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JP4786133B2 - 通信装置およびテレビ電話システム - Google Patents

通信装置およびテレビ電話システム Download PDF

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JP4786133B2 JP2004004532A JP2004004532A JP4786133B2 JP 4786133 B2 JP4786133 B2 JP 4786133B2 JP 2004004532 A JP2004004532 A JP 2004004532A JP 2004004532 A JP2004004532 A JP 2004004532A JP 4786133 B2 JP4786133 B2 JP 4786133B2
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Description

本発明は、公衆通信網に接続される接続手段と、接続手段を介して公衆通信網に接続されるとともに相互に接続され、音声データおよび映像データの通信が可能である複数の通信装置を構成する通信装置およびテレビ電話システムに関する。
第1の従来の技術は、音声データの通信が可能である複数の電話装置(以下、第1および第2電話装置)を含む電話システムである。この電話システムでは、第1電話装置によって外部の電話装置と通信している場合に、この通信を、第2電話装置に転送することができる。
通信を転送するにあたって、第1電話装置の操作者は、まず、通信を保留するための操作を行い、さらに第2電話装置を選択して内線呼出しするための呼出操作を行う。前記呼出操作は、第2電話装置に割り振られた番号を入力する操作、または第2電話装置に対応したボタンを押下する操作である。この後、第2電話装置でオフフックなどの受信操作が行われると、第1電話装置と第2電話装置との間の内線通信が確立される。第1電話装置の操作者は、通信を転送する旨などを第2電話装置の操作者に伝えた後、通信を転送するための転送操作を行う。
第2の従来の技術として、前記第1の従来の技術と類似の技術が特許文献1に記載されている。特許文献1のテレビ電話システムは、デジタル通信網に接続された秘書端末と、秘書端末に宅内伝送路で接続された複数の幹部用端末とを有している。このテレビ電話システムでは、秘書端末と相手との間の通信が開始された後、秘書端末から幹部用端末へ、相手からの通信を取り次ぐことができる。
通信を取り次ぐにあたって、秘書端末の使用者である秘書は、まず、保留を指示する所定の入力を行って、相手との間の回線を保留状態にし、さらに幹部の端末を呼出す。秘書は、相手からのテレビ電話である旨などを幹部に伝えた後、取次ぎを指示する所定の入力を行う。
第3の従来の技術として、前記第1および第2の従来の技術と類似の技術が特許文献2に記載されている。特許文献2の通信端末では、ネットワークを介して画像、音声、その他のデータを多重化して送受信するマルチメディア通信中に、保留/転送を行うことができる。この通信端末では、保留/転送を行う場合に、自分自身の端末の各メディアをミュートするとともに、相手方の端末に保留/転送準備要求を送信して相手方の端末の各メディアもミュートするようにし、相手方からの保留/転送準備完了通知を受けて保留/転送を行う。
第4の従来の技術として、前記第1〜第3の従来の技術と類似の技術が特許文献3に記載されている。特許文献3のテレビ電話交換システムは、複数のテレビ電話端末(以下、第1〜第3テレビ電話端末)と、保留を知らせる音声データおよび映像データを再生する再生機と、通信回線を介して複数のテレビ電話端末間を接続する通信制御装置とを含んで構成される。
たとえば第1テレビ電話端末と第2テレビ電話端末との間の接続が確立されているときに、第2テレビ電話端末が保留状態になると、通信制御装置は、保留を知らせる音声データおよび映像データを、再生機から第1テレビ電話端末へ送信する。第2テレビ電話端末が保留状態になっているときに転送を行う場合、第2テレビ電話端末によって指定された第3テレビ電話端末と第2テレビ電話端末との間の接続が確立される。第2テレビ電話端末が第3テレビ電話端末に接続された状態から切断された状態になると、第1テレビ電話端末と第3テレビ電話端末との間の接続が確立される。
特開平6−141307号公報 特開平11−341461号公報 特開2000−316055号公報
前記第1の従来の技術では、第1電話装置の操作者による呼出操作の後に、第2電話装置で受話操作が行われなければ、第1電話装置の操作者は、第2電話装置の近くに呼出すべき相手がいるか否かを判断することができないという問題がある。また、第2電話装置の近くに呼出すべき相手が居ないことも多く、この場合、呼出すべき相手とは異なる人が応対をする必要があるという問題がある。
前記第2〜4の従来の技術では、前記第1の従来の技術と同様の問題がある。
したがって本発明の目的は、操作者が、呼出すべき相手が通信装置の近くにいるか否かを短時間で判断することができる通信装置およびテレビ電話システムを提供することである。
本発明は、公衆通信網に接続される接続手段と、接続手段を介して公衆通信網に接続されるとともに相互に接続され、音声データおよび映像データの通信が可能である複数の通信装置とを含むテレビ電話システムにおいて、
周囲を撮影して映像データを生成する撮影手段を有する1または複数の子機として動作する通信装置とともに、前記テレビ電話システムを構成し、公衆通信網に接続される相手機との間で公衆通信網を介して通信可能な親機として動作する通信装置であって、
前記親機として動作する通信装置は、
映像データに基づく映像を表示する表示手段と、
相手機との間で通信が行われている状態において、相手機との間の通信の保留動作であって、該相手機との通信を前記親機から前記子機へ転送するための保留動作と、子機として動作する通信装置の撮影手段による撮影と、前記表示手段による表示とを開始させるための指令が入力される保留キーを含む開始指令入力手段と、
相手機との間で通信が行われている状態において、保留キーが押下されることによって指令が入力されたとき、前記表示手段に、子機として動作する通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像を表示させる映像処理手段とを含むことを特徴とする通信装置である。
また本発明は、公衆通信網に接続される接続手段と、接続手段を介して公衆通信網に接続されるとともに相互に接続され、音声データおよび映像データの通信が可能である複数の通信装置とを含むテレビ電話システムにおいて、
周囲を撮影して映像データを生成する撮影手段を有して、公衆通信網に接続される相手機との間で公衆通信網を介して通信可能な親機として動作する通信装置とともに、前記テレビ電話システムを構成し、前記相手機との間で親機として動作する通信装置および公衆通信網を介して通信可能な1または複数の子機として動作する通信装置であって、
前記各子機として動作する通信装置は、
周囲を撮影して映像データを生成する撮影手段と、
映像データに基づく映像を表示する表示手段と、
自身と相手機との間で通信が行われている状態において、自身と相手機との間の通信の保留動作であって、該相手機との通信を自身から自身を除く残余の通信装置へ転送するための保留動作と、前記複数の通信装置のうち、自身を除く残余の通信装置の撮影手段による撮影と、自身の表示手段による表示とを開始させるための指令が入力される保留キーを含む開始指令入力手段とを含み、
自身と相手機との間で通信が行われている状態において、自身の保留キーが押下されることによって指令が入力されたとき、自身の表示手段に、前記複数の通信装置のうち、自身を除く残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されることを特徴とする通信装置である。
また本発明は、親機として動作する前記通信装置と、1または複数の子機として動作する前記通信装置とを含むテレビ電話システムである。
また本発明は、前記各通信装置は、前記表示手段に表示される映像を選択するための映像選択手段をそれぞれ含み、
前記開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記指令が入力された通信装置を除く残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、の通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、選択された映像に対応する通信装置に内線呼出しを行う内線呼出手段を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記映像選択手段は、表示手段に設けられるタッチパネルセンサを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記親機として動作する通信装置は、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像を、前記指令が入力された通信装置において表示させる映像処理手段を含み、
前記映像処理手段は、前記開始指令入力手段によって指令が入力されたとき、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像とともに前記映像選択手段の操作手順を示す映像を表示させることを特徴とする。
また本発明は、前記映像処理手段は、前記開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、の通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、選択された映像を拡大して表示させることを特徴とする。
また本発明は、3つ以上の通信装置を含む場合、
前記映像処理手段は、前記開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、の通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、前記残余の通信装置のうち選択された映像に対応する通信装置を除く通信装置の撮影手段による撮影を停止させることを特徴とする。
また本発明は、前記映像処理手段は、前記開始指令入力手段によって指令が入力された通信装置の表示手段に、前記相手機からの映像データを含む複数の映像データが合成された合成映像データを表示させることを特徴とする。
本発明によれば、親機として動作する通信装置の発明であって、相手機との間で通信が行われている状態において、保留キーを押下することによって指令が入力されたとき、映像処理手段は、表示手段に、子機として動作する通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像を表示させる。前記親機として動作する通信装置の操作者は、表示手段に表示される映像を目視し、子機として動作する通信装置の周囲の状況を把握することができる。したがって前記親機として動作する通信装置の操作者は、呼出操作を行うことなく、呼出すべき相手が前記子機として動作する通信装置の近くにいるか否かを短時間で判断することができる。
また本発明によれば、子機として動作する通信装置の発明であって、自身と相手機との間で通信が行われている状態において、自身の保留キーを押下することによって指令が入力されたとき、自身の表示手段に、前記複数の通信装置のうち、自身を除く残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示される。前記自身の操作者は、自身の表示手段に表示される映像を目視し、前記残余の通信装置の周囲の状況を把握することができる。したがって前記自身の操作者は、呼出操作を行うことなく、呼出すべき相手が前記残余の通信装置の近くにいるか否かを短時間で判断することができる。
また本発明によれば、テレビ電話システムの発明であって、親機として動作する通信装置および1または複数の子機として動作する通信装置のうちいずれか1つの通信装置と相手機との間で通信が行われている状態において、相手機との間で通信中の通信装置の保留キーが押下されることによって指令が入力されたとき、映像処理手段は、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、各通信装置のうち前記指令が入力された通信装置を除く残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像を表示させる。前記指令が入力された通信装置の操作者は、前記指令が入力された通信装置の表示手段に表示される映像を目視し、前記残余の通信装置の周囲の状況を把握することができる。したがって前記指令が入力された通信装置の操作者は、呼出操作を行うことなく、呼出すべき相手が前記残余の通信装置の近くにいるか否かを短時間で判断することができる。
また本発明によれば、開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記指令が入力された通信装置を除く残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、の通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、内線呼出手段は、選択された映像に対応する通信装置に内線呼出しを行う。このような内線呼出手段が設けられるので、内線呼出しのための操作を容易化することができる。
また本発明によれば、表示手段に設けられるタッチパネルセンサを含んで映像選択手段が構成される。このような映像選択手段では、表示手段に表示される映像の領域に対応するタッチパネルセンサの領域の一部を、たとえば手指で触れることによって、操作者は、表示手段に表示される映像を容易に選択することができる。
また本発明によれば、開始指令入力手段によって指令が入力されたとき、映像処理手段は、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像とともに映像選択手段の操作手順を示す映像を表示させる。前記指令が入力された通信装置の操作者は、映像選択手段の操作手順を示す映像を目視し、操作手順に従って、表示手段に表示される映像を容易に選択することができる。
また本発明によれば、開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、の通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、映像処理手段は、選択された映像を拡大して表示させる。このように選択された映像が拡大されるので、前記指令が入力された通信装置の操作者が、選択された映像に対応する通信装置の周囲の状況をより正確に把握することができる。
また本発明によれば、開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、の通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、映像処理手段は、前記残余の通信装置のうち選択された映像に対応する通信装置を除く通信装置の撮影手段による撮影を停止させる。映像が選択された後、前記残余の通信装置のうち選択された映像に対応する通信装置を除く通信装置の撮影手段による撮影は、不要となる。この不要な撮影を停止させることによって、電力消費量を低減することができる。
また本発明によれば、映像処理手段は、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、各通信装置のうち前記指令が入力された通信装置を除く残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像と、相手機からの映像データに基づく映像とを同時に表示させることができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるテレビ電話システム1の構成を示す図である。テレビ電話システム1は、公衆通信網2に接続される接続手段である網制御装置3と、網制御装置3を介して公衆通信網2に接続されるとともに相互に接続され、音声データおよび映像データの通信が可能である複数(本実施の形態では3)の通信装置4〜6とを含む。本実施の形態では、網制御装置3と複数の通信装置4〜6のいずれか1つとを含んで親機7が構成される。複数の通信装置4〜6のうち前記1つの通信装置4を除く残余の通信装置5,6は、子機5,6である。
本実施の形態において、親機7および子機5,6は、テレビ電話機によって実現される。親機7および子機5,6は、必ずしもテレビ電話機によって実現される必要はなく、音声データおよび映像データを送受信して通信を行う通信装置であればよい。
前記公衆通信網2は、ADSL(Asymmetrical Digital Subscriber Line)網およびCATVインターネットなどによって実現される。親機7と各子機5,6との間は、無線によって接続される。詳しく述べると、親機7と各子機5,6との間は、無線通信でデータの送受信を行う無線LAN(Local Area Network)および携帯情報機器向けの無線通信技術であるBluetooth(登録商標)を用いて接続される。ここで、無線LANは、たとえば2.4GHz帯の無線で約11Mbpsの通信を行うときの規格で、IEEE(米国電気電子学会)が策定した802.11bおよび2.4GHz帯の無線で約54Mbpsの通信を行うときの規格で、IEEEが策定した802.11gが用いられる。
本実施の形態において、親機7は、公衆通信網2を介して、この公衆通信網2に接続されている他のテレビ電話装置(以下「相手機」)8と、双方向の通信を行うことができる。各子機5,6は、親機7および公衆通信網2を介して相手機8と、双方向の通信を行うことができる。親機7および各子機5,6は、相互に通信することができる。各子機5,6は、親機7を介して相互に通信することができる。
図2は親機7の電気的構成を示すブロック図であり、図3は親機7の外観図を示す正面図である。親機7は、前記網制御装置3、アンテナ22、無線制御装置23、分岐制御装置24、マルチメディア多重分離装置25、制御装置26、記憶装置27、音声符号化復号化装置28、音声入出力制御装置29、ハンドセット30、映像符号化復号化装置31、映像入出力制御装置32、カメラ33、表示装置34、入力部制御装置35、タッチパネルセンサ36、操作キー37およびダイヤルキー38を含んで構成される。
網制御装置3は、公衆通信網2の状況を監視するとともに、公衆通信網2とテレビ電話システム1との間の通信データの変換処理を行ってデータの伝送を制御する。アンテナ22は、各子機5,6からの無線電波を受信する。無線制御装置23は、各子機5,6との無線でのデータの送受信を制御する。
ハンドセット30は、音声の入出力装置である。ハンドセット30は、音声を音声信号に変換して入力するとともに、音声信号を音声に変換して出力することができる。音声入出力制御装置29は、ハンドセット30から入力した音声信号を音声符号化復号化装置28へ出力する制御を行うとともに、音声符号化復号化装置28からの音声信号をハンドセット30へ出力する制御を行う。
音声符号化復号化装置28は、ハンドセット30から音声入出力制御装置29を介して入力されたアナログの音声信号をデジタルの音声データに符号化し、デジタルの音声データをアナログの音声信号に復号化して音声入出力制御装置29を介してハンドセット30に出力する処理を行う。
カメラ33は、映像の入力装置である。表示装置34は、映像の出力装置である。映像入出力制御装置32は、カメラ33から入力した映像信号を映像符号化復号化装置31へ出力する制御を行うとともに、映像符号化復号化装置31からの映像信号を表示装置34へ出力する制御を行う。
映像符号化復号化装置31は、カメラ33から映像入出力制御装置32を介して入力された映像信号をデジタルの映像データに符号化する処理を行うとともに、デジタルの映像データを映像信号に復号化して映像入出力制御装置32を介して表示装置34に出力する処理を行う。
本実施の形態では、カメラ33、映像入出力制御装置32および映像符号化複合化装置31を含んで、撮影手段101が構成される。この撮影手段101は、周囲を撮影して映像データを生成する。また表示装置34、映像入出力制御装置32および映像符号化複合化装置31を含んで、表示手段102が構成される。この表示手段102は、映像データに基づく映像を表示する。
マルチメディア多重分離装置25は、音声符号化復号化装置28および映像符号化復号化装置31から入力された各データを多重化して分岐制御装置24に出力するとともに、分岐制御装置24から受信した多重化されたデジタルデータを分離して音声符号化復号化装置28および映像符号化復号化装置31に出力する。
タッチパネルセンサ36は、表示装置34に設けられ、たとえば操作者の手指によって押された位置に関する信号を入力する。操作キー37は、通信を保留するための保留指令が入力される保留キー37aなどを有する。ダイヤルキー38は、数字キーなどを有する。タッチパネルセンサ36、操作キー37およびダイヤルキー38は、入力装置である。
本実施の形態では、保留キー37aを含んで、カメラ33による撮影および表示装置34による表示を開始させるための開始指令が入力される開始指令入力手段が構成される。本実施の形態では、保留キー37aに入力される保留指令が前記開始指令に相当する。またタッチパネルセンサ36を含んで、前記表示装置34に表示される映像を選択するための映像選択手段が構成される。映像選択手段は、操作キー37およびダイヤルキー38をも含んで構成されてもよい。入力部制御装置35は、タッチパネルセンサ36、操作キー37およびダイヤルキー38からの入力を検出し、制御装置26に出力する。
分岐制御装置24は、公衆通信網2とのデータを制御する網制御装置3からのデータ、親機7と無線によって接続される各子機5,6からのデータ、およびマルチメディア多重分離装置25からのデータを、適切な伝送先を判断して送る制御を行う。
制御装置26は、分岐制御装置24、マルチメディア多重分離装置25、記憶装置27および入力部制御装置35の制御を行う。制御装置26は、前記タッチパネルセンサ36を含む映像選択手段によって選択された映像に対応する各子機5,6に内線呼出しを行う内線呼出手段としても機能する。本実施の形態では、前記マルチメディア多重分離装置25および制御装置26を含んで、映像処理手段106が構成される。
記憶装置27には、ハンドセット30からの音声データ、カメラ33からの映像データ、タッチパネルセンサ36、操作キー37およびダイヤルキー38から入力されたデータ、公衆通信網2からの音声データおよび映像データ、ならびに制御装置26が処理を行う際の一時データなどが保存される。
図4は子機5,6の電気的構成を示すブロック図であり、図5は子機5,6の外観を示す正面図である。子機5,6は、アンテナ41、無線制御装置42、分岐制御装置43、マルチメディア多重分離装置44、制御装置45、記憶装置46、音声符号化復号化装置47、音声入出力制御装置48、イヤホンジャック49、スピーカ50、マイク51、映像符号化復号化装置52、映像入出力制御装置53、カメラ54、表示装置55、入力部制御装置56、タッチパネルセンサ57、操作キー58、ダイヤルキー59を含んで構成される。
アンテナ41は、親機7からの無線電波を受信する。無線制御装置42は、親機7との無線でのデータの送受信を制御する。
イヤホンジャック49、スピーカ50、マイク51は、音声の入出力装置である。音声入出力制御装置48は、イヤホンジャック49およびマイク51から入力した音声信号を音声符号化復号化装置47へ出力する制御を行うとともに、音声符号化復号化装置47からの音声信号をイヤホンジャック49およびスピーカ50へ出力する制御を行う。
音声符号化復号化装置47は、イヤホンジャック49およびマイク51から音声入出力制御装置48を介して入力されたアナログの音声信号をデジタルの音声データに符号化し、デジタルの音声データをアナログの音声信号に復号化して音声入出力制御装置48を介してイヤホンジャック49およびスピーカ50に出力する処理を行う。
カメラ54は、映像の入力装置である。表示装置55は、映像の出力装置である。映像入出力制御装置53は、カメラ54から入力した映像信号を映像符号化復号化装置52へ出力する制御を行うとともに、映像符号化復号化装置52からの映像信号を表示装置55へ出力する制御を行う。
映像符号化復号化装置52は、カメラ54から映像入出力制御装置53を介して入力された映像信号をデジタルの映像データに符号化する処理を行うとともに、デジタルの映像データを映像信号に復号化して映像入出力制御装置53を介して表示装置55に出力する処理を行う。
本実施の形態では、カメラ54、映像入出力制御装置53および映像符号化複合化装置52を含んで、撮影手段111が構成される。この撮影手段111は、周囲を撮影して映像データを生成する。また表示装置55、映像入出力制御装置53および映像符号化複合化装置31を含んで、表示手段112が構成される。この表示手段112は、映像データに基づく映像を表示する。
マルチメディア多重分離装置44は、音声符号化復号化装置47および映像符号化復号化装置52から入力された各データを多重化して分岐制御装置43に出力するとともに、分岐制御装置43から入力された多重化されたデジタルデータを分離して音声符号化復号化装置47および画像符号化復号化装置52に出力する処理を行う。
タッチパネルセンサ57は、表示装置55に設けられ、たとえば操作者の手指によって押された位置に関する信号を入力する。操作キー58は、通信を保留するための保留キー58aなどを有する。ダイヤルキー59は、数字キーなどを有する。タッチパネルセンサ57、操作キー58およびダイヤルキー59は、入力装置である。前記タッチパネルセンサ57を含んで、前記表示装置55に表示される映像のいずれか1つを選択するための映像選択手段が構成される。映像選択手段は、操作キー58およびダイヤルキー59を含んで構成されてもよい。入力部制御装置56は、タッチパネルセンサ57、操作キー58およびダイヤルキー59からの入力を検出し、制御装置45に出力する。
分岐制御装置43は、無線で接続する親機7から伝送されてきたデータ、マルチメディア多重分離装置25から伝送されてきたデータを、適切な伝送先を判断して送る制御を行う。
制御装置45は、分岐制御装置43、マルチメディア多重分離装置44、記憶装置46および入力部制御装置56の制御を行う。制御装置45は、前記タッチパネルセンサ57を含む映像選択手段によって選択された映像に対応する親機7または各子機5,6に内線呼出しを行う内線呼出手段としても機能する。
記憶装置46には、イヤホンジャック49およびマイク51からの音声データ、カメラ54からの映像データ、タッチパネルセンサ57、操作キー58およびダイヤルキー59から入力されたデータ、親機7からの音声・映像データ、ならびに制御装置45が処理を行う際の一時データなどが保存される。
図6は親機7で保留操作があったときの親機7の動作を説明するためのフローチャートであり、図7は図6に続く親機7の動作を説明するためのフローチャートである。親機7が相手機8と通信している場合に、親機7で、通信を保留するための保留操作が行われると、ステップa1で、親機7で保留操作があったときの親機7の動作が開始される。次のステップa2で、制御装置26は、分岐制御装置24によって、相手機8との通信を保留状態にする。次のステップa3で、制御装置26は、各子機5,6に対してカメラ起動信号を送信する。
次のステップa4で、各子機5,6からの映像データを受信したとき、ステップa5で、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、各子機5,6からの映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データに基づく映像を表示装置34に表示させる。前記合成映像データは、親機7の表示装置34に、各子機5,6および相手機8からの映像データに基づく映像を同時に表示することができるように、各映像データが合成されたデータである。詳しく述べると、前記合成映像データに基づく映像では、相手機8からの映像データに基づく映像が画面の上部91に配置され、各子機5,6からの映像データに基づく映像が画面の下部92の左右92a,92bに配置される。
次のステップa6で、各子機5,6からの映像のいずれか1つが選択されたとき、ステップa7で、制御装置26は、前記ステップa6において選択されていない子機6に対してカメラ停止信号を送信する。次のステップa8で、制御装置26は、前記ステップa6において選択された子機5に対する内線呼出信号の送信を開始する。次のステップa9で、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、前記ステップa6において選択された子機5からの映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データに基づく映像を表示装置34に表示させる。前記合成映像データは、親機7の表示装置34に、前記選択された子機5および相手機8からの映像データに基づく映像を同時に表示することができるように、各映像データが合成されたデータである。詳しく述べると、前記合成映像データに基づく映像では、相手機8からの映像データに基づく映像が画面の上部91に配置され、前記選択された子機5からの映像データに基づく映像が画面の下部92に配置される。
次のステップa10で、選択された子機5で受話操作が行われたとき、ステップa11で、制御装置26は、分岐制御装置24によって、前記選択された子機5との内線を確立する。次のステップa12で、制御装置26は、前記選択された子機5に対する内線呼出信号の送信を停止する。
次のステップa13で、制御装置26は、カメラ33を起動して、カメラ33に周囲の撮影を開始させ、マルチメディア多重分離装置25によって、カメラ33で撮影された映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データを、前記選択された子機5に送信する。この合成映像データを受信した前記選択された子機5の表示装置55には、前記合成映像データに基づく映像が表示される。前記合成映像データは、前記選択された子機5の表示装置55に、親機7のカメラ33で撮影された映像データおよび相手機8からの映像データに基づく映像を同時に表示することができるように、各映像データが合成されたデータである。詳しく述べると、前記合成映像データに基づく映像では、相手機8からの映像データに基づく映像が画面の上部91に配置され、親機7のカメラ33で撮影された映像データに基づく映像が画面の下部92に配置される。このとき、親機7の表示装置34には、前記ステップa9に引き続き、前記選択された子機5および相手機8からの映像データに基づく映像が表示されている。
次のステップa14で、親機7で通信を転送するための転送操作が行われたとき、ステップa15で、相手機8と親機7との保留が解除され、相手機8との通信と内線通信が接続され、前記選択された子機5と相手機8との通信が開始される。前記選択された子機5の表示装置55には、相手機8からの映像データに基づく映像が全体93にわたって表示される。次のステップa16で、親機7の表示装置34による表示が停止される。次のステップa17で、親機7で保留操作があったときの親機7の動作が終了される。
本実施の形態では、親機7で転送操作が行われるが、本発明の実施の他の形態では、前記選択された子機5で、転送操作が行われてもよい。この場合、前記選択された子機5で表示装置55の相手機8からの映像が映っている部分を押すなどの転送操作が行われ、前記選択された子機5から親機7に転送信号が送信され、この転送信号を受けて、制御装置26は、相手機8と子機5との間の通信を接続させる。
図8は、親機7からのカメラ起動信号を受けた各子機5,6の動作を説明するためのフローチャートである。親機7からのカメラ起動信号を受けたとき、ステップb1で、親機7からのカメラ起動信号を受けたときの子機5,6の動作が開始される。次のステップb2で、制御装置45は、カメラ54を起動し、カメラ54による周囲の撮影を開始する。次のステップb3で、制御装置45は、親機7への映像データの伝送を開始する。
次のステップb4で、親機7からのカメラ停止信号を受けたとき、ステップb5で、制御装置45は、映像データの伝送を停止する。次のステップb6で、制御装置45は、カメラ54による周囲の撮影を停止する。次のステップb7で、親機7からのカメラ起動信号を受けたときの子機5,6の動作が終了される。
図6〜図8に示すように、親機7で通信を保留するための保留操作が行われると、映像処理手段106は、保留操作が行われた親機7の表示装置34に、各子機5,6のカメラ54からの映像データに基づく映像を表示させる。親機7の操作者は、その親機7の表示装置34に表示される映像を目視し、各子機5,6の周囲の状況を把握することができる。したがって親機7の操作者は、呼出操作を行うことなく、呼出すべき相手が各子機5,6の近くにいるか否かを短時間で判断することができる。
また親機7で通信を保留するための保留操作が行われ、親機7の表示装置34に、各子機5,6のカメラ54からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、親機7の表示装置34に表示される映像が選択されたとき、親機7の制御装置26は、選択された映像に対応する子機5に内線呼出しを行う。このような制御装置26が設けられるので、内線呼出しのための操作を容易化することができる。
本実施の形態では、親機7で保留操作が行われたとき、親機7の表示装置34には、相手機8からの映像データに基づく映像と、各子機5,6のカメラ54からの映像データに基づく映像とが表示されるが、本発明の実施の他の形態では、それらの映像に加えて、それらの映像を選択するための操作手順を示す映像を表示させてもよい。前記操作手順を示す映像として、たとえば各子機5,6に割り振られた内線番号などが表示される。親機7の操作者は、前記操作手順を示す映像を目視し、操作手順に従って、表示装置34に表示される映像を容易に選択することができる。
また親機7で通信を保留するための保留操作が行われ、親機7の表示装置34に、各子機5,6のカメラ54からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、親機7の表示装置34に表示される映像が選択されたとき、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、選択された映像を拡大して表示させる。このように選択された映像が拡大されるので、親機7の操作者が、選択された映像に対応する子機5の周囲の状況をより正確に把握することができる。
また親機7で通信を保留するための保留操作が行われ、親機7の表示装置34に、各子機5,6のカメラ54からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、親機7の表示装置34に表示される映像が選択されたとき、制御装置26は、各子機5,6のうち選択されていない映像に対応する子機6のカメラ54による撮影を停止させる。映像が選択された後、選択されていない映像に対応する子機6のカメラ54による撮影は、不要となる。この不要な撮影を停止させることによって、電力消費量を低減することができる。
図9は1つの子機5で保留操作があったときの親機7の動作を説明するためのフローチャートであり、図10は図9に続く親機7の動作を説明するためのフローチャートであり、図11は図9に続く親機7の動作を説明するためのフローチャートである。1つの子機5が相手機8と通信している場合に、1つの子機5で、通信を保留するための保留操作が行われ、保留信号が子機5から親機7へ与えられると、ステップc1で、1つの子機5で保留操作があったときの親機7の動作が開始される。次のステップc2で、制御装置26は、分岐制御装置43によって、相手機8との通信を保留状態にする。次のステップc3で、制御装置26は、カメラ33を起動する。次のステップc4で、制御装置26は、残余の子機6に対してカメラ起動信号を送信する。
次のステップc5で、残余の子機6からの映像データを受信したとき、ステップc6で、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、親機7からの映像データと、残余の子機6からの映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データを、1つの子機5に送信する。この合成映像データを受信した1つの子機5の表示装置55には、前記合成映像データに基づく映像が表示される。前記合成映像データは、1つの子機5の表示装置55に、親機7、残余の子機6および相手機8からの映像データに基づく映像を同時に表示することができるように、各映像データが合成されたデータである。詳しく述べると、前記合成映像データに基づく映像では、相手機8からの映像データに基づく映像が画面の上部91に配置され、親機7からの映像データに基づく映像が画面の下部92の左92aに配置され、残余の子機6からの映像に基づく映像が画面の下部92の右92bに配置される。
次のステップc7で、親機7および残余の子機6からの映像のいずれか1つが選択されたと判断される。ステップc8で、残余の子機6が選択されたとき、制御装置26は、カメラ33による撮影を停止する。次のステップc10で、制御装置26は、前記ステップc7およびステップc8において選択された子機6に対する内線呼出信号の送信を開始する。
次のステップc11で、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、選択された子機6からの映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データを、1つの子機5に送信する。この合成映像データを受信した1つの子機5の表示装置55には、前記合成映像データに基づく映像が表示される。前記合成映像データは、1つの子機5の表示装置55に、選択された子機6からの映像データおよび相手機8からの映像データに基づく映像を同時に表示することができるように、各映像データが合成されたデータである。詳しく述べると、前記合成映像データに基づく映像では、相手機8からの映像データに基づく映像が画面の上部91に配置され、選択された子機6からの映像データに基づく映像が画面の下部92に配置される。
次のステップc12で、選択された子機6で受話操作が行われたとき、ステップc13で、制御装置26は、分岐制御装置24によって、前記選択された子機6と1つの子機5との内線通信を確立する。次のステップc14で、制御装置26は、前記選択された子機6に対する内線呼出信号の送信を停止する。
次のステップc15で、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、1つの子機5からの映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データを、前記選択された子機6に送信する。この合成映像データを受信した前記選択された子機6の表示装置55には、前記合成映像データに基づく映像が表示される。前記合成映像データは、前記選択された子機6の表示装置55に、1つの子機5からの映像データおよび相手機8からの映像データに基づく映像を同時に表示することができるように、各映像データが合成されたデータである。詳しく述べると、前記合成映像データに基づく映像では、相手機8からの映像データに基づく映像が画面の上部91に配置され、1つの子機5からの映像データに基づく映像が画面の下部92に配置される。
次のステップc16で、1つの子機5で通信を転送するための転送操作が行われたとき、ステップc17で、相手機8との保留が解除され、相手機8との通信と内線通信が接続され、前記選択された子機6と相手機8との通信が開始される。前記選択された子機6の表示装置55には、相手機8からの映像データに基づく映像が全体93にわたって表示される。次のステップc18で、1つの子機5の表示装置55による表示が停止される。次のステップc19で、1つの子機5で保留操作があったときの親機7の動作が終了される。
前記ステップc8で、親機7が選択されたとき、ステップc21で、制御装置26は、選択されていない子機6に対してカメラ停止信号を送信する。次のステップc22で、制御装置26は、内線呼出音の出力を開始する。
次のステップc23で、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、親機7のカメラ33で撮影された映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データに基づく映像を、1つの子機5に送信する。
この合成映像データを受信した1つの子機5の表示装置55には、前記合成映像データに基づく映像が表示される。前記合成映像データは、1つの子機5の表示装置55に、親機7のカメラ33で撮影された映像データおよび相手機8からの映像データに基づく映像を同時に表示することができるように、各映像データが合成されたデータである。詳しく述べると、前記合成映像データに基づく映像では、相手機8からの映像データに基づく映像が画面の上部91に配置され、親機7のカメラ33で撮影された映像データに基づく映像が画面の下部92に配置される。
次のステップc24で、親機7で受話操作が行われたとき、ステップc25で、制御装置26は、分岐制御装置24によって、親機7と1つの子機5との内線通信を確立する。次のステップc26で、制御装置26は、内線呼出音の出力を停止する。
次のステップc27で、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、1つの子機5からの映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データを、表示装置34に表示する。前記合成映像データは、親機7の表示装置34に、1つの子機5からの映像データおよび相手機8からの映像データに基づく映像を同時に表示することができるように、各映像データが合成されたデータである。詳しく述べると、前記合成映像データに基づく映像では、相手機8からの映像データに基づく映像が画面の上部91に配置され、1つの子機5からの映像データに基づく映像が画面の下部92に配置される。
次のステップc28で、1つの子機5で通信を転送するための転送操作が行われたとき、ステップc29で、相手機8との保留が解除され、相手機8との通信と内線通信が接続され、親機7と相手機8との通信が開始される。親機7の表示装置34には、相手機8からの映像データに基づく映像が全体にわたって表示される。次のステップc29で、1つの子機5の表示装置55による表示が停止され、前記ステップc20に進み、1つの子機5で保留操作があったときの親機7の動作が終了される。
図9〜図11に示すように、1つの子機5で通信を保留するための保留操作が行われると、映像処理手段106は、保留操作が行われた1つの子機5の表示装置55に、親機7および残余の子機6のカメラ33,54からの映像データに基づく映像を表示させる。1つの子機5の操作者は、その1つの子機5の表示装置55に表示される映像を目視し、親機7および残余の子機6の周囲の状況を把握することができる。したがって1つの子機5の操作者は、呼出操作を行うことなく、呼出すべき相手が親機7および残余の子機6の近くにいるか否かを短時間で判断することができる。
また1つの子機5で通信を保留するための保留操作が行われ、1つの子機5の表示装置55に、親機7および残余の子機6のカメラ33,54からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、1つの子機5の表示装置55に表示される映像が選択されたとき、親機7の制御装置26は、選択された映像に対応する親機7または残余の子機6に内線呼出しを行う。このような制御装置26が設けられるので、内線呼出しのための操作を容易化することができる。
本実施の形態では、1つの子機5で保留操作が行われたとき、1つの子機5の表示装置55には、相手機8からの映像データに基づく映像と、親機7のカメラ33からの映像データに基づく映像と、残余の子機6のカメラ54からの映像データに基づく映像とが表示されるが、本実施の他の形態では、それらの映像に加えて、それらの映像を選択するための操作手順を示す映像を表示させてもよい。前記操作手順を示す映像として、たとえば親機7および残余の子機6に割り振られた内線番号などが表示される。1つの子機5の操作者は、前記操作手順を示す映像を目視し、操作手順に従って、表示装置55に表示される映像を容易に選択することができる。
また1つの子機5で通信を保留するための保留操作が行われ、1つの子機5の表示装置55に、親機7および残余の子機6のカメラ33,54からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、1つの子機5の表示装置55に表示される映像が選択されたとき、制御装置26は、マルチメディア多重分離装置25によって、選択された映像を拡大して表示させる。このように選択された映像が拡大されるので、1つの子機5の操作者が、選択された映像に対応する子機6または親機7の周囲の状況をより正確に把握することができる。
また1つの子機5で通信を保留するための保留操作が行われ、1つの子機5の表示装置55に、親機7および残余の子機6のカメラ33,54からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、1つの子機5の表示装置55に表示される映像が選択されたとき、制御装置26は、親機7および残余の子機6のうち選択されていない映像に対応する親機または残余の子機6のカメラ33,54による撮影を停止させる。映像が選択された後、選択されていない映像に対応する親機7または残余の子機6のカメラ33,54による撮影は、不要となる。この不要な撮影を停止させることによって、電力消費量を低減することができる。
図12は親機7から子機5への通信の転送を説明するための図であり、図13は図12に続く図であり、図14は図13に続く図である。テレビ電話システム1に対して、公衆通信網2に接続された相手機8からの着信が発生した場合、図12(1)に示すように、公衆通信網2を介して伝わった着信信号を受けた親機7は、着信音の出力を開始するともに、各子機に対して着信通知を行う。着信通知を受けた各子機5,6は、着信を報知するために着信音の出力を開始する。
親機7で受話操作が行われると、図12(2)に示すように、相手機8と親機7との間の通信が確立され、親機7による着信音の出力および各子機5,6による着信音の出力が停止される。この後、親機7から各子機5,6のいずれか1つへ通信を転送するにあたっては、相手機8との通信を保留するための保留操作が行われる。親機7の操作者は、前記保留操作として、たとえば親機7の操作キー37に含まれる保留キー37aを押下する。
親機7で保留操作が行われると、図12(3)に示すように、相手機8との通信が保留状態とされ、さらに親機7から各子機5,6に対してカメラ起動信号が送信される。親機7からのカメラ起動信号を受けた各子機5,6は、図13(1)に示すように、カメラ54を起動して周囲の撮影を開始して、撮影した映像データの親機7への伝送を開始する。各子機5,6からの映像データを受け取った親機7は、各子機5,6からの映像データを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データを表示装置34に表示させる。
次に、親機7の操作者は、親機7の表示装置34を目視することによって、転送したい相手または場所を見つけ出し、親機7の表示装置34上で、転送したい相手および場所の映っている部分を押す。これによって表示装置34に設けられるタッチパネルセンサ36が、押された場所を検知し、転送したい相手または場所を映している子機5が選択される。
前述のような選択操作が行われた親機7は、図13(2)に示すように、選択されていない子機6に対してカメラ停止信号を送信し、選択された子機5に対して内線呼出信号を送信する。また、選択された子機5のカメラからの映像データと、相手機8からの映像データを合成した合成映像データを生成し、この合成映像データを表示装置34に表示させる。カメラ停止信号を受けた子機6は、カメラによる撮影と映像データの送信とを停止し、内線呼出信号を受けた子機5は内線呼出音の出力を開始する。
内線呼出信号を受けた子機5において受話操作が行われると、図14(1)に示すように、親機7と子機5との間で内線通信が確立する。親機7は、カメラ33で撮影された映像データと、相手機8からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データを、子機5に送信する。親機7から合成映像データを受けた子機5は、合成映像データに基づく映像を表示装置55に表示する。
次に、親機7で転送操作が行われると、図14(2)に示すように、相手機8と親機7との通信の保留が解除され、相手機8との通信と内線通信が接続されることで、相手機8と子機5との通信が接続される。
図15は子機から親機7への通信の転送を説明するための図であり、図16は図15に続く図であり、図17は図16に続く図である。テレビ電話システム1に対して、公衆通信網2に接続された相手機8からの着信が発生した場合、図15(1)に示すように、公衆通信網2を介して伝わった着信信号を受けた親機7は、着信音の出力を開始するとともに、各子機5,6に対して着信通知を行う。着信通知を受けた各子機5,6は、着信を報知するために着信音の出力を開始する。
1つの子機5で受信操作が行われると、図15(2)に示すように、相手機8と1つの子機5との通信が確立され、親機7による着信音の出力および各子機5,6による着信音の出力が停止される。この後、1つの子機5から残余の子機6へ通信を転送するにあたっては、相手機8との通信を保留するための保留操作が行われる。1つの子機5の操作者は、前記保留操作として、たとえば子機5の操作キー58に含まれる保留キー58aを押下する。
子機5が相手機8と通信している場合に、子機5で、通信を保留するための保留操作が行われると、図15(3)に示すように、子機5から親機7に対して保留信号が送信される。子機5からの保留信号を受けた親機7は、相手機8との通信を保留状態にする。さらに親機7は、図16(1)に示すように、カメラ33を起動して周囲の撮影を開始するとともに、子機6に対してカメラ起動信号を送信する。親機7からのカメラ起動信号を受けた子機6は、カメラ54を起動して撮影を開始し、撮影した映像データの親機7への伝送を開始する。子機6からの映像データを受けた親機7は、親機7のカメラで撮影された映像データと、子機6からの映像データとを合成して、合成映像データを生成し、この合成映像データを子機5に送信する。前記合成映像データを受けた子機5の表示装置55には、前記合成映像データに基づく映像が表示される。
次に、子機5の操作者は、子機5の表示装置55を目視することによって、転送したい相手または場所を見つけ出し、子機5の表示装置55上で、転送したい相手または場所の映っている部分を押す。これによって表示装置55に設けられるタッチパネルセンサ57が、押された場所を検知し、転送したい相手または場所を映している親機7または子機6(ここでは子機6)が選択される。
前述のような選択操作が行われた子機5は、図16(2)に示すように、親機7に対して映像選択信号を送信する。映像選択信号を受けた親機7は、子機5からの映像データと、相手機8からの映像データとを合成した合成映像データを生成して、この合成映像データを表示装置に表示させるとともに、子機6に対して内線呼出信号を送信する。内線呼出信号を受けた子機6は、内線呼出音の出力を開始する。
内線呼出信号を受けた子機6で受話操作が行われると、図17(1)に示すように、子機5と子機6との間で内線通信が確立される。親機7は、相手機8からの映像データと子機5からの映像データとを合成した合成映像データを生成し、この合成映像データを子機6に送信する。親機7からの前記合成映像データを受けた子機6は、前記合成映像データに基づく映像を表示装置に表示させる。
子機5で転送操作が行われると、図17(2)に示すように、相手機8との保留が解除され、相手機8との通信と内線通信とが接続されることによって、相手機8と子機6との通信が接続される。
以上のような本実施の形態では、表示装置34,55に表示される映像を選択するための映像選択手段が、表示装置34,55に設けられるタッチパネルセンサ36,57を含んで構成される。このような映像選択手段では、表示手段34,55に表示される映像の領域に対応するタッチパネルセンサ34,55の領域の一部を、たとえば手指で触れることによって、操作者は、表示手段34,55に表示される映像を容易に選択することができる。
図18は、本発明の実施の他の形態であるテレビ電話システム120を示す図である。本実施の形態のテレビ電話システム120は、図1〜図17に示す前述の実施の形態のテレビ電話システム1に類似するので、同様の構成を有する部分については説明を省略する。
本実施の形態テレビ電話システム120は、前述の実施の形態の子機5,6に代えて、複数(本実施の形態では3)の子機121〜123およびカメラ装置60を含む。各子機121〜123は、前述の実施の形態の子機5,6と同様の構成であり、同様に動作する。カメラ装置60は、親機7に接続される。またカメラ装置60は、親機7を介して各子機121〜123に接続される。
親機7とカメラ装置60および各子機121〜123との間は、無線によって接続されてもよく、有線によって接続されてもよい。有線による接続は、たとえば電話回線、イーサネット(登録商標)およびHomePNA(Home Phoneline Networking Alliance)を用いて、実現されてもよい。ここで、HomePNAは、建物内に配設された既存の公衆電話回線網を用いて、比較的低コストでネットワークを構築するための規格である。
図19は、カメラ装置60の電気的構成を示すブロック図であり、図20はカメラ装置60の外観を示す側面図である。カメラ装置60は、アンテナ61、無線制御装置62、分岐制御装置63、マルチメディア多重装置64、制御装置65、記憶装置66、音声符号化装置67、音声入力制御装置68、マイク69、映像符号化装置70、映像入力制御装置71およびカメラ72を含んで構成される。カメラ装置60は、前述の実施の形態の子機5,6とほぼ同様に動作する。
アンテナ61は、親機7からの無線電波を受信する。無線制御装置62は、親機7との無線でのデータの送受信を制御する。
マイク69は、音声の入力装置である。音声入力制御装置68は、マイク69から入力した音声を音声符号化装置67へ出力する制御を行う。音声符号化装置67は、マイク69から音声入力制御装置68を介して入力されたアナログの音声をデジタルの音声データに符号化する処理を行う。
カメラ72は、映像の入力装置である。映像入力制御装置71は、カメラ72から入力した映像信号を映像符号化装置70へ伝送する制御を行う。映像符号化装置70は、カメラ72から映像入力制御装置71を介して入力された映像信号をデジタルの映像データに符号化する処理を行う。
マルチメディア多重装置64は、音声符号化装置67および映像符号化装置70から伝送されてくるデジタルデータを多重化して分岐制御装置63に送信する処理を行う。分岐制御装置63は、無線で接続する親機7から伝送されてきたデータおよびマルチメディア多重装置64から伝送されてきたデータを、適切な伝送先を判断して伝送する制御を行う。
制御装置65は、分岐制御装置63、マルチメディア多重装置64、記憶装置66の制御を行う。記憶装置66には、マイク69からの音声データ、カメラ72からの映像データ、親機7からの音声データおよび映像データ、ならびに制御装置65が処理を行う際の一時データなどが保存される。
このような図18〜図20に示す実施の形態においても、前述の図1〜図17に示す実施の形態と同様の効果を達成することができる。
前述の実施の各形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。本発明の実施のさらに他の形態では、内線呼出しを起動する操作、たとえばオフフックによって、カメラによる撮影および表示装置による表示を開始させるための開始指令が入力されるように、親機および子機が構成されてもよい。この場合、オフフックを検出するフックスイッチが開始指令入力手段として機能する。
本発明の実施の一形態であるテレビ電話システム1の構成を示す図である。 親機7の電気的構成を示すブロック図である。 親機7の外観図を示す正面図である。 子機5,6の電気的構成を示すブロック図である。 子機5,6の外観を示す正面図である。 親機7で保留操作があったときの親機7の動作を説明するためのフローチャートである。 図6に続く親機7の動作を説明するためのフローチャートである。 親機7からのカメラ起動信号を受けた各子機5,6の動作を説明するためのフローチャートである。 1つの子機5で保留操作があったときの親機7の動作を説明するためのフローチャートである。 図9に続く親機7の動作を説明するためのフローチャートである。 図9に続く親機7の動作を説明するためのフローチャートである。 親機7から子機5への通信の転送を説明するための図である。 図12に続く図である。 図13に続く図である。 子機から親機7への通信の転送を説明するための図である。 図15に続く図である。 図16に続く図である。 本発明の実施の他の形態であるテレビ電話システム120を示す図である。 カメラ装置60の電気的構成を示すブロック図である。 カメラ装置60の外観を示す側面図である。
符号の説明
1,120 テレビ電話システム
2 公衆通信網
3 網制御装置
4 通信装置
5,6 子機
7 親機
22,41,61 アンテナ
23,42,62 無線制御装置
24,43,63 分岐制御装置
25,44 マルチメディア多重分離装置
26,45,65 制御装置
27,46,66 記憶装置
28,47 音声符号化復号化装置
29,48 音声入出力制御装置
30 ハンドセット
31,52 映像符号化復号化装置
32,53 映像入出力制御装置
33,54,72 カメラ
34,55 表示装置
35,56 入力部制御装置
36,57 タッチパネルセンサ
37,58 操作キー
38,59 ダイヤルキー
49 イヤホンジャック
50 スピーカ
51,69 マイク
60 カメラ装置
64 マルチメディア多重装置
67 音声符号化装置
68 音声入力制御装置
70 映像符号化装置
71 映像入力制御装置
101,111 撮影手段
102,112 表示手段
106 映像処理手段

Claims (9)

  1. 公衆通信網に接続される接続手段と、接続手段を介して公衆通信網に接続されるとともに相互に接続され、音声データおよび映像データの通信が可能である複数の通信装置とを含むテレビ電話システムにおいて、
    周囲を撮影して映像データを生成する撮影手段を有する1または複数の子機として動作する通信装置とともに、前記テレビ電話システムを構成し、公衆通信網に接続される相手機との間で公衆通信網を介して通信可能な親機として動作する通信装置であって、
    前記親機として動作する通信装置は、
    映像データに基づく映像を表示する表示手段と、
    相手機との間で通信が行われている状態において、相手機との間の通信の保留動作であって、該相手機との通信を前記親機から前記子機へ転送するための保留動作と、子機として動作する通信装置の撮影手段による撮影と、前記表示手段による表示とを開始させるための指令が入力される保留キーを含む開始指令入力手段と、
    相手機との間で通信が行われている状態において、保留キーが押下されることによって指令が入力されたとき、前記表示手段に、子機として動作する通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像を表示させる映像処理手段とを含むことを特徴とする通信装置。
  2. 公衆通信網に接続される接続手段と、接続手段を介して公衆通信網に接続されるとともに相互に接続され、音声データおよび映像データの通信が可能である複数の通信装置とを含むテレビ電話システムにおいて、
    周囲を撮影して映像データを生成する撮影手段を有して、公衆通信網に接続される相手機との間で公衆通信網を介して通信可能な親機として動作する通信装置とともに、前記テレビ電話システムを構成し、前記相手機との間で親機として動作する通信装置および公衆通信網を介して通信可能な1または複数の子機として動作する通信装置であって、
    前記各子機として動作する通信装置は、
    周囲を撮影して映像データを生成する撮影手段と、
    映像データに基づく映像を表示する表示手段と、
    自身と相手機との間で通信が行われている状態において、自身と相手機との間の通信の保留動作であって、該相手機との通信を自身から自身を除く残余の通信装置へ転送するための保留動作と、前記複数の通信装置のうち、自身を除く残余の通信装置の撮影手段による撮影と、自身の表示手段による表示とを開始させるための指令が入力される保留キーを含む開始指令入力手段とを含み、
    自身と相手機との間で通信が行われている状態において、自身の保留キーが押下されることによって指令が入力されたとき、自身の表示手段に、前記複数の通信装置のうち、自身を除く残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されることを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1に記載の親機として動作する通信装置と、請求項2に記載の1または複数の子機として動作する通信装置とを含むテレビ電話システム。
  4. 前記各通信装置は、前記表示手段に表示される映像を選択するための映像選択手段をそれぞれ含み、
    前記開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記指令が入力された通信装置を除く残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、この通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、選択された映像に対応する通信装置に内線呼出しを行う内線呼出手段を含むことを特徴とする請求項3記載のテレビ電話システム。
  5. 前記映像選択手段は、表示手段に設けられるタッチパネルセンサを含むことを特徴とする請求項4記載のテレビ電話システム。
  6. 前記親機として動作する通信装置は、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像を、前記指令が入力された通信装置において表示させる映像処理手段を含み、
    前記映像処理手段は、前記開始指令入力手段によって指令が入力されたとき、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像とともに前記映像選択手段の操作手順を示す映像を表示させることを特徴とする請求項4または5記載のテレビ電話システム。
  7. 前記映像処理手段は、前記開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、この通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、選択された映像を拡大して表示させることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載のテレビ電話システム。
  8. 3つ以上の通信装置を含む場合、
    前記映像処理手段は、前記開始指令入力手段によって指令が入力され、前記指令が入力された通信装置の表示手段に、前記残余の通信装置の撮影手段からの映像データに基づく映像が表示されている場合に、前記指令が入力された通信装置の映像選択手段によって、この通信装置の表示手段に表示される映像が選択されたとき、前記残余の通信装置のうち選択された映像に対応する通信装置を除く通信装置の撮影手段による撮影を停止させることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1つに記載のテレビ電話システム。
  9. 前記映像処理手段は、前記開始指令入力手段によって指令が入力された通信装置の表示手段に、前記相手機からの映像データを含む複数の映像データが合成された合成映像データを表示させることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1つに記載のテレビ電話システム。
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