JP4804886B2 - タイヤ用ブラダー及びタイヤ製造方法 - Google Patents
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Description
(1)高硬度部を備えておりこの高硬度部の硬度が70以上80以下であるブラダーが収 容されたモールドに、グリーンタイヤが投入される工程、
(2)このブラダーが膨張する工程
及び
(3)このモールドのキャビティ面とブラダーとの間においてグリーンタイヤが加圧及び加熱され、グリーンタイヤのジョイント部が高硬度部によって押圧される工程
を含む。
(1)低硬度部の基材ポリマーとは異なる基材ポリマーが高硬度部に用いられること
(2)高硬度部に多くの架橋剤(例えば硫黄)が配合されること
(3)高硬度部に多くの加硫促進剤が配合されること
(4)高硬度部に多くの補強剤(例えばカーボンブラック)が配合されること
等により達成されうる。
[実施例1]
ゴム組成物を架橋し、図6に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、高硬度部のみからなる。この高硬度部の硬度H1は、75である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
高硬度部のゴム組成物を変更し、硬度H1を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2から5及び比較例1から2のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
タイヤを、「16×6.5JJ」のリムに装着し、内圧が200kPaとなるようにタイヤに空気を充填した。このタイヤに4.33kNの荷重を負荷しつつ、ユニフォミティ測定装置を用いてROA、R1H、RRO及びRRO1Hを測定した。30本のタイヤについて測定し、その平均値とσとを算出した。この結果が、下記の表1に示されている。
タイヤの外観を目視で観察し、バルジ及びデントの程度を格付けした。この結果が下記の表1に示されている。数値の大きいものほど、外観に優れている。
ブラダーをモールドに組み込み、膨張と収縮とを繰り返させた。破損するまでの膨張回数をカウントした。この結果が、比較例1が100とされたときの指数として、下記の表1に示されている。
[実施例6]
ゴム組成物を架橋し、図2に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、高硬度部及び低硬度部からなる。高硬度部の硬度H1は75であり、低硬度部の硬度H2は68である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。グリーンタイヤの加圧及び加熱では、インナーライナープライのオーバーラップ部分に相当する位置に高硬度部が存在するように、ブラダーをモールドにセットした。インナーライナープライのオーバーラップ幅W2に対する高硬度部の幅W1の比率は、250%である。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
高硬度部のゴム組成物を変更し、硬度H1を下記の表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7及び8のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
高硬度部の幅W1を変更した他は実施例1と同様にして、実施例9から11のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
ゴム組成物を架橋し、図4に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、3つの高硬度部及び3つの低硬度部からなる。高硬度部の硬度H1は75であり、低硬度部の硬度H2は68である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。グリーンタイヤの加圧及び加熱では、各オーバーラップ部分に相当する位置に高硬度部が存在するように、ブラダーをモールドにセットした。各プライのオーバーラップ幅に対する高硬度部の幅の比率は、250%である。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
タイヤの外観を目視で観察し、バルジ及びデントの程度を格付けした。この結果が下記の表2に示されている。数値の大きいものほど、外観に優れている。
4・・・本体
6・・・クランプ
8、20、20a、20b、20c、38・・・高硬度部
10、22・・・低硬度部
12・・・インナーライナープライ
14、30、32・・・ジョイント部
24・・・グリーンタイヤ
26・・・カーカスプライ
28・・・ベルトプライ
36・・・本体
Claims (3)
- 高硬度部及びこの高硬度部よりも硬度が低い低硬度部を備えており、この高硬度部の硬度(JIS−A)が70以上80以下であり、
この高硬度部が、タイヤ用プライのジョイント部に相当する位置に存在しており、
この高硬度部の硬度と低硬度部の硬度との差が、5以上であるタイヤ用ブラダー。 - 上記ジョイント部におけるプライのオーバーラップ幅に対する、このジョイント部に相当する位置に存在する高硬度部の幅の比率が100%以上300%以下である請求項1に記載のブラダー。
- 高硬度部及びこの高硬度部よりも硬度が低い低硬度部を備えており、この高硬度部の硬度が70以上80以下であり、この高硬度部がタイヤ用プライのジョイント部に相当する位置に存在しており、この高硬度部の硬度と低硬度部の硬度との差が5以上であるブラダーが収容されたモールドに、グリーンタイヤが投入される工程、
このブラダーが膨張する工程
及び
このモールドのキャビティ面とブラダーとの間においてグリーンタイヤが加圧及び加熱され、グリーンタイヤのジョイント部が高硬度部によって押圧される工程
を含むタイヤ製造方法。
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JP2005333116A JP4804886B2 (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | タイヤ用ブラダー及びタイヤ製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005333116A JP4804886B2 (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | タイヤ用ブラダー及びタイヤ製造方法 |
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JP2007136828A JP2007136828A (ja) | 2007-06-07 |
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2005
- 2005-11-17 JP JP2005333116A patent/JP4804886B2/ja not_active Expired - Fee Related
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