以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本発明による情報処理装置の概要
図1において、1は全体として本発明による情報処理装置の構成の概要を示す。かかる情報処理装置1において本体部2は、片手又は両手で挟持可能な大きさ及び又は形状を有している。
また情報処理装置1において表示部3は、本体部2に対し当該本体部2の正面に情報表示面を配置するように設けられ、当該情報表示面に情報を表示し得るようになされている。
さらに情報処理装置1においてタッチ位置検出部4は、表示部3の情報表示面のタッチ位置を検出して、当該検出したタッチ位置を互いに直交する2軸を基準とした座標で表すタッチ位置検出データを生成する。
そして情報処理装置1において制御部5は、タッチ位置検出部4により生成されたタッチ位置検出データに基づき、表示部3の情報表示面のタッチ位置が当該情報表示面の所定領域内から2軸各々に沿った2方向に対して斜めな所定の斜め一方向へ連続的に変位したことを検出すると、表示部3の情報表示面に所定の情報を表示させるようにした。
ここで情報処理装置1を使用するユーザにとっては、本体部2を挟持した手の親指が表示部3の情報表示面と対向するように位置すると、当該親指をその根本部分を支点として、2軸各々に沿った2方向に対して斜めな斜め一方向へ動かし易い。
よって情報処理装置1は、かかる身体的構造を利用して、手で本体部2を挟持させながら当該本体部2を挟持している手の親指を表示部3の情報表示面に接触させたまま斜め一方向へ移動させるだけで、表示部3の情報表示面に所定の情報を表示させることができる。これにより情報処理装置1は、操作性を格段的に向上させることができる。
(2)第1の実施の形態
(2−1)携帯再生装置の外観構成
図1において、10は全体として本発明による情報処理装置を適用した第1の実施の形態による携帯再生装置の外観構成を示す。
かかる携帯再生装置10は、正面11A及び背面11Bが共に略長方形状に形成された扁平形状の本体部11を有している。
因みに、以下の説明では、本体部11の長手方向(すなわち、正面11A及び背面11Bの長辺と平行な方向)を本体長手方向とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、本体部11において本体長手方向の一端側の端面を一端面11Cとも呼び、当該本体部11において本体長手方向の他端側の端面を他端面11Dとも呼ぶ。
また、以下の説明では、本体部11の本体長手方向と直交する短手方向(すなわち、正面11A及び背面11Bの短辺と平行な方向)を本体幅方向とも呼ぶ。
そして、以下の説明では、本体部11において本体幅方向の一端側の側面を一側面11Eとも呼び、当該本体部11において本体幅方向の他端側の側面を他側面11Fとも呼ぶ。
本体部11には、長方形状の情報表示面12Aを有する表示部12が設けられている。表示部12の情報表示面12Aは、その長手方向の長さが、本体部11の正面11Aの長さ(すなわち、本体長手方向の長さ)よりもわずかに短く選定され、幅が本体部11の正面11Aの幅よりもわずかに短く選定されている。
表示部12の情報表示面12Aは、本体部11の正面11Aに対し当該情報表示面12Aの長手方向を本体長手方向と平行にし、かつ上寄り(すなわち、本体長手方向の一端寄り)に配置されている。
そして表示部12の情報表示面12Aには、1又は複数の表示子(以下、これをアイコンとも呼ぶ)を有する表示画面や所定の情報をリスト化して示す表示画面等のように、種々の構成の表示画面を表示し得るようになされている。
また表示部12の情報表示面12Aには、種々の表示画面を単独で表示し、また特定の表示画面上に他の表示画面や1又は複数のアイコン等の他の情報を重畳させて表示することもできるようになされている。
そして表示部12の情報表示面12A上には、当該情報表示面12Aとほぼ同じ大きさ及び形状の透明なタッチパネル13が、その情報表示面12A全体を覆うように設けられている。
さらに本体部11の正面11Aにおいて下側(すなわち、本体長手方向の他端側)には、再生の開始及び停止を指示するための再生停止ボタン14と、ホームメニュー画面を表示するためのホームボタン15とが配置されている。
さらにまた本体部11の一側面11Eには、上側に音量を調節するための音量調節ボタン16が設けられている。因みに、以下の説明では、再生停止ボタン14、ホームボタン15及び音量調整ボタン16を特には区別する必要のない場合、これらをまとめて操作ボタンとも呼ぶ。
そして本体部11は、その幅が大人の手のひらの平均的な長さ(すなわち、手のひらにおいて、手首との境界から親指を除く他の4本の指の根元部分までの長さ)よりも短く選定されている。
よって図3に示すように、本体部11は、ユーザの利き手が右手であると、一側面11Eの下寄りに右手の親指の根元部分を押し付けさせると共に、当該右手のひらを背面11Bにまわさせて他側面11Fに親指を除く他の指の少なくとも一部を押し付けさせるようにして挟持させることができる。
また図4に示すように、本体部11は、ユーザの利き手が左手であると、他側面11Fの下寄りに左手の親指の根元部分を押し付けさせると共に、当該左手のひらを背面11Bにまわさせて一側面11Eに親指を除く他の指の少なくとも一部を押し付けさせるようにして挟持させることもできる。
すなわち本体部11は、ユーザに対し視界の上側及び下側に一端面11C及び他端面11Dを位置させ、かつ当該視界の右側及び左側に一側面11E及び他側面11Fを位置させるような姿勢で、片手により一側面11E及び他側面11Fを挟み込むように保持させることができる。
因みに、以下の説明では、本体部11における、ユーザの視界の上側及び下側に一端面11C及び他端面11Dを位置させ、かつ当該視界の右側及び左側に一側面11E及び他側面11Fを位置させるような姿勢を、縦挟持姿勢とも呼ぶ。
そして携帯再生装置10は、ユーザにより片手で本体部11が挟持されると、当該本体部11を挟持している片方の手(すなわち、利き手)の親指を正面11Aと対向するように位置させることができる。
これにより携帯再生装置10は、本体部11が片手で挟持されると、当該本体部11を挟持している片方の手の親指によりタッチパネル13を介して情報表示面12Aをタッチ操作させて各種命令を入力させることができる。
また携帯再生装置10は、本体部11が片手で挟持されると、当該本体部11を挟持している片方の手の親指により、再生停止ボタン14やホームボタン15を押下操作させることもできる。
ところで表示部12の情報表示面12Aには、通常、表示画面をその画面上側及び画面下側を一端面11C側及び他端面11D側に位置させ、かつその画面右側及び画面左側を一側面11E側及び他側面11F側に位置させるように表示させている。
因みに、以下の説明では、表示部12の情報表示面12Aに対する表示画面の画面上側及び画面下側を一端面11C側及び他端面11D側に位置させ、画面右側及び画面左側を一側面11E側及び他側面11F側に位置させるような表示形態を通常表示形態とも呼ぶ。
よって本体部11は、表示部12の情報表示面12Aに対し通常表示形態で表示画面を表示したまま片手により縦挟持姿勢で挟持されると、当該表示画面内の文字や図形の上下を視界の上下に合せるようにして当該文字や図形を正しく見せることができる。
そして本体部11は、このように表示部12の情報表示面12Aに表示した表示画面内の文字や図形を正しく見せながら、親指により情報表示面12Aをタッチ操作させ、また再生停止ボタン14やホームボタン15を押下操作させることができる。
これに加えて図5に示すように、本体部11は、ユーザの利き手が右手であると、他端面11Dに右手の親指の根元部分を押し付けさせると共に、一端面11Cに左手の親指の根元部分を押し付けさせ、かつ左右の親指を除く他の8本の指の少なくとも一部で背面11Bを支持させるようにして両手で挟持させることもできる。
すなわち本体部11は、ユーザに対し視界の上側及び下側に一側面11E及び他側面11Fを位置させ、かつ当該視界の右側及び左側に他端面11D及び一端面11Cを位置させるような姿勢で、両手により一端面11C及び他端面11Dを挟み込むように保持させることができる。
因みに、以下の説明では、本体部11における、ユーザの視界の上側及び下側に一側面11E及び他側面11Fを位置させ、かつ当該視界の右側及び左側に他端面11D及び一端面11Cを位置させるような姿勢を、右利き横挟持姿勢とも呼ぶ。
また図6に示すように、本体部11は、ユーザの利き手が左手であると、一端面11Cに右手の親指の根元部分を押し付けさせると共に、他端面11Dに左手の親指の根元部分を押し付けさせ、かつ左右の親指を除く他の8本の指の少なくとも一部で背面11Bを支持させるようにして両手で挟持させることもできる。
すなわち本体部11は、ユーザに対し視界の上側及び下側に他側面11F及び一側面11Eを位置させ、かつ当該視界の右側及び左側に一端面11C及び他端面11Dを位置させるような姿勢で、両手により一端面11C及び他端面11Dを挟み込むように保持させることもできる。
因みに、以下の説明では、本体部11における、視界の上側及び下側に他側面11F及び一側面11Eを位置させ、かつ当該視界の右側及び左側に一端面11C及び他端面11Dを位置させるような姿勢を、左利き横挟持姿勢とも呼ぶ。
そして携帯再生装置10は、ユーザにより両手で本体部11が挟持されると、当該本体部11を両手で挟持させたまま少なくとも一方の利き手の親指を正面11Aと対向するように位置させることができる。
これにより携帯再生装置10は、本体部11が両手で挟持されると、当該本体部11を両手で挟持させたまま少なくとも一方の利き手の親指によりタッチパネル13を介して情報表示面12Aをタッチ操作させて各種命令を入力させることができる。
ところで表示部12の情報表示面12Aには、表示画面を画面上側及び画面下側を一側面11E側及び他側面11F側に位置させ、かつ画面右側及び画面左側を他端面11D側及び一端面11C側に位置させるように表示させることもできる。
因みに、以下の説明では、表示部12の情報表示面12Aに対する表示画面の画面上側及び画面下側を一側面11E側及び他側面11F側に位置させ、画面右側及び画面左側を他端面11D側及び一端面11C側に位置させるような表示形態を右利き表示形態とも呼ぶ。
よって本体部11は、表示部12の情報表示面12Aに対し右利き表示形態で表示画面を表示したまま両手により右利き挟持姿勢で挟持されると、当該表示画面内の文字や図形の上下を視界の上下に合せるようにして当該文字や図形を正しく見せることができる。
そして本体部11は、このように表示部12の情報表示面12Aに表示した表示画面内の文字や図形を正しく見せながら、利き手(右手)の親指により情報表示面12Aをタッチ操作させ、また再生停止ボタン14やホームボタン15を押下操作させることができる。
また表示部12の情報表示面12Aには、表示画面を画面上側及び画面下側を他側面11F側及び一側面11E側に位置させ、かつ画面右側及び画面左側を一端面11C側及び他端面11D側に位置させるように表示させることもできる。
因みに、以下の説明では、表示部12の情報表示面12Aに対する表示画面の画面上側及び画面下側を他側面11F側及び一側面11E側に位置させ、かつ画面右側及び画面左側を一端面11C側及び他端面11D側に位置させるような表示形態を左利き表示形態とも呼ぶ。
よって本体部11は、表示部12の情報表示面12Aに対し左利き表示形態で表示画面を表示したまま両手により左利き挟持姿勢で挟持されると、当該表示画面内の文字や図形の上下を視界の上下に合せるようにして当該文字や図形を正しく見せることができる。
そして本体部11は、このように表示部12の情報表示面12Aに表示した表示画面内の文字や図形を正しく見せながら、利き手(左手)の親指により情報表示面12Aをタッチ操作させ、また再生停止ボタン14やホームボタン15を押下操作させることができる。
ところで、携帯再生装置10では、種々の命令を入力するために、表示部12の情報表示面12Aに対し種類の異なるタッチ操作を行わせて、より多くの命令を入力させ得るようになされている。
そして携帯再生装置10では、例えば、表示部12の情報表示面12Aに表示可能な表示画面毎に、その情報表示面12Aに当該表示画面を表示したときにタッチ操作で入力可能な命令の種類が規定されている。
また携帯再生装置10では、表示部12の情報表示面12Aに表示可能な表示画面毎に、入力可能な命令の種類と共に、当該命令を入力するためのタッチ操作の種類も規定されている。
実際に命令を入力可能なタッチ操作としては、表示画面内の入力可能な命令を示すアイコンや文字等に対応する情報表示面12Aの所定領域内の1点に右手又は左手の親指を接触させて直ぐに離すようなタッチ操作(以下、これを特にタップ操作とも呼ぶ)がある。
かかるタップ操作は、表示画面内のアイコンや所定領域等を選択するようにして当該アイコンや所定領域等に割り当てられている命令を入力するために行われる。
また命令を入力可能なタッチ操作としては、表示画面内の入力可能な命令を示すアイコンや文字等に対応する情報表示面12Aの所定領域内の1点に右手又は左手の親指を所定の比較基準時間以上接触させ続けた後、離させるようなタッチ操作もある。
因みに、以下の説明では、情報表示面12Aの所定領域内の1点に右手又は左手の親指を所定の比較基準時間以上接触させ続けた後、離させるようなタッチ操作を、特に長押操作とも呼ぶ。
かかる長押操作は、例えば、所定の表示画面上に他の子画面や文字列を出現させて重畳するように表示する(すなわち、ポップアップ表示する)ためのポップアップ表示命令等を入力するために行われるタッチ操作である。
さらに命令を入力可能なタッチ操作としては、情報表示面12Aに右手(又は左手)の親指を接触させたまま画面右側から画面左側へ滑らせて動かすようなタッチ操作(以下、これを画面左方向摺動操作とも呼ぶ)もある。
さらに命令を入力可能なタッチ操作としては、情報表示面12Aに右手又は左手の親指を接触させたまま画面左側から画面右側へ滑らせて動かすようなタッチ操作(以下、これを画面右方向摺動操作とも呼ぶ)もある。
かかる画面左方向摺動操作や画面右方向摺動操作は、例えば、表示画面の表示モードを切り換えるためのモード切換命令を入力するために行われるタッチ操作である。
さらに命令を入力可能なタッチ操作としては、情報表示面12Aに右手又は左手の親指を接触させたまま画面上側から画面下側へ滑らせて動かすようなタッチ操作(以下、これを画面下方向摺動操作とも呼ぶ)もある。
かかる画面下方向摺動操作は、例えば、情報表示面12Aに対し表示画面内のリストを画面下方向へスクロール表示するための下スクロール命令を入力するために行われるタッチ操作である。
さらに命令を入力可能なタッチ操作としては、情報表示面12Aに右手(又は左手)の親指を接触させたまま画面下側から画面上側へ滑らせて動かすようなタッチ操作(以下、これを画面上方向摺動操作とも呼ぶ)もある。
かかる画面上方向摺動操作は、例えば、情報表示面12Aに対し表示画面内のリストを画面上方向へスクロール表示するための上スクロール命令を入力するために行われるタッチ操作である。
さらに命令を入力可能なタッチ操作としては、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの所定領域内に右手又は左手の親指を接触させ、当該所定領域内に接触させた親指をそのまま本体長手方向及び本体幅方向に対して斜めな斜め一方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作もある。
因みに、以下の説明では、情報表示面12Aの所定領域内に接触させた親指を斜め一方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、特に斜め一方向摺動操作とも呼ぶ。
また、以下の説明では、斜め一方向摺動操作のようなタッチ操作を開始するときに、他のタッチ操作とは区別するために表示部12の情報表示面12Aにおいて親指を最初に接触させる所定領域を、特に操作開始タッチ領域とも呼ぶ。
かかる斜め一方向摺動操作は、例えば、実行可能な処理メニューの項目を示すアイコンを表示させるためのアイコン表示命令を入力するために行われるタッチ操作である。
因みに、以下の説明では、実行可能な処理メニューの項目を示すアイコンを、特にメニューアイコンとも呼ぶ。
さらに命令を入力可能なタッチ操作としては、情報表示面12Aに接触させた右手又は左手の親指をそのまま斜め一方向とは逆方向となる他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作もある。
因みに、以下の説明では、情報表示面12Aにおいて表示画面の右上に対応する部分に接触させた親指をそのまま斜め一方向とは逆の他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作、特に斜め他方向摺動操作とも呼ぶ。
かかる斜め他方向摺動操作は、例えば、斜め一方向摺動操作に応じて表示画面に重畳させて表示されていた1又は複数のメニューアイコンを消去するためのアイコン消去命令を入力するために行われるタッチ操作である。
ところで携帯再生装置10では、上述したように表示部12の情報表示面12Aに対し表示画面を通常表示形態や右利き表示形態、左利き表示形態のように、種々の表示形態で表示することができる。
また携帯再生装置10は、表示部12の情報表示面12Aに対する表示画面の表示形態に応じて、ユーザに対し本体部11を縦挟持姿勢で利き手(片手)のみにより、又は右利き横挟持姿勢や左利き挟持姿勢で両手により挟持させることができる。
このため、携帯再生装置10では、本体部11の挟持姿勢が異なっても、情報表示面12Aを利き手の親指でタッチ操作して同一の命令を入力するときには、当該親指の動かし方の印象を変えないようなタッチ操作を行わせている。
よって図7(A)乃至(C)を用いて上述したタッチ操作としての画面左方向摺動操作について説明する。携帯再生装置10(図7(A))では、本体部11が縦挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(右手又は左手)の親指を接触させたまま一側面11E側から他側面11F側へ移動させるようなタッチ操作を、画面左方向摺動操作としている。
また携帯再生装置10(図7(B))では、本体部11が右利き挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(右手)の親指を接触させたまま他端面11D側から一端面11C側へ移動させるようなタッチ操作を、画面左方向摺動操作としている。
さらに携帯再生装置10(図7(C))では、本体部11が左利き挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(左手)の親指を接触させたまま一側面11E側から他側面11F側へ移動させるようなタッチ操作を、画面左方向摺動操作としている。
これにより携帯再生装置10は、本体部11の挟持姿勢が異なっても、情報表示面12Aに対して画面左方向摺動操作を行う場合、利き手(右手又は左手)の親指の動かし方を特には変えずに同一の命令を入力させることができる。
また図8(A)乃至(C)を用いて上述したタッチ操作としての画面右方向摺動操作について説明する。携帯再生装置10(図8(A))では、本体部11が縦挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(右手又は左手)の親指を接触させたまま他側面11F側から一側面11E側へ移動させるようなタッチ操作を、画面右方向摺動操作としている。
また携帯再生装置10(図8(B))では、本体部11が右利き挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(右手)の親指を接触させたまま一側面11E側から他側面11F側へ移動させるようなタッチ操作を、画面右方向摺動操作としている。
さらに携帯再生装置10(図8(C))では、本体部11が左利き挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(左手)の親指を接触させたまま他端面11D側から一端面11C側へ移動させるようなタッチ操作を、画面右方向摺動操作としている。
これにより携帯再生装置10は、本体部11の挟持姿勢が異なるものの、情報表示面12Aに対して画面右方向摺動操作を行う場合も、利き手(右手又は左手)の親指の動かし方を特には変えずに同一の命令を入力させることができる。
さらに図9(A)乃至(C)を用いて上述したタッチ操作としての画面下方向摺動操作について説明する。携帯再生装置10(図9(A))では、本体部11が縦挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(右手又は左手)の親指を接触させたまま一端面11C側から他端面11D側へ移動させるようなタッチ操作を、画面下方向摺動操作としている。
また携帯再生装置10(図9(B))では、本体部11が右利き挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(右手)の親指を接触させたまま一側面11E側から他側面11F側へ移動させるようなタッチ操作を、画面下方向摺動操作としている。
さらに携帯再生装置10(図9(C))では、本体部11が左利き挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(左手)の親指を接触させたまま他側面11F側から一側面11E側へ移動させるようなタッチ操作を、画面下方向摺動操作としている。
これにより携帯再生装置10は、本体部11の挟持姿勢が異なるものの、情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作を行う場合も、利き手(右手又は左手)の親指の動かし方を特には変えずに同一の命令を入力させることができる。
さらに図10(A)乃至(C)を用いて上述したタッチ操作としての画面上方向摺動操作について説明する。携帯再生装置10(図10(A))では、本体部11が縦挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(右手又は左手)の親指を接触させたまま他端面11D側から一端面11C側へ移動させるようなタッチ操作を、画面上方向摺動操作としている。
また携帯再生装置10(図10(B))では、本体部11が右利き挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(右手)の親指を接触させたまま他側面11F側から一側面11E側へ移動させるようなタッチ操作を、画面上方向摺動操作としている。
さらに携帯再生装置10(図10(C))では、本体部11が左利き挟持姿勢で挟持されていると、情報表示面12Aに利き手(左手)の親指を接触させたまま一側面11E側から他側面11F側へ移動させるようなタッチ操作を、画面上方向摺動操作としている。
これにより携帯再生装置10は、本体部11の挟持姿勢が異なるものの、情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作を行う場合も、利き手(右手又は左手)の親指の動かし方を特には変えずに同一の命令を入力させることができる。
さらに図11乃至図14を用いて上述したタッチ操作としての斜め一方向摺動操作について説明する。図11に示すように、携帯再生装置10では、利き手である右手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて当該右手の小指側の隅部(すなわち、表示画面の画面左下隅部に対応する部分)に扇状の操作開始タッチ領域12AMを設ける。
そして携帯再生装置10は、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの操作開始タッチ領域12AMに接触させた右手の親指をそのまま、当該操作開始タッチ領域12AMから一側面11Eの中央部へ向かう斜め一方向(すなわち、表示画面の画面右上方向)へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め一方向摺動操作としている。
また図12に示すように、携帯再生装置10では、利き手である左手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて当該左手の小指側の隅部(すなわち、表示画面の画面右下隅部に対応する部分)に扇状の操作開始タッチ領域12ANを設ける。
そして携帯再生装置10は、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの操作開始タッチ領域12ANに接触させた左手の親指をそのまま、当該操作開始タッチ領域12ANから他側面11Fの中央部へ向かう斜め一方向(すなわち、表示画面の画面左上方向)へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め一方向摺動操作としている。
さらに図13に示すように、携帯再生装置10では、両手により本体部11が右利き挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて他側面11F寄りの縁の中央部(すなわち、表示画面の画面下側中央部に対応する部分)に扇状の操作開始タッチ領域12APを設ける。
そして携帯再生装置10は、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの操作開始タッチ領域12APに接触させた利き手である右手の親指をそのまま、当該操作開始タッチ領域12APから他端面11Dと一側面11Eとの角へ向かう斜め一方向(すなわち、表示画面の画面右上方向)へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め一方向摺動操作としている。
さらに図14に示すように、携帯再生装置10では、両手により本体部11が左利き挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて一側面11E寄りの縁の中央部(すなわち、表示画面の画面下側中央部に対応する部分)に扇状の操作開始タッチ領域12AQを設ける。
そして携帯再生装置10は、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの操作開始タッチ領域12AQに接触させた利き手である右手の親指をそのまま、当該操作開始タッチ領域12AQから他端面11Dと他側面11Fとの角へ向かう斜め一方向(すなわち、表示画面の画面左上方向)へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め一方向摺動操作としている。
これにより携帯再生装置10は、本体部11の挟持姿勢が異なっても、情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行う場合、右手及び左手の親指を、その根元部分を回転中心にした円弧を描かせるような動かし方で同一の命令を入力させることができる。
さらに上述したタッチ操作としての斜め他方向摺動操作について説明する。携帯再生装置10(図11)では、利き手である右手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて一側面11Eの中央部寄りの部分に接触させた右手の親指をそのまま操作開始タッチ領域12AMに向かう斜め他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め他方向摺動操作としている。
また携帯再生装置10(図12)では、利き手である左手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて他側面11Fの中央部寄りの部分に接触させた左手の親指をそのまま操作開始タッチ領域12ANに向かう斜め他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め他方向摺動操作としている。
さらに携帯再生装置10(図13)では、両手により本体部11が右利き挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて他端面11Dと一側面11Eとの角寄りの部分に接触させた利き手である右手の親指をそのまま操作開始タッチ領域12APに向かう斜め他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め他方向摺動操作としている。
さらに携帯再生装置10(図14)では、両手により本体部11が左利き挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて他端面11Dと他側面11Fとの角寄りの部分に接触させた利き手である左手の親指をそのまま操作開始タッチ領域12AQに向かう斜め他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め他方向摺動操作としている。
これにより携帯再生装置10は、本体部11の挟持姿勢が異なるものの、情報表示面12Aに対して斜め他方向摺動操作を行う場合も、利き手(右手又は左手)の親指を、その根元部分を回転中心にした円弧を描かせるような動かし方で同一の命令を入力させることができる。
因みに、携帯再生装置10では、情報表示面12Aに対する表示画面の表示形態の違いに起因して、当該表示画面内の入力可能な命令を示すアイコンや文字等の配置位置が変化すると、これに応じて情報表示面12Aの、対応する所定領域の位置も変更する。
これにより携帯再生装置10では、情報表示面12Aに表示する表示画面の表示形態を変更しても、当該表示画面のアイコンや文字等の位置を目安にして当該情報表示面12Aで親指を接触させる所定領域を容易に認識させて、タップ操作や長押操作を行わせることができる。
(2−2)携帯再生装置の回路構成
次いで、図15を用いて携帯再生装置10の機能回路ブロックによるハードウェア回路構成について説明する。
携帯再生装置10において制御部20は、例えば、当該携帯再生装置10が外部のコンピュータ装置(図示せず)に有線接続されると、当該コンピュータ装置を主体として従属的に機能する。
これにより制御部20は、この際、コンピュータ装置から音楽の音声データ(以下、これを特に音楽データとも呼ぶ)と、当該音楽データに関連する音楽関連情報とが転送されると、当該転送された音楽データ及び音楽関連情報を、有線通信部21を介して取り込む。
そして制御部20は、その音楽データ及び音楽関連情報をコンテンツ記憶部22に送出することにより、当該コンテンツ記憶部22に対し、音楽データと音楽関連情報とを対応付けて記憶する。
因みに、音楽関連情報には、対応する音楽データ固有の識別情報、当該音楽データに基づく音楽の音楽タイトル、アーティスト名、その音楽が属するジャンルのジャンル名、その音楽が収録されたアルバムのアルバムタイトルのような情報が含まれている。
これに加えて音楽関連情報には、対応する音楽データに基づく音楽が収録されたアルバムのジャケット写真画像の画像データ(以下、これをジャケット画像データとも呼ぶ)、音楽データの再生時間、データフォーマット等のような情報も含まれている。
また制御部20は、コンピュータ装置から、例えば、音楽データ固有の識別情報を任意の順番で登録するようにして生成された当該音楽データの再生順序を規定するプレイリストが転送されると、当該転送されたプレイリストを、有線通信部21を介して取り込む。
そして制御部20は、そのプレイリストをコンテンツ記憶部22に送出することにより、当該コンテンツ記憶部22に対し、そのプレイリストを記憶する。
さらに制御部20は、コンピュータ装置から映画等の映像データと、当該映像データに関連する映像関連情報とが転送されると、当該転送された映像データ及び映像関連情報を、有線通信部21を介して取り込む。
そして制御部20は、その映像データ及び映像関連情報をコンテンツ記憶部22に送出することにより、当該コンテンツ記憶部22に対し、映像データと映像関連情報とを対応付けて記憶する。
因みに、映像関連情報には、対応する映像データに基づく映像の映像タイトル、当該映像データの再生時間、データフォーマット等のような情報が含まれている。
さらに制御部20は、コンピュータ装置から写真画像データと、当該写真画像データに関連する写真関連情報とが転送されると、当該転送された写真画像データ及び写真関連情報を、有線通信部21を介して取り込む。
そして制御部20は、その写真画像データ及び写真関連情報をコンテンツ記憶部22に送出することにより、当該コンテンツ記憶部22に対し、写真画像データと写真関連情報とを対応付けて記憶する。
因みに、写真関連情報には、対応する写真画像データに基づく写真画像の写真画像タイトル、当該写真画像データのデータフォーマット等の情報が含まれている。
ところで制御部20は、携帯再生装置10がコンピュータ装置から外されていると、操作ボタンの押下操作や、情報表示面12Aに対するタッチ操作によッて入力された命令に応じて携帯再生装置10全体を制御すると共に、各種処理を実行する。
実際に携帯再生装置10には、操作ボタンを有する押下入力部23が設けられ、当該押下入力部23は、操作ボタンが押下操作されると、押下操作に応じた各種命令を制御部20に送出する。
これにより制御部20は、操作ボタンの押下操作に応じて入力された命令に従い、各種処理を実行し得るようになされている。
また携帯再生装置10には、上述したタッチパネル13を有し、当該タッチパネル13を介して情報表示面12Aのタッチ位置(すなわち、タッチ操作による親指の接触位置)を検出するタッチ位置検出部24が設けられている。
さらに携帯再生装置10には、タッチ操作の種類の判別と、当該タッチ操作により入力された命令の検出とに用いられるデータテーブル(以下、これを種類判別用テーブルとも呼ぶ)が予め記憶されたテーブル記憶部25も設けられている。
種類判別用テーブルは、表示部12の情報表示面12Aに対し個々の表示画面を単独で表示するような表示状態や、所定の表示画面に他の表示画面や1又は複数のメニューアイコン等を重畳させて表示するような種々の表示状態それぞれに対応させて生成されている。
実際に種類判別用テーブルは、情報表示面12Aの対応する表示状態で命令を入力可能なタッチ操作の種類と、当該タッチ操作の種類を判別するための条件と、そのタッチ操作により入力される命令とが対応付けられて生成されている。
因みに、以下の説明では、タッチ操作の種類を判別するための条件を、判別条件とも呼ぶ。そして判別条件は、種々の要件を組み合せて規定されている。因みに、以下の説明では、判別条件を規定する種々の要件を、条件規定要件とも呼ぶ。
条件規定要件としては、例えば、タッチ操作の継続時間(すなわち、1回のタッチ操作で情報表示面12Aに親指が接触し続けている時間であり、以下、これをタッチ操作継続時間とも呼ぶ)に対する許容時間(以下、これを操作継続許容時間とも呼ぶ)がある。
そして条件規定要件としてのタッチ操作継続時間に対する操作継続許容時間は、例えば予め選定された1秒以下の所定の比較基準時間未満や、当該比較基準時間以上で示されている。
また条件規定要件としては、親指が情報表示面12Aに接触したまま移動した方向(以下、これを親指移動方向とも呼ぶ)を検出するための方向検出用角度範囲もある。
因みに、条件規定要件としての方向検出用角度範囲は、例えば、本体幅方向と平行なX軸及び本体長手方向と平行なY軸のように互いに直交する2軸の原点を起点として親指移動方向に伸びる基準線分の当該X軸に対する角度を中心角度としている。
そして条件規定要件としての方向検出用角度範囲は、その最小角度及び最大角度が基準線分の角度と同様にX軸に対する角度で示されている。
さらに条件規定要件としては、情報表示面12Aにおいてタッチ操作開始時点に親指を接触させる操作開始タッチ領域の位置もある。
因みに、条件規定要件としての操作開始タッチ領域の位置については、例えば、上述の2軸を基準にした複数の座標で示されている。
さらに条件規定要件としては、タッチ操作の終了により情報表示面12Aから親指が離されるときに、当該情報表示面12Aにおいて親指が最後に接触しているべき所定領域(以下、これを操作終了タッチ領域とも呼ぶ)の位置等もある。
因みに、条件規定要件としての操作終了タッチ領域の位置については、例えば、操作開始タッチ領域の位置と同様に2軸を基準とした複数の座標で示され、又は対応する表示画面の特定部分と対向する位置として規定されている。
そして上述したタップ操作や長押操作を判別するための判別条件は、例えば、タッチ操作継続時間に対する操作継続許容時間と操作終了タッチ領域の位置との組み合せにより規定されている。
また上述した画面左方向摺動操作、画面右方向摺動操作、画面下方向摺動操作及び画面上方向摺動操作を判別するための判別条件は、例えば、方向検出用角度範囲のみによって規定されている。
因みに、以下の説明では、便宜上、画面左方向摺動操作、画面右方向摺動操作、画面下方向摺動操作及び画面上方向摺動操作を特には区別する必要のない場合、これらをまとめて画面摺動操作とも呼ぶ。
さらに上述した斜め一方向摺動操作を判別するための判別条件は、例えば、操作開始タッチ領域の位置と方向検出用角度範囲との組み合せによって規定されている。
さらに上述した斜め他方向摺動操作を判別するための判別条件は、例えば、情報表示面12Aの表示状態と方向検出用角度範囲との組み合せによって規定されている。
ところで、第1の実施の形態の場合、斜め一方向摺動操作が開始されるときに親指を接触させる操作開始タッチ領域は、後述するように特定の命令を入力するためのタップ操作の操作終了タッチ領域としても利用されている。
このようにして個々の判別条件は、上述した種々の条件規定要件の1つ、又は複数の組み合せによって規定されている。
ところで、制御部20は、例えば、携帯再生装置10が使用される際の本体部11の挟持姿勢を「縦挟持姿勢」に設定すると共に、当該本体部11を縦挟持姿勢で挟持する利き手を「右手」に設定している。
また制御部20は、その挟持姿勢の設定内容に応じて、表示部12の情報表示面12Aに対する表示画面の表示形態を「通常表示形態」に設定している。
このため種類判別用テーブルに記述された個々の判別条件は、初期状態として、本体部11が縦挟持姿勢で利き手としての右手により挟持された場合にタッチ操作の種類を判別し得るように規定されている。
ただし制御部20は、ユーザにより任意に操作ボタンやタッチ操作により設定画面を表示するための画面表示命令が入力されると、これに応じて表示部12の情報表示面12Aに対し設定画面(図示せず)を表示する。
そして制御部20は、その設定画面上で、ユーザに対し実際に本体部11を挟持する際の挟持姿勢を、「縦挟持姿勢」、「右利き横挟持姿勢」及び「左利き横挟持姿勢」の中から選択させるようにして指定させることができる。
また制御部20は、ユーザにより本体部11の挟持姿勢として「縦挟持姿勢」が指定されたときには、引き続き、その本体部11を縦挟持姿勢で実際に挟持する利き手を、「右手」及び「左手」の中から選択させるようにして指定させることができる。
そして制御部20は、ユーザにより本体部11の挟持姿勢や当該本体部11を挟持する際の利き手が指定されると、その時点までの挟持姿勢の設定内容や利き手の設定内容を、当該ユーザにより指定された挟持姿勢や利き手を示すように変更する。
このようにして制御部20は、ユーザに対し本体部11の挟持姿勢や利き手を適宜指定させて、当該挟持姿勢の設定内容や利き手の設定内容を変更し得るようになされている。
すなわち、制御部20は、ユーザにより挟持姿勢として「縦挟持姿勢」が指定され、利き手として「右手」が指定されると、挟持姿勢の設定内容を、その「縦挟持姿勢」を示すように変更し、利き手の設定内容を、その「右手」を示すように変更する。
また制御部20は、ユーザにより挟持姿勢として「縦挟持姿勢」が指定され、利き手として「左手」が指定されると、挟持姿勢の設定内容を、その「縦挟持姿勢」を示すように変更し、利き手の設定内容を、その「左手」を示すように変更する。
さらに制御部20は、ユーザにより挟持姿勢として「右利き横挟持姿勢」が指定されると、挟持姿勢の設定内容を、その「右利き横挟持姿勢」を示すように変更し、利き手の設定内容を、自動的に「右手」を示すように変更する。
さらに制御部20は、ユーザにより挟持姿勢として「左利き横挟持姿勢」が指定されると、挟持姿勢の設定内容を、その「左利き横挟持姿勢」を示すように変更し、利き手の設定内容を、自動的に「左手」を示すように変更する。
そして制御部20は、挟持姿勢の設定内容を変更すると、その都度、情報表示面12Aに対する表示画面の表示形態の設定内容を、当該挟持姿勢の設定内容に対応する「通常表示形態」、「右利き表示形態」及び「左利き表示形態」の何れかを示すように変更する。
これに加えて姿勢検出部26は、制御部20により設定された本体部11の挟持姿勢の設定内容について変更の有無を監視している。
その結果、姿勢検出部26は、挟持姿勢の設定内容が変更されたことを検出すると、変更後の挟持姿勢を判別条件変更部27に通知する。
また利き手検出部28は、制御部20により設定された利き手の設定内容について変更の有無を監視している。
その結果、利き手検出部28は、利き手の設定内容が変更されたことを検出すると、変更後の利き手を判別条件変更部27に通知する。
判別条件変更部27は、挟持姿勢と利き手とが必ずしも同時に変更されるわけではないため、姿勢検出部26及び利き手検出部28から同時又は異なるタイミングで変更後の挟持姿勢及び利き手が通知される。
そして判別条件変更部27は、姿勢検出部26及び利き手検出部28から同時に変更後の挟持姿勢及び利き手が通知されると、当該通知された変更後の挟持姿勢及び利き手の両方に基づき、種類判別用テーブルに記述されている判別条件の内容を変更する。
また判別条件変更部27は、姿勢検出部26及び利き手検出部28から異なるタイミングで変更後の挟持姿勢及び利き手が通知されると、当該通知された変更後の一方の挟持姿勢及び利き手に基づき、種類判別用テーブルに記述されている判別条件の内容を変更する。
実際に判別条件変更部27は、例えば、変更後の挟持姿勢及び又は利き手に基づき、画面摺動操作を判別するための条件規定要件として方向検出用角度範囲を規定し直すようにして当該画面摺動操作の判別条件を変更する。
また判別条件変更部27は、例えば、変更後の挟持姿勢及び又は利き手に基づき、斜め一方向摺動操作を判別するための条件規定要件として操作開始タッチ領域の位置を変更すると共に、方向検出用角度範囲を規定し直すようにして、当該斜め一方向摺動操作の判別条件を変更する。
さらに判別条件変更部27は、例えば、変更後の挟持姿勢及び又は利き手に基づき、斜め他方向摺動操作を判別するための条件規定要件として方向検出用角度範囲を規定し直すようにして、当該斜め他方向摺動操作の判別条件を変更する。
このようにして判別条件変更部27は、本体部11の挟持姿勢やユーザの利き手に合せて、種類判別用テーブルにおいてタッチ操作の種類を判別するための判別条件を適宜変更する。
よって判別条件変更部27は、制御部20に対し、本体部11が挟持された状態で情報表示面12Aに対し行われるタッチ操作の種類を的確に判別させ得るようになされている。
実際にタッチ位置検出部24は、親指によりタッチパネル13を介して表示部12の情報表示面12Aがタッチ操作されると、そのタッチ操作によって情報表示面12Aに親指が接触している間、当該情報表示面12Aに対するタッチ位置を所定周期で定期的に検出する。
またタッチ位置検出部24は、タッチ位置を検出する毎に、当該検出したタッチ位置を、上述した2軸を基準とした座標(すなわち、X座標及びY座標)で表すタッチ位置検出データを生成する。
そしてタッチ位置検出部24は、タッチ操作により表示部12の情報表示面12Aに親指が接触している間、そのタッチ位置検出データを生成する毎に、当該生成したタッチ位置検出データを制御部20に送出する。
このようにしてタッチ位置検出部24は、表示部12の情報表示面12Aがタッチ操作される毎に、当該情報表示面12Aに対するタッチ位置を検出しながらタッチ位置検出データを生成して制御部20に送出する。
ところで制御部20は、表示部12の情報表示面12Aに対する表示状態を変更する毎に、当該変更後の表示状態を把握している。
この状態で制御部20は、タッチ位置検出部24からタッチ位置検出データが与えられると、そのタッチ位置検出データに基づき、このとき行われたタッチ操作の種類を判別して、入力された命令を検出する種類判別処理を実行する。
この際、制御部20は、タッチ位置検出部24からタッチ位置検出データが与えられ始めた時点をタッチ操作開始時点としてタッチ操作継続時間の計時を開始する。
そして制御部20は、1回のタッチ操作に応じたタッチ位置検出部24からのタッチ位置検出データの取り込みが完了するタッチ操作終了時点までタッチ操作継続時間を計時する(すなわち、タッチ操作終了時点にタッチ操作継続時間の計時を終了する)。
また制御部20は、タッチ操作開始時点からタッチ操作終了時点までの間、タッチ位置検出部24から与えられたタッチ位置検出データに基づき、タッチ操作開始時点のタッチ位置を起点として当該タッチ位置の変位の軌跡を検出する。
因みに、以下の説明では、タッチ位置の変位の軌跡をタッチ軌跡とも呼ぶ。また、以下の説明では、タッチ軌跡を検出するために起点とした、タッチ操作開始時点のタッチ位置を、特に開始時点タッチ位置とも呼ぶ。
さらに制御部20は、タッチ操作開始時点からタッチ操作終了時点までの間、タッチ軌跡を検出しながら、当該検出しているタッチ軌跡に沿って開始時点タッチ位置と、他の個々のタッチ位置との距離を順次検出する。
因みに、以下の説明では、タッチ軌跡に沿って順次検出した開始時点タッチ位置と他の個々のタッチ位置との距離を、それぞれタッチ変位量とも呼ぶ。
さらにまた制御部20は、タッチ軌跡に沿ってタッチ変位量を順次検出しながら、当該検出した複数のタッチ変位量のうち最も長い1つのタッチ変位量(以下、これを最大変位量とも呼ぶ)を検出して適宜更新する。
すなわち、制御部20は、タッチ軌跡を検出しながら、そのタッチ軌跡上で開始時点タッチ位置と、これから最も離れている他のタッチ位置との間の最大変位量を検出して適宜更新する。
これに加えて制御部20は、種類判別処理を開始すると、かかる処理と並行してテーブル記憶部25から、このときの情報表示面12Aの表示状態に対応する種類判別用テーブルを読み出す。
そして制御部20は、種類判別用テーブルに基づき、このとき斜め一方向摺動操作が命令入力用に実行可能であるか否かを判別する。
その結果、制御部20は、種類判別用テーブルに斜め一方向摺動操作判別用の判別条件が含まれていないと、このとき斜め一方向摺動操作が命令入力用に実行されないと判別する。
そして制御部20は、タッチ操作開始時点に計時を開始していたタッチ操作継続時間を比較基準時間と比較する。
制御部20は、比較基準時間に達する前にタッチ操作継続時間の計時が終了すると、このときのタッチ操作がタップ操作である可能性があるため、種類判別用テーブルにタップ操作判別用の判別条件が含まれているか否かを検出する。
そして制御部20は、種類判別用テーブルにタップ操作判別用の判別条件が含まれていると、タッチ操作終了時点のタッチ位置を、当該タップ操作判別用の判別条件に含まれている操作終了タッチ領域の位置と比較する。
因みに、以下の説明では、タッチ操作継続時間の計時が終了したタッチ操作終了時点のタッチ位置を、終了時点タッチ位置とも呼ぶ。
その結果、制御部20は、終了時点タッチ位置が操作終了タッチ領域内の位置であると、このとき命令入力用に行われたタッチ操作を、その操作終了タッチ領域を含む判別条件で規定されているタップ操作であると判別する。
これにより制御部20は、種類判別用テーブルに基づき、その判別したタップ操作に対応付けられている命令を、このときユーザによって入力された命令として検出する。
因みに、制御部20は、この際、種類判別用テーブルにタップ操作判別用の判別条件が含まれていないと、このとき情報表示面12Aに対するタップ操作は行われていないと判断する。
また制御部20は、種類判別用テーブルにタップ操作判別用の判別条件が含まれていても、終了時点タッチ位置が操作終了タッチ領域外の位置であると、この場合にも、タップ操作は行われていないと判断する。
これに対して制御部20は、タッチ操作継続時間が比較基準時間を経過すると、当該タッチ操作継続時間の計時を継続しながら、その際に検出し適宜更新している最大変位量を、予め設定された格段的に短い所定の比較基準変位量と比較する。
その結果、制御部20は、タッチ操作終了時点までに検出した最大変位量が比較基準変位量よりも短いと、このときのタッチ操作が長押操作である可能性があるため、種類判別用テーブルに長押操作判別用の判別条件が含まれているか否かを検出する。
そして制御部20は、種類判別用テーブルに長押操作判別用の判別条件が含まれていると、終了時点タッチ位置を、当該長押操作判別用の判別条件に含まれている操作終了タッチ領域の位置と比較する。
その結果、制御部20は、終了時点タッチ位置が操作終了タッチ領域内の位置であると、このとき命令入力用に行われたタッチ操作を、その操作終了タッチ領域を含む判別条件で規定されている長押操作であると判別する。
これにより制御部20は、種類判別用テーブルに基づき、その判別した長押操作に対応付けられている命令を、このときユーザによって入力された命令として検出する。
因みに、制御部20は、この際、種類判別用テーブルに長押操作判別用の判別条件が含まれていないと、このとき情報表示面12Aに親指や他の指等が誤って接触し、長押操作や他のタッチ操作は行われていないと判断する。
また制御部20は、種類判別用テーブルに長押操作判別用の判別条件が含まれていても、終了時点タッチ位置が操作終了タッチ領域外の位置であると、この場合にも、長押操作や他のタッチ操作は行われていないと判断する。
さらに制御部20は、タッチ操作継続時間が比較基準時間を経過した状態でタッチ操作終了時点までに比較基準変位量以上の最大変位量を検出すると、このときのタッチ操作が斜め他方向摺動操作である可能性があるため、種類判別用テーブルに斜め他方向摺動操作判別用の判別条件が含まれているか否かを検出する。
その結果、制御部20は、種類判別用テーブルに斜め他方向摺動操作判別用の判別条件が含まれていると、最大変位量の検出に用いた開始時点タッチ位置と他の1個のタッチ位置とを結ぶ線分を求める。
因みに、以下の説明では、最大変位量の検出に用いた開始時点タッチ位置と他の1個のタッチ位置とを結ぶ線分を、タッチ位置間線分とも呼ぶ。
また制御部20は、開始時点タッチ位置をX軸及びY軸の原点に一致させるようにタッチ位置間線分を座標変換すると共に、当該座標変換したタッチ位置間線分のX軸に対する角度(以下、これをタッチ位置間線分角度とも呼ぶ)を検出する。
そして制御部20は、タッチ位置間線分角度を、斜め他方向摺動操作判別用の判別条件に含まれている方向検出用角度範囲と比較する。
その結果、制御部20は、タッチ位置間線分角度が方向検出用角度範囲内の角度であると、このとき命令入力用に行われたタッチ操作を、当該方向検出用角度範囲を含む判別条件で規定されている斜め他方向摺動操作であると判別する。
これにより制御部20は、種類判別用テーブルに基づき、その判別した斜め他方向摺動操作に対応付けられている命令を、このときユーザによって入力された命令として検出する。
ところで制御部20は、この際、種類判別用テーブルに斜め他方向摺動操作判別用の判別条件が含まれていないと、このときのタッチ操作が画面摺動操作である可能性があるため、種類判別用テーブルに画面摺動操作判別用の判別条件が含まれているか否かを検出する。
また制御部20は、種類判別用テーブルに斜め他方向摺動操作判別用の判別条件が含まれていても、タッチ位置間線分角度がその判別条件に含まれる方向検出用角度範囲外の角度であると、このときにも種類判別用テーブルに画面摺動操作判別用の判別条件が含まれているか否かを検出する。
すなわち、制御部20は、このときのタッチ操作が斜め他方向摺動操作ではないと判別すると、種類判別用テーブルに画面摺動操作判別用の判別条件が含まれているか否かを検出する。
その結果、制御部20は、種類判別用テーブルに画面摺動操作判別用の判別条件が含まれていると、上述と同様にタッチ位置間線分を求めて座標変換すると共に、当該座標変換したタッチ位置間線分のX軸に対するタッチ位置間線分角度を検出する。
そして制御部20は、タッチ位置間線分角度を、画面摺動操作判別用の判別条件に含まれている方向検出用角度範囲と比較する。
その結果、制御部20は、タッチ位置間線分角度が方向検出用角度範囲内の角度であると、このとき命令入力用に行われたタッチ操作を、当該方向検出用角度範囲を含む判別条件で規定されている画面摺動操作であると判別する。
これにより制御部20は、種類判別用テーブルに基づき、その判別した画面摺動操作に対応付けられている命令を、このときユーザによって入力された命令として検出する。
因みに、制御部20は、この際、種類判別用テーブルに画面摺動操作判別用の判別条件が含まれていないと、このとき情報表示面12Aに親指や他の指等が誤って接触し、タッチ操作は行われていないと判断する。
また制御部20は、種類判別用テーブルに画面摺動操作判別用の判別条件が含まれていても、タッチ位置間線分角度が方向検出用角度範囲外の角度であると、この場合にも、タッチ操作は行われていないと判断する。
ところで制御部20は、種類判別処理を開始したときにテーブル記憶部25から読み出した種類判別用テーブルに対し、斜め一方向摺動操作判別用の判別条件が含まれていると、タッチ操作として斜め一方向摺動操作が命令入力用に実行可能であると判別する。
この場合、制御部20は、開始時点タッチ位置を、斜め一方向摺動操作判別用の判別条件に含まれている操作開始タッチ領域の位置と比較する。
そして制御部20は、開始時点タッチ位置が操作開始タッチ領域内の位置であると、このときのタッチ操作が斜め一方向摺動操作の可能性があると共に、当該操作開始タッチ領域を操作終了タッチ領域とするタップ操作の可能性もあるため、引き続きタッチ操作継続時間を比較基準時間と比較する。
その結果、制御部20は、比較基準時間に達する前にタッチ操作継続時間の計時が終了すると、このとき命令入力用に行われたタッチ操作が斜め一方向摺動操作用の操作開始タッチ領域を操作終了タッチ領域とするタップ操作であると判別する。
すなわち、制御部20は、このとき命令入力用に行われたタッチ操作を、斜め一方向摺動操作用の操作開始タッチ領域を操作終了タッチ領域として含む判別条件で規定されたタップ操作であると判別する。
これにより制御部20は、種類判別用テーブルに基づき、その判別したタップ操作に対応付けられている命令を、このときユーザによって入力された命令として検出する。
これに対して制御部20は、タッチ操作継続時間が比較基準時間を経過すると、その際に検出し適宜更新している最大変位量を比較基準変位量と比較する。
その結果、制御部20は、タッチ操作終了時点までに検出した最大変位量が比較基準変位量よりも短いと、このとき情報表示面12Aに親指や他の指等が誤って接触し、タッチ操作は行われていないと判断する。
また制御部20は、タッチ操作継続時間が比較基準時間を経過した状態でタッチ操作終了時点までに比較基準変位量以上の最大変位量を検出すると、上述と同様にタッチ位置間線分を求めて座標変換すると共に、当該座標変換したタッチ位置間線分のX軸に対するタッチ位置間線分角度を検出する。
そして制御部20は、タッチ位置間線分角度を、斜め一方向摺動操作判別用の判別条件に含まれている方向検出用角度範囲と比較する。
その結果、制御部20は、タッチ位置間線分角度が方向検出用角度範囲内の角度であると、このとき命令入力用に行われたタッチ操作を、斜め一方向摺動操作であると判別する。
これにより制御部20は、種類判別用テーブルに基づき、その判別した斜め一方向摺動操作に対応付けられている命令を、このときユーザによって入力された命令として検出する。
因みに、制御部20は、この際、タッチ位置間線分角度が斜め一方向摺動操作判別用の方向検出用角度範囲外の角度であると、このとき情報表示面12Aに親指や他の指等が誤って接触し、タッチ操作は行われていないと判断する。
このようにして制御部20は、情報表示面12Aに対して行われたタッチ操作の種類を判別すると共に、その判別結果に応じて当該タッチ操作により入力された命令を検出する。
そして制御部20は、タッチ操作によって入力された命令を検出すると、当該検出した(すなわち、ユーザによりタッチ操作で入力された)命令に従い、各種処理を実行する。
実際に制御部20は、操作ボタンに対する押下操作や情報表示面12Aに対するタッチ操作によって種々の命令が入力されると、これに応じてテレビジョン放送の受信機能や録画機能、ラジオ放送の受信機能や録音機能を実現する。
また制御部20は、インターネット上の情報提供装置(図示せず)から種々の情報を検索させて取得し閲覧させる閲覧機能、インターネット上の情報提供装置から所望の音楽データを検索して購入する購入機能、各種データを再生するデータ再生機能等も実現する。
実際に制御部20は、例えば、情報表示面12Aに対するタッチ操作によりテレビジョン放送の受信機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じてテレビジョン放送の受信処理を実行する。
この場合、制御部20は、複数のテレビジョン放送局により放送されている複数の番組映像データを含むテレビジョン放送波をテレビジョンアンテナ30によって受信してテレビジョン受信部31に取り込む。
テレビジョン受信部31は、テレビジョン放送波の中からユーザにより選局されたテレビジョン放送局で放送されているテレビジョン番組の映像データを抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる番組画像の画像データ及び番組音声の音声データを制御部20に送出する。
制御部20は、テレビジョン受信部31から与えられた画像データ及び音声データのうち当該画像データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対し当該画像データに基づく番組画像を表示する。
また制御部20は、音声データを出力部32により、携帯再生装置10に対し無線接続又は有線接続されているスピーカ又はヘッドホン(図示せず)に送出することにより、当該スピーカ又はヘッドホンから音声データに基づく番組音声を出力させる。
これにより制御部20は、ユーザに対し所望のテレビジョン放送局で放送されている所望のテレビジョン番組を視聴させることができる。
ところで制御部20は、例えば、テレビジョン放送の受信処理の実行中に情報表示面12Aに対するタッチ操作によりテレビジョン放送の録画機能を選択する機能選択命令が入力されると、その受信処理と共にテレビジョン放送の録画処理も実行する。
この場合、制御部20は、上述したようにユーザに対しテレビジョン番組を視聴させながら、このときテレビジョン受信部31から与えられている画像データ及び音声データに対応する番組タイトルや放送日時等を含む録画番組関連情報を生成する。
そして制御部20は、ユーザに対しテレビジョン番組を視聴させながら、そのテレビジョン受信部31から与えられている画像データ及び音声データを、対応する録画番組関連情報と共にコンテンツ記憶部22に送出する。
これにより制御部20は、コンテンツ記憶部22に対しテレビジョン番組の画像データ及び音声データと、録画番組関連情報とを対応付けて記憶するようにして、そのテレビジョン番組を録画することができる。
また制御部20は、例えば、情報表示面12Aに対するタッチ操作によりラジオ放送の受信機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じてラジオ放送の受信処理を実行する。
この場合、制御部20は、複数のラジオ放送局により送信されているラジオ放送波をラジオアンテナ33によって受信してラジオ受信部34に取り込む。
ラジオ受信部34は、ラジオ放送波の中からユーザにより選局されたラジオ放送局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られるラジオ番組の番組音声の音声データを制御部20に送出する。
制御部20は、ラジオ受信部34から与えられた音声データを上述と同様に出力部32を介してスピーカ又はヘッドホンに送出することにより、当該スピーカ又はヘッドホンから音声データに基づく番組音声を出力させる。
これにより制御部20は、ユーザに対し所望のラジオ放送局で放送されている所望のラジオ番組の番組音声を聴かせることができる。
ところで制御部20は、例えば、ラジオ放送の受信処理の実行中に情報表示面12Aに対するタッチ操作によりラジオ放送の録音機能を選択する機能選択命令が入力されると、その受信処理と共にラジオ放送の録音処理も実行する。
この場合、制御部20は、上述したようにユーザに対しラジオ番組を聴かせながら、このときラジオ受信部34から与えられている音声データに対応する番組タイトルや放送日時等を含む録音番組関連情報を生成する。
そして制御部20は、ユーザに対しラジオ番組を聴かせながら、そのラジオ受信部34から与えられている音声データを、対応する録音番組関連情報と共にコンテンツ記憶部22に送出する。
これにより制御部20は、コンテンツ記憶部22に対しラジオ番組の音声データと、録音番組関連情報とを対応付けて記憶するようにして、そのラジオ番組を録音することができる。
さらに制御部20は、例えば、情報表示面12Aに対するタッチ操作により情報の閲覧機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて情報の閲覧処理を実行する。
この場合、制御部20は、例えば、上述した音楽関連情報や映像関連情報、写真画像関連情報に含まれる少なくとも一部の情報を検索用の検索キーとして格納し所望の情報の検索を要求する検索要求データを生成する。
そして制御部20は、かかる検索要求データを無線通信部35により最寄りのアクセスポイントを介してインターネット上の情報提供装置に送信する。
その結果、制御部20は、情報提供装置から検索要求データに含まれる検索キーを用いて所望の情報が検索されアクセスポイント経由で送信されると、当該所望の情報を無線通信部35によって受信して取り込む。
そして制御部20は、その所望の情報を表示部12に送出することにより情報表示面12Aに当該所望の情報を表示する。
このようにして制御部20は、情報提供装置から検索キーを用いて検索された、例えば、特定のアーティストの音楽が収録されたアルバムや、当該アーティストが掲載されている雑誌や写真集を紹介するような各種情報を取得してユーザに提示することができる。
また制御部20は、例えば、情報表示面12Aに対し、情報提供装置から取得したアルバムを示す情報を表示している状態で当該情報表示面12Aに対するタッチ操作により所望のアルバムが購入用に選択されると、これに応じて音楽データの購入処理を実行する。
この場合、制御部20は、ユーザによりアルバムとして選択された音楽データを購入要求する購入要求データを生成し、当該生成した購入要求データを無線通信部35により最寄りのアクセスポイントを介してインターネット上の情報提供装置に送信する。
その結果、制御部20は、情報提供装置から音楽データの購入に対する課金処理が完了して、当該音楽データと、これに対応する音楽関連情報とがアクセスポイント経由で送信されると、その音楽データ及び音楽関連情報を無線通信部35によって受信して取り込む。
そして制御部20は、その音楽データ及び音楽関連情報をコンテンツ記憶部22に送出することにより、当該コンテンツ記憶部22に対し、音楽データと音楽関連情報とを対応付けて記憶する。
このようにして制御部20は、情報提供装置から音楽データを購入してコンテンツ記憶部22に記憶保持することができる。
さらに制御部20は、例えば、情報表示面12Aに対するタッチ操作によりデータを再生するデータ再生機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じてデータ再生処理を実行する。
この場合、制御部20は、ユーザにより選択されたデータの種類に応じて、当該データの種類に対応する上述した音楽関連情報や映像関連情報等の関連情報に基づき、再生するデータを選択させるための選択画面の選択画面データを生成する。
そして制御部20は、その選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに選択画面データに基づく選択画面を表示して、再生用に選択可能な各種データを、上述した音楽タイトルや映像タイトル等のタイトル等としてユーザに提示する。
この状態で制御部20は、情報表示面12Aに対するタッチ操作により所望のデータが選択され、再生命令が入力されると、コンテンツ記憶部22から、その選択されたデータを読み出して再生部36に送出する。
再生部36は、このとき制御部20から与えられたデータに対し復号処理や誤り訂正処理等の所定の再生処理を施す。
そして再生部36は、再生処理して得られたデータが画像データの場合、当該画像データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに、その画像データに基づく画像(映画の画像や番組画像、写真画像等)を表示させる。
また再生部36は、再生処理して得られたデータが音声データの場合、その音声データを上述と同様に出力部32を介してスピーカ又はヘッドホンに送出することにより、当該スピーカ又はヘッドホンから音声データに基づく音声(音楽や番組音声等)を出力させる。
このようにして制御部20は、コンテンツ記憶部22に記憶している音楽データやテレビジョン番組の画像データ及び音声データ等のような種々のデータを再生して、音楽やテレビジョン番組等を視聴させることができる。
次いで、音楽データを再生するデータ再生処理を例にして、表示部12の情報表示面12Aに表示する複数の表示画面と、これら表示画面を表示した情報表示面12Aに対して命令入力用に実行可能なタッチ操作について詳細に説明する。
因みに、以下の説明では、例えば、利き手としての右手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持され、表示部12の情報表示面12Aに表示画面を通常表示形態で表示するものとする。
制御部20は、コンテンツ記憶部22内に、音楽データを登録して管理するためのデータベース(以下、これを管理データベースとも呼ぶ)を予め構築している。
実際に制御部20は、上述したようにコンテンツ記憶部22に音楽データを音楽関連情報と共に記憶すると、その音楽関連情報に基づき音楽データをジャンルで分類し、そのジャンル毎にアーティストで分類し、そのアーティスト毎にアルバムで分類する。
また制御部20は、このような音楽データの階層的な分類を示すように、ジャンル名にアーティスト名を対応付けると共に、当該アーティスト名にアルバムタイトルを対応付け、さらにアルバムタイトルに音楽タイトルを対応付けた音楽管理情報を生成する。
さらに制御部20は、その音声管理情報をコンテンツ記憶部22に送出して管理データベースに登録するようにして、当該コンテンツ記憶部22に、その音楽管理情報を記憶する。
このようにして制御部20は、コンテンツ記憶部22に、コンピュータ装置から転送された音楽データや情報提供装置から購入した音楽データを音楽関連情報と共に記憶する毎に、当該記憶した音楽関連情報に基づき音楽管理情報の内容を更新している。
これにより制御部20は、管理データベースに登録している音楽管理情報に基づき、コンテンツ記憶部22に記憶している全ての音楽データを管理し得るようになされている。
この状態で制御部20は、音楽データを再生するためのデータ再生機能を選択する機能選択命令が入力されると、コンテンツ記憶部22から音楽管理情報を読み出すと共に、音楽関連情報に含まれるジャケット画像データも読み出す。
また制御部20は、音楽管理情報に基づき、例えば、複数のジャンル名をアルファベット順に並べて示すジャンルリストを生成する。
さらに制御部20は、音楽管理情報に基づき、ジャンル名毎に、当該ジャンル名に対応付けている複数のアーティスト名をアルファベット順に並べて示すアーティストリストも生成する。
さらに制御部20は、音楽管理情報に基づき、アーティスト名毎に、当該アーティスト名に対応付けている複数のアルバムタイトルをアルファベット順に並べて示すアルバムリストも生成する。
さらに制御部20は、音楽管理情報に基づき、アルバムタイトル毎に、当該アルバムタイトルに対応付けている複数の音楽タイトルを、対応する音楽データの再生順序(アルバム内で予め決められていた再生順序)に並べて示す音楽タイトルリストも生成する。
さらに制御部20は、ジャンルリストとジャケット画像データとに基づき表示モードとしてのリストモードで、ユーザに所望のジャンルを選択させるための表示画面の表示画面データを生成する。
因みに、以下の説明では、ユーザに所望のジャンルを選択させるための表示画面を、特にジャンル選択画面とも呼び、当該ジャンル選択画面の表示画面データを、特にジャンル選択画面データとも呼ぶ。
そして制御部20は、ジャンル選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対して当該ジャンル選択画面データに基づき図16に示すようなジャンル選択画面40を表示する。
ジャンル選択画面40は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部40Aが設けられると共に、当該命令通知部40Aよりも画面下側にリスト表示部40Bが設けられている。
ジャンル選択画面40の命令通知部40Aには、当該ジャンル選択画面40の表示中にタップ操作によって入力可能な命令を示す2種類の文字列41及び42と、1つのアイコン43とが1列に並べられて表示されている。
実際に命令通知部40Aには、例えば、コンテンツ記憶部22に記憶された全ての音楽データを、予め設定された再生順序を無作為に並べ替えた他の再生順序で再生するためのシャッフル再生命令を示す文字列41が表示されている。
また命令通知部40Aには、例えば、情報表示面12Aの表示状態を、現在の表示状態から1つ前の表示状態に戻すためのバック命令を示す文字列42も表示されている。さらに命令通知部40Aには、例えば、複数のジャンル名の中から所望のジャンル名を、そのイニシャルで探索するためのイニシャルサーチ命令を示すアイコン(以下、これをイニシャルサーチアイコンとも呼ぶ)43も表示されている。
一方、ジャンル選択画面40のリスト表示部40Bには、画面上寄りに、当該ジャンル選択画面40でユーザに提示するリストの種類を表すリストタイトル44が表示されている。
またジャンル選択画面40のリスト表示部40Bには、複数のジャンル名45が画面下方向に沿って、例えば、アルファベット順に一列に並べられたリスト形式で表示されている。
さらにジャンル選択画面40のリスト表示部40Bには、個々のジャンル名45の横に、それぞれ対応する1又は複数のアルバムのジャケット写真画像46が表示されている。
ところでリスト表示部40Bには、ジャンル名45に対応するジャケット写真画像46が複数存在する場合、当該複数のジャケット写真画像46が、僅かにずらしながら積み上げられているようにして表示されている。
これによりジャンル選択画面40では、個々のジャンル名45に対応するアルバム(すなわち、個々のジャンルに属する音楽が収録されたアルバム)の枚数が多いか少ないかを直感的に認識させ得るようになされている。
さらにジャンル選択画面40のリスト表示部40Bには、画面下側に携帯再生装置10内のバッテリの残量を示すアイコン47や、無線通信部35によって受信する電波の強度を示すアイコン48も表示されている。
因みに、以下の説明では、バッテリの残量を示すアイコン47を、残量通知アイコン47とも呼び、電波の強度を示すアイコン48を、強度通知アイコン48とも呼ぶ。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにジャンル選択画面40を表示した場合、当該情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
このためジャンル選択画面40の左下隅部には、操作開始タッチ領域の通知用として、画面左縁部及び画面下縁部に接する略扇状のタッチ領域通知部49が設けられ、当該タッチ領域通知部49が他の部分とは異なる色で表示されている。
これによりジャンル選択画面40は、タッチ領域通知部49により、情報表示面12Aにおいて、当該タッチ領域通知部49と対向する所定領域を斜め一方向摺動操作用の操作開始タッチ領域として通知し得るようになされている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにジャンル選択画面40を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、ジャンル選択画面40の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、ジャンル名45のリストをジャケット写真画像46と共に画面上方向へスクロールさせる。
また制御部20は、ジャンル選択画面40の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、ジャンル名45のリストをジャケット写真画像46と共に画面下方向へスクロールさせる。
これにより制御部20は、ジャンル選択画面40において、すでに表示していたジャンル名45やジャケット写真画像46を画面外へ移動させる分、それまで表示しきれなかった他のジャンル名45やジャケット写真画像46を画面内へ移動させて見せることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、個々の組のジャンル名45及びジャケット写真画像46の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを命令入力用のタップ操作の操作終了タッチ領域に設定している。
そして携帯再生装置10では、情報表示面12Aにジャンル選択画面40を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてジャンル名45及びジャケット写真画像46の組の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、そのジャンル名45を選択する選択命令を入力させることができる。
制御部20は、情報表示面12Aにジャンル選択画面40を表示した状態でタップ操作が行われて所望のジャンル名45の選択命令が入力されると、ユーザにより選択されたジャンル名45に対応するアーティストリストとジャケット画像データとに基づき表示モードとしてのリストモードで、表示画面データを生成する。
すなわち、制御部20は、このとき、ユーザに所望のアーティストを選択させるための表示画面(以下、これを特にアーティスト選択画面とも呼ぶ)の表示画面データ(以下、これを特にアーティスト選択画面データとも呼ぶ)を生成する。
そして制御部20は、アーティスト選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対してジャンル選択画面40に替えて、当該アーティスト選択画面データに基づき図17に示すようなアーティスト選択画面50を表示する。
アーティスト選択画面50は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部50Aが設けられると共に、当該命令通知部50Aよりも画面下側にリスト表示部50Bが設けられている。
アーティスト選択画面50の命令通知部50Aには、上述したジャンル選択画面40と同様の文字列41及び42が表示されている。
また命令通知部50Aには、例えば、1つ前のジャンル選択画面40上でユーザにより選択されたジャンル名45に対応する複数のアーティスト名の中から所望のアーティスト名を、そのイニシャルで探索するためのイニシャルサーチ命令を示すイニシャルサーチアイコン51も表示されている。
一方、アーティスト選択画面50のリスト表示部50Bには、画面上寄りに、当該アーティスト選択画面50でユーザに提示するリストの種類を表すリストタイトル52(例えば、ユーザによって選択されたジャンル名45)が表示されている。
またアーティスト選択画面50のリスト表示部50Bには、ユーザにより選択されたジャンル名45に対応する複数のアーティスト名53が画面下方向に沿って、例えば、アルファベット順に一列に並べられたリスト形式で表示されている。
さらにアーティスト選択画面50のリスト表示部50Bには、個々のアーティスト名53の横に、それぞれ対応する1又は複数のアルバムのジャケット写真画像54が表示されている。
ところでリスト表示部50Bにも、アーティスト名53に対応するジャケット写真画像54が複数存在する場合、当該複数のジャケット写真画像54が、僅かにずらしながら積み上げられているようにして表示されている。
これによりアーティスト選択画面50では、個々のアーティスト名53に対応するアルバム(すなわち、アーティスト毎のアルバム)の枚数が多いか少ないかを直感的に認識させ得るようになされている。
さらにアーティスト選択画面50のリスト表示部50Bには、上述したジャンル選択画面40と同様の残量通知アイコン47及び強度通知アイコン48が表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアーティスト選択画面50を表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
このためアーティスト選択画面50の左下隅部には、上述したジャンル選択画面40と同様のタッチ領域通知部55が設けられ、当該タッチ領域通知部55が他の部分とは異なる色で表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアーティスト選択画面50を単独で表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、アーティスト選択画面50の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、アーティスト名53のリストをジャケット写真画像54と共に画面上方向へスクロールさせる。
また制御部20は、アーティスト選択画面50の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、アーティスト名53のリストをジャケット写真画像54と共に画面下方向へスクロールさせる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、個々の組のアーティスト名53及びジャケット写真画像54の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを命令入力用のタップ操作の操作終了タッチ領域に設定している。
そして携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアーティスト選択画面50を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてアーティスト名53及びジャケット写真画像54の組の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、アーティスト名53を選択する選択命令を入力させることができる。
制御部20は、情報表示面12Aにアーティスト選択画面50を表示した状態でタップ操作が行われて所望のアーティスト名53の選択命令が入力されると、ユーザにより選択されたアーティスト名53に対応するアルバムリストとジャケット画像データとに基づき表示モードとしてのリストモードで、表示画面データを生成する。
すなわち、制御部20は、このとき、ユーザに所望のアルバムを選択させるための表示画面(以下、これを特にアルバム選択画面とも呼ぶ)の表示画面データ(以下、これを特にアルバム選択画面データとも呼ぶ)を生成する。
そして制御部20は、アルバム選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対してアーティスト選択画面50に替えて、当該アルバム選択画面データに基づき図18に示すようなアルバム選択画面60を表示する。
アルバム選択画面60は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部60Aが設けられると共に、当該命令通知部60Aよりも画面下側にリスト表示部60Bが設けられている。
アルバム選択画面60の命令通知部60Aには、上述したジャンル選択画面40と同様の文字列41及び42が表示されている。
また命令通知部60Aには、例えば、1つ前のアーティスト選択画面50上でユーザにより選択されたアーティスト名53に対応する複数のアルバムタイトルの中から所望のアルバムタイトルを、そのイニシャルで探索するためのイニシャルサーチ命令を示すイニシャルサーチアイコン61も表示されている。
一方、アルバム選択画面60のリスト表示部60Bには、画面上寄りに、当該アルバム選択画面60でユーザに提示するリストの種類を表すリストタイトル62(例えば、ユーザによって選択されたアーティスト名53)が表示されている。
またアルバム選択画面60のリスト表示部60Bには、ユーザにより選択されたアーティスト名53に対応する複数のアルバムタイトル63が画面下方向に沿って、例えば、アルファベット順に一列に並べられたリスト形式で表示されている。
さらにアルバム選択画面60のリスト表示部60Bには、個々のアルバムタイトル63の横に、そのアルバムタイトル63のアルバムのジャケット写真画像64が表示されている。
さらにアルバム選択画面60のリスト表示部60Bには、上述したジャンル選択画面40と同様の残量通知アイコン47及び強度通知アイコン48が表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアルバム選択画面60を表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
このためアルバム選択画面60の左下隅部には、上述したジャンル選択画面40と同様のタッチ領域通知部65が設けられ、当該タッチ領域通知部65が他の部分とは異なる色で表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアルバム選択画面60を単独で表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、アルバム選択画面60の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、アルバムタイトル63のリストをジャケット写真画像64と共に画面上方向へスクロールさせる。
また制御部20は、アルバム選択画面60の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、アルバムタイトル63のリストをジャケット写真画像64と共に画面下方向へスクロールさせる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、個々の組のアルバムタイトル63及びジャケット写真画像64の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを命令入力用のタップ操作の操作終了タッチ領域に設定している。
そして携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアルバム選択画面60を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてアルバムタイトル63及びジャケット写真画像64の組の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、アルバムタイトル63を選択する選択命令を入力させることができる。
そして制御部20は、情報表示面12Aにアルバム選択画面60を表示した状態でタップ操作が行われて所望のアルバムタイトル63の選択命令が入力されると、ユーザにより選択されたアルバムタイトル63に対応する音楽タイトルリストに基づき表示モードとしてのリストモードで表示画面データを生成する。
すなわち、制御部20は、このとき、ユーザに対し、再生する音楽データを選択させるための表示画面(以下、これを特に音楽選択画面とも呼ぶ)の表示画面データ(以下、これを特に音楽選択画面データとも呼ぶ)を生成する。
そして制御部20は、音楽選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対してアルバム選択画面60に替えて、当該音楽選択画面データに基づき図19に示すような音楽選択画面70を表示する。
音楽選択画面70は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部70Aが設けられると共に、当該命令通知部70Aよりも画面下側にリスト表示部70Bが設けられている。
音楽選択画面70の命令通知部70Aには、上述したジャンル選択画面40と同様の文字列41及び42が表示されている。
また命令通知部70Aには、例えば、1つ前のアルバム選択画面60上でユーザにより選択されたアルバムタイトル63に対応する複数の音楽タイトルの中から所望の音楽タイトルを、そのイニシャルで探索するためのイニシャルサーチ命令を示すイニシャルサーチアイコン71も表示されている。
一方、音楽選択画面70のリスト表示部70Bには、画面上寄りに、当該音楽選択画面70でユーザに提示するリストの種類を表すリストタイトル72(例えば、ユーザによって選択されたアルバムタイトル63)が表示されている。
またリスト表示部70Bには、ユーザにより選択されたアルバムタイトルのアルバムに収録されている複数の音楽の音楽タイトル73が画面下方向に沿って、例えば、対応する音楽データの再生順序で一列に並べられたリスト形式で表示されている。
さらに音楽選択画面70のリスト表示部70Bには、上述したジャンル選択画面40と同様の残量通知アイコン47及び強度通知アイコン48が表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aに音楽選択画面70を表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
このため音楽選択画面70の左下隅部には、上述したジャンル選択画面40と同様のタッチ領域通知部74が設けられ、当該タッチ領域通知部74が他の部分とは異なる色で表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aに音楽選択画面70を単独で表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、音楽選択画面70の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、音楽タイトル73のリストを画面上方向へスクロールさせる。
また制御部20は、音楽選択画面70の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、音楽タイトル73のリストを画面下方向へスクロールさせる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、個々の音楽タイトル73の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを命令入力用のタップ操作の操作終了タッチ領域に設定している。
そして携帯再生装置10では、情報表示面12Aに音楽選択画面70を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいて音楽タイトル73の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、音楽タイトル73を任意に選択して再生命令を入力させることができる。
そして制御部20は、音楽選択画面70の表示中に情報表示面12Aに対してタップ操作が行われて所望の音楽タイトル73の音楽データを再生する再生命令が入力されると、これに応じて音楽タイトル73として選択された音楽データの再生を開始する。
また制御部20は、表示モードとしてのリストモードで音楽選択画面データを加工して、ユーザに対し音楽の再生を通知するための表示画面(以下、これを特に音楽再生画面とも呼ぶ)の表示画面データ(以下、これを特に音楽再生画面データとも呼ぶ)を生成する。
そして制御部20は、音楽再生画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対して音楽選択画面70に替えて、当該音楽再生画面データに基づき、図19との対応部分に同一符号を付した図20に示すような音楽再生画面80を表示する。
音楽再生画面80の命令通知部70Aには、例えば、再生用の各設定項目やジャケット写真画像への表示の切換等を選択可能なオプション画面(図示せず)を当該音楽再生画面80上に重畳させて表示するためのオプション命令を示すアイコン81が表示されている。
一方、音楽再生画面80のリスト表示部80Bには、再生中の音楽データの音楽タイトル73の横に、当該音楽データが再生中であることを示すアイコン(以下、これを再生通知アイコンとも呼ぶ)82が表示されている。
またリスト表示部80Bには、画面下寄りに、タッチ操作で入力可能な命令として、再生開始及び再生停止命令を示すアイコン83と、曲送り命令を示すアイコン84と、曲戻し命令を示すアイコン85とが表示されている。
因みに、以下の説明では、再生開始及び再生停止命令を示すアイコン83を、再生開始アイコン83とも呼び、曲送り命令を示すアイコン84を、曲送りアイコン84とも呼び、曲戻し命令を示すアイコン85を、曲戻しアイコン85とも呼ぶ。
この場合、再生開始アイコン83、曲送りアイコン84及び曲戻しアイコン85は、音楽タイトル73のリストに重畳されて表示されるものの、個々の下に位置する音楽タイトル73を透過させて見せるように形成されている。
また携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、再生開始アイコン83、曲送りアイコン84及び曲戻しアイコン85の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを操作終了タッチ領域に設定している。
そして携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて再生開始アイコン83の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作される毎に、再生開始命令と再生停止命令とを順次交互に入力させることができる。
また携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて曲送りアイコン84の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、再生順序に従い、現在再生中の音楽データに換えて次の音楽データを再生する曲送り命令を入力させることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて曲戻しアイコン85の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、再生順序に従い、現在再生中の音楽データに換えて1つ前の音楽データを再生する曲戻し命令を入力させることができる。
ところで携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて曲送りアイコン84の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内が長押操作されると、その長押操作の間、現在再生中の音楽データを早送り再生する早送り命令も入力させることができる。
また携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて曲戻しアイコン85の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内が長押操作されると、その長押操作の間、現在再生中の音楽データを早戻し再生する早戻し命令も入力させることができる。
このようにして制御部20は、リストモードでは情報表示面12Aに表示する表示画面を、音楽データの階層的な管理構造に準じて上位のジャンル選択画面40から順次1階層下位のアーティスト選択画面50、アルバム選択画面60、音楽選択画面70へと切り換える。
これにより制御部20は、ユーザに対し音楽データの階層的な管理構造を上位から下位へ順に辿らせるようにして音楽データを選択させ、当該選択された音楽データを再生して所望の音楽を聴かせることができる。
ところで携帯再生装置10では、情報表示面12Aに上述したジャンル選択画面40を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、ジャンル選択画面40の表示中に情報表示面12Aに対して画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作が行われてモード切換命令が入力されると、情報表示面12Aに対する表示画面の表示モードをビジュアルモードに切り換える。
そして制御部20は、ジャンルリストとジャケット画像データとに基づき表示モードとしてのビジュアルモードで、ジャンル選択画面のジャンル選択画面データを生成する。
そして制御部20は、ジャンル選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対して当該ジャンル選択画面データに基づき図21に示すようなジャンル選択画面90を表示する。
ジャンル選択画面90は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部90Aが設けられると共に、当該命令通知部90Aよりも画面下側にリスト表示部90Bが設けられている。
ジャンル選択画面90の命令通知部90Aには、上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様の文字列41及び42と、イニシャルサーチアイコン43とが表示されている。
一方、ジャンル選択画面90のリスト表示部90Bには、画面上寄りに、当該ジャンル選択画面90でユーザに提示するリストの種類を表すリストタイトル91が表示されている。
またジャンル選択画面90のリスト表示部90Bには、複数のジャンル名の代わりに当該ジャンル名毎にまとめられたジャケット写真画像92が立体的に表示されている。
ジャンル名毎にまとめられたジャケット写真画像92は、あたかも画面上奥から画面下手前の方向へジャンル名のアルファベット順で並べられて配置されているように表示されている。
またジャンル名毎のジャケット写真画像92は、画面左右方向に対する位置が無作為に選択されて配置され、当該ジャンルに対応するジャケット写真画像92が複数存在する場合、僅かにずらしながら積み上げられたような状態で表示されている。
これによりジャンル選択画面90では、ジャンル名毎のアルバム(すなわち、個々のジャンルに属する音楽が収録されたアルバム)の枚数が多いか少ないかを、上述したリストモードのジャンル選択画面40よりもさらに認識させ易くしている。
さらにジャンル選択画面90のリスト表示部90Bには、画面下側に上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様の残量通知アイコン47と強度通知アイコン48とが表示されている。
そして携帯再生装置10では、情報表示面12Aにジャンル選択画面90を表示した場合、当該情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
このためジャンル選択画面90の左下隅部には、操作開始タッチ領域の通知用として、上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様のタッチ領域通知部93が設けられ、当該タッチ領域通知部93が他の部分とは異なる色で表示されている。
これによりジャンル選択画面90は、タッチ領域通知部93により、情報表示面12Aにおいて、当該タッチ領域通知部93と対向する所定領域を斜め一方向摺動操作用の操作開始タッチ領域として通知し得るようになされている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにジャンル選択画面90を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、ジャンル選択画面90の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、ジャンル名毎にまとめられたジャケット写真画像92をあたかも画面下手前から画面上奥へ移動させているようにスクロールさせる。
また制御部20は、ジャンル選択画面90の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、ジャンル名毎にまとめられたジャケット写真画像92をあたかも画面上奥から画面下手前へ移動させているようにスクロールさせる。
これにより制御部20は、ジャンル選択画面90において、すでに表示していたジャンル名毎のジャケット写真画像92を画面外へ移動させる分、それまで表示しきれなかった他のジャンル名毎のジャケット写真画像92を画面内へ移動させて見せることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、ジャンル名毎のジャケット写真画像92の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを命令入力用のタップ操作及び長押操作の操作終了タッチ領域に設定している。
携帯再生装置10では、情報表示面12Aにジャンル選択画面90を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてジャンル名毎のジャケット写真画像92の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内が長押操作されると、ジャンル名をポップアップ表示するポップアップ表示命令を入力させることができる。
すなわち制御部20は、情報表示面12Aにジャンル選択画面90を表示した状態で長押操作が行われてポップアップ表示命令が入力されると、その長押操作された操作終了タッチ領域と対向するジャケット写真画像92をまとめているジャンル名(図示せず)を当該ジャンル選択画面90上にポップアップ表示する。
携帯再生装置10では、情報表示面12Aにジャンル選択画面90を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてジャンル名毎のジャケット写真画像92の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、そのジャケット写真画像92をまとめているジャンル名を選択する選択命令を入力させることができる。
制御部20は、情報表示面12Aにジャンル選択画面90を表示した状態でタップ操作が行われて所望のジャンル名の選択命令が入力されると、ユーザにより選択されたジャンル名に対応するアーティストリストとジャケット画像データとに基づき表示モードとしてのビジュアルモードでアーティスト選択画面のアーティスト選択画面データを生成する。
そして制御部20は、アーティスト選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対してジャンル選択画面90に替えて、当該アーティスト選択画面データに基づき図22に示すようなアーティスト選択画面100を表示する。
アーティスト選択画面100は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部100Aが設けられると共に、当該命令通知部100Aよりも画面下側にリスト表示部100Bが設けられている。
アーティスト選択画面100の命令通知部100Aには、上述したリストモードのアーティスト選択画面50と同様の文字列41及び42が表示されている。
また命令通知部100Aには、上述したリストモードのアーティスト選択画面50と同様に、例えば、1つ前のジャンル選択画面90上でユーザにより選択されたジャンル名に対応する複数のアーティスト名の中から所望のアーティスト名を、そのイニシャルで探索するためのイニシャルサーチ命令を示すイニシャルサーチアイコン51も表示されている。
一方、アーティスト選択画面100のリスト表示部100Bには、画面上寄りに、当該アーティスト選択画面100でユーザに提示するリストの種類を表すリストタイトル101(例えば、ユーザによって選択されたジャンル名)が表示されている。
またリスト表示部100Bには、ユーザにより選択されたジャンル名に対応する複数のアーティスト名の代わりに、当該アーティスト名毎にまとめられたジャケット写真画像102が立体的に表示されている。
アーティスト名毎にまとめられたジャケット写真画像102は、あたかも画面上奥から画面下手前の方向へアーティスト名のアルファベット順で並べられて配置されているように表示されている。
またアーティスト名毎のジャケット写真画像102は、画面左右方向に対する位置が無作為に選択されて配置され、当該アーティスト名に対応するジャケット写真画像102が複数存在する場合、僅かにずらしながら積み上げられたような状態で表示されている。
これによりアーティスト選択画面100では、アーティスト名毎のアルバム(すなわち、個々のアーティストのアルバム)の枚数が多いか少ないかを、上述したリストモードのアーティスト選択画面50よりもさらに認識させ易くしている。
さらにアーティスト選択画面100のリスト表示部100Bには、上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様の残量通知アイコン47及び強度通知アイコン48が表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアーティスト選択画面100を表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
このためアーティスト選択画面100の左下隅部には、上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様のタッチ領域通知部103が設けられ、当該タッチ領域通知部103が他の部分とは異なる色で表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアーティスト選択画面100を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、アーティスト選択画面100の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、アーティスト名毎にまとめられたジャケット写真画像102をあたかも画面下手前から画面上奥へ移動させているようにスクロールさせる。
また制御部20は、アーティスト選択画面100の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、アーティスト名毎にまとめられたジャケット写真画像102をあたかも画面上奥から画面下手前へ移動させているようにスクロールさせる。
これにより制御部20は、アーティスト選択画面100において、すでに表示していたアーティスト名毎のジャケット写真画像102を画面外へ移動させる分、それまで表示しきれなかった他のアーティスト名毎のジャケット写真画像102を画面内へ移動させて見せることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、アーティスト名毎のジャケット写真画像102の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを命令入力用のタップ操作及び長押操作の操作終了タッチ領域に設定している。
携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアーティスト選択画面100を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてアーティスト名毎のジャケット写真画像102の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内が長押操作されると、アーティスト名をポップアップ表示するポップアップ表示命令を入力させることができる。
すなわち制御部20は、情報表示面12Aにアーティスト選択画面100を表示した状態で長押操作が行われてポップアップ表示命令が入力されると、その長押操作された操作終了タッチ領域と対向するジャケット写真画像102をまとめているアーティスト名(図示せず)を当該アーティスト選択画面100上にポップアップ表示する。
携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアーティスト選択画面100を単独で表示した場合、情報表示面12Aにおいてアーティスト名毎のジャケット写真画像102の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、そのジャケット写真画像102をまとめているアーティスト名を選択する選択命令を入力させることができる。
制御部20は、情報表示面12Aにアーティスト選択画面100を表示した状態でタップ操作が行われて所望のアーティスト名の選択命令が入力されると、ユーザにより選択されたアーティスト名に対応するアルバムリストとジャケット画像データとに基づき表示画面データを生成する。
すなわち制御部20は、ユーザにより選択されたアーティスト名に対応するアルバムリストとジャケット画像データとに基づき表示モードとしてのビジュアルモードで、表示画面データとしてアルバム選択画面のアルバム選択画面データを生成する。
そして制御部20は、アルバム選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対してアーティスト選択画面100に替えて、当該アルバム選択画面データに基づき図23に示すようなアルバム選択画面110を表示する。
アルバム選択画面110は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部110Aが設けられると共に、当該命令通知部110Aよりも画面下側にリスト表示部110Bが設けられている。
アルバム選択画面110の命令通知部110Aには、上述したリストモードのアルバム選択画面60と同様の文字列41及び42が表示されている。
また命令通知部110Aには、上述したリストモードのアルバム選択画面60と同様に、例えば、1つ前のアーティスト選択画面100上でユーザにより選択されたアーティスト名に対応する複数のアルバムタイトルの中から所望のアルバムタイトルを、そのイニシャルで探索するためのイニシャルサーチ命令を示すイニシャルサーチアイコン61も表示されている。
一方、アルバム選択画面110のリスト表示部110Bには、画面上寄りに、当該アルバム選択画面110でユーザに提示するリストの種類を表すリストタイトル111(例えば、ユーザによって選択されたアーティスト名)が表示されている。
またリスト表示部110Bには、ユーザにより選択されたアーティスト名に対応する複数のアルバムタイトルの代わりに、これら複数のアルバムタイトルのアルバムのジャケット写真画像112が立体的に表示されている。
複数のアルバムタイトルに対応する複数のジャケット写真画像112は、あたかも画面上奥から画面下手前の方向へ当該アルバムタイトルのアルファベット順で並べられ、かつ画面左右方向に対する位置が無作為に選択されて配置されて表示されている。
さらにアルバム選択画面110のリスト表示部110Bには、上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様の残量通知アイコン47及び強度通知アイコン48が表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアルバム選択画面110を表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
このためアルバム選択画面110の左下隅部には、上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様のタッチ領域通知部113が設けられ、当該タッチ領域通知部113が他の部分とは異なる色で表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアルバム選択画面110を単独で表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、アルバム選択画面110の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、複数のジャケット写真画像112をあたかも画面下手前から画面上奥へ移動させているようにスクロールさせる。
また制御部20は、アルバム選択画面110の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、複数のジャケット写真画像112をあたかも画面上奥から画面下手前へ移動させているようにスクロールさせる。
これにより制御部20は、アルバム選択画面110において、すでに表示していたジャケット写真画像112を画面外へ移動させる分、それまで表示しきれなかった他のジャケット写真画像112を画面内へ移動させて見せることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、個々のジャケット写真画像112の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを命令入力用のタップ操作及び長押操作の操作終了タッチ領域に設定している。
携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアルバム選択画面110を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてジャケット写真画像112の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内が長押操作されると、アルバムタイトルをポップアップ表示するポップアップ表示命令を入力させることができる。
すなわち制御部20は、情報表示面12Aにアルバム選択画面110を表示した状態で長押操作が行われてポップアップ表示命令が入力されると、その長押操作された操作終了タッチ領域と対向するジャケット写真画像112のアルバムのアルバムタイトル(図示せず)を当該アルバム選択画面110上にポップアップ表示する。
携帯再生装置10では、情報表示面12Aにアルバム選択画面110を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてジャケット写真画像112の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、そのジャケット写真画像112のアルバムのアルバムタイトルを選択する選択命令を入力させることができる。
制御部20は、情報表示面12Aにアルバム選択画面110を表示した状態でタップ操作が行われて所望のアルバムタイトルの選択命令が入力されると、ユーザにより選択されたアルバムタイトルに対応する音楽タイトルリストとジャケット画像データとに基づき表示モードとしてのビジュアルモードで表示画面データを生成する。
すなわち、制御部20は、ユーザにより選択されたアルバムタイトルに対応する音楽タイトルリストとジャケット画像データとに基づき表示モードとしてのビジュアルモードで表示画面データとして、音楽選択画面の音楽選択画面データを生成する。
そして制御部20は、音楽選択画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対してアルバム選択画面110に替えて、当該音楽選択画面データに基づき図24に示すような音楽選択画面120を表示する。
音楽選択画面120は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部120Aが設けられると共に、当該命令通知部120Aよりも画面下側にリスト表示部120Bが設けられている。
音楽選択画面120の命令通知部120Aには、上述したリストモードの音楽選択画面70と同様の文字列41及び42が表示されている。
また命令通知部120Aには、上述したリストモードの音楽選択画面70と同様に、例えば、1つ前のアルバム選択画面110上でユーザにより選択されたアルバムタイトルに対応する複数の音楽タイトルの中から所望の音楽タイトルを、そのイニシャルで探索するためのイニシャルサーチ命令を示すイニシャルサーチアイコン61も表示されている。
一方、音楽選択画面120のリスト表示部120Bには、画面上寄りに、当該音楽選択画面120でユーザに提示するリストの種類を表すリストタイトル121(例えば、ユーザによって選択されたアルバムタイトル)が表示されている。
また音楽選択画面120のリスト表示部120Bには、その中央部に、ユーザにより選択されたアルバムタイトルのアルバムのジャケット写真画像122が表示されている。
さらにリスト表示部120Bには、ユーザにより選択されたアルバムタイトルのアルバムに収録されている複数の音楽の音楽タイトル123が、あたかも画面上奥から画面下手前の方向へ、例えば、対応する音楽データの再生順序で並べられ、画面左右方向に対する位置が無作為に選択されて配置されて表示されている。
さらに音楽選択画面120のリスト表示部120Bには、上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様の残量通知アイコン47及び強度通知アイコン48が表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aに音楽選択画面120を表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
このため音楽選択画面120の左下隅部には、上述したリストモードのジャンル選択画面40と同様のタッチ領域通知部124が設けられ、当該タッチ領域通知部124が他の部分とは異なる色で表示されている。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aに音楽選択画面120を単独で表示した場合も、当該情報表示面12Aに対して操作開始タッチ領域を除く部分に親指を接触させて画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
制御部20は、音楽選択画面120の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、音楽タイトル123をジャケット写真画像122の上を通して、あたかも画面下手前から画面上奥へ移動させているようにスクロールさせる。
また制御部20は、音楽選択画面120の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、音楽タイトル123をジャケット写真画像122の上を通して、あたかも画面上奥から画面下手前へ移動させているようにスクロールさせる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、個々の音楽タイトル123の表示部分と対向する所定領域(操作開始タッチ領域は除く)それぞれを命令入力用のタップ操作の操作終了タッチ領域に設定している。
そして携帯再生装置10では、情報表示面12Aに音楽選択画面120を単独で表示した場合、当該情報表示面12Aにおいて音楽タイトル123の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、音楽タイトル123を任意に選択して再生命令を入力させ得るようにしている。
そして制御部20は、音楽選択画面120の表示中に情報表示面12Aに対してタップ操作が行われて所望の音楽タイトル123の音楽データを再生する再生命令が入力されると、これに応じて音楽タイトル123として選択された音楽データの再生を開始する。
また制御部20は、表示モードとしてのビジュアルモードで音楽選択画面データを加工して、音楽再生画面の音楽再生画面データを生成する。
そして制御部20は、音楽再生画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対して音楽選択画面120に替えて、当該音楽再生画面データに基づき、図24との対応部分に同一符号を付した図25に示すような音楽再生画面130を表示する。
音楽再生画面130には、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部130Aが設けられると共に、当該命令通知部130Aよりも画面下側に再生音楽通知部130Bが設けられている。
音楽再生画面130の命令通知部130Aには、例えば、上述したリストモードの音楽再生画面80と同様のアイコン81が表示されている。
一方、音楽再生画面130の再生音楽通知部130Bには、再生中の音楽データに対応するアーティスト名131、アルバムタイトル132、音楽タイトル133及びジャケット写真画像134が表示されている。
また再生音楽通知部130Bには、上述したリストモードの音楽再生画面80と同様の再生開始アイコン83、曲送りアイコン84及び曲戻しアイコン85が表示されている。
そして携帯再生装置10では、情報表示面12Aに音楽再生画面130を表示した場合、上述したリストモードの音楽再生画面80と同様に、再生開始命令、再生停止命令、曲送り命令、曲戻し命令、早送り命令及び早戻し命令を入力させることができる。
このようにして制御部20は、ビジュアルモードでも情報表示面12Aに表示する表示画面を、音楽データの階層的な管理構造に準じて上位のジャンル選択画面90から順次1階層下位のアーティスト選択画面100、アルバム選択画面110、音楽選択画面120へと切り換える。
これにより制御部20は、ユーザに対し音楽データの階層的な管理構造を上位から下位へ順に辿らせるようにして音楽データを選択させ、当該選択された音楽データを再生して所望の音楽を聴かせることができる。
ところで携帯再生装置10では、情報表示面12Aに上述したリストモードのアーティスト選択画面50やアルバム選択画面60を単独で表示した場合も、情報表示面12Aに対して上述と同様に画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作を行わせることができる。
また携帯再生装置10では、情報表示面12Aに上述したリストモードの音楽選択画面70や音楽再生画面80を単独で表示した場合も、情報表示面12Aに対して上述と同様に画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作を行わせることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aに上述したビジュアルモードのジャンル選択画面90やアーティスト選択画面100を単独で表示した場合も、情報表示面12Aに対して上述と同様に画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作を行わせることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aに上述したビジュアルモードのアルバム選択画面110や音楽選択画面120、音楽再生画面130を単独で表示した場合も、情報表示面12Aに対して上述と同様に画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作を行わせることができる。
そして図26に示すように、制御部20は、情報表示面12Aにビジュアルモードのジャンル選択画面90を単独で表示した状態で画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作が行われると、当該情報表示面12Aに対しビジュアルモードのジャンル選択画面90に替えてリストモードのジャンル選択画面40を表示させる。
また制御部20は、情報表示面12Aにリストモードのアーティスト選択画面50及びビジュアルモードのアーティスト選択画面100の一方を単独で表示した状態で画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作が行われると、当該情報表示面12Aに対しこれらの一方に替えて他方を表示させる。
さらに制御部20は、情報表示面12Aにリストモードのアルバム選択画面60及びビジュアルモードのアルバム選択画面110の一方を単独で表示した状態で画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作が行われると、当該情報表示面12Aに対しこれらの一方に替えて他方を表示させる。
さらに制御部20は、情報表示面12Aにリストモードの音楽選択画面70及びビジュアルモードの音楽選択画面120の一方を単独で表示した状態で画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作が行われると、当該情報表示面12Aに対しこれらの一方に替えて他方を表示させる。
さらに制御部20は、情報表示面12Aにリストモードの音楽再生画面80及びビジュアルモードの音楽再生画面130の一方を単独で表示した状態で画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作が行われると、当該情報表示面12Aに対しこれらの一方に替えて他方を表示させる。
このようにして制御部20は、表示部12の情報表示面12Aに対しリストモードの表示画面とビジュアルモードの表示画面とを容易に切り替えて表示させることができる。
ところで携帯再生装置10では、情報表示面12Aにリストモードのジャンル選択画面40を単独で表示した状態で、情報表示面12Aの操作開始タッチ領域が操作終了タッチ領域としてタップ操作されると、情報表示面12Aに表示する表示画面を1つ上の階層の表示画面に戻す階層戻し命令を入力させることができる。
また携帯再生装置10では、情報表示面12Aに上述したリストモードのアーティスト選択画面50やアルバム選択画面60、音楽選択画面70、音楽再生画面80を単独で表示した状態で、当該情報表示面12Aの操作開始タッチ領域が操作終了タッチ領域としてタップ操作されても、同様に階層戻し命令を入力させることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aに上述したビジュアルモードのジャンル選択画面90やアーティスト選択画面100を単独で表示した状態で、当該情報表示面12Aの操作開始タッチ領域が操作終了タッチ領域としてタップ操作されても、同様に階層戻し命令を入力させることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aに上述したビジュアルモードのアルバム選択画面110や音楽選択画面120、音楽再生画面130を単独で表示した状態で、当該情報表示面12Aの操作開始タッチ領域が操作終了タッチ領域としてタップ操作されても、同様に階層戻し命令を入力させることができる。
すなわち、制御部20は、情報表示面12Aにリストモードの音楽選択画面70や音楽再生画面80を単独で表示した状態でタップ操作により階層戻し命令が入力されると、情報表示面12Aに対し表示モードは変えずに1階層上位のアルバム選択画面60や音楽選択画面70を表示する。
また制御部20は、情報表示面12Aにリストモードのアーティスト選択画面50やアルバム選択画面60を単独で表示した状態でタップ操作により階層戻し命令が入力されると、情報表示面12Aに対し表示モードは変えずに1階層上位のジャンル選択画面40やアーティスト選択画面50を表示する。
さらに制御部20は、情報表示面12Aにビジュアルモードの音楽選択画面120や音楽再生画面130を単独で表示した状態でタップ操作により階層戻し命令が入力されると、情報表示面12Aに対し表示モードは変えずに1階層上位のアルバム選択画面110や音楽選択画面120を表示する。
さらに制御部20は、情報表示面12Aにビジュアルモードのアーティスト選択画面100やアルバム選択画面110を単独で表示した状態でタップ操作により階層戻し命令が入力されると、情報表示面12Aに対し表示モードは変えずに1階層上位のジャンル選択画面90やアーティスト選択画面100を表示する。
このようにして制御部20は、何れかの表示モードの表示画面を表示した状態で階層戻し命令が入力されると、情報表示面12Aに対し1つ前に表示していた表示画面の表示モードが異なっていても、何ら気にせずに現在の表示モードと同一の表示モードでかつ1階層上位の表示画面を容易に表示することができる。
ただし制御部20は、情報表示面12Aにリストモードのジャンル選択画面40を単独で表示した状態でタップ操作により階層戻し命令が入力されると、情報表示面12Aに対し1階層上位の表示画面として、当該ジャンル選択画面40の表示を選択可能な後述するホームメニュー画面を表示する。
また制御部20は、情報表示面12Aにビジュアルモードのジャンル選択画面90を単独で表示した状態でタップ操作により階層戻し命令が入力された場合も、情報表示面12Aに対し1階層上位の表示画面として、当該ジャンル選択画面90の表示を選択可能な後述するホームメニュー画面を表示する。
ところで携帯再生装置10では、例えば、情報表示面12Aにビジュアルモードのアーティスト選択画面100を単独で表示した状態で、上述したように情報表示面12においてイニシャルサーチアイコン51の表示部分と対向する操作終了タッチ領域がタップ操作されると、イニシャルサーチ命令を入力させることができる。
制御部20は、かかるイニシャルサーチ命令が入力されると、アーティスト選択画面データを加工してイニシャルサーチ用の表示画面の表示画面データを生成する。
因みに、以下の説明では、イニシャルサーチ用の表示画面を、イニシャルサーチ画面とも呼び、当該イニシャルサーチ画面の表示画面データを、イニシャルサーチ画面データとも呼ぶ。
そして制御部20は、イニシャルサーチ画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対して当該イニシャルサーチ画面データに基づき図27に示すようなイニシャルサーチ画面140を表示する。
この場合、イニシャルサーチ画面140は、画面上側に、画面左右方向と平行な帯状の命令通知部140Aが設けられると共に、当該命令通知部140Aよりも画面下側にリスト表示部140Bが設けられている。
イニシャルサーチ画面140の命令通知部140Aには、上述したビジュアルモードのアーティスト選択画面100と同様の文字列41及び42と、イニシャルサーチアイコン51とが表示されている。
またイニシャルサーチ画面140のリスト表示部140Bには、上述したビジュアルモードのアーティスト選択画像100と同様に、アーティスト名毎にまとめられたジャケット写真画像102が立体的に表示されている。
さらにリスト表示部140Bには、ジャケット写真画像102上に、イニシャル選択用のアルファベットが1文字ずつ表示された複数のアイコン141が、画面下方向に沿って、アルファベット順に1列に並べて配置されている。
因みに、以下の説明では、イニシャル選択用のアルファベットが1文字ずつ表示されたアイコン141を、イニシャル選択アイコン141とも呼ぶ。
またイニシャルサーチ画面140のリスト表示部140Bには、上述したビジュアルモードのアーティスト選択画面100と同様の残量通知アイコン47及び強度通知アイコン48も表示されている。
ところでリスト表示部140Bには、情報表示面12Aに対しアーティスト選択画面100に替えてイニシャルサーチ画面140が表示されたとき、その表示の切替直前に当該アーティスト選択画面100のリスト表示部100Bに表示されていたジャケット写真画像102が表示状態をそのままに表示されている。
そして各イニシャル選択アイコン141は、下に位置するジャケット写真画像102を透かして見せることができるように形成されている。
このため、イニシャルサーチ画面140は、リスト表示部140Bの表示内容により、何れの表示画面(この場合は、ビジュアルモードのアーティスト選択画面100)から切り替えられて表示されたのかを容易に認識させることができる。
これによりイニシャルサーチ画面140は、表示切替前のアーティスト選択画面100の変わりに用いて当該アーティスト選択画面100と同様に、すでに選択されたジャンル名に対応する複数のアーティスト名の中から所望のアーティスト名を選択するために、当該アーティスト名が探索可能であることを直感的に認識させることができる。
実際に携帯再生装置10では、情報表示面12Aにイニシャルサーチ画面140を表示した場合、当該情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作や画面下方向摺動操作も行わせることができる。
そして制御部20は、イニシャルサーチ画面140の表示中に情報表示面12Aに対して画面上方向摺動操作が行われて上スクロール命令が入力されると、各イニシャル選択アイコン141を画面上方向へスクロールさせる。
また制御部20は、イニシャルサーチ画面140の表示中に情報表示面12Aに対して画面下方向摺動操作が行われて下スクロール命令が入力されると、各イニシャル選択アイコン141を画面下方向へスクロールさせる。
これにより制御部20は、イニシャルサーチ画面140において、すでに表示していたイニシャル選択アイコン141を画面外へ移動させる分、それまで表示しきれなかった他のイニシャル選択アイコン141を画面内へ移動させて見せることができる。
さらに携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて、個々のイニシャル選択アイコン141の表示部分と対向する所定領域それぞれを命令入力用のタップ操作の操作終了タッチ領域に設定している。
そして携帯再生装置10では、イニシャルサーチ画面140を表示した情報表示面12Aにおいて各イニシャル選択アイコン141の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、そのイニシャル選択アイコン141に表示されたイニシャル(アルファベット)を選択する選択命令を入力させることができる。
制御部20は、情報表示面12Aにイニシャルサーチ画面140を表示した状態でタップ操作が行われて所望のイニシャルの選択命令が入力されると、ユーザによって選択されたイニシャルに応じてリスト表示部140B内でジャケット写真画像102を画面下方向又は画面下方向へスクロールさせる。
これにより制御部20は、ユーザによりすでに選択されていたジャンル名に対応する複数のアーティスト名の中から、当該ユーザによりさらに選択されたイニシャルのアーティスト名に対応するジャケット写真画像102をリスト表示部140Bの中央(すなわち、画面上下方向の中央)に表示する。
この状態で携帯再生装置10では、例えば、情報表示面12においてイニシャルサーチアイコン51の表示部分と対向する操作終了タッチ領域がタップ操作されると、イニシャルサーチの解除命令を入力させることができる。
よって制御部20は、情報表示面12においてイニシャルサーチアイコン51の表示部分と対向する操作終了タッチ領域がタップ操作され解除命令が入力されると、再びアーティスト選択画面データを生成して表示部12に送出する。
これにより制御部20は、情報表示面12Aに対しイニシャルサーチ画面140に替えてビジュアルモードのアーティスト選択画面100を表示するものの、リスト表示部140Bの中央には、ユーザにより選択されたイニシャルのアーティスト名に対応するジャケット写真画像102をそのまま表示している。
制御部20は、ユーザにタッチ操作でアーティスト選択画面100内のジャケット写真画像102をスクロールさせながら所望のアーティスト名に対応するジャケット写真画像102を探せなくても、イニシャルサーチ画面140に表示を切り替えることで所望のアーティスト名に対応するジャケット写真画像102を容易に探させることができる。
また制御部20は、情報表示面12Aに対し、図16乃至図19及び図21乃至24について上述した何れの表示画面を表示した状態でもイニシャルサーチ命令が入力されると、当該イニシャルサーチ命令が入力されたときの表示画面をもとにして上述したイニシャルサーチ画面140と同様構成のイニシャルサーチ画面を生成して表示する。
そして制御部20は、そのイニシャルサーチ画面上で、上述と同様にイニシャルを選択させて、当該選択されたイニシャルのジャンル名やアルバムタイトルに対応するジャケット写真画像又はアーティスト名やアルバムタイトルのリスト、音楽タイトルをリスト表示部の中央(すなわち、画面上下方向の中央)に表示させることができる。
ところで制御部20は、例えば、情報表示面12Aにビジュアルモードのアーティスト選択画面100を単独で表示した状態で、ホームボタン14が押下操作されホームメニュー表示命令が入力されると、アーティスト選択画面データを加工してホームメニュー用の表示画面の表示画面データを生成する。
因みに、以下の説明では、ホームメニュー用の表示画面を、ホームメニュー画面とも呼び、当該ホームメニュー画面の表示画面データを、ホームメニュー画面データとも呼ぶ。
そして制御部20は、ホームメニュー画面データを表示部12に送出することにより情報表示面12Aに対して当該ホームメニュー画面データに基づき図28に示すようなホームメニュー画面150を表示する。
ホームメニュー画面150は、画面上端から画面下端に亘り、上述したビジュアルモードのアーティスト選択画像100と同様に、アーティスト名毎にまとめられたジャケット写真画像102が立体的に表示されている。
またホームメニュー画面150の中央部には、制御部20が実行可能な例えば、9つの機能を示すアイコン151乃至159がマトリクス状に配置されている。
実際に各アイコン151乃至159としては、イニシャルサーチ機能を示すアイコン(以下、これをサーチ機能アイコンとも呼ぶ)151や、映像データのデータ再生機能を示すアイコン(以下、これを映像再生機能アイコンとも呼ぶ)152がある。
また各アイコン151乃至159としては、情報表示面12Aに音楽再生画面80を表示する再生画面表示機能を示すアイコン(以下、これを再生画面表示機能アイコンとも呼ぶ)153や、テレビジョン放送の受信機能を示すアイコン(以下、これをテレビジョン受信機能アイコンとも呼ぶ)154もある。
さらに各アイコン151乃至159としては、音楽データのデータ再生機能を示すアイコン(以下、これを音楽再生機能アイコンとも呼ぶ)155や、ラジオ放送の受信機能を示すアイコン(以下、これをラジオ受信機能アイコンとも呼ぶ)156もある。
さらに各アイコン151乃至159としては、音楽データのシャッフル再生機能を示すアイコン(以下、これをシャッフル再生機能アイコンとも呼ぶ)157や、写真画像データの再生機能を示すアイコン(以下、これを写真画像再生機能アイコンとも呼ぶ)158もある。
さらに各アイコン151乃至159としては、設定機能を示すアイコン(以下、これを設定機能アイコンとも呼ぶ)159もある。
携帯再生装置10では、ホームメニュー画面150を表示した情報表示面12Aにおいて各アイコン151乃至159の表示部分と対向する所定領域がタップ操作用の操作終了タッチ領域に設定されている。
そして携帯再生装置10では、ホームメニュー画面150を表示した情報表示面12Aにおいて各アイコン151乃至159の表示部分と対向する操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、そのアイコン151乃至159が示す機能を選択する機能選択命令を入力させることができる。
よって制御部20は、情報表示面12Aにホームメニュー画面150を表示した状態でタップ操作が行われて種々の機能選択命令が入力されると、これに応じて上述したような各種機能を実現する。
因みに、制御部20は、情報表示面12Aに対し図16乃至図25について何れの表示画面を表示している状態でも、ホームメニュー表示命令が入力されると、当該ホームメニュー表示命令が入力されたときの表示画面をもとにして、上述したホームメニュー画面150と同様構成のホームメニュー画面を生成して表示することができる。
そして制御部20は、そのホームメニュー画面上で、上述と同様に各種機能を選択する機能選択命令を入力させることができる。
かかる構成に加えて制御部20は、例えば、情報表示面12Aにビジュアルモードのアーティスト選択画面100を単独で表示した状態で、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われてアイコン表示命令が入力されると、当該アーティスト選択画面100の表示状態を変更する。
すなわち、図22との対応部分に同一符号を付した図29に示すように、制御部20は、このときユーザによって行われた斜め一方向摺動操作に応じて、情報表示面12Aに単独で表示していたアーティスト選択画面100に複数のメニューアイコン160乃至167を重畳させて表示する。
例えば、各メニューアイコン160乃至167は、それぞれ異なる形状に形成されている。そして各メニューアイコン160乃至167は、例えば、その形状により、コンテンツ記憶部22に記憶している複数の音楽データの再生順序を所定の基準に従って並べ替える(すなわち、ソートする)処理の種類(すなわち、実行可能な処理メニューの項目)を示している。
因みに、これら各メニューアイコン160乃至167は、実行可能なソート処理の種類を示していることにより、以下の説明では、これら各メニューアイコン160乃至167を、特にソートアイコン160乃至167とも呼ぶ。
実際にソートアイコン160乃至167としては、例えば、複数の音楽データの再生順序をジャンル名やアーティスト名、アルバムタイトル、音楽タイトルのアルファベット順を基準として並べ替えるようなソート処理を示すものがある。
またソートアイコン160乃至167としては、例えば、複数の音楽データの再生順序を音楽のリリース年や、情報提供装置及びコンピュータ装置からの取得年月日、評価値(例えば、再生頻度)、プレイリストを基準にして並べ替えるようなソート処理を示すものもある。
そして携帯再生装置10では、斜め一方向摺動装置に応じてアーティスト選択画面100上に各ソートアイコン160乃至167を重畳させて表示した場合、情報表示面12Aにおいて当該ソートアイコン160乃至167の表示部分と対向する所定領域をタップ操作用の操作終了タッチ領域に設定している。
また携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいてソートアイコン160乃至167の表示部分と対向する所定領域内がタップ操作されたときに入力可能な命令を、当該ソートアイコン160乃至167が示すソート処理の実行命令に設定している。
従って制御部20は、アーティスト選択画面100上に各ソートアイコン160乃至167を重畳させて表示した状態で情報表示面12Aに対しタップ操作が行われてソート処理の実行命令が入力されると、そのソート処理を実行して複数の音楽データの再生順序を並べ替える。
そして制御部20は、その並べ替えた再生順序を示すソートリスト(図示せず)を生成し、当該生成したソートリストを表示部12に送出して情報表示面12Aに表示する。
この場合のソートリストは、ジャンル名やアーティスト名等をアルファベット順で並べて示すリストや、プレイリストに登録している音楽データ固有の識別情報を、その順番通り音楽タイトルに置き換えて示すリスト等である。
このようにして制御部20は、情報表示面12Aに表示したソートリストにより音楽データの再生順序をユーザに提示し、この状態で例えばユーザにより再生停止ボタン14が押下操作され再生開始命令が入力されると、当該音楽データをソートリストに従った順番で再生する。
ところで図30に示すように、制御部20は、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われると、各ソートアイコン160乃至167をあたかも操作開始タッチ領域の外側からアーティスト選択画面100内に引き込むように移動させて表示している。
ただし制御部20は、タッチ操作の種類を判別する場合、上述したようにタッチ操作継続時間が比較基準時間を経過した状態でタッチ操作終了時点までの間に比較基準変位量以上の最大変位量を検出すると、その時点にタッチ位置間線分角度を検出している。
そして制御部20が、このようなタッチ操作の種類の判別に利用する比較基準変位量については、ユーザによって情報表示面12A上で斜め一方向摺動操作が行なわれている間に親指が動かされる距離に比べ、十分に短い距離に選定されている。
このため制御部20は、ユーザにより情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われた場合、その斜め一方向摺動操作が開始されて比較速い時点に、当該斜め一方向摺動操作が行われたと判別して、入力された命令を検出することができる。
言い換えると、ユーザにより行われる斜め一方向摺動操作は、制御部20により斜め一方向摺動操作が行われたと判別され、入力された命令が検出された後も、暫くの間は行われ続けていることになる。
よって制御部20は、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われてアイコン表示命令の入力されたことを検出すると、斜め一方向摺動操作による親指のタッチ位置の変位の速度(すなわち、親指の移動速度)を検出する。
因みに、以下の説明では、情報表示面12Aにおける親指のタッチ位置の変位の速度を、特にタッチ位置変位速度とも呼ぶ。
この際、制御部20は、斜め一方向摺動操作のタッチ操作開始時点から計時を開始していたタッチ操作継続時間と、当該タッチ操作開始時点の開始時点タッチ位置を起点として検出していたタッチ軌跡長さとに基づいてタッチ位置変位速度を検出する。
ただし制御部20は、斜め一方向摺動操作が行われている間、タッチ位置検出部24により新たなタッチ位置が検出される毎に、タッチ軌跡の長さ(以下、これをタッチ軌跡長さとも呼ぶ)も検出し直して更新している。
よって制御部20は、斜め一方向摺動操作が行われている間、タッチ軌跡長さの検出結果を更新する毎に、その時点のタッチ操作継続時間と、当該更新したタッチ軌跡の長とに基づきタッチ位置変位速度も順次検出する。
そして制御部20は、斜め一方向摺動操作が行われている間は、タッチ位置変位速度を検出する毎に、当該タッチ位置変位速度を、予め選定された所定の比較基準速度と比較すると共に、タッチ軌跡長さを、予め選定された所定の比較基準長さと比較する。
その結果、制御部20は、タッチ軌跡長さが比較基準長さよりも短く、かつタッチ位置変位速度が比較基準速度よりも遅いと、各ソートアイコン160乃至167をあたかも操作開始タッチ領域の外側から当該タッチ位置変位速度とほぼ同じ速度でアーティスト選択画面100内に引き込むように移動させる。
これにより制御部20は、タッチ位置変位速度が比較基準速度よりも遅いうちは、図30に示したように各ソートアイコン160乃至167を、情報表示面12A上で変位しているタッチ位置、すなわち移動している親指に追従させるようにして、操作開始タッチ領域の外側からアーティスト選択画面100内に徐々に引き込むように移動させる。
ただし制御部20は、タッチ位置変位速度が比較基準速度より遅くても、タッチ軌跡長さが比較基準長さに達したことを検出すると(例えば、親指がアーティスト選択画面100の中央部を超えて画面右方向へ移動すると)、その時点に各ソートアイコン160乃至167を、アーティスト選択画面100内の最終的な表示位置まで急激に移動させる。
因みに、以下の説明では、斜め一方向摺動操作により表示画面上でアイコンを最終的に表示させる表示位置、すなわち、アイコンを表示画面上で移動させて当該表示画面上で最終的に固定して表示する表示位置を、最終表示位置とも呼ぶ。
これにより制御部20は、図29に示したようにアーティスト選択画面100上の所定位置(すなわち、最終表示位置)に各ソートアイコン160乃至167を重畳させて表示する。
また制御部20は、タッチ軌跡長さが比較基準長さより短くても、タッチ位置変位速度が比較基準速度以上であることを検出すると、その時点に、各ソートアイコン160乃至167を、アーティスト選択画面100内の最終表示位置まで急激に移動させる。
このようにして制御部20は、ユーザにより斜め一方向摺動操作が行われた場合、各ソートアイコン160乃至167をあたかも操作開始タッチ領域の外側からアーティスト選択画面100内に引き込むように移動させて最終表示位置に表示する。
ここで、斜め一方向摺動操作のために動かされる親指の移動速度や移動距離は、ユーザ毎に差があると思われ、同一のユーザであっても携帯再生装置10の使用状況によっては異なる場合があると考えられる。
このため制御部20は、タッチ操作が行われたときには、その開始時点早々にタッチ操作の種類を判別して、入力された命令を検出している。
しかしながら制御部20は、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われると、各ソートアイコン160乃至167を親指の移動速度及び移動距離に応じた移動のさせ方で操作開始タッチ領域の外側からアーティスト選択画面100内に引き込むように移動させて表示している。
これにより制御部20は、ユーザが斜め一方向摺動操作のために親指を比較的長く(すなわち、時間的な長さや距離としての長さ)移動させるつもりが、斜め一方向摺動操作の開始早々にアーティスト選択画面100上での各ソートアイコン160乃至167の表示が完了して、操作に違和感が生じることを未然に回避している。
また制御部20は、ユーザが斜め一方向摺動操作のために親指を素早くかつ短い距離だけ移動させて、その操作を終了させているにもかかわらず、アーティスト選択画面100上での各ソートアイコン160乃至167の表示が完了せずに、操作に違和感が生じることも未然に回避している。
すなわち制御部20は、ユーザに対し何ら違和感を生じさせずに快適に斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
これに加えて制御部20は、アーティスト選択画面100上への各ソートアイコン160乃至167の表示が完了する前(最終表示位置に表示する前)に、斜め一方向摺動操作の終了を検出すると、アーティスト選択画面100内に引き込んでいた各ソートアイコン160乃至167を操作開始タッチ領域から外側に追い出すようにして消去する。
これにより制御部20は、ユーザにより斜め一方向摺動操作を中断するために情報表示面12Aから親指が離されたときや、誤操作に気付いて情報表示面12Aから親指が離されたときに、各ソートアイコン160乃至167をアーティスト選択画面100上の最終表示位置に表示することを回避することができる。
すなわち、制御部20は、各ソートアイコン160乃至167をアーティスト選択画面100上に表示するつもりがないにもかかわらずに、アーティスト選択画面100上に各ソートアイコン160乃至167を表示したことで、この後、ソートアイコン160乃至167を消去させるように無駄に操作させることを回避することができる。
ところで制御部20は、アーティスト選択画面100に各ソートアイコン160乃至167を重畳させて表示した状態で、情報表示面12Aに対し斜め他方向摺動操作が行われてアイコン消去命令が入力されると、アーティスト選択画面100上の各ソートアイコン160乃至167を操作開始タッチ領域から外側に追い出すようにして消去している。
そして制御部20は、このような斜め他方向摺動操作が行われたときも、上述した斜め一方向摺動操作が行われたときと同様に、その斜め他方向摺動操作が開始されて比較速い時点に、当該斜め他方向摺動操作が行われたと判別して、入力された命令を検出している。
すなわち、ユーザにより行われる斜め他方向摺動操作も、斜め一方向摺動操作の場合と同様に、制御部20により斜め他方向摺動操作が行われたと判別され、入力された命令が検出された後も、暫くの間は行われ続けていることになる。
よって制御部20は、情報表示面12Aに対し斜め他方向摺動操作が行われてアイコン消去命令の入力されたことを検出すると、上述と同様に斜め他方向摺動操作によるタッチ位置変位速度を検出する。
この際、制御部20は、上述した斜め一方向摺動操作の場合と同様に、斜め他方向摺動操作が行われている間、タッチ軌跡長さを順次更新しながら、タッチ位置変位速度を順次検出する。
そして制御部20は、斜め他方向摺動操作が行われている間は、タッチ位置変位速度を検出する毎に、当該タッチ位置変位速度を比較基準速度と比較すると共に、タッチ軌跡長さを比較基準長さと比較する。
制御部20は、タッチ軌跡長さが比較基準長さよりも短く、かつタッチ位置変位速度が比較基準速度よりも遅いと、アーティスト選択画面100上の各ソートアイコン160乃至167をタッチ位置変位速度とほぼ同じ速度で移動させて操作開始タッチ領域の外側に追い出すようにする。
これにより制御部20は、タッチ位置変位速度が比較基準速度よりも遅いうちは、各ソートアイコン160乃至167を、情報表示面12A上で変位しているタッチ位置、すなわち移動している親指に追従させるように、アーティスト選択画面100上から操作開始タッチ領域の外側に徐々に追い出すように表示する。
ただし制御部20は、タッチ位置変位速度が比較基準速度より遅くても、タッチ軌跡長さが比較基準長さに達したことを検出すると(例えば、親指がアーティスト選択画面100の画面右側から中央部を超えると)、その時点に各ソートアイコン160乃至167を、アーティスト選択画面100上から操作開始タッチ領域の外側に急激に移動させる。
これにより制御部20は、アーティスト選択画面100上から各ソートアイコン160乃至167を完全に消去する。
また制御部20は、タッチ軌跡長さが比較基準長さより短くても、タッチ位置変位速度が比較基準速度以上であることを検出すると、その時点に、各ソートアイコン160乃至167を、アーティスト選択画面100上から操作開始タッチ領域の外側に急激に移動させて消去する。
このようにして制御部20は、ユーザにより斜め他方向摺動操作が行われた場合、各ソートアイコン160乃至167をあたかもアーティスト選択画面100上から操作開始タッチ領域の外側に追い出すようにして最終的には完全に消去する。
ここで、斜め他方向摺動操作のために動かされる親指の移動速度や移動距離は、斜め一方向摺動操作の場合と同様に、ユーザ毎に差があると思われ、同一のユーザであっても携帯再生装置10の使用状況によっては異なる場合があると考えられる。
しかしながら制御部20は、情報表示面12Aに対し斜め他方向摺動操作が行われると、各ソートアイコン160乃至167を親指の移動速度及び移動距離に応じた移動のさせ方で、アーティスト選択画面100上から操作開始タッチ領域の外側に追い出すようにして消去している。
これにより制御部20は、ユーザが斜め他方向摺動操作のために親指を比較的長く(すなわち、時間的な長さや距離としての長さ)移動させるつもりが、斜め他方向摺動操作の開始早々にアーティスト選択画面100上から各ソートアイコン160乃至167が完了に消去されて、操作に違和感が生じることを未然に回避している。
また制御部20は、ユーザが斜め他方向摺動操作のために親指を素早くかつ短い距離だけ移動させて、その操作を終了させているにもかかわらず、アーティスト選択画面100上からの各ソートアイコン160乃至167の消去が完了せずに、操作に違和感が生じることも未然に回避している。
すなわち制御部20は、ユーザに対し何ら違和感を生じさせずに快適に斜め他方向摺動操作を行わせることができる。
これに加えて制御部20は、アーティスト選択画面100上から各ソートアイコン160乃至167の消去が完了する前に、斜め他方向摺動操作の終了を検出すると、アーティスト選択画面100上から追い出しかけていた各ソートアイコン160乃至167を再びアーティスト選択画面100上の元の表示位置(すなわち、最終表示位置)に戻す。
これにより制御部20は、ユーザにより斜め他方向摺動操作を中断するために情報表示面12Aから親指が離されたときや、誤操作に気付いて情報表示面12Aから親指が離されたときに、各ソートアイコン160乃至167がアーティスト選択画面100上から完全に消去されることを回避することができる。
すなわち、制御部20は、アーティスト選択画面100上から各ソートアイコン160乃至167を消去するつもりがないにもかかわらずに、アーティスト選択画面100上から各ソートアイコン160乃至167を消去したことで、この後、再び各ソートアイコン160乃至167を表示させるように無駄に操作させることを回避することができる。
ところで制御部20は、情報表示面12Aにリストモードのジャンル選択画面40やアーティスト選択画面50、アルバム選択画面60、音楽選択画面70を表示した場合に斜め一方向摺動操作が行われてアイコン表示命令が入力されると、上述と同様にソートアイコン160乃至167を表示する。
また制御部20は、情報表示面12Aにビジュアルモードのジャンル選択画面90やアルバム選択画面110、音楽選択画面120を表示した場合に斜め一方向摺動操作が行われてアイコン表示命令が入力されても、上述と同様にソートアイコン160乃至167を表示する。
そして制御部20は、リストモードのジャンル選択画面40やアーティスト選択画面50、アルバム選択画面60、音楽選択画面70にソートアイコン160乃至167を重畳させて表示した状態で斜め他方向摺動操作が行われてアイコン消去命令が入力されると、上述と同様にソートアイコン160乃至167を消去する。
また制御部20は、ビジュアルモードのジャンル選択画面90やアルバム選択画面110、音楽選択画面120にソートアイコン160乃至167を重畳させて表示した状態で斜め他方向摺動操作が行われてアイコン消去命令が入力されても、上述と同様にソートアイコン160乃至167を消去する。
ところで制御部20は、例えば、情報表示面12Aにビジュアルモードの音楽再生画面130を単独で表示した状態で、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われてアイコン表示命令が入力されると、当該音楽再生画面130上には上述のソートアイコン160乃至167とは異なる複数のメニューアイコンを表示して表示状態を変更する。
すなわち、図25との対応部分に同一符号を付した図31に示すように、制御部20は、このときユーザによって行われた斜め一方向摺動操作に応じて、情報表示面12Aに単独で表示していた音楽再生画面130に複数のメニューアイコン170乃至176を重畳させて表示する。
各メニューアイコン170乃至176は、それぞれ異なる形状や絵柄に形成されている。そして各メニューアイコン170乃至176は、例えば、その形状や絵柄により、インターネット上の種々の情報提供装置に情報を検索要求する処理の種類(すなわち、実行可能な処理メニューの項目)を示している。
因みに、これら各メニューアイコン170乃至176は、実行可能な検索要求処理の種類を示していることにより、以下の説明では、これら各メニューアイコン170乃至176を、特に検索アイコン170乃至176とも呼ぶ。
実際に検索アイコン170乃至176としては、例えば、情報提供装置に所望のアーティストの音楽データを購入用に検索要求するための検索要求処理を示すものや、情報提供装置に所望のアーティストに関連する書籍を検索要求するための検索要求処理を示すものがある。
また検索アイコン170乃至176としては、例えば、情報提供装置に所望のアーティストの経歴を検索要求するための検索要求処理を示すものや、情報提供装置に所望のアーティストに関連するイベント情報を検索要求するための検索要求処理を示すものもある。
さらに検索アイコン170乃至176としては、例えば、情報提供装置に所望のアーティストに関連する音楽(すなわち、所望のアーティストが他のアーティストと共演して演奏した音楽や、他のアーティストに提供した音楽等)を検索要求するための検索要求処理を示すものもある。
さらに検索アイコン170乃至176としては、例えば、情報提供装置に所望のアーティストに関連するテキスト情報(すなわち、再生中の音楽データに基づく音楽の歌詞等)を検索要求するための検索要求処理を示すものもある。
さらにまた検索アイコン170乃至176としては、例えば、情報提供装置に所望のアーティストに関連する動画像(すなわち、所望のアーティストのミュージッククリップ等)を検索要求するための検索要求処理を示すものもある。
そして携帯再生装置10では、斜め一方向摺動装置に応じて音楽再生画面130上に各検索アイコン170乃至176を重畳させて表示した場合、情報表示面12Aにおいて当該検索アイコン170乃至176の表示部分と対向する所定領域をタップ操作用の操作終了タッチ領域に設定している。
また携帯再生装置10では、情報表示面12Aにおいて各検索アイコン170乃至176の表示部分と対向する所定領域内がタップ操作されたときに入力可能な命令を、当該検索アイコン170乃至176が示す検索要求処理の実行命令に設定している。
従って制御部20は、音楽再生画面130上に各検索アイコン170乃至176を重畳させて表示した状態で情報表示面12Aに対しタップ操作が行われて検索要求処理の実行命令が入力されると、その検索要求処理を実行する。
この際、制御部20は、例えば、この時点に再生中の音楽データに対応するアーティスト名を検索キーとして、当該検索キーを実行中の検索要求処理に対応する検索条件と共に格納し、その検索条件に従って所望の情報の検索を要求する検索要求データを生成する。
さらに制御部20は、予めネットワークアドレス等で登録している種々の情報提供装置のうち、その検索条件で所望の情報を検索可能な情報提供装置を選択する。
そして制御部20は、検索要求データを無線通信部35により最寄りのアクセスポイントを介してインターネット上の、その選択した情報提供装置に送信する。
その結果、制御部20は、情報提供装置から検索要求データに含まれる検索キーを用いて所望の情報が検索され、当該所望の情報を提示可能な表示画面データがアクセスポイント経由で送信されると、表示画面データを無線通信部35によって受信して取り込む。
そして制御部20は、その表示画面データを表示部12に送出することにより当該表示画面データに基づき図32に示すような表示画面(以下、これを検索情報画面とも呼ぶ)180を表示する。
この場合、検索情報画面180には、例えば、検索キーとしてのアーティスト名のアーティストにより発表されたアルバムのアルバムタイトル181とジャケット写真画像182とが一覧表示されている。
また検索情報画面180には、例えばタップ操作により入力可能な命令として、アルバムの購入命令を示すアイコン183も表示されている。
検索情報画面180の表示画面データには、例えば、当該検索情報画面180を表示した情報表示面12Aに対するタップ操作により購入命令を入力可能にするための処理手法を示す情報が付加されている。
よって携帯再生装置10では、情報表示面12Aに検索情報画面180を表示した場合、当該情報表示面12Aにおいてアイコン183の表示部分と対向する所定領域をタップ操作用の操作終了タッチ領域に設定する。
これにより携帯再生装置10では、検索情報画面180を表示した情報表示面12Aの操作終了タッチ領域内がタップ操作されると、購入命令を入力させることができる。
そして制御部20は、検索情報画面180を表示した情報表示面12Aに対しタップ操作が行われて購入命令が入力されると、処理手法を示す情報に従い、ユーザによりタップ操作で購入命令の入力と共に選択されていたアルバムとして音楽データを購入要求する購入要求データ情報を生成する。
よって制御部20は、その購入要求データを無線通信部35により最寄りのアクセスポイントを介してインターネット上の情報提供装置に送信し、かくして上述した場合と同様に、その情報提供装置から送信された音楽データをコンテンツ記憶部22に記録するようにして購入することができる。
ところで制御部20は、情報表示面12Aにビジュアルモードの音楽再生画面130を表示した場合に斜め一方向摺動操作が行われてアイコン表示命令が入力されると、上述したソートアイコン160乃至167を表示する場合と同様に検索アイコン170乃至176を表示する。
また制御部20は、ビジュアルモードの音楽再生画面130に検索アイコン170乃至176を重畳させて表示した状態で斜め他方向摺動操作が行われてアイコン消去命令が入力されると、上述したソートアイコン160乃至167を消去する場合と同様に検索アイコン170乃至176を消去する。
さらに制御部20は、情報表示面12Aにリストモードの音楽再生画面80を表示した場合に斜め一方向摺動操作が行われてアイコン表示命令が入力されても、上述したソートアイコン160乃至167を表示する場合と同様に検索アイコン170乃至176を表示する。
また制御部20は、リストモードの音楽再生画面80に検索アイコン170乃至176を重畳させて表示した状態で斜め他方向摺動操作が行われてアイコン消去命令が入力されても、上述したソートアイコン160乃至167を消去する場合と同様に検索アイコン170乃至176を消去する。
(2−3)情報処理手順
次いで、図33乃至図34を用いて、制御部20が斜め一方向摺動操作及び斜め他方向摺動操作に応じてソートアイコン160乃至167や検索アイコン170乃至176を表示しまた消去する情報処理手順について説明する。
因みに、以下の情報処理手順の説明では、ソートアイコン160乃至167や検索アイコン170乃至176を、便宜上、まとめてメニューアイコンとも呼ぶ。
また、以下の情報処理手順の説明では、図16乃至図25について上述したジャンル選択画面40及び90やアーティスト選択画面50及び100等を、便宜上、まとめて表示画面とも呼ぶ。
制御部20は、表示部12の情報表示面12Aに図16乃至図25について上述した表示画面を表示した状態で当該情報表示面12Aがタッチ操作され、タッチ位置検出部24によりタッチ位置が検出され始めると、図33に示す情報処理手順RT1を開始する。
制御部20は、かかる情報処理手順RT1を開始すると、ステップSP1において、このとき情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が命令入力用に実行可能であるか否かを判別する。
このステップSP1において肯定結果が得られると、このことは例えば、情報表示面12Aに表示した表示画面上にメニューアイコンを未だ表示してはいないため、メニューアイコンの表示用に斜め一方向摺動操作の実行される可能性があることを表している。
制御部20は、ステップSP1において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP2に移る。ステップSP2において制御部20は、斜め一方向摺動操作に応じて、外部から表示画面内にメニューアイコンを引き込んで表示するアイコン引込表示処理を実行した後、次のステップSP3に移り、かかる情報処理手順RT1を終了する。
またステップSP1において否定結果が得られると、このことは例えば、情報表示面12Aに表示した表示画面上にすでにメニューアイコンを表示しているため、メニューアイコンの消去用に斜め他方向摺動操作の実行される可能性があることを表している。
制御部20は、ステップSP1において、かかる否定結果を得ると、ステップSP4に移る。ステップSP4において制御部20は、斜め他方向摺動操作に応じて、表示画面上のメニューアイコンを外部に追い出して消去するアイコン追出消去処理を実行した後、次のステップSP3に移り、かかる情報処理手順RT1を終了する。
実際に制御部20は、ステップSP2に移ると、図34に示すアイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を開始する。
制御部20は、かかるアイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を開始すると、ステップSP11において開始時点タッチ位置が操作開始タッチ領域内に入っているか否かを判別する。
このステップSP11において肯定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに対し、タッチ操作として斜め一方向摺動操作、又は操作開始タッチ領域を操作終了タッチ領域とするタップ操作が行われている可能性があることを表している。
よって制御部20は、ステップSP11において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP12に移る。
ステップSP12において制御部20は、タッチ操作継続時間が比較基準時間を経過したか否かを判別する。
このステップSP12において肯定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに親指を比較基準時間以上接触させていることにより、タッチ操作として斜め一方向摺動操作が行われている可能性が高いことを表している。
よって制御部20は、ステップSP12において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP13に移る。
ステップSP13において制御部20は、最大変位量が比較基準変位量以上であるか否かを判別する。
このステップSP13において肯定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに接触している親指が滑るように動かされていることにより、タッチ操作として斜め一方向摺動操作が行われている可能性がさらに高いことを表している。
よって制御部20は、ステップSP13において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP14に移る。
ステップSP14において制御部20は、タッチ位置間線分角度が、斜め一方向摺動操作判別用の判別条件に含まれている方向検出用角度範囲内の角度であるか否かを判別する。
このステップSP14において肯定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに対して行われたタッチ操作が、斜め一方向摺動操作であることを表している。
よって制御部20は、ステップSP14において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP15に移る。
ステップSP15において制御部20は、メニューアイコンを操作開始タッチ領域の外側から表示画面内に引き込むように移動させ始める。
また制御部20は、斜め一方向摺動操作により情報表示面12A上で変位しているタッチ位置のタッチ位置変位速度が比較基準速度以上であるか否かを判別する。
このステップSP15において肯定結果が得られると、このことは斜め一方向摺動操作により情報表示面12A上で親指が比較的早く動かされていることを表している。
よって制御部20は、ステップSP15において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP16に移る。
そしてステップSP16において制御部20は、操作開始タッチ領域の外側から表示画面内に引き込むように移動させていたメニューアイコンを最終表示位置まで急激に移動させる。
これにより制御部20は、表示画面の最終表示位置にメニューアイコンを重畳させて固定的に表示して、次のステップSP17に移り、かかるアイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を終了する。
そして制御部20は、このようにアイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を終了すると、情報処理手順RT1のステップSP3に移る。
ところで、上述したステップSP15において否定結果が得られると、このことは斜め一方向摺動操作により情報表示面12A上で親指が比較的ゆっくりと動かされていることを表している。
よって制御部20は、ステップSP15において、かかる否定結果を得ると、ステップSP18に移る。
ステップSP18において制御部20は、メニューアイコンを、情報表示面12A上で移動している親指に追従させるようにして、操作開始タッチ領域の外側から表示画面内に徐々に引き込むように移動させて、次のステップSP19に移る。
ステップSP19において制御部20は、タッチ軌跡長さが比較基準長さ以上になったか否かを判別する。
このステップSP19において肯定結果が得られると、このことは情報表示面12A上で親指が操作開始タッチ領域内から、最終表示位置と対向する位置の近くまで移動したことを表している。
よって制御部20は、ステップSP19において、かかる肯定結果を得ると、ステップSP16に移る。
またステップSP19において否定結果が得られると、このことは情報表示面12A上で親指が操作開始タッチ領域内から出るように移動してはいるものの、未だ操作開始タッチ領域からそれほど離れてはいないことを表している。
よって制御部20は、ステップSP19において、かかる否定結果を得ると、ステップSP20に移る。
ステップSP20において制御部20は、ユーザにより情報表示面12Aに対して行われていた斜め一方向摺動操作が終了したか否かを判別する。
このステップSP20において否定結果が得られると、このことはユーザにより情報表示面12A上で親指が動かされていて、斜め一方向摺動操作が行われている途中であることを表している。
よって制御部20は、ステップSP20において、かかる否定結果を得ると、ステップSP18に戻る。
これに対してステップSP20において肯定結果が得られると、このことはメニューアイコンを表示画面の最終表示位置に未だ表示し終えてはいないものの、ユーザにより情報表示面12Aから親指が離されて斜め一方向摺動操作が中断されたことを表している。
よって制御部20は、ステップSP20において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP21に移る。
ステップSP21において制御部20は、操作開始タッチ領域の外部から表示画面内に引き込みかけていたメニューアイコンを、当該表示画面内から操作開始タッチ領域の外部へ追い出すように戻して消去した後、ステップSP17に移る。
これによりステップSP17において制御部20は、アイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を終了する。
因みに、上述のステップSP12において否定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに対し、操作開始タッチ領域を操作終了タッチ領域とするタップ操作が行われて階層戻し命令が入力されたことを表している。
よって制御部20は、ステップSP12において、かかる否定結果を得ると、ステップSP22に移る。そしてステップSP22において制御部20は、情報表示面12Aに表示する表示画面を、1つ上の階層の表示画面に戻した後、ステップSP17に移ってアイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を終了する。
また上述のステップSP11において否定結果が得られると、このことは、情報表示面12Aに対し、斜め一方向摺動操作、及び操作開始タッチ領域を操作終了タッチ領域とするタップ操作とは異なるタッチ操作が行われている可能性があることを表している。
よって制御部20は、ステップSP11において、かかる否定結果を得ると、その斜め一方向摺動操作及びタップ操作とは異なるタッチ操作が行われているか否かを判別する。
そして制御部20は、何ら命令が入力されなければ、そのままステップSP17に移り、タッチ操作により命令が入力されると、その命令に応じた処理を実行した後、ステップSP17に移ってアイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を終了する。
さらに上述のステップSP13において否定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに接触している親指がほとんど動かされてはないことにより、斜め一方向摺動操作は行われていないことを表している。
よって制御部20は、ステップSP13において、かかる否定結果を得ると、ステップSP17に移ってアイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を終了する。
さらに上述のこのステップSP14において否定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに接触している親指が斜め一方向摺動操作のための移動方向とは異なる方向へ動かされており、斜め一方向摺動操作は行われていないことを表している。
よって制御部20は、ステップSP14において、かかる否定結果を得ると、ステップSP17に移ってアイコン引込表示処理サブルーチンSRT1を終了する。
一方、制御部20は、ステップSP4に移ると、図35に示すアイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を開始する。
制御部20は、かかるアイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を開始すると、ステップSP31において開始時点タッチ位置が操作終了タッチ領域内に入っているか否かを判別する。
このステップSP31において肯定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに対し、タッチ操作として斜め他方向摺動操作とは異なるタッチ操作が行われている可能性があることを表している。
よって制御部20は、ステップSP31において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP32に移る。
ステップSP32において制御部20は、タッチ操作継続時間が比較基準時間に達する前にタッチ操作が終了したか否かを判別する。
このステップSP32において肯定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに対しタッチ操作としてタップ操作が行われていることを表している。
よって制御部20は、ステップSP32において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において制御部20は、そのタップ操作によって入力された命令に応じた処理を実行した後、次のステップSP34に移って、かかるアイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を終了する。
そして制御部20は、このようにアイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を終了すると、情報処理手順RT1のステップSP3に移る。
因みに、制御部20は、上述のステップSP33において否定結果を得ると、斜め他方向摺動操作及びタップ操作とは異なるタッチ操作が行われているか否かを判別する。
そして制御部20は、何ら命令が入力されなければ、そのままステップSP34に移り、タッチ操作により命令が入力されると、その命令に応じた処理を実行した後、ステップSP34に移ってアイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を終了する。
ところで上述のステップSP31において否定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに対し、タッチ操作として斜め他方向摺動操作が行われている可能性があることを表している。
よって制御部20は、ステップSP31において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP35に移る。
ステップSP35において制御部20は、最大変位量が比較基準変位量以上であるか否かを判別する。
このステップSP35において肯定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに接触している親指が滑るように動かされていることにより、タッチ操作として斜め他方向摺動操作が行われている可能性がさらに高いことを表している。
よって制御部20は、ステップSP35において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP36に移る。
ステップSP36において制御部20は、タッチ位置間線分角度が、斜め他方向摺動操作判別用の判別条件に含まれている方向検出用角度範囲内の角度であるか否かを判別する。
このステップSP36において肯定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに対して行われたタッチ操作が、斜め他方向摺動操作であることを表している。
よって制御部20は、ステップSP36において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP37に移る。
ステップSP37において制御部20は、表示画面の最終表示位置のメニューアイコンを操作開始タッチ領域の外側へ追い出すように移動させ始める。
また制御部20は、斜め他方向摺動操作により情報表示面12A上で変位しているタッチ位置のタッチ位置変位速度が比較基準速度以上であるか否かを判別する。
このステップSP37において肯定結果が得られると、このことは斜め他方向摺動操作により情報表示面12A上で親指が比較的早く動かされていることを表している。
よって制御部20は、ステップSP37において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP38に移る。
そしてステップSP38において制御部20は、表示画面内から操作開始タッチ領域の外側へ追い出すように移動させていたメニューアイコンを当該操作開始タッチ領域の外側へ急激に移動させる。
これにより制御部20は、メニューアイコンを表示画面内から操作開始タッチ領域の外部へ完全に追い出して消去した後、ステップSP34に移り、かかるアイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を終了する。
また上述したステップSP37において否定結果が得られると、このことは斜め他方向摺動操作により情報表示面12A上で親指が比較的ゆっくりと動かされていることを表している。
よって制御部20は、ステップSP37において、かかる否定結果を得ると、ステップSP39に移る。
ステップSP39において制御部20は、メニューアイコンを、情報表示面12A上で移動している親指に追従させるようにして、表示画面内から操作開始タッチ領域の外側へ徐々に追い出すように移動させて、次のステップSP40に移る。
ステップSP40において制御部20は、タッチ軌跡長さが比較基準長さ以上になったか否かを判別する。
このステップSP40において肯定結果が得られると、このことは情報表示面12A上で親指が操作開始タッチ領域の近くまで移動したことを表している。
よって制御部20は、ステップSP40において、かかる肯定結果を得ると、ステップSP38に移る。
またステップSP40において否定結果が得られると、このことは情報表示面12A上で親指が操作開始タッチ領域に向かって移動してはいるものの、未だ操作開始タッチ領域から比較的離れていることを表している。
よって制御部20は、ステップSP40において、かかる否定結果を得ると、ステップSP41に移る。
ステップSP41において制御部20は、ユーザにより情報表示面12Aに対して行われていた斜め他方向摺動操作が終了したか否かを判別する。
このステップSP41において否定結果が得られると、このことはユーザにより情報表示面12A上で親指が動かされていて、斜め他方向摺動操作が行われている途中であることを表している。
よって制御部20は、ステップSP41において、かかる否定結果を得ると、ステップSP39に戻る。
これに対してステップSP41において肯定結果が得られると、このことは表示画面上からメニューアイコンを未だ消去し終えてはいないものの、ユーザにより情報表示面12Aから親指が離されて斜め他方向摺動操作が中断されたことを表している。
よって制御部20は、ステップSP41において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP42に移る。
ステップSP42において制御部20は、表示画面上から操作開始タッチ領域の外部へ追い出しかけていたメニューアイコンを、当該表示画面上に引き込むように戻して最終表示位置に表示した後、ステップSP34に移る。
これによりステップSP34において制御部20は、アイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を終了する。
因みに、上述のステップSP35において否定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに接触している親指がほとんど動かされてはないことにより、斜め他方向摺動操作は行われていないことを表している。
よって制御部20は、ステップSP35において、かかる否定結果を得ると、ステップSP34に移ってアイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を終了する。
また上述のこのステップSP36において否定結果が得られると、このことは、このとき情報表示面12Aに接触している親指が斜め他方向摺動操作のための移動方向とは異なる方向へ動かされており、斜め他方向摺動操作は行われていないことを表している。
よって制御部20は、ステップSP36において、かかる否定結果を得ると、ステップSP34に移ってアイコン追出消去処理サブルーチンSRT2を終了する。
(2−4)第1の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、携帯再生装置10は、片手又は両手で挟持可能な本体部11を有し、当該本体部11の正面11Aに配置されたタッチ操作可能な情報表示面12Aに種々の表示画面を表示する。
この状態で携帯再生装置10は、情報表示面12Aに対しタッチ操作が行われて親指が接触すると、そのタッチ位置を検出し、当該検出したタッチ位置を示すタッチ位置検出データを生成する。
また携帯再生装置10は、そのタッチ位置検出データに基づき、情報表示面12Aに対して行われたタッチ操作の種類を判別する。
その結果、携帯再生装置10は、情報表示面12Aに対して行われたタッチ操作が、当該情報表示面12Aにおいて利き手の親指を、本体部11を挟持している利き手の小指側の操作開始タッチ領域内から、当該親指側の画面縁部に斜めに向かう斜め一方向へ滑らすように移動させる斜め一方向摺動操作であると判別すると、表示画面にメニューアイコンを重畳させて表示する。
このようにして携帯再生装置10は、手で本体部11が挟持されたときに当該手の親指が情報表示面12Aと対向するように位置すると、親指をその根本部分を支点として斜め一方向へ動かし易いことを利用して、メニューアイコンを表示させるためのアイコン表示命令を入力する際、情報表示面12Aに対しタッチ操作として斜め一方向摺動操作を行わせている。
従って携帯再生装置10は、手で本体部11を挟持させながら当該本体部11を挟持している手の親指によって情報表示面12A上でタッチ操作としての斜め一方向摺動操作を行わせるだけで、情報表示面12Aにメニューアイコンを表示させることができる。
以上の構成によれば、携帯再生装置10は、挟持可能な本体部11の正面11Aに配置された情報表示面12Aに対するタッチ操作のタッチ位置を検出してタッチ位置検出データを生成し、そのタッチ位置検出データに基づき、表示部12の情報表示面12Aに対するタッチ操作がタッチ位置を情報表示面12Aの操作開始タッチ領域内から斜め一方向へ連続的に変位させる斜め一方向摺動操作であると判別すると、情報表示面12Aにメニューアイコンを表示するようにした。
これにより携帯再生装置10は、手で本体部11を挟持させながら当該本体部11を挟持している手の親指によって情報表示面12A上でタッチ操作としての斜め一方向摺動操作を行わせるだけで、情報表示面12Aにメニューアイコンを表示することができる。よって携帯再生装置10は、タッチ操作による操作性を格段的に向上させることができる。
また携帯再生装置10は、斜め一方向摺動操作を行う場合に、情報表示面12Aの操作開始タッチ領域に親指を接触させるようにし、当該斜め一方向摺動操作については操作開始タッチ領域内に親指が接触したことを検出したうえで判別するようにした。
これにより携帯再生装置10は、情報表示面12Aの表示状態により、斜め一方向摺動操作と共に、画面摺動操作が実行可能な場合でも、斜め一方向摺動操作を画像摺動操作として誤って判別することを防止することができる。
また携帯再生装置10は、情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作が行われると、メニューアイコンを操作開始タッチ領域の外側から表示画面内に引き込むように移動させて最終表示位置に表示するようにした。
このため携帯再生装置10は、斜め一方向摺動操作を行うことで実行される処理を直感的に理解し易くすることができる。
さらに携帯再生装置10は、本体部11の挟持姿勢を検出すると共に、当該本体部11が挟持されるときのユーザの利き手も検出し、その検出結果に応じて、操作開始タッチ領域の位置を変更し、かつ斜め一方向を規定し直すようにしてタッチ操作が斜め一方向摺動操作であることを判別するための判別条件を変更するようにした。
これにより携帯再生装置10は、本体部11がユーザにより片手及び両手の何れで挟持されても、またユーザの利き手が右手及び左手の何れであっても、当該利き手の親指の動かし方(すなわち、親指を根元部分を支点にして当該親指の腹で円弧を描くような動かし方)を特には変えさせることなく斜め一方向摺動操作を行わせることができ、操作性を格段的に向上させることができる。
さらに携帯再生装置10は、情報表示面12Aに対し、提示内容を階層的に変化させるような複数の表示画面を順次切り替えて表示する場合、当該情報表示面12Aに表示する表示画面の階層に応じて、斜め一方向摺動操作が行われたときに入力可能な命令を変更し、種別の異なるメニューアイコン(すなわち、ソートアイコン160乃至167と検索アイコン170乃至176とのように種別の異なるメニューアイコン)を表示するようにした。
よって携帯再生装置10は、1つの斜め一方向摺動操作でも、複数種類の命令を入力させることができる。
さらに携帯再生装置10は、情報表示面12Aに対してタッチ操作が行われたとき、そのタッチ操作が、当該情報表示面12Aにおいて親指を、当該親指側の画面縁部寄りから操作開始タッチ領域へ斜めに向かう斜め他方向へ滑らすように移動させる斜め他方向摺動操作であると判別すると、表示画面に重畳させて表示していたメニューアイコンを消去させるようにした。
この場合も、携帯再生装置10は、手で本体部11を挟持させながら当該本体部11を挟持している手の親指によって情報表示面12A上でタッチ操作としての斜め他方向摺動操作を行わせるだけで、情報表示面12Aからメニューアイコンを消去することができる。
そして携帯再生装置10は、情報表示面12Aに対して斜め他方向摺動操作が行われると、メニューアイコンを表示画面内から操作開始タッチ領域の外側へ追い出すように移動させて当該表示画面上から消去するようにした。
このため携帯再生装置10は、斜め他方向摺動操作を行うことで実行される処理も直感的に理解し易くすることができる。
また携帯再生装置10は、本体部11の挟持姿勢及びユーザの利き手の検出結果に応じて、斜め他方向を規定し直すようにして、タッチ操作が斜め他方向摺動操作であることを判別するための判別条件も変更するようにした。
これにより携帯再生装置10は、本体部11がユーザにより片手及び両手の何れで挟持されても、またユーザの利き手が右手及び左手の何れであっても、当該利き手の親指の動かし方(すなわち、親指を根元部分を支点にして当該親指の腹で円弧を描くような動かし方)を特には変えさせることなく斜め他方向摺動操作を行わせることができ、操作性を格段的に向上させることができる。
(3)第2の実施の形態
本発明による情報処理装置を適用した第2の実施の形態による携帯再生装置について説明する。かかる携帯再生装置は、上述した第1の実施の形態による携帯再生装置10とほぼ同じ外観形状を有している。
このため第2の実施の形態による携帯再生装置についても、第1の実施の形態による携帯再生装置10と同様にユーザに対し利き手である右手や左手のみ(すなわち、片手)で挟持させ得ると共に、両手で挟持させることもできるようになされている。
次いで、図36を用いて、携帯再生装置200のハードウェア回路ブロックによるハードウェア回路構成について説明する。
かかる携帯再生装置200は、筐体表面に設けられた各種操作キーでなる操作入力部201がユーザにより押下操作されると、当該操作入力部201でこれを認識し、その押下操作に応じた操作入力信号を入力処理部202に送出する。
入力処理部202は、操作入力部201から供給された操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換しバス203を介して中央処理ユニット204に送出する。
またタッチパネルドライバ205は、ディスプレイ206の情報表示面に設けられたタッチパネル207を介して当該情報表示面がタッチ操作されると、その情報表示面における親指のタッチ位置を検出する。
そしてタッチパネルドライバ205は、その検出したタッチ位置を示すタッチ位置検出データを生成して、当該生成したタッチ位置検出データを中央処理ユニット204に送出する。
中央処理ユニット204は、ROM208、又は半導体メモリやハードディスクドライブでなる記憶部209に予め記憶された基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムを、バス203を介してRAM210に読み出す。
そして中央処理ユニット204は、RAM210上で展開した各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部202から与えられる操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
また中央処理ユニット204は、タッチパネルドライバ205から与えられたタッチ位置検出データと、その際のディスプレイ206の表示状態とに基づいて、情報表示面に対するタッチ操作で入力された命令を検出する。
そして中央処理ユニット204は、タッチ操作で入力された(すなわち、検出した命令)に応じた各種処理を実行する。
これにより中央処理ユニット204は、情報表示面に対するタッチ操作によりテレビジョン放送を受信するための受信命令が入力されると、テレビジョン放送波をテレビジョンアンテナ211で受信してテレビジョンチューナ部212に取り込む。
テレビジョンチューナ部212は、テレビジョン放送波の中から、ユーザにより選局されたテレビジョン放送局で放送されているテレビジョン番組の映像データを抽出して所定の受信処理を施し、その結果得られる番組画像の画像データ及び番組音声の音声データを中央処理ユニット204に送出する。
中央処理ユニット204は、テレビジョンチューナ部212から与えられた画像データ及び音声データのうち当該画像データを、表示処理部213を介してディスプレイ206に送出することにより情報表示面に対し当該画像データに基づく番組画像を表示する。
また中央処理ユニット204は、音声データを、データ処理回路214を介してヘッドホン215に送出することにより、当該ヘッドホン215から音声データに基づく番組音声を出力させる。
これにより中央処理ユニット204は、ユーザに対し所望のテレビジョン放送局で放送されているテレビジョン番組を視聴させることができる。
ところで中央処理ユニット204は、例えば、テレビジョン放送の受信処理中に情報表示面に対するタッチ操作によりテレビジョン番組を録画するための録画命令が入力されると、テレビジョンチューナ部212から与えられている画像データ及び音声データに対応する録画番組関連情報を生成する。
そして中央処理ユニット204は、そのテレビジョンチューナ部212から与えられている画像データ及び音声データを録画番組関連情報と共に記憶部209に送出して、当該記憶部209に画像データ及び音声データと録画番組関連情報とを対応付けて記憶する。これにより中央処理ユニット204は、テレビジョン番組を録画することができる。
また中央処理ユニット204は、例えば、情報表示面に対するタッチ操作によりラジオ放送を受信するための受信命令が入力されると、ラジオ放送波をラジオアンテナ216で受信してラジオチューナ部217に取り込む。
ラジオチューナ部217は、ラジオ放送波の中からユーザにより選局されたラジオ放送局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる番組音声の音声データを中央処理ユニット204に送出する。
中央処理ユニット204は、ラジオチューナ部217から与えられた音声データを、データ処理回路214を介してヘッドホン215に送出することにより、当該ヘッドホン215から音声データに基づく番組音声を出力させる。
これにより中央処理ユニット204は、ユーザに対し所望のラジオ放送局で放送されているラジオ番組の番組音声を聴かせることができる。
ところで中央処理ユニット204は、例えば、ラジオ放送の受信処理中に情報表示面に対するタッチ操作によりラジオ放送を録音するための録音命令が入力されると、ラジオチューナ部217から与えられている音声データに対応する録音番組関連情報を生成する。
そして中央処理ユニット204は、そのラジオチューナ部217から与えられている音声データ及び録音番組関連情報を記憶部209に送出して、当該記憶部209に音声データと録音番組関連情報とを対応付けて記憶する。これにより中央処理ユニット204は、ラジオ番組を録音することができる。
さらに中央処理ユニット204は、情報表示面に対するタッチ操作により情報を閲覧するための閲覧命令が入力されると、送受信回路218及びアンテナ219を順次介して例えば、最寄りのアクセスポイント経由でインターネット上の情報提供装置(図示せず)にアクセスして情報の閲覧を要求する。
その結果、中央処理ユニット204は、情報提供装置から所望の情報を提示するための表示画面データがインターネット及び最寄りのアクセスポイントを順次介して送信されると、その表示画面データをアンテナ219及び送受信回路218で受信して取り込む。
そして中央処理ユニット204は、その表示画面データを、表示処理部213を介してディスプレイ206に送出することにより情報表示面に当該表示画面データに基づく表示画面を表示して所望の情報を閲覧させる。
さらに中央処理ユニット204は、情報表示面に対するタッチ操作により所望の音楽データを購入するための購入命令が入力されると、送受信回路218及びアンテナ219を順次介して例えば、最寄りのアクセスポイント経由でインターネット上の情報提供装置(図示せず)にアクセスして音楽データの購入を要求する。
その結果、中央処理ユニット204は、情報提供装置から音楽データの購入に対する課金処理が完了して、当該音楽データが音楽関連情報と共にインターネット及び最寄りのアクセスポイントを順次介して送信されると、その音楽データ及び音楽関連情報をアンテナ219及び送受信回路218で受信して取り込む。
そして中央処理ユニット204は、その音楽データ及び音楽関連情報を記憶部209に送出して、当該記憶部209に音楽データと音楽関連情報とを対応付けて記憶する。これにより中央処理ユニット204は、音楽データを購入することができる。
ところで中央処理ユニット204は、携帯再生装置が外部のコンピュータ装置(図示せず)に有線接続又は無線接続されると、当該コンピュータ装置を主体として従属的に機能する。
これにより中央処理ユニット204は、コンピュータ装置から音楽データ及び音楽関連情報が転送されると、当該転送された音楽データ及び音楽関連情報を、外部装置インタフェース220を介して取り込む。
そして中央処理ユニット204は、その音楽データ及び音楽関連情報を記憶部209に送出して、当該記憶部209に音楽データと音楽関連情報とを対応付けて記憶する。
また中央処理ユニット204は、コンピュータ装置から、音楽データのプレイリストが転送されると、当該転送されたプレイリストを、外部装置インタフェース220を介して取り込んで記憶部209に送出し、当該記憶部209にプレイリストを記憶する。
さらに中央処理ユニット204は、コンピュータ装置から映像データ及び映像関連情報が転送されると、当該転送された映像データ及び映像関連情報を、外部装置インタフェース220を介して取り込む。
そして中央処理ユニット204は、その映像データ及び映像関連情報を記憶部209に送出して、当該記憶部209に映像データと映像関連情報とを対応付けて記憶する。
さらに中央処理ユニット204は、コンピュータ装置から写真画像データ及び写真関連情報が転送されると、当該転送された写真画像データ及び写真関連情報を、外部装置インタフェース220を介して取り込む。
そして中央処理ユニット204は、その写真画像データ及び写真関連情報を記憶部209に送出して、当該記憶部209に写真画像データと写真関連情報とを対応付けて記憶する。
さらに中央処理ユニット204は、情報表示面に対するタッチ操作によりデータを再生するための再生命令が入力されると、記憶部209から音楽データや映像データ等のデータを読み出してデータ処理回路214に送出する。
データ処理回路214は、このとき中央処理ユニット204から与えられたデータに対し復号処理や誤り訂正処理等の所定の再生処理を施す。
そしてデータ処理回路214は、再生処理によって得られたデータが画像データの場合、当該画像データを、表示処理部213を介してディスプレイ206に送出することにより情報表示面に、その画像データに基づく画像(映画の画像や番組画像、写真画像等)を表示する。
またデータ処理回路214は、再生処理によって得られたデータが音声データの場合、その音声データをヘッドホン215に送出することにより、当該ヘッドホン215から音声データに基づく音声(音楽や番組音声等)を出力させる。
このようにして中央処理ユニット204は、記憶部209に記憶している音楽データやテレビジョン番組の画像データ及び音声データ等のような種々のデータを再生して、音楽やテレビジョン番組等を視聴させることができる。
ところで携帯再生装置200では、図15について上述した機能回路ブロックによるハードウェア回路構成の携帯再生装置10の機能に応じて、ROM208又は記憶部209に記憶させる各種プログラムを適宜選定する。
すなわち携帯再生装置200では、ROM208又は記憶部209に記憶させる各種プログラムを上述した情報処理手順RT1を実行させるための情報処理プログラムのように適宜選定する。
これにより携帯再生装置200は、図15について上述した携帯再生装置10と同様に機能することができる。
実際に携帯再生装置200では、中央処理ユニット204を、上述した制御部20、姿勢検出部26、判別条件変更部27及び利き手検出部28と同様に機能させることができる。
また携帯再生装置200では、操作入力部201及び入力処理部202を、上述した押下入力部23と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、タッチパネルドライバ205及びタッチパネル207を、上述したタッチ位置検出部24と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、表示処理部213及びディスプレイ206を、上述した表示部12と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、記憶部209を、上述したコンテンツ記憶部22と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、RAM210又は記憶部209を、上述したテーブル記憶部25と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、テレビジョンアンテナ211及びテレビジョンチューナ部212を、上述したテレビジョンアンテナ30及びテレビジョン受信部31と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、ラジオアンテナ216及びラジオチューナ部217を、上述したラジオアンテナ33及びラジオ受信部34と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、送受信回路部218及びアンテナ219を、上述した無線通信部21と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、外部装置インタフェース220を、上述した有線通信部21と同様に機能させることができる。
さらに携帯再生装置200では、データ処理回路214及びヘッドホン215を、上述した再生部36、出力部32と同様に機能させることができる。
従って携帯再生装置200は、図15について上述した携帯再生装置10と同様に情報処理手順RT1を実行することができる。
よって携帯再生装置200は、上述した第1の実施の形態による携帯再生装置10と同様の効果を得ることができる。
因みに携帯再生装置200では、ROM208又は記憶部209に対し予め情報処理プログラムを記憶していても良い。
また携帯再生装置200では、情報処理プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体によって当該情報処理プログラムをインストールするようにしても良い。
さらに携帯再生装置200では、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から情報処理プログラムをインストールするようにしても良い。
そして情報処理プログラムを携帯再生装置200にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、例えばフレキシブルディスクのようなパッケージメディアで実現しても良い。
また情報処理プログラムを携帯再生装置200にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアで実現しても良い。
さらに、かかるコンピュータ読取可能な記録媒体としては、パッケージメディアのみならず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に記録される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。
また、これらコンピュータ読取可能な記録媒体に情報処理プログラムを記録する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用しても良い。
さらにコンピュータ読取可能な記録媒体に情報処理プログラムを記録する手段としては、ルータやモデム等の各種通信インタフェースを利用しても良い。
(4)他の実施の形態
(4−1)他の実施の形態1
なお上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われたときに、メニューアイコンを操作開始タッチ領域の外側から表示画面内に引き込むように移動させて当該表示画面の最終表示位置に重畳させて表示するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われたときに、メニューアイコンを表示画面上に突然出現させるようにして表示するようにしても良い。
そして本発明は、情報表示面12Aに対し斜め他方向摺動操作が行われたときにも、メニューアイコンを表示画面内から操作開始タッチ領域の外側へ追い出すように移動させて消去させるだけではなく、当該表示画面上からメニューアイコンを突然消失させるようにして消去するようにしても良い。
(4−2)他の実施の形態2
また上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われたときに、表示画面にメニューアイコンを表示するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われたときに、その時点まで表示していた表示画面に替えて他の表示画面やテキスト情報、動画像、写真画像等のように、この他種々の情報を表示するようにしても良い。
ところで、かかる構成の場合、本発明は、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われたときに、他の表示画面や動画像等の種々の情報を、上述と同様に操作開始タッチ領域の外側から表示画面内に引き込むように移動させて最終的に当該表示画面に替えて表示するようにしても良い。
そして本発明は、情報表示面12Aに対し斜め他方向摺動操作が行われたときにも、他の表示画面や動画像等の種々の情報を操作開始タッチ領域の外側へ追い出すように移動させて消去すると共に、その際に元の表示画面を徐々に出現させるようにして、他の情報の表示を元の表示画面の表示に切り替えるようにしても良い。
(4―3)他の実施の形態3
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われたときに、メニューアイコンを表示画面の予め選定された最終表示位置に重畳させて表示するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、図37(A)及び(B)に示すように、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われたときに、上述したようにタッチ軌跡を検出し、表示画面において、そのタッチ軌跡が描く弓形状の仮想線から、本体部11を挟持している利き手(すなわち、斜め一方向摺動操作を行うために親指を動かした手)の親指の根元寄りの隅部までの当該親指で描かれる扇状の表示領域内に1又は複数のメニューアイコンを重畳させて表示するようにしても良い。
かかる構成によれば、本発明は、ユーザ毎に本体部11の挟持の仕方(すなわち、本体部11に対して手のひらや指をかける位置の違い)や手の大きさ、親指の長さ等が異なっても、何れのユーザの親指も情報表示面12Aにおいてメニューアイコンの表示部分と対向する所定領域に容易にかつ確実に接触させることができる。
よって本発明は、何れのユーザに対しても、情報表示面12Aにおいてメニューアイコンの表示部分と対向する所定領域内をタッチ操作させて命令を入力させることができる。
また本発明は、図38(A)及び(B)に示すように、情報表示面12Aに対し斜め一方向摺動操作が行われたときに、上述したようにタッチ軌跡を検出し、表示画面において、そのタッチ軌跡上に1又は複数のメニューアイコンを位置させて(すなわち、タッチ軌跡に沿って並べるように)重畳させて表示するようにしても良い。
かかる構成によれば、本発明は、ユーザの親指の届く部分にメニューアイコンを表示し得ることにより、何れのユーザに対しても、情報表示面12Aにおいてメニューアイコンの表示部分と対向する所定領域内をタッチ操作させて命令を入力させることができる。
ところで本発明は、図37や図38に示すように構成する場合、上述した扇状の表示領域内やタッチ軌跡上に、配置し得る分だけのメニューアイコン(すなわち、メニューアイコン自体の大きさを変えずに)を表示するようにしても良い。
これに対して本発明は、上述の扇状の表示領域の面積が大きい場合やタッチ軌跡が長い場合は、メニューアイコンの大きさを大きくし、また扇状の表示領域の面積が小さい場合やタッチ軌跡が短い場合は、メニューアイコンの大きさを小さくするように、これら扇状の表示領域の面積やタッチ軌跡の長さに応じてメニューアイコンの大きさを変更して、当該扇状の表示領域内及びタッチ軌跡上に、予め表示用に用意していたメニューアイコンを全て表示するようにしても良い。
(4―4)他の実施の形態4
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、図16乃至図25について上述したジャンル選択画面40及び90やアーティスト選択画面50及び100等の表示画面内に、他の部分とは異なる色(すなわち、異なる表示色)で表示するようにしたタッチ領域通知部49、55、65、74、93、103、113及び124を設けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、表示画面内に操作開始タッチ領域を通知するためのアイコンを設け、又は所定周期で点滅するタッチ領域通知部を設ける等のように、この他種々の構成によって操作開始タッチ領域を通知することができる。
ところで、本発明は、上述した他の実施の形態2の構成を適用した場合、図39に示すように、斜め一方向摺動操作で表示する表示画面250の1つの隅部のような一部を、操作開始タッチ領域と対向する表示画面251の所定部分に重ねて表示するようにして、当該操作開始タッチ領域の位置を通知するようにしても良い。
ところで、本発明は、例えば、斜め一方向摺動操作によって追加で表示する情報の種類や数、大きさ等によって表示画面内のタッチ領域通知部や、操作開始タッチ領域通知用のアイコンの色や形状を変化させるようにすることもできる。
また本発明は、例えば、携帯再生装置10が1つの挟持姿勢でのみ使用され、ユーザの利き手の違いによらず、操作開始タッチ領域を固定するような場合、表示画面をタッチ領域通知部を設けずに構成することもできる。かかる構成によれば、表示画面全体を、情報の提示に有効に利用させることができる。
(4―5)他の実施の形態5
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、表示画面の表示形態毎に、操作開始タッチ領域の位置を変更するものの、同一の表示形態では、当該操作開始タッチ領域の位置を予め選定された位置のまま変更しないようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、表示画面の表示形態や本体部11の挟持姿勢にかかわらずに、例えば、携帯再生装置10の起動時にユーザに対し本体部11を実際に挟持させて、タッチ操作する手の親指の腹を情報表示面12Aに接触させるようにし、その親指の腹が接触した位置を操作開始タッチ領域の位置として設定するようにしても良い。
かかる構成によれば、本発明は、ユーザ毎に本体部11の挟持の仕方(すなわち、本体部11に対して手のひらや指をかける位置の違い)や手の大きさ、親指の長さ等が異なっても、何れのユーザの親指も情報表示面12Aの操作開始タッチ領域に容易にかつ確実に接触させて斜め一方向摺動操作を行わせることができる。
ところで本発明は、このように操作開始タッチ領域の位置を任意に設定する場合、その位置が情報表示面12Aの縁部ではなく、縁部よりも中央部寄りに位置するように設定することもできる。
また本発明は、操作開始タッチ領域の位置を予め設定している場合でも、その位置を情報表示面12Aの縁部よりも中央部寄りの所定位置に設定しておくこともできる。
(4―6)他の実施の形態6
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報表示面12Aに対して一定の速度以上で、また一定の距離以親指を動かすようにして斜め一方向摺動操作が行われると、メニューアイコンを表示画面の最終表示位置に表示し、親指を一定の速度より遅く動かしかつ一定の距離に満たない位置で情報表示面12Aから離すと、メニューアイコンを操作開始タッチ領域の外側に追い出して戻すようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、情報表示面12Aに対して斜め一方向摺動操作が行われたときに、メニューアイコンを表示画面の最終表示位置に表示する前に親指の移動が一旦停止すると、その時点にメニューアイコンの移動も一旦停止させ、親指が再び動かされると、メニューアイコンも再び移動させて表示画面の最終表示位置に表示し、親指の移動が一旦停止している間に情報表示面12Aから親指が離されたときには、メニューアイコンを操作開始タッチ領域の外側に追い出して戻すようにしても良い。
かかる構成によれば、本発明は、ユーザに対し斜め一方向摺動操作で表示するメニューアイコンの種類を当該斜め一方向摺動操作の途中で確認させたうえで、当該メニューアイコンを表示し又は消去することができる。
特に、かかる構成は、斜め一方向摺動操作により表示可能な情報が例えば、表示画面毎に異なり、多数存在する場合、当該斜め一方向摺動操作の途中で当該情報の内容を確認したうえで表示の実行、中止を判断させることができる。
(4―7)他の実施の形態7
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報表示面12Aに対して何れか一方の手でのみ斜め一方向摺動操作を行わせるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、情報表示面12Aに対して常時、右手用の斜め一方向摺動操作と左手用の斜め一方向摺動操作との何れも行わせるようにしても良い。
そして、かかる構成の場合、本発明は、本体部が縦挟持姿勢で挟持されるときには、右手用及び左手用の操作開始タッチ領域を別々に設定し、本体部が横挟持姿勢で挟持されるときには、右手用及び左手用の操作開始タッチ領域を別々に設定することもできるし、1つの操作開始タッチ領域を右手用及び左手用として共用するように設定することもできる。
また本発明は、かかる構成の場合、右手用の斜め一方向摺動操作と左手用の斜め一方向摺動操作とで入力可能な命令を同じ命令に設定することもできるし、異なるように設定することもできる。
かかる構成によれば、本発明は、例えば、右手用の斜め一方向摺動操作と左手用の斜め一方向摺動操作とで入力可能な命令を同じ命令に設定した場合、ユーザに対し利き手を意識させずに左右どちらの手でも斜め一方向摺動操作を行わせることができ、操作性を一段と向上させることができる。
またかかる構成によれば、本発明は、例えば、右手用の斜め一方向摺動操作と左手用の斜め一方向摺動操作とで入力可能な命令を異なるように設定した場合、ユーザにとっては操作性の良い斜め一方向摺動操作によって、より多くの命令を入力させることができる。
(4―8)他の実施の形態8
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、本体部11を挟持する手の親指を、その手の小指側から人差し指の根元部分側への斜め一方向へ移動させるようにして一方向摺動操作を行わせるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、本体部11を挟持する手の親指を、その手の人差し指の根元部分側から小指側への斜め一方向へ移動させるようにして一方向摺動操作を行わせるようにしても良い。
すなわち、図40に示すように、携帯再生装置10では、利き手である右手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて当該右手の人差し指の根元部分側の中央部(すなわち、表示画面の画面右側中央部に対応する部分)に扇状の操作開始タッチ領域12ARを設ける。
そして携帯再生装置10は、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの操作開始タッチ領域12ARに接触させた右手の親指をそのまま、当該操作開始タッチ領域12ARから右手の小指側の隅部へ向かう斜め一方向(すなわち、表示画面の画面左下方向)へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め一方向摺動操作としても良い。
また図41に示すように、携帯再生装置10では、利き手である左手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて当該左手の人差し指の根元部分側の中央部(すなわち、表示画面の画面左側中央部に対応する部分)に扇状の操作開始タッチ領域12ASを設ける。
そして携帯再生装置10は、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの操作開始タッチ領域12ASに接触させた左手の親指をそのまま、当該操作開始タッチ領域12ASから左手の小指側の隅部へ向かう斜め一方向(すなわち、表示画面の画面右下方向)へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め一方向摺動操作としても良い。
さらに図42に示すように、携帯再生装置10では、両手により本体部11が右利き挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて右手の人差し指の根元部分側の縁部(すなわち、他端面11Dと一側面11Eとの角寄りの縁部でもあり、表示画面の画面右上隅寄りに対応する部分でもある)に扇状の操作開始タッチ領域12ATを設ける。
そして携帯再生装置10は、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの操作開始タッチ領域12ATに接触させた利き手である右手の親指をそのまま、当該操作開始タッチ領域12ATから他側面11Fの中央部へ向かう斜め一方向(すなわち、表示画面の画面下側中央方向)へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め一方向摺動操作としても良い。
さらに図43に示すように、携帯再生装置10では、両手により本体部11が左利き挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて左手の人差し指の根元部分側の縁部(すなわち、他端面11Dと他側面11Fとの角寄りの縁部でもあり、表示画面の画面左上隅寄りに対応する部分でもある)に扇状の操作開始タッチ領域12AVを設ける。
そして携帯再生装置10は、タッチ操作開始時点に情報表示面12Aの操作開始タッチ領域12AVに接触させた利き手である右手の親指をそのまま、当該操作開始タッチ領域12AVから一側面11Eの中央部へ向かう斜め一方向(すなわち、表示画面の画面下側中央方向)へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め一方向摺動操作としても良い。
携帯再生装置10では、このような構成によっても、上述した第1及び第2の実施の形態と同様に、ユーザに本体部11を挟持した手の親指を振らせるだけの簡易な操作で命令を入力させることができる。
ところで、かかる構成の携帯再生装置10(図40)では、利き手である右手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて他端面11Dと他側面11Fとの角寄りの部分に接触させた右手の親指をそのまま操作開始タッチ領域12ARに向かう斜め他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め他方向摺動操作としても良い。
また携帯再生装置10(図41)では、利き手である左手により本体部11が縦挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて他端面11Dと一側面11Eとの角寄りの部分に接触させた左手の親指をそのまま操作開始タッチ領域12ASに向かう斜め他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め他方向摺動操作としても良い。
さらに携帯再生装置10(図42)では、両手により本体部11が右利き挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて他側面11Fの中央部寄りの部分に接触させた利き手である右手の親指をそのまま操作開始タッチ領域12ATに向かう斜め他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め他方向摺動操作としても良い。
さらに携帯再生装置10(図14)では、両手により本体部11が左利き挟持姿勢で挟持されると、情報表示面12Aにおいて一側面11Eの中央部寄りの部分に接触させた利き手である左手の親指をそのまま操作開始タッチ領域12AVに向かう斜め他方向へ滑らせて動かすようなタッチ操作を、斜め他方向摺動操作としても良い。
かかる構成によれば、携帯再生装置10では、斜め一方向摺動操作に加えて斜め他方向摺動操作についても、上述した第1及び第2の実施の形態と同様に、ユーザに対し本体部11を挟持した手の親指を振らせるだけで容易に行わせることができる。
(4―9)他の実施の形態9
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報表示面12Aに対するタッチ操作として、タップ操作や長押操作、画面摺動操作、斜め一方向摺動操作及び斜め他方向摺動操作のように多種類のタッチ操作を行わせるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、情報表示面12Aに対するタッチ操作として、斜め一方向摺動操作のみ、又は斜め一方向摺動操作及び斜め他方向摺動操作のみを行わせるようにしても良い。
かかる構成によれば、本発明は、命令を入力する際にタッチ操作の種類を全く又はほとんど意識させることなく、操作性をより向上させることができる。
(4―10)他の実施の形態10
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報表示面12Aに対して画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作が行われると、情報表示面12Aに表示する表示画面の表示モードを切り換えるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、情報表示面12Aに対して画面右方向摺動操作や画面左方向摺動操作が行われたことに応じて、例えば、再生用の音楽データを選択するための表示画面と、再生用の映像データを選択するための表示画面とを切り換え、又は映像や写真画像等のような再生する情報を切り換えて、その再生する情報の表示を切り換える等ように、この他種々の切り換えを行うことができる。
(4―11)他の実施の形態11
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、本発明による情報処理装置を、図1乃至図43について上述した情報処理装置1、携帯再生装置10及び200に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistance )、ゲーム機器等の携帯型の情報処理装置等のように、この他種々の構成の情報処理装置に広く適用することができる。
ところで図44に示すように、例えば、本発明を携帯型のゲーム機器260に適用した場合、上述した他の実施の形態7でも説明したように、情報表示面261に対して常時、右手用の斜め一方向摺動操作と左手用の斜め一方向摺動操作との何れも行わせるようにしても良い。
また本発明は、例えば、テレビジョン受像機のような大型のディスプレイを有する装置に適用することもできる。
本発明は、かかる構成の場合、人が腕の付け根を支点として当該腕を円弧を描くように動かし易いことを利用して、ユーザをディスプレイの情報表示面と対峙させ、指の替わりに、例えばディスプレイの情報表示面に対するタッチ操作として、腕を振らせて手で斜め一方向摺動操作や斜め他方向摺動操作を行わせ命令を入力させるようにしても良い。
かかる構成によれば、ユーザをディスプレイの情報表示面12Aに対峙させ、腕を振らせるだけの簡易な操作で命令を入力させることができる。
(4−12)他の実施の形態12
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、挟持可能な本体部として、図1乃至図44について上述した本体部2や扁平形状の本体部11を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、例えば、正面及び他面が楕円形状に形成された扁平形状のように、この他種々の形状の本体部を広く適用することができる。
(4−13)他の実施の形態13
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、本体部に対し当該本体部の正面に情報表示面を配置するように設けられ、当該情報表示面に情報を表示する表示部として、図1乃至図44について上述した表示部3及び12やディスプレイ206を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、タッチパネル機能内蔵型のディスプレイ(すなわち、タッチパネルと一体型のディスプレイ)のように、この他種々の構成の表示部を広く適用することができる。
(4−14)他の実施の形態14
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、表示部の情報表示面のタッチ位置を検出して、当該検出したタッチ位置を互いに直交する2軸を基準とした座標で表すタッチ位置検出データを生成するタッチ位置検出部として、図1乃至図44について上述したタッチ位置検出部4及び24やタッチパネルドライバ205及びタッチパネル207を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、タッチパネル機能内蔵型のディスプレイ(すなわち、ディスプレイと一体型のタッチパネル)及びタッチパネルドライバのように、この他種々の構成のタッチ位置検出部を広く適用することができる。
(4−15)他の実施の形態15
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、タッチ位置検出部により生成されたタッチ位置検出データに基づき、表示部の情報表示面のタッチ位置が当該情報表示面の所定領域内から2軸各々に沿った2方向に対して斜めな所定の斜め一方向へ連続的に変位したことを検出すると、表示部の情報表示面に所定の情報を表示させる制御部として、図1乃至図44について上述した制御部5及び20や中央処理ユニット204を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、マイクロプロセッサのように、この他種々の構成の制御部を広く適用することができる。
(4−16)他の実施の形態16
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、利き手を検出する利き手検出部として、図1乃至図44について上述した利き手検出部28や中央処理ユニット204を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、タッチパネル及びタッチパネルドライバのように、この他種々の構成の利き手検出部を広く適用することができる。
因みに、利き手検出部としてタッチパネル及びタッチパネルドライバを適用した場合、例えば、情報処理装置の起動時に、本体部を挟持している手で斜め一方向摺動操作を行わせて、その際の親指の移動方向を検出し、当該検出結果をもとに利き手を検出するようにしても良い。
(4−17)他の実施の形態17
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、利き手検出部により検出された利き手に応じて、表示部の情報表示面内における所定領域の位置を変更すると共に、斜め一方向摺動操作の判別に利用する斜め一方向を規定し直す変更部として、図1乃至図44について上述した判別条件変更部27や中央処理ユニット204を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、マイクロプロセッサのように、この他種々の構成の判別条件変更部を広く適用することができる。
(4−18)他の実施の形態18
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、本体部の挟持姿勢を検出する姿勢検出部として、図1乃至図44について上述した姿勢検出部26を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、ジャイロセンサのように、ここの他種々の構成の姿勢検出部を広く適用することができる。
因みに、姿勢検出部としてジャイロセンサを適用した場合、例えば、ユーザが情報処理装置の本体部を右手のみで挟持したときには、当該本体部が右に傾く傾向にあり、ユーザが情報処理装置の本体部を左手のみで挟持したときには、当該本体部が左に傾く傾向にあり、ユーザが情報処理装置の本体部を両手で挟持したときには、当該本体部がほぼ水平になる傾向にあるため、ジャイロセンサによって本体部の傾きを検出し、その検出結果をもとに本体部の挟持姿勢を検出するようにしても良い。
(4−19)他の実施の形態19
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、姿勢検出部により検出された本体部の挟持姿勢に応じて、表示部の情報表示面における所定領域の位置を変更すると共に、斜め一方向摺動操作の判別に利用する斜め一方向を規定し直す変更部として、図1乃至図44について上述した判別条件変更部27や中央処理ユニット204を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、マイクロプロセッサのように、この他種々の構成の判別条件変更部を広く適用することができる。
1……情報処理装置、2、11……本体部、3、12……表示部、4、24……タッチ位置検出部、5、20……制御部、10、200……携帯再生装置、12A……情報表示面、13、207……タッチパネル、26……姿勢検出部、27……判別条件変更部、28……利き手検出部、40、90……ジャンル選択画面、50、100……アーティスト選択画面、60、110……アルバム選択画面、70、120……音楽選択画面、80、130……音楽再生画面、160乃至167……ソートアイコン、170乃至176……検索アイコン、204……中央処理ユニット、205……タッチパネルドライバ、206……ディスプレイ、RT1……情報処理手順、SRT1……アイコン引込表示処理サブルーチン、SRT2……アイコン追出消去処理サブルーチン。