JP4876713B2 - エレベータのドア装置 - Google Patents
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Description
一方、昇降路と乗場との間には、エレベータが備えられた建築物の高さと建築物内外の温度差とに起因する気圧差が生じるため、上記構成を有する乗場において乗場ドアが開放されると、下層階では乗場から昇降路内に向かって、また、上層階では昇降路内から乗場に向かって空気が流れるといった現象が発生する。特に、高層ビルにエレベータが備えられている場合や、建築物内外の温度差が大きい冬場には、上記現象が顕著に現れる。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのドア装置を示す要部平面図であり、昇降路内を昇降するかごに設けられた両開き方式のかごドアの戸当り側端部を示したものである。図1において、1はかごドアの要部を構成し、かごドアの閉鎖時にかご出入口を覆うドアパネル、2はドアパネル1の裏面側に設けられた戸当りゴム、3はかごドアの裏面の戸当り側端部に設けられた挟まれ防止用のセフティーシューである。
図2はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのドア装置を示す要部平面図である。図2において、6は実施の形態1における閉塞体5と同様の構成を有する第一閉塞体、7はかごドア裏面のセフティーシュー3に対向する部分の上下に渡って設けられ、セフティーシュー3とかごドアとの間に配置された、間隙4の全部又は一部を塞ぐ第二閉塞体である。この第二閉塞体7は、上記第一閉塞体6と同様の機能を有する。即ち、第二閉塞体7は、かごドア及び乗場ドアの開閉動作時及び全開時等に隙間4を通過する空気流を低減させる低減手段からなり、かごドアからセフティーシュー3に向かって突設され、かごドアの戸当り側端部の上下に渡って配置されている。なお、第二閉塞体7も第一閉塞体6と同様に、シール材や植毛等から構成され、第二閉塞体7によって隙間4全体を塞ぐ場合には、セフティーシュー3の一側面に接触させた先端部に、摺動性向上のためのコーティングが施される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図3はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのドア装置を示す要部平面図である。図3において、8はセフティーシュー3の反出入口側端面の上下に渡って設けられ、その一縁部がかごドア側に突設された取付板、9は取付板8の一縁部の上下に渡って設けられ、取付板8とともに隙間4の全部又は一部を塞ぐ閉塞体である。上記取付板8及び閉塞体9は、かごドア及び乗場ドアの開閉動作時及び全開時等に隙間4を通過する空気流を低減させる低減手段からなり、セフティーシュー3からかごドアに向かって突設され、かごドアの戸当り側端部の上下に渡って配置されている。
図4はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのドア装置を示す要部平面図である。図4において、10はかごドアの戸当り側端部の上下に渡って設けられ、その一縁部がセフティーシュー3側に突設された取付板、11は取付板10の一縁部の上下に渡って設けられ、取付板10とともに隙間4の全部又は一部を塞ぐ閉塞体である。上記取付板10及び閉塞体11は、かごドア及び乗場ドアの開閉動作時及び全開時等に隙間4を通過する空気流を低減させる低減手段からなり、かごドアからセフティーシュー3に向かって突設され、かごドアの戸当り側端部の上下に渡って配置されている。
図5はこの発明の実施の形態5におけるエレベータのドア装置を示す要部平面図である。図5において、12はセフティーシュー3の上下に渡って設けられ、その一縁部がかごドア側に突設された流路変更板である。この流路変更板12は、かごドア側に突出する一縁部が、ドアパネル1の戸当り側端部が平面視略コ字状に曲成されることによってかごドアの上下に渡って形成された反出入口側に開口する凹部1bの窪み内に配置されている。ここで、上記ドアパネル1の凹部1b及び流路変更板12は、かごドア及び乗場ドアの開閉動作時及び全開時等に隙間4を通過する空気流を低減させる低減手段からなり、かごドアの戸当り側端部の上下に渡って配置されている。
図6はこの発明の実施の形態6におけるエレベータのドア装置を示す要部平面図である。図6において、3aはセフティーシュー3の反出入口側端面の上下に渡って形成され、反出入口側に開口する凹部、13はかごドアの戸当り側端部の上下に渡って設けられ、その一縁部がセフティーシュー3側に突設された流路変更板である。この流路変更板13は、セフティーシュー3側に突出する一縁部が、上記凹部3aの窪み内に配置されている。ここで、上記セフティーシュー3の凹部3a及び流路変更板13は、かごドア及び乗場ドアの開閉動作時及び全開時等に隙間4を通過する空気流を低減させる低減手段からなり、かごドアの戸当り側端部の上下に渡って配置されている。
1a 戸当り側端面
1b、3a 凹部
2 戸当りゴム
3 セフティーシュー
4 隙間
5、9、11 閉塞体
6 第一閉塞体
7 第二閉塞体
8、10 取付板
12、13 流路変更板
Claims (7)
- エレベータのかごに設けられたかごドアと、
前記かごドアの裏面の戸当り側端部に設けられ、前記かごドアの戸当り側端部との間に所定の隙間を形成する挟まれ防止用のセフティーシューと、
前記かごドアの戸当り側端部及び前記セフティーシューの少なくとも何れか一方に設けられ、前記かごドアの戸当り側端部の上下に渡って配置されて、前記かごドアの開放時に発生して前記隙間を通過する空気流を、低減させる低減手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータのドア装置。 - 低減手段は、
かごドアの戸当り側端部及びセフティーシューの一方に設けられ、前記かごドアの戸当り側端部及び前記セフティーシュー間に形成された隙間の全部又は一部を塞ぐ閉塞体
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのドア装置。 - 低減手段は、
かごドアの戸当り側端部及びセフティーシューの一方に設けられた取付板と、
前記取付板に設けられ、前記取付板とともに前記かごドアの戸当り側端部及び前記セフティーシュー間に形成された隙間の全部又は一部を塞ぐ閉塞体と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのドア装置。 - 閉塞体は、その先端部がかごドアの戸当り側端部及びセフティーシューの他方に接触することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエレベータのドア装置。
- 低減手段は、
かごドアの戸当り側端部及びセフティーシューの一方に形成され、反出入口側に開口する凹部と、
前記かごドアの戸当り側端部及び前記セフティーシューの他方に設けられ、その一縁部が前記凹部の窪み内に配置された流路変更板と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのドア装置。 - エレベータの所定の乗場に設けられた乗場ドアと、
前記乗場に設けられ、前記乗場ドアの全閉時に昇降路及び前記乗場間の空気の流れを遮断する遮断手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のエレベータのドア装置。 - 建築物の同一階床に複数のエレベータ乗場が設けられ、前記各乗場に遮断手段が設けられたことを特徴とする請求項6に記載のエレベータのドア装置。
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