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JP4781231B2 - 照明装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

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JP4781231B2 JP2006300388A JP2006300388A JP4781231B2 JP 4781231 B2 JP4781231 B2 JP 4781231B2 JP 2006300388 A JP2006300388 A JP 2006300388A JP 2006300388 A JP2006300388 A JP 2006300388A JP 4781231 B2 JP4781231 B2 JP 4781231B2
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Description

本発明は、赤成分光、緑成分光及び青成分光に加えて、第4色成分光を利用する照明装置及び投写型映像表示装置に関する。
従来、3色の光に対応する3つの光変調素子と、3つの光変調素子から出射される光を合成するクロスダイクロイックキューブと、クロスダイクロイックキューブで合成された光を投写する投写手段とを有する投写型映像表示装置が知られている。
ここで、クロスダイクロイックキューブは、光が入射する3つの光入射面と、光が出射する1つの光出射面とを有している。従って、クロスダイクロイックキューブに入射する光が3色である場合には、投写型映像表示装置は、一つのクロスダイクロイックキューブを有していれば足りる。
一方で、色再現性や輝度の向上を目的として、4色以上の光を利用する投写型映像表示装置が提案されている。例えば、投写型映像表示装置は、赤、緑及び青の3色に加えて、オレンジ、黄又はシアンを利用することによって、色再現性や輝度の向上を図っている(例えば、特許文献1)。
特開2002−287247号公報(請求項1、請求項4、図1など)
ここで、投写型映像表示装置が4色以上の光を有する場合には、一つのクロスダイクロイックキューブで4色以上の光を合成することができない。従って、投写型映像表示装置は、複数のダイクロイックキューブ(又は、クロスダイクロイックキューブ)を有する必要がある。
例えば、4色の光の合成が必要である場合には、投写型映像表示装置は、2色の光が合成された合成光を2つ取得して、2つの合成光をさらに合成することによって、4色の合成光を取得する。なお、投写型映像表示装置は、3色の光が合成された合成光を取得して、合成光と1色の光とを合成することによって、4色の合成光を取得してもよい。投写型映像表示装置は、2色の光が合成された合成光を取得して、合成光と2色の光とを合成することによって、4色の合成光を取得してもよい。
ここで、4色以上の光に対応する各光変調素子から投写手段までの光路長は同一である必要がある。また、光変調素子と投写手段との間に、複数のダイクロイックキューブ(又は、クロスダイクロイックキューブ)を設ける必要がある。従って、投写手段のバックフォーカスが長くなる。
この結果、3色の光を利用する投写型映像表示装置で用いられる投写手段を転用することができないため、投写型映像表示装置のコストが全体として上昇してしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、4色以上の光を利用する場合であっても、装置全体のコスト上昇を抑制することを可能とする照明装置及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴は、第1色成分光(青成分光)、第2色成分光(緑成分光)、第3色成分光(赤成分光)及び第4色成分光(黄成分光)の偏光方向を揃える第1偏光変換素子(PBSアレイ30)と、前記第1色成分光を変調する第1光変調素子(液晶パネル40B)と、前記第2色成分光を少なくとも変調する第2光変調素子(液晶パネル40G)と、前記第3色成分光を少なくとも変調する第3光変調素子(液晶パネル40R)と、前記第4色成分光の偏光方向を回転させる第4光変調素子(偏光回転素子45)と、前記第1光変調素子から出射された前記第1色成分光と前記第2光変調素子から出射された前記第2色成分光を少なくとも含む出射光と前記第3光変調素子から出射された前記第3色成分光を少なくとも含む出射光とを合成する色合成部(クロスダイクロイックキューブ50)とを備えた照明装置が、前記第2色成分光を反射して前記第3色成分光を透過する第1ダイクロイック面(ダイクロイック面81)と、一の偏光方向の偏光成分光を透過して、前記一の偏光方向に対して垂直な他の偏光方向の偏光成分光を反射する第1偏光分離面(PBS面82)とが形成された板状の第1分離光学素子(分離光学素子80)を備え、前記第1分離光学素子には、前記第1偏光変換素子によって偏光方向が揃えられた前記第2色成分光及び前記第3色成分光が一の方向から入射し、前記第4光変調素子によって偏光方向が回転された前記第4色成分光が他の方向から入射し、前記第1分離光学素子が、前記一の方向から前記第1ダイクロイック面に入射して前記第1ダイクロイック面を透過した前記第3色成分光と、前記他の方向から前記第1偏光分離面に入射して前記第1偏光分離面で反射された前記第4色成分光とを合成して前記第3光変調素子側に導き、前記一の方向から前記第1ダイクロイック面に入射して前記第1ダイクロイック面で反射された前記第2色成分光と、前記他の方向から前記第1偏光分離面に入射して前記第1偏光分離面を透過した前記第4色成分光とを合成して前記第2光変調素子側に導くことを要旨とする。
かかる特徴によれば、第4光変調素子から出射された第4色成分光が、第2光変調素子及び第3光変調素子のいずれか又は双方に入射する。すなわち、第4色成分光は、第2色成分光及び第3色成分光のいずれか又は双方に重畳されて色合成部に供給される。従って、第1色成分光、第2色成分光及び第3色成分光に加えて、第4色成分光を利用する場合であっても、色合成部に入射する光は3種類である。この結果、投写手段の設計を変更する必要がなく、装置全体のコスト上昇を抑制することができる。
また、第4色成分光が、第2色成分光及び第3色成分光のいずれか又は双方に重畳されて投写されるため、投写手段がスクリーン上などに投写する映像の輝度が向上する。
ここで、第4光変調素子から投写手段までの光路長と、第1光変調素子、第2光変調素子及び第3光変調素子から投写手段までの光路長とが異なる。一方で、第4光変調素子から出射される光は、照明光として利用されるため、光路長の違いによる影響について問題視する必要がない。
また、第1分離光学素子が、第1ダイクロイック面を透過した第3色成分光と第1偏光分離面で反射された第4色成分光とを合成して第3光変調素子側に導く。また、第1分離光学素子が、第1ダイクロイック面で反射された第2色成分光と第1偏光分離面を透過した第4色成分光とを合成して第2光変調素子側に導く。さらに、第4光変調素子が、偏光方向が揃えられた第4色成分光の偏光方向を回転する。
従って、第2色成分光及び第3色成分光に第4色成分光を分散して重畳するか、第2色成分光にのみ第4色成分光を重畳するか、第3色成分光にのみ第4色成分光を重畳するかを選択的に切り替えることができる。
これによって、第1色成分光〜第4色成分光によって再現される色の純度を保ちながら、第1色成分光〜第4色成分光によって再現される白色の輝度向上を図ることができる。
本発明の一の特徴は、上述した一の特徴において、前記第3色成分光を反射して前記第4色成分光を透過する第2ダイクロイック面(ダイクロイック面81b)と、前記一の偏光方向の偏光成分光を透過して、前記他の偏光方向の偏光成分光を反射する第2偏光分離面(PBS面82b)とが形成された板状の第2分離光学素子(分離光学素子80b)を照明装置がさらに備え、前記第1分離光学素子には、前記第2色成分光及び前記第3色成分光に加えて、前記第4色成分光が前記一の方向から入射し、前記第2分離光学素子が、前記第1分離光学素子を透過した前記第4色成分光を透過して前記第4光変調素子側に導き、前記第1分離光学素子を透過した前記第3色成分光と前記第1分離光学素子で反射された前記第4色成分光とを反射して前記第3光変調素子側に導くことを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した一の特徴において、前記第1ダイクロイック面を透過した前記第3色成分光の偏光方向と前記第1偏光分離面で反射された前記第4色成分光の偏光方向とを揃える第2偏光変換素子(偏光回転素子46)を照明装置がさらに備えることを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した一の特徴において、前記第4光変調素子の解像度が、前記第1光変調素子、前記第2光変調素子及び前記第3光変調素子の解像度よりも低いことを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した一の特徴において、前記第1色成分光に対応する第1色用入力信号、前記第2色成分光に対応する第2色用入力信号及び前記第3色成分光に対応する第3色用入力信号に基づいて、前記第4光変調素子による前記第4色成分光の偏光方向の回転量を制御する回転量制御部(変調量制御部220)を照明装置がさらに備えることを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した一の特徴を有する照明装置を投写型映像表示装置が備えることを要旨とする。
本発明によれば、4色以上の光を利用する場合であっても、装置全体のコスト上昇を抑制することを可能とする照明装置及び投写型映像表示装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の概略)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の概略について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略を示す図である。
図1に示すように、投写型映像表示装置100は、投写レンズユニット110を有しており、投写レンズユニット110によって拡大された映像光をスクリーン200上に投写する。第1実施形態では、投写型映像表示装置100は、後述するように、赤成分光を第3色成分光として用い、緑成分光を第2色成分光として用い、青成分光を第1色成分光として用いることに留意すべきである。また、投写型映像表示装置100は、黄成分光を第4色成分光として用いることにも留意すべきである。
(照明ユニットの概略構成)
以下において、第1実施形態に係る照明ユニットの概略構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る照明ユニット120の概略構成を示す図である。
図2に示すように、照明ユニット120は、光源10と、フライアイインテグレータ20と、PBSアレイ30と、複数の液晶パネル40(液晶パネル40R、液晶パネル40G、液晶パネル40B)と、偏光回転素子45と、偏光回転素子46と、クロスダイクロイックキューブ50とを備える。なお、図2では、投写レンズユニット110が図示されているが、投写レンズユニット110は照明ユニット120に含まれないことに留意すべきである。
光源10は、白色光を発するUHPランプなどである。すなわち、光源10が発する光は、赤成分光、緑成分光、青成分光及び黄成分光を少なくとも含む。
ここで、黄成分光は、図3に示すように、赤成分光、緑成分光及び青成分光が再現可能な色範囲(RGB色再現範囲)外の色を再現可能な光である。3色の光を利用する投写型映像表示装置では、黄成分光は色分離の過程で除かれる光である。
フライアイインテグレータ20は、微小レンズがアレイ状に配置された一対の光学素子によって構成される。フライアイインテグレータ20は、光源10が発する光を均一化する。
PBSアレイ30は、PBS膜や1/2λ位相差板によって構成される。PBSアレイ30は、光源10が発する光の偏光方向を一の偏光方向(ここでは、P偏光方向)に揃える。
液晶パネル40Rは、赤用入力信号及び緑用入力信号に基づいて制御される変調量に応じて赤成分光(及び黄成分光)を変調する。液晶パネル40Rに光が入射する側には、一の偏光方向を有する光(ここでは、P偏光成分光)を透過して、他の偏光方向を有する光(ここでは、S偏光成分光)を遮光する偏光板41Rが設けられる。一方で、液晶パネル40Rから光が出射する側には、他の偏光方向を有する光(ここでは、S偏光成分光)を透過して、一の偏光方向を有する光(ここでは、P偏光成分光)を遮光する偏光板42Rが設けられる。
なお、P偏光方向とは、後述する分離光学素子80に入射する光がP偏光成分光となる偏光方向であり、他の入射面に入射する光については考慮していないことに留意すべきである。同様に、S偏光方向とは、後述する分離光学素子80に入射する光がS偏光成分光となる偏光方向であり、他の入射面に入射する光については考慮していないことに留意すべきである。
液晶パネル40Gは、緑用入力信号及び赤用入力信号に基づいて制御される変調量に応じて緑成分光(及び黄成分光)を変調する。液晶パネル40Gに光が入射する側には、一の偏光方向を有する光を透過して、他の偏光方向を有する光を遮光する偏光板41Gが設けられる。一方で、液晶パネル40Gから光が出射する側には、他の偏光方向を有する光を透過して、一の偏光方向を有する光を遮光する偏光板42Gが設けられる。
液晶パネル40Bは、青用入力信号に基づいて制御される変調量に応じて青成分光を変調する。液晶パネル40Bに光が入射する側には、一の偏光方向を有する光を透過して、他の偏光方向を有する光を遮光する偏光板41Bが設けられる。一方で、液晶パネル40Bから光が出射する側には、他の偏光方向を有する光を透過して、一の偏光方向を有する光を遮光する偏光板42Bが設けられる。
偏光回転素子45は、赤用入力信号、緑用入力信号及び青用入力信号に基づいて算出される制御信号に応じて黄成分光を回転する。ここで、黄成分光の偏光方向の回転量は、赤用入力信号、緑用入力信号及び青用入力信号に基づいて制御されることに留意すべきである。
偏光回転素子46は、後述する分離光学素子80を透過した赤成分光の偏光方向(P偏光方向)と、分離光学素子80で反射された黄成分光の偏光方向(S偏光方向)とを一の偏光方向に揃える。具体的には、偏光回転素子46は、黄成分光の偏光方向を90°回転させて、黄成分光をP偏光成分光に変換する。
ここで、偏光回転素子46は、後述する分離光学素子80から液晶パネル40Rに至るまでにおいて、黄成分光が重畳された赤成分光の光路上に設けられていればよいことに留意すべきである。
照明ユニット120は、複数のミラー群(ミラー71〜ミラー76)と、分離光学素子80と、複数のレンズ群(レンズ91〜レンズ96、レンズ101〜レンズ103)とを備える。
ミラー71は、赤成分光、緑成分光及び青成分光を透過して、黄成分光を反射するダイクロイックミラーである。ミラー72は、青成分光を透過して、赤成分光及び緑成分光を反射するダイクロイックミラーである。ミラー73は、青成分光を反射して液晶パネル40B側に導く反射ミラーである。ミラー74は、黄成分光を反射して偏光回転素子45側に導く反射ミラーである。ミラー75及びミラー76は、分離光学素子80を透過した赤成分光と分離光学素子80で反射された黄成分光とを反射して液晶パネル40R側に導く反射ミラーである。
分離光学素子80は、図4に示すように、緑成分光を反射して赤成分光を透過するダイクロイック面81と、P偏光成分光を透過してS偏光成分光を反射するPBS面82とが形成された板状の素子である。分離光学素子80には、P偏光方向を有する赤成分光及び緑成分光が一の方向(図4では、A方向)から入射し、偏光回転素子45によって偏光方向が回転された黄成分光が他の方向(図4では、B方向)から入射する。
従って、A方向から入射した緑成分光は、ダイクロイック面81で反射されて、レンズ95側(液晶パネル40G側)に導かれる。一方で、A方向から入射した赤成分光(P偏光成分光)は、ダイクロイック面81及びPBS面82を透過して、レンズ102側(液晶パネル40R側)に導かれる。
B方向から入射した黄成分光のうち、P偏光方向を有する黄成分光(Ye−P)は、PBS面82及びダイクロイック面81を透過して、レンズ95側(液晶パネル40G側)に導かれる。一方で、B方向から入射した黄成分光のうち、S偏光方向を有する黄成分光(Ye−S)は、PBS面82で反射されて、レンズ102側(液晶パネル40R側)に導かれる。
すなわち、分離光学素子80は、A方向から入射してダイクロイック面81で反射された緑成分光と、B方向から入射してPBS面82を透過した黄成分光(Ye−P)とを合成してレンズ95側(液晶パネル40G側)に導く。一方で、分離光学素子80は、A方向から入射してダイクロイック面81を透過した赤成分光と、B方向から入射してPBS面82で反射された黄成分光(Ye−S)とを合成してレンズ102側(液晶パネル40R側)に導く。
このように、偏光回転素子45が、黄成分光の偏光方向を回転させ、分離光学素子80が、黄成分光を分離するとともに、黄成分光の一部分を緑成分光に重畳し、黄成分光の他部分を赤成分光に重畳する。
レンズ91〜レンズ96は、光源10が発する光を各液晶パネル40に集光するコンデンサレンズである。レンズ101〜レンズ103は、各色成分光の光路長の違いを吸収するために設けられたリレーレンズである。
(黄成分光の重畳方法)
以下において、第1実施形態に係る黄成分光の重畳方法について、図面を参照しながら説明する。図5〜図8は、第1実施形態に係る黄成分光の重畳方法について説明するための図である。
図5に示すように、黄成分光の重畳方法としては、パターン1〜パターン3が考えられる。
具体的には、パターン1では、P偏光方向を有する黄成分光の偏光方向を偏光回転素子45が回転させることによって、S偏光方向を有する黄成分光が赤成分光に重畳され、P偏光方向を有する黄成分光が緑成分光に重畳される。
図6に示すように、S偏光方向を有する黄成分光が赤成分光に重畳されるため、黄成分光を用いて再現される赤色(R1)は、3色で再現される赤色(R)に比べて、黄色側にシフトする。同様に、P偏光方向を有する黄成分光が緑成分光に重畳されるため、黄成分光を用いて再現される緑色(G1)は、3色で再現される緑色(G)に比べて、黄色側にシフトする。
パターン2では、P偏光方向を有する黄成分光の偏光方向を偏光回転素子45が回転させないため、黄成分光が赤成分光に重畳されずに、P偏光方向を有する黄成分光が緑成分光に重畳される。
図7に示すように、黄成分光が赤成分光に重畳されないため、赤色(R)は黄色側にシフトしない。一方で、黄成分光の全てが緑成分光に重畳されるため、黄成分光を用いて再現される緑色(G2)は、3色で再現される緑色(G)に比べて、黄色側に大きくシフトする。
パターン3では、P偏光方向を有する黄成分光の偏光方向を偏光回転素子45が90°回転させるため、黄成分光が緑成分光に重畳されずに、S偏光方向を有する黄成分光が赤成分光に重畳される。
図8に示すように、黄成分光が緑成分光に重畳されないため、緑色(G)は黄色側にシフトしない。一方で、黄成分光の全てが赤成分光に重畳されるため、黄成分光を用いて再現される赤色(R2)は、3色で再現される赤色(R)に比べて、黄色側に大きくシフトする。
(投写型映像表示装置の機能)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の機能について、図面を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の機能を示すブロック図である。
図9に示すように、投写型映像表示装置100は、信号受付部210と、変調量制御部220とを含む制御部130を備える。
信号受付部210は、各色信号(赤用入力信号、緑用入力信号及び青用入力信号)を受付ける。例えば、信号受付部210は、映像信号から色信号を分離する色分離ブロックから各色信号を取得する。
変調量制御部220は、信号受付部210から取得した各色信号に基づいて、各液晶パネル40(液晶パネル40R、液晶パネル40G、液晶パネル40B)の変調量を制御する。また、変調量制御部220は、信号受付部210から取得した各色信号に基づいて、偏光回転素子45による黄成分光の偏光方向の回転量を制御する。
具体的には、変調量制御部220は、赤用入力信号に応じて赤用出力信号を生成して、赤用出力信号を液晶パネル40Rに入力する。同様に、変調量制御部220は、緑用入力信号に応じて緑用出力信号を生成して、緑用出力信号を液晶パネル40Gに入力し、青用入力信号に応じて青用入力信号を生成して、青用入力信号を液晶パネル40Bに入力する。
ここで、赤用出力信号は、赤成分光に重畳される黄成分光の量に応じて補正されることが好ましい。同様に、緑用出力信号は、緑成分光に重畳される黄成分光の量に応じて補正されることが好ましい。
一方で、変調量制御部220は、赤用入力信号、緑用入力信号及び青用入力信号に基づいて、赤成分光及び緑成分光に黄成分光を分散して重畳すべきか(上述したパターン1)、緑成分光にのみ黄成分光を重畳すべきか(上述したパターン2)、赤成分光にのみ黄成分光を重畳すべきか(上述したパターン3)を判定する。
例えば、表示すべき映像の赤色の色純度が所定閾値Tを超えており、表示すべき映像の緑色の色純度が所定閾値Tを超えている場合には、赤色が黄色側にシフトする量及び緑色が黄色側にシフトする量を低減するために、赤成分光及び緑成分光に黄成分光を分散して重畳することが好ましい。従って、変調量制御部220は、例えば、黄成分光を45°程度回転させる制御信号によって、黄成分光の偏光方向の回転量を制御する。
表示すべき映像の赤色の色純度が所定閾値Tを超えており、表示すべき映像の緑色の色純度が所定閾値Tを超えていない場合には、赤色が黄色側にシフトする量を低減するために、緑成分光にのみ黄成分光を重畳することが好ましい。従って、変調量制御部220は、例えば、黄成分光を回転させない制御信号によって、黄成分光の偏光方向の回転量を制御する。
表示すべき映像の緑色の色純度が所定閾値Tを超えており、表示すべき映像の赤色の色純度が所定閾値Tを超えていない場合には、緑色が黄色側にシフトする量を低減するために、赤成分光にのみ黄成分光を重畳することが好ましい。従って、変調量制御部220は、例えば、黄成分光を90°回転させる制御信号によって、黄成分光の偏光方向の回転量を制御する。
赤用出力信号、緑用出力信号及び制御信号(黄成分光の回転量)は、表示すべき映像の色再現範囲に応じて調整されることが好ましい。
(作用及び効果)
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、偏光回転素子45から出射された黄成分光(第4色成分光)が、液晶パネル40R及び液晶パネル40Gのいずれか又は双方に入射する。すなわち、黄成分光は、赤成分光及び緑成分光のいずれか又は双方に重畳されてクロスダイクロイックキューブ50に供給される。従って、赤成分光、緑成分光及び青成分光に加えて、黄成分光を利用する場合であっても、クロスダイクロイックキューブ50に入射する光は3種類である。この結果、投写レンズユニット110の設計を変更する必要がなく、装置全体のコスト上昇を抑制することができる。
また、黄成分光が、赤成分光又は緑成分光に重畳されてクロスダイクロイックキューブ50に供給されるため、投写レンズユニット110がスクリーン200上に投写する映像の輝度が向上する。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、分離光学素子80が、ダイクロイック面81を透過した赤成分光とPBS面82で反射された黄成分光とを合成して液晶パネル40R側に導く。また、分離光学素子80が、ダイクロイック面81で反射された緑成分光とPBS面82を透過した黄成分光とを合成して液晶パネル40G側に導く。さらに、偏光回転素子45が、偏光方向が揃えられた黄成分光の偏光方向を回転する。
従って、赤成分光及び緑成分光に黄成分光を分散して重畳するか(パターン1)、緑成分光にのみ黄成分光を重畳するか(パターン2)、赤成分光にのみ黄成分光を重畳するか(パターン3)を選択的に切り替えることができる。
これによって、赤成分光、緑成分光、青成分光及び黄成分光の4色の色成分光によって再現される赤色及び緑色の色純度を保ちながら、4色の色成分光によって再現される白色の輝度向上を図ることができる。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、変調量制御部220が、赤用入力信号、緑用入力信号及び青用入力信号に基づいて、偏光回転素子45による黄成分光の偏光方向の回転量を制御する。従って、上述したパターン1〜パターン3を適切に選択することができる。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、偏光回転素子46が、分離光学素子80を透過した赤成分光の偏光方向(P偏光方向)と、分離光学素子80で反射された黄成分光の偏光方向(S偏光方向)とを揃える。従って、液晶パネル40Rに光が入射する側に設けられた偏光板41Rが黄成分光を効率的に透過するため、投写レンズユニット110がスクリーン200上に投写する映像の輝度が向上する。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、黄成分光は、赤成分光、緑成分光及び青成分光と分離されてから分離光学素子に入射する。
これに対して、第2実施形態では、黄成分光は、赤成分光及び緑成分光とともに分離光学素子に入射する。これに伴って、第2実施形態では、2つの分離光学素子が用いられることに留意すべきである。
(照明ユニットの概略構成)
以下において、第2実施形態に係る照明ユニットの概略構成について、図面を参照しながら説明する。図10は、第2実施形態に係る照明ユニット120の概略構成を示す図である。なお、図10では、上述した第1実施形態と同様の構成について同様の符号を付していることに留意すべきである。
図10に示すように、照明ユニット120は、複数のミラー群(ミラー171〜ミラー176)と、分離光学素子80aと、分離光学素子80bと、複数のレンズ群(レンズ91、レンズ94〜レンズ96、レンズ101〜レンズ106)とを備える。
ミラー171は、赤成分光、緑成分光及び黄成分光を反射して、青成分光を透過するダイクロイックミラーである。ミラー172は、青成分光を反射して液晶パネル40B側に導く反射ミラーである。ミラー173は、分離光学素子80a及び分離光学素子80bを透過した黄成分光を反射して偏光回転素子45側に導く反射ミラーである。ミラー174及びミラー175は、偏光回転素子45によって偏光方向が回転された黄成分光を反射して分離光学素子80a側に導く反射ミラーである。ミラー176は、分離光学素子80aを透過して分離光学素子80bで反射された赤成分光と、分離光学素子80a及び分離光学素子80bで反射された黄成分光とを反射して液晶パネル40R側に導く反射ミラーである。
分離光学素子80aは、図11(a)に示すように、緑成分光を反射して赤成分光及び黄成分光を透過するダイクロイック面81aと、P偏光成分光を透過してS偏光成分光を反射するPBS面82aとが形成された板状の素子である。
分離光学素子80aには、P偏光方向を有する赤成分光、緑成分光及び黄成分光が一の方向(図11(a)では、A方向)から入射し、偏光回転素子45によって偏光方向が回転された黄成分光が他の方向(図11(a)では、B方向)から入射する。
従って、A方向から入射した緑成分光は、ダイクロイック面81aで反射されて、レンズ95側(液晶パネル40G側)に導かれる。一方で、A方向から入射した赤成分光及び黄成分光(P偏光成分光)は、ダイクロイック面81a及びPBS面82aを透過して、レンズ101側(分離光学素子80b側)に導かれる。
B方向から入射した黄成分光のうち、P偏光方向を有する黄成分光(Ye−P)は、PBS面82a及びダイクロイック面81aを透過して、レンズ95側(液晶パネル40G側)に導かれる。一方で、B方向から入射した黄成分光のうち、S偏光方向を有する黄成分光(Ye−S)は、PBS面82aで反射されて、レンズ101側(分離光学素子80b側)に導かれる。
すなわち、分離光学素子80aは、A方向から入射してダイクロイック面81aで反射された緑成分光と、B方向から入射してPBS面82aを透過した黄成分光(Ye−P)とを合成してレンズ95側(液晶パネル40G側)に導く。一方で、分離光学素子80aは、A方向から入射してダイクロイック面81aを透過した赤成分光と、B方向から入射してPBS面82aで反射された黄成分光(Ye−S)とを合成してレンズ101側(分離光学素子80b側)に導く。ここで、分離光学素子80aは、A方向から入射してダイクロイック面81aを透過した黄成分光もレンズ101側(分離光学素子80b側)に導くことに留意すべきである。
分離光学素子80bは、図11(b)に示すように、赤成分光を反射して黄成分光を透過するダイクロイック面81bと、P偏光成分光を透過してS偏光成分光を反射するPBS面82bとが形成された板状の素子である。
分離光学素子80bには、分離光学素子80aを透過した赤成分光及び黄成分光(P偏光成分光)が一の方向(図11(b)では、A方向)から入射する。分離光学素子80bには、分離光学素子80aで反射された黄成分光(S偏光成分光)が一の方向(図11(b)では、A方向)から入射する。
従って、分離光学素子80aを透過した赤成分光は、ダイクロイック面81bで反射されて、レンズ106側(液晶パネル40R側)に導かれる。分離光学素子80aで反射された黄成分光(S偏光成分光)は、PBS面82bで反射されて、レンズ106側(液晶パネル40R側)に導かれる。一方で、分離光学素子80aを透過した黄成分光(P偏光成分光)は、ダイクロイック面81b及びPBS面82bを透過して、レンズ102側(偏光回転素子45側)に導かれる。
すなわち、分離光学素子80bは、分離光学素子80aを透過した赤成分光と、分離光学素子80aで反射された黄成分光(Ye−S)とを合成してレンズ106側(液晶パネル40R側)に導く。一方で、分離光学素子80bは、分離光学素子80aを透過した黄成分光(Ye−P)を透過してレンズ102側(偏光回転素子45側)に導く。
レンズ91、レンズ94〜レンズ96は、光源10が発する光を各液晶パネル40に集光するコンデンサレンズである。レンズ101〜レンズ106は、各色成分光の光路長の違いを吸収するために設けられたリレーレンズである。
ここで、偏光回転素子46は、分離光学素子80bから液晶パネル40Rに至るまでにおいて、黄成分光が重畳された赤成分光の光路上に設けられていればよいことに留意すべきである。
第2実施形態では、偏光回転素子45によって偏光方向が回転された黄成分光のうち、P偏光方向の黄成分光(Ye−P)は、分離光学素子80aを透過して液晶パネル40G側に導かれ、S偏光方向の黄成分光(Ye−S)は、分離光学素子80bで反射されて液晶パネル40R側に導かれる。従って、黄成分光は、ループ光学系(分離光学素子80bから偏光回転素子45を通って分離光学素子80aに至るまでの光学系)を1回しか通らないことに留意すべきである。
(作用及び効果)
第2実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、分離光学素子80aと分離光学素子80bとを組み合わせることによって、第1実施形態と同様の効果を得ることができ、各光学素子の配置関係などについて設計自由度が向上する。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態では、第4色成分光が黄成分光であるが、これに限定されるものではない。第4色成分光は、シアン成分光、マゼンタ成分光などであってもよい。具体的には、投写型映像表示装置100は、緑成分光及び青成分光にシアン成分光を分散して重畳するか、緑成分光にのみシアン成分光を重畳するか、青成分光にのみシアン成分光を重畳するかを選択的に切り替えることが好ましい。投写型映像表示装置100は、赤成分光及び青成分光にマゼンタ成分光を分散して重畳するか、赤成分光にのみマゼンタ成分光を重畳するか、青成分光にのみマゼンタ成分光を重畳するかを選択的に切り替えることが好ましい。
上述した実施形態では、第4色成分光が単一の色成分光であるが、これに限定されるものではない。第4色成分光は複数の色成分光であってもよい。
上述した実施形態では、第4光変調素子は解像度を有していない偏光回転素子45であることを前提としているが、これに限定されるものではない。具体的には、第4光変調素子は解像度を有する第4色用液晶パネルであってもよい。この場合には、第4色用液晶パネルの解像度は、液晶パネル40R、液晶パネル40G及び液晶パネル40Bの解像度よりも低いことが好ましい。但し、第4色用液晶パネルの解像度は、液晶パネル40R、液晶パネル40G及び液晶パネル40Bの解像度と同等であってもよいことに留意すべきである。
上述した実施形態では、黄成分光の偏光方向を回転する素子は、透過型の偏光回転素子45であるが、これに限定されるものではない。具体的には、黄成分光の偏光方向を回転する素子は、反射型の偏光回転素子(例えば、LCOS)であってもよい。
上述した実施形態では、偏光回転素子46は、黄成分光の偏光方向を回転させて、赤成分光の偏光方向と黄成分光の偏光方向とをP偏光方向に揃えるが、これに限定されるものではない。具体的には、液晶パネル40Rに光が入射する側に設けられた偏光板41RがS偏光成分光を透過する場合には、偏光回転素子46は、赤成分光の偏光方向を回転させて、赤成分光の偏光方向と黄成分光の偏光方向とをS偏光方向に揃えてもよい。
分離光学素子80に設けられたダイクロイック面81及びPBS面82の位置関係は、表裏反対であってもよい。分離光学素子80a及び分離光学素子80bについても同様であることは勿論である。
上述した実施形態では、一の偏光方向の偏光成分光を透過して、一の偏光方向に対して垂直な他の偏光方向の偏光成分光を反射する偏光分離面は、P偏光成分光を透過してS偏光成分光を反射するPBS面であるが、これに限定されるものではない。具体的には、偏光分離面は、S偏光成分光を透過してP偏光成分光を反射するWire Gridタイプの偏光分離面であってもよい。この場合には、分離光学素子80は、液晶パネル40G側に黄成分光(Ye−S)を導き、液晶パネル40R側に黄成分光(Ye−P)を導くことに留意すべきである。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略を示す図である。 第1実施形態に係る照明ユニット120の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係るRGB色再現範囲を示す図である。 第1実施形態に係る分離光学素子の構成を示す図である。 第1実施形態に係る黄成分光の重畳方法について説明するための図である。 第1実施形態に係る黄成分光の重畳方法について説明するための図である。 第1実施形態に係る黄成分光の重畳方法について説明するための図である。 第1実施形態に係る黄成分光の重畳方法について説明するための図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の機能を示すブロック図である。 第2実施形態に係る照明ユニット120の概略構成を示す図である。 第2実施形態に係る分離光学素子の構成を示す図である。
符号の説明
10・・・光源、20・・・フライアイインテグレータ、30・・・PBSアレイ、40・・・液晶パネル、41・・・偏光板、42・・・偏光板、45・・・偏光回転素子、46・・・偏光回転素子、50・・・クロスダイクロイックキューブ、71〜76・・・ミラー、80・・・分離光学素子、81・・・ダイクロイック面、82・・・PBS面、91〜96・・・レンズ、100・・・投写型映像表示装置、101〜106・・・レンズ、110・・・投写レンズユニット、120・・・照明ユニット、130・・・制御部、171〜176・・・ミラー、200・・・スクリーン、210・・・信号受付部、220・・・変調量制御部

Claims (6)

  1. 第1色成分光、第2色成分光、第3色成分光及び第4色成分光の偏光方向を揃える第1偏光変換素子と、前記第1色成分光を変調する第1光変調素子と、前記第2色成分光を少なくとも変調する第2光変調素子と、前記第3色成分光を少なくとも変調する第3光変調素子と、前記第4色成分光の偏光方向を回転させる第4光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された前記第1色成分光と前記第2光変調素子から出射された前記第2色成分光を少なくとも含む出射光と前記第3光変調素子から出射された前記第3色成分光を少なくとも含む出射光とを合成する色合成部とを備えた照明装置であって、
    前記第2色成分光を反射して前記第3色成分光を透過する第1ダイクロイック面と、一の偏光方向の偏光成分光を透過して、前記一の偏光方向に対して垂直な他の偏光方向の偏光成分光を反射する第1偏光分離面とが形成された板状の第1分離光学素子を備え、
    前記第1分離光学素子には、前記第1偏光変換素子によって偏光方向が揃えられた前記第2色成分光及び前記第3色成分光が一の方向から入射し、前記第4光変調素子によっての偏光方向が回転された前記第4色成分光が他の方向から入射し、
    前記第1分離光学素子は、
    前記一の方向から前記第1ダイクロイック面に入射して前記第1ダイクロイック面を透過した前記第3色成分光と、前記他の方向から前記第1偏光分離面に入射して前記第1偏光分離面で反射された前記第4色成分光とを合成して前記第3光変調素子側に導き、
    前記一の方向から前記第1ダイクロイック面に入射して前記第1ダイクロイック面で反射された前記第2色成分光と、前記他の方向から前記第1偏光分離面に入射して前記第1偏光分離面を透過した前記第4色成分光とを合成して前記第2光変調素子側に導くことを特徴とする照明装置。
  2. 前記第3色成分光を反射して前記第4色成分光を透過する第2ダイクロイック面と、前記一の偏光方向の偏光成分光を透過して、前記他の偏光方向の偏光成分光を反射する第2偏光分離面とが形成された板状の第2分離光学素子をさらに備え、
    前記第1分離光学素子には、前記第2色成分光及び前記第3色成分光に加えて、前記第4色成分光が前記一の方向から入射し、
    前記第2分離光学素子は、
    前記第1分離光学素子を透過した前記第4色成分光を透過して前記第4光変調素子側に導き、
    前記第1分離光学素子を透過した前記第3色成分光と前記第1分離光学素子で反射された前記第4色成分光とを反射して前記第3光変調素子側に導くことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1ダイクロイック面を透過した前記第3色成分光の偏光方向と前記第1偏光分離面で反射された前記第4色成分光の偏光方向とを揃える第2偏光変換素子をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記第4光変調素子の解像度は、前記第1光変調素子、前記第2光変調素子及び前記第3光変調素子の解像度よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記第1色成分光に対応する第1色用入力信号、前記第2色成分光に対応する第2色用入力信号及び前記第3色成分光に対応する第3色用入力信号に基づいて、前記第4光変調素子による前記第4色成分光の偏光方向の回転量を制御する回転量制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の照明装置を備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
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