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JP4797796B2 - 光ディスク再生装置、光ディスク再生方法及び光ディスク再生プログラム - Google Patents

光ディスク再生装置、光ディスク再生方法及び光ディスク再生プログラム Download PDF

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JP4797796B2 JP2006145292A JP2006145292A JP4797796B2 JP 4797796 B2 JP4797796 B2 JP 4797796B2 JP 2006145292 A JP2006145292 A JP 2006145292A JP 2006145292 A JP2006145292 A JP 2006145292A JP 4797796 B2 JP4797796 B2 JP 4797796B2
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Description

本発明は、光ディスク再生装置、光ディスク再生方法及び光ディスク再生プログラムに関する。
従来から、光情報記憶媒体であるDVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)などにデータを記録し、或いは記録されたデータを再生する光ディスク再生装置が知られている。当該光ディスク再生装置は、光源から出射された光束をプリズム等で反射させて対物レンズに導く。そして、当該対物レンズから光情報記憶媒体(以下、光ディスク)の情報記録面に光を集光させ、その反射光を光検出器で受光する。これにより、光ディスクにデータの再生又は記録を行うことが出来る。
光ディスクの中には、Dualディスクと呼ばれるディスクがある。ここで、Dualディスクとは、ディスクの片面にDVD規格に準拠した映像やオーディオ信号が記録されており、もう一方の面には音楽専用のオーディオ信号が記録されている両面ディスクのことをいう。当該Dualディスクは、ディスクの表面音楽専用のオーディオ信号が記録されている信号記録層が0.9mmに位置する。
また、光ディスクのトラック制御の方法として、3ビーム方式を用いたトラッキング制御方式が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−334501号公報
上記の光ディスクはCDの場合、ディスクの表面から信号記録層が1.2mmに位置する。したがって、上記従来技術では、Dualディスクのような信号記録層がディスクの表面から0.9mmに位置するディスクに対してトラッキングサーボをONすることができなかった。即ち、3ビームのサブビームによってトラッキングエラー信号を生成する場合、フォーカスONの位置で3サブビーム部分にトラック(ピットの端)が上手くかからないため、トラッキングエラー信号を検出することができなかった。
この場合、ディスクを再生する方法としては、レンズのNAやピックアップの受光素子の位置を変える方法もある。しかし、レンズのNAやピックアップの受光素子の位置を変えた場合、ハードウエアの構成を変える必要がある。
したがって、ハードウエア構成を変えることなくDualディスクのような光ディスクのトラッキングサーボをONすることのできる光ディスク再生装置を実現する要請があった。
そこで、本発明の課題は、ハードウエア構成を変えることなく、トラッキングサーボをONすることのできる光ディスク再生装置を実現することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の光ディスク再生装置は、
光ディスクを再生する際に、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向外側に集光されるビームと、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向内側に集光されるビームとを用いて、トラッキングエラー信号を検出する光ディスク再生装置において、
光源、前記光源から射出される光束を前記光ディスクの記録面に集光させる対物レンズ、前記光ディスクの記録面から反射される光束を受光し、受光量に対応する検出信号を出力する光検出器を有する光ピックアップと、
前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させる第1の駆動手段と、
前記対物レンズを前記光ディスクの半径方向に移動させると共に、前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第2の駆動手段と、
前記光検出器により検出される検出信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の生成を行う生成手段と、
前記生成手段により生成された、フォーカスサーボがONしている状態におけるトラッキングエラー信号の振幅を測定する測定手段と、
記測定手段により測定されたトラッキングエラー信号の振幅が、トラッキングサーボがONできる検出レベルより小さいか否かを判別する判別手段と、
記判別手段によりトラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベルより小さいと判別された場合、トラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベル以上となるようにフォーカスバランスのオフセット値を変更し、そのフォーカスバランスのオフセット値を変更した状態で、トラッキングサーボをONさせるように前記第2の駆動手段を駆動させる制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の光ディスク再生装置において、
前記制御手段は、前記フォーカスバランスのオフセット値を所定値以上変更しても、トラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベルより小さい場合は、その光ディスクの再生が出来ないと判断することを特徴とする。
請求項に記載の発明の光ディスク再生方法は、
光ディスクを再生する際に、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向外側に集光されるビームと、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向内側に集光されるビームとを用いて、トラッキングエラー信号を検出する光ディスク再生方法において、
フォーカスサーボがONしている状態におけるトラッキングエラー信号の振幅を測定する測定工程と、
前記測定工程において測定されたトラッキングエラー信号の振幅が、トラッキングサーボがONできる検出レベルより小さいか否かを判別する判別工程と、
前記判別工程においてトラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベルより小さいと判別された場合、トラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベル以上となるようにフォーカスバランスのオフセット値を変更するオフセット値変更工程と、
前記オフセット値変更工程によって、フォーカスバランスのオフセット値を変更した後の状態で、トラッキングサーボをONさせるように駆動手段を駆動させる駆動工程と、
を含むことを特徴とする
請求項に記載の発明の光ディスク再生プログラムは、
光ディスクを再生する際に、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向外側に集光されるビームと、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向内側に集光されるビームとを用いて、トラッキングエラー信号を検出する光ディスク再生装置のコンピュータに、
フォーカスサーボがONしている状態におけるトラッキングエラー信号の振幅を測定する測定工程と、
前記測定工程において測定されたトラッキングエラー信号の振幅が、トラッキングサーボがONできる検出レベルより小さいか否かを判別する判別工程と、
前記判別工程においてトラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベルより小さいと判別された場合、トラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベル以上となるようにフォーカスバランスのオフセット値を変更するオフセット値変更工程と、
前記オフセット値変更工程によって、フォーカスバランスのオフセット値を変更した後の状態で、トラッキングサーボをONさせるように駆動手段を駆動させる駆動工程と、
を実行させることを特徴とする
本発明によれば、ハードウエア構成を変えることなく、トラッキングサーボをONすることのできる光ディスク再生装置を実現することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1〜図4を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。図1に本発明に係る光ディスク再生装置1の装置構成を説明する。図2に、トラッキングエラー信号の生成イメージを示す。図3に、CDメディア判定処理の流れを示す。図4にフォーカスバランス制御処理の流れを示す。
先ず、光ディスク再生装置1の装置構成について説明する。図1に示すように、光ディスク再生装置1は、光ディスク11に記録された映像データや音声データ等を順次読み出して再生するものである。具体的には、商用電源や電池電源などで駆動して映像データや音楽データの再生又は記録を行う装置であり、据え置いての設置、携行、車載等が可能なものである。
光ディスク再生装置1は、スピンドルモータ12、スピンドルドライバ13、光ピックアップ14、対物レンズ15、光検出器16、検出手段としての光検出回路16A、光源17、第1の駆動手段としての送りモータ18、トラッキングドライバ19、RF(Radio Frequency)アンプ20、フォーカスドライバ21、第2の駆動手段としてのアクチュエータ22、デジタル信号処理回路23、第1の判別手段、第2の判別手段、第3の判別手段、第1の測定手段、第2の測定手段、制御手段としての制御部26、操作部27、表示部28、計時部29、記憶部30及びディスク搬送部31を備えて構成される。
光ディスク11は、CD、CD−R/RW(Recordable/ReWriteable)、DVD、DVD−R/RW等である。
スピンドルモータ12は、デジタル信号処理回路23に制御されて、特に図示しないターンテーブルやクランプ機構にて保持する光ディスク11を、所定の回転速度で回転駆動する。スピンドルドライバ13は、制御部26内のCPUによる指示に基づく制御信号に応じた駆動信号を、スピンドルモータ12に出力し、当該スピンドルモータ12を駆動させる。
光ピックアップ14は、デジタル信号処理回路23の制御により、光ディスク11にレーザ光を照射して映像データ及び音声データ等(以下、映像データ及び音声データ等をデータとする)の再生を可能とするためのものである。
光ピックアップ14は、検出したデータ信号をRFアンプ20に出力する。対物レンズ15は、光源17から射出された光束を光ディスク11の記録面に集光させると共に光ディスク11の記録面から反射された反射光束を集光する。光検出器16は、対物レンズ15が集光した反射光束を受光して、反射光束に応じた電気信号に変換する。光検出回路16Aは、光検出器16により検出された検出信号に基づいて、トラッキングエラー信号(TE信号)、フォーカスエラー信号(FE信号)を生成する。
光源17は、レーザ光を発生する半導体レーザダイオードである。当該半導体レーザダイオードは、波長の異なるCDレーザダイオード及びDVDレーザダイオードを有する。
送りモータ18は、デジタル信号処理回路23の制御により、光ディスク11の半径方向に光ピックアップ14を移動させる。トラッキングドライバ19は、制御部26内のCPUによる指示に基づく制御信号に応じた駆動信号を、アクチュエータ22に出力し、当該アクチュエータ22を駆動させる。
RFアンプ20は、TE信号、FE信号等を増幅する。RFアンプ20は、増幅した各種信号をデジタル信号処理回路23に出力する。
フォーカスドライバ21は、制御部26内のCPUによる指示に基づく制御信号に応じた駆動信号を、アクチュエータ22に出力し、当該アクチュエータ22を駆動させる。アクチュエータ22は、対物レンズ15を光ディスク11の記録面と垂直な方向(以下、フォーカス方向)に移動させて光ディスク11の記録面に集光される光束の焦点を調整する。また、アクチュエータ22は、トラッキングドライバ19から出力された駆動信号に応じて、対物レンズ15を光ディスク11の半径方向に移動させる。
デジタル信号処理回路23は、制御部26により制御される信号処理回路である。デジタル信号処理回路23は、RFアンプ20が増幅した信号等に基づいて、スピンドルドライバ13、トラッキングドライバ19、RFアンプ20及びフォーカスドライバ21に駆動用の制御信号を出力する。また、デジタル信号処理回路23は、RFアンプ20から入力される電気信号に基づいて、光ディスク11の記録面上のアドレス情報IDやRF信号等を検出する。
制御部26は、マイクロプロセッサ等から構成され、デジタル信号処理回路23、操作部27、表示部28、計時部29、記憶部30及びディスク搬送部31を制御することで、光ディスク再生装置1の動作を中央制御する。制御部26は、特に図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
制御部26は、ROMに格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムや記憶部30に格納されたデータを読み出してRAMに展開し、そのRAMに展開されたプログラムやデータとCPUとの協働で、各種処理を実行する。特にROMには、後述するCDメディア判定プログラムが記憶される。
制御部26は、CDメディア判別プログラムにより、TE信号に基づいて光ディスク11(CD)のメディア判別を行う。また、制御部26は、TE信号に基づいてフォーカスバランスの設定値を変更する。
操作部27は、停止キー、再生キー、早戻しキー、早送りキー、ディスク取り出しキー等の各種キーを有する操作パネル等から構成され、利用者の操作入力によって指示された音声データの再生/記録の開始又は停止、光ディスク11の排出、などの指示情報を制御部26に出力する。
表示部28は、LCD(Liquid Crystal Display)パネルや有機EL(Electro Luminescence)素子を用いたFPD(Flat Panel Display)、LED(Light Emitting Diode)等から構成され、制御部26の制御により、再生・記録時間、トラック番号、ボリューム等の動作状況や各種設定状況に関する情報を表示する。
計時部29は、特に図示しない常時一定周波数を発信する水晶発振器によるクロック信号を基準に、制御部26の制御により、実際の時間を計測し、その計測した時間情報を制御部26に出力する回路部である。
記憶部30は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性のメモリであり、各種情報を格納する。
ディスク搬送部31は、制御部26からの制御により、ターンテーブルやクランプ機構などで装置内に保持された光ディスク11をスピンドルモータなどの駆動機構により搬送する可動トレイなどであり、当該装置から光ディスク11を容易に取り外すことができるようにするものである。なお、ディスク搬送部31は、光ディスク11を取り外し自在にするものであれば上述した構成に限定するものでは無く、例えば、蓋部とそれを開閉する機構であり、装置内に保持されたままの光ディスク11を取り外し自在にするものであってもよい。
次に、図2を参照してトラッキングエラー信号(TE信号)の生成方法について説明する。図2(A)は、1.2mm厚の層に正常にフォーカスONした時の光検出器のTE信号生成イメージを示した図である。ここで、フォーカスONとは、光軸の光束の焦点位置が、光ディスクの記録面の層に一致することをいう。この場合、光軸の光束の焦点位置と、1.2mm厚の層とが一致することを示す。図2(A)は、光検出器16の受光面が16X,16Y,16Zに3分割されていることを示す。また、受光面16XにフォーカスON時のメインスポットが照射されていることを示している。
ここで、フォーカスエラー信号(FE信号)の生成について説明する。FE信号は、受光面16Xの領域A,B,C,Dから得られた信号に基づいて生成される。図2(A)の場合、FE信号=(A+C)−(B+D)となる。
次に、TE信号の生成について説明する。TE信号は、受光面16Y,16Zのそれぞれの領域E,Fから得られた信号に基づいて光検出回路16Aにより生成される。図2(A)の場合、TE信号=E−Fとなる。
図2(A)の例では、信号読みしているピット端が領域E,Fにかかっている。よって、TE信号の生成が可能となる。ここで、信号読みしているピットとは、光ディスク上のくぼみのことをいう。このくぼみの有無によってレーザ光の反射光に変化が生じ、反射光の変化を捉えてデータの読み取りが行われる。したがって、信号読みしているピット端が受光面16Y,16Zの領域E,Fにかかっていれば、TE信号の生成が可能となる。
図2(B)は、0.9mm厚の層に正常にフォーカスONした時の光検出器のTE信号生成イメージを示した図である。この場合、信号読みしているピット端が受光面16Y,16Zの領域E,Fにかかっていない。したがって、領域E,Fから同相の信号が出力されるためにトラッキングエラー信号を生成することができない。
図2(C)は、0.9mm厚の層に光束のピントがずれた状態でフォーカスONした時のTE信号の生成イメージである。この状態は、フォーカスバランスを崩すことにより実現される。ここで、フォーカスバランスとは、FE信号の(A+C)信号とFE信号の(B+D)信号とのバランスをいう。フォーカスバランスを崩すとは、FE信号の(A+C)信号とFE信号の(B+D)信号のいずれかにオフセットを持たせることにより、フォーカスONのポイントをずらすことをいう。図2(C)の例では、0.9mm厚の層に光束のピントがずれた状態でフォーカスONしているので、信号読みしているピット端が受光面16Y,16Zの領域E,Fにかかる。よって、TE信号の生成が可能となる。
次に、本実施の形態の光ディスク再生装置1の動作について図3及び図4を参照して説明する。まず、図3を参照して、光ディスク再生装置1で実行されるCDメディア判別処理の流れについて説明する。CDメディア判別処理は、CDの信号記録層が、光ディスク11の表面から1.2mmに位置するCDであるのか、信号記録層が光ディスク11の表面から0.9mmに位置するCDであるのかを判別する処理である。
予め、光ディスク11のメディアの種類を判別する処理により、メディアの種類がCDであると判別されているものとする。ここで、光ディスク11のメディアを判別する処理とは、光ディスク11がCDであるのかDVDであるのかを判別する処理のことをいう。本実施例では、光ディスク11はCDと判別されたものとする。また、3ビーム方式でTE信号を生成するものとする。
例えば、光ディスク再生装置1において、CDメディア判別処理の実行指示がユーザより操作部27を介して入力されたこと等をトリガとして、ROMから読み出されて適宜RAMに展開されたCDメディア判別プログラムと、CPUとの協働によりCDメディア判別処理が実行される。
先ず、スピンドルサーボがCAVモードに設定される(ステップS101)。ここで、スピンドルサーボをCAVモードに設定するとは、スピンドルモータ12のスピンドルモードを設定することにより、光ディスク11を定速度回転させることをいう。そして、信号経路がCD用の設定に変更される。ここで、信号経路をCD用の設定に変更するとは、各種信号処理の設定をCD用に変更することをいう。例えば、各種信号処理の設定が3ビームモードに設定される。また、信号経路がCD用の設定に変更されると同時に、CDレーザがONされる(ステップS102)。
そして、フォーカスサーボがONされる(ステップS103)。フォーカスサーボがONされると、TE信号の振幅のPP(Peak to Peak)値が計測される(ステップS104)。そして、計測されたTE信号の振幅のPP値が一定値より小さいか否かが判別される(ステップS105)。ここで、一定値とは、トラッキングサーボがONできるTE信号の振幅値の閾値のことをいう。TE信号の振幅のPP値が一定値よりも小さい場合(ステップS105;YES)、光ディスク11は、当該光ディスク11の表面から信号記録層が0.9mmのCD(即ち、トラッキングサーボがONできない光ディスク11)であると判別される。光ディスク11の表面から信号記録層が0.9mmのCDであると判別されると、フォーカスバランス制御処理が行われる(ステップS106)。フォーカスバランス制御処理については、後述する。
ステップS106の実行後、スピンドルサーボがラフサブモードに設定される(ステップS107)。ここで、スピンドルサーボをラフサブモードに設定するとは、スピンドルサーボの設定モードをラフサブモードに変更することをいう。そして、トラッキングサーボがONされる(ステップS108)。
ステップS108の実行後、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボのゲイン調整が行われる(ステップS109)。ここで、ゲイン調整とは、RFアンプ20の増幅度を調整することをいう。ゲイン調整は、光ディスク11の反射率等によってTE信号及びFE信号のレベルに違いがあるため、TE信号及びFE信号のレベルを合わせ込むために行われる。そして、スピンドルサーボがCD_CLV(Constant Linear Velocity)モードに変更される(ステップS110)。ここで、CLVモードとは、スピンドルモータ12の設定モードを一定線速度に設定することをいう。
ステップS105において計測されたTE信号の振幅のPP値が一定値以上の場合(ステップS105;NO)、光ディスク11は、光ディスク11の表面から信号記録層までの距離が1.2mmのCDであると判別される。光ディスク11の表面から信号記録層までの距離が1.2mm層のCDであると判別されると、フォーカスバランスの粗調整が行われる(ステップS111)。ここで、フォーカスバランスの粗調整とは、フォーカス信号(FS信号)が一番大きくなるようにフォーカスバランス値を調整することをいう。ここで、FS信号とは、図2で示す領域A,B,C,Dで受光された信号を全加算(A+B+C+D)して得られた信号のことをいう。
ステップS111の実行後、スピンドルサーボがラフサブモードに設定される(ステップS112)。そして、トラッキングサーボがONされる(ステップS113)。
ステップS113の実行後、フォーカスバランスの精調整が行われる(ステップS114)。ここで、フォーカスバランスの精調整とは、RF信号のジッタ特性が一番良くなるようにフォーカスバランスを調整することをいう。そして、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボのゲイン調整が行われる(ステップS115)。
ステップS115の実行後、スピンドルサーボがCD_CLVモードに変更される(ステップS116)。そして、フォーカスバランスの精調整が行われる(ステップS117)。ステップS117で行われるフォーカスバランスの精調整は、プレイアビリティを向上させるために行われる。
ステップS110,S117の実行後、CDメディア判定処理は終了する。
次に、図を参照して、CDメディア判定処理のステップS106で実行されるフォーカスバランス制御処理について説明する。
先ず、ループ処理カウンタの初期化が行われる(ステップS201)。ここで、ループ処理カウンタの初期化とは、ループ処理カウンタを初期値「0」に設定することをいう。そして、フォーカスサーボが外れていないか否かが判別される(ステップS202)。ここで、フォーカスサーボが外れるとは、フォーカスサーボがONできないことをいう。フォーカスサーボが外れている場合(ステップS202;NO)、フォーカス落ちエラーとなる(ステップS209)。この場合、光ディスク11の再生動作は出来ない事となる。
ステップS202において、フォーカスサーボが外れていない場合(ステップS202;YES)、TE信号の振幅のPP値が計測される(ステップS203)。そして、TE信号の振幅のPP値が一定値より小さいか否かが判別される(ステップS204)。ここで、一定値とは、トラッキングサーボがONできるTE信号の振幅値の閾値のことをいう。TE信号の振幅のPP値が一定値以上の場合(ステップS204;NO)、正常終了される(ステップS210)。この場合、トラッキングサーボをONすることができ、光ディスク11の再生が可能となる。
ステップS204において、TE信号の振幅のPP値が一定値より小さい場合(ステップS204;YES)、フォーカスバランスの設定値が変更される(ステップS205)。ここで、フォーカスバランスの設定値を変更するとは、フォーカスバランスのオフセット値を変更することをいう。オフセット値の変更とは、例えば、図2の(A+C)信号を「+5」分だけオフセットを持たせることをいう。この場合、フォーカスバランスである(A+C)と(B+D)に「5」だけ差が生じるので、フォーカスバランスが崩れる。例えば、フォーカスバランスの設定値を変更することにより、図2(C)に示す状態となる。即ち、領域E、Fに信号読みしているピット端がかかるようになる。
ステップS205の実行後、ループ処理カウンタが5であるか否かの判別が行われる(ステップS206)。ここで、ループ処理カウンタのしきい値は、任意の値である。即ち、ループ処理カウンタのしきい値は「N」(Nは2以上の整数)であり、「5」に限定されるものではない。本実施例では、ループ処理カウンタのしきい値を「5」とする。
ステップS206において、ループ処理カウンタの数が5以上の場合(ステップS206;NO)、ループ処理カウンタが上限オーバーと判断される(ステップS207)。この場合、光ディスク11の再生は出来ない事となる。
また、ステップS206において、ループ処理カウンタが5より小さい場合(ステップS206;YES)、ループ処理カウンタの数が+1される(ステップS208)。ステップS208の実行後、ステップS202に移行され、以降の処理が所定回数繰返される。このとき、ループカウンタの数が「1」上がる毎にフォーカスバランスのオフセット値が変更される。例えば、ループカウンタが「1」の場合、(A+C)信号のオフセット値が「+5」分変更される。ループ処理カウンタが「2」の場合、(B+D)信号のオフセット値が「−5」分変更される。ループ処理カウンタが「3」の場合、(A+C)信号のオフセット値が「+10」分変更される。ループ処理カウンタが「4」の場合、(B+D)信号のオフセット値が「−10」分変更される。以下同様に、ループ処理カウンタの数が「1」増える毎に、(A+C)信号、(B+D)信号のオフセット値が交互に変更される。
ステップS207、S209、S210の実行後、フォーカスバランス制御処理は終了し、図3のステップS107へ移行される。
以上、本実施の形態によれば、フォーカスバランスの設定値を変更することにより、光ディスク11の表面から信号記録層が0.9mmの光ディスク11(Dualディスク)に対しても、TE信号を検出することができる。これにより、レンズのNAやピックアップの受光素子の位置等のハードウエア構成を変えることなくトラッキングサーボをONすることが可能となる。この場合、プレイアビリティは犠牲になるが光ディスク11の再生が可能となる。
また、例えば本発明をDualディスクがかからない(トラッキングサーボがONできない)光ディスク再生装置に使用する場合、ソフト変更することでサービス対応を行うことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る光ディスク再生装置、光ディスク再生方法及び光ディスク再生プログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、CDを3ビーム法でTE信号を検出する構成としたが、MD(Mini Disc)等を3ビーム法でTE信号を生成する構成としてもよい。
その他、上記実施の形態における光ディスク再生装置1の細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る光ディスク再生装置1の概要断面構成図である。 1.2mm厚の層に正常にフォーカスONした時のTE信号の生成イメージ、0.9mm厚の層に正常にフォーカスONした時のTE信号の生成イメージ及び0.9mm厚の層に光束のピントがずれた状態でフォーカスONした時のTE信号の生成イメージを示した図である。 CDメディア判定処理の流れを示すフローチャートである。 フォーカスバランス制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスク再生装置
11 光ディスク
12 スピンドルモータ
13 スピンドルドライバ
14 光ピックアップ
15 対物レンズ
16 光検出器
16A 光検出回路
16X,16Y,16Z 受光面
17 光源
18 送りモータ
19 トラッキングドライバ
20 RFアンプ
21 フォーカスドライバ
22 アクチュエータ
23 デジタル信号処理回路
26 制御部
27 操作部
28 表示部
29 計時部
30 記憶部
31 ディスク搬送部

Claims (4)

  1. 光ディスクを再生する際に、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向外側に集光されるビームと、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向内側に集光されるビームとを用いて、トラッキングエラー信号を検出する光ディスク再生装置において、
    光源、前記光源から射出される光束を前記光ディスクの記録面に集光させる対物レンズ、前記光ディスクの記録面から反射される光束を受光し、受光量に対応する検出信号を出力する光検出器を有する光ピックアップと、
    前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させる第1の駆動手段と、
    前記対物レンズを前記光ディスクの半径方向に移動させると共に、前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第2の駆動手段と、
    前記光検出器により検出される検出信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の生成を行う生成手段と、
    前記生成手段により生成された、フォーカスサーボがONしている状態におけるトラッキングエラー信号の振幅を測定する測定手段と、
    記測定手段により測定されたトラッキングエラー信号の振幅が、トラッキングサーボがONできる検出レベルより小さいか否かを判別する判別手段と、
    記判別手段によりトラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベルより小さいと判別された場合、トラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベル以上となるようにフォーカスバランスのオフセット値を変更し、そのフォーカスバランスのオフセット値を変更した状態で、トラッキングサーボをONさせるように前記第2の駆動手段を駆動させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記フォーカスバランスのオフセット値を所定値以上変更しても、トラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベルより小さい場合は、その光ディスクの再生が出来ないと判断することを特徴とする請求項に記載の光ディスク再生装置。
  3. 光ディスクを再生する際に、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向外側に集光されるビームと、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向内側に集光されるビームとを用いて、トラッキングエラー信号を検出する光ディスク再生方法において、
    フォーカスサーボがONしている状態におけるトラッキングエラー信号の振幅を測定する測定工程と、
    前記測定工程において測定されたトラッキングエラー信号の振幅が、トラッキングサーボがONできる検出レベルより小さいか否かを判別する判別工程と、
    前記判別工程においてトラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベルより小さいと判別された場合、トラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベル以上となるようにフォーカスバランスのオフセット値を変更するオフセット値変更工程と、
    前記オフセット値変更工程によって、フォーカスバランスのオフセット値を変更した後の状態で、トラッキングサーボをONさせるように駆動手段を駆動させる駆動工程と、
    を含むことを特徴とする光ディスク再生方法。
  4. 光ディスクを再生する際に、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向外側に集光されるビームと、メインスポットよりも前記光ディスクの半径方向内側に集光されるビームとを用いて、トラッキングエラー信号を検出する光ディスク再生装置のコンピュータに、
    フォーカスサーボがONしている状態におけるトラッキングエラー信号の振幅を測定する測定工程と、
    前記測定工程において測定されたトラッキングエラー信号の振幅が、トラッキングサーボがONできる検出レベルより小さいか否かを判別する判別工程と、
    前記判別工程においてトラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベルより小さいと判別された場合、トラッキングエラー信号の振幅が前記検出レベル以上となるようにフォーカスバランスのオフセット値を変更するオフセット値変更工程と、
    前記オフセット値変更工程によって、フォーカスバランスのオフセット値を変更した後の状態で、トラッキングサーボをONさせるように駆動手段を駆動させる駆動工程と、
    を実行させることを特徴とする光ディスク再生プログラム。
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