1、J2は後乗降口3の上部と下部を構成するルーフサイドレール10とサイドシル10cとを連結するセンターピラ5に配置され、更に、後ロック部J3は、後乗降口3の車体後方側に位置するリアピラ60に配置されている。図3(a)に示すように、前上ロック部J1のストライカ66s(前下ロック部J2も同様の構成)はセンターピラ5にボルト(不図示)で締結固定され、後ロック部J3のストライカ66sはリアピラ60における上下方向での中間部ボルト(不図示)で締結固定される。
ドア閉鎖位置D1に保持されたリアドア4は、前上ロック部J1(前下ロック部J2も同様の構成)を構成するラッチ66rとストライカ66sを用いてセンターピラ5にロックされ、後ロック部J3を構成するラッチ66rとストライカ66sを用いてリアピラ60にロックされる。
図4(a)、(b)及び図6(a)〜(c)に示すように、ラッチ駆動手段81は、モータM1f、M1rにより駆動される駆動ギヤ811と、駆動ギヤ811に駆動されてブラケットB1(図6(a)、(b)参照)に対して枢軸813を介して揺動可能に支持された揺動操作部材であるラッチ切換えレバー82rとを備える。
ここで、前下ロック部J2、前上ロック部J1、後側ロック部J3は互いにほぼ同様の構成であり、ここでは、前上ロック部J1を代表して説明する。
前上ロック部J1はその基部を成すブラケットB1に枢軸813を介して揺動可能に支持される揺動操作部材であるラッチ切換えレバー82rと、ブラケットB1と一体のブラケットB2に枢軸872を介して揺動可能に支持されると共にラッチ切換えレバー82rの他端に押圧されて揺動するフォークq0と、ブラケットB2に枢軸873を介して揺動可能に支持されると共にフォークq0の2つの突端に選択的に係合してフォークq0をハーフラッチ状態あるいはフルラッチ状態に規制可能なポール880とを備える。
なお、図6(a)〜(c)に示すように、ラッチ切換えレバー82rの他端は枢軸813回りに回動して、フォークq0をハーフラッチ位置よりフルラッチ位置に切換える。ここで、枢支ピン873回りに時計方向に回動付勢されているポール880はフォークq0の2つの端部に順次係合し、フォークq0をハーフラッチ位置とフルラッチ位置とに規制保持する毎に図7に示すように、2度オン/オフの切換えを行なう。
図4(a)、(b)に示すように、リアドア4に支持されたラッチ解除駆動手段80は、その解除アーム801及びケーブルを介して前上下ロック部J1、J2及び後ロック部J3を共にアンラッチ位置に戻すことができる。
具体的には、このラッチ解除駆動手段80は不図示のソレノイドにより揺動する解除アーム801(図4(a)、(b)参照)と、同解除アーム801に連動して支点ピン803回りにてこ作動する分岐操作部材802と、分岐操作部材802の他方の揺動端に3本の同軸ケーブル806を介して連結される前上下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ポール880(図6(a)〜(c)参照)とを備える。
これにより、ラッチ解除駆動手段80が駆動し、前上下ロック部J1、J2及び後ロック部J3のポール880が解除操作された際に、枢支ピン873回りに各ポール880が回動してフォークq0がアンラッチ位置に戻る(図6(a)の実線位置参照)ことができる。
次に、リアドア4の作動を図8のドアロック制御ルーチンと共に説明する。
このドアロック制御ルーチンはコントローラ30が行う不図示のメインルーチンにおける所定の制御時期、即ち、リアドア4が閉鎖位置D1に接近する毎に実行される。
ここで、ステップA1でコントローラ30は電源回路71に接続されたことを断接検出手段301からの信号と、エンジンキースイッチ900のオン信号とが共にオンで、電源接続中と判断してステップA2に進む。ステップA2ではリアドア4が閉鎖位置(図1参照)D1を保持する状態か判断し、そうであるとステップA3に進み、リアドア4が開作動中はステップA5に進む。
ステップA3ではドア開指令を受けたか否かを判断し、受けない間はリアドア4が閉鎖位置D1を保持しているとして、そのまま不図示のメインルーチン側にリターンし、そうでないとステップA4に進む。
ステップA3でNoであると、リアドア4が閉鎖位置D1を保持している場合、リアドア4側の前上ロック部J1と前下ロック部J2と後端ロック部J3の各ラッチ661、671がロック状態を保持したまま非通電状態に保持されている。即ち、リアドア4はセンターピラ5に前上ロック部J1(前下ロック部J3も同様)及び後ロック部J3の各ラッチ66rと各ストライカ66sを用いてロックされる。この場合、図3(a)に示すように、後アーム32と前アーム31の揺動端は車内側に引き込まれ、両アームの揺動端のスライダー24と共にドア支持レール22がリアドア4を閉鎖位置(図1参照)D1を保持している。
ドア開指令を受けステップA4に進むと、コントローラ30がロック解除指令を発し、分岐操作部材802が定常位置から解除位置に揺動し、これに連動して前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ポール880とを同時に解除作動し、各ストライカ66sより各ラッチ66rが離脱し、図6(a)に示すように、前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3をアンラッチ位置に切換える。なお、この際、前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各揺動操作部材であるラッチ切換えレバー82r(これと連動するモータM1f、M1r)は原点位置Pb(図6(a)参照)にあり、各フォークq0の戻り作動と干渉することはない。
これにより、リアドア4を閉鎖位置D1から開放し、突出し位置D2側に向けての揺動を許容する。
この時点で、不図示のメインルーチンの開閉制御処理ルーチン側では、モータMが駆動され、図3(a)に2点差線で示すように、開作動ケーブル49のアンカー部を連結したケーブルエンドpoeと、ドア支持レール22上の固定プーリpo1との間に張設されたケーブルを巻き取りドラム46が巻き取る。これによって、前アーム31とこれに連動する後アーム32とを閉鎖位置D1より図3(b)に示す揺動位置D2に揺動変位させる。
次いで、開閉駆動機構19の働きで、リアドア4が揺動位置D2を通過して、揺動が止まっている並行リンク16の揺動端のスライダー24に対して相対的にドア支持レール22側が図3(c)に示す全開位置D3にまで摺動操作される。
次に、ステップA5に達するとする。
ここで後乗降口3を利用して乗員の乗降が終わり、コントローラ30がドア閉鎖指令を受けるのを待ち、入力するとステップA6に進む。この際、モータMが駆動され、リアドア4が、図3(c)の状態より図3(b)の揺動位置に戻り、図3(a)の閉鎖位置D1に向け移動する。
ステップA6ではリアドア4が閉鎖位置D1に向かい、前上、下ロック部J1、J2がハーフラッチ位置に達したか判断する。前上ロック部J1と前下ロック部J2がハーフラッチ状態に達すると、ポールスイッチswaがオンし、次いでハーフラッチスイッチswbがハーフラッチオン信号を発する図7の符号Pc位置に達し、前上、下ロック部J1、J2が図6(b)の状態となる。
この際、モータM1fは連続駆動され、ラッチ駆動手段81を一方向rf1(図6(c)参照)に駆動して前上、前下ロック部J1、J2をハーフラッチ状態よりフルラッチ状態(図6(c)参照)に切換え、フルラッチスイッチswcがフルラッチ信号を発すると共に、ポールスイッチswaがオン/オフ切換ると、モータ反転位置(通常引き込み作動時におけるフルラッチ完了位置)Pp(図6(c)参照)に達したと判断し、モータM1fを反転し、モータM1f及びラッチ切換えレバー82rを原点位置Pbである図6(a)の実線位置に戻し、ステップA8に進む。
ステップA8では、後ロック部J3のモータM1rが連続駆動され、ハーフラッチ状態を検出するとステップA9に進み、後ロック部J3をハーフラッチ状態よりフルラッチ状態(図6(c)参照)に切換え、フルラッチスイッチswcがフルラッチ信号を発すると、モータM1rを反転し、モータM1r及びラッチ切換えレバー82rを原点位置Pbに戻し、メインルーチンにリターンする。
次に、モータの新規組み付け後や車両のバッテリー交換後などの電源投入時に行われる、モータを所定の原点位置Pbに停止する初期原点出し制御を、図9のドアロック原点位置復帰制御ルーチンと共に説明する。
このドアロック原点位置復帰制御ルーチンはコントローラ30が行う不図示のメインルーチンにおける所定の制御時期、即ち、コントローラ30が電源回路71に接続されたことを断接検出手段301からの検出信号を受け、ステップS1で原点出し制御時期を判断した際に、ステップS2に進む。
ステップS2では前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ポールスイッチswaと、ハーフラッチ位置センサswbと、フルラッチ位置センサswcと、原点位置スイッチswdより各入力信号を取り込み、ストアする。
ステップS3ではハーフラッチセンサswbの入力を判断し、電源投入時、即ち、初期原点出し制御時に、図7に示すように、リアドア4が手動によりハーフラッチ位置に移動されているか判断する。
この際、モータM1f、M1r及びこれに連動する各ラッチ切換えレバー82rは、メンテナンス後であり、図6(a)に符号Pqで示す適宜の位置に保持されているとする。 そのような適宜の位置Pqよりリアドア4が手動によりハーフラッチ位置に達して、ハーフラッチセンサswbの入力を受ける位置Phに達したとすると、コントローラ30はステップS3よりステップS4に進み、モータM1f、M1r及びこれに連動する各ラッチ切換えレバー82rを正転側rf1に駆動し、即ち、前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3を所定のオーバーラン位置Pp1(図6(c)、図7参照)に向けて駆動する。
次いで、ステップs5に達すると、ハーフラッチ位置センサswbとフルラッチ位置センサswcとがオンしてフルラッチ位置Ppに達したと見做し、続いて、モータを一方向(正転側)に回転させ、その上でラッチがフルラッチ位置Ppを経て所定のオーバーラン位置Pp1に達したかをオーバーラン検出手段302として判断する。例えば、ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ハーフラッチ位置センサswbがオン/オフ切換るとラッチ反転位置Pp1に達したと判断する。オーバーラン位置Pp1に達したことが検出されるとステップs6に進み、モータを停止させる。
なお、オーバーラン位置Pp1は、ラッチの引き込み機能が機械的に拘束状態となるオーバーラン拘束位置Pr(図7参照)との間になるよう設定される。即ち、予め、ラッチ66rが引き込み機能が機械的に拘束状態となる、即ち、フォークq1がストライカ66sを過度に噛み合い変位不可となる状態に達する時点より所定量t1(図7参照)だけ前の時点となるよう設定される。このため、オーバーラン位置Pp1に達したと判断してステップS7でモータM1f、M1rを反転させることで、ラッチ66rの引き込み機能が機械的に拘束状態となることを確実に防止できる。
次いで、ステップS8に達すると、原点検出スイッチSWdのオン作動を待ち、逆転(反転)中のモータM1f、M1rに連動する揺動操作部材であるラッチ切換えレバー82rが原点検出スイッチSWd(図6、図7参照)をオンすると、ステップS9に進み、ここで、モータM1f、M1rを停止させ、ラッチ切換えレバー82rを原点位置Pbに停止させ、メインルーチンにリターンする。
このように、通常時には、コントローラ30によりラッチ駆動手段81及びラッチ解除駆動手段80を図8のドアロック制御ルーチンに沿って駆動し、前ロック部J1、J2や後ロック部J3の各ラッチq0を対向する各ストライカ66sに対して、それぞれハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に切換えるようラッチ駆動手段81及びラッチ解除駆動手段80を駆動制御できる。
一方、モータの新規組み付け後や車両のバッテリー交換後などの電源投入時にモータを所定の原点位置に停止する初期原点出しを行う際は、コントローラ30により図9に示したドアロック原点位置復帰制御ルーチンを実行し、これにより、図7に示したように、ラッチを適宜の位置Pqよりハーフラッチあるいはフルラッチ位置側の適宜の位置Phに手動で移動させたうえで、コントローラ30が原点出し制御を行う。即ち、オーバーラン位置Pp1に向けて変位した際に、ハーフラッチ信号の切換えが検出されるとモータ反転位置Pp1に達したとしてモータM1f、M1rを停止後反転駆動する。このため、ラッチ66rが機械的な拘束状態に陥るオーバーラン拘束位置Prに移動することを未然に防止可能であり、ラッチ機構部の変形、破損、モータの固着等の不具合を防止できる。
同様に、後側のオーバーラン位置Pp1より所定量離れた原点位置Pbにモータ側が達するとモータM1f、M1rを原点位置Pbに停止させ、容易に戻し修正できる。
更に、ラッチ66rの引き込み機能が機械的に拘束状態となる前のオーバーラン位置Pp1でモータを反転した後、原点検出時点で原点検出センサSWdを用いて的確にモータM1f、M1rを停止させることができ、容易にモータM1f、M1rを原点位置Pbに戻し修正できる。
次に、本発明の第2の実施形態としてのドアのロック装置を説明する。
上述の第1の実施形態では前上、下ロック部J1、J2の駆動用のモータM1fと、後ロック部J3の駆動用のモータM1rを2つ必要としていた。
ここでは、これに代えて、図10〜図13に示した第2の実施形態では1つのモータM1で前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3を駆動するラッチ駆動手段81a及びラッチ解除駆動手段80aを駆動制御している。
なお、このラッチ駆動手段81a及びラッチ解除駆動手段80aは第1の実施形態の部材と比較し重複部分が多くあり、それら重複部分の説明を略し、相違する構成部分を主に説明する。更に、第2の実施形態におけるラッチ駆動手段81a及びラッチ解除駆動手段80a以外のその他のドアのロック装置における構成部分は、図1乃至図5で説明したリアドア4の開閉装置と同一であり、以下、重複説明を略す。
上述のリアドア4に装備されたラッチ駆動手段81aは、図12(a)、(b)、図13(a)、(b)、に示したように、揺動操作部材である扇形操作部材82aと、これに連動する揺動量分岐伝達部材である操作ケーブル86とラッチ切換えレバー87と、扇形操作部材82aに枢支された切換えレバー83と枢支軸813に枢支されたラッチ切換えレバー84とを備える。
ここで、ラッチ駆動手段81aは扇形操作部材82aを基点位置A(図12(a)の実線位置及び図15参照)より一方向r1へ往動して一方端位置B(図15参照)に揺動した上で、他方向r2(図13(b)、図14の実線位置)へ復動して基点位置A(図15参照)に戻る。これにより次のドア開放指令が入力されるまで、図13(b)のように、前ロック部J1、J2のラッチqと後ロック部J3のラッチq1をフルラッチ位置に切換えたまま締め切り停止する。
図12(a)、(b)、図13(a)、(b)、に示したように、扇形操作部材82aとこれに噛み合う駆動ギヤ811とは基点位置A(図12(a)の実線位置、及び図12参照)より一方向r1へ往動して一方端位置Bに達した上で、他方向r2(図13(b)、図14参照)へ復動して基点位置Aに戻る。
ラッチ駆動手段81aはモータM1に駆動される駆動ギヤ811と、扇形操作部材82aと、同扇形操作部材82aの主部に支持され切換え可能な切換えレバー83と、ブラケットB1に枢軸813を介して枢支されたラッチ切換えレバー84と、ブラケットB1に枢支され切換え作動する解除レバー85とを備える。
図12(a)、(b)に示すように、扇形操作部材82aには、前上ロック部J1{前下ロック部J2もケーブル800(図4参照)で連動するよう構成される}をハーフラッチ位置よりフルラッチ位置に切換える駆動ケーブル86(図4(a)、(b)に2点鎖線で示す)の一端がピン結合される。
ここで、前上下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ラッチ661、671は図6(a)〜(c)のラッチ66rと同様の構成を採り、重複説明を略す。
この場合も、ラッチ解除駆動手段80aは図4(a)、(b)に示すラッチ解除駆動手段80と同様の構成を採り、同様に作動し、前上下ロック部J1、J2のポール881及び解除レバー85と連動する後ロック部J3のポール882を解除操作できる。その際に、枢支ピン873、883回りに各ポール881、882が回動してフォークqがアンラッチ位置(図12(a)参照)に戻る。同時に切換えレバー83及びポール882が回動してフォークq1がアンラッチ位置に戻る。
次に、リアドア4の開閉作動は実施形態1における図8に示したドアロック制御ルーチンでの作動に近いものが多く、ここでは図16に示したドアロック制御ルーチンの説明を簡略化して説明する。
実施形態2でのドアロック制御ルーチンでは、図16に示したドアロック制御ルーチンのステップA1では、断接検出手段301からの信号と、エンジンキースイッチ900のオン信号とが共にオンで、コントローラ30側が電源回路71やメインコントローラに接続されたことを電源接続中と判断してステップA2に進む。
ステップA2ではリアドア4が閉鎖位置(図1参照)D1を保持する状態か判断し、そうであるとステップA3に進む。ここでドア開指令を受けると判断するとステップA4に進む。
ドア開指令を受けステップA4に進むと、コントローラ30がロック解除指令を発し、分岐操作部材802に連動して前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ポール881、882を同時に解除作動する。これにより、各ストライカ662、672(図3の符号66sに相当する)より各ラッチ661、671(図3の符号66rに相当する)が離脱し、図12(a)に示すように、前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3をアンラッチ位置に切換える。
これにより、リアドア4を閉鎖位置D1から開放し、突出し位置D2側に向けての揺動を許容する。
ステップA5ではドア閉鎖指令を受けるのを待ち、入力するとステップA6’に進み、この際、メインルーチン側でモータMが駆動され、リアドア4が図3(c)、(b)、(a)と順次移動し、閉鎖位置D1に向けて移動する。
ステップA6’では前上、下ロック部J1、J2がハーフラッチ位置に達するのを待ち、ポールスイッチsw1、sw4がオンし、次いでハーフラッチスイッチsw2、sw5がハーフラッチオン信号を発すると、前上ロック部J1と前下ロック部J2が図11、図12(b)に示すハーフラッチ位置Pcに切換ったと見做す。
この際、ステップA7’に進んで、モータM1を連続駆動して、ラッチ駆動手段81aを一方向r1に駆動し、前上、前下ロック部J1、J2をフルラッチ位置Ppに向けて駆動する。ステップA8’でフルラッチスイッチsw3がフルラッチ信号を発すると判断すると、ステップA9’に進み、ここで、モータM1を反転駆動して後ロック部J3をフルラッチ位置Pp’(図13(b)参照)に向けて駆動する。ステップA10’でフルラッチ位置Pp’に達したと判断すると、ステップA11’でモータM1及びラッチ切換えレバー84を停止し、メインルーチンに戻る。
次に、モータの新規組み付け後や車両のバッテリー交換後などの電源投入時にモータを所定の原点位置に停止する初期原点出しを行う際は、リアドア4の作動を図17のドアロック原点位置復帰制御ルーチンと共に説明する。
図17のドアロック原点位置復帰制御ルーチンは図9のドアロック原点位置復帰制御ルーチンと重複する部分があり、重複部分の説明を簡略化する。
ステップB1に達すると、コントローラ30が電源回路71に接続されたことを断接検出手段301からの検出信号より判断し、ステップB2にでは、前上、下ロック部J1、J2及び後ロック部J3の各ポールスイッチsw1、4と、ハーフラッチ位置センサsw2、sw5と、フルラッチ位置センサsw3、sw6と、原点位置スイッチsw7より各入力信号を取り込み、ストアする。なお、原点位置スイッチsw7は、図13(b)に示すように、扇形操作部材82aの回動縁部に突き出た凸部eに当接するとオンするよう形成され、ここではモータM1及びこれに連動する扇形操作部材82aが予め設定される原点位置Pbに達した際にオンするよう予め配備される。
ステップB3ではハーフラッチセンサsw2、sw5の入力を判断し、電源投入時に、図11に示すように、リアドア4が手動によりハーフラッチ位置Pcあるいはフルラッチ位置Ppに移動されているか判断する。
この場合、モータM1と連動する各ラッチ切換えレバー84、87は、メンテナンス後であり、図12(a)に符号Pqで示す適宜の位置に保持されているとする。
そのような適宜の位置Pqよりリアドア4が手動によりハーフラッチ位置Pcあるいはフルラッチ位置を越えた適宜の位置Phに達して、ハーフラッチセンサsw2、sw5の入力を受けると、コントローラはステップB3よりステップs4に進み、モータM1及びこれに連動するラッチ切換えレバー87を正転側r1(図12(a)参照)に駆動し、即ち、前上、下ロック部J1、J2をオーバーラン位置Pp1(図13(a)参照)に向けて駆動する。次いで、ステップB5に達すると、例えば、ハーフラッチ位置センサsw2のオン/オフ切換えを検出し、フルラッチ位置センサsw3がオンしてフルラッチ位置Ppに達し、これに続いて、フルラッチ位置Ppを経て所定のオーバーラン位置Pp1に達するのを検出する(図11中の時点th参照)。
オーバーラン位置Pp1に達しステップB6に進むと、モータM1を停止し、反転させ、オーバーラン位置Pp1’(図11中の時点ti参照)に向けて駆動する。
ここで、オーバーラン位置Pp1は、予め、ラッチ661が引き込み機能が機械的に拘束状態となる状態に達する時点より所定量t1’(図11参照)だけ前の時点となるよう設定される。このため、オーバーラン位置Pp1に達したと判断してステップB6でモータM1を反転させることで、ラッチ661が引き込み機能が機械的に拘束状態となることを確実に防止できる。
次いで、ステップB7に達すると、ハーフラッチ位置センサsw5がオン/オフ切換え、フルラッチ位置センサsw6がオンしてフルラッチ位置Pp’に達し、これに続いて、フルラッチ位置Pp’を経て所定のオーバーラン位置Pp1’に達するのを待ち、オーバーラン検出手段302として検出時を判断する(図11中の時点ti参照)。
オーバーラン位置Pp1’に達しステップB8に進むと、モータM1を一旦停止後に反転させ、原点位置Pbに向けて駆動する。
ここで、オーバーラン位置Pp1’に達したと判断してステップB8でモータM1を再反転させることで、ラッチ671の引き込み機能が機械的に拘束状態となるオーバーラン拘束位置Pr’に移動することを未然に防げ、拘束状態を確実に防止できる。
ステップB9では、原点検出スイッチSW7のオン作動を待つ。再反転中のモータM1に連動するラッチ切換えレバー84側の扇形操作部材82aが原点検出スイッチSW7をオンすると、原点位置PbにモータM1及びこれに連動する扇形操作部材82aが達したとしてステップB10に進む。ここではモータM1を停止させ、モータM1及びこれに連動する扇形操作部材82aを原点位置Pbに停止させ、メインルーチンにリターンする。 このように、第2実施形態のドアのロック装置では、通常時には図16のドアロック制御ルーチンに沿って駆動し、前下ロック部J1、J2や後ロック部J3を、それぞれハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に切換えるようラッチ駆動手段81a及びラッチ解除駆動手段80aを駆動制御できる。
特に、モータの新規組み付け後や車両のバッテリー交換後などの電源投入時に、モータを所定の原点位置Pbに停止する初期原点出しを行う際には、コントローラ30aにより図12、図13に示したドアロック原点位置復帰制御ルーチンを実行し、これにより、図11に示したように、ラッチ661、671を適宜の位置Pqよりハーフラッチ位置側の適宜の位置Phに手動で移動させた上でコントローラ30aにより、オーバーラン位置Pp1に向けて変位させる。ここで、オーバーラン位置Pp1に達すると、モータM1を反転駆動し、次いで、オーバーラン位置Pp1’に達すると、モータM1を再反転駆動し、更に、オーバーラン位置Pp1’より所定量離れた原点位置PbにモータM1が達するとモータを原点位置Pbに停止させるので、モータを原点位置Pbに戻す初期原点出しを容易に行える。
特に、前後の各ラッチ661、671が機械的な拘束状態に陥ることを未然に防止できると共に、後側のオーバーラン位置より所定量離れた原点位置にモータ側が達するとモータを原点位置に停止させ、容易に戻し修正できる。しかも、前上下ロック部が互いに連動するので、モータの増設は必要なく、コストダウンを図れ、装置の重量低減を図れ、ドア内のレイアウトの自由度が向上する。更に、原点検出センサSW7を用いて的確にモータM1及びこれに連動する扇形操作部材82a側を原点位置Pbに停止させることができ、容易に戻し修正できる。
更に、各ラッチ661、671の引き込み機能が機械的に拘束状態となる前のオーバーラン位置Pp1、Pp1の検出時点でモータM1を反転、再反転作動させるので、各ラッチ661、671の機械的な拘束状態の発生を防止でき、ラッチ機構部の変形、破損、モータの固着等の不具合が発生しなくなる。
更に、第2の実施形態では、扇形操作部材82a(揺動操作部材)に連動する揺動量分岐伝達部材である操作ケーブル86や、ラッチ切換えレバー84、87からの各切換え操作力に連動するラッチ661、671をストライカ662、672に対してハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に切換えるので、揺動量分岐伝達部材がロック装置のレイアウトの自由度を拡大させることができる。しかも、揺動操作部材の揺動を2つ以上の揺動量分岐伝達部材(操作ケーブル86とラッチ切換えレバー84、87)に分散して伝達することで、複数のラッチをハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に容易に切換えることができ、コストダウンを図れるという利点がある。
上述のところにおいて、左側のリアドア4に本発明を適用するとして説明したが、右側にも同様に適用でき、更に、本発明は2ドア車両の左右ドア等にも同様に適用でき、同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態としてのドアのロック装置が採用された車両の概略側面図である。 図1のドアのロック装置で用いるコントローラの制御ブロック図である。 図1のドアのロック装置の開閉作動説明図である。 図1のドアロック装置の作動説明図で、(a)はリアドアのロック解除作動を、(b)はロック作動を説明する図である。 図1のドアロック装置を備えたドアの要概略断面図である。 図1のドアロック装置の前上下及び後ロック部に共用されるロック部の概略構成説明図で、(a)はアンラッチ状態、(b)はハーフラッチ状態、(c)はフルラッチ状態を示す。 図1のドアロック装置の前上下及び後ロック部に共用されるロック部内のラッチの作動チャートを示す。 図1のドアロック装置で用いるドアロック制御ルーチンのフローチャートである。 図1のドアロック装置で用いるドアロック原点位置復帰制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるドアのロック装置で用いるコントローラの制御ブロック図である。 図10のドアロック装置の前上下のロック部内のラッチ及び後ロック部のロック部内のラッチの作動チャートを示す。 図10のドアロック装置の前上下及び後ロック部の概略構成説明図で、(a)は上下及び後ロック部内のラッチがアンラッチ状態、(b)は上下及び後ロック部内のラッチがハーフラッチ状態を示す。 図10のドアロック装置の前上下及び後ロック部の概略構成説明図で、(a)は前ロック部内のラッチがフルラッチに達した状態、(b)は後ロック部内のラッチがフルラッチに達した状態を示す。 図10のドアロック装置内の後ロック部のロック作動説明図である。 図10のドアロック装置の揺動操作部材の揺動範囲説明図である。 図10のドアロック装置で用いるドアロック制御ルーチンのフローチャートである。 図10のドアロック装置で用いるドアロック原点位置復帰制御ルーチンのフローチャートである。 従来のドアのロック装置の開閉作動説明図である。 図18のドアのロック装置のラッチ駆動手段の作動説明図である。 図18のドアのロック装置のロック部内のラッチの作動チャートを示す。
符号の説明
3 後乗降口
4 リアドア
30 コントローラ(制御装置)
66r、661、671 ラッチ
66s、662、672 ストライカ
71 電源
80 ラッチ解除駆動手段
81 ラッチ駆動手段
82a 扇形操作部材(揺動操作部材)
82r ラッチ切換えレバー(揺動操作部材)
83 切換えレバー
84、87 ラッチ切換えレバー(揺動量分岐伝達部材)
85 解除レバー
86 操作ケーブル(揺動量分岐伝達部材)
880、881、882 ポール
q0、q、q1 フォーク
B 自動車(車体)
D1 閉鎖位置
J1、J2 前上下ロック部
J3 後ロック部
M1、M1f、M1r モータ
Pq、Ph 適宜の位置
Pp1、Pp1’ オーバーラン位置
Pb 原点位置

Claims (6)

  1. 車体のドア開口を開閉するドアと、
    前記ドアまたは前記ドア開口の縁部のいずれか一方に支持されたラッチをいずれか他方に固定されたストライカに噛合わせることで前記ドアを閉鎖位置に保持するドアのロック部と、
    モータを一方向に回転駆動させて前記ラッチを対向する前記ストライカに噛合わせてハーフラッチ位置よりフルラッチ位置に切換えるラッチ駆動手段と、
    前記ラッチ駆動手段を駆動制御する制御手段と、
    を具備するドアのロック装置において、
    前記ラッチが前記ハーフラッチ位置より前記フルラッチ位置を経て所定のオーバーラン位置に達したことを検出するオーバーラン検出手段を更に備え、
    前記制御手段は電源投入時に前記モータを所定の原点位置に停止させる初期原点出しを行う際に、前記モータを一方向に回転させて前記ラッチを前記オーバーラン位置に向けて変位させた上で、オーバーラン検出手段により前記ラッチが前記オーバーラン位置に達したことを検出されると前記モータを反転させる、ことを特徴とするドアのロック装置。
  2. 請求項1に記載のドアのロック装置において、
    前記オーバーラン位置は、前記フルラッチ位置と、前記ラッチの引き込み機能が機械的に拘束状態となるオーバーラン拘束位置との間になるよう設定されることを特徴とするドアのロック装置。
  3. 請求項1又は2記載のドアのロック装置において、
    前記ラッチがハーフラッチ位置に達するとハーフラッチ信号を出力すると共に前記オーバーラン位置に達すると前記ハーフラッチ信号を切換えるハーフラッチセンサを備え、
    前記オーバーラン検出手段は、前記ハーフラッチ信号の切換を検出することで前記ラッチが前記オーバーラン位置に達したことを検出することを特徴とするドアのロック装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載のドアのロック装置において、
    前記モータが前記原点に達したことを検出する原点検出手段を備え、
    前記制御手段は前記ラッチがフルラッチ状態であると共に前記原点検出手段により前記モータが前記原点に達したことを検出されると前記モータを停止することを特徴とするドアのロック装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載のドアのロック装置において、
    前記ラッチ駆動手段は前記モータに揺動される揺動操作部材に連動する揺動量分岐伝達部材からの各切換え操作力により連動する前記ラッチを前記ストライカに対してハーフラッチ状態よりフルラッチ状態に切換えることを特徴とするドアのロック装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載のドアのロック装置において、
    前記ドアのロック部は前記ドア開口部の前側と後側にそれぞれ設けられ、
    前記制御手段は前記モータの原点出しを行う際に、前記モータを一方向に回転駆動させて前記前側ロック部のラッチを前側オーバーラン位置に向けて変位させ、次いで、前記前側ロック部のラッチが前記オーバーラン位置に達したことを検出されると前記モータを反転駆動し、前記後側ロック部のラッチを後側オーバーラン位置に向けて変位させ、前記後側ロック部のラッチが前記オーバーラン位置に達したことを検出されると前記モータを再度反転駆動し、その上で、前記モータを原点位置で停止させることを特徴とするドアのロック装置。
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