JP5093596B2 - 車載機器制御装置 - Google Patents
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さらに、このように構成された本発明においては、記憶手段が識別IDごとに機器の制御量を記憶しており、制御手段はこの記憶されたデータに基づいて識別IDごとの機器の制御を行うので、乗員ごとに適切な機器の制御を行うことが出来る。
さらに、本発明において、制御手段は、さらに、複数の識別IDが存在し、センサーノード及び携帯端末のネットワークを通じてそれらの識別IDにおける機器の制御量を設定する際、複数の識別IDにおける機器の制御量を互いに比較して大きな差があるときには各識別ID間で制御量を調整する。このように構成された本発明においては、各識別IDごとに制御量を算出するのであるが、センサーノードのネットワークを利用して各識別IDごとの制御量が大きく異なる場合などに各識別ID間で機器の制御量を調整するので、例えば機器が電動シートであり例えばリクライニングすると他の乗員と干渉してしまう場合に、各シートごとのリクライニング量などを調整して車室内で調和のとれたシートポジションの制御が可能となる。
このように構成された本発明においては、ゲートウェイポイントが、センサーノード及び携帯端末と共にネットワークを形成し、そのゲートウェイポイントの機器制御部により、センサーノード及び携帯端末のネットワークを有効に利用した機器制御が可能となる。
このように構成された本発明においては、センサーノードのメモリ部を利用して、センサーノードのネットワークを有効に利用した機器制御が可能となる。
このように構成された本発明においては、ゲートウェイポイントのメモリ部を利用して、センサーノードのネットワークを有効に利用した機器制御が可能となる。
このように構成された本発明においては、携帯端末のメモリ部を利用して、センサーノード及び携帯端末のネットワークを有効に利用した機器制御が可能となる。
このように構成された本発明においては、制御手段は識別IDごとのシートポジションになるように電動シートを制御するので、携帯端末も有した乗員がどのシートに座っても、その乗員に適したシートポジションを得ることが出来る。
このように構成された本発明においては、記憶手段に記憶された識別IDごとのシートポジションのデータをその変更されたシートポジションのデータに更新するので、次回以降の乗車時に、その再調整後の乗員に適したシートポジションを得ることが出来る。
このように構成された本発明においては、携帯端末の識別IDと共にこの過去のシートポジションのデータを参照して、電動シートを過去のシートポジションとなるように制御するので、常に最新で最適なデータの基づいたシートポジションを得ることが出来る。
このように構成された本発明においては、携帯端末の識別IDと共にこの他車両でのシートポジションのデータを参照して、電動シートを他車両と同じシートポジションとなるように制御するので、他車両でのデータも活かして、常に最新で最適なデータの基づいたシートポジションを得ることが出来る。
このように構成された本発明においては、識別IDごとのパワーウインドウの使用許可或いは使用不可のデータに基づいてパワーウインドウの作動を許可或いは制限するように制御するので、乗員に適したパワーウインドウの作動を行わせることができる。例えば子供であることを示す識別IDを有した乗員が乗車した場合、パワーウインドウの作動を制限することが出来る。
このように構成された本発明においては、例えば、日時、天候、気温などによる環境状態に応じても、その乗員に適切なシートポジションを得ることが出来る。
先ず、図1乃至図7により、本発明の実施形態による車載機器制御装置の基本構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車載機器制御装置が適用された車両の全体構成図であり、図2は、本発明の実施形態による車載機器制御装置が適用された車両の全体構成図であり、図3は、車載機器制御装置のセンサーノードを示すブロック図であり、図4は、ゲートウェイポイントを示すブロック図であり、図5は、携帯端末を示すブロック図であり、図6は、センサーノード及びゲートウェイ間のネットワーク情報を可視化すると共にゲートウェイポイントにより制御される機器を模式的に表した図であり、図7は、携帯端末、センサーノード及びゲートウェイ間のネットワーク情報を可視化すると共にゲートウェイポイントにより制御される機器を模式的に表した図である。
図1に示すように、ゲートウェイポイントGには、機器Dが接続され、ゲートウェイポイントGの後述する機器制御部により、各送風口から送出される空気の温度及び量が制御される空調制御、各シートの位置を移動するシートポジション制御、ウインドウの開閉制御するパワーウインドウ制御が行われる。
また、ゲートウェイポイントGには、例えば、携帯端末MのIDなどの情報を記憶させることも出来る。なお、そのような情報を各センサーノードSNに記憶させても良い。
上述したように、センサーノードSNに、所定のセンシングを行うセンサーの他に、メモリ、アプリケーション、無線機能などが内蔵されている。このセンサーノードSNは、センサーにより得られた情報を保持出来るほか、無線により他のセンサーノードSNに伝送することが出来る。そのような機能により、或るセンサーノードSNは、他のセンサーノードSNの情報、即ち、他のセンサーノードSNが有するセンサーにより得られた情報や記憶されている情報を得ることも出来る。このようにして、複数のセンサーノードSNがネットワークでつながっており(図6参照)、仮に1つのセンサーノードSNが故障などしても、他のセンサーノードSNでネットワークを形成することが出来る。これにより、配線でつながっている車内LANとは異なり、配線の不要なネットワークを形成することが出来る。また、或る位置のセンサーノードSNの情報を他のセンサーノードSNの情報と共に多角的に得ることが出来る。
これは、携帯端末Mを有するユーザーが乗車した場合、ユーザーの着座した位置情報を正確に検出するものであり、或いは、例えばシートにセンサーノードSNが取り付けられている場合、シート自体が多様なアレンジで位置が変更される場合に、位置の変更されたセンサーノードSNの位置を正確に検出するものである。
ここで、ビーコンノードとは、所定の位置情報を送受信することが出来るセンサーノードSN或いは携帯端末Mであり、ノードとは、位置の分かっていないセンサーノードSNや携帯端末Mであり、ランドマークとは、位置が分かっていて所定の位置情報を送受信することが出来るセンサーノードSNや携帯端末Mである。ビーコンとは、位置情報を含む電波信号である。
図8は、センサーノードSN或いは携帯端末Mの位置を検出する第1の方法を示すフローチャートであり、図9は、センサーノードSN或いは携帯端末Mの位置を検出する第1の方法の一例を示す図である。図8において、Sはステップを表す。
図8に示すように、先ず、第1の方法による位置検出処理では、S1において、他のセンサーノードSN或いは携帯端末Mの位置の信号を受信する。次に、S2において、上述した式(1)により重心を算出する。次に、S2で算出した重心を自位置と設定する。このようにして、例えば、図9に一例を示すように、重心(Xest,Yest)が求まる。
ここで、ノードとは、位置の分かっていないセンサーノードSNや携帯端末Mであり、ランドマークとは、位置が分かっていて所定の位置情報を送受信することが出来るセンサーノードSNや携帯端末Mである。
図10は、センサーノードSN或いは携帯端末Mの位置を検出する第2の方法を示すフローチャートであり、図11は、センサーノードSN或いは携帯端末Mの位置を検出する第2の方法の一例を示す図である。図10において、Sはステップを表す。
次に、S43において、各センサーノードSNのインターフェース及びモバイル端末Mのインターフェースを介してモバイル端末MのIDを検出する。即ち、どのユーザーが乗り込んだかを判別する。
ゲートウェイポイントGでは、S32において、そのインターフェースを介してモバイル端末Mの位置及びモバイル端末MのIDを受信する。
また、S46では、センサーノードSNから得られた温度などの環境状態に関するデータもゲートウェイポイントGに送信する。また、モバイル端末Mに記憶されている他車両におけるシートポジションのデータや、過去にその車両に乗車したときのシートポジションのデータも送信する。
G ゲートウェイポイント
D 機器(空調機器)
M モバイル端末M
Claims (11)
- 車載された機器の作動を制御する車載機器制御装置であって、
所定の状況を検出する状況検出センサー部、このセンサー部により得られるデータを演算処理するデータ処理部、所定のデータを記憶するメモリ部、上記データを無線にて送受信する通信部、及び、乗員が携帯している携帯端末のメモリ部に記憶され乗員を識別する識別ID及び所定のデータを受信可能な受信部を有する複数のセンサーノードと、
これらのセンサーノードは車室内の異なる複数の位置に配置され、これらの複数のセンサーノードと上記乗員が携帯する携帯端末とでネットワークを形成するようにするネットワーク形成手段と、
上記ネットワークを形成する複数のセンサーノード及び乗員が携帯する携帯端末とによる複数のデータに基づいて上記機器を制御する制御手段と、を有し、
この制御手段は、上記センサーノードにより各座席ごとの乗員を検出して、その乗員が携帯する携帯端末の識別IDごとに上記機器の制御量或いは機器の操作許可或いは不許可を決定して上記機器を制御し、
さらに、上記識別IDごとに上記機器の制御量を設定したデータを記憶する記憶手段を有し、
上記制御手段は、この記憶手段により記憶されたデータに基づいて上記識別IDごとの上記機器の制御を行い、
上記制御手段は、さらに、複数の識別IDが存在し、上記センサーノード及び携帯端末のネットワークを通じてそれらの識別IDにおける上記機器の制御量を設定する際、複数の識別IDにおける上記機器の制御量を互いに比較して大きな差があるときには各識別ID間で制御量を調整することを特徴とする車載機器制御装置。 - さらに、所定の機器制御部を含み上記複数のセンサーノード及び上記携帯端末と共にネットワークを形成するゲートウェイポイントを有し、
上記制御手段は、上記ゲートウェイポイントの機器制御部である請求項1に記載の車載機器制御装置。 - 上記記憶手段は、上記センサーノードのメモリ部である請求項1又は請求項2に記載の車載機器制御装置。
- さらに、所定の機器制御部を含み上記複数のセンサーノード及び上記携帯端末と共にネットワークを形成するゲートウェイポイントを有し、
上記記憶手段は、このゲートウェイポイントに設けられたメモリ部である請求項1又は請求項2に記載の車載機器制御装置。 - 上記記憶手段は、上記携帯端末のメモリ部である請求項1又は請求項2に記載の車載機器制御装置。
- 上記機器は電動シートであって、
上記記憶手段は、上記識別IDごとに上記電動シートのシートポジションを記憶しており、
上記制御手段は、上記センサーノードの受信部で受信した携帯端末の識別IDごとに、上記記憶手段により記憶された識別IDごとのシートポジションになるように上記電動シートを制御する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車載機器制御装置。 - 上記記憶手段に記憶された識別IDごとのシートポジションのデータを更新が可能なデータ更新手段を有し、
このデータ更新手段は、上記電動シートのシートポジションが乗員によって変更されたとき、上記記憶手段に記憶された識別IDごとのシートポジションのデータをその変更されたシートポジションのデータに更新する請求項6に記載の車載機器制御装置。 - 上記記憶手段は、上記携帯端末のメモリ部であり、
この携帯端末は、車両側から上記機器に関する制御内容のデータを受信して上記メモリ部に記憶可能であり、
このメモリ部には、過去に同一車両に乗車したときの上記電動シートのシートポジションのデータが記憶されており、
上記制御手段は、上記携帯端末の識別IDと共にこの過去のシートポジションのデータを参照して、上記電動シートを過去のシートポジションとなるように制御する請求項6又は請求項7に記載の車載機器制御装置。 - 上記記憶手段は、上記携帯端末のメモリ部であり、
この携帯端末は、車両側から上記機器に関する制御内容のデータを受信して上記メモリ部に記憶可能であり、
このメモリ部には、他車両に乗車したときの上記電動シートのシートポジションのデータが記憶されており、
上記制御手段は、上記携帯端末の識別IDと共にこの他車両でのシートポジションのデータを参照して、上記電動シートを他車両と同じシートポジションとなるように制御する請求項6又は請求項7に記載の車載機器制御装置。 - 上記記憶手段は、上記識別IDごとに上記機器の制御量を設定したデータと共に環境状態に応じた上記機器の制御量を設定したデータを記憶しており、
上記制御手段は、この記憶手段により記憶された環境状態に応じたデータに基づいて上記識別IDごとの上記機器の制御を行う請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車載機器制御装置。 - 上記機器はパワーウインドウであって、
上記記憶手段は、上記識別IDごとに上記パワーウインドウの使用許可或いは使用不可のデータを記憶しており、
上記制御手段は、上記センサーノードの受信部で受信した携帯端末の識別IDごとに、上記記憶手段により記憶された識別IDごとのパワーウインドウの使用許可或いは使用不可のデータに基づいて上記パワーウインドウの作動を許可或いは制限するように制御する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車載機器制御装置。
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