JP4799037B2 - 保護帽及びそのライナー用防塵カバー - Google Patents
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Description
しかし、従来の防塵フードにおいては、使用者の頭部は防塵フードのフード生地で覆われているだけなので、機械装置などの狭所組立作業などで自ら頭部をその機械にぶつけることから保護することはできない。
一方、保護帽などを装着した上に、防塵フードを装着することはサイズ的に問題があり、仮に保護帽とともに防塵フードを着用できたとしても、使用者の動きによって保護帽に対して防塵フードがずれてしまい、視界を遮ったり、あるいは防塵機能が損なわれるなどの問題を生じてしまう。
上記の状況から、防塵フードを着用した上に保護帽を装着することが実用的である。
クリーンルームなどの清浄な空間内では、ライナー材の一部の離脱によっても作業対象物を汚染することがあり、ライナーから生じる塵埃を防止する必要がある。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の保護帽において、前記防塵カバーを光消臭繊維に導電糸を織り込んで構成したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明の保護帽のライナー用防塵カバーは、樹脂又は金属からなる帽体と、発泡スチロール材からなり前記帽体の内部に配置される衝撃吸収用のライナーと、前記ライナーよりも頭部側に配置されるハンモックと、装着者の頭部周囲を囲繞するヘッドバンドとを備え、クリーンルームなどの清浄空間で作業する際に着用される保護帽のライナー用防塵カバーであって、前記防塵カバーを開口部を有する袋状に構成し、前記開口部が前記ライナーを着脱可能な大きさに形成され、前記防塵カバーを前記ライナーに装着した状態において、前記開口部を、対向する布片が重なり合うことで閉塞するとともに、前記帽体側に配置することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の保護帽のライナー用防塵カバーにおいて、光消臭繊維に導電糸を織り込んで構成したことを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による保護帽において、防塵カバーを光消臭繊維に導電糸を織り込んで構成したものである。本実施の形態によれば、消臭性を高めるとともに制電性能を発揮することができる。
本発明の第3の実施の形態による保護帽のライナー用防塵カバーは、防塵カバーを開口部を有する袋状に構成し、開口部がライナーを着脱可能な大きさに形成され、防塵カバーをライナーに装着した状態において、開口部を、対向する布片が重なり合うことで閉塞するとともに、帽体側に配置するものである。本実施の形態によれば、ライナー材の一部の離脱によって生じる塵埃が開口部から外部に出ることを極めて少なくすることができる。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による保護帽のライナー用防塵カバーにおいて、光消臭繊維に導電糸を織り込んで構成したものである。本実施の形態によれば、消臭性を高めるとともに制電性能を発揮することができる。
図1は本発明の一実施例による保護帽の内部構成図、図2は同保護帽の分解構成図、図3は同保護帽に用いるライナーの斜視図、図4は同ライナーに防塵カバーを装着した状態の一部破断斜視図、図5は同ライナーに防塵カバーを装着した状態の斜視図である。
図1及び図2に示すように、保護帽10は、樹脂又は金属からなる帽体11と、この帽体11の内部に設けられた衝撃吸収用のライナー12と、このライナー12よりも頭部側に配置されるハンモック13と、装着者の頭部周囲を囲繞するヘッドバンド14と、帽体11の両側部から装着者側に延出させた顎ひも15とを備えている。ライナー12は、その全体を防塵カバー16にて覆われている。防塵カバー16は、光消臭繊維に導電糸を織り込んだ布で構成されている。ヘッドバンド14には、装着者の頭部に合わせて変更できるサイズ調整機能を備え、このサイズ調整機能は、頭部側に配置されていることが好ましい。
図3に示すように、ライナー12は、発泡スチロール材によってお椀状に形成されている。
図4及び図5に示すように、防塵カバー16は、ライナー12の凹部側の面(内周面)と凸部側の面(外周面)とを覆い、袋状に形成されている。防塵カバー16の外周面側には、ライナー12を着脱可能な大きさの開口部16Aが形成されている。開口部16Aは、防塵カバー16をライナー12に装着した状態において、対向する布片が重なり合うことで閉塞する。また、この開口部16Aは、ライナー12の外周面、すなわち帽体側に配置されている。
また本実施例によれば、開口部16Aを帽体側に配置することで、ライナー材12の破片が開口部16Aから外部に出ることが極めて少なくなる。
また本実施例によれば、防塵カバー16として、光消臭繊維に導電糸を織り込んだ布を用いることで、消臭性を高めるとともに制電性能を発揮することができる。
11 帽体
12 ライナー
13 ハンモック
14 ヘッドバンド
15 顎ひも
16 防塵カバー
16A 開口部
Claims (4)
- 樹脂又は金属からなる帽体と、発泡スチロール材からなり前記帽体の内部に配置される衝撃吸収用のライナーと、前記ライナーよりも頭部側に配置されるハンモックと、装着者の頭部周囲を囲繞するヘッドバンドとを備え、クリーンルームなどの清浄空間で作業する際に着用される保護帽であって、
前記ライナーの全体を覆う防塵カバーを設け、
前記防塵カバーを、開口部を有する袋状に構成し、
前記防塵カバーを前記ライナーに装着した状態において、
前記開口部を前記帽体側に配置するとともに、対向する布片が重なり合うことで前記開口部を閉塞することを特徴とする保護帽。 - 前記防塵カバーを光消臭繊維に導電糸を織り込んで構成したことを特徴とする請求項1に記載の保護帽。
- 樹脂又は金属からなる帽体と、発泡スチロール材からなり前記帽体の内部に配置される衝撃吸収用のライナーと、前記ライナーよりも頭部側に配置されるハンモックと、装着者の頭部周囲を囲繞するヘッドバンドとを備え、クリーンルームなどの清浄空間で作業する際に着用される保護帽のライナー用防塵カバーであって、前記防塵カバーを開口部を有する袋状に構成し、前記開口部が前記ライナーを着脱可能な大きさに形成され、前記防塵カバーを前記ライナーに装着した状態において、前記開口部を、対向する布片が重なり合うことで閉塞するとともに、前記帽体側に配置することを特徴とする保護帽のライナー用防塵カバー。
- 光消臭繊維に導電糸を織り込んで構成したことを特徴とする請求項3に記載の保護帽のライナー用防塵カバー。
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JP2005119740A JP4799037B2 (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 保護帽及びそのライナー用防塵カバー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005119740A JP4799037B2 (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 保護帽及びそのライナー用防塵カバー |
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- 2005-04-18 JP JP2005119740A patent/JP4799037B2/ja not_active Expired - Fee Related
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