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JP4780275B2 - 有機el素子封止材 - Google Patents

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Description

本発明は、電界の印加によって高輝度で発光する有機EL素子用の有機EL素子封止材組成物に関し、さらに詳しくは湿分もしくは水分から有機EL素子を保護するための有機EL素子封止材組成物に関する。
有機EL素子は多結晶の半導体デバイスであり、低電圧で高輝度の発光を得られるため液晶のバックライトなどに使用され、また、自発光性の薄型平面表示デバイスとして期待されている。しかしながら、有機EL素子は水分に極めて弱く、金属電極と有機物EL層との界面が水分の影響ではく離してしまったり、金属が酸化して高抵抗化してしまったり、有機物自体が水分によって変質してしまったりし、このようなことから発光しなくなったり輝度が低下してしまったりという欠点がある。
このような課題を解消するために、有機EL素子をアクリル樹脂でモールドする方法(特許文献1)、有機EL素子を気密ケース内にPとともに入れて外気から遮断する方法(特許文献2)、有機EL素子上に金属の酸化物等の保護膜を設けた後にガラス板等を用いて気密にする方法(特許文献3)、有機EL素子上にプラズマ重合膜及び光硬化型樹脂層を設ける方法(特許文献4)、有機EL素子をフッ素化炭素からなる不活性液体中に保持する方法(特許文献5)、有機EL素子上に高分子保護膜を設けた後シリコーンオイル中に保持する方法(特許文献6)、有機EL素子上に設けられた無機酸化物等の保護膜の上にさらにポリビニルアルコールを塗布したガラス板をエポキシ樹脂で接着する方法(特許文献7)、有機EL素子を流動パラフィンやシリコーンオイル中に封じ込める方法(特許文献8)等が提案されている。また、近年では封止樹脂中に吸湿剤を添加してこれを有機EL素子上に積層して水分による影響から有機EL層を守る方法が提案されている。
特開平3−37991号公報 特開平3−261091号公報 特開平4−212284号公報 特開平5−36475号公報 特開平4−363890号公報 特開平5−367475号公報 特開平5−89959号公報 特開平5−129080号公報
しかしながら、上記従来の有機EL層の封止方法はいずれも満足できるものではなく、例えば、吸湿剤とともに気密構造に素子を封じ込めるだけでは、ダークスポットの発生、成長を抑制出来ず、また、フッ素化炭素やシリコーンオイル中に保持する方法は液体を注入する工程を経ることにより封止工程が煩雑になるだけでなく、ダークスポットの増加も完全には防げず、むしろ液体が陰極と有機層の界面に侵入して陰極のはく離を促進する問題もある。吸湿剤が樹脂に添加された場合も、吸湿により樹脂自体が膨潤し剥離等を生じてしまうことがあった。この他にも、有機EL素子への水分による悪影響を排除するため、封止層とは別に光硬化性エポキシ樹脂に酸化バリウムや酸化カルシウムなどの金属酸化物からなる吸湿剤を添加して防湿層を別途設けることも提案されている(特許文献9)。
特開2001−237064号公報
一方、特許文献10には、紫外線硬化型樹脂を用いてガラス基板上にEL層を形成し、EL層全面を覆うように樹脂組成物を積層し非透水性ガラス基板を貼り合わせたものが開発された。しかし、特許文献10に記載されている樹脂組成物は該樹脂に含まれる有機溶剤や紫外線による素子の劣化の問題、硬化時の応力歪みによる有機層からの陰極のはく離の問題、紫外線が届かない所で未硬化が発生する問題があり、実用性にやや劣る面があった。
特開平5−182759号公報
また、エポキシ樹脂は成分に含まれるアミン由来の色(主に黄色、褐色)により、透明度(透過率)が低く、特許文献10に記載されたような有機EL発光側に用いることが出来なかった。また、透明性に優れるエポキシ樹脂は一般に硬化条件が厳しく、硬化物が固いためにはく離を起こす心配があり実用されていない。さらに、アミン系硬化剤で硬化させた場合、硬化時に発生するアミン系ガスによる影響で保護膜のピンホールから有機EL素子を腐食させる問題もあった。
このように有機EL素子のダークスポットによる劣化が十分に改善されず、発光特性が不安定なことは、液晶ディスプレイのバックライト等の光源としては重大な欠陥となり、また、フラットパネル・ディスプレイなどの表示素子としても望ましくない。本発明は上記従来技術の課題を解決し、有機EL素子に悪影響を及ぼすことなく、効果的な封止を行うことにより、ダークスポットの発生・成長を確実に抑制して、長期間にわたって安定な発光特性を維持することが出来る有機EL素子封止用の硬化性樹脂性組成物である有機EL素子封止材を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するため本発明は、ガラスもしくはフィルム基板1上に透明電極2、正孔輸送層3、有機物EL層4及び背面電極5からなる有機EL層を形成し、有機EL素子封止材層7を積層して非透水性ガラスもしくはフィルム6と貼り合わせることにより得られる有機EL素子に使用することができる有機EL素子封止材であり、該有機EL素子封止材が、
(A)分子中にグリシジル基を有する化合物:100重量部
(B)酸無水物硬化剤:50〜150重量部
を主成分とする有機EL素子封止材を見いだした。
以下、本発明を詳細に説明する。まず、本発明で得られる有機EL素子は図1に示すようにガラスまたはフィルム基板1上にITO等の透明電極2、正孔輸送層3、有機物EL層4及び背面電極5がこの順に積層される。また、ガラスまたはフィルム基板1上には、耐湿性を有した有機EL素子封止材層7を介しガラスや金属等の非透水性ガラスまたはフィルム基板6が固着される。
さらに詳述すると、このような構成の有機EL素子は次のようにして製造される。まず、ガラスまたはフィルム基板1上に透明電極2を約0.1μmの厚みで成膜する。透明電極2の成膜に際しては、真空蒸着及びスパッタ等による方法がある。ただし、真空蒸着による成膜は、結晶粒が成長して膜表面の平滑度を低下させることがあり、薄膜ELに適用する場合には絶縁破壊や不均一発光の原因を作ることがあるため、注意を要する。一方、スパッタによる成膜は表面の平滑性がよく、その上に薄膜デバイスを積層する場合に好ましい結果が得られる。続いて、透明電極2の上部に正孔輸送層3及び有機物EL層4を0.05μmの厚みで順次成膜する。また有機物EL層4の上部に背面電極5を0.1〜0.3μmの厚みで成膜する。
これらの素子の成膜を終えた後、ガラスまたはフィルム基板1の上部に有機EL素子封止材を約0.1mmの厚みで滴下し、この有機EL素子封止材の上から非透水性ガラスまたはフィルム基板6を密着させる。有機EL素子封止材の詳細は後述する。非透水性ガラスまたはフィルム基板6の密着を終えた後、常温で養生または低温での加熱促進により有機EL素子封止材を硬化させて有機EL素子封止材層7を形成する。これにより、非透水性ガラス基板6は有機EL素子封止材層7を介してガラスまたはフィルム基板1に固着される。なお、上記の加熱促進硬化を行う場合は有機EL素子にダメージを与えないよう100℃以下で行うことが望ましい。また、有機EL素子封止材可使時間は作業性を考慮し室温で120分以上であることが望ましい。
本発明において有機EL素子封止材層7に求められる物性は、透湿度が60℃、95%で30g/m×24hr以下(厚み150μm)、光透過率91%以上(450nm、50μm)、ガラス同士のはく離接着力が1.5MPa以上及び比較的低温で硬化することが望まれる。これらの要求項目を満たすものとして、(A)分子中にグリシジル基を有する化合物100重量部、(B)酸無水物硬化剤50〜150重量部、からなるエポキシ樹脂組成物であることが必要である。
本発明の有機EL素子封止材組成物において(A)分子中にグリシジル基を有する化合物は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、水素化ビスフェノール型エポキシ樹脂などがあげられるが、有機EL素子用に使用するためには塩素イオン含有量の少ないもの、具体的には加水分解性塩素が500ppm以下であるものが好ましく、また、含有水分量が800ppm以下(さらに好ましくは600ppm以下)であることが望ましい。(A)成分の具体例としては含有する塩素イオン濃度が少ないエピクロンEXA−835LV(大日本インキ工業株式会社製)が好ましく使用できる。 また、(A)成分の粘度は1000〜100000cP範囲であることが好ましい。粘度が100000cPを越えると(B)成分との混合性、貼合せ時に問題が生じる。
上記(A)成分は水分が少ない方が好ましい。工業材料として水分を含んでいるもを使用する場合、例えば加熱・撹拌・脱泡(真空引き)が同時に行える装置を用いて、60℃〜100℃で数時間程度加熱撹拌脱泡を行ないうことで含有する水分量を低減させることが可能である。例えば80℃で1時間程度加熱撹拌脱泡を行うことでの含有水分量を800ppm以下することが可能である。
本発明に用いられる(B)酸無水物硬化剤としては、従来から公知のものが使用可能である。酸無水物硬化剤としては液状で、二重結合を含まない水素化されたタイプの脂環式酸無水物が好ましい。例えば、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、水素化メチルナジック酸無水物が挙げられる。また、固体でもヘキサヒドロ無水フタル酸を溶解し使用することも可能である。その他、特に高い透過率を期待しないのであれば、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルナジック酸無水物等を使用することもできる。酸無水物は単独もしくは複数の混合でも使用可能である。(B)成分の配合量は(A)成分100重量部に対して50〜150重量部添加する。
さらに本発明の有機EL素子封止材組成物は(C)硬化促進剤を添加することができる。硬化促進剤としては4級アンモニウム塩、4級スルホニウム塩、DBU脂肪酸塩、各種金属塩、イミダゾール、3級アミン等が挙げられる。例えば、4級アンモニウム塩としてはテトラメチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、4級スルホニウム塩としてはテトラフェニルホスホニウムブロマイド、テトラブチルホスホニウムブロマイド、DBU脂肪酸塩としてはDBUの2−エチルヘキサン酸塩等、金属塩としてはオクチル酸亜鉛、オクチル酸スズ等、イミダゾールとしては1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等、三級アミンとしてはトリス(ジメチルアミノメチルフェノール、ベンジルジメチルアミン等が挙げられる。(A)成分100重量部に対して0〜10重量部添加する。(C)成分の添加により有機EL素子封止材組成物の硬化温度を所望の温度にすることができる。有機EL素子封止材組成物に(C)成分は(B)成分である酸無水物硬化剤とあらかじめ混合し(A)成分と混合することにより、硬化させることができる。
(B)(C)成分は加熱、撹拌、脱泡(真空引き)などの工程処理を行なうことにより含有水分量を減少させることができる。これらの成分はその種類により水分量が大きく異なるため一概に規定できないが、例えば80℃で2時間程度加熱撹拌脱泡を行うことで1000ppm以下の水分量にすることが可能である。
本発明に使用できる(D)成分のカップリング剤としては、シランカップリング剤やチタネート系カップリング剤、アルミネート系カップリング剤、ジルコネート系カップリング剤、およびこれらを混合したものが使用できるが、エポキシシラン系カップリング剤とアルミネート系カップリング剤を1:1〜20:1(重量比)の割合で混合したものがより好ましい。カップリング剤の効果としては接着性の向上や粘度の低減がある。カップリング剤の配合量は(A)成分100重量部に対して0〜30重量部加えることが好ましい。
本発明には、さらに本発明の目的を達成可能な限り、その他の成分、例えばよう変剤、保存安定剤、可塑剤、反応性希釈剤、充填材、粘度調製剤等を添加することも可能であるが、それらの添加成分中の水分や不純物に注意する必要がある。
上記のとおりベース層と非透水ガラスまたはフィルム基板層の接着に本発明の有機EL素子封止材組成物を使用し固着封止することにより、有機EL素子の劣化の進行を大幅に抑制することができ、長寿命化、有機EL発光側にエポキシ樹脂層があっても高輝度化を図ることができる。また、紫外線硬化型の接着剤組成物で問題となる紫外線の届かない箇所の未硬化や、大きな硬化収縮もないため、得られる有機EL素子は安定した性能を発揮する。本発明の有機EL素子封止材は二液性エポキシ樹脂として配合でき、常温で硬化させ、低温加熱により硬化促進させることができ、比較的低温の促進で十分に性能が安定する。
以下実施例にて本発明を詳細に説明する。
表1に示す通り有機EL素子封止材用の各硬化性樹脂を調製し各種評価を行った。その結果を表2に記載する。なお、使用した各成分はエピクロンEXA−835LV:ビスフェノールA型及びF型混合エポキシ樹脂低塩素型(大日本インキ化学工業株式会社製)、エピコート828:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン株式会社製)、エピコート807:ビスフェノールF型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン株式会社製)、リカシッドMH−700:メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(新日本理化株式会社社製)、リカシッドTH:テトラヒドロ無水フタル酸(新日本理化株式会社社製)、リカシッドHH:ヘキサヒドロ無水フタル酸(新日本理化株式会社社製)、1B2MZ:1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、K−61B:トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール・トリ(2−エチルヘキソエート)(エアープロダクツジャパン株式会社社製)、トーマイド296:ポリアミドアミン(富士化成工業株式会社製)、サンマイドA−100イミダゾール変性アミン(三和化学工業株式会社製)、アンカミンZ:芳香族ポリアミン(エアプロダクトジャパン株式会社製)、アンカミン2264:脂環式ポリアミン(エアプロダクトジャパン株式会社製)、アンカミン1784:脂肪族ポリアミン(エアプロダクトジャパン株式会社製)、KBM−403:シランカップリング剤(信越化学工業株式会社社製)である。
(A)成分の分子中にグリシジル基を有する化合物を80℃で2時間加熱、撹拌、脱泡を行い、水分量を800ppm以下に調整した。(B)成分の酸無水物硬化剤は、常温で脱泡、攪拌を30分行い水分量を1200ppm以下に調整した。なお、調整後の各成分は窒素雰囲気中で乾燥剤とともに保管した。
評価1:透湿度測定
各硬化性樹脂を厚み150μmのシート状に加工し硬化させ(硬化条件:表1参照)、60℃×95%の条件で透湿度を測定した。(使用機器:L80−5000型水蒸気透過度計/LYSSY社製)表中単位はg/mx24hである。
評価2:アウトガス測定
フッ素樹脂コートした板の上に各硬化性樹脂を約20mg計量し所定の硬化条件で硬化させ、ダブルショットパイロライザーおよびガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)を用いたダイナミックヘッドスペース法で120℃×15分加熱した際に発生するアウトガス量を測定した。表中単位はppmである。
評価3:透過率測定
パネル用ガラス基板を25mm×50mmにカットし、ガラス片が十字状になるように中央に樹脂を挟み(50μm)所定の硬化条件で硬化させた。これを分光高度計で400nmの透過性を測定し、硬化性樹脂を塗布しないガラスのみのものをブランクとして、透過率を測定した。表中単位は%である。
評価4:パネル信頼性試験(ダークスポット評価)
ガラス基板上にスパッタリングにより透明電極を0.1μmの厚みで成膜した。続いて、透明電極の上部に正孔輸送層及び有機物EL層を0.05μmの厚みで順次成膜した。また有機物EL層の上部に背面電極を0.2μmの厚みで成膜する。これらの素子の成膜を終えた後、ガラス基板1の上部に各硬化性樹脂をEL素子材として約0.1mmの厚みで滴下し、この硬化性樹脂の上から非透水性ガラス基板を密着させた(硬化条件:表1参照)。このようにして有機ELパネルを作製し、連続点灯で60℃、90%の環境でダークスポットの成長を観察した。1000時間経過後の直径100μm以上のダークスポットが発生したものはD、2000時間経過後に直径100μm以上のダークスポットが発生したものはC、同様に3000時間はB、4000時間経過しても直径100μm以上のダークスポットが発生していないものはAとした。これらの結果を表2に示した。
本発明は有機EL素子封止材料として好適に使用できる。
本発明の有機EL素子封止材を使用して製造した有機EL表示装置の簡略断面図である。
符号の説明
1ガラス基板
2透明電極
3正孔輸送層
4有機物EL層
5背面電極
6非透水性ガラス基板
7有機EL素子封止材

Claims (2)

  1. ガラスもしくはフィルム基板1上に透明電極2、正孔輸送層3、有機物EL層4及び背面電極5からなる有機EL層を形成し、有機EL素子封止材7により透明電極2、正孔輸送層3、有機EL層4及び背面電極5の積層を覆う様に、該基板1と非透水性ガラスもしくはフィルム6を貼り合わせる有機EL素子に用いられる有機EL封止材であって、(A)〜(C)成分からなる有機EL素子封止材。
    (A)成分 水分が800ppm以下の分子中にグリシジル基を有する化合物:100重量部
    (B)成分 水分除去工程直後の水分が1200ppm以下のメチルヘキサヒドロ無水フタル酸:50〜150重量部
    (C)成分 硬化促進剤:0.1〜10重量部
  2. 前記有機EL素子封止材に、さらに(D)成分としてカップリング剤を添加する請求項1に記載の有機EL素子封止材。
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