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JP4804886B2 - タイヤ用ブラダー及びタイヤ製造方法 - Google Patents

タイヤ用ブラダー及びタイヤ製造方法 Download PDF

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本発明は、タイヤの加硫・成形工程に用いられるブラダーに関する。
空気入りタイヤの加硫・成形工程に、ブラダーが収容されたモールドが用いられている。加硫・成形工程では、まず予備成形されたグリーンタイヤが、開かれたモールドに投入される。投入のとき、ブラダーは収縮している。投入により、ブラダーはグリーンタイヤの内側に位置する。次に、ガスの充填によりブラダーが膨張する。この膨張により、グリーンタイヤは変形する。この変形は、シェーピングと称されている。次に、モールドが締められる。次に、ブラダーの内圧が高められる。グリーンタイヤは、モールドのキャビティ面とブラダーの外面とに挟まれて、加圧される。グリーンタイヤは、ブラダーからの熱伝導により、加熱される。加圧と加熱とにより、グリーンタイヤのゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。
ブラダーは、膨張及び収縮を繰り返すことに適した材料からかる。具体的には、ブラダーは、架橋ゴムからなる。ブラダーの硬度(JIS−A)は、ほぼ65である。ブラダーは、概して軟質である。高品質なタイヤを得るためのブラダーが、特開平5−131454号公報及び特開2005−41170公報に開示されている。
グリーンタイヤは、複数種のゴムシートが円筒状に予備成形されることで得られる。ゴムシートとして、インナーライナープライ、カーカスプライ、ベルトプライ、トレッドシート等が用いられている。
予備成形工程において、インナーライナープライは、その両端がオーバーラップするように、予備成形機に巻き付けられる。グリーンタイヤのインナーライナープライでは、オーバーラップ部分の厚みは、他の部分の厚みの約2倍である。オーバーラップ部分と他の部分との間には、段差が生じる。このオーバーラップ部分は、加硫・成形工程において、ブラダーによって押しつぶされる。押しつぶしにより、均一な厚みのインナーライナープライが得られる。
特開平5−131454号公報 特開2005−41170公報
前述の通り、ブラダーは軟質なので、膨張のとき、インナーライナープライの段差に沿うことがある。ブラダーが段差に沿うと、オーバーラップ部分の十分な押しつぶしが達成されない。ブラダーが段差に沿うことにより、タイヤのインナーライナープライにおいて厚みの不均一が招来される。
カーカスプライ及びベルトプライも、グリーンタイヤの段階でオーバーラップ部分を備えている。このオーバーラップ部分の押しつぶしが不十分であると、タイヤにおいて厚みの不均一が招来される。
厚みが不均一なタイヤでは、厚肉部分が他の部分よりも突出することがある。この現象は、「バルジ」と称されている。厚みが不均一なタイヤに内圧が負荷されると、厚肉部分の膨張が抑制され、他の部分よりも凹むことがある。この現象は、「デント」と称されている。バルジ及びデントは、タイヤの外観を阻害する。
本発明の目的は、高品質なタイヤが得られるブラダーの提供にある。
本発明に係るタイヤ用ブラダーは、高硬度部を備える。この高硬度部の硬度は、70以上80以下である。
好ましくは、このブラダーは、高硬度部よりも硬度が低い低硬度部をさらに備える。この高硬度部は、タイヤ用プライのジョイント部に相当する位置に存在する。好ましくは、ジョイント部におけるプライのオーバーラップ幅に対する、このジョイント部に相当する位置に存在する高硬度部の幅の比率は、100%以上300%以下である。好ましくは、高硬度部の硬度と低硬度部の硬度との差は、5以上である。
本発明に係るタイヤ製造方法は、
(1)高硬度部を備えておりこの高硬度部の硬度が70以上80以下であるブラダーが収 容されたモールドに、グリーンタイヤが投入される工程、
(2)このブラダーが膨張する工程
及び
(3)このモールドのキャビティ面とブラダーとの間においてグリーンタイヤが加圧及び加熱され、グリーンタイヤのジョイント部が高硬度部によって押圧される工程
を含む。
本発明に係るブラダーでは、高硬度部がジョイント部を押しつぶす。このブラダーが用いられることにより、品質に優れたタイヤが得られる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るブラダー2が示された断面図である。この図1には、軸を含む平面に沿った断面が示されている。このブラダー2は、ゴム組成物が架橋されることによって得られる。このブラダー2は、本体4と一対のクランプ6とを備えている。本体4は、筒状である。クランプ6は、リング状である。クランプ6は、本体4の上端及び下端に位置している。
図2は、図1のブラダー2の本体4が示された、軸に垂直な平面に沿った断面図である。この本体4は、高硬度部8と低硬度部10とからなる。高硬度部8と低硬度部10とは、周方向において隣接している。高硬度部8は、本体4の上端から下端にまで延在している。低硬度部10も、本体4の上端から下端にまで延在している。この図2において両矢印W1で示されているのは、高硬度部8の幅である。図1から明らかなように、クランプ6は、低硬度部10と同等の材料からなる。
このブラダー2は、モールドに収容されて用いられる。このブラダー2が用いられたタイヤ製造方法では、まず、モールドが開いておりブラダー2が収縮している状態で、予備成形によって得られたグリーンタイヤがモールドに投入される。次に、内部にガスが充填されることにより、ブラダー2が膨張する。ブラダー2の膨張に伴って、グリーンタイヤが変形する。次に、モールドが締められる。次に、ブラダー2の内圧が上昇する。グリーンタイヤはブラダー2によってモールドのキャビティ面に押しつけられ、加圧される。加圧と共に、グリーンタイヤは加熱される。加圧と加熱とにより、ゴム組成物がキャビティ面に沿って流動する。さらなる加熱によってゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。
図3は、図2のブラダー2の本体4がグリーンタイヤのインナーライナープライ12と共に示された模式図である。この図3では、本体4とインナーライナープライ2との位置関係が、模式的に示されている。インナーライナープライ12は、ジョイント部14を備えている。ジョイント部14では、インナーライナープライ12の一端と他端とがオーバーラップしている。この図3においてW2で示されているのは、ジョイント部14のオーバーラップ幅である。オーバーラップにより、インナーライナープライ12に段差が生じている。
図3から明らかなように、高硬度部8はジョイント部14に相当する位置に存在している。ブラダー2が膨張することにより、高硬度部8はジョイント部14を押圧する。高硬度部8は段差に沿いにくいので、この高硬度部8によってジョイント部14が十分に押しつぶされる。押しつぶしにより、ジョイント部14の厚みが他の部分の厚みに近づく。このブラダー2により、均質性に優れたタイヤが得られる。
高硬度部8の硬度H1は、70以上80以下である。硬度H1が70以上に設定されることにより、ジョイント部14が十分に押しつぶされる。この観点から、硬度H1は72以上がより好ましく、74以上が特に好ましい。硬度H1が80以下であるブラダー2は、耐久性に優れる。耐久性の観点から、硬度H1は78以下がより好ましく、76以下が特に好ましい。本発明において硬度は、タイプAデュロメータにより、「JIS K6253」の規定に準拠して測定される。
低硬度部10の硬度H2は、68以下である。この低硬度部10は、ブラダー2の耐久性に寄与する。この観点から、硬度H2は66以下がより好ましく、65以下が特に好ましい。硬度H2は、62以上が好ましい。
高硬度部8及び低硬度部10の長所の両立の観点から、高硬度部8の硬度H1と低硬度部10の硬度H2との差(H1−H2)は5以上が好ましく、7以上がより好ましい。差(H1−H2)は、15以下が好ましい。
高硬度部8と低硬度部10との硬度差は、
(1)低硬度部の基材ポリマーとは異なる基材ポリマーが高硬度部に用いられること
(2)高硬度部に多くの架橋剤(例えば硫黄)が配合されること
(3)高硬度部に多くの加硫促進剤が配合されること
(4)高硬度部に多くの補強剤(例えばカーボンブラック)が配合されること
等により達成されうる。
ジョイント部14が十分に押しつぶされるとの観点から、オーバーラップ幅W2に対する高硬度部8の幅W1の比率は100%以上が好ましく、150%以上がより好ましい。ブラダー2の耐久性の観点から、幅W2に対する幅W1の比率は300%以下が好ましく、250%以下がより好ましい。
グリーンタイヤでは、カーカスプライのジョイント部において、一端が他端とオーバーラップしている。グリーンタイヤではまた、ベルトプライのジョイント部において、一端が他端とオーバーラップすることがある。これらのジョイント部に相当する位置に、高硬度部8が配置されてもよい。高硬度部8により、これらのジョイント部が十分に押しつぶされる。ジョイント部14の押しつぶしにより、均質性に優れたタイヤが得られる。
グリーンタイヤでは、トレッドシートのジョイント部において、その一端が他端と突き合わされている。グリーンタイヤでは、サイドウォールシートのジョイント部においても、その一端が他端と突き合わされている。これらジョイト部に相当する位置に、高硬度部8が配置されてもよい。高硬度部8により、ジョント部が十分に加圧される。十分な加圧は、一端と他端との接合強度に寄与する。
図4は、本発明の他の実施形態に係るブラダー16が示された、軸と垂直な平面に沿った断面図である。この図4には、ブラダー16の本体18が示されている。図示されていないが、このブラダー16は、図1に示されたブラダー2と同様のクランプを備えている。
この本体18は、3つの高硬度部20と3つの低硬度部22とを備えている。これら高硬度部20と低硬度部22とは、周方向において交互に配置されている。これら高硬度部20は、等間隔に位置している。具体的には、高硬度部20は、中心角で120°毎に配置されている。高硬度部20は、本体18の上端から下端にまで延在している。低硬度部22も、本体18の上端から下端にまで延在している。高硬度部20の材質は、図1に示されたブラダー2の高硬度部8と同等である。低硬度部22の材質は、図1に示されたブラダー2の低硬度部10と同等である。
図5は、図4のブラダー16の本体18がグリーンタイヤ24と共に示された模式図である。この図5では、本体18、インナーライナープライ12、カーカスプライ26及びベルトプライ28の位置関係が、模式的に示されている。インナーライナープライ12は、ジョイント部14を備えている。このジョイント部14では、インナーライナープライ12の一端と他端とがオーバーラップしている。オーバーラップにより、インナーライナープライ12に段差が生じている。カーカスプライ26は、ジョイント部30を備えている。このジョイント部30では、カーカスプライ26の一端と他端とがオーバーラップしている。オーバーラップにより、カーカスプライ26に段差が生じている。ベルトプライ28は、ジョイント部32を備えている。このジョイント部32では、ベルトプライ28の一端と他端とがオーバーラップしている。オーバーラップにより、ベルトプライ28に段差が生じている。
図5から明らかなように、第一高硬度部20aは、インナーライナープライ12のジョイント部14に相当する位置に存在している。ブラダー16が膨張することにより、第一高硬度部20aはインナーライナープライ12のジョイント部14を押圧する。第一高硬度部20aは段差に沿いにくいので、この第一高硬度部20aによってジョイント部14が十分に押しつぶされる。第二高硬度部20bは、カーカスプライ26のジョイント部30に相当する位置に存在している。ブラダー16が膨張することにより、第二高硬度部20bは、インナーライナープライ12を介してカーカスプライ26のジョイント部30を押圧する。この第二高硬度部20bによってジョイント部30が十分に押しつぶされる。第三高硬度部20cは、ベルトプライ28のジョイント部32に相当する位置に存在している。ブラダー16が膨張することにより、第三高硬度部20cは、インナーライナープライ12及びカーカスプライ26を介してベルトプライ28のジョイント部32を押圧する。この第三高硬度部20cによってジョイント部が十分に押しつぶされる。このブラダー16により、均質性に優れたタイヤが得られる。
このブラダー16でも、ジョイント部14、30、32のオーバーラップ幅に対する高硬度部20の幅の比率は100%以上が好ましく、150%以上がより好ましい。ジョイント部14、30、32のオーバーラップ幅に対する高硬度部20の幅の比率は300%以下が好ましく、250%以下がより好ましい。
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係るブラダー34が示された、軸と垂直な平面に沿った断面図である。この図6には、ブラダー34の本体36が示されている。図示されていないが、このブラダーは、図1に示されたブラダー2と同様のクランプ6を備えている。この本体36は、高硬度部38のみからなる。高硬度部38の材質は、図1に示されたブラダー2の高硬度部8と同等である。
このブラダー34が膨張することにより、本体36はジョイント部を押圧する。本体は高硬度部38のみからなるので、ジョイント部は十分に押しつぶされる。このブラダー34により、均質性に優れたタイヤが得られる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実験1]
[実施例1]
ゴム組成物を架橋し、図6に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、高硬度部のみからなる。この高硬度部の硬度H1は、75である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
[実施例2から5及び比較例1から2]
高硬度部のゴム組成物を変更し、硬度H1を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2から5及び比較例1から2のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
[均質性の評価]
タイヤを、「16×6.5JJ」のリムに装着し、内圧が200kPaとなるようにタイヤに空気を充填した。このタイヤに4.33kNの荷重を負荷しつつ、ユニフォミティ測定装置を用いてROA、R1H、RRO及びRRO1Hを測定した。30本のタイヤについて測定し、その平均値とσとを算出した。この結果が、下記の表1に示されている。
[外観の評価]
タイヤの外観を目視で観察し、バルジ及びデントの程度を格付けした。この結果が下記の表1に示されている。数値の大きいものほど、外観に優れている。
[耐久性の評価]
ブラダーをモールドに組み込み、膨張と収縮とを繰り返させた。破損するまでの膨張回数をカウントした。この結果が、比較例1が100とされたときの指数として、下記の表1に示されている。
Figure 0004804886
表1に示される通り、実施例のタイヤは均質性及び外観に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
[実験2]
[実施例6]
ゴム組成物を架橋し、図2に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、高硬度部及び低硬度部からなる。高硬度部の硬度H1は75であり、低硬度部の硬度H2は68である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。グリーンタイヤの加圧及び加熱では、インナーライナープライのオーバーラップ部分に相当する位置に高硬度部が存在するように、ブラダーをモールドにセットした。インナーライナープライのオーバーラップ幅W2に対する高硬度部の幅W1の比率は、250%である。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
[実施例7から8]
高硬度部のゴム組成物を変更し、硬度H1を下記の表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7及び8のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
[実施例9から11]
高硬度部の幅W1を変更した他は実施例1と同様にして、実施例9から11のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
[実施例12]
ゴム組成物を架橋し、図4に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、3つの高硬度部及び3つの低硬度部からなる。高硬度部の硬度H1は75であり、低硬度部の硬度H2は68である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。グリーンタイヤの加圧及び加熱では、各オーバーラップ部分に相当する位置に高硬度部が存在するように、ブラダーをモールドにセットした。各プライのオーバーラップ幅に対する高硬度部の幅の比率は、250%である。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
[外観の評価]
タイヤの外観を目視で観察し、バルジ及びデントの程度を格付けした。この結果が下記の表2に示されている。数値の大きいものほど、外観に優れている。
Figure 0004804886
表2に示される通り、実施例のタイヤは均質性及び外観に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るブラダーは、種々のタイヤの製造に用いられうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るブラダーが示された断面図である。 図2は、図1のブラダーの本体が示された、軸に垂直な平面に沿った断面図である。 図3は、図2のブラダーの本体がグリーンタイヤのインナーライナープライと共に示された模式図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係るブラダーが示された、軸と垂直な平面に沿った断面図である。 図5は、図4のブラダーの本体がグリーンタイヤと共に示された模式図である。 図6は、本発明のさらに他の実施形態に係るブラダーが示された、軸と垂直な平面に沿った断面図である。
符号の説明
2、16、34・・・ブラダー
4・・・本体
6・・・クランプ
8、20、20a、20b、20c、38・・・高硬度部
10、22・・・低硬度部
12・・・インナーライナープライ
14、30、32・・・ジョイント部
24・・・グリーンタイヤ
26・・・カーカスプライ
28・・・ベルトプライ
36・・・本体

Claims (3)

  1. 高硬度部及びこの高硬度部よりも硬度が低い低硬度部を備えており、この高硬度部の硬度(JIS−A)が70以上80以下であり、
    この高硬度部が、タイヤ用プライのジョイント部に相当する位置に存在しており、
    この高硬度部の硬度と低硬度部の硬度との差が、5以上であるタイヤ用ブラダー。
  2. 上記ジョイント部におけるプライのオーバーラップ幅に対する、このジョイント部に相当する位置に存在する高硬度部の幅の比率が100%以上300%以下である請求項に記載のブラダー。
  3. 高硬度部及びこの高硬度部よりも硬度が低い低硬度部を備えており、この高硬度部の硬度が70以上80以下であり、この高硬度部がタイヤ用プライのジョイント部に相当する位置に存在しており、この高硬度部の硬度と低硬度部の硬度との差が5以上であるブラダーが収容されたモールドに、グリーンタイヤが投入される工程、
    このブラダーが膨張する工程
    及び
    このモールドのキャビティ面とブラダーとの間においてグリーンタイヤが加圧及び加熱され、グリーンタイヤのジョイント部が高硬度部によって押圧される工程
    を含むタイヤ製造方法。
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