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JP4876804B2 - シェービング加工方法 - Google Patents

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JP4876804B2 JP2006245412A JP2006245412A JP4876804B2 JP 4876804 B2 JP4876804 B2 JP 4876804B2 JP 2006245412 A JP2006245412 A JP 2006245412A JP 2006245412 A JP2006245412 A JP 2006245412A JP 4876804 B2 JP4876804 B2 JP 4876804B2
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Description

本発明は、シェービング加工方法に関するものである。
高精度な、穴、異形穴、外形形状、あるいはギア等の輪郭形状を得るために、抜き加工の後に切削的なプレス加工であるシェービング加工を実施することが知られており、またシェービング加工は、より高精度な形状を得るために複数回実施されることもある。従来から行われているシェービング加工では、抜きパンチとダイが協働してワークに形成した例えば穴を、図6で示されるようにシェービングパンチ3を使ってシェービング加工をする場合、シェービングパンチ3の先端はワーク1を貫通してダイ2の中に進入する。この加工によって穴は整形されて、シェービングによる削りかすと共に抜き加工の際に生じたバリ1aは除去されるが、シェービング加工によるバリ1bが発生し、シェービングパンチ3が上昇して戻るときに、このバリ1bが前記パンチ3とシェービングされた穴の側面との間に咬み込まれることがあった。このような噛み込みによって、シェービングされた面が傷つけられるとともに精度及び面性状が悪化するという問題が引き起こされていた。また、シェービング加工により生じた削りかすは抜き落とされた後ダイ2の下方の所定の領域に集積されることが望ましいが、そのような領域に落下せずに飛散してシェービング加工面あるいは金型を損傷することがあった。
シェービング加工面等の損傷を防ぐ加工方法が、例えば特許文献1に記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の方法では削りかすの飛散が防止されることは期待されるが、噛み込みによるシェービング加工面の損傷の問題は解消されないと考えられる。また特許文献1の方法では、シェービングパンチを抜きかすに押し付けることから、シェービングパンチ先端の磨耗が早まることが懸念される。
特開平11−156637号公報
本発明は、前述した従来技術の課題に鑑みてなされたもので、シェービングパンチの戻り移動の際のシェービング加工面の損傷、並びにシェービング加工により生じた削りかすの飛散が起こり難いシェービング加工方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、シェービングパンチ(31)を用いてワーク(10)をシェービングするシェービング工程であって、シェービングパンチ(31)によって削られた削りかすがワーク(10)に残るように、シェービングパンチ(31)の下死点における先端(31a)位置がワーク(10)の内部に設定されているシェービング工程と、シェービング工程により加工されたワーク(10)のシェービング面との間にクリアランス(c)が生じるようにシェービングパンチ(31)より小さな横断面寸法を有する削りかす分離パンチ(33)を使って削りかすを抜き落とす削りかす分離工程と、を含むこと特徴としている。このように、シェービングパンチはワークを貫通しないのでバリの発生はなく、したがってそれが上昇するときにシェービング加工面を傷つけることはない。さらに、シェービングパンチのチッピング発生のおそれがほとんどないという効果も得られる。また、削りかす分離工程において削りかす分離パンチが上昇するときはクリアランスが生じているのでシェービング加工面を傷つけることはない。
請求項2に記載の発明は、複数のシェービングパンチ(31,32)を順次用いてワーク(10)をシェービングするシェービング工程であって、複数のシェービングパンチ(31,32)によって削られたそれぞれの削りかすが積層されてワーク(10)に残るように、複数のシェービングパンチ(31,32)の下死点における先端(31a,32a)の各位置がワーク(10)の内部に設定されているシェービング工程と、ワーク(10)のシェービング加工された面との間にクリアランス(c)が生じるように最後に用いられたシェービングパンチ(32)より小さな横断面寸法を有する削りかす分離パンチ(33)を使って削りかすを抜き落とす削りかす分離工程と、を含むこと特徴としている。これにより、シェービングを複数回施す場合でも請求項1の発明と同様の効果が得られ、さらにシェービング加工による削りかすは複数加工分が積層されてまとまるので質量がより大きくなって落下し易くなり、つまり飛散しにくくなるという効果が得られる。
請求項3に記載の発明では、2本以上のシェービングパンチ(31,32,34)を順次用いてワーク(10)をシェービングするシェービング加工方法であって、最後のシェービングパンチ(34)を除く1本以上のシェービングパンチ(31,32)によって削られたそれぞれの削りかすがワーク(10)に残るように、前記1本以上のシェービングパンチ(31,32)の下死点における先端(31a,32a)の各位置はワーク(10)の内部に設定され、及び最後のシェービングパンチ(34)の下死点における先端(34a)の位置はワーク(10)の外に設定され、かつ各シェービングパンチ(31,32,34)の下死点における先端の位置(31a、32a、34a)は順序が後のものほど加工方向において下方に位置することを特徴としている。これにより、シェービング加工による削りかすは複数加工分がまとまるので質量がより大きくなって落下し易くなり、つまり飛散しにくくなるという効果が得られる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明によるシェービング加工方法を実施する前の抜き加工におけるワーク10、ダイ20、及び抜き加工用のパンチ30を模式的に示した図である。ワーク10は、抜き加工により形成された丸穴11を有しており、前記穴11のダイ側の端部には抜き加工によるバリ12が形成されてダイ穴21内に突出している。
図2〜図4は、本発明によるシェービング加工方法の実施例を工程順に模式的に示した図であり、各工程におけるパンチ31,32,33がその下死点にあるときの状態を示している。
本発明の方法では、まず図2に示される第1のシェービング加工を実施する。第1のシェービング加工では、第1シェービングパンチ31がワーク10の表面側から進入して下死点まで移動したとき、前記パンチ31の先端31aはワーク10の下表面から距離b1だけワーク内側に位置している。このため第1シェービングパンチ31によって削り取られた削りかすは、先に形成されていた抜き加工のバリの上に残留して穴11から抜け落ちることがない。なお、図2の参照符号13はこの削りかすとバリを模式的に示している。またこのようにパンチの先端31aがワーク10を貫通しないのでシェービング加工によるバリの発生も勿論なく、従ってパンチ上昇時におけるバリの噛み込みも発生しない。なお、前記距離b1は削りかすが抜け落ちないことを条件としてできるだけ小さく設定されている。
次に、図3に示されるように、パンチを第2シェービングパンチ32に入れ替えてワーク10の同一の穴11に対して第2のシェービング加工を実施する。この加工のパンチ32の下死点におけるパンチ先端32aは、ワーク10の下表面から距離b2だけワーク内側に位置している。前記距離b2はb1より小であるように設定してあるが、第2のシェービング加工によって生じた削りかすは第1のシェービング加工によって生じた削りかすの上に積み重ねられ、穴11から抜け落ちることがない。なお、図3の参照符号14は、抜き加工のバリと第1及び第2のシェービング加工の削りかすを模式的に示したものである。
次に、図4に示されるように、パンチを削りかす分離パンチ33に入れ替えて削りかす分離工程を実施する。削りかす分離パンチ33は第2シェービングパンチ32よりも細い径を有するものであり、したがって穴11の内壁との間にクリアランスcが形成される。削りかす分離パンチ33はその下死点へ向けて先端33aがダイ穴21に進入する際にダイ穴21と協働して、抜き加工で生じたバリと共に第1及び第2のシェービング加工で生じた削りかす14をワーク10から抜き落とす。
削りかす分離パンチ33により抜き落とされた前記バリと削りかす14は、一回のシェービング加工により生じた削りかすよりも質量が大きいので他の物体に付着し難く、このためダイ穴21下方の所定の集積領域(不図示)内へ落下しやすい。また、前記クリアランスcがあるので、削りかす分離パンチ33が上昇するとき、穴11の内壁のシェービング面を傷つけることがない。
前述した実施例ではシェービング加工は2回行われたが、本発明においては、シェービング加工の回数は2回に限定されるものではなく、1回の場合又は3回以上の場合も前述の実施例と同様に実施できることは詳細な説明を要することなく理解されるはずである。
次に第2の実施例を図5を参照して説明する。この実施例は、図1から図3までは前述の実施例と同様に加工するが、最後の工程が前述の削りかす分離パンチ33による削りかす分離工程に換えて図5に示すように第3シェービングパンチ34によるシェービング加工が行われる。前記第3シェービングパンチ34の径は第2シェービングパンチ32の径よりも太いものであり、またその下死点における先端34aの位置はダイ穴21に進入している。この場合は、削りかすがまとまることにより落下しやすくなるという効果が得られる。また、第2の実施例では3本のシェービングパンチを用いたが、前記第2のシェービングパンチ32を除いて2本のシェービングパンチで加工を行ってもよい。この場合も、削りかすがまとまり落下しやすくなる。
パンチ及びダイにより穴抜き加工をされたワークを模式的に示す断面図である。 本発明による実施例のシェービング加工方法における第1のシェービング加工を模式的に示す断面図である。 前記シェービング加工方法における第2のシェービング加工を模式的に示す断面図である。 前記シェービング加工方法における削りかす分離工程を模式的に示す断面図である。 本発明による別の実施例のシェービング加工方法における第3のシェービング加工を模式的に示す断面図である。 従来技術によるシェービング加工を模式的に示す断面図である。
符号の説明
10 ワーク
14 バリ及び削りかす
20 ダイ
21 ダイ穴
32 第2シェービングパンチ
b2 距離

Claims (2)

  1. シェービングパンチ(31)を用いてワーク(10)をシェービングするシェービング工程であって、前記シェービングパンチ(31)によって削られた削りかすが前記ワーク(10)に残るように、前記シェービングパンチ(31)の下死点における先端(31a)位置が前記ワーク(10)の内部に設定されているシェービング工程と、
    前記シェービング工程により加工された前記ワーク(10)のシェービング面との間にクリアランス(c)が生じるように前記シェービングパンチ(31)より小さな横断面寸法を有する削りかす分離パンチ(33)を使って前記削りかすを抜き落とす削りかす分離工程と、を含むこと特徴とするシェービング加工方法。
  2. 複数のシェービングパンチ(31,32)を順次用いてワーク(10)をシェービングするシェービング工程であって、前記複数のシェービングパンチ(31,32)によって削られたそれぞれの削りかすが積層されて前記ワーク(10)に残るように、前記複数のシェービングパンチ(31,32)の下死点における先端(31a,32a)の各位置が前記ワーク(10)の内部に設定されているシェービング工程と、
    前記ワーク(10)のシェービング加工された面との間にクリアランス(c)が生じるように最後に用いられたシェービングパンチ(32)より小さな横断面寸法を有する削りかす分離パンチ(33)を使って前記削りかすを抜き落とす削りかす分離工程と、を含むこと特徴とするシェービング加工方法。
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