JP4872163B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車室の前端壁を構成して上下方向に延びるダッシュパネルと、このダッシュパネルに連続して後方に延びるフロアパネルと、フロアパネルの略中央部に上方へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部とを備えたような車両の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特願平2−20423号公報に開示されているように、車両の側部に設けられたドア開口部をフリースタイルのフロントドアとリヤドアとで開閉するように構成したものが知られている。
【0003】
すなわち、車両の側部にセンタピラーレス構造のドア開口部を形成し、このドア開口部の前辺部にはフロントドアヒンジを介してフロントドアを開閉可能に支持すると共に、ドア開口部の後辺部にはリヤドアヒンジを介してリヤドアを開閉可能に支持させたものである。
【0004】
上記構成のセンタピラーレス構造のフリースタイルドアを乗用車に適用し、乗員の乗降性を考慮して、ドア開口部を大きく設定した場合には、ドア開口が大きいことと、ドアが大型化して、ドア開閉時の荷重がヒンジピラーに付勢されることとの両者から充分な車体剛性を備えた車体構造の開発が望まれる。
【0005】
一方、特開2000−238667号公報には、上方に突出する下開放コ字状断面構造のフロアトンネル部と、このフロアトンネル部の上部に設けられた閉断面構造の補助フレーム(トンネルメンバ)とを備えた車両の車体構造が開示されている。
【0006】
この車両の車体構造を、上述のセンタピラーレス構造のフリースタイルドアを備えた車体構造に適用すると、フリースタイルドアを有する車両のフロア剛性および車体剛性の向上を図ることができるが、車両の正面衝突時におけるダッシュパネルの後退量を充分に抑制することが困難であり、また、車両の側面衝突時におけるサイドシルやドアの車室内への侵入量を充分に抑制することが困難な問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、ダッシュパネルに、車幅方向外端部がヒンジピラーに接合され、中間部がダッシュパネルに沿って車幅方向に延び、トンネル部側面に車幅方向外側から接続されたダッシュクロスメンバを設けることで、正突時にあってはダッシュパネルに入力される荷重をトンネル部とヒンジピラーとに分散させて耐力を向上し、ダッシュパネルの後退量を抑制することができ、側突時にあっては側突荷重をトンネル部に分散させてサイドシルやドアの車室内への侵入量を抑制することができる車両の前部車体構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両の前部車体構造は、車室の前端壁を構成し、上下方向に延びるダッシュパネルと、上記ダッシュパネルに連続して後方に延びるフロアパネルとを備え、上記フロアパネルの略中央部に上方へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部が設けられた車両の前部車体構造であって、上記ダッシュパネルには、車幅方向外側の端部がヒンジピラーに接続され、該ヒンジピラーとの接続部位から中間部が上記ダッシュパネルの車室内側面に沿って略水平車幅方向に延び、上記トンネル部の側面に車幅方向外側から接合されたダッシュクロスメンバを設け、上記ダッシュクロスメンバは、上記トンネル部の左右にそれぞれ設けられ、上記トンネル部の車室内側上面には該トンネル部に沿ってトンネル部左右の上記側面まで延設され、かつ上記左右のダッシュクロスメンバと連結されるトンネルメンバが設けられ、上記ダッシュクロスメンバは上記フロアパネルの水平部の高さに対して上方に離間した高さ位置を略水平車幅方向に延びて設けられ、
上記トンネルメンバは上記トンネル部の上面に沿って前後方向に延びて該トンネル部との間で閉断面を形成するように設けられ、上記トンネルメンバ下部とダッシュクロスメンバが、トンネル部側面の側方で接合されており、上記トンネルメンバは、ダッシュクロスメンバ接合部位から前上に延びて、ダッシュパネルと接合されたものである。
上記構成のダッシュパネルは、ダッシュロアパネルに設定することができる。
【0009】
上記構成によれば、ダッシュパネルとトンネル部とヒンジピラーとの間に上述のダッシュクロスメンバを設けたので、車両の正面衝突時においてはダッシュパネルに入力される荷重を、ダッシュクロスメンバを介してトンネル部とヒンジピラーとに分散させて耐力を向上することができ、この結果、ダッシュパネルの後退量を抑制することができる。
また、車両の側面衝突時においては側突荷重を、ダッシュクロスメンバを介してトンネル部に分散させるので、サイドシルやドアの車室内への侵入量を抑制することができる。
【0010】
さらに、上記ダッシュクロスメンバは、上記トンネル部の左右にそれぞれ設けられ、上記トンネル部の車室内側上面には該トンネル部に沿ってトンネル部左右の上記側面まで延設され、かつ上記左右のダッシュクロスメンバと連結されるトンネルメンバが設けられたものであるから、車両の側面衝突時においては右側または左側から何れの方向からの側突時においても、ヒンジピラーおよびダッシュクロスメンバを介して側突荷重をトンネルメンバに伝達し、この荷重を高剛性のトンネルメンバで受けることができるので、サイドシルやドアの車室内への侵入量をより一層良好に抑制することができる。
【0011】
さらにまた、上記ダッシュクロスメンバは上記フロアパネルの水平部の高さに対して上方に離間した高さ位置を略水平車幅方向に延びて設けられたものである。
【0012】
このように、ダッシュクロスメンバの配設高さを上述の高さ位置に設定したので、ダッシュクロスメンバにてヒンジピラーの剛性(強度)を補強することができ、特に、側突に対する耐力の向上を図ることができる。
【0013】
加えて、上記トンネルメンバは上記該トンネル部の上面に沿って前後方向に延びて該トンネル部との間で閉断面を形成するように設けられたものであって、このような、トンネルメンバの設定により、フロア剛性および車体剛性の向上を図ることができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記トンネルメンバはトンネル部の全長にわたって車両の前後方向に配設され、該トンネルメンバの前端はダッシュパネルに接続されたものである。
上記構成によれば、トンネル部の全長にわたるトンネルメンバにより、フロア剛性、車体剛性をさらに向上させることができるのは勿論、トンネルメンバの前端をダッシュパネルに接続したので、車両の正面衝突時にあってはダッシュパネルに入力される荷重を、トンネル部とトンネルメンバとヒンジピラーとに分散させて、耐力を大幅に向上することができる。
【0015】
この発明の一実施態様においては、上記ダッシュパネルの車室外側面の上記ダッシュクロスメンバ接続部と対応する部位にはフロントサイドフレームの後端部が接続されたものである。
【0016】
上記構成によれば、車両の正面衝突時にフロントサイドフレームから伝達される荷重を、ダッシュパネルおよびダッシュクロスメンバを介して、トンネル部およびヒンジピラーに分散させ、耐力を向上することができ、また車体剛性の向上をも図ることができる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記車両の側部にはドア開口部が設けられ、該ドア開口部に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメントが設けられたものである。
【0018】
上記構成によれば、環状レインフォースメントを設けることにより、車体剛性および車体のねじり剛性の向上を図ることができて、操安性を向上させることができる。
【0019】
この発明の一実施態様においては、上記ダッシュクロスメンバのヒンジピラー側端部はヒンジピラーインナを介して上記環状レインフォースメントに接合されたものである。
【0020】
上記構成によれば、ダッシュクロスメンバの他端部を高剛性の環状レインフォースメントに接合することで、車体剛性の大幅な向上を図ることができると共に、正突荷重および側突荷重に対する耐力をさらに向上させることができる。
【0021】
この発明の一実施態様においては、上記ドア開口部は、前部がヒンジで支持されたフロンドアと、後部がヒンジで支持されたリヤドアとのフリースタイルドアにより開閉されるものである。
【0022】
上記構成によれば、このようなフリースタイルドアを有する車両において上述の効果がより一層良好に発揮され、特に、フロントドア前部をヒンジを介して支持するヒンジピラーはダッシュクロスメンバで補強されているので、ドア開口部およびフロントドアが大きく設定されても、フロントドアの充分な支持剛性を確保することができる。
【0023】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の前部車体構造を示し、図1において、車両1の車体側部には、フロントドア2とリヤドア3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が設けられてフリースタイル構造のサイドドアが構成されている。
【0024】
これらサイドドアを構成するフロントドア2およびリヤドア3とは、それぞれ、ドアパネル6,7とドアサッシュ8,9とウインドガラス10,11とを備え、上述のドアパネル6,7の内部、詳しくはドアアウタパネルとドアインナパネルとの間には車両の前後方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設けられている。
【0025】
さらに、フロントドア2には、車外から該フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル12と、車両後方を視認するドアミラー13とが設けられている。
【0026】
この実施例のフリースタイル構造のドアは、フロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロントドア2の開放後において、その開成が許容されるように構成している。
【0027】
上述の各ドア2,3はドア開口部14(図7参照)を開閉可能に覆うもので、図1に示すようにフロントドア2の後端部にはロック部材15を設け、このロック部材15がリヤドア3の前端部に設けられたストライカでロックされ、リヤドア3の前端部上下にはロック部材16,17を設け、これら各ロック部材16,17はドア開口部14の上辺部および下辺部に設けた後述するボディ側のストライカ44,69(図8、図10、図13参照)でそれぞれロックされるように構成している。
【0028】
ここで、リヤドア3はその前端部の断面を図2に示すように、ドアアウタパネル18の前側縦辺部に上下方向に延びるドア補強部材としてのドアインナレインフォースメント19を接合して、それら両者18,19により上下方向に延びる閉断面20を構成して所謂仮想センタピラーを形成している。
【0029】
そして、上述のリヤドア3前端部のストライカおよび上側のロック部材16(ロックユニット)は、この閉断面構造部に設けるように構成している。また下側のロック部材17(ロックユニット)はドアインナレインフォースメント19またはその近傍に設けられている。
次に、まず図3を参照して平面から見たフレーム構成について説明する。
【0030】
左右一対のフロントサイドフレーム21,21を設け、これらフロントサイドフレーム21には後方に向けてフロアフレーム部22およびリヤサイドフレーム23をそれぞれ一体的に延設している。
【0031】
上述フロントサイドフレーム21,21の前部相互間には車幅方向に延びるフロントクロスメンバ(いわゆるNO.1クロスメンバ)24を設ける一方、ダッシュパネル(図15に示すダッシュロアパネル75参照)の下部と対応するようにフロントサイドフレーム21の後部車外側には車幅方向に延びるトルクボックス25を設け、このトルクボックス25の外端部にはフロアフレーム部22と略平行として車両の前後方向に延びるサイドシル26を取付けている。
【0032】
一方、図4に示すように、フロアパネル27の略中央部には上方に突出して車両の前後方向に延びるトンネル部28を形成し、このトンネル部28の全長にわたって該トンネル部28の車室内側上面にはトンネルメンバ29(いわゆるハイマウント・バックボーンフレーム)を取付けて、トンネル部28とトンネルメンバ29との間には車両の前後方向に延びる閉断面30,30を形成して、車体剛性の向上を図っている。ここで、上述のトンネルメンバ29はトンネル部28に沿って車両の前後方向に延びるものである。
【0033】
上述のトンネルメンバ29は略凹状の断面形状を有し、2つの閉断面30,30を形成すべく構成しているが、これは閉断面が1つのみ形成される構造であってもよい。
【0034】
また図5に示すように、トンネル部28の車外側の上部に所定長さ、またはトンネル部全長にわたるトンネルレインフォースメント80を設けてもよく、図6に示すように、トンネル部28の車外側の上部角部に所定長さ、またはトンネル部全長にわたるトンネルレインフォースメント81,82を設けてもよい。
【0035】
図3に示すように、トンネル部28の上面にその全長にわたって接合固定したトンネルメンバ29の前端部とフロントサイドフレーム21,21との間はフロント側の連結フレーム31で連結され、トンネルメンバ29の後端部とリヤサイドフレーム23,23との間はリヤ側の連結フレーム32で連結されている。
また、サイドシル26の後部とトンネル部28との間はリヤクロスメンバ33で連結されている。
【0036】
而して、正面衝突時の衝突エネルギをフロントサイドフレーム21からフロアフレーム部22に伝達し、また、トルクボックス25を介してサイドシル26に伝達すると共に、連結フレーム31を介してトンネル部28およびトンネルメンバ29に伝達して、上述の衝突エネルギをフロアフレーム部22と、サイドシル26と、トンネル部28と、トンネルメンバ29とに分散すべく構成すると共に、後面衝突時の衝突エネルギをリヤサイドフレーム23からフロアフレーム部22に伝達し、また、クロスメンバ33を介してサイドシル26に伝達すると共に、連結フレーム32を介してトンネル部28およびトンネルメンバ29に伝達して、上述の衝突エネルギをフロアフレーム部22とサイドシル26と、トンネル部28と、トンネルメンバ29とに分散すべく構成している。
【0037】
次に図7〜図15を参照して、車両の側部車体構造について説明する。
図7はキャブサイド部の側面図であって、フロントドア2とリヤドア3とで開閉されるドア開口部14に沿って環状のドア開口メンバ34を設けている。
【0038】
このドア開口メンバ34はサイドアウタパネルとしてのルーフサイドレールアウタ、フロントピラーアウタ、ヒンジピラーアウタ、サイドシルアウタ、リヤピラーアウタと、サイドインナパネルとしてのルーフサイドインナ、フロントピラーインナ、ヒンジピラーインナ、サイドシルインナ、リヤピラーインナとによって構成される。
【0039】
上述のドア開口メンバ34の閉断面内にはドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメント35が設けられ、この環状レインフォースメント35により車体剛性、車体のねじり剛性の向上を図るように構成している。
【0040】
図8は図7のA−A線に沿う断面図であって、ルーフサイドレールアウタ36とこのルーフサイドレールアウタ36の車室内側に接合されたルーフサイドレールインナ37とで車両の前後方向に延びる閉断面38を形成し、この閉断面38内においてルーフサイドレールアウタ36とルーフサイドレールインナ37との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント35を配設している。
【0041】
また、環状レインフォースメント35とルーフサイドレールインナ37との間には節型のストライカレイン39を設けている。このストライカレイン39は後述するストライカ44の取付け部位と対応するように設けられる。
【0042】
さらに、ルーフサイドレールアウタ36とルーフサイドレールインナ37との上側の接合部にはリーフパネル40を取付けると共に、このルーフパネル40の下面には図9に示すように車幅方向に延びるルーフレインフォースメント41を接合して、これら両者40,41間には車幅方向に延びる閉断面41aを形成している。
【0043】
一方、図8に示すように、ルーフサイドレールインナ37の車室内方側への上部延長部と、ルーフサイドレール36,37の下側の接合部との間には補強部材42を接合固定し、この補強部材42の下面水平部にはボルト、ナット等の取付け部材43を用いてストライカ44を取付けている。このストライカ44は図1で示したロック部材16のラッチを係合するものである。また、上述の補強部材42はドア開口部14とルーフパネル40との間を接続する補強手段である。
【0044】
ここで、図8に示す構造に代えて、図10の構造を採用してもよい。すなわち、ルーフレインフォースメント41とルーフサイドレールインナ37との間を斜交状に連結する補強部材としての補強ステー45を設け、この補強ステー45の下部で、かつストライカレイン39と対応する部位に取付け部材43を用いてストライカ44を取付けてもよい。
【0045】
図11は図7のC−C線に沿う断面図であって、リヤピラーアウタ46と、このリヤピラーアウタ46の車室内側に接合されたリヤピラーインナ47とを設けると共に、リヤピラーアウタ46の後部にはリヤフェンダ48を連続して形成し、リヤピラーインナ47の後部にはホイールハウスインナロア49を連続して形成している。
【0046】
また、上述のホイールハウスインナロア49とリヤフェンダ48との間にホイールハウスアウタ50を設け、リヤピラーアウタ46とリヤピラーインナ47とホイールハウスアウタ50とで囲繞された閉断面51を形成している。
【0047】
そして、この閉断面51内においてリヤピラーアウタ46とリヤピラーインナ47との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント35を配設している。このリヤピラー部においては上述の環状レインフォースメント35の前部はリヤピラー46,47の接合部に挟持され、環状レインフォースメント35の後部はホイールハウスアウタ50に接合されている。
【0048】
図7に示すように、ドア開口メンバ34の後辺部において環状レインフォースメント35から車両の後方に向けて延びるリヤピラーレインフォースメント52を設けている。
【0049】
このリヤピラーレインフォースメント52は同図に示すように、車両の後部に設けられたリヤウインド53用の開口、つまり、リヤウインド開口54の下辺部に沿って後方へ延び、その後端部52aは、図12に示すように、リヤウインド開口54の下辺部において車幅方向に配設されたリヤパッケージトレイアッパメンバ55に接続されている。
【0050】
図12は図7のD−D線に沿う断面図であって、リヤフェンダ48の車室側には上述のリヤピラーレインフォースメント52を略上下方向に指向させて取付け、このリヤピラーレインフォースメント52の車室側にはホイールハウスインナアッパ56を取付ける一方、リヤフェンダ48の下部内面とホイールハウスインナアッパ56の下部との間にはホイールハウスアウタ50を設け、上述のリヤピラーレインフォースメント52の下端はホイールハウスアウタ50に接合固定している。
【0051】
また、左右のホイールハウスインナアッパ56の上部相互間には車幅方向に略水平に延びるリヤパッケージトレイアッパメンバ55を張架し、このリヤパッケージトレイアッパメンバ55の下面とホイールハウスインナロア49との間にはリヤパッケージロアガセット57を取付け、さらに、該リヤパッケージロアガセット57の中間部には車室側へ延びる補強用ガセット58を取付けている。
【0052】
図13は図5のE−E線矢視に相当する断面図(但し、右側を示す)、図14は図13のG−G線矢視断面図であって、サイドシルアウタ60と、このサイドシルアウタ60の車室内側に接合されたサイドシルインナ61とで車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面62を形成し、このサイドシル閉断面62内においてサイドシルアウタ60とサイドシルインナ61との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント35の下辺部を配設している。
【0053】
ここで、上述のサイドシルアウタ60とサイドシルインナ61とから成るサイドシル26は、図3でも示したように、フロアパネル27の側部において車両の前後方向に配設された閉断面構造の車体剛性部材である。一方、上述のフロアパネル27の前後には車幅方向に延びるフロアクロスメンバ63,64(いわゆるNO.2クロスメンバとNO.3クロスメンバ)を互に離間させて取付けている。
【0054】
上述の各フロアクロスメンバ63,64と対向するようにサイドシル閉断面62内において環状レインフォースメント35とサイドシルインナ61とを節状に連結する前後のサイドシルレインフォースメント65,66を設けて、側突に対する剛性の向上を図っている。
【0055】
フロアクロスメンバ64と対向する後部サイドシルレインフォースメント66に対して前方に所定量オフセットさせた位置で、かつ、フロアクロスメンバ63と対向する前部サイドシルレインフォースメント65に対して後方に所定量オフセットさせた位置には、環状レインフォースメント35とサイドシルインナ61とを節状に連結する中間サイドシルレインフォースメント67を設け、これら中間および後部の各サイドシルレインフォースメント67,66を平面視で逆コの字型のブラケット68で連結すると共に、上述の各サイドシルレインフォースメント67,66間で、かつ、これらの各サイドシルレインフォースメント67,66の近傍には、リヤドア3の下部をロックするストライカ69を設けている。このストライカ69は図1で示したロック部材17のラッチを係合するものである。
【0056】
また、上述のサイドシルインナ61の車室内側において、フロアクロスメンバ63と中間部のサイドシルレインフォースメント67との間を連結する連結部材としてのシートレール部材70を設けている。
【0057】
このシートレール部材70はフロアパネル27の上方に配設されるシートを支持するもので、該シートレール部材70の前部はフロアクロスメンバ63とサイドシルインナ61との間に取付けられたシートレールブラケット71(図14参照)の上面に配設されている。
【0058】
図15はヒンジピラー部の断面構造を示し、図16は図15の平面視図であって、ヒンジピラーアウタ72とこのヒンジピラーアウタ72の車室内側に接続されたヒンジピラーインナ73とで上下方向に延びる閉断面74を形成し、この閉断面74内においてヒンジピラーアウタ72とヒンジピラーインナ73との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント35を配設している。
【0059】
また、図15、図16には車両の前部車体構造を示しており、車室の前端壁を構成し上下方向に延びるダッシュロアパネル75と、このダッシュロアパネル75から連続して後方に延びるフロアパネル27とを備え、前述のトンネルメンバ29の前端はダッシュロアパネル75に接続している。
【0060】
既述したように、フロアパネル27にはその略中央部に上方へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部28が設けられており、上述のダッシュロアパネル75には車幅方向内方側の一端部がトンネルメンバ29のスカート部を介してトンネル部28の側面に接合され、かつ中間部が該ダッシュロアパネル75に沿って車幅方向に延び、車幅方向外方側の他端部がヒンジピラーインナ73に接続されたダッシュクロスメンバ76を左右一対となるように設けている。
【0061】
つまり、上述の左右の各ダッシュクロスメンバ76のトンネル側端部は上述のトンネル部28の上面に設けられたトンネルメンバ29に接合されたものである。
また、上述のダッシュクロスメンバ76のヒンジピラー側の端部はヒンジピラーインナ73を介して環状レインフォースメント35に接合されている。
【0062】
ここで、上述のダッシュクロスメンバ76は平面から見て略コの字形に形成されており、かつ左右に一対設けられたダッシュクロスメンバ76,76は図15に示すように、フロアパネル27の水平部の高さに対して上方に離間した所定の高さ位置を略水平車幅方向に延びて設けられている。
【0063】
また、上述のダッシュクロスメンバ76,76にはステアリングシャフト系(具体的にはインタメディエイトシャフトやユニバーサルジョイント)を挿通させるための開口部77が形成されている。
【0064】
さらに、上述のダッシュロアパネル75の車室外側面(エンジンルーム側)において上述のダッシュクロスメンバ76の接続部に対応した部分には、図16に示すように、フロントサイドフレーム21の後端部が接続されている。
【0065】
ところで、図7において、78はドア開口部14の前辺部に設けられたフロントドアヒンジ4の取付け部、79はドア開口部14の後辺部に設けられたリヤドアヒンジ5の取付け部であって、ドア開口部14の前辺部には図1に示すフロントドアヒンジ4を介してフロントドア2が開閉可能に支持され、後辺部には図1に示すリヤドアヒンジ5を介してリヤドア3が開閉可能に支持され、これらフリースタイル構造の各ドア2,3はサイドシル26を下辺として開閉される。
なお、図中、符号Fは車両前方を示し、OUTは車両外方を示す。
【0066】
このように上記実施例の前部車体構造は、車室の前端壁を構成し、上下方向に延びるダッシュロアパネル75と、上記ダッシュロアパネル75に連続して後方に延びるフロアパネル27とを備え、上記フロアパネル27の略中央部に上方へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部28が設けられた車両の前部車体構造であって、上記ダッシュロアパネル75には、一端部が上記トンネル部28の側面に接合され、中間部がダッシュロアパネル75に沿って車幅方向に延び、他端部がヒンジピラー(ヒンジピラーアウタ72、ヒンジピラー73参照)に接続されたダッシュクロスメンバ76,76を設けたものである。
【0067】
この構成によれば、ダッシュロアパネル75とトンネル部28とヒンジピラー72,73との間に上述のダッシュクロスメンバ76を設けたので、車両の正面衝突時においてはダッシュロアパネル75に入力される荷重を、ダッシュクロスメンバ76を介してトンネル部28とヒンジピラー72,73とに分散させて耐力を向上することができ、この結果、ダッシュロアパネル75の後退量を抑制することができる。
また、車両の側面衝突時においては側突荷重を、ダッシュクロスメンバ76を介してトンネル部28に分散させるので、サイドシル26やドア2,3の車室内への侵入量を抑制することができる。
【0068】
さらに、上記ダッシュクロスメンバ76は上記フロアパネル27の水平部の高さに対して上方に離間した高さ位置を略水平車幅方向に延びて設けられたものである。
この構成によれば、ダッシュクロスメンバ76の配設高さを上述の高さ位置に設定したので、ダッシュクロスメンバ76にてヒンジピラー72,73の剛性(強度)を補強することができ、特に、側突に対する耐力の向上を図ることができる。
【0069】
しかも、上記トンネル部28の車室内側上面には該トンネル部28に沿って車両の前後方向に延びて閉断面30を形成するトンネルメンバ29が設けられたものである。
この構成によれば、トンネルメンバ29の設定により、フロア剛性および車体剛性の向上を図ることができる。
【0070】
加えて、上記ダッシュクロスメンバ76は左右に一対に設けられ、左右の各ダッシュクロスメンバ76,76のトンネル側端部は上記トンネル部28の上面に設けられたトンネルメンバ29に接合されたものである。
【0071】
この構成によれば、車両の側面衝突時においては右側または左側からの何れの方向からの側突時においても、ヒンジピラー72,73およびダッシュクロスメンバ76を介して側突荷重をトンネルメンバ29に伝達し、この荷重を高剛性のトンネルメンバ29で受けることができるので、サイドシル26やドア2,3の車室内への侵入量をより一層良好に抑制することができる。
【0072】
また、上記トンネルメンバ29はトンネル部28の全長にわたって車両の前後方向に配設され、該トンネルメンバ29の前端はダッシュロアパネル75に接続されたものである。
この構成によれば、トンネル部28の全長にわたるトンネルメンバ29により、フロア剛性、車体剛性をさらに向上させることができるのは勿論、トンネルメンバ29の前端をダッシュロアパネル75に接続したので、車両の正面衝突時にあってはダッシュロアパネル75に入力される荷重を、トンネル部28とトンネルメンバ29とヒンジピラー72,73とに分散させて、耐力を大幅に向上することができる。
【0073】
さらに、上記ダッシュロアパネル75の車室外側面(エンジンルーム側の面)の上記ダッシュクロスメンバ76接続部と対応する部位には図16に示す如くフロントサイドフレーム21後端部が接続されたものである。
【0074】
この構成によれば、車両の正面衝突時にフロントサイドフレーム21から伝達される荷重を、ダッシュロアパネル75およびダッシュクロスメンバ76を介して、トンネル部28およびヒンジピラー72,73に分散させ、耐力を向上することができ、また車体剛性の向上をも図ることができる。
【0075】
しかも、上記車両の側部にはドア開口部14が設けられ、このドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメント35が設けられたものである。
【0076】
この構成によれば、環状レインフォースメント35を設けることにより、車体剛性および車体のねじり剛性の向上を図ることができて、操安性を向上させることができる。
【0077】
また、上記ダッシュクロスメンバ76のヒンジピラー側端部はヒンジピラーインナ73を介して上記環状レインフォースメント35に接合されたものである。
【0078】
この構成によれば、ダッシュクロスメンバ76の他端部(つまりヒンジピラー側端部)を高剛性の環状レインフォースメント35に接合することで、車体剛性の大幅な向上を図ることができると共に、正突荷重および側突荷重に対する耐力をさらに向上させることができる。
【0079】
さらに、上記ドア開口部14は、その前部がヒンジ(フロントドアヒンジ4参照)で支持されたフロンドア2と、その後部がヒンジ(リヤドアヒンジ5参照)で支持されたリヤドア3とのフリースタイルドア3により開閉されるものである。
【0080】
この構成によれば、センターピラーレスで、かつフリースタイルドアを有する車両において上述の効果がより一層良好に発揮され、特に、フロントドア2の前部をヒンジ4,4を介して支持するヒンジピラー72,73はダッシュクロスメンバ76で補強されているので、ドア開口部14およびフロントドア2が大きく設定されても、フロントドア2の充分な支持剛性を確保することができる。
【0081】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のダッシュパネルは、実施例のダッシュロアパネル75に対応し、
以下同様に、
ヒンジピラーは、ヒンジピラーアウタ72とヒンジピラーインナ73とから成る閉断面74構造の剛性部材に対応し、
ヒンジは、フロントドアヒンジ4、リヤドアヒンジ5に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0082】
例えば、上記環状レインフォースメント35は一体のものであってもよく、或は別体のものを環状に接続して構成してもよい。
【0083】
【発明の効果】
この発明によれば、ダッシュパネルに、一端部がトンネル部の側面に接合され、中間部がダッシュパネルに沿って車幅方向に延び、他端部がヒンジピラーに接続されたダッシュクロスメンバを設けることで、正突時にあっては、ダッシュパネルに入力される荷重をトンネル部とヒンジピラーとに分散させて耐力を向上し、ダッシュパネルの後退量を抑制することができ、側突時にあっては、側突荷重をトンネル部に分散させてサイドシルやドアの車室内への侵入量を抑制することができる効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前部車体構造を備えた車両の側面図。
【図2】 リヤドアの前端部の断面図。
【図3】 フレーム構造を示す平面図。
【図4】 トンネル部の断面図。
【図5】 トンネル部周辺構造の他の実施例を示す断面図。
【図6】 トンネル部周辺構造のさらに他の実施例を示す断面図。
【図7】 キャブサイドを示す拡大側面図。
【図8】 図7のA−A線矢視断面図。
【図9】 図8のB−B線矢視断面図。
【図10】 ストライカ補強構造の他の実施例を示す断面図。
【図11】 図7のC−C線矢視断面図。
【図12】 図7のD−D線矢視断面図。
【図13】 図7のE−E線矢視に相当するサイドシル部の断面図。
【図14】 図13のG−G線矢視断面図。
【図15】 車両の前部車体構造を示す斜視図。
【図16】 図15の要部断面図。
【符号の説明】
2…フロントドア
3…リヤドア
4,5…ヒンジ
14…ドア開口部
21…フロントサイドフレーム
27…フロアパネル
28…トンネル部
29…トンネルメンバ
30…閉断面
35…環状レインフォースメント
72…ヒンジピラーアウタ
73…ヒンジピラーインナ
75…ダッシュロアパネル
76…ダッシュクロスメンバ
Claims (6)
- 車室の前端壁を構成し、上下方向に延びるダッシュパネルと、
上記ダッシュパネルに連続して後方に延びるフロアパネルとを備え、
上記フロアパネルの略中央部に上方へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部が設けられた
車両の前部車体構造であって、
上記ダッシュパネルには、車幅方向外側の端部がヒンジピラーに接続され、該ヒンジピラーとの接続部位から中間部が上記ダッシュパネルの車室内側面に沿って略水平車幅方向に延び、上記トンネル部の側面に車幅方向外側から接合されたダッシュクロスメンバを設け、
上記ダッシュクロスメンバは、上記トンネル部の左右にそれぞれ設けられ、
上記トンネル部の車室内側上面には該トンネル部に沿ってトンネル部左右の上記側面まで延設され、
かつ上記左右のダッシュクロスメンバと連結されるトンネルメンバが設けられ、
上記ダッシュクロスメンバは上記フロアパネルの水平部の高さに対して上方に離間した高さ位置を略水平車幅方向に延びて設けられ、
上記トンネルメンバは上記トンネル部の上面に沿って前後方向に延びて該トンネル部との間で閉断面を形成するように設けられ、
上記トンネルメンバ下部とダッシュクロスメンバが、トンネル部側面の側方で接合されており、上記トンネルメンバは、ダッシュクロスメンバ接合部位から前上に延びて、ダッシュパネルと接合された
車両の前部車体構造。 - 上記トンネルメンバはトンネル部の全長にわたって車両の前後方向に配設され、
該トンネルメンバの前端はダッシュパネルに接続された
請求項1記載の車両の前部車体構造。 - 上記ダッシュパネルの車室外側面の上記ダッシュクロスメンバ接続部と対応する部位にはフロントサイドフレームの後端部が接続された
請求項1または2記載の車両の前部車体構造。 - 上記車両の側部にはドア開口部が設けられ、該ドア開口部に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメントが設けられた
請求項1〜3の何れか1に記載の車両の前部車体構造。 - 上記ダッシュクロスメンバのヒンジピラー側端部はヒンジピラーインナを介して上記環状レインフォースメントに接合された
請求項4記載の車両の前部車体構造。 - 上記ドア開口部は、前部がヒンジで支持されたフロンドアと、後部がヒンジで支持されたリヤドアとのフリースタイルドアにより開閉される
請求項4記載の車両の前部車体構造。
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