JP4635867B2 - 燃料遮断弁 - Google Patents
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Description
しかし、このシート部材を用いた構成であっても、まだ十分なシール性が得られない場合があった。
燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室と、上記接続通路に臨んだ第1シール部とを有するケーシングと、
上記弁室に収納され該弁室内の燃料液位により浮力を増減して昇降し、その上部に第2シール部を有するフロートと、
該フロートの上部に載置され該フロートが昇降することで上記接続通路を開閉する上部弁体と、
を備え、
上記上部弁体は、弁本体と、可撓性のシート部材とを備え、
上記弁本体は、円板状の上面部と、該上面部の中央部を貫通した取付穴を有し該取付穴の開口周縁に形成された取付部とを備え、
上記シート部材は、上記接続通路を開閉する第1シート部と、該第1シート部の下部から筒状に突設され上記取付穴に挿入されることで上記取付部に取り付けられる被取付部と、該被取付部を貫通し上記第1シート部に開口を有し上記接続通路より通路面積の小さい接続孔と、上記第2シール部に開閉され上記接続孔の下部の開口を有する第2シート部と、上記被取付部の外周部から径方向に拡張された拡張部とを備え、
上記シート部材は、上記拡張部を上記取付穴に圧入することで、上記拡張部が上記取付部に抜止めされた状態で上記弁本体に取り付けられ、
上記取付穴の内壁と上記被取付部の外周部との間に、上記第1シート部および第2シート部の弾性変形を許容する間隙を径方向に設けたこと、
を特徴とする。
また、上部弁体は、接続孔が通路となり、弁本体とシート部材との間には、シール性が不要であるから、この間隙によってシール性が損なわれることがない。
図1は本発明の一実施例にかかる自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁10を示す断面図である。図1において、燃料タンクFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTbが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTbに突入した状態にて取り付けられている。燃料遮断弁10は、給油時に燃料タンク内の燃料が所定液位FL1まで上昇したときにキャニスタへの流出を規制するものである。
燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50と、スプリング70とを主要な構成として備えている。ケーシング20は、ケーシング本体30と、底部材37と、蓋体40とを備え、ケーシング本体30と底部材37とにより囲まれたスペースが弁室30Sになっており、この弁室30Sにスプリング70に支持されたフロート機構50が収納されている。
弁本体62は、円板状の上面部62aと、上面部62aの外周部から突設された円筒形状の側壁62bとを備え、その内側スペースが支持孔62cになっている。上面部62aの中央部には、シート部材64を取り付けるための取付部62dが形成されている。また、弁本体62の上部の外周部には、支持孔62cを外部に接続するための通気孔62eが4箇所形成されている。側壁62bの内周壁には、フロート52の係合爪58と係合する係合爪62fが2箇所形成されている。
弁本体62の側壁62bは、その外周部でケーシング本体30の内壁の上ガイドリブ34bによりガイドされ、また、内周部で弁支持部55の弁側ガイド部57により、上部弁体60の昇降範囲の全長にわたってガイドされるように設けられている。
また、第2シート部64cは、弁側ガイド部57の上部に延設された規制部57aに上部弁体60の上面部62aの下面に当たることにより、弾性変形量が所定範囲内に収まるように設けられている。
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。図1に示すように、給油により燃料タンクFT内に燃料が供給されると、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、円筒部39の導入開口39bから導入通路39aを経て、流通孔38a,38bから弁室30S内に流入する。さらに、燃料蒸気は、弁室30Sから接続通路31b、蓋側通路42aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンクFT内の燃料液位が所定液位FL1に達すると、燃料は導入開口39bを塞ぐことにより、燃料タンクFT内のタンク内圧が上昇する。この状態では、タンク内圧と弁室30S内の圧力との差圧が大きくなり、液体燃料が導入通路39a、流通孔38a,38bを通じて、弁室30Sに流れ込み、燃料液位が弁室30S内を上昇する。図6に示すように弁室30S内の燃料液位が高さh0に達すると、フロート52の浮力およびスプリング70の荷重による上方への力と、フロート機構50の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回りフロート機構50が一体になって上昇して、上部弁体60のシート部材64が第1シール部31cに着座して接続通路31bを閉じる。このとき、インレットパイプ内に燃料が溜まり、給油ガンに燃料が触れると、オートストップを働かせる。これにより、燃料タンクFTへの給油の際等に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
上記実施例の構成により、以下の作用・効果を奏する。
(4)−1 図4および図5に示すように、フロート52の上部に設けた規制部57aは、上部弁体60とフロート52との上下方向の距離を距離ST0より短くならないように規制することで、第2シート部64cが第2シール部56aに着座したときに第2シート部64cの弾性変形量を抑制するから、第2シート部64cは、長期間にわたって高いシール性を維持することができる。
上記実施例の規制部は、フロートの上部に形成した構成について説明したが、これに限らず、弁本体に設けた構成であってよく、いずれにしても第2シート部の変形量を所定範囲に規制する構成であればよい。
上記実施例の燃料遮断弁は、タンク上壁に形成した取付穴を塞ぐように取り付ける構成について説明したが、これに限らず、いわゆるインタンク式で燃料タンク内の上部に取り付けられる構成であってもよい。
20...ケーシング
30...ケーシング本体
30S...弁室
30a...開口
31...天井壁部
31a...通路形成突部
31b...接続通路
31c...第1シール部
32...側壁部
32a...第1連通孔
34...ケース側ガイド部
34a...下ガイドリブ
34b...上ガイドリブ
37...底部材
38a,38b...流通孔
38...底板
38c...スプリング支持部
39...円筒部
39a...導入通路
39b...導入開口
40...蓋体
41...蓋本体
42...管体部
42a...蓋側通路
43...フランジ
43a...内部溶着端
43b...外側溶着部
50...フロート機構
52...フロート
52a...スプリング収納間隙
53...第1フロート部
53a...第1フロート本体
53b...スプリング支持部
54...第2フロート部
54a...収納穴
54b...第2フロート本体
55...弁支持部
56...支持突部
56a...第2シール部
57...弁側ガイド部
57a...規制部
58...係合爪
60...上部弁体
62...弁本体
62a...上面部
62b...側壁
62c...支持孔
62d...取付部
62e...通気孔
62f...係合爪
62g...取付穴
64...シート部材
64a...第1シート部
64b...接続孔
64c...第2シート部
64d...被取付部
64e...拡張部
70...スプリング
FT...燃料タンク
FTa...タンク上壁
FTb...取付穴
Claims (2)
- 燃料タンク(FT)の上部に装着され、燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(31b)を開閉することで燃料タンク(FT)と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク(FT)内と上記接続通路(31b)とを連通する弁室(30S)と、上記接続通路(31b)に臨んだ第1シール部(31c)とを有するケーシング(20)と、
上記弁室(30S)に収納され該弁室(30S)内の燃料液位により浮力を増減して昇降し、その上部に第2シール部(56a)を有するフロート(52)と、
該フロート(52)の上部に載置され該フロート(52)が昇降することで上記接続通路(31b)を開閉する上部弁体(60)と、
を備え、
上記上部弁体(60)は、弁本体(62)と、可撓性のシート部材(64)とを備え、
上記弁本体(62)は、円板状の上面部(62a)と、該上面部(62a)の中央部を貫通した取付穴(62g)を有し該取付穴(62g)の開口周縁に形成された取付部(62d)とを備え、
上記シート部材(64)は、上記接続通路(31b)を開閉する第1シート部(64a)と、該第1シート部(64a)の下部から筒状に突設され上記取付穴(62g)に挿入されることで上記取付部(62d)に取り付けられる被取付部(64d)と、該被取付部(64d)を貫通し上記第1シート部(64a)に開口を有し上記接続通路(31b)より通路面積の小さい接続孔(64b)と、上記第2シール部(56a)に開閉され上記接続孔(64b)の下部の開口を有する第2シート部(64c)と、上記被取付部(64d)の外周部から径方向に拡張された拡張部(64e)とを備え、
上記シート部材(64)は、上記拡張部(64e)を上記取付穴(62g)に圧入することで、上記拡張部(64e)が上記取付部(62d)に抜止めされた状態で上記弁本体(62)に取り付けられ、
上記取付穴(62g)の内壁と上記被取付部(64d)の外周部との間に、上記第1シート部(64a)および第2シート部(64c)の弾性変形を許容する間隙(Gp)を径方向に設けたこと、
を特徴とする燃料遮断弁。 - 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
上記弁本体(62)または上記フロート(52)の少なくとも一方に、上記第2シート部(64c)が上記第2シール部(56a)に着座したときに上記第2シート部(64c)が所定範囲内の弾性変形量に規制されるように上記上部弁体(60)と上記フロート(52)との上下方向の距離を規制する規制部(57a)を設けた燃料遮断弁。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02112658A (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-25 | Toyoda Gosei Co Ltd | フユーエルカツトオフバルブ |
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2005
- 2005-12-28 JP JP2005377370A patent/JP4635867B2/ja active Active
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