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JP4852481B2 - 燃料電池システムおよび発電機システム - Google Patents

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JP4852481B2 JP2007155476A JP2007155476A JP4852481B2 JP 4852481 B2 JP4852481 B2 JP 4852481B2 JP 2007155476 A JP2007155476 A JP 2007155476A JP 2007155476 A JP2007155476 A JP 2007155476A JP 4852481 B2 JP4852481 B2 JP 4852481B2
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Description

本発明は、燃料電池システムに関するものである。
燃料電池ハイブリッド車両においては、燃料電池(FC)の発電によるFC電力の供給を、蓄電装置(バッテリ)の放電によるバッテリ電力の供給でアシストして、車両駆動用モータを駆動している。
FC電力およびバッテリ電力の配分は、エネルギ効率が最大となるように決定される(例えば、特許文献1参照)。
図2は、FC電力およびバッテリ電力の供給に伴う各種損失の説明図である。図2(a)に示すように燃料電池の発電時にはFC損失が発生し、図2(b)に示すようにバッテリの放電時には放電損失が発生する。そして、放電損失よりFC損失の方が小さい場合にはFC電力のみを供給し(燃料電池追従モード)、FC損失より放電損失の方が小さい場合にはFC電力をバッテリ電力の供給でアシストしている(アシストモード)。
特開2005−94917号公報
バッテリ電力を供給した場合には、将来その分をバッテリに充電する必要があるが、バッテリの充電時には充電損失が発生する。またバッテリ充電用の電力を燃料電池の発電により賄う場合には、その発電時にFC損失が発生する。そのため、バッテリ電力を供給した場合には、将来的な損失が増大する可能性がある。
一方、バッテリ充電用の電力を、モータの回生発電によって賄うことができれば、上述した新たな充電損失やFC損失が発生しない。そのため、将来的な損失が増大しない可能性もある。このように従来技術では、必ずしもエネルギ効率が最大にならないという問題があった。
そこで本発明は、エネルギ効率を向上させることが可能な、燃料電池システムの提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、エアポンプにより反応ガスを供給することで発電する燃料電池(例えば、実施形態における燃料電池10)と、前記燃料電池または蓄電装置(例えば、実施形態におけるバッテリ20)からの電力供給により駆動するモータ(例えば、実施形態におけるモータ30)と、を備え、前記蓄電装置は、前記燃料電池の電力および前記モータからの回生電力によって充電される燃料電池システム(例えば、実施形態における燃料電池システム101)であって、前記燃料電池システムを稼動するための要求電力を算出する燃料電池システム要求電力算出手段(例えば、実施形態におけるモータ要求電力算出部44)と、前記蓄電装置への充電を行う際に回生電力によりどの程度充電が期待できるかを表す回生期待値を算出する回生期待値算出手段(例えば、実施形態における回生期待値算出部50)と、前記燃料電池システム要求電力が所定電力値(例えば、実施形態における上限リミットFU)未満のとき、前記燃料電池システム要求出力に対して前記燃料電池からの電力供給を追従させる燃料電池追従モードを選択し、前記燃料電池システム要求電力が前記所定電力値以上のとき、前記燃料電池から前記燃料電池システムへの電力供給を前記蓄電装置の放電電力によりアシストするアシストモードを選択する運転モード切替部(例えば、実施形態における運転モード切替部40)と、前記燃料電池システム要求電力の積算値を算出する燃料電池システム要求電力積算手段(例えば、実施形態におけるモータ要求電力積算部54)と、前記回生電力の積算値を算出する回生電力積算手段(例えば、実施形態における回生電力積算部52)と、を備え、前記回生期待値算出手段は、前記燃料電池システム要求電力積算値のうち前記回生電力積算値が占める割合を前記回生期待値とし、前記運転モード切替部は、前記回生期待値が大きくなるにつれ、前記所定電力値を低く設定することを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記燃料電池の発電効率を算出する燃料電池発電効率算出手段を備え、前記運転モード切替部は、前記燃料電池の発電効率が大きくなるにつれ、前記所定電力値を大きく設定することを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記回生期待値算出手段は、平滑用フィルタにより前記燃料電池システム要求電力積算値と前記回生電力積算値の比の急激な変化を抑えることを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記燃料電池発電効率算出手段は、平滑用フィルタにより前記燃料電池発電効率の急激な変化を抑えることを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記アシストモード時に前記燃料電池システム要求電力を前記燃料電池への要求電力と前記蓄電装置へのアシスト要求電力とに分配する電力分配手段(例えば、実施形態における電力分配器15)を備え、前記電力分配手段は、前記アシスト要求電力がアシスト電力上限より大きいときは、前記アシスト要求電力と前記アシスト電力上限との差分を前記アシスト要求電力から減算し、前記燃料電池要求電力に加算することを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記電力分配手段は、前記アシスト要求電力が前記アシスト電力上限に近づくにつれ、前記燃料電池要求電力を増加させることを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記蓄電装置から前記モータへ供給するアシスト電力を昇圧するコンバータ(例えば、実施形態におけるDC/DCコンバータ62)と、前記アシストモード以外の場合、前記コンバータの稼動を停止して、前記モータへの前記アシスト電力の供給を停止するコンバータ停止手段(例えば、実施形態におけるDC/DCコンバータ停止手段60)と、を備えることを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記蓄電装置から前記モータへのアシスト電力を昇圧するコンバータと、前記アシスト電力を検出するアシスト電力検出手段(例えば、実施形態における電流電圧計64)と、を備え、前記アシスト電力が所定値以下であるとき、前記コンバータの稼動を停止して、前記モータへの前記アシスト電力の供給を停止するコンバータ停止手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、発電機と、前記発電機または蓄電装置からの電力供給により駆動するモータと、を備え、前記蓄電装置は、前記発電機の電力および前記モータからの回生電力によって充電される発電機システムであって、前記発電機システムを稼動するための要求電力を算出する発電機システム要求電力算出手段と、前記蓄電装置への充電を行う際に回生電力によりどの程度充電が期待できるかを表す回生期待値を算出する回生期待値算出手段と、前記発電機システム要求電力が所定電力値未満のとき、前記発電機システム要求出力に対して前記発電機からの電力供給を追従させる発電機追従モードを選択し、前記発電機システム要求電力が前記所定電力値以上のとき、前記発電機から前記発電機システムへの電力供給を前記蓄電装置の放電電力によりアシストするアシストモードを選択する運転モード切替部と、前記発電機システム要求電力の積算値を算出する発電機システム要求電力積算手段と、前記回生電力の積算値を算出する回生電力積算手段と、を備え、前記回生期待値算出手段は、前記発電機システム要求電力積算値のうち前記回生電力積算値が占める割合を前記回生期待値とし、前記運転モード切替部は、前記回生期待値が大きくなるにつれ、前記所定電力値を低く設定することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、回生期待値によりモード切り替えの閾値を変化させることで、将来のバッテリ充電時に発生する損失を考慮に入れることができ、運転モードの切り替えを効率良いタイミングで行うことができる。特に、回生期待値が大きい場合には将来のバッテリ充電時に発生する損失が小さくなるので、所定電力値を低く設定してアシストモードの範囲を広げることにより、システムを効率よく運転することができる。
また、燃料電池システム要求電力積算値のうち回生電力積算値が占める割合は、現在までの回生実績値を示すものであるから、将来の回生期待値を極めて精度よく求めることが可能になる。これにより、運転モードの切り替えを効率よいタイミングで精度よく行うことができる。
請求項に係る発明によれば、燃料電池発電効率が大きい場合に、所定電力値を高く設定して燃料電池追従モードの範囲を広げることにより、システムを効率よく運転することができる。
請求項に係る発明によれば、所定電力値の急激な変化を抑えて、エアポンプ回転数の急激な変化を抑えることが可能になる。これにより、回転数の増加に伴う音の発生を抑制することが可能になり、商品性を向上させることができる。
請求項に係る発明によれば、所定電力値の急激な変化を抑えて、エアポンプ回転数の急激な変化を抑えることが可能になる。これにより、回転数の増加に伴う音の発生を抑制することが可能になり、商品性を向上させることができる。
請求項に係る発明によれば、アシスト電力の上限を守ることができる。また上限を超過した部分を燃料電池からの電力により賄うことで、ドライバビリティの低下を防止することができる。
請求項に係る発明によれば、アシストモード時のエアポンプの稼動音を燃料電池システムに応じて変化させることが可能になり、運転者の違和感を低減して商品性を向上させることができる。
請求項に係る発明によれば、コンバータでの損失を防止することが可能になり、アシストモード以外のときのエネルギ効率を向上させることができる。
請求項に係る発明によれば、アシスト電力が小さい場合にコンバータを停止することで、コンバータでの損失を防止することが可能になり、電力効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態および参考形態につき図面を参照して説明する。
(第1参考形態)
図1は、第1参考形態に係る燃料電池システムのブロック図である。第1参考形態に係る燃料電池システム101は、燃料電池10の発電によるFC電力と、バッテリ20の放電によるバッテリ電力とを、電力分配器15により分配してモータ30に供給するものである。
燃料電池(FCスタック)10は、固体高分子電解質膜をアノード電極およびカソード電極で両側から挟んで膜電極構造体を形成し、この膜電極構造体の両側に一対のセパレータを配置して平板状の単位燃料電池(以下「単位セル」という。)を構成し、この単位セルを複数積層したものである。この燃料電池では、アノード電極とセパレータとの間に燃料ガスとして水素ガスを供給するとともに、カソード電極とセパレータとの間に酸化剤ガスとして空気を供給する。これにより、アノード電極で触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を透過してカソード電極まで移動し、カソード電極で空気中の酸素と電気化学反応を起こし、発電が行われるようになっている。
燃料電池10には、水素ガスを供給する水素タンク12が接続されている。また、空気を供給するエアポンプ(A/P)14が接続されている。エアポンプ以外にも、燃料電池10を駆動するための様々な補機が接続されている。
モータ30は、燃料電池システムを搭載した車両の車輪を回転駆動するものである。なお、モータ30を駆動制御するモータPDU(Power Drive Unit)32が設けられている。
燃料電池10およびバッテリ20は、電力分配器15を介して、モータ30に接続されている。電力分配器15は、燃料電池10の発電によるFC電力と、バッテリ20の放電によるバッテリ電力とを、所定の分配比率でモータ30に供給するものである。
バッテリ(蓄電装置)20は、燃料電池10の発電によるFC電力と、モータ30の回生発電による回生電力によって充電されるようになっている。バッテリ20には、蓄電量を検出するSOCセンサ(蓄電量検出手段)22が設けられている。
一方、モータPDU32の動作やアクセルペダル42の開度からモータ30が要求する電力量を算出するモータ要求電力算出部44が設けられている。モータ要求電力算出部44は、算出したモータ要求出力を運転モード切替部40に出力する。
運転モード切替部40は、モータ要求出力に対して燃料電池からの電力供給を追従させる燃料電池追従モードと、燃料電池からモータへの電力供給をバッテリの放電電力によりアシストするアシストモードとを切り替えるものである。また運転モード切替部40は、バッテリ20への充電を行う際に回生電力によりどの程度充電が期待できるかを表す回生期待値を算出する回生期待値算出手段を備えている。回生期待値算出手段は、バッテリSOCが大きくなるにつれ回生期待値を大きく設定する。
(FC効率、バッテリ効率)
次に、燃料電池10またはバッテリ20から電力Pを取出してモータ30に供給する場合の、FC効率およびバッテリ効率について説明する。
図2(a)はFC効率の説明図である。a1に示す電力Pを燃料電池で発電する場合には、a2に示すFC損失が発生する。FC損失は、燃料電池での発電に消費されることなく排出された燃料ガスのパージ損失や、燃料電池において発電されたが取出されなかった電力であるFC損失、エアポンプ等の補機の消費電力であるAP損失等が含まれる。
以上により、FC効率(単位エネルギから取出し可能な燃料電池の発電量)は、a1/a2で表される。
図2(b)はバッテリ効率の説明図である。b1に示す電力Pをバッテリから放電する場合には、b2に示す放電損失が発生する。放電損失は、放電時にバッテリやコンバータ(Voltage Control Unit;VCU)等で発生する電力損失である。
バッテリから放電された電力は、将来バッテリに充電する必要がある。b3においてバッテリに充電する必要があるのは、b2と同じ電力量であって、バッテリから放電された電力Pに放電損失を加えた電力量である。
b3に示すように、バッテリ20の充電には、燃料電池10で発電したFC電力C1に加え、モータ30の回生発電による回生電力C2を利用することが可能である。そのうち回生電力C2は、車両の運動エネルギを回収するものであるから、電力損失が観念されない。これに対して、FC電力C1による充電時には、b4に示す充電損失が発生する。この充電損失は、放電時にバッテリやコンバータ等で発生する電力損失である。
さらに、FC電力C1を得るためには、燃料電池で発電を行う必要がある。b5において燃料電池で発電する必要があるのは、b4と同じ電力量であって、FC電力C1に充電損失を加えた電力量である。そして燃料電池の発電には、上述したパージ損失やFC損失、AP損失が伴うことになる。
以上により、バッテリ効率(単位エネルギから取出し可能なバッテリの放電量)は、b1/b5で表される。
(運転モード)
そして、FC効率とバッテリ効率とを比較し、原則として効率の高い方から電力Pを取出す。ただし、FC効率とバッテリ効率との大小関係は、様々な要因によって変化する。
図3(a)はモータ要求電力とFC発電量との関係を示すグラフであり、図3(b)はモータ要求電力とバッテリ放電量との関係を示すグラフである。
図3(a)に示すように、FC発電量に下限リミットFLおよび上限リミットFUを設ける。一般に、燃料電池の出力が小さくなるとFC効率は高くなる。ところが、燃料電池の出力が極端に小さくなると、エアポンプ等の補機の電力消費による損失(AP損失)が相対的に大きくなり、FC効率が低下する。そこで、FC効率のピーク付近にFC発電量の下限リミットFLを設定する。そして、モータ要求電力が極端に小さい場合でも、FC発電量は下限リミットFLに保持する。モータ要求電力を超過して発電されたFC電力は、バッテリの充電に利用される。
逆に、燃料電池の出力が大きくなるとFC効率は低下し、バッテリ効率よりも低くなる。そこで、FC効率がバッテリ効率を下回るところを、FC発電量の上限リミットFUに設定する。
モータ要求電力が、FC発電量の下限リミットFL以上であって上限リミットFU未満である場合には、FC効率がバッテリ効率を上回るので、モータ要求電力に対してFC電力を追従させる。すなわち、図3(a)のAB間では、モータ要求出力に対して燃料電池からの電力供給を追従させる(燃料電池追従モード)。これに対して、図3(b)のB以下では、バッテリ放電量を0にしている。なお燃料電池追従モードでは、図3(a)のモータ要求電力Mに対してFC発電量を完全追従させる場合に限られず、誤差やSOCの補正等のため、バッテリ放電によるアシスト(二点差線G)やバッテリへの充電(二点差線H)を行う場合もある。
モータ要求電力がFC発電量の上限リミットFU以上である場合には、バッテリ効率がFC効率を上回るので、バッテリからアシスト電力を取出す。すなわち、図3(b)のBC間では、燃料電池からモータへの電力供給をバッテリの放電電力によりアシストする(アシストモード)。
図1に示す運転モード切替部40は、モータ要求電力が上限リミットFU未満のとき、モータ要求出力に対して燃料電池10からの電力供給を追従させる燃料電池追従モードを選択し、モータ要求電力が上限リミットFU以上のとき、燃料電池10からモータ30への電力供給をバッテリ20の放電電力によりアシストするアシストモードを選択する。選択したモードは、電力分配指令として電力分配器15に出力する。
ところで、図3(b)に示すように、バッテリ放電量にも上限リミットBUを設ける。バッテリ放電量が極端に大きくなると、バッテリ残容量(State Of Charge;SOC)の適正範囲を逸脱するおそれがあるからである。バッテリ放電量が上限リミットBUに到達した図3(b)のC以上では、バッテリ放電量を上限リミットBUに保持する。これに対して、図3(a)のC以上では、モータ要求電力に比例してFC発電量を増加させる。そして、FC発電量およびバッテリ放電量によりモータ要求電力Mを実現している。すなわち、図1に示す電力分配器15は、アシストモード時にモータ要求電力を燃料電池への要求電力とアシスト要求電力とに分配し、アシスト要求電力が上限リミットBU(アシスト電力上限)より大きいときは、アシスト要求電力とアシスト電力上限との差分をアシスト要求電力から減算し、燃料電池要求電力に加算するようになっている。これにより、アシスト電力の上限を守ることができる。また上限を超過した部分を燃料電池からの電力により賄うことで、ドライバビリティの低下を防止することができる。
ところで、図3(a)のBC間では、FC効率がバッテリ効率を下回るので、FC発電量を0にしてもよい。この場合には、エアポンプ等の補機の運転を停止することになる。しかしながら、モータ要求出力がリニアに上昇しているにもかかわらず、C点において補機の運転が再開されると、補機の音や振動が急激に大きくなり、運転者に違和感を与えることになる。そこでBC間においても、モータ要求電力に比例してFC発電量を増加させることが望ましい。すなわち、図1に示す電力分配器15は、アシスト要求電力が上限リミットBUに近づくにつれ燃料電池要求電力を増加させる。これにより、アシストモード時のエアポンプの稼動音をモータ要求電力に応じて変化させることが可能になり、運転者の違和感を低減して商品性を向上させることができる。ただし、BC間におけるFC発電量の傾きは、図3(b)に示すバッテリ放電量の傾きより小さくすることが望ましい。これにより、BC間において効率の高いバッテリ電力を優先的に利用することができる。
(上限リミットの決定方法)
次に、上述したFC発電量の上限リミットの決定方法について説明する。
図4は、バッテリ残容量(SOC)およびFC効率と上限リミットとの関係の説明図である。第1参考形態では、SOCおよびFC効率に基づいて、FC発電量の上限リミットを決定する。図4(a)のグラフに示すように、FC効率が高いほど上限リミットを高く設定し、FC効率が低いほど上限リミットを低く設定する。FC効率が高いほど、FC効率がバッテリ効率を上回る範囲が広くなると考えられるため、上限リミットを高く設定して燃料電池追従モードの範囲を広げるのである。これにより、システムを効率よく運転することができる。
また、SOCが高いほど上限リミットを低く設定し、SOCが低いほど上限リミットを高く設定する。SOCが高い場合には、モータの回生発電による充電量が多くなっていると考えられる。この場合には、図2(b)のb3に示す回生電力C2の期待分が大きくなり、FC電力C1の割合が小さくなる。これに伴って、b4に示す充電損失およびb5に示すFC損失等が小さくなり、バッテリ効率(b1/b5)が向上する。その結果、バッテリ効率がFC効率を上回る範囲が広くなると考えられる。そこで、SOCが高いほど(すなわち回生期待値が大きいほど)上限リミットを低く設定することにより、アシストモードの範囲を広げるのである。このように、SOCの大小は回生が期待できる運転状態か否かを反映しているから、将来の回生期待値を精度よく求めることが可能になる。
なおSOCが極端に高い場合には、上限リミットを極端に低くして、バッテリ放電を積極的に行う。またSOCが極端に低い場合には、上限リミットを極端に高くして、FC発電を積極的に行う。そして、FC発電量がモータ要求電力を超過した場合には、FC電力によりバッテリ充電を行う。
一方、下限リミットについても同様に、SOCが高いほど下限リミットを低く設定し、SOCが低いほど下限リミットを高く設定する。SOCが低い場合には、FC発電量を増加させて、バッテリを充電する必要があるからである。
(FC発電量計算機)
図5は、FC発電量計算機の概略構成図である。図1に示す運転モード切替部40は、図5に示すFC発電量計算機65を備えている。FC発電量計算機65は、ゼロリミッタ68、上下限リミット制御部70、および上限リミット解除制御部80を備えている。
ゼロリミッタ68は、モータ要求電力が0またはマイナスとなる場合には0を、プラスとなる場合にはモータ要求電力をそのまま出力する。
上下限リミット制御部70は、上限リミットマップ(図4参照)72および下限リミットマップ74、並びに上下限リミッタ76を備えている。マップ72,74は、入力されたFC効率およびSOCを用いて上下限リミットを算出し、上下限リミッタ76に出力する。上下限リミッタ76は、入力されたモータ要求電力が上下限リミットの外側である場合には上下限リミット値を出力し、上下限リミットの内側である場合にはモータ要求電力値をそのまま出力する。
上限リミット解除制御部80は、ゼロリミッタ82およびFC発電増加マップを備えている。上限リミット解除制御部80は、まずゼロリミッタ68の出力値から上下限リミッタ76の出力値を減算し、両者の差分を求める。ゼロリミッタ82では、差分が0またはマイナスとなる場合には0を、プラスとなる場合には差分をそのまま出力する。FC発電増加マップ84は、入力された差分を用いてFC発電量の増加分を求める。この増加分は、図3(a)のSに相当するものである。そして、求めた増加分を、上下限リミッタ76の出力値に加算することにより、FC発電量を求めることができる。
(燃料電池システムの制御方法)
以上を踏まえた上で、図1に示す燃料電池システムの制御方法について説明する。
図6は、燃料電池システムの制御方法のフローチャートである。S10においてバッテリ20のSOCを算出し、S12においてFC効率を算出する。FC効率の算出は、燃料電池10における発電量および燃料ガスの消費量に加え、補機14の電力消費量等の情報を用いて行う。S14ではモータ要求電力算出部44がモータ要求電力を算出する。モータ要求電力の算出は、アクセルペダル42の開度や、モータ30の運転状態等の情報を用いて行う。
次に、S16においてFC発電量の上限リミットを算出し、S18において下限リミットを算出する。ここでは、算出されたFC効率およびSOCを用いて、図4に示すマップ検索を行うことにより、上下限リミットを算出する。これにより、燃料電池システムを燃料電池追従モードで運転する範囲(図3(a)のAB間)が決定される。
次にS28では、燃料電池システムをアシストモードで運転する範囲において、FC電力およびバッテリ電力の分配(バッテリ電力によるアシスト比率)を決定する。ここでは、図3(a)のBC間におけるFC発電量の傾きと、図3(b)におけるバッテリ放電量の傾きとの比率を求める。
以上の処理を、イグニションスイッチがオフされるまで継続する(S29)。
以上に詳述したように、図1に示す第1参考形態に係る燃料電池システムは、バッテリ20への充電を行う際に回生電力によりどの程度充電が期待できるかを表す回生期待値を算出する回生期待値算出部と、モータ要求電力が上限リミット未満のとき、モータ要求出力に対して燃料電池10からの電力供給を追従させる燃料電池追従モードを選択し、モータ要求電力が上限リミット以上のとき、燃料電池10からモータ30への電力供給をバッテリの放電電力によりアシストするアシストモードを選択する運転モード切替部40とを備え、運転モード切替部40は、回生期待値が大きくなるにつれ、上限リミットを低く設定する構成とした。
このように、回生期待値によりモード切り替えの閾値を変化させることで、将来のバッテリ充電時に発生する損失を考慮に入れることができ、運転モードの切り替えを効率良いタイミングで行うことができる。特に、回生期待値が大きい場合には将来のバッテリ充電時に発生する損失が小さくなるので、上限リミットを低く設定してアシストモードの範囲を広げることにより、システムを効率よく運転することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る燃料電池システムについて説明する。第1参考形態ではSOCに基づいて回生期待値を求め上限リミットを設定したが、第2実施形態ではモータ要求電力積算値のうち回生電力積算値が占める割合に基づいて回生期待値を求め上限リミットを設定する点で異なっている。なお第1参考形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係る燃料電池システムのブロック図である。第2実施形態における回生期待値算出部50には、モータ要求電力算出部44からのモータ要求電力情報に基づいてモータ要求電力の積算値を算出するモータ要求電力積算部54と、モータPDU32からの回生電力情報に基づいて回生電力の積算値を算出する回生電力積算部52とが設けられている。回生期待値算出部50は、回生期待値として、回生電力積算値とモータ要求電力積算値との比(以下「回生回収率」という。)を算出する。
そして第2実施形態では、回生回収率およびFC効率に基づいて、FC発電量の上限リミットを決定する。具体的には、回生回収率が高いほど上限リミットを低く設定し、回生回収率が低いほど上限リミットを高く設定する。モータ要求電力積算値に占める回生電力積算値の割合が高いほど、モータの回生発電による充電量が多くなっていると考えられる。この場合には、図2(b)のb3に示す回生電力C2の期待分が大きくなり、FC電力C1の割合が小さくなる。これに伴って、b4に示す充電損失およびb5に示すFC損失等が小さくなり、バッテリ効率(b1/b5)が向上する。そこで、回生回収率が高いほど(すなわち回生期待値が大きいほど)上限リミットを低く設定することにより、アシストモードの範囲を広げるのである。
なお上限リミットが急激に変化すると、エアポンプの回転数が急激に変化して、運転者に違和感を与えることになる。そこで、図7に示す回生期待値算出部50は、平滑用フィルタにより回生回収率およびFC効率の急激な変化を抑えている。平滑用フィルタとして、移動平均や一次遅れ等を利用することが可能である。これにより、上限リミットの急激な変化を抑えて、エアポンプ回転数の急激な変化を抑えることが可能になる。これにより、運転者の違和感を低減して商品性を向上させることができる。
図8は、第2実施形態に係る燃料電池システムの制御方法のフローチャートである。S10においてSOCを算出し、S12においてFC効率を算出し、S14においてモータ要求電力を算出する。またS15aにおいて回生電力積算値を算出し、S15bにおいてモータ要求電力積算値を算出し、S15cにおいて回生回収率を算出する。
次に、S16においてFC発電量の上限リミットを算出し、S18において下限リミットを算出する。ここでは、算出された回生回収率およびFC効率を用いて、上下限リミットを算出する。次にS28では、燃料電池システムをアシストモードで運転する範囲において、FC電力およびバッテリ電力の分配を決定する。
以上に詳述したように、図7に示す第2実施形態に係る燃料電池システムは、モータ要求電力の積算値を算出するモータ要求電力積算部54と、回生電力の積算値を算出する回生電力積算部52と、を備え、回生期待値算出部50は、モータ要求電力積算値のうち回生電力積算値が占める割合(回生回収率)を回生期待値とする構成とした。
バッテリSOCは回生電力以外の様々な要因によって変化するが、回生回収率は現在までの回生実績値を示すものであるから、将来の回生期待値を極めて精度よく求めることが可能になる。これにより、運転モードの切り替えを効率よいタイミングで精度よく行うことができる。
(第3実施形態)
次に、第実施形態に係る燃料電池システムについて説明する。第3実施形態では、アシストモード以外の場合、コンバータの稼動を停止することにより、モータへのアシスト電力の供給を停止するものである。なお第1参考形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
図9は、第3実施形態に係る燃料電池システムのブロック図である。第3実施形態では、バッテリ20とモータ30との間に、DC/DCコンバータ62が設けられている。DC/DCコンバータ62は、バッテリ20からモータ30に供給される電圧を昇圧するものである。またアシストモード以外の場合、DC/DCコンバータ62の稼動を停止して、モータ30へのアシスト電力の供給を停止するDC/DCコンバータ停止手段60が設けられている。なお、アシスト電力が所定値以下であるときにも、DC/DCコンバータ62の稼動を停止しうるように、DC/DCコンバータ停止手段60を構成することが望ましい。この場合には、アシスト電力を検出する電流電圧計(アシスト電力検出手段)64を設ける。
図10は、第3実施形態に係る燃料電池システムの制御方法のフローチャートである。
S10〜S18は第1参考形態と同様である。S20において燃料電池追従モードであるか判断する。S20の判断がNoの場合(アシストモードの場合)には、S28においてFC電力およびバッテリ電力の分配を決定する。S20の判断がYesの場合(燃料電池追従モードの場合)には、S22においてバッテリの充放電電力が小さいか判断する。S22の判断がYesの場合には、S24においてDC/DCコンバータオフ指令を出力する。
以上に詳述したように、図9に示す第3実施形態に係る燃料電池システムは、バッテリ20からモータ30へ供給するアシスト電力を昇圧するDC/DCコンバータ62と、アシストモード以外の場合、DC/DCコンバータ62の稼動を停止して、モータ30へのアシスト電力の供給を停止するコンバータ停止手段60と、を備える構成とした。
一般に、バッテリ20からのアシスト電力の供給時にDC/DCコンバータ62において損失が発生し、アシスト出力が小さいほどDC/DCコンバータ62の効率が低下する。これに対して、第3実施形態では、バッテリ20からアシスト電力を供給しないときにはDC/DCコンバータ62の稼動を停止するので、DC/DCコンバータ62における損失を防止することができる。
なお、この発明は上述した実施形態、参考形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態、参考形態ではモータ要求電力に比例してFC発電量またはバッテリ放電量を増加させたが、比例以外の関係でFC発電量またはバッテリ放電量を増加させてもよい。またモータ要求電力を基準とする以外にも、(1)モータ要求電力+補機消費電力、(2)モータ要求電力+補機消費電力+バッテリ充電要求、等の燃料電池システム要求電力を基準にして、FC発電量またはバッテリ放電量を決定してもよい。また、上記実施形態、参考形態ではFC発電量の下限リミットを設定したが、必ずしも下限リミットを設定する必要はない。
第1参考形態に係る燃料電池システムのブロック図である。 (a)はFC効率の説明図であり、(b)はバッテリ効率の説明図である。 (a)はモータ要求電力とFC発電量との関係を示すグラフであり、(b)はモータ要求電力とバッテリ放電量との関係を示すグラフである。 バッテリ残容量(SOC)およびFC効率と、FC発電量の上限リミットとの関係の説明図である。 FC発電量計算機の概略構成図である。 第1参考形態に係る燃料電池システムの制御方法のフローチャートである。 第2実施形態に係る燃料電池システムのブロック図である。 第2実施形態に係る燃料電池システムの制御方法のフローチャートである。 第3実施形態に係る燃料電池システムのブロック図である。 第3実施形態に係る燃料電池システムの制御方法のフローチャートである。
符号の説明
FU…上限リミット 10…燃料電池 14…エアポンプ 15…電力分配器(電力分配手段) 20…バッテリ(蓄電手段) 30…モータ 40…運転モード切替部(運転モード切替手段) 44…モータ要求電力算出部(燃料電池システム要求電力算出手段) 50…回生期待値算出部(回生期待値算出手段) 52…回生電力積算部(回生電力積算手段) 54…モータ要求電力積算部(燃料電池システム要求電力積算手段) 60…DC/DCコンバータ停止手段(コンバータ停止手段) 62…DC/DCコンバータ(コンバータ) 101…燃料電池システム

Claims (9)

  1. エアポンプにより反応ガスを供給することで発電する燃料電池と、
    前記燃料電池または蓄電装置からの電力供給により駆動するモータと、を備え、
    前記蓄電装置は、前記燃料電池の電力および前記モータからの回生電力によって充電される燃料電池システムであって、
    前記燃料電池システムを稼動するための要求電力を算出する燃料電池システム要求電力算出手段と、
    前記蓄電装置への充電を行う際に回生電力によりどの程度充電が期待できるかを表す回生期待値を算出する回生期待値算出手段と、
    前記燃料電池システム要求電力が所定電力値未満のとき、前記燃料電池システム要求出力に対して前記燃料電池からの電力供給を追従させる燃料電池追従モードを選択し、前記燃料電池システム要求電力が前記所定電力値以上のとき、前記燃料電池から前記燃料電池システムへの電力供給を前記蓄電装置の放電電力によりアシストするアシストモードを選択する運転モード切替部と、
    前記燃料電池システム要求電力の積算値を算出する燃料電池システム要求電力積算手段と、
    前記回生電力の積算値を算出する回生電力積算手段と、を備え、
    前記回生期待値算出手段は、前記燃料電池システム要求電力積算値のうち前記回生電力積算値が占める割合を前記回生期待値とし、
    前記運転モード切替部は、前記回生期待値が大きくなるにつれ、前記所定電力値を低く設定することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池の発電効率を算出する燃料電池発電効率算出手段を備え、
    前記運転モード切替部は、前記燃料電池の発電効率が大きくなるにつれ、前記所定電力値を大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記回生期待値算出手段は、平滑用フィルタにより前記燃料電池システム要求電力積算値と前記回生電力積算値の比の急激な変化を抑えることを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池発電効率算出手段は、平滑用フィルタにより前記燃料電池発電効率の急激な変化を抑えることを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記アシストモード時に前記燃料電池システム要求電力を前記燃料電池への要求電力と前記蓄電装置へのアシスト要求電力とに分配する電力分配手段を備え、
    前記電力分配手段は、前記アシスト要求電力がアシスト電力上限より大きいときは、前記アシスト要求電力と前記アシスト電力上限との差分を前記アシスト要求電力から減算し、前記燃料電池要求電力に加算することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記電力分配手段は、前記アシスト要求電力が前記アシスト電力上限に近づくにつれ、前記燃料電池要求電力を増加させることを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記蓄電装置から前記モータへ供給するアシスト電力を昇圧するコンバータと、
    前記アシストモード以外の場合、前記コンバータの稼動を停止して、前記モータへの前記アシスト電力の供給を停止するコンバータ停止手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  8. 前記蓄電装置から前記モータへのアシスト電力を昇圧するコンバータと、
    前記アシスト電力を検出するアシスト電力検出手段と、を備え、
    前記アシスト電力が所定値以下であるとき、前記コンバータの稼動を停止して、前記モータへの前記アシスト電力の供給を停止するコンバータ停止手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  9. 発電機と、
    前記発電機または蓄電装置からの電力供給により駆動するモータと、を備え、
    前記蓄電装置は、前記発電機の電力および前記モータからの回生電力によって充電される発電機システムであって、
    前記発電機システムを稼動するための要求電力を算出する発電機システム要求電力算出手段と、
    前記蓄電装置への充電を行う際に回生電力によりどの程度充電が期待できるかを表す回生期待値を算出する回生期待値算出手段と、
    前記発電機システム要求電力が所定電力値未満のとき、前記発電機システム要求出力に対して前記発電機からの電力供給を追従させる発電機追従モードを選択し、前記発電機システム要求電力が前記所定電力値以上のとき、前記発電機から前記発電機システムへの電力供給を前記蓄電装置の放電電力によりアシストするアシストモードを選択する運転モード切替部と、
    前記発電機システム要求電力の積算値を算出する発電機システム要求電力積算手段と、
    前記回生電力の積算値を算出する回生電力積算手段と、を備え、
    前記回生期待値算出手段は、前記発電機システム要求電力積算値のうち前記回生電力積算値が占める割合を前記回生期待値とし、
    前記運転モード切替部は、前記回生期待値が大きくなるにつれ、前記所定電力値を低く設定することを特徴とする発電機システム。
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