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JP4906417B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置の製造方法、特に、基板に電極を形成する方法に関する。
従来から、半導体装置は、外部端子を用いて、基板に具えられた電極が電気的に接続されることによって、例えば、他の基板との3次元LSI等の実装構造を形成する。この電極は、半導体基板を含む下地に埋め込まれて形成されており、上側表面が下地の上側表面から露出している。そして、この露出した上側表面が、例えば、配線等を介して他の基板の外部端子に接続されることによって、実装構造を形成する。また、一般的に、この電極を構成する電極材には、Cu(銅)等の導電性の金属が用いられる。
ここで、従来周知の電極の形成方法について、例えば特許文献1に開示された方法を例に挙げて説明する。
まず、半導体基板を含む下地に、RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)等のドライエッチングによって、ホールを形成する。
次に、下地の上側表面、ホールの内側の側面、及びホールの内側の底面を覆うように、絶縁膜とバリアメタル層とを順次形成する。このバリアメタル層は、ホール内に埋め込まれる電極材の拡散を防止するとともに、埋め込まれた電極材をホール内に密着させる目的で形成される。この拡散防止及び密着性向上という効果を得るために、従来から、例えば、特許文献2に開示された、バリアメタル層を複数層重ねて形成する電極の形成方法が知られている。
次に、ホールの内部に、周知の電解メッキ技術を用いて、Cu(銅)等の電極材を埋め込む。ここで、この電極材は、ホールの内部のみでなく、ホールの外部、すなわち下地の上側表面の全面を覆うように堆積される。
次に、ホールの外側、すなわち下地の上側表面に堆積した電極材の部分、及びホールの外側、すなわち下地の上側表面に堆積したバリアメタル層の部分を除去する。そして、除去されずに残存した、ホールの内側に埋め込まれた電極材の部分が電極となる。ここで、ホールの外側に堆積した電極材の部分的な除去は、主に従来周知のCMP(化学的機械的研磨)を用いて行われる。
しかし、このCMPは、研磨レートが低く、除去に長大な時間を要するため、製造のスループットが悪化する。
そこで、特許文献1に開示された方法では、従来周知のエッチング及びCMPを順次行うことによって、ホールの外側に堆積した電極材の部分の除去を行っている。すなわち、まず、製造のスループットを考慮し、この除去工程の短時間化を図るために、除去レートの高いエッチングによって、ホールの外側に堆積した電極材の大部分を除去する。このとき、下地の上側表面に堆積したバリアメタル層は、エッチングのストッパとして用いられる。従って、このエッチングによる除去は、下地の上側表面に堆積したバリアメタル層の上側表面が露出する時点まで行われる。このとき、下地の上側表面に堆積したバリアメタル層の上側表面と同一面位置に、エッチングで除去されずに残存した、ホールの外側に堆積した電極材の残部が露出している。そして、しかる後、研磨レートの低いCMPによって、エッチングで除去されずに残存した、ホールの外側に堆積した電極材の残部を除去する。このとき、同時に、下地の上側表面に堆積したバリアメタル層も、除去される。ここで、このCMPは、従来周知の通り、スラリーという研磨液を用いて、層、膜等の表面の凹凸を研磨することによって除去する技術である。
特開2001−345324号公報 特開平11−345933号公報
しかしながら、CMPにおいて大量に消費されるスラリーは、非常に高価である。従って、上述した、特許文献1等による従来の電極の形成方法は、ホールの外側に堆積した電極材、及び下地の上側表面に堆積したバリアメタル層を除去する工程において、コストが掛かり過ぎるという問題があった。
この発明の目的は、高価なスラリーを消費するCMPを用いることなく、従来と比して低コストで半導体装置における電極を形成する方法を提供することにある。
そこで、上述の目的の達成を図るため、この発明の第1の要旨による半導体装置の製造方法は、以下の第1工程から第6工程までの各工程を含む。
すなわち、第1工程では、下地の上側表面から、下地内へ凹型のホールを形成する。
第2工程では、ホールの内側側面及び内側底面を覆う内側絶縁膜と、ホールの外側であって、下地の上側表面を覆う外側絶縁膜との連続した一体的な膜として、絶縁膜を形成する。
第3工程では、内側絶縁膜の上側表面を覆う内側バリアメタル層と、外側絶縁膜の上側表面を覆う外側バリアメタル層との連続した一体的な層として、バリアメタル層を形成する。
第4工程では、ホールの内側であって、このホールを、外側絶縁膜の上側表面と同一面位置まで埋め込む内側電極材層と、この内側電極材層の上側及び外側バリアメタル層の上側表面を覆う外側電極材層とを含む電極材層を、電解メッキ技術を用いて形成する。
第5工程では、外側電極材層をウェットエッチングによって部分的に残存させて除去することにより外側バリアメタル層の上側表面を露出させて、内側電極材層の上側に、内側電極材層の上側表面から外側バリアメタル層の上側表面と同一となる位置までの領域内に、部分的に残存した外側電極材層、及びホールの内側に残存した内側電極材層から電極を形成する
第6工程では、外側バリアメタル層をウェットエッチングによって除去する。
そして、この第1の要旨による半導体装置の製造方法では、バリアメタル層を、電極材層の層厚の5%の厚みで形成する。
また、この発明の第2の要旨による半導体装置の製造方法は、以下の第1工程から第7工程までの各工程を含む。
すなわち、第1工程では、下地の上側表面から、下地内へ凹型のホールを形成する。
第2工程では、ホールの内側側面及び内側底面を覆う内側絶縁膜と、ホールの外側であって、下地の上側表面を覆う外側絶縁膜との連続した一体的な膜として、絶縁膜を形成する。
第3工程では、内側絶縁膜の上側表面を覆う内側バリアメタル層と、外側絶縁膜の上側表面を覆う外側バリアメタル層との連続した一体的な層として、バリアメタル層を形成する。
第4工程では、内側バリアメタル層の上側表面を覆う内側低抵抗メタル層と、外側バリアメタル層の上側表面を覆う外側低抵抗メタル層との連続した一体的な層として、バリアメタル層よりも低抵抗である低抵抗メタル層を形成する。
第5工程では、ホールの内側であって、このホールを、外側絶縁膜の上側表面と同一面位置まで埋め込む内側電極材層と、この内側電極材層の上側及び外側低抵抗メタル層の上側表面を覆う外側電極材層とを含む電極材層を、電解メッキ技術を用いて形成する。
第6工程では、前記外側電極材層をウェットエッチングによって部分的に残存させて除去することにより外側低抵抗メタル層の上側表面を露出させて、内側電極材層の上側に、内側電極材層の上側表面から外側低抵抗メタル層の上側表面と同一となる位置までの領域内に、部分的に残存した外側電極材層、及びホールの内側に残存した内側電極材層から電極を形成する
第7工程では、外側バリアメタル層及び外側低抵抗メタル層をウェットエッチングによって除去する。
そして、この第2の要旨による半導体装置の製造方法では、低抵抗メタル層及びバリアメタル層の層厚の和を、電極材層の層厚の5%の厚みで形成する。
第1の要旨に係る半導体装置の製造方法によれば、第5工程において、ウェットエッチングを用いて、半導体装置の本来の電極として寄与しない、電極材層の不所望部分、すなわち外側電極材層のみを、選択的に除去する。従って、例えば特許文献1に開示の電極の形成方法のように、エッチングの後に、外側電極材層が残存することはない。そして、続く第6工程において、同じくウェットエッチングを用いて、バリアメタル層の不所望部分、すなわち外側バリアメタル層のみを選択的に除去する。この第6工程の時点において、不所望な外側電極材層は、残存せずに除去されている。そのため、バリアメタル層のみを除去することが可能な薬剤を用いたウェットエッチングによって、CMPを行うことなく、バリアメタル層を除去することができる。
このように、第1の要旨に係る半導体装置の製造方法によれば、異なる工程において、外側電極材層及び外側バリアメタル層をそれぞれ個別に除去する。従って、上述の特許文献1に開示の電極の形成方法のように、外側電極材層及び外側バリアメタル層を同時に除去する工程が存在しない。そのため、CMPを用いて外側電極材層及び外側バリアメタル層を除去する必要がない。従って、CMPにおいて用いられる、高価な研磨液であるスラリーを消費することがないため、従来と比して、低コストで半導体装置における電極を形成することができる。
また、第2の要旨に係る半導体装置の製造方法によれば、第4工程において、バリアメタル層の上側表面に、低抵抗メタル層を形成する。この低抵抗メタル層は、バリアメタル層と比して導電性に優れている。従って、第2の要旨による半導体装置の製造方法では、バリアメタル層を、第1の要旨と比して薄く形成しても、この薄層化した部分を低抵抗メタル層で補うことができる。そして、この低抵抗メタル層は、バリアメタル層と比して導電性に優れているため、第1の要旨、または、特許文献2に開示のような、バリアメタル層を複数層重ねて形成する場合と比して、抵抗値の低い電極を形成することができる。
以下、図を参照して、この発明に係る半導体装置の製造方法について説明する。なお、各図は、この発明が理解できる程度に、各構成要素の形状、大きさ、及び配置関係等を概略的に示してあるに過ぎない。従って、この発明の構成は、何ら図示の構成例にのみ限定されるものではない。
〈第1の実施の形態〉
第1の実施の形態では、CMPを用いることなく、電極を形成する半導体装置の製造方法について説明する。この製造方法は、第1工程から第6工程までを含んでいる。以下、第1工程から順に各工程につき説明する。
図1(A)及び(B)は、この発明の第1の実施の形態を説明する工程図であって、それぞれ、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口を示す端面図である。図2(A)及び(B)は、図1(B)に続く工程図であって、それぞれ、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口を示す端面図である。図3(A)及び(B)は、図2(B)に続く工程図であって、それぞれ、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口を示す端面図である。
まず、第1工程では、下地11の上側表面から、下地内へ凹型のホール13を形成して図1(A)に示すような構造体を得る。
ここで、下地11は、従来周知の半導体基板であり、例えば、Si基板、SOI基板、その他の半導体基板の中から設計に応じて好適なものを用いればよい。また、この下地11は、上側表面に層間絶縁膜等の絶縁膜が設けられた半導体基板であってもよい。この構成例では、下地11として、上側表面に層間絶縁膜15が設けられた半導体基板17を用いている。
そして、この層間絶縁膜15及び半導体基板17に、公知のホトリソ技術及びRIE等のドライエッチング技術を用いて、上側表面から下地11の厚み方向に凹型のホール13を形成する。
次に、第2工程では、第1工程で得られた構造体の上側全面を覆うように、好ましくは均一な膜厚で絶縁膜19を形成して図1(B)に示すような構造体を得る。
この絶縁膜19は、例えば酸化膜、窒化膜、または、酸化膜と窒化膜とを重ねて構成した膜等の従来周知の絶縁膜である。そして、例えば酸化膜は、熱酸化またはCVD等の公知の技術を用いて形成される。また、窒化膜は、例えばCVD等の公知の技術を用いて形成される。そして、例えば、この絶縁膜19として、酸化膜と窒化膜とを重ねて構成するとき、ホール13を30μmの直径で形成した場合、好ましくは、酸化膜を500〜1500nm、また、窒化膜を50〜150nmの膜厚で等厚に形成するのがよい。この場合には、例えば、酸化膜及び窒化膜を重ねた絶縁膜19が最大の膜厚、すなわち1650nmの膜厚で形成されたとしても、ホール13の直径が、膜厚に対して約18.9倍に設定されているため、絶縁膜19は、ホール13を埋め込むことなく形成される。
ここで、この絶縁膜19は、ホール13の内側側面及び内側底面を覆う内側絶縁膜19aと、ホール13の外側であって、下地11の上側表面を覆う外側絶縁膜19bとの連続した一体的な膜として、形成される。
次に、第3工程では、絶縁膜19の上側表面を覆うように、好ましくは均一な層厚でバリアメタル層21を形成して図2(A)に示すような構造体を得る。
バリアメタル層21は、例えば、Ti(チタン)、Ta(タンタル)等の導電性の金属を材料として、従来周知のPVD、CVD、その他の方法を用いて形成する。このバリアメタル層21は、続く第4工程においてホール13内に埋め込まれる電極材が、拡散するのを防止するとともに、埋め込まれた電極材をホール13内に密着させる目的で形成される。そして、この拡散防止及び密着性向上という目的を達成するために、バリアメタル層21は、例えば、ホール13を30μmの直径で形成した場合、好ましくは、500〜1500nmの層厚で等厚に形成するのが好ましい。なお、この500〜1500nmの値は、埋め込まれた電極材の拡散防止及び密着性向上という効果を達成し得る範囲内の値であるが、このような効果が得られるならば、この値の近傍の値であってもよく、何らこの数値に限定されるものではない。
ここで、続く第4工程において、バリアメタル層21上には、ホール13の内側であって、このホール13を、外側絶縁膜19bの上側表面と同一面位置まで埋め込む内側電極材層と、この内側電極材層の上側及び外側バリアメタル層21bの上側表面を覆う外側電極材層とを含む電極材層が形成される。そして、第5工程において、この電極材層から外側電極材層を除去することによって、残存した内側電極材層から電極が形成される。このとき、外側電極材層は、外側電極材層の層厚、すなわち内側電極材層の上側部分における外側電極材層の層厚に、電極材層全体の層厚の5%を加えた厚みを、電極材層から除去する。なお、この外側電極材層については、後述する第5工程において、詳細に説明する。このとき、電極は、上側表面が、外側絶縁膜19bの上側表面から、箇所によっては凹型に窪んで形成される場合がある。そこで、この実施の形態では、このような電極の窪みを防止するために、バリアメタル層21が、好ましくは、電極材層の形成予定層厚の5%の厚みと等しくなるように、層厚を設定し、好ましくは等厚に形成するのが良い。このように、バリアメタル層21を、電極材層の形成予定層厚の5%の厚みと等しくなるように設定することで、このバリアメタル層21の層厚により、電極が窪むのを防止することができる。
また、このバリアメタル層21は、内側絶縁膜19aの上側表面を覆う内側バリアメタル層21aと、外側絶縁膜19bの上側表面を覆う外側バリアメタル層21bとの連続した一体的な層として、好ましくは均一な層厚で、形成される。なお、ここで形成される外側バリアメタル層21bは、このバリアメタル層21の形成工程において不所望に形成される部分である。
次に、第4工程では、第3工程で得られた構造体の上側に電極材層23を形成して図2(B)に示すような構造体を得る。
電極材層23は、ホール13の内側であって、このホール13を、外側絶縁膜19bの上側表面と同一面位置まで埋め込む内側電極材層23aと、この内側電極材層23aの上側及び外側バリアメタル層21bの上側表面を覆う外側電極材層23bを含んでいる。
また、電極材層23は、例えば、Cu(銅)、W(タングステン)、その他の導電性の金属の中から、設計に応じた好適なものを材料とすればよい。ここでは、Cuを材料として電極材層23を形成する場合を例に挙げて説明する。
Cuを材料とする場合は、従来周知の技術である電解メッキを用いて、電極材層23を形成するのが好ましい。そこで、電解メッキを行うに当たり、まず、電極材層23を内側バリアメタル層21a、及び外側バリアメタル層21bの上側表面に形成する。電極材層23と同じ金属、すなわち、この場合にはCuを材料として、シードメタル層を形成する(図示せず)。シードメタル層は、電極材層23を形成するための電解メッキにおいて、陰極の役割を担い、このシードメタル層の表面にCuが堆積することで電極材層23が形成される。そして、シードメタル層を陰極として機能させるために、例えば、ホール13を30μmの直径で形成した場合、好ましくは、100〜1000nmの層厚で形成するのが好ましい。なお、この100〜1000nmの値は、シードメタル層が陰極として機能し得る範囲内の値であるが、このような効果が得られるならば、この値の近傍の値であってもよく、何らこの数値に限定されるものではない。また、シードメタル層は、公知のCVD等の技術を用いて形成するのが好ましい。
そして、シードメタル層を形成した後、電解メッキを用いて、シードメタル層の表面にCuを堆積させる。ここで、シードメタル層は、内側バリアメタル層21aと、外側バリアメタル層21bの上側表面とに形成されている。電極の形成予定箇所であるホール13内、すなわち内側バリアメタル層21aの上側表面のみでなく、外側バリアメタル層21bの上側表面にもシードメタル層を形成するのは、陰極であるこのシードメタル層の表面積を大きくすることによって、電解メッキ中において電流を流れやすくするためである。そのため、電極材層23となるCuは、ホール13の内側、及び外側バリアメタル層21bに堆積される。そして、ホール13の内側のシードメタル層に、外側絶縁膜19bと同一面位置まで堆積したCuは、内側電極材層23aとなる。また、この内側電極材層23aの上側に過剰に堆積したCu、及び外側バリアメタル層21bの上側表面のシードメタル層に堆積したCuは、外側電極材層23bとなる。この外側電極材層23bは、半導体装置の構成要素として必要でない部分であるので、ダミー電極材層とも称する。そして、続く第5工程で、この外側電極材層23bを除去する必要がある。また、内側電極材層23aは、続く第5工程で、半導体装置を構成する電極となるので、前駆電極層とも称する。
次に、第5工程では、外側電極材層23bを、従来周知の技術であるウェットエッチングによって除去して図3(A)に示すような構造体を得る。
この第5工程において行うウェットエッチングでは、外側電極材層23bのみを選択的に除去する。そのために、電極材層23、及び電極材層23の下層であるバリアメタル層21の材料に応じたエッチャント、すなわち薬剤を用いて、ウェットエッチングを行う。例えば、電極材層23の材料としてCu、また、バリアメタル層21の材料としてTiを用いた場合、好ましくは、選択性のある硫酸系または硝酸系の薬液、例えば、過硫酸ナトリウム溶液等を用いてウェットエッチングを行うのが良い。これら、硫酸または硝酸系の薬液では、バリアメタル層21が除去されないため、外側電極材層23bのみを選択的に除去することができる。
ここで、上述の電解メッキによって電極材層23を形成した場合、電極材層23の層厚、すなわち内側電極材層23aの層厚、及び内側電極材層23aの上側に形成された外側電極材層23bの層厚の和は、下地11全面において±5%程度のばらつきが生じることが経験により知られている。従って、外側電極材層23bが残存することなく電極材の除去を行うために、内側電極材層23aの上側部分の外側電極材層23bの層厚に、電極材層23の層厚の5%を加えた厚みだけ、電極材層23を除去するのが好ましい。この実施の形態では、除去する電極材層23の厚みと材質、及びウェットエッチングの除去レートに基づいて、予めウェットエッチングを行う処理時間を算出しておく。そして、この算出した処理時間だけ、ウェットエッチングを行うことによって、電極材層23から外側電極材層23bを除去する。
そして、ホール13の内側に残存した内側電極材層23aが、この発明で形成しようとしている電極25となる。ここで、この実施の形態では、第3工程において、バリアメタル層21の層厚を、電極材層23の層厚の5%に等しい層厚となるように設定している。そのため、電極25は、過剰に除去されることなく、電極25の上側表面が外側絶縁膜19bの上側表面と同一面位置、または同一面位置以上のレベルの位置となるように形成される。従って、電極25の上側表面は、外側絶縁膜19bの上側表面よりも窪んで形成されることはない。
また、この第5工程では、外側電極材層23bは、完全に除去されなくても良い。外側電極材層23bは、外側バリアメタル層21bの上側表面が露出するまで除去される。このとき、外側電極材層23bは、内側電極材層23aの上側に、内側電極材層23aの上側表面から外側バリアメタル層21bの上側表面と同一となる位置までの領域内であれば、部分的に残存してもかまわない。この場合には、部分的に残存した外側電極材層23bと、ホール13の内側に残存した内側電極材層23aとが、電極25となる。そして、電極25は、残存した外側電極材層23bの層厚だけ、上側表面が、外側絶縁膜19bの上側表面よりも高い位置となるように形成される。
また、外側電極材層23bが完全に除去された場合には、電極25は、上側表面が、外側絶縁膜19bの上側表面と同一面位置となるように形成される。
次に、第6工程では、外側バリアメタル層21bをウェットエッチングによって除去して、図3(B)に示すような構造体を得る。
この第6工程において行うウェットエッチングでは、外側バリアメタル層21bのみを選択的に除去する。そのために、外側バリアメタル層21bの材料に応じたエッチャント、すなわち薬剤を用いて、ウェットエッチングを行う。例えば、バリアメタル層の材料としてTi、電極25の材料としてCu、そして、絶縁膜19として酸化膜及び窒化膜を重ねて形成した膜をそれぞれ用いた場合、好ましくは、水酸化カリウムと過酸化水素水との混合液等の薬剤を用いてウェットエッチングを行うのが良い。これら、水酸化カリウムと過酸化水素水との混合液等の薬剤では、絶縁膜19及び内側電極材層23aすなわち電極25が除去されないため、外側バリアメタル層21bのみを選択的に除去することができる。そして、この工程では、内側バリアメタル層21aが残存するように、外側バリアメタル層21bのみを除去する。この実施の形態では、外側バリアメタル層21bの層厚と材質、及びウェットエッチングの除去レートに基づいて、予めウェットエッチングを行う処理時間を算出しておく。そして、この算出した処理時間だけ、ウェットエッチングを行うことによって、外側バリアメタル層21bを残らず除去する。
この第1の実施の形態による半導体装置の製造方法によれば、第5工程において、ウェットエッチングを用いて、電極材層23の不所望部分、すなわち外側電極材層23bのみを、選択的に残らず除去する。従って、例えば特許文献1に開示の電極の形成方法のように、エッチングの後に、外側電極材層23bが残存することはない。そして、続く第6工程において、同じくウェットエッチングを用いて、バリアメタル層21の不所望部分、すなわち外側バリアメタル層21bのみを選択的に残らず除去する。この第6工程の時点において、不所望な外側電極材層23bは、残存せずに除去されている。そのため、バリアメタル層21のみを除去することが可能な薬剤を用いたウェットエッチングによって、CMPを行うことなく、外側バリアメタル層21bを除去することができる。
このように、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法によれば、異なる工程、すなわち第5工程と第6工程とにおいて、外側電極材層23b及び外側バリアメタル層21bをそれぞれ個別に除去する。従って、上述の特許文献1に開示の電極の形成方法のように、外側電極材層23b及び外側バリアメタル層21bを同時に除去する工程が存在しない。そのため、CMPを用いて外側電極材層23b及び外側バリアメタル層21bを除去する必要がない。従って、CMPにおいて用いられる、高価な研磨液であるスラリーを消費することがないため、従来と比して、低コストで半導体装置における電極25を形成することができる。
また、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法によれば、第3工程において、バリアメタル層21の層厚を、電極材層23の層厚のばらつきを考慮して、設定することによって、外側電極材層23bを過剰に除去した場合でも、形成される電極25の上側表面を、確実に外側絶縁膜19bと同一面位置、または同一面位置以上のレベルの位置とすることができる。そのため、この第1の実施の形態による半導体装置の製造方法は、平坦性が良く、接続信頼性の高い電極25を形成することができる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、バリアメタル層上に低抵抗メタル層を形成し、かつCMPを用いることなく、電極を形成する半導体装置の製造方法について説明する。この製造方法は、第1工程から第7工程までを含んでいる。以下、第1工程から順に各工程につき説明する。
ここで、この第2の実施の形態による半導体装置の製造方法が第1の実施の形態による半導体装置の製造方法と構成上相違するのは、バリアメタル層の上側表面に低抵抗メタル層を形成する点である。その他の構成要素及び作用効果は、同様であるので、共通する構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
また、この第2の実施の形態における第1工程及び第2工程は、第1の実施の形態における第1工程及び第2工程と同様である。従って、これら第1工程及び第2工程については、共通である図1(A)及び(B)を参照し、その説明を省略する。そして、図4(A)及び(B)は、図1(B)に続く工程図であって、それぞれ、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口を示す端面図である。図5(A)及び(B)は、図4(B)に続く工程図であって、それぞれ、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口を示す端面図である。図6は、図5(B)に続く工程図であって、製造段階で得られた構造体の断面の切り口を示す端面図である。
まず、上述の第1の実施の形態における第1工程及び第2工程と同様の、第1工程及び第2工程を行う(図1(A)及び(B)参照)。
次に、第3工程では、絶縁膜19の上側表面を覆うように、好ましくは均一な層厚でバリアメタル層21を形成して図4(A)に示すような構造体を得る。
バリアメタル層21は、第1の実施の形態と同様に、例えば、Ti(チタン)、Ta(タンタル)等の導電性の金属を材料として、従来周知のPVD、CVD、その他の方法を用いて形成する。ここで、上述の第1の実施の形態とは異なり、この第2の実施の形態では、続く第4工程において、バリアメタル層21の上側表面に、低抵抗メタル層を形成する。この低抵抗メタル層は、バリアメタル層21と比して、導電性の優れた金属で形成される。従って、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と比して、バリアメタル層21を薄く形成することができる。そして、バリアメタル層21を薄層化した部分は、低抵抗メタル層によって補われる。そのため、この実施の形態では、電極材の拡散が防止され、電極材がホール13内に密着しているとともに、第1の実施形態と比して、寄生抵抗の抑制された電極を形成することができる。
ここで、バリアメタル層21は、例えば、ホール13を30μmの直径で形成した場合、好ましくは、最大でも、500nmの層厚で等厚に形成するのが好ましい。なお、この500nmの値は、抵抗値の低減という効果を達成し得る範囲内の値であるが、このような効果が得られるならば、この値の近傍の値であってもよく、何らこの数値に限定されるものではない。
次に、第4工程では、バリアメタル層21の上側表面を覆うように、低抵抗メタル層27を、好ましくは均一な層厚で形成して図4(B)に示すような構造体を得る。
低抵抗メタル層27は、バリアメタル層21よりも優れた導電性を有する金属、例えば、Al(アルミニウム)、Au(金)等を材料として、従来周知のPVD、CVD、その他の方法を用いて形成する。ここで、この低抵抗メタル層27は、後の工程において、電極の上側表面、すなわち下地11からの露出面が、外側絶縁膜19bと同一面位置、または同一面位置以上のレベルの位置となるように形成される層厚で、設けられる。第1の実施の形態において既に説明したように、電極25を形成するためのウェットエッチングでは、層厚のばらつきを考慮して、電極材層23の不所望部分である外側電極材層23bの層厚、すなわち内側電極材層23aの上側部分における外側電極材層23bの層厚に、電極材層23の層厚の5%を加えた厚みを、電極材層23から除去する。このため、電極25は、上側表面が、外側絶縁膜19bの上側表面から、箇所によっては凹型に窪んで形成される場合がある。このように、電極25が凹型に窪んで形成されることを防止するために、この実施の形態では、低抵抗メタル層27及びバリアメタル層21の層厚の和が、好ましくは、電極材層23の形成予定層厚の5%の厚みと等しくなるように、低抵抗メタル層27の層厚を設定し、好ましくは等厚に形成するのが良い。このように、低抵抗メタル層27及びバリアメタル層21の層厚の和を、電極材層23の形成予定層厚の5%の厚みと等しくなるように設定することで、これら低抵抗メタル層27及びバリアメタル層21の層厚により、電極が窪むのを防止することができる。
ここで、この低抵抗メタル層27は、優れた導電性を有する金属を材料として用いているため、形成された電極25の寄生抵抗が著しく増大することはない。
また、この低抵抗メタル層27は、内側バリアメタル層21aの上側表面を覆う内側低抵抗メタル層27aと、外側バリアメタル層21bの上側表面を覆う外側低抵抗メタル層27bとの連続した一体的な層として、好ましくは均一な層厚で形成される。なお、ここで形成される外側低抵抗メタル層27bは、この低抵抗メタル層27の形成工程において不所望に形成される部分である。
次に、第5工程では、第4工程で得られた構造体の上側に電極材層23を形成して図5(A)に示すような構造体を得る。
電極材層23は、ホール13の内側であって、このホール13を、外側絶縁膜19bの上側表面と同一面位置まで埋め込む内側電極材層23aと、この内側電極材層23aの上側及び外側低抵抗メタル層27bの上側表面を覆う外側電極材層23bを含んでいる。第1の実施の形態の第4工程において既に説明したように、この外側電極材層23bは、半導体装置の構成要素として必要でない部分であるので、続く第6工程で、この外側電極材層23bを除去する必要がある。
この電極材層23は、例えば、Cu(銅)、W(タングステン)、その他の導電性の金属の中から、設計に応じた好適なものを材料として形成される。そして、電極材層23の材料としてCuを用いる場合には、上述の第1の実施の形態における第4工程と同様に、周知の電解メッキ等の技術を用いて形成される。
次に、第6工程では、外側電極材層23bを、従来周知の技術であるウェットエッチングによって除去して図5(B)に示すような構造体を得る。
この第6工程において行うウェットエッチングでは、外側電極材層23bのみを選択的に除去する。そのために、電極材層23、及び電極材層23の下層である低抵抗メタル層27の材料に応じたエッチャント、すなわち薬剤を用いて、ウェットエッチングを行う。例えば、電極材層23の材料としてCu、また、低抵抗メタル層27の材料としてAlを用いた場合、好ましくは、過硫酸ナトリウム水溶液を用いてウェットエッチングを行うのが良い。この過硫酸ナトリウム水溶液では、低抵抗メタル層27が除去されないため、外側電極材層23bのみを選択的に除去することができる。
ここで、上述の電解メッキによって電極材層23を形成した場合、電極材層23の層厚、すなわち内側電極材層23aの層厚、及び内側電極材層23aの上側部分の外側電極材層23bの層厚の和は、下地11全面において±5%程度のばらつきが生じる。従って、外側電極材層23bが残存することなく電極材23の除去を行うために、外側電極材層23bの層厚、すなわち内側電極材層23aの上側部分の外側電極材層23bの層厚に、この電極材層23の層厚の5%を加えた厚みだけ、電極材層23を除去するのが好ましい。この実施の形態では、上述の第1の実施の形態と同様に、除去する電極材層23の厚みと材質、及びウェットエッチングの除去レートに基づいて、予めウェットエッチングを行う処理時間を算出しておく。そして、この算出した処理時間だけ、ウェットエッチングを行うことによって、電極材層23から外側電極材層23bを残らず除去する。
そして、ホール13の内側に残存した内側電極材層23aが、電極25となる。ここで、この実施の形態では、第4工程において、バリアメタル層21上に低抵抗メタル層27を形成している。これらバリアメタル層21及び低抵抗メタル層27の層厚の和は、電極材層23の層厚の5%に等しい層厚となるように設定されている。そのため、電極25は、過剰に除去されることなく、電極25の上側表面が外側絶縁膜19bの上側表面と同一面位置、または同一面位置以上のレベルの位置となるように形成される。
また、この第6工程では、第1の実施の形態における第5工程と同様に、外側電極材層23bは、完全に除去されなくても良い。外側電極材層23bは、外側低抵抗メタル層27bの上側表面が露出するまで除去される。このとき、外側電極材層23bは、内側電極材層23aの上側に、内側電極材層23aの上側表面から外側低抵抗メタル層27bの上側表面と同一となる位置までの領域内であれば、部分的に残存してもかまわない。この場合には、部分的に残存した外側電極材層23bと、ホール13の内側に残存した内側電極材層23aとが、電極25となる。そして、電極25は、残存した外側電極材層23bの層厚だけ、上側表面が、外側絶縁膜19bの上側表面よりも高い位置となるように形成される。
また、外側電極材層23bが完全に除去された場合には、電極25は、上側表面が、外側絶縁膜19bの上側表面と同一面位置となるように形成される。
次に、第7工程では、外側低抵抗メタル層27b及び外側バリアメタル層21bをウェットエッチングによって除去して、図6に示すような構造体を得る。
この第7工程において行うウェットエッチングでは、外側低抵抗メタル層27b及び外側バリアメタル層21bのみを選択的に除去する。そのために、外側低抵抗メタル層27b及び外側バリアメタル層21bの材料に応じたエッチャント、すなわち薬剤を用いて、ウェットエッチングを行う。例えば、外側低抵抗メタル層27bの材料としてAl、外側バリアメタル層21bの材料としてTiを用いた場合、好ましくは、希フッ酸を用いてウェットエッチングを行うのが良い。これら、希フッ酸等の薬剤では、絶縁膜19及び内側電極材層23aすなわち電極25が除去されないため、外側低抵抗メタル層27b及び外側バリアメタル層21bのみを選択的に除去することができる。そして、この工程では、内側低抵抗層27a及び内側バリアメタル層21aが残存するように、外側低抵抗メタル層27b及び外側バリアメタル層21bのみを除去する。ここで、この実施の形態では、上述の第1の実施の形態と同様に、外側低抵抗メタル層27b及び外側バリアメタル層21bの層厚及び材質と、ウェットエッチングの除去レートとに基づいて、予めウェットエッチングを行う処理時間を算出しておく。そして、この算出した処理時間だけ、ウェットエッチングを行うことによって、外側低抵抗メタル層27b及び外側バリアメタル層21bを残らず除去する。
第2の実施の形態による半導体装置の製造方法によれば、第4工程において、バリアメタル層21の上側表面に、低抵抗メタル層27を形成する。そして、これら低抵抗メタル層27及びバリアメタル層21の層厚の和を、電極材層23の層厚のばらつきを考慮して、設定することによって、外側電極材層23bを過剰に除去した場合でも、形成される電極25の上側表面を、確実に外側絶縁膜19bと同一面位置、または同一面位置以上のレベルの位置とすることができる。そのため、この第2の実施の形態による半導体装置の製造方法は、平坦性が良く、接続信頼性の高い電極25を形成することができる。
また、この低抵抗メタル層27は、バリアメタル層21と比して導電性に優れているとともに、バリアメタル層21と同様に、電極材の拡散防止及び密着性向上の機能を有している。従って、第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、バリアメタル層21を、第1の実施の形態と比して薄く形成しても、この薄層化した部分を低抵抗メタル層27で補うことができる。そして、この低抵抗メタル層27は、バリアメタル層21と比して導電性に優れているため、第1の実施の形態、または、特許文献2に開示のような、バリアメタル層を複数層重ねて形成する場合と比して、寄生抵抗が抑制された電極25を形成することができる。
〈第1の利用形態〉
第1の利用形態では、上述の第1の実施の形態または第2の実施の形態によって製造された半導体装置の利用形態の一例として、この半導体装置に設けられた電極25と外部端子とを接続する方法を説明する。
図7(A)及び(B)は、この発明の第1の利用形態を説明する図であって、それぞれ各工程段階で得られた構造体の切り口を示す端面図である。図8は、図7(B)に続く工程図であって、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口を示す端面図である。
まず、下地11に、電極25を作り込んで、図7(A)に示すような構造体を得る。
ここで、下地11は、既に説明したように、半導体基板、または、上側表面に層間絶縁膜等の絶縁膜が設けられた半導体基板である。この構成例では、半導体基板17の上側表面に、層間絶縁膜である第1絶縁膜29が設けられて構成された下地11を用いる。また、この下地11の半導体基板17は、種々の半導体素子が設けられたチップ領域31を有している。そして、チップ領域31上には、このチップ領域31と電極25との接続に用いられるプラグ33が設けられている。このプラグ33は、W(タングステン)等の導電性の金属を材料として形成されている。
この下地11の、チップ領域31の外側の領域32に、上述の第1の実施の形態または第2の実施の形態で説明した方法を用いて、電極25を形成する。この構成例では、第1の実施の形態による方法を用いて電極25を形成している。ここで、電極25の形成後において、下地11の上側表面は、外側絶縁膜19bによって覆われている。また、電極25の上側表面は、外側絶縁膜19bから露出している。
次に、電極25及びプラグ33を接続するための配線35を形成して、図7(B)に示すような構造体を得る。
ここで、配線35を形成するに当たって、まず、電極25を含む下地11の上側表面全面に、第2絶縁膜37を形成する。しかる後、公知のホトリソ技術及びドライエッチング技術を用いて、電極25の上側の第2絶縁膜37と、プラグ33の上側の外側絶縁膜19b及び第2絶縁膜37とを、電極25及びプラグ33の上側表面が露出するまで除去する。そして、この外側絶縁膜19b及び第2絶縁膜37が除去された箇所、すなわち露出した電極25及びプラグ33の上側表面上に、これら電極25とプラグ33とを電気的に接続する配線35を形成する。この配線35は、Al(アルミニウム)、Cu(銅)等の導電性の金属を材料として、公知のホトリソ技術、ドライエッチング技術、及びダマシンプロセス等を用いて形成される。
次に、配線35の上側に外部端子39を形成して、図8に示すような構造体を得る。
ここで、外部端子39を形成するに当たって、まず、配線35を含む下地11の上側表面全面に、第3絶縁膜41を形成する。しかる後、公知のホトリソ技術及びドライエッチング技術を用いて、配線35上の外部端子39を形成する予定箇所の第3絶縁膜41を、配線35の上側表面が露出するまで除去する。そして、第2絶縁膜37が除去されることによって、配線35の上側表面が露出した箇所に外部端子39を形成する。この外部端子39は、Cu(銅)等の導電性の金属を材料として、公知のホトリソ技術及びドライエッチング技術等を用いて形成される。
第1の利用形態によって外部端子39が形成された半導体装置は、この外部端子39によって、他の半導体装置、回路基板、その他の外部部品に設けられた電極と、電気的に接続され、実装構造を構成する。ここで、この第1の利用形態、すなわちこの発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態による半導体装置の利用形態では、一例として、電極25を配線35を介して外部端子39と接続する方法について説明した。しかし、この発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態による半導体装置の利用形態は、上述の構成例に限定されるものではなく、例えば、電極25の上側に直接外部端子を形成する構造等にも適用することが可能である。また、この第1の利用形態では、例えば、下地11の裏面側を除去することによって、電極25の下側裏面を露出させ、この露出面を用いて、外部端子との接続を行うことも可能である。その場合には、この第1の利用形態にかかる半導体装置の製造方法は、配線を多層重ね、その上側に外部端子を形成する構造とすることができる。
(A)及び(B)は、この発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態を説明する工程図である。 (A)及び(B)は、この発明の第1の実施の形態を説明する工程図であり、図1(B)に続く工程図である。 (A)及び(B)は、この発明の第1の実施の形態を説明する工程図であり、図2(B)に続く工程図である。 (A)及び(B)は、この発明の第2の実施の形態を説明する工程図であり、図1(B)に続く工程図である。 (A)及び(B)は、この発明の第2の実施の形態を説明する工程図であり、図4(B)に続く工程図である。 この発明の第2の実施の形態を説明する工程図であり、図5(B)に続く工程図である。 (A)及び(B)は、この発明の第1の利用形態を説明する工程図である。 この発明の第1の利用形態を説明する工程図であり、図7(B)に続く工程図である。
符号の説明
11:下地
13:ホール
15:層間絶縁膜
17:半導体基板
19:絶縁膜
19a:内側絶縁膜
19b:外側絶縁膜
21:バリアメタル層
21a:内側バリアメタル層
21b:外側バリアメタル層
23:電極材層
23a:内側電極材層
23b:外側電極材層
25:電極
27:低抵抗メタル層
27a:内側低抵抗メタル層
27b:外側低抵抗メタル層
29:第1絶縁膜
31:チップ領域
32:チップ領域の外側の領域
33:プラグ
35:配線
37:第2絶縁膜
39:外部端子
41:第3絶縁膜

Claims (9)

  1. 下地の上側表面から、該下地内へ凹型のホールを形成する第1工程と、
    該ホールの内側側面及び内側底面を覆う内側絶縁膜と、前記ホールの外側であって、前記下地の上側表面を覆う外側絶縁膜との連続した一体的な膜として、絶縁膜を形成する第2工程と、
    前記内側絶縁膜の上側表面を覆う内側バリアメタル層と、前記外側絶縁膜の上側表面を覆う外側バリアメタル層との連続した一体的な層として、バリアメタル層を形成する第3工程と、
    前記ホールの内側であって、該ホールを、前記外側絶縁膜の上側表面と同一面位置まで埋め込む内側電極材層と、該内側電極材層の上側及び前記外側バリアメタル層の上側表面を覆う外側電極材層とを含む電極材層を、電解メッキ技術を用いて形成する第4工程と、
    前記外側電極材層をウェットエッチングによって部分的に残存させて除去することにより前記外側バリアメタル層の上側表面を露出させて、前記内側電極材層の上側に、該内側電極材層の上側表面から前記外側バリアメタル層の上側表面と同一となる位置までの領域内に、部分的に残存した前記外側電極材層、及び前記ホールの内側に残存した前記内側電極材層から電極を形成する第5工程と、
    前記外側バリアメタル層をウェットエッチングによって除去する第6工程と
    を含み、
    前記バリアメタル層を、前記電極材層の層厚の5%の厚みで形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、前記第6工程の後に、
    前記下地のチップ領域に設けられたプラグ、及び前記チップ領域の外側領域に形成された前記電極の上側表面に、該プラグと該電極とを電気的に接続する配線を形成する工程
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記バリアメタル層を、Ti(チタン)またはTa(タンタル)のいずれか1つの材料を用いて形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記電極材層を、Cu(銅)またはW(タングステン)のいずれか1つの材料を用いて形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 下地の上側表面から、該下地内へ凹型のホールを形成する第1工程と、
    該ホールの内側側面及び内側底面を覆う内側絶縁膜と、前記ホールの外側であって、前記下地の上側表面を覆う外側絶縁膜との連続した一体的な膜として、絶縁膜を形成する第2工程と、
    前記内側絶縁膜の上側表面を覆う内側バリアメタル層と、前記外側絶縁膜の上側表面を覆う外側バリアメタル層との連続した一体的な層として、バリアメタル層を形成する第3工程と、
    前記内側バリアメタル層の上側表面を覆う内側低抵抗メタル層と、前記外側バリアメタル層の上側表面を覆う外側低抵抗メタル層との連続した一体的な層として、前記バリアメタル層よりも低抵抗である低抵抗メタル層を形成する第4工程と、
    前記ホールの内側であって、該ホールを、前記外側絶縁膜の上側表面と同一面位置まで埋め込む内側電極材層と、該内側電極材層の上側、及び前記外側低抵抗メタル層の上側表面を覆う外側電極材層とを含む電極材層を、電解メッキ技術を用いて形成する第5工程と、
    前記外側電極材層をウェットエッチングによって部分的に残存させて除去することにより前記外側低抵抗メタル層の上側表面を露出させて、前記内側電極材層の上側に、該内側電極材層の上側表面から前記外側低抵抗メタル層の上側表面と同一となる位置までの領域内に、部分的に残存した前記外側電極材層、及び前記ホールの内側に残存した前記内側電極材層から電極を形成する第6工程と、
    前記外側バリアメタル層及び前記外側低抵抗メタル層をウェットエッチングによって除去する第7工程と
    を含み、
    前記低抵抗メタル層及び前記バリアメタル層の層厚の和を、前記電極材層の層厚の5%の厚みで形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、前記第7工程の後に、
    前記下地のチップ領域に設けられたプラグ、及び前記チップ領域の外側領域に形成された前記電極の上側表面に、該プラグと該電極とを電気的に接続する配線を形成する工程
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記バリアメタル層を、Ti(チタン)またはTa(タンタル)のいずれか1つの材料を用いて形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記電極材層を、Cu(銅)またはW(タングステン)のいずれか1つの材料を用いて形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記低抵抗メタル層を、Al(アルミニウム)またはAu(金)のいずれか1つの材料を用いて形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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