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JP4823609B2 - オイルストレーナ - Google Patents

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JP4823609B2
JP4823609B2 JP2005240036A JP2005240036A JP4823609B2 JP 4823609 B2 JP4823609 B2 JP 4823609B2 JP 2005240036 A JP2005240036 A JP 2005240036A JP 2005240036 A JP2005240036 A JP 2005240036A JP 4823609 B2 JP4823609 B2 JP 4823609B2
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Description

本発明は、例えば、自動車の自動変速機等に設けられ、該自動変速機内を循環するオイルを濾過するオイルストレーナに関する。
従来より、この種のオイルストレーナとして、箱形ケース状のストレーナ本体と、該ストレーナ本体の内部に収容されたフィルタ部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ストレーナ本体は、上下方向の中間部で分割された凹状の上側分割体及び下側分割体で構成されている。上側分割体にはオイル流出部が設けられ、下側分割体にはオイル流入部が設けられている。上記上側分割体及び下側分割体の開放部分周縁部には、振動溶着用のフランジがそれぞれ設けられている。上側分割体及び下側分割体を一体化する際には、両分割体を、開放部分を互い向かい合わせた状態で振動溶着機にセットして、フランジを互いに押し当てて上側分割体を下側分割体に対し振動させフランジを溶着させる、いわゆる振動溶着法が用いられている。
特開平5−212795号公報
ところが、特許文献1のオイルストレーナでは、上側分割体及び下側分割体を振動溶着法を用いて一体化するようにしているので、製造の際に振動溶着機が必要になり設備費の高騰を招く。また、そのように振動溶着法を用いて一体化する場合には、両分割体の合わせ部分からのエアーの吸い込みによるオイル吸い上げ不良やオイル洩れを防止するために、フランジの全周を確実に溶着できるようにしなければならず、製造工程の管理が煩雑になる。これらのことにより、オイルストレーナのコストが上昇してしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、凹状の2つの分割体を組み合わせてストレーナ本体を構成する場合に、高価な設備を用いることなく、かつ製造工程の管理を簡素化しながら両分割体の合わせ部をシールした状態で一体化することができるようにして、ストレーナのコストを低減することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、凹状の第1分割体及び第2分割体が両者の開放部分を互いに向かい合わせた状態で組み合わされてなるストレーナ本体と、該ストレーナ本体の内部に配置されたフィルタ部材とを備えたオイルストレーナを対象とし、上記第1分割体及び上記第2分割体は、樹脂材を射出成形してなり、上記第1分割体は、オイル流入部またはオイル流出部の一方を有し上記第2分割体の開放部分を覆うように形成された第1対向壁部と、該第1対向壁部の外周部から上記第2分割体側へ延びる環状の第1側壁部と、該第1側壁部の外周面に突出して形成され、該第1側壁部の全周に亘って連続する環状の突条部とを備え、上記第2分割体は、オイル流入部またはオイル流出部の他方を有し上記第1分割体の開放部分を覆うように形成された第2対向壁部と、該第2対向壁部の外周部から上記第1側壁部の外周面に沿うように延びる第2側壁部と、該第2側壁部の内周面に形成され、該第2側壁部の全周に亘って連続する環状の凹条部とを備え、上記フィルタ部材は、オイルを濾過するフィルタ本体と、該フィルタ本体の外周部に立設されたフィルタ側壁部とを備え、上記突条部及び上記凹条部の断面は円弧状とされ、
上記凹条部の断面の円弧形状は、上記突条部の断面の円弧形状よりも緩やかに設定され、該凹条部に該突条部が嵌ることで該突条部及び該凹条部が全周に亘って線接触することによって係合し、上記第1側壁部の外側に上記第2側壁部が嵌め込まれて上記突条部及び上記凹条部が係合してなるストレーナ本体の内部に、上記フィルタ部材が上記フィルタ側壁部を上記第1側壁部の内周面に接触させた状態で組み込まれている構成とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、フィルタ側壁部の内側には、突条部に対応する箇所に補強部が設けられている構成とする。
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、第1分割体の第1側壁部の外周面には、該第1側壁部の外側に嵌め込まれた第2側壁部を該第1側壁部に押圧して保持する第1保持部が設けられている構成とする。
請求項4の発明では、請求項1の発明において、第2分割体の第2対向壁部の内面には、第1側壁部の内周面に接触した状態のフィルタ側壁部を該第1側壁部に押圧して保持する第2保持部が設けられている構成とする。
請求項5の発明では、請求項1の発明において、第1側壁部の外側であって、かつ第2側壁部先端近傍から第1対向壁部の間には、リブが突設されている構成とする。
請求項1の発明によれば、第1分割体の第1側壁部の外側に第2分割体の第2側壁部を嵌め込んで突条部凹条部とを係合させることでストレーナ本体を構成できる。このとき、ストレーナ本体の内部でフィルタ部材のフィルタ側壁部の外周面が第1側壁部の内周面に接触しているので、該第1側壁部がストレーナ本体の内方へ倒れて第2側壁部から離れることが抑制されることになる。その結果、突条部凹条部に全周に亘って確実に係合させて合わせ部分をシールすることができる。これにより、ストレーナ本体の内部に合わせ部分からエアーが吸い込まれなくなってオイルの吸い上げ不良を防止することができるとともに、オイル洩れも防止することができる。このように、本発明では、高価な設備が必要でかつ製造工程の管理が煩雑な振動溶着法を用いることなく、エアーの吸い込みやオイル洩れを防止したオイルストレーナを得ることができるので、該オイルストレーナのコストを低減することができる。
請求項2の発明によれば、フィルタ側壁部の突条部に対応する箇所に補強部を設けることによりフィルタ側壁部の剛性が向上するので、第1側壁部がストレーナ本体の内方へ倒れるのが防止されて突条部凹条部とをしっかりと係合させることができ、エアーの吸い込みやオイル洩れをより確実に防止することができる。
請求項3の発明によれば、第2側壁部を第1側壁部に押圧することができるので、突条部凹条部とをより一層しっかりと係合させることができる。
請求項4の発明によれば、フィルタ側壁部により第1側壁部を第2側壁部に押圧することができるので、突条部凹条部とをより一層しっかりと係合させることができる。
請求項5の発明によれば、第1側壁部における第2側壁部先端近傍から第1対向壁部の間に対応する部分の剛性が向上するので、該第1側壁部が第2側壁部から離れるように変形するのを抑制することができ、突条部凹条部とをより一層しっかりと係合させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るオイルストレーナ1を示すものである。このオイルストレーナ1は、略矩形箱状のストレーナ本体3と、該ストレーナ本体3の内部に収容されたフィルタ部材5(図2に示す)とで構成されており、図示しないが、自動車の自動変速機のオイルパン内に配設されるものである。
上記ストレーナ本体3は、上下方向中間部で分割された凹状の第1分割体としての上側分割体7及び第2分割体としての下側分割体9で構成されている。これら上側分割体7及び下側分割体9は、それぞれ、樹脂材を射出成形してなる一体物であり、図2に示すように、上側分割体7は下端部に開放部分7aを有し、下側分割体9は上端部に開放部分9aを有している。上側分割体7及び下側分割体9を、互いに開放部分7a、9a同士を向かい合わせた状態で組み合わせることで上記ストレーナ本体3となる。
上記上側分割体7は、上記下側分割体9の開放部分9aを覆うように形成された第1対向壁部としての上側対向壁部11と、該上側対向壁部11の外周部から下側分割体9側へ延びる環状の第1側壁部としての上側側壁部13と、該上側側壁部13の外周面に突出して形成された第1係合部としての上側係合部15とを備えている。上記上側対向壁部11は、略水平にかつ平坦に延びる矩形状に形成されている。この上側対向壁部11の一辺部近傍には、上方へ突出する上側筒部17が一体成形されている。この上側筒部17の下端部はストレーナ本体3の内部と連通している。上側筒部17の上端部には、フランジ19が設けられ、このフランジ19には、締結部材(図示せず)が挿通する貫通孔21が2つ形成されている。さらに、フランジ19の上面には、シール部材(図示せず)が嵌め込まれる環状の溝23が形成されている。上記フランジ19が自動変速機のオイル吸入口(図示せず)の周縁部に締結固定されることにより、上側筒部17の上端部がオイル吸入口に接続されるようになっている。この上側筒部17が本発明のオイル流出部である。
上記上側側壁部13は、上側対向壁部11に対し略垂直に延びている。上側側壁部13の外周面には、上下方向略中央部に外方へ突出する外側リブ27が一体成形されている。この外側リブ27は、上記第1対向壁部11と後述の下側側壁部33の先端との間に位置しており、上側側壁部13の全周に亘って連続している。また、上記上側係合部15は、断面が円弧状の突条部で構成されており、上側側壁部13の外周面の外側リブ27よりも下側で該上側側壁部13の全周に亘って連続する環状をなしている。
上記下側分割体9は、上記上側分割体7の開放部分7aを覆うように形成された第2対向壁部としての下側対向壁部31と、該下側対向壁部31の外周部から上記上側側壁部13の外周面に沿うように延びる第2側壁部としての下側側壁部33と、該下側側壁部33の内周面に形成された第2係合部としての下側係合部35とを備えている。上記下側対向壁部31は、上記上側対向壁部11と略平行に延びかつ該上側対向壁部11よりも若干大きい略矩形状に形成されている。この下側対向壁部31における周辺部近傍には、下方へ突出する下側筒部37が一体成形されている。この下側筒部37の上端部はストレーナ本体3の内部と連通している。この下側筒部37が本発明のオイル流入部である。
上記下側側壁部33は、上記上側側壁部13と略平行に延びており、これら下側側壁部33と上側側壁部13との間には隙間S1、S2が形成されている。この隙間S1、S2は同等の隙間である。下側側壁部33の上下方向の長さは、上側側壁部13の上下方向の長さよりも短く設定されている。また、上記下側係合部35は、断面が円弧状の凹条部で構成されており、上記下側側壁部33の内周面の上下方向中間部で該下側側壁部33の全周に亘って連続する環状をなし、この下側係合部35に上記上側係合部15が嵌ることで両者が係合するようになっている。
図3に示すように、上記下側係合部35の断面の円弧形状は、上記上側係合部15の断面の円弧形状よりも緩やかに設定されている。このことで、上側係合部15及び下側係合部35は、係合した状態で全周に亘って略線接触することになって接触面圧が高まり互いに密着し、上側側壁部13と下側側壁部33との間がシールされる。
上記下側係合部35の形成位置は、該下側係合部35が上側係合部15と係合したときに、上側側壁部13の下端部と下側対向壁部31との間に隙間S3を有するように設定されている。また、このとき、下側側壁部33の上端部と外側リブ27との間に隙間S4を有するようなっている。これにより、上側係合部15と下側係合部35とを係合させるときに、上側側壁部13と下側対向壁部31とが干渉しなくなるとともに、下側側壁部33と外側リブ27とも干渉しなくなる。その結果、下側係合部35と上側係合部15のみが係合され、全周に亘って一層密着してシール性が向上する。尚、上記隙間S1〜S4は、可能な限り小さく設定することが好ましい。
上記フィルタ部材5は、図4に示すように、オイル濾過用の網目を有する矩形板状のフィルタ本体41と、該フィルタ本体41の外周部に立設されたフィルタ側壁部43とを備えており、樹脂材を射出成形してなる一体物である。フィルタ本体41は、図2に示すように、上側対向壁部11の内面形状に対応する大きさとされ、該上側対向壁部11と略平行に延びている。フィルタ側壁部43は、フィルタ本体41の厚み方向である上下方向の両側へ向けて略同じ長さ延びており、フィルタ本体41の全周に亘って連続する環状をなしている。このフィルタ側壁部43の上下方向の長さは、上記上側側壁部13の上下方向の長さと略同じとされている。フィルタ側壁部43の外周面は、上側側壁部13の内周面に接触するように形成されている。
上記フィルタ本体41には、図4にも示すように、上方へ突出する上側リブ45が設けられている。この上側リブ45は、フィルタ本体41を横切るように延び、両端がフィルタ側壁部43の内周面に連続している。
次に、上記のように構成されたオイルストレーナ1の組み立て要領について説明する。まず、上側分割体7の上側側壁部13内にフィルタ部材5を挿入する。この状態では、フィルタ部材5のフィルタ側壁部43の外周面が上側側壁部13の内周面に接触する。
その後、上側分割体7の開放部分7aと下側分割体9の開放部分9aとを互いに向かい合わせ、かつ上側側壁部13の外側に下側側壁部33の上端部を位置付けてから、例えば、上側分割体7を下側分割体9に接近する方向に移動させる。こうすると、上側側壁部13の外側に下側側壁部33が嵌め込まれていき、この嵌め込む過程で、下側側壁部33の上端部が上側係合部15に接触すると、該下側側壁部33が上側係合部15の外面形状に沿って外方へ向けて弾性変形する。上記上側分割体7をさらに同方向に移動させていくと、下側側壁部33の上端部が上側係合部15を乗り越えて該上側係合部15が下側係合部35内に入り込んで、弾性変形した下側側壁部33が元の形状に復元し、下側係合部35が上側係合部15に係合する。これにより、上側分割体7と下側分割体9とが一体化する。尚、この上側分割体7と下側分割体9とを一体化する際には、下側分割体9を上側分割体7に接近するように移動させてもよい。
上記下側係合部35が上側係合部15に係合した状態では、フィルタ側壁部43が上側側壁部13の内周面に接触していて上側側壁部13がフィルタ側壁部43により支持された状態となる。これにより、上側側壁部13がストレーナ本体3の内方へ倒れて下側側壁部33から離れるようになるのが抑制されて、下側係合部35が上側係合部15に全周に亘って確実に係合し、これら係合部15、35によって上側分割体7と下側分割体9との合わせ部が確実にシールされた状態になる。さらに、外側リブ27が、外側側壁部33の先端近傍に設けられることにより上側側壁部13の剛性が一層高まっていて、上側側壁部13が下側側壁部33から離れるように変形するのが抑制されているので、下側係合部35と上側係合部15とがしっかりと係合することになる。
上記のようにして組み立てられたオイルストレーナ1では、下側筒部37の下端部からストレーナ本体3の内部に吸い込まれたオイルがフィルタ部材5により濾過された後、上側筒部17の上端部から自動変速機内に吸い込まれるようになる。このとき、上述のようにして上側分割体7と下側分割体9との合わせ部がシールされているので、ストレーナ本体3外部の空気が両分割体7、9の合わせ部分から内部へ吸い込まれることによるオイルの吸い上げ不良を防止することが可能になるとともに、ストレーナ本体3内のオイルが両分割体7、9の合わせ部分から洩れるのを防止することが可能になる。
以上説明したように、上記オイルストレーナ1によれば、振動溶着法を用いることなく、上側側壁部13の外側に下側側壁部33を嵌め込んで下側係合部35を上側係合部15に係合させることで両分割体7、9の合わせ部を確実にシールすることができるので、オイルストレーナ1のコストを低減することができる。
また、上記下側側壁部33の上下方向の長さを上側側壁部13よりも短くしているので、下側側壁部33は比較的撓みにくくなっている。これにより、下側側壁部33がストレーナ本体3の外方へ向けて変形し難くなり、上側係合部15と下側係合部35とをより一層しっかりと係合させることができる。
尚、上記実施形態1では、外側リブ27を環状に連続させているが、この外側リブ27は断続的に設けてもよいし、図5に示す変形例1のように設けなくてもよい。この変形例1では、上側係合部15が上側側壁部13の上下方向略中央部に設けられており、側面視でフィルタ本体41と重なる位置、すなわちフィルタ本体41に対応する位置に位置付けられている。また、下側側壁部33は、上方へ延長されており、該下側側壁部33の上側寄りに下側係合部35が設けられている。このように上側係合部15をフィルタ本体41に対応するように設けることで、上側側壁部13がストレーナ本体3の内方へ向けて変形しようとしたときにフィルタ本体41が突っ張るように作用することになる。これにより、上側係合部15がストレーナ本体3の内方へ変形するのを効果的に抑制することができ、上側分割体7と下側分割体9とをより一層しっかりと係合させることができる。
また、図6に示す変形例2のように、フィルタ部材5のフィルタ側壁部43の内側に補強部としての下側リブ61を設けてもよい。この下側リブ61は、フィルタ本体41下面の外周部とフィルタ側壁部43の内周面とに連続しており、フィルタ側壁部43がフィルタ本体41の内方へ向けて倒れるように変形するのを抑制するためのものである。この下側リブ61の下端側は、側面視で上側係合部15と重なっており、該上側係合部15に対応するように位置している。この変形例2では、フィルタ側壁部43がストレーナ本体3の内方へ向けて変形するのを抑制することができるので、上側側壁部13が下側側壁部33から離れるようになるのを回避することができ、上側係合部15と下側係合部35とをしっかりと係合させることができる。
また、図7に示す変形例3のように、フィルタ部材5のフィルタ本体41の外周部に下方へ窪む凹部63を設けてもよい。この凹部63はフィルタ本体41の外周部に連続している。凹部63の底面部63aは、側面視で上側係合部15と重なっており、上側係合部15に対応するように位置している。この変形例3では、傾斜面63aによりフィルタ側壁部43の上側係合部15近傍の剛性が高まるので、フィルタ側壁部43がストレーナ本体3の内方へ向けて変形するのを抑制することができ、上側係合部15と下側係合部35とをしっかりと係合させることができる。
また、図8に示す変形例4のように、フィルタ部材5のフィルタ本体41の外周部に、下方へ突出する環状の第1板状部65と、該第1板状部65及びフィルタ側壁部43を連結するように延びる第2板状部67とを設けるようにしてもよい。第1板状部65は、フィルタ側壁部43から内方へ離れ、かつ該フィルタ側壁部43と略平行に延びている。第2板状部67は、第1板状部65の外周面との間に間隔をあけて複数設けられている。第2板状部67の下端側は、側面視で上側係合部15と重なっており、上側係合部15に対応するように位置している。この変形例2では、フィルタ側壁部43の上側係合部15に対応する部分がストレーナ本体3の内方へ向けて変形するのを第1板状部65及び第2板状部67により抑制することができるので、上側係合部15と下側係合部35とをしっかりと係合させることができる。上記第1板状部65は、環状に連続させることなく、断続的に設けてもよい。
《発明の実施形態2》
図9は、本発明の実施形態2に係るオイルストレーナ1を示すものである。この実施形態2のオイルストレーナ1は、ストレーナ本体3の形状及びフィルタ側壁部43の長さが実施形態1のものと異なるだけで他の部分は同じであるため、以下、実施形態1のものと異なる部分について詳細に説明し、同じ部分については同じ符号を付して説明を省略する。
上側分割体7の上側対向壁部11と上側側壁部13との境界部分は円弧面状に形成されている。上側側壁部13は、その下半部が上半部よりもストレーナ本体3の外側に位置するように形成されており、上側側壁部13の内周面には段差部71が形成されている。外側リブ27は上側側壁部13の下半部に形成されている。また、フィルタ本体41の上側へ立設されたフィルタ側壁部43の長さは、実施形態1のものよりも短く設定されている。このフィルタ側壁部43が上記上側側壁部13の段差部71内に収まって保持されるようになっている。
下側分割体9の下側対向壁部31と下側側壁部33との境界部分も円弧面状に形成されている。下側対向壁部31には、上側側壁部13の内周面に接触した状態のフィルタ側壁部43を上側側壁部13に押圧して保持する第1保持部としての下側保持部73が、下側対向壁部31の外周部に沿って間隔をあけて複数設けられている。この下側保持部73は、下側対向壁部31の内面から上方へ突出して対向壁部31の内外方向に延びる板状に形成されている。下側保持部73の上側には、下側対向壁部31の外方へ向けて下降傾斜する傾斜面73aが設けられている。
この実施形態2のオイルストレーナ1を組み立てる際には、上側側壁部13の外側に下側側壁部33を嵌め込んでいくと、フィルタ側壁部43の下端部が傾斜面73aに摺接して案内される。下側側壁部33を完全に嵌め込んだ状態では、下側保持部73が、フィルタ側壁部43を内周面から支持して該フィルタ側壁部43を上側側壁部13に押圧して保持することになる。これにより、下側係合部35を上側係合部15により一層しっかりと係合させることができて、エアーの吸い込みやオイル洩れを未然に防止することができる。尚、下側保持部73は、下側対向壁部31の外周部に沿うように連続する環状に形成してもよい。
この実施形態2のオイルストレーナ1によっても、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
尚、この実施形態2では、下側対向壁部31に下側保持部73を設けるようにしたが、図10に示す変形例のように、下側保持部73を省略して上側側壁部13に、該上側側壁部13の外側に嵌め込まれた下側側壁部33を上側側壁部13に押圧して保持する上側保持部75を設けてもよい。この上側保持部75は、上側側壁部13の外周面から略水平に突出して該外周面に沿って環状に延びる基部77と、該基部77の先端部から下方へ突出して環状に延びる先端側部79とで構成されている。下側側壁部33の外周面の上端部には、該外周面に沿って環状に延びる凸部81が形成されている。上記両分割体7、9を組み合わせた状態では、基部77と下側側壁部33の上端部との間に隙間S5が形成されるようになっている。
この変形例では、上側分割体7と下側分割体9とを組み合わせた状態で、下側側壁部33の上端部が先端側部79と上側側壁部13との間に入り込んで、凸部81が先端側部79に圧接する。これにより、下側側壁部33を上側側壁部13側に押圧して保持できるので、下側係合部35を上側係合部15により一層しっかりと係合させることができて、エアーの吸い込みやオイル洩れを未然に防止することができる。上記上側保持部75や凸部81は、環状に連続させることなく、断続的に形成するようにしてもよい。また、上記上側保持部75及び下側保持部73の両方を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態1、2では、上側分割体7の上側筒部17をオイル流出部とし、下側分割体9の下側筒部37をオイル流入部としたが、これに限らず、上側筒部17をオイル流入部とし、下側筒部37をオイル流出部としてもよい。
また、図示しないが、上側側壁部13の内側に下側側壁部33を嵌め込むようにしてもよい。この場合には、フィルタ部材5を下側分割体9に組み付けるようにするとともに、下側側壁部33の外周面に下側係合部を設け、上側側壁部13の内周面に上側係合部を設ければよい。
また、上記実施形態1、2では、上側係合部15を突条部で構成し、下側係合部35を凹条部で構成したが、これに限らず、上側係合部15を凹条部で構成し、下側係合部35を突条部で構成してもよい。
また、上記実施形態1、2では、フィルタ側壁部43を環状に連続するように形成したが、フィルタ側壁部43を断続的に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態1、2では、ストレーナ本体3が平面視で矩形状を形成しているが、ストレーナ本体3の形状は矩形状に限らない。例えば、上下方向に斜めに延びる細い筒状にストレーナ本体3を形成し、その上部にオイル流出部を設け、下部にオイル流入部を設けて、ストレーナ本体3に流入したオイルを該ストレーナ本体3内で斜め上方へ流すようにしてもよい。
また、上記実施形態1、2では、ストレーナ本体3の分割方向を上下方向にしているが、これに限らず、ストレーナ本体3の分割方向は水平方向や斜め方向としてもよい。
また、本発明のオイルストレーナ1は、自動変速機以外にも、例えば内燃機関等の各種動力機械の内部を循環するオイルを濾過するのに用いることができる。
以上説明したように、本発明に係るオイルストレーナは、例えば、自動車の自動変速機の内部を循環するオイルを濾過するのに適している。
本発明の実施形態1に係るオイルストレーナを上方から見た斜視図である。 図1のA−A線における断面図である。 上側係合部及び下側係合部及びその周りを拡大して示す部分断面図である。 フィルタ部材を上方から見た斜視図である。 実施形態1の変形例1に係るオイルストレーナの部分断面図である。 実施形態1の変形例2に係る図5相当図である。 実施形態1の変形例3に係る図5相当図である。 実施形態1の変形例4に係る図5相当図である。 本発明の実施形態2に係る図5相当図である。 実施形態2の変形例に係る図5相当図である。
1 ストレーナ
3 ストレーナ本体
5 フィルタ部材
7 上側分割体(第1分割体)
7a 開放部分
9 下側分割体(第2分割体)
9a 開放部分
11 上側対向壁部(第1対向壁部)
13 上側側壁部(第1側壁部)
15 上側係合部(第1係合部)
17 上側筒部(オイル流出部)
27 外側リブ
31 下側対向壁部(第2対向壁部)
33 下側側壁部(第2側壁部)
35 下側係合部(第2係合部)
41 フィルタ本体
43 フィルタ側壁部
61 下側リブ(補強部)
73 下側保持部(第2保持部)
75 上側保持部(第1保持部)

Claims (5)

  1. 凹状の第1分割体(7)及び第2分割体(9)が両者の開放部分(7a、9a)を互いに向かい合わせた状態で組み合わされてなるストレーナ本体(3)と、該ストレーナ本体(3)の内部に配置されたフィルタ部材(5)とを備えたオイルストレーナ(1)であって、
    上記第1分割体(7)及び上記第2分割体(9)は、樹脂材を射出成形してなり、
    上記第1分割体(7)は、オイル流入部(37)またはオイル流出部(17)の一方を有し上記第2分割体(9)の開放部分(9a)を覆うように形成された第1対向壁部(11)と、該第1対向壁部(11)の外周部から上記第2分割体(9)側へ延びる環状の第1側壁部(13)と、該第1側壁部(13)の外周面に突出して形成され、該第1側壁部(13)の全周に亘って連続する環状の突条部(15)とを備え、
    上記第2分割体(9)は、オイル流入部(37)またはオイル流出部(17)の他方を有し上記第1分割体(7)の開放部分を覆うように形成された第2対向壁部(31)と、該第2対向壁部(31)の外周部から上記第1側壁部(13)の外周面に沿うように延びる第2側壁部(33)と、該第2側壁部(33)の内周面に形成され、該第2側壁部(33)の全周に亘って連続する環状の凹条部(35)とを備え、
    上記フィルタ部材(5)は、オイルを濾過するフィルタ本体(41)と、該フィルタ本体(41)の外周部に立設されたフィルタ側壁部(43)とを備え、
    上記突条部(15)及び上記凹条部(35)の断面は円弧状とされ、
    上記凹条部(35)の断面の円弧形状は、上記突条部(15)の断面の円弧形状よりも緩やかに設定され、該凹条部(35)に該突条部(15)が嵌ることで該突条部(15)及び該凹条部(35)が全周に亘って線接触することによって係合し、
    上記第1側壁部(13)の外側に上記第2側壁部(33)が嵌め込まれて上記突条部(15)及び上記凹条部(35)が係合してなるストレーナ本体(3)の内部に、上記フィルタ部材(5)が上記フィルタ側壁部(43)を上記第1側壁部(13)の内周面に接触させた状態で組み込まれていることを特徴とするオイルストレーナ(1)
  2. 請求項1に記載のオイルストレーナ(1)において、
    フィルタ側壁部(43)の内側には、突条部(15)に対応する箇所に補強部(61)が設けられていることを特徴とするオイルストレーナ(1)
  3. 請求項1または2に記載のオイルストレーナ(1)において、
    第1分割体(7)の第1側壁部(13)の外周面には、該第1側壁部(13)の外側に嵌め込まれた第2側壁部(33)を該第1側壁部(13)に押圧して保持する第1保持部(75)が設けられていることを特徴とするオイルストレーナ(1)
  4. 請求項1に記載のオイルストレーナ(1)において、
    第2分割体(9)の第2対向壁部(31)の内面には、第1側壁部(13)の内周面に接触した状態のフィルタ側壁部(43)を該第1側壁部(13)に押圧して保持する第2保持部(73)が設けられていることを特徴とするオイルストレーナ(1)
  5. 請求項1に記載のオイルストレーナ(1)において、
    第1側壁部(13)の外側であって、かつ第2側壁部(33)先端近傍から第1対向壁部(11)の間には、リブ(27)が突設されていることを特徴とするオイルストレーナ(1)
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