JP4804886B2 - Tire bladder and tire manufacturing method - Google Patents
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Description
本発明は、タイヤの加硫・成形工程に用いられるブラダーに関する。 The present invention relates to a bladder used in a tire vulcanization / molding process.
空気入りタイヤの加硫・成形工程に、ブラダーが収容されたモールドが用いられている。加硫・成形工程では、まず予備成形されたグリーンタイヤが、開かれたモールドに投入される。投入のとき、ブラダーは収縮している。投入により、ブラダーはグリーンタイヤの内側に位置する。次に、ガスの充填によりブラダーが膨張する。この膨張により、グリーンタイヤは変形する。この変形は、シェーピングと称されている。次に、モールドが締められる。次に、ブラダーの内圧が高められる。グリーンタイヤは、モールドのキャビティ面とブラダーの外面とに挟まれて、加圧される。グリーンタイヤは、ブラダーからの熱伝導により、加熱される。加圧と加熱とにより、グリーンタイヤのゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。 A mold containing a bladder is used in a vulcanization / molding process of a pneumatic tire. In the vulcanization / molding process, a pre-formed green tire is first put into an opened mold. When thrown, the bladder is contracted. When thrown, the bladder is positioned inside the green tire. Next, the bladder expands due to gas filling. This expansion causes the green tire to deform. This deformation is called shaping. Next, the mold is tightened. Next, the internal pressure of the bladder is increased. The green tire is pressed between the cavity surface of the mold and the outer surface of the bladder. The green tire is heated by heat conduction from the bladder. The rubber composition of the green tire flows by pressurization and heating. The rubber causes a crosslinking reaction by heating, and a tire is obtained.
ブラダーは、膨張及び収縮を繰り返すことに適した材料からかる。具体的には、ブラダーは、架橋ゴムからなる。ブラダーの硬度(JIS−A)は、ほぼ65である。ブラダーは、概して軟質である。高品質なタイヤを得るためのブラダーが、特開平5−131454号公報及び特開2005−41170公報に開示されている。 The bladder is made of a material suitable for repeated expansion and contraction. Specifically, the bladder is made of a crosslinked rubber. The hardness (JIS-A) of the bladder is approximately 65. The bladder is generally soft. A bladder for obtaining a high-quality tire is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 5-131454 and 2005-41170.
グリーンタイヤは、複数種のゴムシートが円筒状に予備成形されることで得られる。ゴムシートとして、インナーライナープライ、カーカスプライ、ベルトプライ、トレッドシート等が用いられている。 A green tire is obtained by preforming a plurality of types of rubber sheets into a cylindrical shape. As the rubber sheet, an inner liner ply, a carcass ply, a belt ply, a tread sheet or the like is used.
予備成形工程において、インナーライナープライは、その両端がオーバーラップするように、予備成形機に巻き付けられる。グリーンタイヤのインナーライナープライでは、オーバーラップ部分の厚みは、他の部分の厚みの約2倍である。オーバーラップ部分と他の部分との間には、段差が生じる。このオーバーラップ部分は、加硫・成形工程において、ブラダーによって押しつぶされる。押しつぶしにより、均一な厚みのインナーライナープライが得られる。
前述の通り、ブラダーは軟質なので、膨張のとき、インナーライナープライの段差に沿うことがある。ブラダーが段差に沿うと、オーバーラップ部分の十分な押しつぶしが達成されない。ブラダーが段差に沿うことにより、タイヤのインナーライナープライにおいて厚みの不均一が招来される。 As described above, since the bladder is soft, it may follow the step of the inner liner ply when expanded. When the bladder follows the step, sufficient crushing of the overlap portion is not achieved. When the bladder is along the step, the thickness of the inner liner ply of the tire is uneven.
カーカスプライ及びベルトプライも、グリーンタイヤの段階でオーバーラップ部分を備えている。このオーバーラップ部分の押しつぶしが不十分であると、タイヤにおいて厚みの不均一が招来される。 The carcass ply and the belt ply also have an overlap portion at the stage of the green tire. Insufficient crushing of the overlap portion will cause uneven thickness in the tire.
厚みが不均一なタイヤでは、厚肉部分が他の部分よりも突出することがある。この現象は、「バルジ」と称されている。厚みが不均一なタイヤに内圧が負荷されると、厚肉部分の膨張が抑制され、他の部分よりも凹むことがある。この現象は、「デント」と称されている。バルジ及びデントは、タイヤの外観を阻害する。 In a tire having a non-uniform thickness, a thick portion may protrude more than other portions. This phenomenon is called “bulge”. When an internal pressure is applied to a tire having a non-uniform thickness, expansion of the thick portion is suppressed and the tire may be recessed more than other portions. This phenomenon is called “dent”. Bulge and dent impair the appearance of the tire.
本発明の目的は、高品質なタイヤが得られるブラダーの提供にある。 An object of the present invention is to provide a bladder from which a high-quality tire can be obtained.
本発明に係るタイヤ用ブラダーは、高硬度部を備える。この高硬度部の硬度は、70以上80以下である。 The tire bladder according to the present invention includes a high hardness portion. The hardness of the high hardness portion is 70 or more and 80 or less.
好ましくは、このブラダーは、高硬度部よりも硬度が低い低硬度部をさらに備える。この高硬度部は、タイヤ用プライのジョイント部に相当する位置に存在する。好ましくは、ジョイント部におけるプライのオーバーラップ幅に対する、このジョイント部に相当する位置に存在する高硬度部の幅の比率は、100%以上300%以下である。好ましくは、高硬度部の硬度と低硬度部の硬度との差は、5以上である。 Preferably, the bladder further includes a low hardness portion whose hardness is lower than that of the high hardness portion. This high hardness portion exists at a position corresponding to the joint portion of the tire ply. Preferably, the ratio of the width of the high hardness portion existing at the position corresponding to the joint portion to the overlap width of the ply in the joint portion is 100% or more and 300% or less. Preferably, the difference between the hardness of the high hardness portion and the hardness of the low hardness portion is 5 or more.
本発明に係るタイヤ製造方法は、
(1)高硬度部を備えておりこの高硬度部の硬度が70以上80以下であるブラダーが収 容されたモールドに、グリーンタイヤが投入される工程、
(2)このブラダーが膨張する工程
及び
(3)このモールドのキャビティ面とブラダーとの間においてグリーンタイヤが加圧及び加熱され、グリーンタイヤのジョイント部が高硬度部によって押圧される工程
を含む。
The tire manufacturing method according to the present invention includes:
(1) A step of putting a green tire into a mold having a high hardness portion and containing a bladder having a hardness of 70 to 80 in the high hardness portion;
(2) a step in which the bladder expands, and (3) a step in which the green tire is pressurized and heated between the cavity surface of the mold and the bladder, and the joint portion of the green tire is pressed by the high hardness portion.
本発明に係るブラダーでは、高硬度部がジョイント部を押しつぶす。このブラダーが用いられることにより、品質に優れたタイヤが得られる。 In the bladder according to the present invention, the high hardness portion crushes the joint portion. By using this bladder, a tire excellent in quality can be obtained.
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。 Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments with appropriate reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態に係るブラダー2が示された断面図である。この図1には、軸を含む平面に沿った断面が示されている。このブラダー2は、ゴム組成物が架橋されることによって得られる。このブラダー2は、本体4と一対のクランプ6とを備えている。本体4は、筒状である。クランプ6は、リング状である。クランプ6は、本体4の上端及び下端に位置している。
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a
図2は、図1のブラダー2の本体4が示された、軸に垂直な平面に沿った断面図である。この本体4は、高硬度部8と低硬度部10とからなる。高硬度部8と低硬度部10とは、周方向において隣接している。高硬度部8は、本体4の上端から下端にまで延在している。低硬度部10も、本体4の上端から下端にまで延在している。この図2において両矢印W1で示されているのは、高硬度部8の幅である。図1から明らかなように、クランプ6は、低硬度部10と同等の材料からなる。
FIG. 2 is a cross-sectional view along a plane perpendicular to the axis, showing the body 4 of the
このブラダー2は、モールドに収容されて用いられる。このブラダー2が用いられたタイヤ製造方法では、まず、モールドが開いておりブラダー2が収縮している状態で、予備成形によって得られたグリーンタイヤがモールドに投入される。次に、内部にガスが充填されることにより、ブラダー2が膨張する。ブラダー2の膨張に伴って、グリーンタイヤが変形する。次に、モールドが締められる。次に、ブラダー2の内圧が上昇する。グリーンタイヤはブラダー2によってモールドのキャビティ面に押しつけられ、加圧される。加圧と共に、グリーンタイヤは加熱される。加圧と加熱とにより、ゴム組成物がキャビティ面に沿って流動する。さらなる加熱によってゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。
The
図3は、図2のブラダー2の本体4がグリーンタイヤのインナーライナープライ12と共に示された模式図である。この図3では、本体4とインナーライナープライ2との位置関係が、模式的に示されている。インナーライナープライ12は、ジョイント部14を備えている。ジョイント部14では、インナーライナープライ12の一端と他端とがオーバーラップしている。この図3においてW2で示されているのは、ジョイント部14のオーバーラップ幅である。オーバーラップにより、インナーライナープライ12に段差が生じている。
FIG. 3 is a schematic view showing the main body 4 of the
図3から明らかなように、高硬度部8はジョイント部14に相当する位置に存在している。ブラダー2が膨張することにより、高硬度部8はジョイント部14を押圧する。高硬度部8は段差に沿いにくいので、この高硬度部8によってジョイント部14が十分に押しつぶされる。押しつぶしにより、ジョイント部14の厚みが他の部分の厚みに近づく。このブラダー2により、均質性に優れたタイヤが得られる。
As is clear from FIG. 3, the
高硬度部8の硬度H1は、70以上80以下である。硬度H1が70以上に設定されることにより、ジョイント部14が十分に押しつぶされる。この観点から、硬度H1は72以上がより好ましく、74以上が特に好ましい。硬度H1が80以下であるブラダー2は、耐久性に優れる。耐久性の観点から、硬度H1は78以下がより好ましく、76以下が特に好ましい。本発明において硬度は、タイプAデュロメータにより、「JIS K6253」の規定に準拠して測定される。
The hardness H1 of the
低硬度部10の硬度H2は、68以下である。この低硬度部10は、ブラダー2の耐久性に寄与する。この観点から、硬度H2は66以下がより好ましく、65以下が特に好ましい。硬度H2は、62以上が好ましい。
The hardness H2 of the
高硬度部8及び低硬度部10の長所の両立の観点から、高硬度部8の硬度H1と低硬度部10の硬度H2との差(H1−H2)は5以上が好ましく、7以上がより好ましい。差(H1−H2)は、15以下が好ましい。
From the viewpoint of coexistence of the advantages of the
高硬度部8と低硬度部10との硬度差は、
(1)低硬度部の基材ポリマーとは異なる基材ポリマーが高硬度部に用いられること
(2)高硬度部に多くの架橋剤(例えば硫黄)が配合されること
(3)高硬度部に多くの加硫促進剤が配合されること
(4)高硬度部に多くの補強剤(例えばカーボンブラック)が配合されること
等により達成されうる。
The hardness difference between the
(1) A base polymer different from the base polymer of the low-hardness part is used for the high-hardness part (2) Many crosslinking agents (for example, sulfur) are blended in the high-hardness part (3) High-hardness part (4) A large amount of reinforcing agent (for example, carbon black) is blended in the high hardness part.
ジョイント部14が十分に押しつぶされるとの観点から、オーバーラップ幅W2に対する高硬度部8の幅W1の比率は100%以上が好ましく、150%以上がより好ましい。ブラダー2の耐久性の観点から、幅W2に対する幅W1の比率は300%以下が好ましく、250%以下がより好ましい。
From the viewpoint that the
グリーンタイヤでは、カーカスプライのジョイント部において、一端が他端とオーバーラップしている。グリーンタイヤではまた、ベルトプライのジョイント部において、一端が他端とオーバーラップすることがある。これらのジョイント部に相当する位置に、高硬度部8が配置されてもよい。高硬度部8により、これらのジョイント部が十分に押しつぶされる。ジョイント部14の押しつぶしにより、均質性に優れたタイヤが得られる。
In the green tire, one end of the joint portion of the carcass ply overlaps the other end. In the green tire, one end of the belt ply may overlap the other end. The
グリーンタイヤでは、トレッドシートのジョイント部において、その一端が他端と突き合わされている。グリーンタイヤでは、サイドウォールシートのジョイント部においても、その一端が他端と突き合わされている。これらジョイト部に相当する位置に、高硬度部8が配置されてもよい。高硬度部8により、ジョント部が十分に加圧される。十分な加圧は、一端と他端との接合強度に寄与する。
In a green tire, one end of the joint portion of the tread sheet is abutted against the other end. In the green tire, one end of the side wall sheet is also abutted against the other end of the joint portion of the sidewall sheet. The
図4は、本発明の他の実施形態に係るブラダー16が示された、軸と垂直な平面に沿った断面図である。この図4には、ブラダー16の本体18が示されている。図示されていないが、このブラダー16は、図1に示されたブラダー2と同様のクランプを備えている。
FIG. 4 is a cross-sectional view along a plane perpendicular to the axis, showing a
この本体18は、3つの高硬度部20と3つの低硬度部22とを備えている。これら高硬度部20と低硬度部22とは、周方向において交互に配置されている。これら高硬度部20は、等間隔に位置している。具体的には、高硬度部20は、中心角で120°毎に配置されている。高硬度部20は、本体18の上端から下端にまで延在している。低硬度部22も、本体18の上端から下端にまで延在している。高硬度部20の材質は、図1に示されたブラダー2の高硬度部8と同等である。低硬度部22の材質は、図1に示されたブラダー2の低硬度部10と同等である。
The
図5は、図4のブラダー16の本体18がグリーンタイヤ24と共に示された模式図である。この図5では、本体18、インナーライナープライ12、カーカスプライ26及びベルトプライ28の位置関係が、模式的に示されている。インナーライナープライ12は、ジョイント部14を備えている。このジョイント部14では、インナーライナープライ12の一端と他端とがオーバーラップしている。オーバーラップにより、インナーライナープライ12に段差が生じている。カーカスプライ26は、ジョイント部30を備えている。このジョイント部30では、カーカスプライ26の一端と他端とがオーバーラップしている。オーバーラップにより、カーカスプライ26に段差が生じている。ベルトプライ28は、ジョイント部32を備えている。このジョイント部32では、ベルトプライ28の一端と他端とがオーバーラップしている。オーバーラップにより、ベルトプライ28に段差が生じている。
FIG. 5 is a schematic view showing the
図5から明らかなように、第一高硬度部20aは、インナーライナープライ12のジョイント部14に相当する位置に存在している。ブラダー16が膨張することにより、第一高硬度部20aはインナーライナープライ12のジョイント部14を押圧する。第一高硬度部20aは段差に沿いにくいので、この第一高硬度部20aによってジョイント部14が十分に押しつぶされる。第二高硬度部20bは、カーカスプライ26のジョイント部30に相当する位置に存在している。ブラダー16が膨張することにより、第二高硬度部20bは、インナーライナープライ12を介してカーカスプライ26のジョイント部30を押圧する。この第二高硬度部20bによってジョイント部30が十分に押しつぶされる。第三高硬度部20cは、ベルトプライ28のジョイント部32に相当する位置に存在している。ブラダー16が膨張することにより、第三高硬度部20cは、インナーライナープライ12及びカーカスプライ26を介してベルトプライ28のジョイント部32を押圧する。この第三高硬度部20cによってジョイント部が十分に押しつぶされる。このブラダー16により、均質性に優れたタイヤが得られる。
As is clear from FIG. 5, the first
このブラダー16でも、ジョイント部14、30、32のオーバーラップ幅に対する高硬度部20の幅の比率は100%以上が好ましく、150%以上がより好ましい。ジョイント部14、30、32のオーバーラップ幅に対する高硬度部20の幅の比率は300%以下が好ましく、250%以下がより好ましい。
Also in this
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係るブラダー34が示された、軸と垂直な平面に沿った断面図である。この図6には、ブラダー34の本体36が示されている。図示されていないが、このブラダーは、図1に示されたブラダー2と同様のクランプ6を備えている。この本体36は、高硬度部38のみからなる。高硬度部38の材質は、図1に示されたブラダー2の高硬度部8と同等である。
FIG. 6 is a cross-sectional view along a plane perpendicular to the axis, showing a
このブラダー34が膨張することにより、本体36はジョイント部を押圧する。本体は高硬度部38のみからなるので、ジョイント部は十分に押しつぶされる。このブラダー34により、均質性に優れたタイヤが得られる。
When the
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。 Hereinafter, the effects of the present invention will be clarified by examples. However, the present invention should not be construed in a limited manner based on the description of the examples.
[実験1]
[実施例1]
ゴム組成物を架橋し、図6に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、高硬度部のみからなる。この高硬度部の硬度H1は、75である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
[Experiment 1]
[Example 1]
The rubber composition was crosslinked to produce a bladder having the shape shown in FIG. The main body of this bladder consists only of a high hardness part. The hardness H1 of this high hardness part is 75. Using this bladder, a green tire was pressurized and heated to obtain a tire. The green tire includes an inner liner ply, a carcass ply, and a belt ply. These plies have an overlap portion. The size of this tire is 205 / 55R16.
[実施例2から5及び比較例1から2]
高硬度部のゴム組成物を変更し、硬度H1を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2から5及び比較例1から2のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
[Examples 2 to 5 and Comparative Examples 1 to 2]
The bladders of Examples 2 to 5 and Comparative Examples 1 to 2 were obtained in the same manner as in Example 1 except that the rubber composition of the high hardness part was changed and the hardness H1 was as shown in Table 1 below. . A tire was obtained using this bladder.
[均質性の評価]
タイヤを、「16×6.5JJ」のリムに装着し、内圧が200kPaとなるようにタイヤに空気を充填した。このタイヤに4.33kNの荷重を負荷しつつ、ユニフォミティ測定装置を用いてROA、R1H、RRO及びRRO1Hを測定した。30本のタイヤについて測定し、その平均値とσとを算出した。この結果が、下記の表1に示されている。
[Evaluation of homogeneity]
The tire was mounted on a rim of “16 × 6.5JJ”, and the tire was filled with air so that the internal pressure was 200 kPa. While applying a load of 4.33 kN to this tire, ROA, R1H, RRO and RRO1H were measured using a uniformity measuring device. Measurements were made on 30 tires, and the average value and σ were calculated. The results are shown in Table 1 below.
[外観の評価]
タイヤの外観を目視で観察し、バルジ及びデントの程度を格付けした。この結果が下記の表1に示されている。数値の大きいものほど、外観に優れている。
[Evaluation of appearance]
The appearance of the tire was visually observed, and the degree of bulge and dent was rated. The results are shown in Table 1 below. The larger the value, the better the appearance.
[耐久性の評価]
ブラダーをモールドに組み込み、膨張と収縮とを繰り返させた。破損するまでの膨張回数をカウントした。この結果が、比較例1が100とされたときの指数として、下記の表1に示されている。
[Evaluation of durability]
A bladder was incorporated into the mold and the expansion and contraction were repeated. The number of expansions until breakage was counted. This result is shown in Table 1 below as an index when Comparative Example 1 is set to 100.
表1に示される通り、実施例のタイヤは均質性及び外観に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。 As shown in Table 1, the tires of the examples are excellent in homogeneity and appearance. From this evaluation result, the superiority of the present invention is clear.
[実験2]
[実施例6]
ゴム組成物を架橋し、図2に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、高硬度部及び低硬度部からなる。高硬度部の硬度H1は75であり、低硬度部の硬度H2は68である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。グリーンタイヤの加圧及び加熱では、インナーライナープライのオーバーラップ部分に相当する位置に高硬度部が存在するように、ブラダーをモールドにセットした。インナーライナープライのオーバーラップ幅W2に対する高硬度部の幅W1の比率は、250%である。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
[Experiment 2]
[Example 6]
The rubber composition was crosslinked to produce a bladder having the shape shown in FIG. The body of this bladder consists of a high hardness part and a low hardness part. The hardness H1 of the high hardness portion is 75, and the hardness H2 of the low hardness portion is 68. Using this bladder, a green tire was pressurized and heated to obtain a tire. The green tire includes an inner liner ply, a carcass ply, and a belt ply. These plies have an overlap portion. In the pressurization and heating of the green tire, the bladder was set in the mold so that the high hardness portion existed at a position corresponding to the overlap portion of the inner liner ply. The ratio of the width W1 of the high hardness portion to the overlap width W2 of the inner liner ply is 250%. The size of this tire is 205 / 55R16.
[実施例7から8]
高硬度部のゴム組成物を変更し、硬度H1を下記の表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7及び8のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
[Examples 7 to 8]
The bladders of Examples 7 and 8 were obtained in the same manner as in Example 1 except that the rubber composition of the high hardness part was changed and the hardness H1 was as shown in Table 2 below. A tire was obtained using this bladder.
[実施例9から11]
高硬度部の幅W1を変更した他は実施例1と同様にして、実施例9から11のブラダーを得た。このブラダーを用いて、タイヤを得た。
[Examples 9 to 11]
The bladders of Examples 9 to 11 were obtained in the same manner as Example 1 except that the width W1 of the high hardness part was changed. A tire was obtained using this bladder.
[実施例12]
ゴム組成物を架橋し、図4に示された形状のブラダーを製作した。このブラダーの本体は、3つの高硬度部及び3つの低硬度部からなる。高硬度部の硬度H1は75であり、低硬度部の硬度H2は68である。このブラダーを用いてグリーンタイヤを加圧及び加熱し、タイヤを得た。このグリーンタイヤは、インナーライナープライ、カーカスプライ及びベルトプライを備えている。これらプライは、オーバーラップ部分を備えている。グリーンタイヤの加圧及び加熱では、各オーバーラップ部分に相当する位置に高硬度部が存在するように、ブラダーをモールドにセットした。各プライのオーバーラップ幅に対する高硬度部の幅の比率は、250%である。このタイヤのサイズは、205/55R16である。
[Example 12]
The rubber composition was crosslinked to produce a bladder having the shape shown in FIG. The body of this bladder consists of three high hardness parts and three low hardness parts. The hardness H1 of the high hardness portion is 75, and the hardness H2 of the low hardness portion is 68. Using this bladder, a green tire was pressurized and heated to obtain a tire. The green tire includes an inner liner ply, a carcass ply, and a belt ply. These plies have an overlap portion. In the pressurization and heating of the green tire, the bladder was set in the mold so that the high hardness portion exists at a position corresponding to each overlap portion. The ratio of the width of the high hardness portion to the overlap width of each ply is 250%. The size of this tire is 205 / 55R16.
[外観の評価]
タイヤの外観を目視で観察し、バルジ及びデントの程度を格付けした。この結果が下記の表2に示されている。数値の大きいものほど、外観に優れている。
[Evaluation of appearance]
The appearance of the tire was visually observed, and the degree of bulge and dent was rated. The results are shown in Table 2 below. The larger the value, the better the appearance.
表2に示される通り、実施例のタイヤは均質性及び外観に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。 As shown in Table 2, the tires of the examples are excellent in homogeneity and appearance. From this evaluation result, the superiority of the present invention is clear.
本発明に係るブラダーは、種々のタイヤの製造に用いられうる。 The bladder according to the present invention can be used for manufacturing various tires.
2、16、34・・・ブラダー
4・・・本体
6・・・クランプ
8、20、20a、20b、20c、38・・・高硬度部
10、22・・・低硬度部
12・・・インナーライナープライ
14、30、32・・・ジョイント部
24・・・グリーンタイヤ
26・・・カーカスプライ
28・・・ベルトプライ
36・・・本体
2, 16, 34 ... Bladder 4 ...
Claims (3)
この高硬度部が、タイヤ用プライのジョイント部に相当する位置に存在しており、
この高硬度部の硬度と低硬度部の硬度との差が、5以上であるタイヤ用ブラダー。 Than high hardness section and the high-hardness portion is provided with a low hardness low hardness section, Ri 80 der less hardness (JIS-A) 70 or more of the high hardness section,
This high hardness part exists in a position corresponding to the joint part of the tire ply,
The difference between the hardness of the hardness and low hardness of the high hardness section, bladders Ru der 5 or more tires.
このブラダーが膨張する工程
及び
このモールドのキャビティ面とブラダーとの間においてグリーンタイヤが加圧及び加熱され、グリーンタイヤのジョイント部が高硬度部によって押圧される工程
を含むタイヤ製造方法。 High hardness section and the hardness than the high-hardness portion is provided with a lower low hardness section and the hardness of the high hardness section Ri der 70 to 80. The high hardness portion corresponds to the joint portion of the ply tire position being present, into a mold difference Ru der 5 or bladder is accommodated between the hardness of the hardness and low hardness of the high hardness section, the step of the green tire is turned,
A tire manufacturing method including a step of expanding the bladder and a step of pressing and heating the green tire between a cavity surface of the mold and the bladder, and pressing a joint portion of the green tire by a high hardness portion.
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JP2005333116A JP4804886B2 (en) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | Tire bladder and tire manufacturing method |
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